JP5669996B1 - 超音波内視鏡及び内視鏡用超音波バルーン - Google Patents

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Abstract

超音波内視鏡1は、被検体に挿入される挿入部2と、挿入部2の先端部5に配置され、超音波を送受信する超音波送受信面を有する超音波振動子部11と、挿入部2と超音波振動子部11との間に形成された溝であり、超音波送受信を覆うバルーンを係止するための第1バルーン溝12aと、超音波振動子部11よりも先端側に配置され、超音波送受信面から離間して配設された先端面5aと、先端面5aに設けられ、先端面5a上で指を滑らせた際に、応力が集中する凸部14を有する。

Description

本発明は、超音波内視鏡及び内視鏡用超音波バルーンに関し、特に、挿入部の先端部からのバルーンの取り外しが容易な超音波内視鏡及び内視鏡用超音波バルーンに関する。
従来より、超音波内視鏡が、医療分野等において広く用いられている。超音波内視鏡は、挿入部の先端部から検査対象への超音波の送受信により超音波データを得て、超音波画像を生成する。医者等は、その超音波画像を見て検査対象内を非侵襲的に診断することができる。
超音波内視鏡は、挿入部の先端部に超音波を送受信するための超音波探触子部が設けられている。また、この超音波内視鏡は、被検体の観察対象と超音波探触子部との間に、超音波を伝達する超音波媒体である液体、たとえば水、を介在させるためのバルーンが挿入部の先端部に装着される。超音波内視鏡の使用後、バルーンは、挿入部の先端部から取り外される。
従来より、超音波内視鏡のバルーンについて種々の提案がされており、特開平7−227393号公報には、バルーンを超音波内視鏡の挿入部の先端部に取り付ける際に、容袋部に空気が抜ける部位をなくすことにより、装着を容易にする技術が提案されている。
また、特開平7−155326号公報には、バルーン本体に超音波伝達媒体を封入した時に、内部に空気が混入することを防止する超音波プローブ用バルーン装置が提案されている。
しかし、超音波内視鏡の使用後にバルーンを挿入部の先端部から取り外すとき、超音波内視鏡の使用後のバルーンの表面は濡れていて滑り易いため、看護師などが指でバルーンを取り外そうとしても、バルーンを取り外しにくいという問題がある。特に、バルーンは、端部の円環状の弾性リング部による強い締め付け力で、挿入部の先端部に装着されているため、バルーンの表面が濡れていると、指で滑ってバルーン端部を掴みにくい。
また、バルーンを取り外すとき、挿入部の先端部は小さく、かつ看護師は手袋を嵌めているため、素手で操作するときのような微妙な操作をすることはできない。
上述した特開平07−227393号公報及び特開平07−155326号公報に開示の技術には、バルーンを挿入部の先端部から容易に取り外すことについては、なんら考慮されていない。
そこで、本発明は、挿入部の先端部からのバルーンの取り外しが容易な超音波内視鏡及び内視鏡用超音波バルーンを提供することを目的とする。
本発明の一態様の超音波内視鏡は、被検体に挿入される挿入部の先端部に配置され、超音波を送受信する超音波送受信部と、前記超音波送受信部を覆うように配置され、先端に環状部を有し、前記環状部を塞ぐ先端カバー部を有する先端の閉じた筒状のバルーンと、前記超音波送受信部の先端に配置され、前記環状部が嵌めこまれることで前記バルーンを係止する前記超音波送受信部の全周にわたり形成された第1の凹溝と、前記第1の凹溝を形成するよう前記超音波送受信部先端側に設けられた、前記先端カバー部で覆われた先端面と、前記先端カバー部の表面と指との間の摩擦力が大きくなるよう、前記先端カバー部の内側面と接し、前記先端カバー部の少なくとも一部を持ち上げるように前記先端面に設けられ、球冠状の形状を有する少なくとも1つの凸部と、を有する。
本発明の一態様の内視鏡用超音波バルーンは、超音波媒体を貯留する円筒状の貯留部と、前記貯留部の先端側を縁取る、前記貯留部よりもヤング率が大きい第1環状部と、前記貯留部の基端側を縁取る、前記貯留部よりもヤング率が大きい第2環状部と、前記貯留部の先端側の少なくとも一部を塞ぐよう配置され、少なくとも内表面上あるいは外表面上に凸部を有する
