JP5655481B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は燃料供給装置に関するものである。
この項は、本発明に関連する背景技術を開示するが、それは公知の従来技術として開示されるものではない。現代の乗り物は燃料供給装置を備える。この燃料供給装置は、燃料供給モジュールと呼ばれる要素を含むことがある。燃料供給モジュールを備える燃料供給装置の一例は図1に図示される構成を有する。燃料供給モジュールは、燃料ポンプモジュールまたはインタンクモジュールとも呼ばれることがある。このような燃料供給モジュールは、燃料消費装置である内燃機関によって消費されなかった燃料を燃料タンク内へ戻すための燃料戻り通路2を備えることがある。燃料供給モジュールによって燃料タンクから内燃機関へ燃料が供給されるときに、同時に、燃料戻り通路2には、戻り燃料が流れる。燃料供給装置の全体の機能のうちの一部として、燃料噴射ポンプによって燃料供給通路6に負圧が生成される。これにより、燃料タンク内のリザーバ4から燃料が吸入され、内燃機関に供給される。内燃機関によって消費されなかった戻り燃料は、リザーバ4に戻される。戻り燃料は、燃料移送用のジェットポンプ8およびリザーバ用のジェットポンプ10を通過する。燃料移送用のジェットポンプ8およびリザーバ用のジェットポンプ10は、両方ともリザーバ4内に配置されている。燃料タンク内に低圧ポンプとしての燃料ポンプが配置されることがある。しかし、図示の例においては、リザーバ4内には燃料ポンプは配置されていない。
図2は、従来技術に係る燃料供給装置の部品のリザーバ4内における配置の他の例を示す。具体的には、リザーバ4を含む燃料供給モジュールは、内燃機関に燃料を供給するための燃料供給通路6を備える。一方で、燃料戻り通路2は、内燃機関によって消費されなかった戻り燃料をリザーバ4に直接に戻す。この構成においては、戻り燃料がジェットポンプを通過することはない。しかしながら、図2の燃料供給モジュールは、燃料移送用のジェットポンプ8およびリザーバ用のジェットポンプ10に液体の燃料を加圧して供給する電動型の燃料ポンプ12を採用し、リザーバ4内に配置している。リザーバ4内に電動型の燃料ポンプ12を配置する図2の構成においては、燃料戻り通路2は、燃料移送用のジェットポンプ8またはリザーバ用のジェットポンプ10との接続をもたない。しかし、その代わりに、電動型の燃料ポンプ12が、燃料移送用のジェットポンプ8およびリザーバ用のジェットポンプ10を正常に機能させるために、それらに接続されている。
本発明に係るモジュール部品および本発明に係るシステム構成を適用可能な燃料供給装置の一例として、特許文献1および特許文献2に記載の装置が知られている。これらの装置においては、燃料タンクの主槽は、少なくとも第1主槽部分と第2主槽部分とを含む複数の燃料槽を有する。第1主槽部分と第2主槽部分とは、燃料残量が所定量以下となった場合に、異なる燃料液位を提供する。このような燃料タンクの一例は、鞍型燃料タンクと呼ばれる。これらの装置においては、第2主槽部分の燃料を、第1主槽部分に移送する移送用のモジュールと、第1主槽部分の燃料をリザーバ内に汲み上げることができるリザーバ用のモジュールとを設けることができる。一例においては、移送用のモジュールは、第2主槽部分に設けられ、リザーバ用のモジュールは第1主槽部分に設けられる。移送用のモジュールは、第2主槽部分の燃料を、リザーバ内、すなわち副槽内に移送するように構成されてもよい。
米国特許第7,284,540号 米国特許第7,506,636号
しかしながら、図1および図2に図示された例は、それらの構成およびそれらの機能において、何ら相応の制限をも有していないというわけではなかった。
例えば、図1に図示された例においては、燃料戻り通路2の内部における燃料の流量と圧力は、燃料移送用のジェットポンプ8およびリザーバ用のジェットポンプ10の正常な機能を生成させるために、いつでも十分である必要がある。さらに、図1に図示された例は、内燃機関の燃料噴射ポンプが、燃料移送用のジェットポンプ8およびリザーバ用のジェットポンプ10を作動させるために十分な流量と圧力の余剰燃料を普通に供給することができるような適用対象にしか適用することができない。内燃機関の燃料需要が過剰に多い期間、戻り燃料の流量と圧力が不十分となり、燃料移送用のジェットポンプ8およびリザーバ用のジェットポンプ10を燃料不足状態にするおそれがある。その結果、リザーバ4内の燃料液面の低下を引き起こすおそれがある。
