JP5659078B2 - コンクリート用メタルフォーム - Google Patents

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本発明は、コンクリート用メタルフォームに係り、RC造建物の壁などの構築用に好適である。
コンクリート打設用の型枠として、いわゆるコンパネなどの木材を素材としたものやメタルフォームなどの鋼材を素材としたものが一般的に用いられている。木材の型枠は加工し易いため、あらゆる構造物に広く用いられる。一方、メタルフォームはイニシャルコストが高く、転用時の加工も困難なため、ダムの堤体などの大型土木構造物や、同一形状で複数製造するプレキャスト製品の型枠として用いられることが多い。
一方、メタルフォームは、熱伝導率が高く、外面に各種加熱手段を設けてコンクリートを加熱・保温するのに適しており、寒中コンクリート用の型枠として用いる種々の発明(例えば、特許文献1,2参照)に利用される一方、保管時には大きなストックヤードが必要になることや、木型枠に比べて重量が大きくなるために取り扱いが困難になるといった欠点も持っている。取り扱い性の欠点については、メタルフォームを分割することで補うことができ、メタルフォームを分割可能にすることで、様々な大きさおよび形状に変化させることも可能となる。
特許第3624514号公報 特許第4035079号公報
ところで、コンクリートを建物の壁に用いる場合、コンクリート壁の表面に直接ビニールクロスなどの仕上げ材を貼付したり、コンクリート表面をそのまま仕上げ面にしたりすることがある。このような場合にメタルフォームが分割式になっていると、分割パネルの継ぎ目に流れ込んだモルタルがコンクリート表面に凸条を形成する。そのため、ビニールクロスを貼る場合には、凸条を削ってパテで平滑にするなどの補修工事の面積が大きくなり、コストの上昇を招く。
一方、コンクリート表面をそのまま仕上げ面にする場合には、見栄えが悪くなるために各パネルをあまり小さくすることは好まれず、メタルフォームの大きさの変更が困難となり、その汎用性が低下する。そのため、多種多様な大きさのメタルフォームを作成する必要が生じ、使用頻度が少ないにも拘わらずメタルフォームの保管のためには大きなヤードが必要になる。また、転用回数の増大に応じてパネルの平坦性が損なわれたり、一部分が損傷を受けたりする率が大きくなるが、そのような場合、一部分のみを補修したり交換することが困難なためにパネル全体が使用できなくなる。その結果、型枠コストの上昇を招く。
本発明はこのような背景に鑑みなされたものであり、補修面積が小さい或いは見栄えがよいコンクリートを構築することができ、取り扱いも困難でなく、コストの上昇を抑制することのできるコンクリート用メタルフォームを提供することをその主たる目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るコンクリート用メタルフォーム(10)は、パネル状に互いに連結される複数のメタルパネル(12)と、各メタルパネルの表面よりも大きな表面を有し、前記連結された複数のメタルパネルの表面を覆うように取り付けられる板状部材(14)とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、各メタルパネルの表面よりも大きな表面を有する板状部材によりコンクリート用メタルフォームの型枠表面が形成されるため、型枠表面の継ぎ目が少なくなり、補修面積が小さい或いは見栄えのよいコンクリートを構築することができる。また、各メタルパネルが所要の強度を有していれば、コンクリート用メタルフォームの型枠表面を形成する板状部材の強度は低くてもよいため、板状部材を薄く、表面積の大きなものにすることができるとともに、メタルパネルが複数に分割された小さなものでよいため、コンクリート用メタルフォームの取扱性及び保管性の改善と、構築するコンクリートの見栄えの向上との両立を実現できる。さらに、複数のメタルパネルを有するようにしたことで、メタルパネルの組み合わせにより様々なサイズへの変更が可能となり汎用性を高めることがでる。加えて、転用によってメタルパネルが変形しても、変形したメタルパネルのみを交換すればコンクリート用メタルフォームの表面の平滑度を回復できるため、メタルパネルの平均転用回数を多くして、平均コストを低減することができる。
また、本発明の一側面によれば、板状部材は鋼板(14)であり、複数のメタルパネルにビス止めされる構成とすることができる。
このような構成とすることにより、板状部材を鋼板にしてその転用回数を多くし、型枠コストの上昇を抑制できるとともに、板状部材をビスで確実にメタルパネルに固定することができる。また、鋼板の端縁を直角に形成し、隣接する鋼板の端縁同士を当接させた状態でメタルパネルに取り付ければ、脱型後のコンクリート表面に凸条が形成されることを防止できる。