本発明の第1の実施の形態に係わる超音波内視鏡の外観構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、バルーンが装着されていない超音波内視鏡の先端部の側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、バルーンが装着されていない超音波内視鏡の先端部の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、先端部5にバルーンを装着した状態を示す先端部5の側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、バルーン21を先端部5から取り外しときに、バルーン21に指が当てられている状態を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、凸部14にかかる応力を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、親指TFが矢印A1の方向へ移動した状態を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる、弾性リング部21bの一部が2本の指で摘ままれて、バルーン21が引っ張られた状態を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例1に係わる超音波内視鏡1の先端部5の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例1に係わる超音波内視鏡1の先端部5の正面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例1の場合における、バルーン22の取り外しを説明するための先端部5の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例1の場合における、バルーン22の取り外しを説明するための正面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例2に係わる超音波内視鏡1の先端部5の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例2に係わる、バルーン21を先端部5から取り外すときに、バルーン21に指が当てられている状態を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例2に係わる、親指TFが矢印A3の方向へ移動した状態を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例3に係わる、凹部16の一部に溝16bを設けた超音波内視鏡1の先端部5の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例3に係わる、バルーン21を先端部5から取り外すときに、バルーン21に指を当てている状態を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係わるバルーンの断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる、先端カバー部21dの表面が親指TFで押しつけられているときの状態を説明するための先端カバー部21dの部分断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる、親指TFが矢印A5方向へ移動した状態を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる、弾性リング部21bの一部が2本の指で摘ままれて、バルーン21が引っ張られた状態を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態の変形例1に係わる、筒状のバルーン31Aの軸方向に沿ったバルーン31Aの断面図である。 本発明の第2の実施の形態の変形例1に係わる、筒状のバルーン31Bの軸方向に沿ったバルーン31Bの断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
(構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる超音波内視鏡の外観構成図である。超音波内視鏡1は、細長の挿入部2と、挿入部2の基端に設けられた操作部3と、操作部3の側部から延出しているユニバーサルコード4とを有して構成されている。
被検体に挿入される挿入部2は、先端側から順に先端部5、湾曲自在な湾曲部6、可撓性を有する可撓管部7が連設されて構成されている。操作部3には、2つの湾曲操作ノブ3a、及び各種ボタン3bが設けられており、ユーザは、この湾曲操作ノブ3aを操作することによって湾曲部6を湾曲させたり、各種ボタン3bを操作することによって、内視鏡画像のフリーズ、フリーズ画像の記録、等の指示をすることができるようになっている。