例えば、図2に図示された例においては、電動型の燃料ポンプ12は、燃料移送用のジェットポンプ8およびリザーバ用のジェットポンプ10に十分な燃料の流量と圧力とを提供する必要がある。そのため、電動型の燃料ポンプ12は、内燃機関が運転される全期間にわたって作動する必要がある。その結果、電動型の燃料ポンプ12の寿命は短くなり、乗り物の発電機またはバッテリから供給される電力の消費を増加させる。
図1および図2に図示される、リザーバ4内の部品の配置は、それらの異なる用途において満足できるものである。しかし、内燃機関の燃料消費にかかわらず多くの種類の燃料供給装置に適用することができ、それでいて燃料ポンプによって電力が浪費されることのない、燃料供給のためのモジュール部品および燃料供給装置のためのシステム構成が求められていた。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
ここに開示される発明のひとつは、燃料供給装置を提供する。燃料供給装置は、燃料タンク内に設けられるリザーバを含み、燃料タンクの開口部を覆うフランジにより支持される燃料供給モジュールから燃料消費装置に燃料を供給する燃料供給装置において、リザーバから燃料消費装置へ燃料を供給するための燃料供給通路と、燃料消費装置によって消費されない戻り燃料を燃料タンクの内部へ戻すための燃料戻り通路と、燃料タンクの内部に配置されたジェットポンプと、燃料戻り通路からジェットポンプへ向かう流れのみを許容し、戻り燃料をジェットポンプへ放出する第1戻り燃料チェック弁と、戻り燃料をリザーバの内部へ直接に放出する第2戻り燃料チェック弁と、リザーバの内部に配置された電動型の燃料ポンプと、燃料ポンプに接続され、燃料ポンプから第1戻り燃料チェック弁およびジェットポンプへ向かう流れのみを許容する燃料ポンプ用のチェック弁(66)とを備え、燃料ポンプが生成する燃料圧力が第1戻り燃料チェック弁の開弁を妨げることにより、燃料ポンプが燃料消費装置へ燃料を供給することなくジェットポンプだけへ燃料を供給するように構成され、さらに、燃料消費装置が運転されている全期間にわたって燃料ポンプが連続して作動されることがないように燃料ポンプを作動状態と停止状態との間で切り替えるように制御する制御装置を備えることを特徴とする。
この項は、本発明に関する概略的な開示を与えるが、その全範囲またはその全特徴の包括的な開示ではない。本発明は、燃料供給装置として、または燃料供給モジュールとして把握することができる。さらに詳細には、内燃機関によって消費されることなく燃料タンクへ戻される戻り燃料と電動型の燃料ポンプから供給される燃料とを選択的に動力源として使用してジェットポンプをポンプとして作動させる半能動的作動状態を提供することができるディーゼル内燃機関用またはガソリン内燃機関用の燃料供給装置、または燃料供給モジュールとしても把握することができる。また、戻り燃料だけを動力源としてジェットポンプをポンプとして作動させる受動的作動状態と、戻り燃料に加えて電動型の燃料ポンプから供給される燃料も動力源としてジェットポンプをポンプとして作動させる半能動的作動状態とを選択的に提供することができるディーゼル内燃機関用またはガソリン内燃機関用の燃料供給装置、または燃料供給モジュールとしても把握することができる。
燃料供給装置は、燃料タンク内に配置される燃料供給モジュールを備えることができる。燃料供給モジュールは、燃料タンク内に配置されるリザーバを含む。燃料供給モジュールは、燃料タンクの開口部を覆うフランジにより燃料タンク内に支持される構成とすることができる。リザーバ4は、燃料タンク内に配置された燃料槽である。燃料タンクを主槽として、リザーバ4は副槽を提供する。リザーバ4は、サブタンクとも呼ばれる。リザーバ4は、燃料を安定して供給するための高い液面を確保する。燃料タンク内の燃料残量が減少した場合に、リザーバ4は、燃料タンク内の他の部位、すなわち主槽よりも高い液位を提供する。リザーバ4によって提供される副槽は、第1槽とも呼ぶことができる。燃料タンク内の主槽は、第1槽とは異なる液位の燃料を溜めることができる第2槽とも呼ぶことができる。一方、特許文献1および特許文献2に記載の構成においては、燃料タンクの主槽が、第1主槽部分と第2主槽部分とを備える。第1主槽部分と第2主槽部分とは、燃料残量が所定量以下となった場合に、異なる燃料液位を提供する。燃料タンクは、複数の独立した燃料タンクによって構成されてもよい。
