JP5655621B2 - 成形装置 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記成形型の内部には、前記当接部と前記第2スライドピンとが当接するように射出圧が作用するように、前記第1空洞部を形成するキャビティ部分に開口する射出ゲートが配設されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載において、前記射出ゲートは、前記第2スライドピンの先端側に当接した前記第1スライドピンの前記当接部を挟んで前記第2スライドピンの先端側に対向するように配設されていることを要旨とする。
さらに、前記第1スライドピンの前記芯部の直径が、前記第2スライドピンの直径より大きな値であるので、第1及び第2スライドピンの突き合わせ部でのシャープエッジを極力なくしてバリの発生を更に低減させることができる。
また、前記成形型の内部に、前記当接部と前記第2スライドピンとが当接する方向に射出圧が作用するように射出ゲートが配設されている場合は、成形時に射出圧により第1及び第2スライドピンの密着性が更に高められる。
本実施形態1.に係る成形装置は、成形型(34)の内部に、第1空洞部(8)を形成するための第1スライドピン(31)と、第1空洞部に連通する第2空洞部(9)を形成するための第2スライドピン(32)と、を備える成形装置(30)であって、第1スライドピンは、第1スライドピンのスライド軸(C1)回りに非回転とされ且つ前記第2スライドピンと当接する当接部(35a)を備える芯部(35)と、芯部の外周に摺接して第1スライドピンのスライド軸(C1)回りに回転可能とされる回転部(36)と、を備え、当接部及び第2スライドピンのうちの一方には、凹部(39)が設けられ、他方には凹部に嵌合する凸部(40)が設けられていることを特徴とする(例えば、図3等参照)。
本実施形態2.に係る成形方法は、上記実施形態1.の成形装置(30)を用いる成形方法であって、上記第1及び第2スライドピン(31、32)のスライドにより、当接部(35a)と第2スライドピン(32)とを当接させ凹部(39)及び凸部(40)を嵌合させ、その嵌合状態において成形型(34)のキャビティ内に成形材料を注入して成形品(1)を成形し、その後、芯部(35)に対して回転部(36)を回転させて成形品のネジ部(8a)から脱出させるとともに、芯部(35)をスライドさせて成形品の第1空洞部(8)から脱出させ、第2スライドピン(32)をスライドさせて成形品の第2空洞部(9)から脱出させることを特徴とする(例えば、図3等参照)。なお、上記回転部、芯部及び第2スライドピンは、これら3部材のうち2以上が異なるタイミングで脱出されてもよいし、3部材が略同時に脱出されてもよい。また、上記芯部及び第2スライドピンの脱出にあたっては、芯部の抜き方向、第2スライドピンの抜き方向、当接部の設定角度、凹凸嵌合の角度などを考慮し、それぞれが干渉しないように脱出順序を設定する。
本実施例に係るブラケット1は、図1に示すように、オイルフィルタ2をエンジン3に取り付けるためのブラケット1である。このブラケット1は、オイルフィルタ2が装着される一端側を開放した筒状の装着部5と、エンジン3に取り付けられる平板状の取付部6と、これら装着部5及び取付部6の間に設けられ且つエンジン3内の油路3aとオイルフィルタ2とを連通する通路部7a,7bと、を備えている。なお、上記ブラケット1は、レーザ吸収性を有する樹脂製(例えば、ナイロン製等)とされている。
次に、上記ブラケット1を成形する成形装置30の構成について説明する。本実施例に係る成形装置30は、図3に示すように、成形型34の内部に、上記第1空洞部8を形成するための第1スライドピン31と、上記第2空洞部9を形成するための第2スライドピン32と、をそれぞれスライド可能に備えている。また、成形型34の内部には、上記第3空洞部10を形成するための第3スライド型33がスライド可能に設けられている。上記第1スライドピン31は、スライド軸C1回りに非回転とされる芯部35と、この芯部35のスライド方向の一端側の外周に摺接してスライド軸C1回りに回転可能とされる回転部36と、を備えている。この芯部35は、スライド方向の他端側に第2スライドピン32の先端側と当接する当接部35aを備えている。
次に、上記構成の成形装置30を用いる成形方法について説明する。図3に示すように、上記第1及び第2スライドピン31,32のスライドにより、当接部35aと第2スライドピン32とを当接させて凹部39に凸部40を嵌合させる。次に、その嵌合状態において成形型34のキャビティ内に射出ゲート42から溶融樹脂(成形材料)を注入してブラケット1を射出成形する。次いで、型開き動作に伴って、芯部35に対して回転部26を回転させて雌ネジ部8aから脱出させるとともに、成形型34に対して第2スライドピン32をスライドさせて第2空洞部9から脱出させた後、成形型34に対して芯部35をスライドさせて第1空洞部8から脱出させる。
本実施例の成形装置30によると、第1スライドピン31を、非回転の芯部35と、回転可能な回転部36と、を備えて構成したので、成形時に回転部36により第1空洞部8に雌ネジ部8aが形成されるとともに、成形後に回転部36の回転により第1空洞部8の雌ネジ部8aから回転部36が脱出される。また、当接部35a及び第2スライドピン32のうちの一方に凹部39を設け、他方に凸部40を設けたので、回転しない芯部35のスライドにより凹部39及び凸部40が嵌合され、成形時に第1及び第2スライドピン31,32の密着性が高められバリの発生が抑制される。その結果、型の長寿命化を図るとともに製品品質の信頼性を向上させることができる。
Claims (3)
- 成形型の内部に、第1空洞部を形成するための第1スライドピンと、前記第1空洞部に連通する第2空洞部を形成するための第2スライドピンと、を備え、前記第1スライドピンと前記第2スライドピンとが所定の角度で交差する成形装置であって、
前記第1スライドピンは、該第1スライドピンのスライド軸回りに非回転とされ且つ前記第2スライドピンと当接する当接部を備える芯部と、該芯部の外周に挿入されて該第1スライドピンのスライド軸回りに回転可能とされ且つ外周側に前記第1空洞部にネジ部を形成するためのネジ形成部が設けられた筒状の回転部と、を備え、
前記第1スライドピンの前記芯部の直径は、前記第2スライドピンの直径より大きな値であり、前記当接部には、前記第1スライドピンのスライド軸に対して傾斜する平面状の傾斜面が形成され、該傾斜面上には、凹部が設けられ、前記第2スライドピンの先端側には、該凹部に嵌合する凸部が設けられていることを特徴とする成形装置。 - 前記成形型の内部には、前記当接部と前記第2スライドピンとが当接するように射出圧が作用するように、前記第1空洞部を形成するキャビティ部分に開口する射出ゲートが配設されている請求項1記載の成形装置。
- 前記射出ゲートは、前記第2スライドピンの先端側に当接した前記第1スライドピンの前記当接部を挟んで前記第2スライドピンの先端側に対向するように配設されている請求項2記載の成形装置。
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