ユニバーサルコード4の先端は、操作部3の側部に接続されており、ユニバーサルコード4の基端には、図示しない光源装置及び超音波観測装置に接続されるスコープコネクタ8が設けられている。
図2は、バルーンが装着されていない超音波内視鏡の先端部の側面図である。図3は、バルーンが装着されていない超音波内視鏡の先端部の斜視図である。挿入部2の先端部5には、観察窓9a、照明窓9b、鉗子口9cが設けられ、さらに図2に示すように、先端部5の先端側には、超音波送受信部である超音波振動子部11も設けられている。超音波振動子部11は、電子ラジアル式の超音波探触子部である。超音波振動子部11は、その外表面にシリコーンゴム製の音響レンズを有する。超音波振動子部11は、挿入部2の先端部5に配置され、超音波を送受信する超音波送受信面を有する超音波送受信部を構成する。
超音波振動子部11を挟むように周溝であるバルーン溝12a、12bが設けられている。バルーン溝12aは、超音波振動子部11の基端側に設けられ、バルーン溝12bは超音波振動子部11の先端側に設けられている。すなわち、バルーン溝12aは、挿入部2と超音波振動子部11との間に形成された溝であり、超音波振動子部11を覆うバルーン21(図4)を係止するための第1のバルーン係止溝である。バルーン溝12bは、超音波送受信部である超音波振動子部11と先端部5の先端面5aとの間に形成された溝であり、超音波送受信を覆うバルーン21(図4)を係止するための第2のバルーン係止溝である。
そして、バルーン溝12aの先端側には、外部と連通するバルーン用の送水・排水溝13が設けられている。言い換えると、バルーン溝12a、12bは、先端部5に装着されたバルーンを保持するためのバルーン保持部であり、円柱状の先端部の周方向に形成された凹溝である。
挿入部2の先端部5は、超音波送受信部である超音波振動子部11よりも先端側に配置され、超音波送受信面から離間して配設された先端面5aを有している。先端部5の先端面5aには、凸部14が設けられている。凸部14は、先端面5aの先端側に突出した部分であり、後述するように、先端部5に装着されるバルーンの内側面と接触する。バルーン21が装着された先端面5aを平面視したとき、先端面5aは円形を有しており、凸部14も円形を有している。
なお、図3では、凸部14は、球冠状の丸い突出部であるが、円板状の突出部でもよい。凸部14は、バルーン21の内側面に押しつけられたときに、バルーンを傷つけないように、エッジに鋭利な部分を有していない。
図4は、先端部5にバルーンを装着した状態を示す先端部5の側面図である。バルーン21は、伸縮可能なゴムなどの弾性部材からなり、先端が閉じた筒状を有する。バルーン21は、先端部5に装着されたとき、先端部5の2つのバルーン溝12a、12bに入り込む、肉厚な環状部である2つの弾性リング部21a、21bを有している。
バルーン21が先端部5に装着されたとき、弾性リング部21aは、先端部5の基端側のバルーン溝12aに入り込み、弾性リング部21aの弾性力によりバルーン溝12aに密着する。同様に、バルーン21が先端部5に装着されたとき、弾性リング部21bは、先端部5の先端側のバルーン溝12bに入り込み、弾性リング部21bの弾性力によりバルーン溝12bに密着する。
バルーン21は、2つの弾性リング部21a、21b間に、バルーン本体部21cを有している。バルーン本体部21cは、薄肉な筒状部であり、液体が注入されると、図4において2点鎖線で示すように、膨張する。すなわち、バルーン本体部21cは、超音波媒体を貯留する円筒状の貯留部を構成する。そして、弾性リング部21aは、貯留部であるバルーン本体部21cの基端側を縁取る、バルーン本体部21cよりもヤング率が大きい第1の環状部を構成する。弾性リング部21bは、貯留部であるバルーン本体部21cの先端側を縁取る、バルーン本体部21cよりもヤング率が大きい第2の環状部を構成する。
バルーン21は、弾性リング部21aの先端側に、先端部5の先端面を覆う先端カバー部21dを有している。先端カバー部21dは、薄肉で袋状である。先端カバー部21dは、貯留部であるバルーン本体部21cの先端側の少なくとも一部を塞ぐ膜部を構成する。
先端面5aを平面視したときの円形の凸部14の直径は、円形の先端面5aの直径の20%から80%である。すなわち、応力集中部である凸部14は、先端面5aを平面視したときに、先端面5aの直径の20から80%の最大外径を有する。より好ましくは、凸部14の直径は、円形の先端面5aの直径の30%から40%である。この程度の直径を有すれば、後述するように、ユーザが指を先端カバー部21dの上から凸部14に押し当てたときに、凸部14に応力を集中させることができる。
