JP5672217B2 - 液圧成形方法 - Google Patents
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Description
このように空気が残留すれば、高圧に加圧しようとしても、残留した空気の著しい体積変化により増圧機の容量を超えてしまって、高圧を安定して維持できなくなる。そのため素材の塑性変形が不十分となって素材が金型内面に密着せず、結果として金型内面沿った形状に成形できずに、成形不良が発生してしまう。
なお、型締め時には、金型の内面が成形用素材の開口穴周囲の外面に接することによって、開口穴が自ずとシールされることが多いが、シール性をより確実にするため、好ましい態様として、いくつかの方策も講じることとした。
(1)金型のキャビティ内に、上方に向けて突出する凸状空間部を有する成形用素材を収容するとともに、前記成形用素材内に加圧用液体を充填し、その成形用素材内の液体を加圧して、素材をキャビティの内面に沿った形状に成形する液圧成形方法において、
加圧用液体を成形用素材内に充填する以前の段階で、前記突出部に、成形用素材の外部に連通する開口穴を形成しておき、型締め前に、加圧用液体を素材内に充填するとともに、前記突出部の内側の空間に存在する気体を、前記開口穴を介して成形用素材の外部に排出させ、その後、型締めしてから、加圧用液体により成形用素材の内側空間を加圧して成形することを特徴とする液圧成形方法、
にある。
さらに直管素材11の突出部11Aの頂部には、その壁面を厚み方向に貫通する開口穴11Bが形成されている。この実施形態では、前記開口穴11Bは、予め予備加工によって形成されたものとしている。ここで、開口穴11Bの形成は、前述のような突出部11Aの形成のための予備加工と同時に行なっても、あるいは突出部11Aの形成後に、別途穿孔機(ピアサ)などによって形成しても良い。このような開口穴11Bによって、素材管11における内部の空間(特に突出部11Aの内側空間)と、素材管11の外部とが連通されている。
また、素材管11の両端には、予め、軸押し部材を兼ねたシール部材15A、15Bを取り付けておく。これらのシール部材A、15Bのうち、一方のシール部材15Aには、液圧付与のための液体を導入する導入路17が形成されており、他方のシール部材15Bには、排出路19が形成されている。なお排出路19には、排出管路20が接続されており、この排出管路20には開閉弁23が設けられている。
なお、上述のような加圧用液体の充填は、型締めしていない状態(金型開放状態)で、管状素材11を金型1の下型5上に配置して実施するのが好ましいが、場合によっては金型1から離れた箇所で実施してもよい。
このような突起部32を上型3に形成しておけば、型締め時には、型締め圧力によってその突起部32が素材管11の開口穴11Bの周囲の表面に食い込み、これにより開口部11Aの周囲が密閉され、開口穴11Bから外部に加圧用液体が漏出することを確実に防止することが可能となる。なおこの場合の突起部32は、必ずしも連続環状である必要はなく、例えば突起部32を内外2重に形成する場合、それぞれの突起部を不連続環状として、開口穴11Bの中心からの放射線上に、内側の突起部の不連続領域と外側の突起部の連続領域とが交互に位置するように各突起部を配設しても、前記と同様なシール性向上効果を得ることができる。
図6において、上型3における、素材管突出部11Aの頂部に対応する個所には、穿孔手段36としてピアサ36Aが組み込まれており、このピアサ36Aは、上型3の上部に配置された穿孔駆動装置36Bによって上下動するように構成されている。
この場合、素材管11としては、未だ開口穴11Bが形成されていないものを用意し、その素材管11内に加圧用液体を充填する以前の段階で、素材管11を下型5上にセットして、上型3を下降させ、上型3の内面が素材管11の突出部11Aに接するかまたは近接した状態で、ピアサ36Aを駆動させて、そのピアサ36Aにより突出部11Aの頂部を穿孔し、開口穴11Bを形成する。その後は、既に述べたと同様に、素材管11内に加圧用液体を充填し、型締めしてから、高圧の液圧印加及び軸押しを行なえばよい。
7 キャビティ(成形用空間)
9 凸状空間部
11 素材管(成形用素材としての管状素材)
11A 突出部
11B 開口穴
15A、15B シール部材
30 弾性シール材
32 突起部
34 段差部
36 穿孔手段
Claims (6)
- 金型のキャビティ内に、上方に向けて突出する凸状空間部を有する成形用素材を収容するとともに、前記成形用素材内に加圧用液体を充填し、その成形用素材内の液体を加圧して、素材をキャビティの内面に沿った形状に成形する液圧成形方法において、
加圧用液体を成形用素材内に充填する以前の段階で、前記突出部に、成形用素材の外部に連通する開口穴を形成しておき、型締め前に、加圧用液体を素材内に充填するとともに、前記突出部の内側の空間に存在する気体を、前記開口穴を介して成形用素材の外部に排出させ、その後、型締めしてから、加圧用液体により成形用素材の内側空間を加圧して成形することを特徴とする液圧成形方法。 - 前記成形用素材として管状素材を用い、その管状素材の両端部から軸線方向に沿って加圧力を与えて、管状素材を軸線方向に沿って圧縮させながら、管状素材内を前記加圧用液圧によって加圧することを特徴とする請求項1に記載の液圧成形方法。
- 前記型締めより前の段階で、開口穴の周囲に弾性シール材を配置しておき、型締め時にその弾性シール材が金型内面と成形用素材とに挟まれて弾性圧縮されるようにしたことを特徴とする請求項1、請求項2のいずれかの請求項に記載の液圧成形方法。
- 前記金型における、前記開口穴の周囲に対応する部位に突起部を形成しておき、型締め時にその突起部が成形用素材の開口穴の周囲の表面に食い込むようにしたことを特徴とする請求項1、請求項2のいずれかの請求項に記載の液圧成形方法。
- 前記成形用素材における、開口穴の周囲の表面部分に段差部を形成しておき、型締め時にその段差部が金型内面により圧縮変形するようにしたことを特徴とする請求項1、請求項2のいずれかの請求項に記載の液圧成形方法。
- 前記金型に穿孔手段を組み込んでおき、成形用素材内への加圧用液体の充填以前の段階で、前記穿孔手段により成形用素材の前記突出部に前記開口穴を形成することを特徴とする請求項1〜請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の液圧成形方法。
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JP2005297060A (ja) * | 2004-03-18 | 2005-10-27 | Nippon Steel Corp | ハイドロフォームを用いた穿孔方法と穿孔用金型及びハイドロフォーム加工部品 |
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