JP6760564B2 - 鉄筋コンクリート建物を構成する仮枠と天井パネル仮枠の支持構造 - Google Patents

鉄筋コンクリート建物を構成する仮枠と天井パネル仮枠の支持構造 Download PDF

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Description

本発明は、鉄筋コンクリート建物を構築する際、仮枠に使用する透明平板樹脂で形成した室内側せき板と天井のパネル仮枠を支えるための支持構造に関するものである。
従来から、壁及び床スラブからなるラーメン構造(又は壁式構造)の鉄筋コンクリート建物の構築工法として、上階の床スラブを構築するため、下階の床に所定間隔で多数のパイプサポートを立設し、このパイプサポートの上に、所定の寸法に現場で加工したパネル仮枠等を組み合わせて組み立て、建築する建物の外回りに補強材を配設したスラブ仮枠を載置し、スラブ仮枠内にスラブ鉄筋を組み立て、その後、スラブ仮枠内にコンクリートを打設する方法が一般的に採用されてきた。
さらに、天井に施工するパネル仮枠等を下階の床面に林立させた多数のパイプサポートで支持する場合、パイプサポート自体に自立性が無いので、パイプサポートの上部を釘で大引きに固定したり、パイプサポート同士を数箇所の横つなぎ材(単管、クランプ、角材等を使用)で縦横に連結して倒れないようにしていた。
さらに、従来から使用しているパイプサポートは、重くかさばるため作業性が悪い等の問題があり、施工現場や倉庫等に保管する場合においても重ねて保管することが出来ないため広い保管場所が必要であった。
上述したように、下階の床に多数のパイプサポートを使用した場合、そのパイプサポートを固定するため、多数の単管、クランプ、角材等が必要となるため、連結作業や解体撤去作業に多くの手間と時間が必要であるばかりでなく、床コンクリートの養生期間中は下階は林立するパイプサポートと、それを縦横に連結する単管、角材等によって、あたかもジャングルジムのような骨組みが下階に存在するため、この下階での作業の妨げになり作業性が悪くなる等の問題があった。
さらに、これまでせき板を透明平板樹脂で施工した事例が無く、このような透明平板樹脂のせき板を、容易に解体した上で再利用させるためには、簡単に透明平板樹脂のせき板と天井のパネル仮枠を固定させ、さらに容易に損傷することなく解体することができる施工方法や専用固定金物等が必要であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、パイプサポート同士を連結させるための単管、クランプ、角材等を減少させながらもパイプサポート(本発明においては独自に発明したZ形支えサポート柱を使用)を自立させることが可能で、パイプサポート等の連結や解体撤去の作業を容易に行うことができ、床コンクリートの養生期間中でも下階で作業を容易に行うことができる仮枠と支保工を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、仮枠の室内側のせき板を透明平板樹脂で形成した鉄筋コンクリート建物用の仮枠において、室内側の透明平板樹脂のせき板と天井パネル仮枠を、鋼板をL形状に成形したせき板固定用L形鋼板で固定すると共に、天井パネル仮枠の下部に鋼板で概ね八の字形に成形したスラブ仮枠大引きを固定し、スラブ仮枠大引きと下階床面を、鋼板をZ形に成形したZ形支えサポート柱で支持したことを特長とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構造に加え、せき板固定用L形鋼板の壁側室内面に凸形状をした凸形契合部を固定すると共に、前記凸形契合部に被せて透明平板樹脂をせき板固定用L形鋼板に固定させるため、柄杓形状をした柄杓形嵌込金物の凹形契合部を凸形契合部に被せてビスで固定したことを特長とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構造に加え、せき板固定用L形鋼板と天井パネル仮枠を固定するため、せき板固定用L形鋼板の天井側裏面に凸形化粧合板受止部材を固定し、前記凸形化粧合板受止部材にU字形をしたコの字形回転部材を回動自在に取り付けたことを特長とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構造に加え、天井パネル仮枠を階下床で支えるため、前記天井パネル仮枠の下部に鋼板で概ね八の字形に成形したスラブ仮枠大引きを固定し、鋼板をZ字形に成形した支柱鋼板の上部に八の字形に成形した大引き支え金物をUグリップで固定すると共に、下部に高さ調整ナットを取り付けた高さ調整金物をUグリップで固定したZ形支えサポート柱をスラブ仮枠大引きに装着したことを特長とする。
請求項1に記載の発明によれば、仮枠の室内側のせき板を透明平板樹脂で形成した鉄筋コンクリート建物用の仮枠において、室内側の透明平板樹脂のせき板と天井パネル仮枠を、鋼板をL形状に成形したせき板固定用L形鋼板で固定すると共に、天井パネル仮枠の下部に鋼板で概ね八の字形に成形したスラブ仮枠大引きを固定し、スラブ仮枠大引きと下階床面を、鋼板をZ形に成形したZ形支えサポート柱で支持したことにより、軽量で再利用可能な部材を使って簡単に仮枠を組み立てることが出来るようになり、仮枠職人さんの労力を軽減させることが可能となった。
請求項2に記載の発明によれば、せき板固定用L形鋼板の壁側室内面に凸形状をした凸形契合部を固定すると共に、前記凸形契合部に被せて透明平板樹脂をせき板固定用L形鋼板に固定させるため、柄杓形状をした柄杓形嵌込金物の凹形契合部を凸形契合部に被せてビスで固定したことにより、透明平板樹脂で成形したせき板を、仮枠から簡単に取り外すことが可能となった。
請求項3に記載の発明によれば、せき板固定用L形鋼板と天井パネル仮枠を固定するため、せき板固定用L形鋼板の天井側裏面に凸形化粧合板受止部材を固定し、前記凸形化粧合板受止部材にU字形をしたコの字形回転部材を回動自在に取り付けたことにより、ねじ等の固定金具を使用せず組み立てと分解が出来るようになり、仮枠職人さんの労力を軽減させることが可能となった。
請求項4に記載の発明によれば、天井パネル仮枠を階下床で支えるため、前記天井パネル仮枠の下部に鋼板で概ね八の字形に成形したスラブ仮枠大引きを固定し、鋼板をZ字形に成形した支柱鋼板の上部に八の字形に成形した大引き支え金物をUグリップで固定すると共に、下部に高さ調整ナットを取り付けた高さ調整金物をUグリップで固定したZ形支えサポート柱をスラブ仮枠大引きに装着したことにより、Z形支えサポート柱とスラブ仮枠大引きを簡単に分解組立てすることが出来るようになると共に、さらに軽量な支柱鋼板を重ねて保管することが出来るようになり、仮枠職人さんの労力を軽減させることが可能となった。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態]
図1乃至図11には、この発明の実施の形態を示す。
図1は、建物外側に型枠(本発明において、永久材として使用する枠材を型枠と称し、取り外して再使用する枠材を仮枠という名称で示す。)として施工するため壁用ステンレス化粧鋼板を成形した外断熱型枠を立体図で示す。1階スラブにコンクリートを打ち込む際に、外壁用外断熱型枠1を固定するため、ステンレス鋼板を外壁用外断熱型枠1の下部の形状に合わせて階段状に折り曲げて成形した外壁固定台座9を埋め込み、その外壁固定台座9の上部にステンレス鋼板を、かまぼこ形の5面形状に折り曲げ、さらに両端部を平行に折り曲げ袖部23を成形した壁用ステンレス化粧鋼板2の、隣り合う2枚の袖部23を図2aで示す2枚のL形固定金具21、22で挟み込みビス10で袖部23とL形固定金具21、22を固定し、壁用ステンレス化粧鋼板2の室内側に、2枚のベニヤ板の間に発泡スチロールを挟み込み接着剤で貼り合せることにより成形した断熱パネル5を嵌め込み、2枚のL形固定金具21、22のL形部に嵌め込み金具12の凹部を嵌め込むことにより、壁用ステンレス化粧鋼板2と断熱パネル5が断熱パネル固定部材4により固定され、このように固定した断熱パネル固定部材4の穴11にセパレーター6とプラスチックコーン7を取り付けた状態を示す。