すなわち、凸部14がこのような直径を有することにより、後述するように、凸部14を指で押しながら指を先端面5aに平行に動かしたときに、バルーン21を先端面5aに平行に引っ張ることができる程度の応力を、凸部14に集中させることができる。よって、凸部14は、先端面5aに設けられ、先端面5a上で指を滑らせた際に、応力が集中する応力集中部を構成する。
なお、先端面5aを平面視したときの凸部14が円形でないときは、凸部14の最大外径が、円形の先端面5aの直径の20%から80%、好ましくは30%から40%である。また、ここでは、凸部14は、1つであるが複数あってもよい。
(作用)
次に、バルーン21を先端部5から取り外すときの作用について説明する。
図5から図8は、バルーン21が取り外されるときの様子を説明するための図である。図5は、バルーン21を先端部5から取り外しときに、バルーン21に指が当てられている状態を説明するための図である。図5に示すように、バルーン21を先端部5から取り外すとき、ユーザは、たとえば、親指TFの腹部TFsで凸部14上の先端カバー部21dを押しながら、先端面5aに平行な方向(矢印A1で示す)に親指TFを移動させる。ユーザの指は、手袋により覆われているので、図5では、指は、点線で示されている。
先端カバー部21dが親指TFの腹部TFsで凸部14に押されながら、親指TFが移動するとき、凸部14の表面が先端カバー部21dの内側面に強く押しつけられる。よって、凸部14には、強い応力がかかる。
図6は、凸部14にかかる応力を説明するための図である。親指TFが凸部14の上の先端カバー部21dを押圧するための、図6において、凸部14の範囲R1には、強い応力が掛かる。さらに、親指TFが矢印A1方向に移動するため、範囲R1の中でも、凸部14の、矢印A1方向とは反対側の縁部R2には、特に強い応力がかかる。
図7は、親指TFが矢印A1の方向へ移動した状態を説明するための図である。範囲R1の先端カバー部21dが凸部14の強い応力に対する反作用により押し潰されて、先端カバー部21dの表面と、親指TFの腹部の表面との摩擦力が大きくなるので、親指TFの移動に伴い、先端カバー部21dは、矢印A1方向に引っ張られる。
図7に示すように、先端カバー部21dが矢印A1方向に引っ張られるので、矢印A1方向側の弾性リング部21bは、バルーン溝12bから外れ、さらに、先端カバー部21dが矢印A1方向引っ張られると、矢印A1方向とは反対側の弾性リング部21bも、バルーン溝12bから外れる。
弾性リング部21bがバルーン溝12bから外れると、弾性リング部21bの一部は親指TFと人さし指IFとにより挟んで摘まむことができる状態になる。
図8は、弾性リング部21bの一部が2本の指で摘ままれて、バルーン21が引っ張られた状態を説明するための図である。図8に示すように、弾性リング部21bが摘ままれて引っ張られると、弾性リング部21aもバルーン溝12aから外れる。
以上のように、先端部5の先端面5aに凸部14が設けられているため、ユーザがバルーン21の先端カバー部21dの上から凸部14を指で押しながら、先端面5aに平行に移動させると、先端面5aの他の部分よりも強い応力が掛かる凸部14の反作用により、先端カバー部21dの表面と親指TF間の摩擦力は大きくなるので、親指TFを先端部5の先端面5aに平行な方向に動かすと、先端カバー部21dは、親指TFにより引っ張られる。
その結果、弾性リング部21bがバルーン溝12bから外れ、続いて弾性リング部21aもバルーン溝12aから外れる。
よって、本実施の形態によれば、ユーザは、挿入部の先端部からバルーンを容易に取り外すことができる。
次に第1の実施の形態の変形例について説明する。
第1の実施の形態の超音波内視鏡1は、挿入部2の先端部5の先端面5aに凸部14を有しているが、第1の変形例の超音波内視鏡は、先端部5の先端面5aに溝15を有している。本変形例1で使用されるバルーン22は、筒状であり、先端部5の先端面5aを覆う先端カバー部を有していない。
図9は、変形例1に係わる超音波内視鏡1の先端部5の斜視図である。図10は、変形例1に係わる超音波内視鏡1の先端部5の正面図である。なお、ここでは、先端部5の軸方向に沿った、超音波振動子部11Aの表面の断面形状は、中央部が凸状の曲面である。
先端部5の先端面5aには、直線状の溝15が形成されている。溝15は、先端部5の先端面5aの一端から、円形の先端面5aの中央を通り、他端まで形成されている。先端部5は、すり割り形状を有する。すなわち、応力集中部である溝15は、直線上の中心軸を有し、先端面を横断する溝である。
