JP5660085B2 - 回転機の制御装置 - Google Patents

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    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/20Controlling the acceleration or deceleration

Description

本発明は、回転機の制御量を制御すべく、前記回転機の端子に交流電圧を印加する交流電圧印加手段を操作する回転機の制御装置に関する。
たとえば下記特許文献1には、電動機の回転速度に比例したフィードフォワード操作量としてのインバータの出力電圧を、インバータの負極側直流母線を流れる電流のピーク値に応じてフィードバック補正するものも提案されている。
特開2008−228476号公報
ところで、上記のような制御装置において、力行と回生とが切り替わる際には、電動機の制御性が低下することが発明者らによって見出されている。
本発明は、上記課題を解決する過程でなされたものであり、その目的は、回転機の制御量を制御すべく、前記回転機の端子に交流電圧を印加する交流電圧印加手段について、これを操作する新たな回転機の制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、およびその作用効果について記載する。
発明は、回転機(10)の制御量を制御すべく、前記回転機の端子に交流電圧を印加する交流電圧印加手段(INV)を操作する操作手段(20)を備え、
前記操作手段は、前記制御量の指令値を入力とし、前記制御量の開ループ操作量としての前記交流電圧印加手段の出力端子のそれぞれの電圧の指令値である端子電圧指令値を設定する電圧指令値設定手段(24,26)と、前記回転機の各端子を流れる電流の履歴情報に基づき、前記回転機の各端子の電流の振幅のばらつきを低減するためのフィードバック操作量を算出し、該フィードバック操作量によって、前記端子電圧指令値を補正する個別補正手段(7〜86)と、前記回転機の力行制御および回生制御のいずれか一方から他方への切り替え時であるか否かを判断する判断手段(S30を備える。そして、請求項1記載の発明は、前記判断手段によって切り替え時であると判断されたことを条件として前記個別補正手段によって算出された前記フィードバック操作量の符号を反転させる反転反映手段(S32)を備えることを特徴とする。また、請求項2記載の発明は、前記個別補正手段が前記回転機の端子のそれぞれについて算出する前記フィードバック操作量について、それらのうちの複数個に関する平均値を、前記個別補正手段が前記回転機の端子のそれぞれについて算出する前記フィードバック操作量から減算した値を差分相当量とし、前記判断手段によって切り替え時であると判断されたことを条件として、前記差分相当量の符号を反転させる反転反映手段(S32a)を備えることを特徴とする。さらに、請求項10記載の発明は、前記判断手段によって切り替え時であると判断されたことを条件として、前記差分相当量をゼロとする初期化手段(S32b)を備えることを特徴とする。
上記履歴情報に応じたフィードバック操作量のうちの上記差分相当量の極性が、力行時と回生時とで反転する傾向があることが発明者らによって見出された。このため、力行と回生との切り替え直後においては、履歴情報に応じたフィードバック操作量が適正な値からずれるおそれがある。また、フィードバック制御におけるゲインは、力行時と回生時とで符号が逆となるため、力行と回生とのいずれか一方から他方への切り替えの判断に遅れが生じる場合、フィードバック操作量の算出が不適切となる。このため、切り替え時と判断された際のフィードバック操作量は、適切な値からずれやすい。
この点、上記発明では、切り替え時と判断された直後のフィードバック操作量が適切な値からずれる事態を好適に抑制することができる。
なお、本発明にかかる以下の代表的な実施形態に関する概念の拡張については、代表的な実施形態の後の「その他の実施形態」の欄に記載してある。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかる位相補正部の処理手順を示す流れ図。 インバータのスイッチングモードと母線電流との関係を示す図。 上記実施形態にかかる個別補正処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる共通補正処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる効果を示すタイムチャート。 第2の実施形態にかかるシステム構成図。 第3の実施形態にかかるシステム構成図。 第4の実施形態にかかる個別補正処理の手順を示す流れ図。 第5の実施形態にかかるシステム構成図。 第6の実施形態にかかるシステム構成図。 第7の実施形態にかかる個別補正処理の手順を示す流れ図。
<第1の実施形態>
以下、本発明にかかる回転機の制御装置を車載電動パワーステアリングに搭載される電動機の制御装置に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかる電動機の制御システムの全体構成を示す。電動機10は、3相の同期機である。詳しくは、電動機10は、表面磁石同期機(SPMSM)である。
電動機10は、インバータINVを介してバッテリ12に接続されている。インバータINVは、スイッチング素子S¥p,S¥n(¥=u,v,w)の直列接続体を3組備えており、これら各直列接続体の接続点(インバータINVの出力端子)のそれぞれが電動機10のU,V,W相のそれぞれの端子に接続されている。これらスイッチング素子S¥#(¥=u,v,w;#=p,n)として、本実施形態では、NチャネルMOS電界効果トランジスタが用いられている。そして、これらにはそれぞれ、ダイオードD¥#が逆並列に接続されている。なお、ダイオードD¥#は、スイッチング素子S¥#のボディーダイオードであってもよい。
本実施形態では、電動機10やインバータINVの状態を検出する検出手段として、以下のものを備えている。まず電動機10の回転角度(電気角θ)を検出する回転角度センサ14を備えている。また、インバータINVの入力電圧(電源電圧VDC)を検出する電圧センサ16を備えている。さらに、インバータINVの入力端子(ここでは、負極側直流母線Lnに接続される負極側入力端子)を流れる電流(母線電流IDC)を検出する電流センサ18を備えている。ちなみに、電流センサ18としては、負極側直流母線Lnに直列接続されるシャント抵抗と、その両端の電位差を検出する手段とを備えて構成してもよい。
加えて、上側アームのスイッチング素子S¥pの流通経路の両端部(ソースおよびドレイン間の電圧)の電位差の極性を検出するコンパレータ30,32,34を備えている。
