JP5660661B2 - カチオン性重合体粒子、およびその製造方法 - Google Patents

カチオン性重合体粒子、およびその製造方法 Download PDF

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本発明は、カチオン性重合体粒子およびその製造方法に関する。更に詳しくは、本発明は水性媒体中で、長鎖アルキル基を有する4級アンモニウム塩を含有するカチオン性重合性モノマーとビニル系重合性モノマーとをカチオン性開始剤の存在下の乳化重合によって得られ、粒子の水分吸着率が2%以下であることを特徴とするカチオン性重合体粒子、及びその製造方法に関する。
カチオン性重合体粒子は、塗料添加剤、粘着剤、化粧品添加剤、トナー外添剤、光拡散剤、液晶スペーサー、バインダー、レオロジー調節剤、増粘剤、塗膜性能改良剤等として広く用いられている。さらには従来から塗料、土木材料のトップコート、シーラー、インクジェット記録材料、電着塗料等幅広い用途分野を有しており、その利用価値は高い。このような重合体粒子は、トナー同士のブロッキング防止やトナーの流動性向上、且つ機械的な外力や熱による融着や凝集あるいは割れや欠け等を起こすことがなく、電子写真機、複写機、プリンター等の部品を損傷することがないため、トナー外添剤等に好適に用いられている。
従来、このようなカチオン性重合体粒子を得る方法として、カチオン性基を有する乳化剤を用いてモノマー成分の乳化重合を行い粒子化することにより、ポリマー粒子の表面に積極的にカチオン性基を付与する方法があった(特公平7−45526号)。しかしながら、この方法では親水性の高いカチオン性乳化剤を大量に使用するため、重合体粒子の吸湿性が高くなり、重合体粒子をトナー外添剤等として使用した場合に帯電量低下や吸湿性悪化といった性能低下を招くという問題があり、また表面改質剤として用いるには付着力が弱いといった問題があった。
特開平11−209417号公報 特開2001−106732号公報
特開平11−209417号には、乳化剤を用いずにポリマー粒子自体にカチオン性基を導入する方法として、乳化剤非存在下、水性媒体中でカチオン性基を有するモノマー(カチオン性モノマー)と非イオン性ビニルモノマーとを非イオン性開始剤により共重合させ粒子化する方法がある。
ここで使用するカチオン性モノマーは、(メタ)アクリル酸エステルの4級アンモニウム塩であり、その窒素原子上のアルキル基がメチル基やエチル基のような炭素数の小さい置換基であるため、生成するポリマーの親水性は高くなり吸湿性が増大するという課題があった。また、非イオン性重合開始剤を使用しており重合安定性が悪化するという問題点もある。またこの方法では、接着性や耐水性等の低下防止を目的として、共重合後に塩化メチレン、クロロホルムなどの比重が水より重い難水性溶媒をポリマーに含浸させることで水溶性ポリマーの除去を行っており、ラテックスポリマーに対して0.10倍から20倍量もの媒体を使用する必要がある点も懸念があり好ましいものではない。
また特開2001−106732号には、カチオン性ポリマーを予め作製した後、このポリマーを保護コロイドとしてビニル系モノマーを乳化重合させることによりカチオン性重合体粒子を得る方法がある。しかし、この方法で得られる粒子は分散安定性に優れているものの、保護コロイドに炭素数の小さいカチオン性ポリマーが含まれているため、吸湿性の改善には至ることができず、さらには帯電量の低下を招いてしまうという課題があった。また、この方法は、反応が2段階であることや、反応が長時間にわたって行われるため生産上好ましくないと考えられる。
そこで、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、重合時にある特定量の長鎖アルキル基を有する4級アンモニウム塩を含有したカチオン性重合性モノマーを添加することで、低吸湿性に優れたカチオン性重合体粒子の合成に至った。
本発明は、下記(1)式(R1は水素原子またはメチル基を示す。またAは炭素数5以下のアルキレン基を、XはCl、Br、CHSOを示す。nは10〜20の整数である)で表される長鎖アルキル基を有する4級アンモニウム塩を含有するカチオン性重合性モノマー0.5〜15.0重量部、およびこれらと共重合可能なビニル系重合性モノマー85.0〜99.5重量部を共重合してなり、かつ水分吸着率が2%以下であることを特徴とするカチオン性重合体粒子(但し、前記(1)式で表されるカチオン性重合性モノマーと前記共重合可能なビニル系重合性モノマーの総計を100重量部とする。)である。
(1)式
Figure 0005660661