なお、ここでは、溝15は1本であるが、複数あってもよい。
図10に示すように、溝15は、先端面5aからバルーン溝12bの途中までの深さを有する。よって、バルーン22が先端部5に装着されて、2点鎖線で示すバルーン22の先端側の弾性リング部22bが、バルーン溝12bに入り込んだとき、溝15の両端部が、弾性リング部22bの一部により部分的に覆われる。すなわち、図10に示すように、溝15の端部の斜線で示す部分SAが、弾性リング部22bにより覆われる。
図11は、本変形例1の場合における、バルーン22の取り外しを説明するための先端部5の斜視図である。図12は、本変形例1の場合における、バルーン22の取り外しを説明するための正面図である。
ユーザが親指TFを溝15に当てた状態で、親指TFの腹部TFsを押し付けると、溝15の縁部には応力が集中するため、親指TFの腹部TFsが変形し、腹部TFsの一部が溝15内へ入り込む。すなわち、溝15の縁部が応力集中部を構成する。その状態で、溝15の軸方向に沿って親指TFを先端面5a上を滑らせると、溝15の端部の部分SAにおいて弾性リング部22bが露出している部分は、腹部TFsにより押される。
その結果、図11及び図12において2点鎖線で示すように、親指TFの腹部TFsが矢印A2方向へ移動するにつれて、弾性リング部22aは、腹部TFsにより引っ張られて外径方向に伸びて、人さし指IFと親指TFで摘まむことができるように変形する。
なお、本変形例1では、バルーン22は、筒状であるが、第1の実施の形態で説明したバルーン21のように先端が閉じた筒状体であってもよい。
この場合、先端面5aを平面視したときの溝15の幅の下限は、円形の先端面5aの直径の30%から50%である。より好ましくは、溝15の幅は、円形の先端面5aの直径の30%から40%である。溝15の幅の上限は、溝15の縁部において、エッジ部が形成され得る程度の直径である。
さらになお、上述した変形例1では、溝15に沿って指を移動させることによって、弾性リング部22aを外形方向に押し出しているが、ピンセットなどの器具により、弾性リング部22aを外形方向に押し出すようにしてもよい。
よって、本変形例1によっても、ユーザは、挿入部の先端部からバルーンを容易に取り外すことができる。
次に、第2の変形例について説明する。第2の変形例の超音波内視鏡は、先端部5の先端面5aに凹部16を有している。本変形例2で使用されるバルーン21は、上述した第1の実施の形態のバルーン21と同様に、先端部5の先端面5aを覆う先端カバー部21dを有している。
図13は、変形例2に係わる超音波内視鏡1の先端部5の斜視図である。先端部5の先端面5aには、凹部16が形成されている。バルーン21が先端部5に装着されたとき、バルーン21の先端カバー部21dは、凹部16を覆うように配置される。凹部16は、先端部5の軸に沿った断面形状は、テーパー状か、あるいは椀形状である。
次に、変形例2の作用について説明する。図14は、バルーン21を先端部5から取り外すときに、バルーン21に指が当てられている状態を説明するための図である。図14に示すように、バルーン21を先端部5から取り外すとき、ユーザは、たとえば、親指TFの腹部TFsで凹部16の上の先端カバー部21dを押しながら、先端面5aに平行な方向(矢印A1で示す)に親指TFを移動させるすなわち滑らせる。ユーザの指は、手袋により覆われているので、図14では、指は、点線で示されている。
先端カバー部21dが親指TFの腹部TFsで凹部16を押しながら、親指TFが移動するとき、凹部16の周辺部16aが先端カバー部21dの内面に強く押しつけられる。よって、凹部16の周辺部16aには、凹部16の他の部分よりも、強い応力がかかる。
図15は、親指TFが矢印A3の方向へ移動した状態を説明するための図である。凹部16の周辺部16aの強い応力に対する反作用により、先端カバー部21dの表面と、親指TFの腹部の表面との摩擦力が大きくなるので、親指TFの移動に伴い、先端カバー部21dは、矢印A3方向に引っ張られる。
図15に示すように、先端カバー部21dが矢印A3方向引っ張られるので、矢印A1方向側の弾性リング部21bは、バルーン溝12bから外れ、さらに、先端カバー部21dが矢印A3方向引っ張られると、矢印A3方向とは反対側の弾性リング部21bも、バルーン溝12bから外れる。
弾性リング部21bがバルーン溝12bから外れると、弾性リング部21bの一部は親指TFと人さし指IFとにより挟んで摘まむことができる状態になる。