図2は、図1で説明した外壁用外断熱型枠1の室内側に、横並びに複数枚の透明平板樹脂15を配置し、図2aの部材配置図で示すように、その透明平板樹脂15の一方の端部に2枚の長板状の平板樹脂を凹形状になるように重ねて接着して凹形契合部13を形成すると共に、他方の透明平板樹脂15の端部に2枚の長板状の平板樹脂を凸形状になるように重ねて接着して凸形契合部14を形成し、このように構成した、隣り合う透明平板樹脂15の凹形契合部13と凸形契合部14を契合させて一体化した透明平板樹脂契合部材17にコの字形に成形したコの字形押え金具18を被せ、透明平板樹脂15に開けた穴16と、その穴16に相対する透明平板樹脂契合部材17に開けた穴(図示せず)と、その穴16に相対するコの字形押え金具18に開けた穴(図示せず)に図1で説明したプラスチックコーン7を挿入し、プラスチックコーン7に仮枠間隔保持材19を取り付けることにより、隣り合う透明平板樹脂15を連続したせき板に形成した状態を示す。
図3は、図2で説明した透明平板樹脂15と、天井に上階スラブを施工するためのパネル仮枠90(図8で説明する)を連結させるため厚さ1.6mmの平板鋼板をL字形に曲げたせき板固定用L形鋼板26と、透明平板樹脂15をせき板固定用L形鋼板26に固定するための柄杓形嵌込金物35を示す。せき板固定用L形鋼板26の室内側の透明平板樹脂15に当接する側面部27には、側面部27の下端から50mmの位置に厚さ1.6mmの平板鋼板を概ね凸形状に折り曲げた凸形契合部29の袖下部38が溶接で固定され、透明平板樹脂15とせき板固定用L形鋼板26を組み合せて固定する際にプラスチックコーン7と透明平板樹脂15と側面部27を固定するため、透明平板樹脂15に開けた穴16と相対する側面部27の位置に穴30が開けられると共に、凸形契合部29の頂上部にも複数の穴28が開けられる。さらに透明平板樹脂15とせき板固定用L形鋼板26の側面部27を固定するため、側面部27に固定した凸形契合部29の形状に合わせ、凸形契合部29に被せて透明平板樹脂15をサンドイッチ状に挟み込み固定するため、上端部に凸形契合部29に被せて固定するための凹形契合部33が成形され下端を凹形契合部33の頂上部方向に折り曲げた柄杓形の柄杓形嵌込金物35が配置され、柄杓形嵌込金物35の透明平板樹脂15と接する当接部40には、せき板固定用L形鋼板26の側面部27に開けられた穴30と相対する位置に穴36が開けられると共に、凹形契合部33の頂上部にも凸形契合部29の穴28と相対する位置に穴34が開けられる。
図4は、図3で説明した透明平板樹脂15を、せき板固定用L形鋼板26の側面部27と柄杓嵌込金物35でサンドイッチ状に密着させて固定した状態を示す。図3で説明した透明平板樹脂15の室外側にせき板固定用L形鋼板26の側面部27を密接させ、側面部27に固定した凸形契合部29の袖下部38を透明平板樹脂15の上部断面の透明平板樹脂頂上部39に当接させるように乗せると共に、このように透明平板樹脂15の上部に乗せた、せき板固定用L形鋼板26の凸形契合部29に、柄杓形嵌込金物35の凹形契合部33を被せてビス37で柄杓形嵌込金物35と凸形契合部29を固定することにより、透明平板樹脂15がせき板固定用L形鋼板26と柄杓形嵌込金物35によりサンドイッチ状に挿まれ固定される。