なお、前記(1)式で表されるカチオン性重合性モノマーのXがCHSOであることが好ましい。また前記ビニル系重合性モノマーは(メタ)アクリル酸エステル系モノマーであることが好ましい。またブローオフ帯電量が+30μC/g〜+100μC/gであることが好ましい。このカチオン性重合体粒子の平均粒子径は0.10μm〜1.0μmであることが望ましい。
本発明のカチオン性重合体粒子は、帯電量を保持しつつ、水分吸着率が2%以下と低吸湿性に優れているという特徴を有している。そのため、静電荷像現像に使用されるトナー用の外添剤(電子写真用トナー外添剤に使用される)として使用できる他、塗料添加剤、粘着剤、化粧品添加剤、トナー添加剤、光拡散剤、液晶スペーサ、バインダー、レオロジー調節剤、増量剤、塗膜性能改良等として好適である。
しかも本発明では、水性溶媒を使用することや、また後処理の段階でアセトンなどの有機溶媒を過剰に使用することがないため、環境負荷の低い製造方法で目的の粒子を得ることが可能であり、反応時間も従来の方法と比較して短いという利点がある。
本発明は、カチオン性重合体粒子およびその製造方法に関する。更に詳しくは、本発明は水性媒体中、長鎖アルキル基を有する4級アンモニウム塩を含有するカチオン性重合性モノマーとビニル系重合性モノマーとを共重合してなり、かつ水分吸着率が2%以下であることを特徴とするカチオン性重合体粒子、及びその製造方法である。
(カチオン性重合性モノマー)
本発明において、長鎖アルキル基を有する4級アンモニウム塩を含有するカチオン性重合性モノマーは、アルキル基の炭素数10〜20が好ましく、12〜18がより好ましい。炭素数が10未満であると、重合安定性は良好であるが、重合後のカチオン性重合体粒子の親水性が強すぎるため水分吸着率が高くなることがある。一方、炭素数20を越えるとカチオン性重合性モノマーの疎水性が強すぎるため、重合安定性が悪化し凝集物が多く生成することがある。また得られた粒子の残存モノマー率が多くなるため、例えばトナー外添剤として使用した場合に帯電性の面で性能悪化が懸念される。
本発明で使用されるカチオン性重合性モノマー(1)の具体例としては、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムブロマイド、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルヘキサデシルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルヘキサデシルアンモニウムブロマイド、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルヘキサデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルオクタデシルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルオクタデシルアンモニウムブロマイド、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルオクタデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩などが挙げられる。これらの中で前記カチオン性重合性モノマー(1)のXがCHSOであることが好ましく、特に(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩が好ましい。
前記カチオン性重合性モノマーの使用量は、全モノマー100重量部に対して、0.5〜15.0重量部であることが好ましく、1.0〜12.0重量部であることがより好ましい。ここで、前記使用量が0.5重量部未満であると、重合安定性が悪化し凝集物が多くなるため安定な粒子を得ることができず、15.0重量部を越える場合、重合安定性は良好であるもののポリマーの親水性が強くなるため、水分吸着率が高くなることがある。
(ビニル系重合性モノマー)
本発明で使用されるビニル系重合性モノマーは、上記カチオン性重合性モノマーと共重合可能なものであり、しかも、(メタ)アクリル酸エステル系モノマーが好ましい。
本発明で使用される(メタ)アクリル酸エステル系モノマーの具体例として、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸iso−ブチル、(メタ)アクリル酸tert−ブチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジルなどが挙げられる。これら(メタ)アクリルエステル系モノマーは単独で使用してもよく、2種以上を併用しても良い。