上記各種センサの検出値や、コンパレータ30〜34の出力信号C¥は、制御装置20に取り込まれる。制御装置20では、これら各種センサの検出値に基づき、インバータINVを操作する操作信号を生成して出力する。ここで、インバータINVのスイッチング素子S¥#を操作する信号が、操作信号g¥#である。
図には、制御装置20の行なう処理をブロック図で示してある。以下、これについて、「制御の概要」を説明した後、「力行および回生の切り替え制御」について詳述する。
「制御の概要」
指令電流設定部22は、トルク指令値Trq*を入力とし、電動機10のトルクがトルク指令値Trq*となるうえで要求される電流を指令値(電流指令値id*,iq*)として設定する。本実施形態では、最小電流最大トルク制御を実現するための電流を電流指令値id*,iq*とする。すなわち、「id*=0,iq*≠0」とする。
指令電圧設定部24は、電流指令値id*,iq*と、速度算出部23から出力される電気角速度ωとを入力とし、電動機10を流れる電流を電流指令値id*,iq*とするうえでの開ループ操作量(電圧指令値vd*、vq*)を設定する。ここでは、電動機10の抵抗R、インダクタンスLおよび逆起電圧定数φを用いた以下の式(c1),(c2)によって表現される電圧方程式を用いて、電圧指令値vd*,vq*を設定する。
vd*=R・id+L・(did*/dt)−ω・L・iq* …(c1)
vq*=R・iq+L・(diq*/dt)+ω・L・id*+ω・φ …(c2)
電圧3相変換部26では、電圧指令値vd*,vq*を電動機10の各端子に対する電圧の指令値(電圧指令値vu*,vv*,vw*)に変換する。
操作信号生成部28では、電圧指令値vu*,vv*,vw*に応じた信号を、電源電圧VDCによって規格化したDuty信号D¥#と、三角波形状のキャリアとの大小比較に基づき、スイッチング素子S¥#の操作信号g¥#を生成する。詳しくは、大小比較に基づき論理Hおよび論理Lが定まるPWM信号g¥の立ち上がりエッジをデッドタイムだけ遅延させることで上側アームの操作信号g¥pを生成する。また、PWM信号g¥の論理反転信号の立ち上がりエッジをデッドタイムだけ遅延させることで下側アームの操作信号g¥nを生成する。
本実施形態では、上述した開ループ制御が基本となるものの、電動機10のトルクリップルを低減することなどを狙って、次の4つの処理を行なう。第1の処理は、電動機10を流れる電流の位相を電流指令値id*,iq*の位相にフィードバック制御する位相補償処理であり、第2の処理は、電動機10の各端子を流れる電流i¥の振幅のばらつきを低減する振幅補正処理である。また、第3の処理は、操作信号g¥pと操作信号g¥nとに設けられるデッドタイムによる電圧の制御性の低下を補償するデッドタイム補償処理であり、第4の処理は、上記電圧方程式のモデル化誤差を補償するモデル化誤差の補償処理である。以下、これについて説明する。
まず、始めに、位相補償処理について説明する。
位相操作部40は、コンパレータ30〜34の出力信号C¥を入力とし、電圧3相変換部26の入力となる電気角θを補正する補正量Δθを算出する。図2に、位相操作部40の行なう処理の詳細を示す。この処理は、たとえば所定周期でくり返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、スイッチング素子S¥#がオン状態とされている期間について、出力信号C¥が論理反転したか否かを判断する。この処理は、電動機10の相電流i¥の極性の反転タイミングを検出するためのものである。すなわち、相電流i¥を流れる電流の極性が反転すると、スイッチング素子S¥#の両端の電位差の極性が反転する。なお、スイッチング素子S¥#がオン状態とされている期間は、操作信号生成部28から位相操作部40に入力されるスイッチングモード情報に基づき把握される。ここでスイッチングモードとは、インバータINVを構成するスイッチング素子S¥#のそれぞれがオン状態であるかオフ状態であるかを表現するものである。
そして反転タイミングであると判断される場合、ステップS12において、そのときの電気角θを、反転位相θ0¥として記憶する。そして、ステップS14においては、反転位相指令値θ0¥*からステップS12において記憶された反転位相θ0¥を減算することで、偏差Δθ¥を算出する。ここで、反転位相指令値θ0u*は、0度または180度であり、反転位相指令値θ0v*は、30度または210度であり、反転位相指令値θ0w*は、150度または330度である。これは、本実施形態では、d軸の電流指令値id*をゼロとしたことと対応している。なお、たとえば反転位相指令値θ0u*を、0度とするか180度とするかは、実際の電気角θに応じて定める。すなわち、現在の電気角θが0度近傍である場合には、0度とし、180度近傍である場合には、180度とする。ちなみに、偏差Δθ¥を、反転位相指令値θ0¥*に対して反転位相θ0¥が進角しているか遅角しているかに応じて固定された符号を取るようにすべく、反転位相指令値θ0u*がゼロである場合であって且つ、反転位相θ0uが350度以上360度未満である場合には、360度から反転位相θ0uが減算された値を反転位相θ0uと定義しなおして偏差Δθ¥を算出することが望ましい。
続くステップS16では、偏差Δθ¥と目標値Δθtとの差Δを算出する。ここで、目標値Δθtは、後述するPID制御によって偏差Δθ¥をゼロにフィードバック制御するに際し、相電流i¥の極性の実際の反転タイミングに対するステップS12によって記憶される反転タイミングの遅延を補償するための補償量である。目標値Δθtは、電気角速度ωが大きいほど、大きい値に設定される。これは、電気角速度ωが大きいほど、相電流i¥の極性の実際の反転タイミングに対するステップS12によって記憶される反転タイミングの遅延量が大きくなることに鑑みたものである。
そして、ステップS18においては、差Δを入力とする比例要素、積分要素、および微分要素の各出力同士の和を、補正量Δθとする。
こうして補正量Δθが算出されると、先の図1に示す位相補正部42において電気角θが補正量Δθによって補正され、電圧3相変換部26に入力される。これにより、電圧3相変換部26は、電圧指令値vd*、vq*の位相に対して、電圧指令値v¥*の位相を、補正量Δθだけずらして算出することとなる。
次に、振幅補正処理について説明する。
電流3相変換部50は、電流指令値id*,iq*を3相の電流指令値i¥*に変換する。電流指令値iu*は、絶対値算出部52によってその絶対値に変換され、偏差算出部62に入力される。電流指令値iv*は、絶対値算出部54によって、その絶対値に変換され、偏差算出部64に入力される。電流指令値iw*は、絶対値算出部56によって、その絶対値に変換され、偏差算出部66に入力される。