このように本発明によれば、補修面積が小さい或いは見栄えがよいコンクリートを構築することができ、取り扱いも困難でなく、コストの上昇を抑制することのできるコンクリート用メタルフォームを提供することができる。
本発明のコンクリート用メタルフォームの断面図 図1中のA部を分解した状態で示す拡大図 鋼板を取り付ける前のコンクリート用メタルフォームの正面図 鋼板を取り付けた後のコンクリート用メタルフォームの正面図
以下、本発明に係るコンクリート用メタルフォーム10の構成およびその設置・解体方法について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、コンクリート用メタルフォーム10は、中高層マンションの壁コンクリートなどを構築するために用いられるものであり、スラブコンクリート1の上に所定の壁厚(ここでは220mm)の間隔をもって対向するように一対に配置される。各コンクリート用メタルフォーム10は、型枠表面10aを構成するパネル部11と、パネル部11の背面側(以下、コンクリート用メタルフォーム10の型枠表面10a側を正面と称し、その反対側を背面と称する。)に水平方向へ所定の間隔に設置された縦バタ16と、縦バタ16に形成された貫通孔に挿通した横バタ17とを有している。
縦バタ16には、上端の適所に吊り込み用のアイボルト23が取り付けられ、下端の適所に高さ調整用のねじ式ジャッキ24が取り付けられている。コンクリート用メタルフォーム10は、縦バタ16および横バタ17によって平坦性が確保された状態で、アイボルト23を利用してクレーンで所定の設置位置に吊り込まれ、ねじ式ジャッキ24を用いて高さ調整および水平調整がなされて所定の位置に立設される。立設後、コンクリート用メタルフォーム10は、スラブコンクリート1にアンカーボルトで控えをとった突張材2により縦バタ16の下部を支持され、同じく建込み調整用サポート3により縦バタ16の上部を支持されることで、コンクリートの側圧や作業時の水平方向荷重に耐えうるように固定される。
コンクリート用メタルフォーム10を所定の位置に固定した後には、型枠背面側に張り出す作業足場4を各コンクリート用メタルフォーム10の上部に設けられるようになっており、これにより、コンクリート打設用に別途足場を設ける必要がなくなっている。
図2に併せて示すように、コンクリート用メタルフォーム10の下端には、型枠表面10aに凹み10bが形成されており、コンクリート釘31やアンカーボルトによってスラブコンクリート1の上面に固定された根巻きアングル18にこの凹み10bを合わせ、ねじ式ジャッキ24により高さ調整を行った後、図示しない長孔に挿通させたボルト・ナットで根巻きアングル18に締結することで、コンクリート用メタルフォーム10の下端の位置決めと固定とが容易に行えるようになっている。
凹み10bは、コンクリート用メタルフォーム10を根巻きアングル18に固定したときに、根巻きアングル18の表面18aがコンクリート用メタルフォーム10の型枠表面10aと同一面をなす深さとされており、根巻きアングル18がコンクリート用メタルフォーム10とともに壁コンクリートの型枠面を構成する。
一対に配置された根巻きアングル18は、セパレータ19によって壁コンクリートの厚さをその間隔として互いに連結され、生コンクリートの側圧が根巻きアングル18を固定するコンクリート釘31や突張材2に直接伝わらないようになっている。
一方、コンクリート用メタルフォーム10の上部には、ハーフプレキャスト床版の端縁を載置するための空間を形成すべく、コンクリートの天端に長方形断面の天端欠き込み型枠20が設けられるとともに、天端欠き込み型枠20の上方のコンクリートが打設されない位置に、アングル鋼材などからなる幅決め材21が設けられ、一対に配置されたコンクリート用メタルフォーム10の天端幅を容易に設定・固定できるようになっている。
パネル部11は、図3に示すように、複数のメタルパネル12(12a〜12d)を連結手段である専用のクリップ13で連結することによってより大きなパネル状とされる。なお、クリップ13は公知のものであってよく、図3に断面にして表した部分拡大図に示すように、例えば、隣接配置された2枚のメタルパネル12のフランジを重ね合わせた状態で、両フランジに同一形状に形成された貫通孔に挿入されるピン部13aと、ピン部13aを中心に回動させることにより両フランジを挟み込む挟持部13bとを有するものを用いることができる。或いは、別部材のクリップ13を用いなくとも、メタルパネル12に凹凸などの係合部を形成しておき、これらを係合させてメタルパネル12同士を連結させる連結手段として構成してもよい。