燃料供給装置は、燃料を噴射することによって内燃機関などの燃料消費装置に燃料を供給する燃料噴射装置を含むことができる。燃料噴射装置は、少なくともひとつの燃料噴射弁を備える。複数の燃料噴射弁を備える場合、燃料分配管が設けられる。燃料分配管は、コモンレールとも呼ばれる。燃料分配管は、デリバリパイプとも呼ばれる。燃料噴射装置は、燃料タンクから燃料を吸入し、噴射のための圧力に加圧する燃料ポンプを備える。燃料ポンプは、電動型の燃料ポンプ、および/または高圧ポンプとしての燃料噴射ポンプによって提供される。燃料噴射ポンプは、燃料タンクから燃料を吸入するための低圧ポンプと、低圧ポンプによって吸入された燃料を内燃機関への噴射圧力に加圧する高圧ポンプとを備える。低圧ポンプは、サプライポンプとも呼ばれる。例えば、燃料噴射装置は、コモンレールを含むことができる。
燃料噴射装置は、リザーバから燃料消費装置へ燃料を供給するための燃料供給通路を備える。燃料供給通路は、燃料タンクの外部に設置されるサプライポンプの吸入側の通路によって提供される。また、燃料供給通路は、燃料タンク内に設置される電動型の燃料ポンプの吐出側の通路によって提供されることもある。燃料供給通路は、燃料供給モジュールのフランジを通して燃料タンクの内部から燃料タンクの外部へ延びるように配置される。
燃料噴射装置は、燃料消費装置によって消費されない戻り燃料を燃料タンクの内部へ戻すための燃料戻り通路を備える。戻り燃料は、一旦は燃料タンクから燃料供給装置に吸い込まれたが、燃料消費装置によって消費されることなく再び燃料タンクに戻される燃料である。戻り燃料は、燃料噴射装置から燃料タンクに戻される燃料ともいうことができる。戻り燃料は、複数の燃料噴射弁が接続された燃料分配管から排出された燃料、プレッシャレギュレータとも呼ばれる圧力調節弁から排出された燃料、燃料噴射弁から排出されたリーク燃料、および燃料噴射ポンプから排出された燃料の少なくともひとつを含むことができる。燃料分配管から排出された燃料には、コモンレールのプレッシャリミッタから排出された燃料、コモンレールのプレッシャディスチャージバルブから排出されたリーク燃料、デリバリパイプのプレッシャレギュレータから排出された燃料の少なくともひとつを含むことができる。ひとつの態様においては、燃料戻り通路は、燃料供給モジュールのフランジを通して配置することができる。この場合、燃料戻り通路は、燃料タンクの外部から燃料タンクの内部へ戻り燃料を戻すための通路である。他の態様においては、燃料戻り通路は、燃料タンク内に設置される燃料供給装置の構成部品から延びるように配置される。この場合、燃料戻り通路は、燃料タンク内の燃料供給装置の構成部品から燃料タンクの内部へ戻り燃料を戻すための通路である。
燃料供給装置の一部として、第1戻り燃料チェック弁と第2戻り燃料チェック弁とを備えることができる。第1戻り燃料チェック弁は、戻り燃料をジェットポンプへ放出する。一方、第2戻り燃料チェック弁は、戻り燃料をリザーバの内部へ直接に放出する。ジェットポンプは、ひとつまたは複数のジェットポンプを備えることができる。燃料供給装置は、燃料タンク内の主槽(第2槽)から、リザーバによって提供される副槽(第1槽)へ燃料を移送するリザーバ用の第1ジェットポンプを少なくとも備える。リザーバ用の第1ジェットポンプは、第2主槽部分から第1主槽部分内の副槽(第1槽)へ燃料を移送するジェットポンプを意味することもある。他の形態においては、燃料供給装置は、リザーバ用の第1ジェットポンプに加えて、移送用の第2ジェットポンプをさらに備えることができる。移送用の第2ジェットポンプは、第2主槽部分から第1主槽部分内の副槽(第1槽)へ、または第2主槽部分から第1主槽部分へ燃料を移送するジェットポンプによって提供することができる。また、移送用の第2ジェットポンプは、独立した他の燃料タンクから、燃料供給モジュールが設置された燃料タンクへ燃料を移送するジェットポンプによって提供することができる。