先端面5aを平面視したときの円形の凹部16の直径の下限は、円形の先端面5aの直径の20%から50%である。すなわち、応力集中部である凹部16は、先端面5aを平面視したときに、先端面5aの直径の20%以上の最大外径を有する。より好ましくは、凹部16の直径は、円形の先端面5aの直径の30%から40%である。凹部16の直径の上限は、凹部16の外縁部において、エッジ部が形成され得る程度の直径である。
なお、先端面5aを平面視したときの凹部16が円形でないときは、凹部16の最大外径は円形の先端面5aの直径の20%から50%、好ましくは30%から40%である。
よって、本変形例2によっても、ユーザは、挿入部の先端部からバルーンを容易に取り外すことができる。
なお、凹部16の一部に溝16bを設けてもよい。図16は、凹部16の一部に溝16bを設けた変形例3に係る超音波内視鏡1の先端部5の斜視図である。
図16に示すように、凹部16の一部に、凹部16の中央部から、先端部5の軸方向に直交する、外径方向に向かう溝16bが形成されている。本変形例3のその他の構成は、上述した変形例2と同様である。
次に、本変形例3の作用について説明する。図17は、バルーン21を先端部5から取り外すときに、バルーン21に指を当てている状態を説明するための図である。図17に示すように、バルーン21を先端部5から取り外すとき、ユーザは、たとえば、親指TFの腹部TFsで凹部16の上の先端カバー部21dを押しながら、先端面5aに平行な方向であって、かつ溝16bの方向(矢印A4で示す)に沿って、親指TFを移動させるすなわち滑らせる。
先端カバー部21dが親指TFの腹部TFsで凹部16を押されながら、親指TFが先端面5a上を移動すると、凹部16の周辺部16aが先端カバー部21dの内側表面に強く押しつけられるとともに、先端カバー部21d内の空気あるいは液体は、溝16bに沿って、先端部5の外形方向に押し出される。その結果、図17に示すように、凹部16の周辺部16aには、強い応力がかかるため、先端カバー部21dは矢印A4方向に引っ張られるとともに、斜線で示す部分SA1には、凹部16内にあった空気あるいは液体が、押し出される。
その後は、図15に示すように、親指TFと人さし指IFとによって、空気あるいは液体を含む、先端カバー部21dの部分(斜線で示す部分SA1)は、摘まめる状態となる。よって、先端カバー部21dが矢印A4方向引っ張られ、矢印A4方向側の弾性リング部21aと21bは、それぞれバルーン溝12aと12bから外れる。
よって、本変形例3によっても、ユーザは、挿入部の先端部からバルーンを容易に取り外すことができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、超音波内視鏡の挿入部の先端部に応力集中部が設けられているが、第2の実施の形態では、バルーンに応力集中部が設けられている。
(構成)
図18は、本発明の第2の実施の形態に係わるバルーンの断面図である。本実施の形態のバルーンが装着される超音波内視鏡の構成は、第1の実施の形態の超音波内視鏡1と同じであるので、同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略する。
図18に示すように、バルーン31は、伸縮可能なゴムなどの弾性部材からなり、先端が閉じた筒状を有する。バルーン31は、第1の実施の形態のバルーン21とほぼ同じ構成を有するので、同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、異なる構成要素について主として説明する。
バルーン31は、先端部5に装着されたとき、先端部5の2つのバルーン溝12a、12bに入り込む、肉厚な環状部である2つの弾性リング部21a、21bを有している。
バルーン31が先端部5に装着されたとき、弾性リング部21aは、先端部5の基端側のバルーン溝12aに入り込み、弾性リング部21aの弾性力によりバルーン溝12aに密着する。同様に、バルーン21が先端部5に装着されたとき、弾性リング部21bは、先端部5の先端側のバルーン溝12bに入り込み、弾性リング部21bの弾性力によりバルーン溝12bに密着する。
バルーン31は、2つの弾性リング部21a、21b間に、バルーン本体部21cを有している。バルーン本体部21cは、薄肉な筒状部であり、液体が注入されると、膨張する。すなわち、バルーン本体部21cは、超音波媒体を貯留する円筒状の貯留部である。そして、弾性リング部21aは、貯留部であるバルーン本体部21cの基端側を縁取る、バルーン本体部21cよりもヤング率が大きい第1の環状部を構成する。弾性リング部21bは、貯留部であるバルーン本体部21cの先端側を縁取る、バルーン本体部21cよりもヤング率が高い第2の環状部を構成する。