これらビニル系重合性モノマーは全モノマー100重量部に対して、85.0〜99.5重量部であることが好ましく、88.0〜99.0重量部であることがより好ましい。前記使用量が85.0重量部未満であると、重合安定性は良好であるもののポリマーの親水性が強くなるため、水分吸着率が高くなることがあり、99.5重量部を越えると重合安定性が悪化し凝集物が多くなるため安定な粒子を得ることができない。
また、得られる重合体のさらなる高分子量化を図るため、2以上のビニル基を有する架橋剤を併用することもできる。架橋剤としては、2官能性ビニル系重合性モノマー等が挙げられる。具体的には、(メタ)アクリル酸アリル、ジビニルベンゼン、アルキレングリコールジメタクリレート(アルキレンは炭素数2〜4の範囲が好ましい)等が挙げられる。2官能性ビニル系重合性モノマーの混合割合は、全モノマー100重量部に対して50重量部以下であることが好ましく、0.1〜40重量部であることがより好ましい。
また、高分子鎖長の調整のために、重合系内に連鎖移動剤を適宜添加してもよい。連鎖移動剤の具体例としては、n−ヘキシルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン、t−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン等のアルキルメルカプタン、α−メチルスチレンダイマー、2,6−ジ−t−4−メチルフェノール、スチレン化フェノール等のフェノール系化合物、アリルアルコール等のアリル化合物、ジクロロメタン、ジブロモメタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素化合物などが挙げられ、全モノマー100重量部に対して、0.1〜5重量部使用することが好ましい。より好ましくは0.3〜3重量部である。
重合性ビニル系モノマーには、本発明の効果を阻害しない範囲で、添加剤が添加されてもよい。添加剤としては、光安定剤、紫外線吸収剤、顔料、消泡剤、増粘剤、熱安定剤、レべリング剤、滑剤、帯電防止剤等が挙げられる。
(水性媒体)
乳化重合は、水性媒体中で行われる。水性媒体としては、特に限定されないが、水、水と水溶性有機溶媒(例えば、低級アルコール)との混合物等が挙げられる。この内、廃水処理の問題が少ない水が好ましい。
本発明における重合開始剤は、重合安定性の点でカチオン性水溶性重合開始剤の使用が好ましい。本発明で用いられるカチオン性重合開始剤の具体例としては、2,2‘−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩化水素、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]二硫化水和物、2,2‘−アゾビス[N−(2−カルボキシエチル)−2−メチルプロピオンアミジン]水和物、2,2’−アゾビス{2−[1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリン−2−イル]プロパン}二塩化水素、2,2‘−アゾビス(1−イミノ−1−ピロリジノ−2−エチルプロパン)二塩化水素、2,2’−アゾビス{2−メチル−N[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド}、2,2‘−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(N−ヒドロキシエチルイソブチルアミド)、4,4−アゾビス(4−シアノペンタン酸)、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ化合物類等が挙げられる。これらの中で、特に2,2‘−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩化水素が好ましい。
重合開始剤の使用量は、その種類により相違するが、全モノマー100重量部に対して、0.1〜5重量部使用することが好ましい。より好ましくは0.3〜3重量部である。
本発明の乳化剤として、カチオン性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤が挙げられ、重合は上記界面活性剤の存在下あるいは非存在下のいずれであっても良い。また、得られるビニル系重合体粒子の物性、製造工程等に影響を与えない限り、乳化剤を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。さらに、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の高分子系乳化助剤、コロイダルシリカ、アルミナゾル等の無機系乳化助剤等も適宜併用し得る。