一方、母線電流IDCは、絶対値算出部58によってその絶対値に変換され、セレクタ60に入力される。セレクタ60は、操作信号生成部28からセレクタ60に入力されるスイッチングモード情報に基づき、偏差算出部62,64,66のいずれかに母線電流IDCを選択的に出力する。詳しくは、セレクタ60では、図3に示す関係を記憶しており、スイッチングモードに基づき、母線電流IDCの絶対値が相電流iu,iv,iwのいずれの絶対値と等しいかを把握し、偏差算出部62,64,66のうち、等しくなる相に対応するものに、絶対値算出部58の出力値を出力する。なお、図3において、相電流i¥の符号は、インバータINV側から電動機10側に出力される場合を正と定義している。また、セレクタ60は、本実施形態において、識別手段を構成する。
先の図1に示す個別フィードバック操作量算出部70では、偏差算出部62の出力信号を入力とし、U相の相電流iuの絶対値を電流指令値iu*の絶対値にフィードバック制御するための操作量を算出する。個別フィードバック操作量算出部72では、偏差算出部64の出力信号を入力とし、V相の相電流ivの絶対値を電流指令値iv*の絶対値にフィードバック制御するための操作量を算出する。個別フィードバック操作量算出部74では、偏差算出部66の出力信号を入力とし、W相の相電流iwの絶対値を電流指令値iw*の絶対値にフィードバック制御するための操作量を算出する。本実施形態では、個別フィードバック操作量算出部70,72,74のそれぞれにおいて、偏差算出部62,64,66のそれぞれの出力信号を入力とする比例要素、および積分要素の各出力同士の和として操作量(個別補正量comp¥)を算出する。
なお、個別フィードバック操作量算出部70,72,74の時定数は、それらによるフィードバック制御の応答性が、位相操作部40による位相補償処理の応答性よりも低くなるように設定する。これは電流指令値i¥*の位相と実際の相電流i¥の位相とがずれている場合には、個別フィードバック操作量算出部70,72,74の出力値(個別補正量comp¥)が、相電流i¥の振幅を電流指令値i¥*の振幅にフィードバック制御するための適切な値からずれるおそれがあることに鑑みたものである。
加算部76では、個別フィードバック操作量算出部70の出力(個別補正量compu)に「1」を加算し、乗算部82に出力する。同様に、加算部78では、個別フィードバック操作量算出部72の出力に「1」を加算し、乗算部84に出力する。また、加算部80では、個別フィードバック操作量算出部74の出力に「1」を加算し、乗算部86に出力する。これら乗算部82,84,86のそれぞれでは、電圧指令値vu*,vv*,vw*のそれぞれに加算部76,78,80の出力値のそれぞれを乗算し、これをフィードバック操作量によって補正された電圧指令値vu*,vv*,vw*として出力する。
ここで、本実施形態では、個別フィードバック操作量算出部70〜74、加算部76〜80、および乗算部82〜86の協働で、電圧指令値v¥*の振幅補正を良好に行なうことを可能とした。すなわち、相電流i¥は交流であるため、絶対値算出部58の出力値と、絶対値算出部52〜56のそれぞれの出力値との比によって、振幅補正量を定量化する場合には、比の演算において分母がゼロまたはゼロに近づく事態が生じ、これが振幅補正量の算出精度を低下させる要因となる。これに対し、分母が小さくなる場合には比の算出を回避することも可能ではあるが、この場合には、制御が煩雑となる。
次に、デッドタイム補償処理について説明する。
デッドタイム補償部90は、コンパレータ30〜34の出力信号C¥と、操作信号生成部28からデッドタイム補償部90に入力されるスイッチングモード情報とに基づき、デッドタイム補償のための電圧指令値v¥*の補正量dt¥を算出する。ここで、出力信号C¥とスイッチングモード情報とは、相電流i¥の極性を判断するための入力である。すなわちたとえば、スイッチングモード情報に基づきスイッチング素子S¥pがオン状態にあると判断される期間において、出力信号C¥が論理Hである場合、相電流i¥が負であると判断できる。
そして、相電流i¥が負であると判断される場合、デッドタイム期間において上側アームのスイッチング素子S¥pがオン状態とされるのと等価となるため、デッドタイム補正量dt¥を負の補正量とする。これに対し、相電流i¥が正であると判断される場合、デッドタイム期間において下側アームのスイッチング素子S¥nがオン状態とされるのと等価となるため、デッドタイム補正量dt¥を正の補正量とする。
なお、デッドタイム補償部90から出力されるデッドタイム補正量dt¥は、補正部92,94,96において乗算部82,84,86の出力値に加算され、補正部92〜96の出力値が最終的な電圧指令値v¥*として操作信号生成部28に入力される。
次に、モデル化誤差の補償処理について説明する。
上記個別フィードバック操作量算出部70,72,74の各出力値は、加算部100において加算され、平均値算出部102において、「1/3」が乗算される。平均値算出部102の出力値は、個別フィードバック操作量算出部70,72,74の各出力値の平均値である。平均値フィードバック操作量算出部104では、平均値算出部102の出力値を入力とする比例要素および積分要素の出力同士の和として、平均値補正量compaを算出する。平均値補正量compaは、電圧方程式の抵抗Rを補正するためのものである。
ここで、モデル化誤差の補償対象として抵抗Rを選択したのは、これが温度に応じて大きく変動するためである。実際、車両の置かれる環境が極低温(マイナス10度以下)となり得ることに鑑み、また、電動機10の温度が百度を超えることがありうることに鑑みれば、抵抗Rのとりうる値の最大値は、最小値の数倍となりうる。これに対し、本実施形態では、インダクタンスの変動は無視しうることを前提としている。これは、電動機10を磁気飽和が生じない領域(電流と磁束との間の比例係数がほとんど変動しない領域)で使用することを想定したためである。
なお、平均値フィードバック操作量算出部10は、本実施形態において、共通補正手段を構成する。
「力行および回生の切り替え制御」
図4に、個別フィードバック操作量算出部70,72,74の処理の詳細を示す。この処理は、たとえば所定周期で繰り返し実行される。なお、以下では、個別フィードバック操作量算出部70,72,74のそれぞれの実行する処理を一般化して示す。
この一連の処理では、まずステップS20において、母線電流IDCの絶対値が対象とする相の電流の絶対値と等しくなっているか否かを判断する。すなわち、たとえばこの処理が個別フィードバック操作量算出部70の処理の場合、スイッチングモードが「1」または「4」であるか否かを判断する。そしてステップS20において肯定判断される場合、ステップS22において、偏差算出部62,64,66のうち対応するものの処理がなされる。
