JP5666791B2 - 微小試料台および微小試料台の製造方法 - Google Patents
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Description
そして、微小試料台に微小試料を固定した後、Ga+イオン等の荷電粒子イオンを用いたFIB法にて微小試料を、一般的には、100nm程度の厚さにまで薄片化する。
そこで、微小試料台をシリコン基板で形成するようにしたものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、この発明の微小試料台の一例に関する実施形態1について説明する。
図1はこの発明の微小試料台の拡大斜視図である。
微小試料台100は、全体がシリコン基板等の半導体基板からなり、微小試料台基部10および微小試料搭載部20を有する。微小試料台基部10は、平面視で、平坦な上面13と、中心角が半円(中心角180度)より大きい直径2〜4mmの扇形の円弧状の外形部を有している。微小試料台基部10の中央の上方側には平面視で矩形形状の凹部11が形成されている。凹部11は、下面11aと一対の側面11bとを有し、下面11aの対向側は開放されている。下面11aおよび一対の側面11bは一面10aから対向面(裏面)側に向かって凹部11が小さくなる方向に傾斜する傾斜面となっている。後述する如く、傾斜面はシリコン基板の(111)面である。
すなわち、微小試料の取付および位置の確認が容易である、という効果を奏することができる。
このように、本発明の微小試料台は、従来のものと異なり、単一のディスクリート部材として構成され、それゆえに、微小試料を微小試料台ホルダに固定する作業がないので、きわめて効率的に生産をすることが可能であり、また、コスト的なメリットを得ることもできる。
半導体ウエハ1は、上面が(100)面であり、(110)面のフラット面4を有しており、各一対の微小試料台100は、フラット面4に対して平行または垂直に配列されている。
次に、図1に図示された微小試料台100を製造する方法の一例を図2乃至図8を参照して説明する。
先ず、半導体ウエハ(以下、半導体基板という)1の表面全面および裏面全面に窒化シリコン等の無機材料からなる薄膜31をCVD(Chemical Vapor Deposition)法により成膜する。
第1のフォトレジストパターン除去は、例えば、酸素ガスを含むRIE法を用いる。
そして、酸素ガスを用いたRIE法により外形用フォトレジストパターン43を除去する。この状態を図4(a)および図4(b)に示す。
ここで、(111)面は、(110)面と平行または垂直な辺を有し、z軸(図9において紙面と垂直な方向)と交差する方向に傾斜する傾斜面となる面である。各微小試料基部10は、(110)面に対し、平行または垂直な方向に配列され、第2の基板エッチング用薄膜52は、平面視で半円形状であるので、半導体基板1のエッチングはフラット面4と垂直方向および平行方向に拡大して進行する。
微小試料搭載部20の厚さtは、ウエットエッチング液のエッチング速度に応じて適切に決定することができる。因みに、水酸化カリウム(KOH)の20〜30重量%水溶液のエッチング速度は0.5〜1.0μm/分である。
なお、第2の基板エッチング用薄膜52は、平面視で円弧状でなく、方形としてもよく、この場合も、異方性エッチングは、フラット面4と垂直方向および平行方向に拡大して進行する。
また、微小試料が固定される箇所を含む微小試料搭載部20の表面全体の平坦性が高いので、微小試料搭載部20に固定された微小試料の位置の確認が容易である。これと共に、微小試料台に固定された微小試料の傾きが殆ど無く、分析装置による観察面の位置合わせが容易である、という効果を奏することができる。
しかし、この発明は、各微小試料台基部10が、(110)フラット面4に対して傾斜する方向に配列されるように形成することもできる。
次に、そのような実施形態について説明する。
図10は、本発明の微小試料台の実施形態2に係る拡大斜視図である。
実施形態2においても、微小試料台200は1枚の半導体基板から作製されるもので、シリコン基板等の半導体基板からなる微小試料台基部60および微小試料搭載部70を有する。