ここで、カチオン性界面活性剤の具体例としては、アルキルアミン及びその塩、ポリアルキレンオキサイドを有するアンモニウム塩、ピリジニウム塩、アミノアルコール脂肪酸誘導体、ポリアミン脂肪酸誘導体、イミダゾリン、アルキルトリメチルアミン及びそのアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアミン及びそのアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアミン及びそのアンモニウム塩、ピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。これらの中では、アンモニウム塩酸塩、アンモニウム硫酸塩、アンモニウムスルホン酸塩、アンモニウムパラトルエンスルホン酸塩、アンモニウム酢酸塩等のアンモニウム塩が好ましい。例えば、ラウリルトリメチルアンモニウム塩酸塩、ステアリルトリメチルアンモニウム塩酸塩、セチルメチルアンモニウム塩酸塩、及びジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、N−ポリオキシアルキレン−N,N,N−トリアルキルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩等が好ましい。
界面活性剤の使用量は全モノマー100重量部に対して0〜0.5重量部使用することが好ましい。より好ましくは0〜0.3重量部である。上記界面活性剤は0.5重量部を越えると、粒子の親水性が強くなるため水分吸着率が高くなる。
重合系の攪拌回転数は、特には限定はされないが例えば、5リットル容量の反応器を使用した場合、100〜500rpmであることが好ましい。また、重合温度は、使用するモノマーや重合開始剤の種類により相違するが、30〜100℃であることが好ましく、重合時間は2〜10時間であることが好ましい。さらに、窒素、アルゴン等の不活性気体雰囲気下で重合を行うことが好ましい。
本発明の乳化重合における各種成分の添加方法は、特に制限はなく、一括添加方法、分割添加方法、連続添加方法のいずれでも用いることができる。
また、アクリル系重合体粒子の水性媒体からの単離は公知の方法を用いることができ、スプレードライヤーに代表される噴霧乾燥法、ドラムドライヤーに代表される加熱された回転ドラムに付着させて乾燥する方法、凍結乾燥法等により行うことができる。さらに乾燥させたアクリル系重合体粒子は、粉砕機、解砕機等で凝集物を解すことが望ましい。
本発明の重合体粒子は、0.1〜1.0μmの平均粒子径を有する。0.1μm未満の場合、重合体粒子の凝集力が大きくなってしまうことがあり、帯電量が低下するため好ましくない。また1.0μmを越える場合、重合体粒子の比表面積が小さくなり、帯電量が低下するため好ましくない。より好ましい平均粒子径は0.12μmから0.8μmである。なお平均粒子径の測定方法は、実施例の欄に記載する。
更に、本発明の重合体粒子は、ブローオフ帯電量が+30〜+100μC/gである。+30μC/gより小さいと例えば静電荷像現像に使用されるトナー用の添加剤とした場合に、帯電量の付与が不十分である。+100μC/gより大きいと例えば静電荷像現像に使用されるトナー用の添加剤とした場合に、帯電量が大きすぎることが原因でトナーのクリーニング性が低下してしまうことがある。好ましくは+35〜+90μC/gである。
本発明のカチオン性重合体粒子は、水分吸着率が抑制された低吸湿性に優れ、かつ高い帯電量を有するカチオン性重合体粒子であり、所望の用途に用いることができる。そのような用途として、静電荷像現像にしようされるトナー用の添加剤として使用できるほか、塗料や、インキ粘着剤用、接着剤用、人工大理石用等の添加剤、紙処理剤用、化粧品用などの充填材、クロマトグラフィーのカラム充填材、フィルム用のアンチブロック剤や、光拡散剤等として適している。
以下、実施例及び比較例により本発明を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、実施例及び比較例中の平均粒子径、重合安定性、水分吸着率及び帯電量の測定方法を下記する。
(平均粒子径)
ここでいう平均粒子径は、動的光散乱法あるいは光子相関法と呼ばれる方法を利用して測定した粒子径を意味する。すなわち、0.1vol%に調整した重合体粒子の水系分散液に25℃においてレーザー光を照射し、重合体粒子から散乱される散乱光強度をマイクロ秒単位の時間変化で測定する。検出された重合体樹脂粒子に起因する散乱強度分布を正規分布に当てはめて、平均粒子径を算出するためのキュムラント解析法により求めた平均粒子径である。この種の平均粒子径は、市販の測定装置で簡便に測定可能であり、本実施例ではマルバーン社から市販されている「ゼータサイザーナノZS」を測定に使用している。
上述の市販の測定装置にはデータ解析ソフトが搭載されており、測定データを自動的に解析できる。
(重合安定性)