バルーン31は、弾性リング部21bの先端側に、先端部5の先端面を覆う、薄肉で袋状の先端カバー部21dを有している。先端カバー部21dは、貯留部であるバルーン本体部21cの先端側の少なくとも一部を塞ぐ膜部を構成する。先端カバー部21dの一部(ここでは中央部)に、バルーン31の内表面側に突出した凸部32を有している。
(作用)
先端部5に装着されたバルーン31を取り外すとき、ユーザは、先端カバー部21dを親指TFで押しつけながら、先端面5aに平行な方向に親指TFを移動させるすなわち滑らせる。
図19は、先端カバー部21dの表面が親指TFで押しつけられているときの状態を説明するための先端カバー部21dの部分断面図である。親指TFの腹部TFsが、先端カバー部21dの表面が押圧するので、凸部32は、圧縮される。凸部32が圧縮されるため、親指TFの腹部TFsの表面と先端カバー部21dの表面との間の摩擦力は大きくなる。図19において、範囲R3の摩擦力が大きい。
先端カバー部21dが親指TFの腹部TFsで凸部32が押されながら、矢印A5方向に親指TFが移動するとき、図19の範囲R3の凸部32には、強い応力がかかる。
図20は、親指TFが矢印A5方向へ移動した状態を説明するための図である。図20に示すように、バルーン31を先端部5から取り外すとき、ユーザは、たとえば、親指TFの腹部TFsで凸部32の上の先端カバー部21dを押しながら、先端面5aに平行な方向(矢印A5方向)に親指TFを移動させるすなわち滑らせる。なお、ユーザの指は、手袋により覆われているので、図20では、指は、点線で示されている。
範囲R3の凸部32が親指TFにより押し潰されて、先端カバー部21dの表面と、親指TFの腹部TFsの表面との間の摩擦力が大きくなるので、親指TFの移動に伴い、先端カバー部21dは、矢印A5方向に引っ張られる。
よって、図20に示すように、先端カバー部21dが矢印A5方向に引っ張られるので、矢印A5方向側の弾性リング部21bは、バルーン溝12bから外れ、さらに、先端カバー部21dが矢印A5方向に引っ張られると、弾性リング部21bの一部は親指TFと人さし指IFとにより挟んで摘まむことができる状態になる。
図21は、弾性リング部21bの一部が2本の指で摘ままれて、バルーン21が引っ張られた状態を説明するための図である。図21に示すように、弾性リング部21bが摘ままれて引っ張られると、弾性リング部21aもバルーン溝12aから外れる。
以上のように、バルーン31の先端カバー部21dの内側に凸部32が設けられているため、ユーザは、バルーン31の先端カバー部21dの凸部32を指で押しながら、先端面5aに平行に移動させると、凸部32により、先端カバー部21dの表面と親指TFの腹部TFsの表面との間の摩擦力は大きくなるので、親指TFを先端部5の先端面5aに平行な方向に動かすと、先端カバー部21dも親指TFにより引っ張られる。
その結果、弾性リング部21bがバルーン溝12bから外れ、続いて弾性リング部21aもバルーン溝12aから外れる。
なお、図18に示すバルーン31を先端部5に装着したとき、先端部5の先端面5aの形状を、たとえば図13に示すような凹部形状としてもよい。先端面5aが凹部形状であると、超音波内視鏡1の使用時は、先端カバー部21dの凸部32の部分が先端側に出っ張らない。その結果、挿入部2の挿入時に、凸部32の出っ張りが挿入動作の邪魔にならないという効果がある。
よって、本実施の形態によれば、ユーザは、挿入部の先端部からバルーンを容易に取り外すことができる。
次に第2の実施の形態の変形例について説明する。
第2の実施の形態のバルーン31は、先端カバー部21dの内表面側に凸部32を有しているが、第1の変形例のバルーンは、先端カバー部21dの外表面上に凸部32aを有している。本変形例1で使用されるバルーン31Aは、先端カバー部21dの外表面上に凸部32aを有している点が、上述したバルーン31と異なるだけで、他の構成要素は同じである。
図22は、筒状のバルーン31Aの軸方向に沿った、変形例1のバルーン31Aの断面図である。
凸部32aが先端カバー部21dの外表面上に設けられているが、凸部32aの作用は、上述した凸部32と同じである。すなわち、ユーザは、バルーン31の先端カバー部21dの凸部32aを指で押しながら、先端面5aに平行に移動させると、凸部32aにより、先端カバー部21dの表面と親指TFの腹部TFsの表面との間の摩擦力は大きくなるので、親指TFを先端部5の先端面5aに平行な方向に動かすと、先端カバー部21dも親指TFにより引っ張られる。