続くステップS24においては、力行時であるか否かを判断する。この処理は、q軸の電流指令値iq*と電気角速度ωとを入力として実行される。すなわち、基本的には、「iq*・ω>0」の場合に力行と判断し、「iq*・ω<0」の場合に回生と判断する。ただし、本実施形態では、力行である旨と回生である旨との判断のハンチングを回避すること等を狙って、力行である旨の判断から回生である旨の判断に切り替える際の条件と、回生である旨の判断から力行である旨の判断に切り替える際の条件とにヒステリシスを設ける。詳しくは、力行である旨判断されている場合、「iq*・ω」が負となって且つその絶対値が規定値以上となることで回生である旨判断し、回生である旨判断されている場合、「iq*・ω」が正となって且つその絶対値が規定値以上となることで力行である旨判断する。
ステップS24において力行である旨判断される場合、ステップS26において、比例要素のゲインkpiを比例ゲインKPiとし、積分要素のゲインkiiを積分ゲインKIiとする。これに対し、ステップS24において回生である旨判断される場合、ステップS28において、比例要素のゲインkpiを「−KPi」とし、積分要素のゲインkiiを「−KIi」とする。このように、力行時と回生時とで比例要素や積分要素のゲインの極性を反転させるのは、力行時においては電流の絶対値を増加させる場合に電圧の振幅を増大させる必要があるのに対し、回生時においては電流の絶対値を増加させる場合に電圧の振幅を減少させる必要があるためである。
ステップS26,S28の処理が完了する場合、ステップS30において、力行から回生への切り替わり時または回生から力行への切り替わり時であるか否かを判断する。そして、切り替わり時であると判断される場合、ステップS32において、積分要素の出力値In¥の極性を反転させる。これは、力行時と回生時とで、積分要素の出力値In¥の適正値の符号が反転する傾向があることに鑑みたものである。ここで、積分要素の出力値In¥は、インバータINVおよび電動機10についての各相毎の電気経路における電圧降下の差等に起因したものと考えられる。なぜなら、個別フィードバック操作量算出部70,72,74の各出力(個別補正量comp¥)の平均値が平均値フィードバック操作量算出部104の処理によってゼロとされるためである。このため、指令電圧設定部24のモデル化誤差は補償され、電流i¥と電流指令値i¥*との差は、各相毎の電気経路の電圧降下の差等に起因したものとなると考えられる。ちなみに、上記傾向は、上記電気経路における電圧降下の極性が力行と回生とで逆となることに起因すると推察される。
ステップS32の処理は、各相の電流iu,iv,iwの振幅のばらつきを低減するためのフィードフォワード的な対処法となる。これにより、力行および回生の一方から他方への切り替えに伴って積分要素の出力値In¥の適正値が大きく変化したとしても、新たな適正値に収束するまでに要する時間を短縮することができる。特に、上記ステップS24の処理がヒステリシスを有することに鑑みれば、ステップS30において肯定判断される以前に既に実際にはいずれか一方から他方への切り替えがなされていることとなる。そしてこれにより、比例要素や積分要素のゲインの極性が適切なものとなくなっている期間が生じている。このため、ステップS32の処理を行わない場合には、積分要素の出力値In¥が適切な値に収束するまでの時間が長期化しやすい。なお、ステップS3の処理は、本実施形態において、反転反映手段を構成する。
ステップS32の処理が完了する場合や、ステップS30において否定判断される場合には、ステップS34に移行する。ステップS34においては、積分要素の出力値In¥を、「kii・Δi¥」を加算した値に更新し、積分要素の出力値In¥と比例要素の出力値「kpi・Δi¥」との和として、個別補正量comp¥を算出する。
なお、ステップS34の処理が完了する場合や、ステップS20において否定判断される場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図5に、平均値フィードバック操作量算出部104の処理の詳細を示す。この処理は、たとえば所定周期でくり返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS40において、個別補正量compu,compv、compwの平均値Δaを算出する。続くステップS42では、力行時であるか否かを判断する。そして力行時であると判断される場合には、ステップS44において、比例要素のゲインkpaを比例ゲインKPaとして且つ積分要素のゲインkiaを積分ゲインKIaとする一方、回生時であると判断される場合には、ステップS46において、比例要素のゲインkpaを「−KPa」として且つ積分要素のゲインkiaを「−KIa」とする。
ステップS44,S46の処理が完了する場合、ステップS48において、積分要素の出力値Inaを、前回値に「kia・Δa」を加算したものとし、積分要素の出力値Inaと比例要素の出力値「kpa・Δa」との和として、平均値補正量compaを算出する。そして、抵抗Rに平均値補正量compaを加算することで、抵抗Rを補正する。
なお、ステップS48の処理が完了する場合、この一連の処理を一旦終了する。ちなみに、平均値補正量compaが適正値となっている場合、先の図4のステップS32の処理のなされた出力値Inu,Inv,Inwの平均値もゼロ程度となるため、上記ステップ44、S46において力行時と回生時とでゲインの符号を反転させる必要はないとも考えられる。一方、平均値補正量compaが適正値となる以前において、先の図4のステップS32の処理に起因して平均値補正量compaの符号が反転することも考えられ、これによる影響を緩和するための一試案として、ステップS42〜S46の処理を設けた。
図6(a)に、本実施形態の効果を示し、図6(b)に、平均値補正量compaによる抵抗Rの補正処理やステップS32の処理を行わない比較例を示す。図示されるように、本実施形態によれば、力行から回生への切り替えに際して電流の変動を抑制することができる。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)力行時と回生時とのいずれか一方から他方への切り替えに際し、電流の履歴情報に基づき振幅のばらつきを低減するためのフィードバック操作量(出力値In¥)の符号を反転させた。これにより、力行時と回生時とで出力値In¥の適正値の極性が反転する傾向に鑑み、切り替え時にフィードフォワード的に出力値In¥を与えることができる。
(2)個別補正量comp¥の平均値をゼロにフィードバック制御した。これにより、力行時と回生時とで、出力値In¥の適正値の符号が反転する傾向を顕在化させることができる。
(3)平均値補正量compaによって抵抗Rを補正した。これにより、指令電圧設定部24のモデル化誤差の最も顕著な要因となるパラメータを補正することができる。