ここでいう重合安定性は、得られたカチオン性重合体粒子の水系分散液全量を目開き100μmのステンレス篩に通し、篩上の残存物を50℃で24時間乾燥させた後、残存物の重量を秤量する。この値(Wa)を凝集物生成率を算出し(下式)、得られた値が5%未満である場合は重合安定性が非常に優れている(◎)、5〜10%である場合は重合安定性が優れている(○)、10%以上である場合は重合安定性が悪い(×)と判断した。

凝集物生成率=(Wa/重合性モノマー使用量)×100
(水分吸着率測定方法)
ここでいう水分吸着率は、重合体粒子を恒温恒湿環境下に所定時間保管し、保管前後の重量変化量から算出した値を意味する。すなわち、重合体粒子をあらかじめ55℃で24時間乾燥させ、この乾燥重合体粒子1gを温度20℃、かつ相対湿度80%の雰囲気下に1時間保管した後、重合体粒子の重量(g)を秤量する。この値をWとし、次式から算出して求めた値を重合体粒子の水分吸着率とした。

水分吸着率(%)=(W−1)×100
(ブローオフ帯電量測定)
ここでいうブローオフ帯電量は、ブローオフ方式による接触帯電法により測定した帯電量を意味する。具体的には、測定する重合体粒子を、後述の合成方法で製造したスチレン−アクリル系重合体粒子に外添処理し(以下、擬似トナーと表現)、この擬似トナーの帯電量を測定した。以下、測定例を説明する。
後述の合成例1で製造したスチレン−ブチルメタクリレート共重合体である平均粒子径10μm粒子を15gと測定試料0.45gの混合物をミルミキサー(National 製 品番MX-X57-Y ファイバーミキサー)で5秒間混合処理し、その後1分間静置保管した。再度5秒混合、1分間静置保管を繰り返し、計5回行った。
上記方法で得られた擬似トナー0.5gと標準キャリアN-02(日本画像学会製)9.5gを50ccのポリプロピレン製容器に投入し、密閉した後、200回上下に振ることで混合した。その後容器を開封して、20℃、相対湿度60%の恒温恒湿下において24時間静置させた。次に、サンプル0.2gを秤量し、400メッシュの篩網が入った測定試料室に投入することでブローオフ帯電量を測定した。なお、この種のブローオフ帯電量はは、市販の測定装置で簡便に測定可能であり、本実施例では京セラケミカル社製から市販されているTB−203 を使用した。測定は20℃、相対湿度 60%の恒温恒湿下において測定し、ブローには窒素ガスを使用し、ブロー圧10kPa、吸引圧は9kPaとした。
(実施例1)
1L容量の三口フラスコ容器に、イオン交換水400重量部、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩((1)式中のn=12)1重量部、メタクリル酸シクロヘキシル(CHMA)(共栄社化学社製;ライトエステルCH)99重量部を供給し、250rpmの攪拌回転数で攪拌しつつ、70℃に加熱した。次いで、2,2‘−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩(和光純薬工業社製;V−50)を0.5重量部供給した後、2時間に亘って攪拌した後、80℃にてさらに1時間に亘って攪拌を続けながら乳化重合を行った。その後、乳化液を室温まで冷却することでカチオン性ビニル系重合体粒子の水系分散液を得た。
得られた重合体粒子の水系分散液を100μmステンレス篩濾過により評価した凝集物生成率は1.5%と重合安定性に非常に優れていた。また、水系分散液中のカチオン性ビニル系重合体粒子の平均粒子径は0.14μmであった。さらに得られたカチオン性ビニル系重合体粒子の水系分散液をスプレードライヤーにて給気温度105℃、排気温度55℃で処理し、その後ジェットミルで処理することでカチオン性ビニル系重合体粒子の粉末を得た。このカチオン性ビニル系重合体粒子の水分吸着率は0.65%であり吸湿性に優れていた。またこの粒子のブローオフ帯電量は+60μC/gであった。
(実施例2)
(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩((1)式中のn=12)1重量部の代わりに3重量部、メタクリル酸シクロヘキシル99重量部の代わりに97重量部とした以外は実施例1と同様の方法で行った。
得られた重合体粒子の水系分散液を100μmステンレス篩濾過により評価した凝集生成率は1.5%と重合安定性に非常に優れていた。また、水系分散液中のカチオン性ビニル系重合体粒子の平均粒子径は0.17μmであった。このカチオン性ビニル系重合体粒子の水分吸着率は0.91%であり吸湿性に優れていた。ブローオフ帯電量は+87μC/gであった。
(実施例3)
(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩((1)式中のn=12)1重量部の代わりに5重量部、メタクリル酸シクロヘキシル99重量部の代わりに95重量部とした以外は実施例1と同様の方法で行った。