このように透明平板樹脂15をせき板固定用L形鋼板26と柄杓形嵌込金物35でサンドイッチ状に挟み込み、ビス37を柄杓形嵌込金物35の凹形契合部33の穴34と、せき板固定用L形鋼板26の凸形契合部29の穴28に差し込み固定することにより、固まったコンクリートから透明平板樹脂15を解体して再利用する際、柄杓形嵌込金物35を固定しているビス37を取り除き、せき板固定用L形鋼板26から柄杓形嵌込金物35を取り外すことにより、固まったコンクリートから透明平板樹脂15を容易に取り外すことが可能となった。
図5は、図8で説明する天井のパネル仮枠90を下階床面で支えるためのZ形支えサポート柱58を立体図で示す。図5aはZ形支えサポート柱58を分解した状態を立体図で示す。天井のパネル仮枠90(図8で説明する)を構成する桟木43を支えるため、桟木43の下部に、厚さ1.6mmの平板鋼板を八の字形(高さ65mm、頂上部巾55mm、頂上部長さ70mm、下部巾100mm+張出し部72、73左右共に巾10mm)に折り曲げ、ハの字形の内側にはZ形支えサポート柱58が自立できるようにZ形支えサポート柱58の頭部の大引き支え金物48を両側から挟んで支えるため、Z形支えサポート58を取り付ける位置に、スラブ仮枠大引き45の内側の形状に合わせてハの字形に成形した2枚の倒れ防止用中板41、42(厚さ1.6mm、高さ60mm、頂上部巾55mm、下部巾95mmの平板鋼板)を90mmの間隔で平行に並べて溶接で固定し、頂上部にはビス46で桟木43を固定するための穴44を開けたスラブ仮枠大引き45を配置すると共に、そのスラブ仮枠大引き45を支えるためのZ形支えサポート柱58は、上部に、上側がスラブ仮枠大引き45の内側の形状に合わせてハの字形をした差し込み部47の底部に平板鋼板で台座49を溶接で固定させて大引き支え金物48を形成し、その大引き支え金物48の下部には支柱鋼板25の断面形状(図5c)より外形寸法が多少大きく厚さ1.6mmの平板鋼板の一面をコの字形にして長板状に折り曲げUグリップ55を差し込むための穴51を開けたUグリップ固定部52を形成し、さらにコの板状の根元の両側には、支柱鋼板25を支柱固定部53に嵌め込む際に支柱鋼板25が外れるのを防止するため、厚さ1.6mmの鋼板で高さ10mmの平板状の外れ防止部50を形成した支柱固定部53を配置し、その支柱固定部53の下側には厚さ1.6mmの平板鋼板を図5cで示すようにZ字形断面形状(横寸法71は60mm、縦寸法70は80mm、曲げ寸法68、69は共に15mm)に折り曲げ、上部と下部にUグリップ55を差し込むための穴56、59を開けた支柱鋼板25を配置し、その支柱鋼板25の下側には支柱固定部53を逆さにしてUグリップ55を挿入するための穴65位置を支柱鋼板25の穴59位置に合せて開けた支柱受け部60を配置し、支柱受け部60の底面には厚さ1.6mmの平板鋼板の台座67の中心部にボルト66を溶接し、そのボルト66に高さ調整ナット63を取り付けた高さ調整金物62が溶接で取り付けられる。
図5bは、図5aで説明した部材を嵌め込み固定してZ形支えサポート柱58を組み立てた状態を示す。天井のパネル仮枠90(図8で説明する)を構成する桟木43にスラブ仮枠大引き45をビス46で固定すると共に、スラブ仮枠大引き45の内側の形状に合わせてハの字形に成形した大引き支え金物48の底部の台座49に支柱固定部53を溶接で固定し、このように固定した支柱固定部53に支柱鋼板25を嵌め込みUグリップ固定部52とUグリップ固定面57を重ね合せ、Uグリップ固定部52に開けた穴51とUグリップ固定面57に開けた穴56にUグリップ55の先端の挿入部54を挿入し、Uグリップ55を回転させて重なり合ったUグリップ固定部52とUグリップ固定面57をUグリップ55のU部で挟み込むことにより、Uグリップ固定部52とUグリップ固定面57が一体となって固定される。同様にして、支柱受け部60に支柱鋼板25を嵌め込みUグリップ固定部64とUグリップ固定面57を重ね合せ、Uグリップ固定部64に開けた穴65とUグリップ固定面57に開けた穴59にUグリップ55の先端の挿入部54を挿入し、Uグリップ55を回転させて重なり合ったUグリップ固定部64とUグリップ固定面57をUグリップ55のU部で挟み込むことにより、Uグリップ固定部64とUグリップ固定面57が一体となって固定される。