実施形態2が実施形態1と相違する点は、微小試料台基部60に形成される凹部61がV字形状であり、従って、この凹部61内に形成される微小試料搭載部70は、凹部61との境界部がこのV字形状に沿う形状を有することである。
微小試料台基部60の上面63は、微小試料搭載部70の上面71より高い位置に突き出して形成されており、微小試料搭載部70に固定される微小試料をガードする。微小試料搭載部70の一側面72は、微小試料台基部70の凹部61内に位置し、この一側面72の対向面(裏面)は微小試料台基部60の対向面(裏面)と面一となっている。微小試料搭載部70の厚さtは、実施形態1と同様である。また、微小試料台基部60の外形形状、サイズ等も実施形態1の微小試料台基部10と同様である。
次に、図10に図示された微小試料台200の製造方法について説明する。
半導体ウエハ201は、上面が(100)面であり、(110)面のフラット面4を有しており、各一対の微小試料台200は、フラット面4に対して45度傾斜した軸と平行に配列されている。
実施形態2の微小試料台200の製造方法は、上記した如く、基準軸がフラット面4に対し45度傾斜している点を除けば、実施形態1の微小試料台100の製造方法と同一である。
各図において、(a)は図11において二点鎖線で囲んだ領域AのXIII−XIII線切断拡大断面図であり、(b)は図11において二点鎖線で囲んだ領域A近傍の拡大平面図である。
フラット面4に対し45度傾斜した軸を基準軸として、図2(a)および図2(b)〜図6(a)および図6(b)に示す各工程を行うと、図12(a)および図12(b)に図示する状態となる。図12(a)および図12(b)は図6(a)および図6(b)に対応する図である。すなわち、半導体ウエハ(半導体基板)201において、第1の基板エッチング用薄膜51の下面に位置していた第1の領域251および第2の基板エッチング用薄膜52の下面に位置していた第2の領域252(第1の基板エッチング用薄膜51および第2の基板エッチング用薄膜52は図5(a)および図5(b)参照)が露出され、それ以外の全領域には酸化シリコン膜からなるエッチングストッパ253が形成されている。
ここで、(111)面は、(110)面と平行な辺を有し、z軸(図11において紙面と垂直な方向)と交差する方向に傾斜する傾斜面となる面であり、フラット面4が(110)面であることから、フラット面4と垂直な面および平行な面に対し傾斜する斜面となる。上述した如く、半導体基板201の第2の領域252の第1の領域251と重合しない部分は、平面視で半円形形状である。また、一対となる各微小試料基部60は、(110)面に対し、45度傾斜した軸に平行な方向に配列されている。このため、半導体基板201の第2の領域252のウエットエッチングは、フラット面4と垂直方向および平行方向に拡大して進行する。
なお、本発明の微小試料台は、全体が単一半導体層の半導体ウエハだけでなく、複数層の半導体層を有する半導体ウエハを用いて形成することができる。次に、そのような実施形態について説明する。
図14は、本発明の微小試料台の実施形態3に係る拡大斜視図である。
微小試料台300は、詳細は後述するが、SOI(Silicon on Insulator)ウエハを用いて形成されるものであり、シリコン等の単結晶半導体層からなる微小試料台基部310、微小試料搭載部320および微小試料台基部310と微小試料搭載部320との間に介在された酸化シリコンからなる絶縁膜340を有する。
次に、図14に図示された微小試料台300の製造方法について説明する。
すなわち、SOIウエハ(以下、「半導体基板」という)301は、第1半導体層302と、第1半導体層302下に配置された第2半導体層303と、第1半導体層302と第2半導体層303との間に介在された酸化シリコンからなる絶縁膜304を有する。
この後、リンス、乾燥を行い、連結部3をエッチング等適宜な方法で除去または切断して微小試料台基部310を第2半導体層303から分離することにより、図14に図示される多数の微小試料台300を同時に得ることができる。
この場合、実施形態3では、微小試料台基部310を含んで平坦化処理したが、微小試料台320のみ平坦化処理するようにしてもよい。
