JP5668699B2 - 心電計測装置 - Google Patents
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<第1の実施形態>
1.心電計測装置1の構成
心電計測装置1の構成を図1に基づいて説明する。図1は、心電計測装置1の等価回路を表す回路図である。心電計測装置1は、車両に取り付けられた車載装置である。心電計測装置1は、車両のシートにおける背部に設けられた2つのシート電極3、5(シート電極A、B)、車両のステアリングに設けられたステアリング電極7を備える。
ドライバ(被測定者)が車両のシートに座り、ステアリングを握る。このとき、ドライバの背部がシート電極3、5に接する。また、ドライバの手がステアリング電極7に接する。シート電極3、5の差動信号を、ドライバの心電信号として、端子CH1、CH2から取り出す。このとき、シート電極3、5の中間の電位が、ステアリング電極7にフィードバックされている。
心電計測装置1は、衣服を介さず比較的ソースインピーダンスが小さくできるステアリング側に抵抗性結合となるGND電極(ステアリング電極7)を配置し、シート側に心電を検出する容量性結合のシート電極3、5を配置し、シート電極3、5から得られる電位を、ステアリング電極7を介して人体へフィードバックする回路構成を有する。心電計測装置1は、シート電極3に接続した端子CH1と、シート電極5に接続した端子CH2の差動信号を心電信号として取り出す。
<第2の実施形態>
1.心電計測装置101の構成
心電計測装置101の構成を図2に基づいて説明する。図2は、心電計測装置101の等価回路を表す回路図である。心電計測装置101は、車両に取り付けられた車載装置である。心電計測装置101は、車両のシートにおける背部に設けられた2つのシート電極(シート電極A、B)103、105、車両のステアリングに設けられた2つのステアリング電極107、109を備える。
中間位置124とコモンモードフィードバック回路125との間には、ON/OFFを切替可能なスイッチ137が設けられている。また、ステアリング電極109とコモンモードフィードバック回路125との間には、ON/OFFを切替可能なスイッチ139が設けられている。また、コモンモードフィードバック回路125とSignal GNDとの間には、ON/OFFを切替可能なスイッチ141が設けられている。スイッチ139、141がともにOFFの場合、スイッチ139、141は短絡され、そこから参照信号をステアリング電極109に出力することができる。
図3のフローチャートに基づいて、心電計測装置101が実行する測定モードの設定処理を説明する。この処理は、所定時間ごとに繰り返し実行される。
ドライバ(被測定者)が車両のシートに座り、ステアリングを握る。このとき、ドライバの背部がシート電極103、105に接する。また、ドライバの手がステアリング電極107、109に接する。
4.心電計測装置101が奏する効果
心電計測装置101は、CH1、CH2、CH3のソースインピーダンス、及び車両の走行状態に応じて、フィードバック回路ONの状態とフィードバック回路OFFの状態とを切り替えることができる。CH1、CH2、CH3のソースインピーダンス、及び車両の走行状態と、フィードバック回路のON/OFFとの関係を図4に示す。
<第3の実施形態>
1.心電計測装置201の構成
心電計測装置201の構成を図5及び図6に基づいて説明する。図5は、心電計測装置201の等価回路を表す回路図である。図6は、ドライバのシートを正面方向から見たときのシート電極の配置を表す説明図である。心電計測装置201は、車両に取り付けられた車載装置である。心電計測装置201は、車両のシートにおける背部に設けられた4つのシート電極203、205、207、209、車両のステアリングに設けられた2つのステアリング電極211、213を備える。シート214におけるシート電極203、205、207、209の配置は図6に示すとおりである。
図7のフローチャートに基づいて、心電計測装置201が実行する測定モードの設定処理を説明する。この処理は、所定時間ごとに繰り返し実行される。
ステップ160では、前記ステップ150でCH1とCH2との対を選択した場合、スイッチ253の状態を、中間位置233とコモンモードフィードバック回路235との接続をONとし、中間位置251とコモンモードフィードバック回路235との接続をOFFとする状態とする。一方、前記ステップ150でCH3とCH4との対を選択した場合、スイッチ253の状態を、中間位置233とコモンモードフィードバック回路235との接続をOFFとし、中間位置251とコモンモードフィードバック回路235との接続をONとする状態とする。以下では、上記のいずれかの状態をフィードバック回路ONとする。一方、ステップ170では、スイッチ253の状態を、中間位置233とコモンモードフィードバック回路235との接続をOFFとし、中間位置251とコモンモードフィードバック回路235との接続をOFFとする状態とする。以下では、この状態をフィードバック回路OFFとする。
ドライバ(被測定者)が車両のシートに座り、ステアリングを握る。このとき、ドライバの背部がシート電極203、205、207、209に接する。また、ドライバの手がステアリング電極211、213に接する。
4.心電計測装置201が奏する効果
(1)心電計測装置201は前記第2の実施形態と同様の効果を奏する。
(2)心電計測装置201は、2組のシート電極対(シート電極203、205の対、及びシート電極207、209の対)を備えており、ソースインピーダンスが低いほうの対を選択して使用する。そのため、車両走行変化、ドライバとシート電極の接触状態変化、ドライバの個人差(体格等)があったとしても、シート電極が1対のみの場合と比べて、より確実にドライバの心電を計測できる。
<第4の実施形態>
1.心電計測装置301の構成