このようにZ形支えサポート柱58を、大引き支え金物48と支柱鋼板25と高さ調整金物62の各々部材で構成することにより、現場に搬入する際に、Z形支えサポート柱58を各部材に分解して搬入し、現場で、簡単に組み立てZ形支えサポート柱58を形成することが出来るようになると共に、支柱鋼板25を重ねることにより狭い現場でも多量のZ形支えサポート柱58を容易に保管することが可能となった。
図6は、図5で説明した大引き支え金物48をスラブ仮枠大引き45の内側に嵌め込みと共に、隣り合うZ形支えサポート柱58とパネル仮枠90(図8で説明する)を固定するための大引き固定部材74を説明する。
大引き固定部材74は、一本の角パイプの両端に、柄杓状に折り曲げた角パイプを溶接で取り付け、一端の柄杓形をした大引き受け部75の先端部87をL形に形成すると共に、大引き嵌込部88はスラブ仮枠大引き45の両端の張出し部72、73が隙間少なく嵌め込まれる大きさで形成し、同様に、大引き受け部85も大引き嵌込部89はスラブ仮枠大引き45の両端の張出し部72、73が隙間少なく嵌め込まれる大きさで形成し、このように形成した大引き固定部材74を、パネル仮枠90(図8で説明する)の桟木82に固定するため、大引き固定部材74の中央部の左右に2箇所の穴77を開け、同様に、桟木82にも大引き固定部材74に開けた2箇所の穴77と相対する位置に2個の穴83を開け、さらに桟木82を補強するため、桟木82の形状に合わせて厚さ1.6mmの鋼板をU字形に曲げ、桟木82に開けた穴83と大引き固定部材74に開けた穴77に相対する位置に2個の穴80を開けた状態を示す。
図7は、図6で説明したU形固定金具81をビス78で桟木82に取り付け、大引き固定部材74とU形固定金具81を取り付けた桟木82をボルト76とナット84で固定し、Z形支えサポート柱58の差し込み部47を図5で説明したスラブ仮枠大引き45の倒れ防止用中板41、42の間に嵌め込み、大引き固定部材74の両端に形成した大引き受け部75と大引き受け部85にスラブ仮枠大引き45を嵌め込んだ状態を立体図で示す。このように構成することにより、パネル仮枠90(図8で説明する)をZ形支えサポート柱58が安定した状態で支えることが出来るようになり、Z形支えサポート柱58とスラブ仮枠大引き45を、つなぎ材(単管、クランプ、角材、釘等)を使うことなく組み立てることが可能となった。
図8は、図7で説明した桟木82が取り付けられたパネル仮枠90と、図4で説明したせき板固定用L形鋼板26にパネル仮枠90の化粧合板(せき板)91を取り付けた状態を示す。
図9aは、図3で説明したように透明平板樹脂15とせき板固定用L形鋼板26が柄杓形嵌込金物35によりサンドイッチ状に挿まれ固定される前の状態を示すと共に、図9bでは、図4で説明したように透明平板樹脂15とせき板固定用L形鋼板26が柄杓形嵌込金物35によりサンドイッチ状に挿まれ固定された状態を示す。図9bでは、透明平板樹脂15の室外側にせき板固定用L形鋼板26側面部27を密接させ、側面部27に固定した凸形契合部29の袖下部38を透明平板樹脂15の透明平板樹脂頂上部39に当接させるように乗せると共に、このように透明平板樹脂15の上部に乗せたせき板固定用L形鋼板26の凸形契合部29に柄杓形嵌込金物35の凹形契合部33を被せてビス37で柄杓形嵌込金物35と凸形契合部29を固定することにより透明平板樹脂15がせき板固定用L形鋼板26と柄杓形嵌込金物35によりサンドイッチ状に挿まれ固定された状態を示す。