メタルパネル12には、所定の大きさ(ここでは幅1500mm、高さ300mm)に形成された一般部用のメタルパネル12aと、構築する壁コンクリートの大きさ(特に長さ)に応じて半端となる部分に適用されるべく1または複数の特定の大きさ(ここでは、幅150mm×高さ1500mmおよび幅100mm×高さ1500mmの2種類)に形成された半端部用のメタルパネル12bと、一般部用のメタルパネル12と同じ幅寸法に形成され、パネル部11の最下部に配置されるべく凹み10bが形成された一般下部用のメタルパネル12cと、半端となる部分の最下部に配置されるべく凹み10bが形成された半端下部用のメタルパネル12dとの4種類が用意され、これらを組み合わせることにより、壁コンクリートの大きさに適合するパネル部11が構成される。
このように、半端部用のメタルパネル12bを異なる幅寸法で複数種用意しておくことにより、壁コンクリートの水平方向長さに合わせてこれらを適宜に組み合わせ、如何なる長さの壁コンクリートにも適用することが可能となる。
また、図4に示すように、パネル部11は、各メタルパネル12よりも大きな表面を有し、大きなパネル状とされた複数のメタルパネル12の表面(正面)に、これらを覆うように取り付けられた複数の鋼板14(14a,14b)を有している。各鋼板14は、クレーンやチェーンブロックなどの揚重設備を用いなくとも作業員が取り扱える重量および大きさとされており、本実施形態では、厚さ2.3mm、幅約900mm、高さ約2500mmのものを一般部用の鋼板14aとして用いている。また、メタルパネル12と同様、鋼板14についても、構築する壁コンクリートの大きさ(特に長さ)に応じて半端となる部分に適用するための半端部用の鋼板14bが用意される。なお、鋼板14としては、何ら処理の施されていない単なる鉄板を用い、その表面に剥離剤を塗布してもよいが、鉄板表面に発生した錆が構築したコンクリートの表面に付着して美感を損うことがないように、表面に防錆処理を施した鉄板を用いるとよい。
これら鋼板14は、下端が下部用のメタルパネル12の凹み10bの上縁に位置するように配置され、上端が天端欠き込み型枠20の下縁に位置する大きさ(高さ)となっており、メタルパネル12に重ね合わせた状態で、その周縁に沿って所定間隔に配置したビス15によりメタルパネル12に固定されている。したがって、鉛直方向には、根巻きアングル18とコンクリート用メタルフォーム10との間に水平方向に延在する継ぎ目22hが存在するが、コンクリート用メタルフォーム10の型枠表面10aには水平方向の継ぎ目は一切存在しない。一方、水平方向には、鋼板14の大きさ(幅)に応じて鉛直方向に延在する継ぎ目22vが存在するが、鋼板14の端縁が直角に形成され、鋼板14をその端縁同士を当接させた状態でメタルパネル12に取り付けるようにすることにより、脱型後のコンクリート表面に目立った凸条が形成されることはない。
次に、このような構成を有するコンクリート用メタルフォーム10の組立設置手順および解体手順について説明する。
まず、構築する壁コンクリートの大きさに合わせ、メタルパネル12をその表面を下向きにして複数配置し、隣接するメタルパネル12同士をクリップ13で連結する。そして、大きなパネル状となった複数のメタルパネル12の背面に縦バタ16を取り付け、さらに縦バタ16の貫通孔に横バタ17を挿通して取り付け、隣接する縦バタ16同士を連結する。また、縦バタ16の上部にはアイボルト23を適所に取り付け、下部にはねじ式ジャッキ24を適所に取り付ける。
その後、縦バタ16および横バタ17により平坦性が確保されたメタルパネル12を、クレーンを用いて表裏反転させ、メタルパネル12の表面に壁コンクリートの大きさに合わせた鋼板14を配置する。なお、鋼板14の配置は人力で行うことができる。この状態で、各鋼板14の周縁に沿ってメタルパネル12に達する貫通孔をドリルで穿設し、この孔にビス15をねじ込むことにより各鋼板14をメタルパネル12に固定する。これにより、壁コンクリートの大きさに合わせたコンクリート用メタルフォーム10が出来上がる。また、コンクリート用メタルフォーム10の表面上部(鋼板14の上方)には、天端欠き込み型枠20を取り付けておく。
次に、出来上がったコンクリート用メタルフォーム10をクレーンで吊り上げ、壁コンクリートの構築位置に配置し、予めスラブコンクリート1に取り付けた根巻きアングル18にコンクリート用メタルフォーム10の下端を固定する。なお、壁コンクリートの長さが大きい場合には、コンクリート用メタルフォーム10を複数に分割した状態に組み立て、クレーンで所定の位置に立て込んだ後に連結するようにしてもよい。また、根巻きアングル18は、対向する一対をセパレータ19で予め連結しておく。
さらに、上記と同じ手順で組み立てた一対の他方のコンクリート用メタルフォーム10をクレーンで所定の位置に配置し、下部を根巻きアングル18に固定する。この際、対向する一対のコンクリート用メタルフォーム10の上部同士を幅決め材21を介して連結する。その後、両コンクリート用メタルフォーム10の下部背面に突張材2を取付けるとともに、上部背面に建込み調整用サポート3を取り付け、コンクリート用メタルフォーム10の設置が完了する。コンクリート用メタルフォーム10の設置完了後、各コンクリート用メタルフォーム10の上部背面に作業足場4を組み立てる。