燃料噴射装置は、リザーバの内部に配置された電動型の燃料ポンプを備える。さらに、燃料噴射装置は、燃料ポンプがジェットポンプだけへ燃料を供給するように燃料ポンプに接続された燃料ポンプ用のチェック弁を備える。電動型の燃料ポンプと燃料ポンプ用のチェック弁とは、ジェットポンプだけへ燃料を供給し、燃料噴射装置および燃料消費装置へ燃料を供給しない。ひとつの態様においては、電動型の燃料ポンプと燃料ポンプ用のチェック弁とは、リザーバ用の第1ジェットポンプ、および移送用の第2ジェットポンプだけへ燃料を供給し、燃料噴射装置および燃料消費装置へ燃料を供給しない。
燃料供給装置の運転制御方法は、所定量の燃料を燃料ポンプから燃料消費装置へ供給し、燃料消費装置によって消費されない戻り燃料を単一の燃料通路である燃料戻り通路を通して燃料タンクの内部へ供給し、燃料戻り通路を燃料タンク内において2つの分岐通路に分岐することにより特徴付けられる。分岐された2つの分岐通路のうちの第1分岐通路を第1戻り燃料チェック弁と第1ジェットポンプとを通過させる。第1ジェットポンプは、例えば、リザーバ用のジェットポンプである。
燃料供給装置の運転制御方法は、さらに、圧力検出器によって燃料戻り通路の燃料圧力を検出し、燃料圧力が閾値を上回ることが検出されると、電動型の燃料ポンプを停止させることによって特徴付けられる。圧力検出器は、圧力センサまたは圧力−電気信号変換器とも呼ぶことができる。燃料供給装置の運転制御方法は、さらに、燃料圧力が閾値を下回ることが検出されると、電動型の燃料ポンプを作動させることによって特徴付けられる。燃料供給装置の運転制御方法は、電動型の燃料ポンプが作動しているとき、燃料ポンプから第1ジェットポンプと第2ジェットポンプとに燃料を供給することによって特徴付けられる。燃料供給装置の運転制御方法は、電動型の燃料ポンプが作動しているとき、燃料戻り通路の内部の燃料を解放し圧力を解放するために第2戻り燃料チェック弁を開くことによって特徴付けられる。電動型の燃料ポンプが生成する燃料圧力が第1戻り燃料チェック弁の開弁を妨げるとき、第2戻り燃料チェック弁の開弁によって燃料戻り通路の燃料圧力が解放される。第2戻り燃料チェック弁は、リザーバの中に直接に開口している。第1分岐通路は、第1戻り燃料チェック弁を通過し、第2ジェットポンプを通過する。第2ジェットポンプは、移送用のジェットポンプによって提供される。移送用のジェットポンプは、独立した他の燃料タンクから燃料供給モジュールが配置された燃料タンクへ、または、鞍型燃料タンクの第2主槽部分から第1主槽部分へ燃料を移送する。
この発明を適用可能な分野はここでの開示によって明らかにされる。この発明の概要における説明と具体的な例示とは、具体的な説明を与える用途だけを意図したものであって、本発明の技術的範囲を限定することを意図したものではない。
ここに説明された図面は、選択された実施形態を図示するためだけのものであって、すべての実用的な可能性を示すものではない。そして、ここに説明された図面は、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
図1は、従来の燃料供給モジュールを示す模式図である。 図2は、従来の燃料供給モジュールを示す模式図である。 図3は、乗り物としての車両の側面図であって、燃料供給装置を破線によって示している。 図4は、燃料噴射弁と燃料タンク内の燃料供給モジュールとを含む構成要素が描かれた燃料供給装置を示す模式図である。 図5は、燃料供給モジュールの装着箇所が描かれた燃料タンクの斜視図である。 図6は、燃料供給モジュールと燃料移送装置とを採用した鞍型燃料タンクの斜視図である。 図7は、本発明を適用した実施形態に係る燃料供給装置の模式図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
図3から図7にわたる複数の図面を参照することによって、この開示に係る燃料供給装置と燃料供給モジュールとが説明される。この燃料供給装置は、広範囲にわたる複数種類のエンジンに適用することができる。その適用例のひとつが、燃料噴射ポンプの容量が可変の用途への適用である。この燃料供給装置は、例えば、いわゆるディーゼル型の内燃機関の燃料供給装置として利用することができる。燃料供給装置は、内燃機関の複数の気筒へ燃料を分配する燃料噴射装置を含む。よって、燃料供給装置は、燃料分配装置とも呼ぶことができる。