さらに、図10ではせき板固定用L形鋼板26の上面部32の下面に取り付けた逆凸形をした凸形化粧合板受止部材31の頂上面に複数の穴(図示せず)を開け、凸形化粧合板受止部材31に対して厚さ1.6mmの鋼板で逆Uの字形をして凸形化粧合板受止部材31の頂上面の穴(図示せず)と同一サイズの大きさの穴(図示せず)をUの字形の頂上部に開けたコの字形回転部材93(高さ10mm、巾30mm、長さ10cm)をビス46で回転自在に取り付け、図10a、図10bで示すように、せき板固定用L形鋼板26の上面部32の下面に化粧鋼板(せき板)91を配置し、化粧鋼板(せき板)91の先端部を凸形化粧合板受止部材31の側面に当接させ、コの字形回転部材93を回転させることにより化粧鋼板(せき板)91がせき板固定用L形鋼板26の上面部32に一体となって取り付けられる。このように凸形化粧合板受止部材31にコの字形回転部材93を回転自在に取り付けたことにより、コの字形回転部材93が凸形化粧合板受止部材31に対して回転出来るようになり、パネル仮枠90を解体する際、コの字形回転部材93を回転させることにより、せき板固定用L形鋼板26とパネル仮枠90を損傷させることなく解体させることが出来るようになり、せき板固定用L形鋼板26とパネル仮枠90を再利用することが可能となった。
図11は、天井のパネル仮枠90を持ち上げるための電動リフト装置98を立体図で示す。下階の床面に設置した電動リフト装置98の上に、図6で説明した大引き固定金具74を載せ化粧合板(せき板)91を大引き固定金具74に固定し、電動リフト装置98で化粧合板(せき板)91と大引き固定金具74を所定位置まで持ち上げ、持ち上げたスラブ仮枠大引き45にZ形支えサポート柱58を取り付け、Z形支えサポート柱58の高さ調整ナット63で高さを調整することにより、従来から使われてきた重いパイプサポートで仮枠を支えた場合に比べ、仮枠職人さんの労力を大幅に軽減させることが可能となった。
以上、実施の形態に基づいて、本発明に係る鉄筋コンクリート建物を成形する仮枠と天井パネル仮枠の支持構造について詳細に説明してきたが、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の改変をなしても、本発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。
本発明の実施の形態に係る、外壁に壁用ステンレス化粧鋼板を施工した外断熱型枠を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図1で示した外断熱型枠の室内側に透明平板樹脂で形成したせき板を固定した状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図2で示したせき板(透明平板樹脂)の上部に固定する、せき板固定L形鋼板を配置した状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図3で示したせき板固定L形鋼板を、せき板(透明平板樹脂)に固定した状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、Z形支えサポート柱を分解図と組立図で示す。 同実施の形態に係る、天井のスラブ仮枠大引きを支えるための大引き固定部材を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図6で示した大引き固定部材にスラブ仮枠大引きを固定した状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図4で示したせき板固定L形鋼板にパネル仮枠をスラブ仮枠大引きとZ形支えサポート柱で固定した状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図3、図4で示した外壁用外断熱型枠と透明平板樹脂とせき板固定L形鋼板の位置関係を断面図で示す。 同実施の形態に係る、図8で示したパネル仮枠とせき板固定L形鋼板の位置関係を断面図で示す。 同実施の形態に係る、天井のパネル仮枠を持ち上げるための電動リフト装置を立体図で示す。