(4)抵抗Rの補正量を、個別補正量comp¥の全相の平均値をゼロにフィードバック制御するための操作量とした。これにより、相間で温度に不均衡が生じる場合であっても、特定の相の温度に応じて抵抗Rが補正されることがないため、抵抗Rを全相の制御にとって特に適切なものとすることができる。また、全相の平均値とすることで、力行時と回生時とで、出力値In¥の適正値の符号が反転する傾向を特に顕著なものとすることができる。
(5)力行時と回生時とのいずれか一方からいずれか他方への切り替え時である旨判断する条件と、いずれか他方からいずれか一方への切り替え時である旨判断する条件との間にヒステリシスを設けた。これにより、実際に切り替えがなされるタイミングに対して、切り替えがなされたと判断されるタイミングが遅れるため、切り替え時の個別補正量comp¥が特に適正値から大きくずれやすい。このため、個別補正量comp¥の符号を反転させる処理の利用価値が特に大きい。
(6)制御装置20に入力される電動機10を流れる電流の検出値が、電流センサ18によって検出される母線電流IDCのみとなるシステムを採用した。この場合、周知の電流フィードバック制御等を行うことが困難となるため、インバータINVの出力電圧の指令値を開ループ操作量とする動機が強くなる。そしてこの場合、電動機10を流れる各相の電流の振幅にばらつきが生じやすくなる。したがって、個別補正量comp¥を用いたり、力行および回生の切り替えに際して出力値In¥の符号を反転したりすることが特に有効となる。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図7に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。なお、図7において、先の図1に示した部材や処理については、便宜上同一の符号を付している。
本実施形態では、平均値補正量compaによってq軸の電圧指令値vq*を補正する。すなわち、平均値フィードバック操作量算出部104の出力する平均値補正量compaは、加算部106において、指令電圧設定部24から出力されたq軸の電圧指令値vq*に加算され、電圧3相変換部26に出力される。
ここで、q軸の電圧指令値vq*のみを補正対象としたのは、上記第1の実施形態と同等のモデル化誤差の補償処理を行うためである。すなわち、本実施形態では、d軸の電流指令値id*をゼロとしているため、抵抗Rの誤差が影響するのはq軸の電圧指令値vq*に限られる。
<第3の実施形態>
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図8に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。なお、図8において、先の図1に示した部材や処理については、便宜上同一の符号を付している。
本実施形態では、指令電流設定部22において、平均値補正量compaに基づき、電流指令値iq*,id*を設定する。ここでは、最小電流最大トルク制御を実現するための電流のベース値に、平均値補正量compaに基づき抵抗Rを補正したのと等価となるように補正量を加算することで、電流指令値iq*,id*を設定する。
<第4の実施形態>
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、平均値フィードバック操作量算出部104を備えず、抵抗Rの補正を行わない。代わりに、個別フィードバック操作量算出部70,72,74の処理を図9に示すように変更する。
図9に、個別フィードバック操作量算出部70,72,74の処理の詳細を示す。この処理は、たとえば所定周期で繰り返し実行される。なお、図9において、先の図4に示した処理に対応するものについては、便宜上同一のステップ番号を付している。
図示されるように、本実施形態では、ステップS32aにおいて、前回の制御周期における積分要素の出力値In¥を、これから前回の制御周期における全相の積分要素の出力値の平均値を減算した値(差分相当量)の符号を反転したものと、平均値との和とする。ここで、本実施形態では、平均値フィードバック操作量算出部104を備えないため、積分要素の出力値In¥には、各相の電流の振幅の平均値からのずれを補償する量のみならず、平均値を電流指令値i¥*とするための補償量もが含まれている。このため、まず、出力値In¥から、上記差分相当量を抽出する。そして、その符号を反転させることで、先の図4のステップS32と同等の処理を行う。ここで、全相の積分要素の出力値の平均値は、平均値フィードバック操作量算出部104の出力値に対応付けられる量である。
なお、ステップS32aの処理は、本実施形態において、平均値算出手段および差分相当量算出手段を備えた分離手段と、反転反映手段とを構成する。
<第5の実施形態>
以下、第5の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図10に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。なお、図10において、先の図1に示した部材や処理については、便宜上同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態では、平均値フィードバック操作量算出部104に対応するモデル誤差フィードバック操作量算出部104aの入力を、個別フィードバック操作量算出部70,72,74の1つ(ここでは、個別フィードバック操作量算出部70を例示)の出力値のみとする。この場合、抵抗Rは、U相の電流iuを電流指令値iu*とするうえで適切なものに補正される。そして、個別フィードバック操作量算出部72では、V相の電流ivの振幅とU相の電流iuの振幅との相対的な相違を補償するための補正量が算出される。また、個別フィードバック操作量算出部74では、W相の電流iwの振幅とU相の電流iuの振幅との相対的な相違を補償するための補正量が算出される。
こうした処理によれば、個別フィードバック操作量算出部70,72,74の算出する個別補正量comp¥の平均値が低減される。このため、先の図4のステップS34の処理によって、出力値In¥が反転されたとしても、各相の電流i¥の平均値を指令値とするための操作量が不適切に反転される事態を好適に抑制することができる。
<第6の実施形態>
以下、第6の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図11に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。なお、図11において、先の図1に示した部材や処理については、便宜上同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態では、抵抗補正部110において、温度センサ112において検出された温度(ステータ巻線の温度Ts)を入力とし、抵抗Rを算出する。詳しくは、温度Tsが高いほど抵抗Rを大きい値とする。こうして算出された抵抗Rが指令電圧設定部24において用いられる。これにより、指令電圧設定部24のモデル化誤差が好適に低減され、ひいては個別フィードバック操作量算出部70,72,74の算出する個別補正量comp¥の平均値を低減することができる。このため、先の図4のステップS34の処理によって、出力値In¥が反転されたとしても、各相の電流i¥の平均値を指令値とするための操作量が不適切に反転される事態を好適に抑制することができる。