図3は、乗り物14の一例としての自動車を示している。自動車14は、燃料消費装置としての内燃機関16と、燃料供給通路6と、燃料タンク20と、燃料供給モジュール22とを備える。燃料供給モジュール22は、燃料タンク20の内部に配置されている。燃料供給モジュール22は、燃料タンク20が液体の燃料を蓄えているとき、容積が変動する液体の燃料の中に浸されているか、またはそのような燃料に囲まれている。以下の説明は、いわゆるディーゼル型の内燃機関に一般的に使用されている燃料噴射ポンプを採用した燃料供給装置24についてなされる。そこで、説明のために、液体の燃料は、ディーセル燃料、すなわち軽油であるものとする。しかしながら、本発明に関する開示は、ガソリン燃料、または他の液体燃料を採用する乗り物に広く適用可能なものであると理解されるべきである。燃料供給モジュール22は、燃料供給通路6を通して内燃機関16に燃料を供給するために用いられ、そのための装置の一部構成要素として貢献している。
図4は、燃料供給装置24を示している。燃料供給装置24においては、内燃機関に装着される複数の燃料噴射弁26が燃料噴射弁のためのコモンレール28から燃料を受け入れる。さらに、燃料供給装置24においては、消費されなかった燃料が燃料タンク20に戻される。内燃機関における燃料の燃焼を維持するために十分な高さの燃料圧力を実現するために、燃料は、コモンレール28に到達する前に燃料噴射ポンプ31によって加圧される。燃料が燃料噴射ポンプ31を通過し、その後に燃料噴射弁26を通過することができるように十分に清浄であるために、燃料は、燃料供給通路6に存在する燃料フィルタ32を通過し、ろ過される。燃料噴射ポンプ31は、燃料タンク20から燃料を吸入し、噴射のための圧力に加圧する噴射用の燃料ポンプを提供する。燃料噴射ポンプ31は、燃料噴射装置の構成部品として設けられている。燃料噴射ポンプ31は、燃料タンクから燃料を吸入するための低圧ポンプと、低圧ポンプによって吸入された燃料を内燃機関への噴射圧力に加圧する高圧ポンプとを備える。ディーゼル型の内燃機関では、燃料を高圧に加圧するために、内燃機関によって駆動される燃料噴射ポンプ31が用いられる。一方、火花点火式のガソリン用の内燃機関では、その噴射圧力が比較的低いため、燃料噴射ポンプ31に代えて、燃料タンク内に配置された電動型の燃料ポンプを噴射用の燃料ポンプとして用いることができる。そのような噴射用の電動型の燃料ポンプは、燃料供給モジュール22に搭載することができる。
図5は、鞍型ではない単槽型の燃料タンク20を示している。燃料タンク20は、燃料タンク20の上面に開設された開口部36を取り囲み区画する取り付け面34を有している。取り付け面34は、燃料供給モジュールのフランジ38に適合した形状をもち、フランジ38と接触する。より具体的には、図7に図示されるように、取り付け面34は、フランジ38の下面と接触する。従って、燃料供給モジュールのフランジ38は、燃料タンク20の開口部36を覆う部材である。図5に図示された燃料タンク20には、図7に図示された燃料供給モジュール22の変形例を適用することができる。この変形例は、後述する移送用のジェットポンプ74と、そのためのジェットポンプ通路72とを備えていない。
図6は、ここに開示される図7に図示されるような燃料供給モジュール22が用いられる鞍型の燃料タンク42を示している。鞍型の燃料タンク42は、第1主槽部分としての主室部44と、第2主槽部分としての副室部54と、これら主室部44と副室部54との間を燃料タンク42の底面の隆起によって区画する鞍部48とを有する。主室部44は、電動型の燃料ポンプ50を収容している。燃料ポンプ50は、燃料供給モジュール22の内部に装着されることができる。より具体的には、燃料ポンプ50の吸入口が主室部44内に溜まる燃料を吸入するように、燃料ポンプ50が配置されている。この実施形態では、燃料ポンプ50の全体が主室部44内に配置されている。燃料ポンプ50は、燃料供給モジュール22のリザーバ4内に配置され、フランジ38によって支持されている。