一方、壁コンクリートを打設した後、コンクリート用メタルフォーム10を解体する際には、組立設置手順と逆の順序で上記手順を行えばよい。
なお、寒冷時にコンクリートを打設する際には、熱伝導率が高いメタルパネル12を介してコンクリートの養生熱が大気中に放出されるのを防止するために、メタルパネル12の背面に発泡体を取り付け、さらにその背面に射熱シートを取付けて保温するようにしたり、メタルパネル12の背面にコンクリート加熱養生用電熱シートを配置して積極的にコンクリートを加熱(保温)したりするとよい。
このように、コンクリート用メタルフォーム10のパネル部11を、複数のメタルパネル12と、各メタルパネル12の表面よりも大きな表面を有して型枠表面10aを構成する鋼板14とにより構成することにより、コンクリート表面に形成される凸条が少なくなり、補修面積が小さく見栄えのよい壁コンクリートを構築することができる。また、各メタルパネル12が所要の強度を有していれば、鋼板14の強度は低くてもよいため、鋼板14を薄く表面積の大きなものにすることができるとともに、メタルパネル12が複数に分割された小さなものでよいため、コンクリート用メタルフォーム10の取り扱い性及び保管性の改善と、構築する壁コンクリートの見栄えの向上との両立が実現可能になっている。
さらに、コンクリート用メタルフォーム10が複数のメタルパネル12を有するようにしたことで、メタルパネル12の組み合わせにより様々な寸法への変更が可能となり、その汎用性が高まっている。加えて、転用によってメタルパネル12が変形しても、変形したメタルパネル12のみを交換すればコンクリート用メタルフォーム10の表面の平滑度を回復できるため、メタルパネル12の平均転用回数を多くして、イニシャルコストが高くなりがちなコンクリート用メタルフォーム10の平均コストを低減することができる。
また、型枠表面10aを構成する板状部材を鋼板14とし、ビス15により複数のメタルパネル12に締結する構成としたことにより、鋼板14の転用回数を多くして型枠コストの上昇を抑制できるとともに、鋼板14を確実にメタルパネル12に固定することが可能である。なお、メタルパネル12または鋼板14を転用する場合には、ビス15の締め付け用に開けた孔を補修して用いてもよく、鋼板14の孔だけ補修することなく、或いはメタルパネル12の孔も補修することなく、そのまま用いてもよい。
以上で具体的実施形態についての説明を終えるが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、コンクリート用メタルフォーム10の下端の位置決め及び固定を行うために根巻きアングル18を用いるため、下部用のメタルパネル12c,12dを組み合わせているが、コンクリート用メタルフォーム10を直接スラブコンクリート1の上に載置して固定する場合には、一般部用のメタルパネル12aおよび半端部用のメタルパネル12bのみを組み合わせて用いてもよく、半端が出ない場合には、一般部用のメタルパネル12aのみを用いてもよい。また、上記実施形態では板状部材として鋼板14を用い、ビス15でメタルパネル12に取り付けているが、鋼板14に磁石を含ませたり、鋼板14の背面側にマグネットシートを接着したりして、磁力でメタルパネル12に取り付けるようにしてもよい。また、上記実施形態に示した本発明に係るコンクリート用メタルフォーム10の各構成要素や組立手順は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10 コンクリート用メタルフォーム
10a 型枠表面
11 パネル部
12 メタルパネル
13 クリップ(連結部材)
14 鋼板(板状部材)
15 ビス
22 継ぎ目

Claims (3)

  1. パネル状にかつ着脱自在に互いに連結される複数のメタルパネルと、
    各メタルパネルの表面よりも大きな表面を有し、前記連結された複数のメタルパネルの表面を覆うように前記連結された複数のメタルパネルに着脱自在に取り付けられる板状部材と
    を備えたことを特徴とするコンクリート用メタルフォーム
  2. 前記板状部材は鋼板であり、前記複数のメタルパネルにビス止めされることを特徴とする、請求項1に記載のコンクリート用メタルフォーム。
  3. 前記板状部材を複数備え、当該複数の板状部材が端縁同士を当接させた状態で前記連結された複数のメタルパネルに取り付けられることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のコンクリート用メタルフォーム。
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