<第7の実施形態>
以下、第7の実施形態について、先の第4の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図12に、個別フィードバック操作量算出部70,72,74の処理の詳細を示す。この処理は、たとえば所定周期で繰り返し実行される。なお、図12においては、先の図9に示した処理に対応するものについては、便宜上同一のステップ番号を付している。
図示されるように、本実施形態では、ステップS32bにおいて、前回の制御周期における積分要素の出力値In¥を、前回の制御周期における全相の積分要素の出力値の平均値とする。これは、前回の制御周期における積分要素の出力値In¥から前回の制御周期における全相の積分要素の出力値の平均値を減算した値(差分相当量)を初期化するためのものである。なお、ステップS32bの処理は、本実施形態において、初期化手段を構成する。
このステップS32bの処理によれば、力行および回生のいずれか一方から他方への切り替えに際し、出力値In¥が適正値に収束するまでに要する時間を、ステップS32bの処理を実行しない場合と比較して短縮することができる。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
「判断手段について」
q軸の電流指令値iq*と電気角速度ωとを入力として判断するものに限らない。たとえばトルク指令値Trq*と電気角速度ωとを入力として判断するものであってもよい。
また、力行である旨と回生である旨とのいずれか一方から他方への切り替え時である旨の判断条件と他方から一方への切り替え時である旨の判断条件との間にヒステリシスを設けるものにも限らない。
「反転反映手段について」
個別フィードバック操作量算出部70〜74における積分要素の出力値In¥を反転させるものに限らない。たとえば、反転させたものにゲイン(>0)を乗算したものを積分要素の出力値In¥とするものであってもよい。またたとえば、積分要素の出力値In¥を、極性を反転させて且つ、絶対値を予め定められた固定値(>0)とするものであってもよい。
「共通補正手段について」
上記第1の実施形態(図1)や第5の実施形態(図10)等に例示したものに限らない。たとえば、「(compu+compv)/2」というように、任意の2相のフィードバック操作量(振幅FB操作量)の平均値をゼロにフィードバック制御するための操作量によって、全相の振幅を一律補正するものであってもよい。この場合、全相の平均値「(compu+compv+compw)/3」がゼロとはならない可能性があるものの、この処理を行うことで行わない場合と比較して、全相の平均値の絶対値を低減することはできると考えられる。
上記第2の実施形態(図7)において、d軸の電流指令値id*がゼロでないなら、d軸の電圧指令値vd*についても補正対象としてもよい。
先の図5において、フィードバック制御の時定数の設定等によって、力行、回生の切り替えの影響を抑制することで、ステップS42〜S46の処理を削除した処理を実現することも可能と考えられる。
「低減手段について」
開ループ操作量としての端子電圧指令値(電圧指令値vd*,vq*)を算出するためのモデルパラメータを固定した場合について、これによって算出されるベクトルノルムの大きさを、電流のフィードバック操作量に基づくことなく補正する手段としては、抵抗値可変手段(図11)のみからなるもの限らない。たとえば、インダクタンスを可変とする手段をさらに備えてもよい。
「平均値算出手段について」
上記第4の実施形態(図9)においては、積分要素の出力値In¥の全相の平均値を算出したが、これに限らず、個別補正量comp¥の前回値の全相の平均値を算出するものであってもよい。
もっとも、全相の平均値を算出するものにも限らず、たとえば、積分要素の出力値In¥の最大値と最小値との平均値を算出するものであってもよい。この場合、算出される平均値は全相の平均値とは相違しうるものの、個別補正量comp¥から、平均値を除いた差分相当量を分離することはできる。
「差分相当量算出手段(図9)について」
たとえば、平均値算出手段が、個別補正量comp¥の前回値の全相の平均値を算出するものであるなら、個別補正量comp¥の前回値から平均値を減算する処理を行うことが望ましい。
「分離手段について」
たとえば、上記第1の実施形態において、平均値補正量compaによるq軸の電圧指令値vq*の変化量を3相変換したものに基づき、先の図9のステップS32aの処理において、平均値に対応する量を算出してもよい。
「電圧指令値設定手段について」
電圧方程式を用いるものに限らず、たとえばマップを用いるものであってもよい。またたとえば、制御対象を誘導機として且つ、V/f制御を行なう場合の出力電圧を算出する手段であってもよい。
「個別補正手段について」
加算手段(加算部76,78,80)を備えるものに限らない。たとえば、電気角θと電流指令値id*,iq*の位相とに基づき、実電流i¥がゼロ近傍となる期間を特定し、この期間以外において、実電流i¥を電流指令値i¥*で除算した値を「1」にフィードバック制御するための操作量を算出し、これを加算部76,78,80に出力するようにしてもよい。
比例要素および積分要素の出力同士の和に応じてフィードバック操作量を算出するものに限らない。たとえば、比例要素、積分要素および微分要素の出力同士の和に応じてフィードバック操作量を算出するものであってもよい。
実電流i¥と電流指令値i¥*とのそれぞれの絶対値同士の差を入力とするものに限らない。たとえば、電気角θと電流指令値id*,iq*の位相に基づき、実電流i¥の符号を特定し、これに応じてフィードバックゲインの符号を変更する手段であってもよい。
たとえば、各相を流れる電流を検出する手段を備える場合、それら各電流値のピーク値を規格化するための補正量を算出し、これによって各相の電圧指令値v¥*を補正するものであってもよい。
「履歴情報に基づくフィードバック操作量について」
積分要素の出力値In¥に限らない。たとえば、2重積分要素の出力値であってもよい。
「差分相当量について」
たとえば、各相の電流i¥の相対的な大小比較に基づき、それらの振幅の大きさのばらつきを低減するように個別補正手段を構成するなら、この場合のフィードバック操作量の平均値の絶対値は小さくなると考えられる。このため、この場合、フィードバック相当量自体を差分相当量として扱うようにしてもよい。
「ゼロクロスタイミング検出手段について」