その結果、弾性リング部21bがバルーン溝12bから外れ、続いて弾性リング部21aもバルーン溝12aから外れる。
よって、本変形例1によっても、ユーザは、挿入部の先端部からバルーンを容易に取り外すことができる。
なお、先端カバー部21dの外表面上と内表面上の両方に、凸部があってもよい。
第2の実施の形態のバルーン31は、先端カバー部21dの内側に凸部32を有しているが、第2の変形例のバルーンは、先端カバー部21dの外表面側表面に凹凸部33を有している。本変形例2で使用されるバルーン31Bは、凸部32に代えて、先端カバー部21dの外側に凹凸部33を有している点が、上述したバルーン31と異なるだけで、他の構成要素は同じである。
図23は、筒状のバルーン31Bの軸方向に沿った、変形例2のバルーン31Bの断面図である。
凹凸部33が先端カバー部21dの外表面上に設けられている。凹凸部33の作用は、上述した凸部32と同じである。すなわち、ユーザは、バルーン31の先端カバー部21dの凹凸部33を指で押しながら、先端面5aに平行に移動させると、凹凸部33により、先端カバー部21dの表面と親指TFの腹部TFsの表面との間の摩擦力は大きくなるので、親指TFを先端部5の先端面5aに平行な方向に動かすと、先端カバー部21dも親指TFにより引っ張られる。
なお、凹凸部33は、複数の凹凸からなる粗面であってもよい。
その結果、弾性リング部21bがバルーン溝12bから外れ、続いて弾性リング部21aもバルーン溝12aから外れる。
よって、本変形例2によっても、ユーザは、挿入部の先端部からバルーンを容易に取り外すことができる。
以上説明したように、上述した各実施の形態及び各変形例によれば、超音波内視鏡の使用後であっても、挿入部の先端部からのバルーンの取り外しが容易な超音波内視鏡及び内視鏡用超音波バルーンを提供することができる。
なお、上述した各実施の形態及び各変形例では、超音波送受信部は、ラジアル式であるが、コンベックス式でもよい。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本出願は、2013年8月22日に日本国に出願された特願2013−172473号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。

Claims (6)

  1. 被検体に挿入される挿入部の先端部に配置され、超音波を送受信する超音波送受信部と、
    前記超音波送受信部を覆うように配置され、先端に環状部を有し、前記環状部を塞ぐ先端カバー部を有する先端の閉じた筒状のバルーンと、
    前記超音波送受信部の先端に配置され、前記環状部が嵌めこまれることで前記バルーンを係止する前記超音波送受信部の全周にわたり形成された第1の凹溝と、
    前記第1の凹溝を形成するよう前記超音波送受信部先端側に設けられた、前記先端カバー部で覆われた先端面と、
    前記先端カバー部の表面と指との間の摩擦力が大きくなるよう、前記先端カバー部の内側面と接し、前記先端カバー部の少なくとも一部を持ち上げるように前記先端面に設けられ、球冠状の形状を有する少なくとも1つの凸部と、
    を有することを特徴とする超音波内視鏡。
  2. 前記部は、前記先端面を平面視したときに、前記先端面の直径の20から80%の最大外径を有することを特徴とする請求項1に記載の超音波内視鏡。
  3. 前記バルーンは、さらに基端側に第2の環状部を有し、
    前記超音波送受信部の基端側に配置され、前記第2の環状部が嵌めこまれることで前記バルーンを係止する前記超音波送受信部の全周にわたり形成された第2の凹溝を有することを特徴とする請求項1に記載の超音波内視鏡。
  4. 超音波媒体を貯留する円筒状の貯留部と、
    前記貯留部の先端側を縁取る、前記貯留部よりもヤング率が大きい第1環状部と、
    前記貯留部の基端側を縁取る、前記貯留部よりもヤング率が大きい第2環状部と、
    前記貯留部の先端側の少なくとも一部を塞ぐよう配置され、少なくとも内表面上あるいは外表面上に凸部を有することを特徴とする内視鏡用超音波バルーン。
  5. 前記外表面上に設けられる前記凸部は、前記外表面上に設けられる凹凸部の一部であることを特徴とする請求項に記載の内視鏡用超音波バルーン。
  6. 前記凹凸部は、複数の凹凸からなる粗面であることを特徴とする請求項に記載の内視鏡用超音波バルーン。
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