得られた重合体粒子の水系分散液を100μmステンレス篩濾過により評価した凝集生成率は1.6%と重合安定性に非常に優れていた。また、水系分散液中のカチオン性ビニル系重合体粒子の平均粒子径は0.22μmであった。このカチオン性ビニル系重合体粒子の水分吸着率は1.1%であり吸湿性に優れていた。ブローオフ帯電量は+50μC/gであった。
(実施例4)
(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩((1)式中のn=12)1重量部の代わりに5重量部、メタクリル酸シクロヘキシル99重量部の代わりにメタクリル酸イソブチル(IBMA)(共栄社化学社製;ライトエステルIB)25重量部、メタクリル酸シクロヘキシル70重量部とした以外は実施例1と同様の方法で行った。
得られた重合体粒子の水系分散液を100μmステンレス篩濾過により評価した凝集生成率は2.0%と重合安定性に非常に優れていた。また、水系分散液中のカチオン性ビニル系重合体粒子の平均粒子径は0.24μmであった。このカチオン性ビニル系重合体粒子の水分吸着率は1.3%であり吸湿性に優れていた。ブローオフ帯電量は+47μC/gであった。
(実施例5)
(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩((1)式中のn=12)1重量部の代わりに5重量部、メタクリル酸シクロヘキシル99重量部の代わりにメタクリル酸メチル(MMA)(三菱レイヨン社製;アクリエステルM)25重量部、メタクリル酸イソブチル(IBMA)70重量部とした以外は実施例1と同様の方法で行った。
得られた重合体粒子の水系分散液を100μmステンレス篩濾過により評価した凝集生成率は2.0%と重合安定性に非常に優れていた。また、水系分散液中のカチオン性ビニル系重合体粒子の平均粒子径は0.18μmであった。このカチオン性ビニル系重合体粒子の水分吸着率は1.5%であり吸湿性に優れていた。ブローオフ帯電量は+41μC/gであった。
(実施例6)
(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩((1)式中のn=12)1重量部の代わりに10重量部、メタクリル酸シクロヘキシル99重量部の代わりに90重量部とした以外は実施例1と同様の方法で行った。
得られた重合体粒子の水系分散液を100μmステンレス篩濾過により評価した凝集生成率は3.2%と重合安定性に非常に優れていた。また、水系分散液中のカチオン性ビニル系重合体粒子の平均粒子径は0.25μmであった。このカチオン性ビニル系重合体粒子の水分吸着率は1.5%であり吸湿性に優れていた。ブローオフ帯電量は+45μC/gであった。
(実施例7)
(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩((1)式中のn=12)1重量部の代わりに13重量部、メタクリル酸シクロヘキシル99重量部の代わりに87重量部とした以外は実施例1と同様の方法で行った。
得られた重合体粒子の水系分散液を100μmステンレス篩濾過により評価した凝集生成率は4.1%と重合安定性に非常に優れていた。また、水系分散液中のカチオン性ビニル系重合体粒子の平均粒子径は0.26μmであった。このカチオン性ビニル系重合体粒子の水分吸着率は1.6%であり吸湿性に優れていた。ブローオフ帯電量は+32μC/gであった。
(比較例1)
(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩((1)式中のn=12)1重量部の代わりに0重量部、メタクリル酸シクロヘキシル99重量部の代わりに100重量部とした以外は実施例1と同様の方法で行った。
得られた重合体粒子の水系分散液を100μmステンレス篩濾過により評価した凝集生成率は20.0%と重合安定性は非常に悪化し、目的とする重合体粒子は得られなかった。
(比較例2)
(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩((1)式中のn=12)1重量部の代わりに20重量部、メタクリル酸シクロヘキシル99重量部の代わりに80重量部としたこと以外は実施例1と同様の方法で行った。
得られた重合体粒子の水系分散液を100μmステンレス篩濾過により評価した凝集生成率は7.2%と重合安定性に優れていた。また、水系分散液中のカチオン性ビニル系重合体粒子の平均粒子径は0.15μmであった。このカチオン性ビニル系重合体粒子の水分吸着率は2.2%であり吸湿性は悪化した。ブローオフ帯電量は+10μC/gであった。
(比較例3)