コンパレータ30,32,34の出力信号C¥を用いるものに限らない。たとえば、スイッチング素子S¥pの流通経路の両端の電位差を入力とする差動増幅回路と、差動増幅回路の出力電圧と基準電圧とを比較する比較手段とを備えるものであってもよい。ここで、比較手段は、中央処理装置によるソフトウェア処理としてもよい。
またたとえば、上側アームのスイッチング素子S¥pの流通経路の両端の電位差の極性を検出するものに限らず、下側アームのスイッチング素子S¥nの流通経路の両端の電位差の極性を検出するものであってもよい。
さらにたとえば、母線電流IDCを入力とする手段であってもよい。これは、電圧指令値v¥*をインバータINVによって模擬するための操作信号g¥#の生成処理を、空間ベクトル変調によって行ない、この際の変調条件として、1周期の間に、互いに隣接する3つの有効電圧ベクトルに対応するスイッチングモードが選択される旨の条件を設けることで実現することができる。すなわちこの場合、各周期に必ず母線電流IDCの絶対値が各相の電流の絶対値に等しい期間が生じるため、隣接する周期で相電流の極性反転の有無を母線電流IDCに基づき判断することができる。ちなみに、互いに隣接する3つの有効電圧ベクトルとゼロ電圧ベクトルとを用いてそれらの1周期における平均電圧を電圧指令値vd*,vq*とするうえでは、3つの有効電圧ベクトルのうちの2つを、電圧指令値vd*,vq*とのなす角度が最も小さくなる2つの有効電圧ベクトルとすることが望ましい。
「位相操作手段について」
差Δを入力とする比例要素、積分要素および微分要素の出力同士の和を位相補正量Δθとして算出するものに限らない。たとえば、比例要素および積分要素の出力同士の和を位相補正量Δθとするものであってもよい。
偏差Δθ¥の目標値Δθtを電気角速度ωが大きいほど大きくするものに限らない。たとえば、実電流i¥のゼロクロスタイミングと電流指令値i¥*のゼロクロスタイミングとの一対のタイミングのうちの早い方をトリガとし、遅い方となるまでの回転量をカウントする手段を専用のハードウェア手段によって構成するなどして、遅延を抑制することでも同等の効果を得ることができる。
「デッドタイムについて」
スイッチング素子S¥#の流通経路の両端の電位差を入力としてデッドタイム補正量を算出するものに限らない。たとえば電流指令値i¥*の極性を入力とするものであってもよい。
「検出対象となる電流について」
負極側の入力端子を流れる電流に限らず、たとえば正極側の入力端子(正極側直流母線Lpに接続される端子)を流れる電流であってもよい。
またたとえば、相電流iu,iv等、2相のそれぞれの電流を検出する手段を備えてもよい。この場合、識別手段は不要である。
「実電流i¥の位相補正処理について」
実電流i¥のゼロクロスタイミングを電流指令値i¥*のゼロクロスタイミングにフィードバック制御するものに限らない。たとえば、相電流iu,iv,iwの全ての情報を各PWM周期で取得可能である場合、それら相電流i¥のそれぞれに同期した電流指令値i¥*に対する相電流i¥の差の絶対値と比較して、進角補正した電流指令値i¥*に対する相電流i¥の差の絶対値の方が全相において小さい場合、位相補正量Δθを遅角側の補正量とするものであってもよい。この場合、相電流i¥のそれぞれに同期した電流指令値i¥*に対する相電流i¥の差の絶対値と比較して、遅角補正した電流指令値i¥*に対する相電流i¥の差の絶対値の方が全相において小さい場合、位相補正量Δθを進角側の補正量とすればよい。ちなみに、進角補正した電流指令値i¥*は、先の図1に示した電流3相変換部50の変換に用いる入力パラメータを電気角θよりも進角させることで算出することができる。
もっとも、PWM処理の一周期において用いられるスイッチングモードのうちの有効電圧ベクトルに対応する一対のモードの少なくとも1つが変化する前後のタイミングを利用するなら、相電流iu,iv,iwの全ての情報を各PWM周期で取得可能であることは必須ではなくなる。すなわち、この場合、上記前後するタイミングの双方において取得される相電流i¥情報を用いればよい。これにより、相電流i¥のそれぞれに同期した電流指令値i¥*に対する相電流i¥の差の絶対値と比較して、進角補正した電流指令値i¥*に対する相電流i¥の差の絶対値の方が全相において小さいか否か等を判断することができる。
「インバータINVの出力電圧の位相の操作について」
実電流の位相ずれを直接の入力パラメータとするものに限らない。たとえば、特開2008−278736号公報に記載されているように、スイッチングモードが0または7であるときにおける線間電流のゼロクロスタイミングと線間電流の変化量のゼロクロスタイミングとを一致させるようにインバータINVの出力電圧の位相を操作するものであってもよい。
「交流電圧印加手段について」
回転機の端子を直流電圧源の正極および負極のそれぞれに接続するスイッチング素子を備える直流交流変換回路(インバータINV)に限らない。たとえば特願2008−30825号に記載されているように、回転機の各端子に接続されるコンバータであってもよい。
「回転機について」
同期機としては、SPMSMに限らず、IPMSM等であってもよい。また、同期機に限らないことについては、「指令電圧設定手段について」に記載したとおりである。
回転機としては、電動パワーステアリングに搭載されるものに限らない。ここでは、トルク制御をするものにも限らず、たとえば、回転速度が制御量となるものであってもよい。
70,72,74…振幅フィードバック操作量算出部、104…平均値フィードバック制御部。

Claims (12)

  1. 回転機(10)の制御量を制御すべく、前記回転機の端子に交流電圧を印加する交流電圧印加手段(INV)を操作する操作手段(20)を備え、
    前記操作手段は、
    前記制御量の指令値を入力とし、前記制御量の開ループ操作量としての前記交流電圧印加手段の出力端子のそれぞれの電圧の指令値である端子電圧指令値を設定する電圧指令値設定手段(24,26)と、
    前記回転機の各端子を流れる電流の履歴情報に基づき、前記回転機の各端子の電流の振幅のばらつきを低減するためのフィードバック操作量を算出し、該フィードバック操作量によって、前記端子電圧指令値を補正する個別補正手段(7〜86)と、
    前記回転機の力行制御および回生制御のいずれか一方から他方への切り替え時であるか否かを判断する判断手段(S30)と、
    前記判断手段によって切り替え時であると判断されたことを条件として前記個別補正手段によって算出された前記フィードバック操作量の符号を反転させる反転反映手段(S32)と、
    を備えることを特徴とする回転機の制御装置。
  2. 回転機(10)の制御量を制御すべく、前記回転機の端子に交流電圧を印加する交流電圧印加手段(INV)を操作する操作手段(20)を備え、
    前記操作手段は、