図22において、80はシリコン基板等からなる微小試料である。微小試料80は、分析領域83の周囲をGaイオンビーム等で除去して溝82を形成したものである。この微小試料の上面には、マイクロプローブ85が固定されている。マイクロプローブ85は、微小試料を、母材であるデバイスから分離する前に、微小試料80の上面にマイクロプローブ85を押し当てた状態で、CVD法によりカーボン86を成膜して固定される。
微小試料台100または200と微小試料搭載部90との固定も、上記と同様に、CVD法により成膜したカーボン87によって行うことができる。
そして、この後、図示はしないが、微小試料80にGa+イオン等の荷電粒子をFIB法により照射して微小試料80を0.1μm程度の厚さになるまで薄片化する。
この薄片化工程において、本発明では、微小試料搭載部90が数μm以下の厚さであるため、微小試料搭載部90がイオンビームによってスパッタされることがなく、したがって、異物が微小試料の表面に付着することが全くないか、あるいは極く少量しかない。
よって、分析時のバックグラウンドノイズを大幅に低減することが可能である。
微小試料80は微小試料搭載部90の側面に固定することも可能である。
図24および図25は、微小試料搭載部90が、微小試料台基部91に形成された凹部92内に形成された状態の側面図である。図24では、微小試料80は、微小試料搭載部90の、微小試料台基部91の凹部92側と反対面側の側面に固定されている。また、図25では、微小試料80は、微小試料搭載部90の、微小試料台基部91の凹部92側に固定されている。
半導体基板または半導体層から分離する前、微小試料台基部を1箇所の連結部で保持する場合で説明したが、連結部の数および位置は、適宜、適切に設定することができる。
また、微小試料台の2個を一対として生産する方法で説明したが、個々に独立して形成することもできる。
また、本発明の微小試料の製造方法は、第1の半導体層と、第2の半導体層と、第1の半導体層と第2の半導体層の間に設けられた無機絶縁膜を有する微小試料台形成用基板を準備する工程と、第1の半導体層の一部を除去して、無機絶縁膜の一面上に微小試料搭載部を形成する工程と、第2の半導体層の一部を除去して、無機絶縁膜の他面上に、微小試料台基部の外形を形成する工程と、微小試料台に開口部を形成する工程とを備え、微小試料台に開口部を形成する工程は、無機絶縁膜を除去して、微小試料台基部の開口部に対応する微小試料搭載部の部分を除去する工程を含むものであればよい。
2 貫通溝
3 連結部
4 フラット面
10、60 微小試料台基部
10a 一面
11、61 凹部
11a 下面
11b、61a 側面
13、63 上面
20、70 微小試料搭載部
21、71 上面
22、72 一側面
31 薄膜
43 外形用フォトレジストパターン
51 第1の基板エッチング用薄膜(微小試料搭載部上面形成用薄膜)
52 第2の基板エッチング用薄膜(微小試料搭載部形成用薄膜)
53、253 エッチングストッパ
80 微小試料
82 溝
83 分析領域
86、87 カーボン
90 微小試料搭載部
100、200 微小試料台
251 第1の領域
252 第2の領域
300 微小試料台
301 SOIウエハ(半導体基板)
302 第1半導体層
302a 一面
303 第2半導体層
303a 一面
304 絶縁膜
310 微小試料台基部
310a 一面
311 開口部
311a 下面
311b 側面
320 微小試料搭載部
321 試料設置部
321a 上面
343 フォトレジストパターン
345 酸化シリコン膜
361 微小試料搭載部形成用マスク
Claims (10)
- 上部中央部に凹部が形成された微小試料台基部と、
前記微小試料台基部の凹部の底部に形成され、前記微小試料台基部より薄い厚さを有する微小試料搭載部と、を具備し、
前記微小試料搭載部と、前記微小試料台基部とが1つの半導体基板により連続した一体部材として形成されており、
前記微小試料台基部の前記凹部は、前記微小試料台基部との境界部に形成され、前記凹部の底部側に向かって前記凹部が小さくなる方向に傾斜する傾斜面を有し、