(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩((1)式中のn=12)1重量部の代わりに、メタクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロライド塩((1)式中のn=1)5重量部、メタクリル酸シクロヘキシル99重量部の代わりに95重量部としたこと以外は実施例1と同様の方法で行った。
得られた重合体粒子の水系分散液を100μmステンレス篩濾過により評価した凝集生成率は8.5%と重合安定性に優れていた。また、水系分散液中のカチオン性ビニル系重合体粒子の平均粒子径は0.35μmであった。このカチオン性ビニル系重合体粒子の水分吸着率は4.5%であり吸湿性は悪化した。ブローオフ帯電量は+21μC/gであった。
(比較例4)
(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩((1)式中のn=12)1重量部の代わりに、メタクリル酸ジメチルアミノエチルベンジルクロライド塩((1)式中のn=7)5重量部、メタクリル酸シクロヘキシル99重量部の代わりに95重量部としたこと以外は実施例1と同様の方法で行った。
得られた重合体粒子の水系分散液を100μmステンレス篩濾過により評価した凝集生成率は6.1%と重合安定性に優れていた。また、水系分散液中のカチオン性ビニル系重合体粒子の平均粒子径は0.19μmであった。このカチオン性ビニル系重合体粒子の水分吸着率は2.8%であり吸湿性は悪化した。ブローオフ帯電量は+4μC/gであった。
(比較例5)
(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩((1)式中のn=12)1重量部の代わりに、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルドデシルアンモニウムパラトルエンスルホン酸塩((1)式中のn=12)1重量部とメタクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロライド塩((1)式中のn=1)1重量部、メタクリル酸シクロヘキシル99重量部の代わりに98重量部としたこと以外は実施例1と同様の方法で行った。
得られた重合体粒子の水系分散液を100μmステンレス篩濾過により評価した凝集生成率は7.8%と重合安定性に優れていた。また、水系分散液中のカチオン性ビニル系重合体粒子の平均粒子径は0.22μmであった。このカチオン性ビニル系重合体粒子の水分吸着率は2.5%であり吸湿性は悪化した。ブローオフ帯電量は+8μC/gであった。
Figure 0005660661
本発明のカチオン性重合体粒子は、水分吸着率が抑制された低吸湿性に優れ、かつ高い帯電量を有するカチオン性重合体粒子であり、所望の用途に用いることができる。そのような用途として、静電荷像現像に使用されるトナー用の添加剤として使用できるほか、塗料や、インキ粘着剤用、接着剤用、人工大理石用等の添加剤、紙処理剤用、化粧品用などの充填材、クロマトグラフィーのカラム充填材、フィルム用のアンチブロック剤や、光拡散剤等として適している。

Claims (4)

  1. 下記(1)式(R1は水素原子またはメチル基を示す。またAは炭素数5以下のアルキレン基を、XはCl、Br、CHSOを示す。nは10〜20の整数である)で表される長鎖アルキル基を有する4級アンモニウム塩を含有するカチオン性重合性モノマー0.5〜15.0重量部、およびこれらと共重合可能なビニル系重合性モノマー85.0〜99.5重量部を共重合してなるカチオン性重合体粒子を用いるトナー外添剤であって、
    前記カチオン性重合体粒子の平均粒子径が0.10μm〜1.0μmであり、かつ水分吸着率が2%以下、ブローオフ帯電量が+30μC/g〜+100μC/gであることを特徴とするトナー外添剤(但し、前記(1)式で表されるカチオン性重合性モノマーと前記共重合可能なビニル系重合性モノマーの総計を100重量部とする。)。
    (1)式
    Figure 0005660661
  2. 前記カチオン性重合性モノマー(1)のXがCHSOである請求項1に記載のトナー外添剤
  3. 前記ビニル系重合性モノマーが(メタ)アクリル酸エステル系モノマーである請求項1又は2に記載のトナー外添剤
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載のトナー外添剤を製造する方法であって、
    前記(1)式で表されるカチオン性重合性モノマーとこれらと共重合可能なビニル系重合性モノマーを水性媒体中で乳化重合することを特徴とするトナー外添剤の製造方法。


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