    前記制御量の指令値を入力とし、前記制御量の開ループ操作量としての前記交流電圧印加手段の出力端子のそれぞれの電圧の指令値である端子電圧指令値を設定する電圧指令値設定手段(24,26)と、
    前記回転機の各端子を流れる電流の履歴情報に基づき、前記回転機の各端子の電流の振幅のばらつきを低減するためのフィードバック操作量を算出し、該フィードバック操作量によって、前記端子電圧指令値を補正する個別補正手段(70〜86)と、
    前記回転機の力行制御および回生制御のいずれか一方から他方への切り替え時であるか否かを判断する判断手段(S30)と、
    前記個別補正手段が前記回転機の端子のそれぞれについて算出する前記フィードバック操作量について、それらのうちの複数個に関する平均値を、前記個別補正手段が前記回転機の端子のそれぞれについて算出する前記フィードバック操作量から減算した値を差分相当量とし、前記判断手段によって切り替え時であると判断されたことを条件として、前記差分相当量の符号を反転させる反転反映手段(S32a)と、
    を備えることを特徴とする回転機の制御装置。
  3. 前記個別補正手段が前記回転機の端子のそれぞれについて算出する前記フィードバック操作量について、それらのうちの複数個に関する平均値の絶対値を低減する低減手段(100〜104,110)を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の回転機の制御装置。
  4. 前記低減手段は、前記個別補正手段によって算出される前記回転機の端子のそれぞれについての前記フィードバック操作量のうちの1つ、または前記複数に関する平均値のいずれかをゼロにフィードバック制御するための操作量である平均値補正量によって前記交流電圧印加手段の各出力端子のそれぞれの出力電圧の振幅を一律補正する共通補正手段(104,S48)である
    ことを特徴とする請求項記載の回転機の制御装置。
  5. 前記電圧指令値設定手段は、前記回転機の抵抗、インダクタおよび逆起電圧定数を用いて前記回転機を流れる電流と前記回転機の端子電圧とが関連付けられた電圧方程式に、前記制御量の指令値としての電流の指令値を入力することで、前記端子電圧指令値を設定するものであり、
    前記共通補正手段は、前記平均値をゼロにフィードバック制御すべく前記抵抗の値を操作することを特徴とする請求項記載の回転機の制御装置。
  6. 前記電圧指令値設定手段は、前記制御量の指令値としての電流の指令値を入力することで、回転2次元座標系における電圧指令値を算出手段と、該回転2次元座標系における電圧指令値を前記端子電圧指令値に変換する手段とを備え、
    前記共通補正手段は、前記平均値を前記指令値にフィードバック制御すべく前記回転2次元座標系における電圧指令値を操作することを特徴とする請求項記載の回転機の制御装置。
  7. 前記電圧指令値設定手段は、前記制御量の指令値としての回転2次元座標系における電流の指令値を入力することで、回転2次元座標系における電圧指令値を算出手段と、該回転2次元座標系における電圧指令値を前記端子電圧指令値に変換する手段とを備え、
    前記共通補正手段は、前記平均値を前記指令値にフィードバック制御すべく前記回転2次元座標系における電流の指令値を操作することを特徴とする請求項記載の回転機の制御装置。
  8. 記個別補正手段が前記回転機の端子のそれぞれについて算出する前記フィードバック操作量について、それらのうちの複数個に関する平均値を算出する平均値算出手段と、
    前記判断手段によって前記切り替え時であると判断されたことを条件として、前記個別補正手段が前記回転機の端子のそれぞれについて算出する前記フィードバック操作量から前記平均値を減算する処理によって前記差分相当量を算出する差分相当量算出手段(S32a)と
    を備えることを特徴とする請求項記載の回転機の制御装置。
  9. 前記電圧指令値設定手段は、前記回転機の抵抗およびインダクタを用いて前記回転機を流れる電流と前記回転機の端子電圧とが関連付けられた電圧方程式に、前記制御量の指令値としての電流の指令値を入力することで、前記端子電圧指令値を設定するものであり、
    前記低減手段は、前記回転機の温度に応じて前記電圧方程式の抵抗値を可変とする抵抗値可変手段(110)を備えることを特徴とする請求項記載の回転機の制御装置。
  10. 回転機(10)の制御量を制御すべく、前記回転機の端子に交流電圧を印加する交流電圧印加手段(INV)を操作する操作手段(20)を備え、
    前記操作手段は、
    前記制御量の指令値を入力とし、前記制御量の開ループ操作量としての前記交流電圧印加手段の出力端子のそれぞれの電圧の指令値である端子電圧指令値を設定する電圧指令値設定手段(24,26)と、
    前記回転機の各端子を流れる電流の履歴情報に基づき、前記回転機の各端子の電流の振幅のばらつきを低減するためのフィードバック操作量を算出し、該フィードバック操作量によって、前記端子電圧指令値を補正する個別補正手段(70〜86)と、
    前記回転機の力行制御および回生制御のいずれか一方から他方への切り替え時であるか否かを判断する判断手段(S30)と、
    前記個別補正手段が前記回転機の端子のそれぞれについて算出する前記フィードバック操作量について、それらのうちの複数個に関する平均値を、前記個別補正手段が前記回転機の端子のそれぞれについて算出する前記フィードバック操作量から減算した値を差分相当量とし、前記判断手段によって切り替え時であると判断されたことを条件として、前記差分相当量をゼロとする初期化手段(S32b)と、
    を備えることを特徴とする回転機の制御装置。
  11. 前記判断手段は、前記いずれか一方から前記いずれか他方への切り替え時である旨判断する条件と、前記いずれか他方から前記いずれか一方への切り替え時である旨判断する条件との間にヒステリシスを設けることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の回転機の制御装置。
  12. 前記交流電圧印加手段は、前記回転機の端子のそれぞれを直流電圧源の正極および負極のそれぞれに選択的に接続するスイッチング素子を備える直流交流変換回路であり、
    前記操作手段は、前記直流交流変換回路の正極側入力端子を流れる電流、および負極側入力端子を流れる電流のいずれかの検出値を入力とし、前記直流交流変換回路を構成するスイッチング素子のそれぞれがオンであるかオフであるかを表現するスイッチングモードに基づき、前記検出値が前記回転機のいずれの端子を流れる電流の検出値であるかを識別する識別手段(60)を備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の回転機の制御装置。
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