心電計測装置301の構成を図8及び図9に基づいて説明する。図8は、心電計測装置301の等価回路を表す回路図である。図9は、ドライバのシートを正面方向から見たときのシート電極の配置を表す説明図である。心電計測装置301は、車両に取り付けられた車載装置である。心電計測装置301は、車両のシートにおける背部に設けられた4つのシート電極303、305、307、309、車両のステアリングに設けられた2つのステアリング電極311、313を備える。シート314におけるシート電極303、305、307、309の配置は図9に示すとおりである。
図10のフローチャートに基づいて、心電計測装置301が実行する測定モードの設定処理を説明する。この処理は、所定時間ごとに繰り返し実行される。
第1優先:第II誘導で右上、左下のCH対(CH3-CH4、CH1-CH2)
第2優先:第III誘導で左上、左下のCH対(CH2-CH4)
第3優先:第I誘導で上下同じで左、右のCH対(CH1-CH4)
第4優先:右上、右下のCH対
ステップ270では、一対CHの一方を、マルチプレクサ329の出力(CH5)とし、もう一方を、マルチプレクサ331の出力(CH6)とする。ここで、一対のCHとは、前記ステップ250でYESと判断した場合は、前記ステップ260で選択した一対のCHであり、前記ステップ250でNOと判断した場合は、ソースインピーダンスが所定の閾値以下である2つのCHである。上記のこの状態を、以下では、フィードバック回路ONとする。
3.心電計測装置301を用いた心電測定
ドライバ(被測定者)が車両のシートに座り、ステアリングを握る。このとき、ドライバの背部がシート電極303、305、307、309に接する。また、ドライバの手がステアリング電極311、313に接する。
4.心電計測装置301が奏する効果
(1)心電計測装置301は前記第3の実施形態と同様の効果を奏する。
(2)心電計測装置301は、4つのシート電極の中から、ソースインピーダンスが低く、誘導に沿った、一対のシート電極(シート電極A、B)を選択して使用する。そのため、車両走行変化、ドライバとシート電極の接触状態変化、ドライバの個人差(体格等)があったとしても、より確実にドライバの心電を計測できる。
例えば、前記第4の実施形態において、前記ステップ260では、ソースインピーダンスが最も低いCHと、2番目に低いCHとを選択するようにしてもよい。
3、5、103、105、203、205、207、209、303、305、307、309・・・シート電極、
7、107、109、211、213、311、313・・・ステアリング電極、
9、11、111、113、115、215、217、219、221、223、315、317、319、321、323・・・インピーダンス変換部、
13、17、22、117、127、135、225、237、245、325、341、349・・・オペアンプ、
15、18、19、20、21、23、119、121、123、129、227、229、239、247、327、333、343・・・抵抗、
24、124、233、251、337・・・中間位置、
25、125、235、339・・・コモンモードフィードバック回路、
137、139、141、253、255、257、351、353・・・スイッチ、
329、331・・・マルチプレクサ
Claims (8)
- 車両のシートに設けられたシート電極A及びシート電極Bと、
前記車両のステアリングに設けられたステアリング電極と、
前記シート電極Aと前記シート電極Bとの間の電位を前記ステアリング電極にフィードバックするフィードバック手段と、
を備え、
前記シート電極A及び前記シート電極Bの差動信号を心電信号として取り出すことを特徴とする心電計測装置。 - 前記シート電極A及び/又は前記シート電極Bと、被測定者との間のソースインピーダンスである第1のソースインピーダンスを取得する第1のソースインピーダンス取得手段と、
前記シート電極Aと被測定者との間のソースインピーダンス、及び前記シート電極Bと被測定者との間のソースインピーダンスのうちの少なくとも一方が所定の閾値より高いことを条件として、前記フィードバック手段をOFFの状態とするフィードバック決定手段と、を備え、
前記フィードバック手段をOFFの状態とした場合、前記シート電極Aと前記シート電極Bの一方から心電信号を取り出すことを特徴とする請求項1記載の心電計測装置。 - 前記ステアリング電極と被測定者との間のソースインピーダンスである第2のソースインピーダンスを取得する第2のソースインピーダンス取得手段と、
前記車両のノイズの量を表すノイズ情報を取得するノイズ情報取得手段と、
を備え、
前記フィードバック決定手段は、前記第2のソースインピーダンスが所定の閾値以下であり、且つ前記ノイズ情報が表すノイズの量が所定の閾値以下であることを条件として、前記フィードバック手段をOFFの状態とすることを特徴とする請求項2記載の心電計測装置。 - 前記フィードバック決定手段は、前記第1のソースインピーダンスが所定の閾値未満であり、且つ前記ノイズ情報が表すノイズの量が所定の閾値を越える場合、前記フィードバック手段をONの状態とすることを特徴とする請求項3記載の心電計測装置。
- 車両のシートに設けられたシート電極を3以上備え、
前記3以上のシート電極から、シート電極と被測定者とのソースインピーダンスが最も低いシート電極と、2番目に低いシート電極とを、前記シート電極A及び前記シート電極Bとして選択するシート電極選択手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の心電計測装置。 - 被測定者との間のソースインピーダンスが所定の閾値以下であるシート電極が3以上ある場合、前記シート電極選択手段は、被測定者の誘導に基づいて前記シート電極A及び前記シート電極Bを選択することを特徴とする請求項5記載の心電計測装置。
- 前記誘導は、被測定者の上半身における右斜め上方向の誘導であることを特徴とする請求項6記載の心電計測装置。
- 被測定者の個人情報を保持する個人情報保持手段を備え、
被測定者との間のソースインピーダンスが所定の閾値以下であるシート電極が3以上ある場合、前記シート電極選択手段は、前記個人情報に基づいて前記シート電極A及び前記シート電極Bを選択することを特徴とする請求項5記載の心電計測装置。
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