1 外壁用外断熱型枠
2 壁用ステンレス化粧鋼板
3 上下階断熱パネル固定金具
4 断熱パネル固定部材
5 断熱パネル
6 セパレーター
7 プラスチックコーン
8 1階スラブ面
9 外壁固定台座
10 ビス
11 穴
12 嵌め込み金具
13 凹形契合部
14 凸形契合部
15 透明平板樹脂
16 穴
17 透明平板樹脂契合部材
18 コの字形押え金具
19 仮枠間隔保持材
21 L形固定金具
22 L形固定金具
23 袖部
25 支柱鋼板
26 せき板固定用L形鋼板
27 側面部
28 穴
29 凸形契合部
30 穴
31 凸形化粧合板受止部材
32 上面部
33 凹形契合部
34 穴
35 柄杓形嵌込金物
36 穴
37 ビス
38 袖下部
39 透明平板樹脂頂上部
40 当接部
41 倒れ防止中板
42 倒れ防止中板
43 桟木
44 穴
45 スラブ仮枠大引き
46 ビス
47 差し込み部
48 大引き支え金物
49 台座
50 外れ防止部
51 穴
52 Uグリップ固定部
53 支柱固定部
54 挿入部
55 Uグリップ
56 穴
57 Uグリップ固定面
58 Z形支えサポート柱
59 穴
60 支柱受け部
61 外れ防止部
62 高さ調整金物
63 高さ調整ナット
64 Uグリップ固定部
65 穴
66 ボルト
67 台座
68 曲げ寸法
69 曲げ寸法
70 横寸法
71 縦寸法
72 張出し部
73 張出し部
74 大引き固定部材
75 大引き受け部
76 ボルト
77 穴
78 ビス
79 穴
80 穴
81 U形固定金具
82 桟木
83 穴
84 ナット
85 大引き受け部
86 先端部
87 先端部
88 大引き嵌込部
89 大引き嵌込部
90 パネル仮枠
91 化粧合板(せき板)
93 コの字形回転部材
94 ビス
98 電動リフト装置

Claims (4)

  1. 仮枠の室内側のせき板を透明平板樹脂で形成した鉄筋コンクリート建物用の仮枠において、室内側の透明平板樹脂のせき板と天井パネル仮枠を、鋼板をL形状に成形したせき板固定用L形鋼板で固定すると共に、天井パネル仮枠の下部に鋼板で概ね八の字形に成形したスラブ仮枠大引きを固定し、スラブ仮枠大引きと下階床面を、鋼板をZ形に成形したZ形支えサポート柱で支持したことを特長とする鉄筋コンクリート建物を構成する仮枠と天井パネル仮枠の支持構造。
  2. せき板固定用L形鋼板の壁側室内面に凸形状をした凸形契合部を固定すると共に、前記凸形契合部に被せて透明平板樹脂をせき板固定用L形鋼板に固定させるため、柄杓形状をした柄杓形嵌込金物の凹形契合部を凸形契合部に被せてビスで固定したことを特長とする請求項1に記載の鉄筋コンクリート建物を構成する仮枠と天井パネル仮枠の支持構造。
  3. せき板固定用L形鋼板と天井パネル仮枠を固定するため、せき板固定用L形鋼板の天井側裏面に凸形化粧合板受止部材を固定し、前記凸形化粧合板受止部材にU字形をしたコの字形回転部材を回動自在に取り付けたことを特長とする請求項1又は2に記載の鉄筋コンクリート建物を構成する仮枠と天井パネル仮枠の支持構造。
  4. 天井パネル仮枠を階下床で支えるため、前記天井パネル仮枠の下部に鋼板で概ね八の字形に成形したスラブ仮枠大引きを固定し、鋼板をZ字形に成形した支柱鋼板の上部に八の字形に成形した大引き支え金物をUグリップで固定すると共に、下部に高さ調整ナットを取り付けた高さ調整金物をUグリップで固定したZ形支えサポート柱をスラブ仮枠大引きに装着したことを特長とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の鉄筋コンクリート建物を構成する仮枠と天井パネル仮枠の支持構造。
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