前記傾斜面は、異方性エッチングにより形成された(111)面であることを特徴とする微小試料台。 - 請求項1に記載の微小試料台において、前記微小試料台基部の前記凹部は、平面矩形形状を有し、前記傾斜面は、前記微小試料搭載部とは反対側の下面と、前記下面の両側に設けられた一対の側面とを有することを特徴とする微小試料台。
- 請求項1に記載の微小試料台において、前記微小試料台基部の前記凹部に形成された前記傾斜面は、前記微小試料搭載部とは反対側に向かって幅狭となる方向に傾斜する平面V字形状を有することを特徴とする微小試料台。
- 上部中央部に開口部が形成された微小試料台基部と、
前記微小試料台基部の前記開口部の一面側の周縁部に設けられた無機絶縁膜および前記無機絶縁膜上に形成された半導体層を有し、前記微小試料台基部よりも薄い厚さを有する微小試料搭載部と、を具備し、
前記微小試料台基部、前記無機絶縁膜および前記微小試料搭載部は、1つのSOI基板をエッチング処理することにより形成された一体部材であることを特徴とする微小試料台。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の微小試料台において、
前記微小試料台基部は前記微小試料搭載部よりも高さ方向に高く突き出すガード部を有することを特徴とする微小試料台。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の微小試料台において、前記微小試料搭載部は、その厚さが数μm以下であることを特徴とする微小試料台。
- 半導体基板の一面に無機材料からなる微小試料搭載部上面形成用薄膜を形成する工程と、
前記半導体基板の他面に、無機材料からなる微小試料搭載部形成用薄膜を形成する工程と、
前記微小試料搭載部上面形成用薄膜および前記微小試料搭載部形成用薄膜を含む微小試料台の形成領域の外周における前記半導体基板を除去して貫通溝を設け、前記貫通溝の周囲における前記半導体基板に連結部で連結されるように前記微小試料台の外形を形成する工程と、
前記微小試料搭載部上面形成用薄膜および前記微小試料搭載部形成用薄膜を除去する工程と、
前記微小試料搭載部上面形成用薄膜下および前記微小試料搭載部形成用薄膜下の前記半導体基板をウエットエッチングにより除去して微小試料搭載部および微小試料台基部を形成する工程と、
前記連結部で連結された前記微小試料台を前記半導体基板から分離する工程と、
を具備し、
前記微小試料搭載部および前記微小試料台基部を形成する工程は、前記微小試料台基部に凹部を形成し、前記凹部の底部に前記微小試料搭載部を形成する工程であり、
前記微小試料台基部に凹部を形成する工程は、異方性エッチングにより、前記凹部の側面に、前記凹部の底部側に向かって前記凹部が小さくなる方向に傾斜する(111)面を形成する工程を含むことを特徴とする微小試料台の製造方法。 - 第1の半導体層と、第2の半導体層と、前記第1の半導体層と前記第2の半導体層の間に設けられた無機絶縁膜を有する微小試料台形成用基板を準備する工程と、
前記第1の半導体層の一部を除去して、前記無機絶縁膜の一面上に微小試料搭載部を形成する工程と、
前記第2の半導体層の一部を除去して、前記無機絶縁膜の他面上に、微小試料台基部の外形を形成する工程と、
前記微小試料台に開口部を形成する工程とを備え、
前記微小試料台に開口部を形成する工程は、
前記無機絶縁膜を除去して、前記微小試料台基部の前記開口部に対応する前記微小試料搭載部の部分を除去する工程を含む
ことを特徴とする微小試料台の製造方法。 - 請求項8に記載の微小試料台の製造方法において、前記第1の半導体層の一部を除去して微小試料搭載部を形成する工程は、ドライエッチングにより前記第1の半導体層を除去する工程を含むことを特徴とする微小試料台の製造方法。
- 請求項8または9に記載の微小試料台の製造方法において、前記第1の半導体層の一部を除去して微小試料搭載部を形成する工程の後、少なくとも前記微小試料搭載部の表面に酸化膜を形成し、前記酸化膜をウエットエッチングにより除去する工程を含むことを特徴とする微小試料台の製造方法。
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