フランジ38には、燃料供給通路6の一部を構成する出口52が設けられている。燃料は、燃料タンク42の主室部44から、出口52を通して、燃料噴射装置の燃料噴射ポンプに吸入される。フランジ38には、燃料戻り通路30の一部を構成する戻り口53が設けられている。燃料ポンプ50は、出口52に直接的に接続されていない。燃料ポンプ50は、燃料タンク42の内部における燃料の移送にのみ使用される。
燃料タンク42の主室部44と副室部54とは、鞍部48と移送通路56とを通して連通している。移送通路56は、副室部54から主室部44へ鞍部48を通って延在している。燃料は、副室部54に設けられた移送モジュール47から主室部44に設けられた燃料供給モジュール22とそのリザーバ4とへ移送される。このような構成、作動、および効果は、米国特許第7,284,540号、および米国特許第7,506,636号に記載されており、それらの記載を参照することができる。燃料供給モジュール22は、図5の燃料タンク20における場合と同様に、鞍型燃料タンク42の上面58から鞍型燃料タンク42の内部に装着され、鞍型燃料タンク42の上面58から鞍型燃料タンク42の内部に支持される。
図7を参照しながら、この開示に係る実施形態をさらに詳細に説明する。燃料供給モジュール22のリザーバ4内に配置された燃料ポンプ50は、信号線63、65を通して燃料ポンプ用の制御装置62と電気的に接続されている。信号線63、65は、電動型の燃料ポンプ50の電動機を作動させるための電源線である。制御装置62は、電動型の燃料ポンプ50の状態を、停止状態と作動状態との間で切り替えるように制御することができる。燃料ポンプ用の制御装置62は、燃料戻り通路30内の燃料の状態を示すひとつまたは複数の変量を計測する計測装置71と電気的に接続されている。具体的には、計測装置71は、燃料戻り通路30の内部の燃料圧力を継続的に観測し計測する圧力検出器によって提供される。圧力検出器は、例えば、燃料タンク20、42の外側であって、燃料供給モジュール22の近傍の燃料戻り通路30に設けられる。他の例においては、計測装置71は、戻り燃料の体積流量を計測する流量計によって提供される。流量計は、例えば、流れた戻り燃料の単位経過時間における体積を計測する。さらに、計測装置71は、圧力または流量といった計測値または観測値を制御装置62に入力可能な電気信号に変換する変換器を備えることができる。
燃料ポンプ50は、燃料噴射ポンプ31とは独立して制御され、作動状態または停止状態に置かれる。燃料噴射ポンプ31は、燃料供給通路6を通して吸入フィルタ7から燃料を吸入し、内燃機関16に直接的に燃料を供給する。燃料供給通路6は、燃料供給モジュールのフランジ38を通して内燃機関16に向けて延びている。燃料ポンプ50は、内燃機関16に直接に燃料を供給することはない。しかし、燃料ポンプ50は、リザーバ4内に配置された少なくともリザーバ用のジェットポンプの作動を維持するための燃料を供給するように作動する。移送用のジェットポンプを備える場合、燃料ポンプ50は、リザーバ用のジェットポンプと移送用のジェットポンプとの両方の作動を維持するための燃料を供給するように作動する。燃料ポンプ50の作動によって、リザーバ4内から燃料が吸い上げられる。より具体的には、リザーバ4の底壁の内面79に据え付けられた吸入フィルタ78を通してリザーバ4の底壁の内面79から、またはその近傍から燃料が吸い上げられる。
リザーバ4は、支柱9、11によって燃料タンク20、42の底壁の内面19上に、またはその近傍に固定されている。
単一の燃料流れとして燃料ポンプ50から汲み上げられた燃料は、燃料ポンプ50から燃料ポンプ用のチェック弁66を通り、そして、2つの燃料流れに分岐される前に燃料ポンプ用のチェック弁通路69を通過する。燃料ポンプ用のチェック弁66は、燃料ポンプ50によって汲み上げられたすべての燃料が通過するように、燃料ポンプ50の上部に配置することができる。燃料ポンプ用のチェック弁66は、燃料ポンプ50からの液体の燃料が通過することを許容するが、燃料ポンプ50が作動されないときにチェック弁通路69から燃料ポンプ50へ向けて液体の燃料が通過することを阻止する。燃料ポンプ用のチェック弁66の中のスプリング67は、燃料ポンプ50が燃料を圧送していないとき、燃料ポンプ用のチェック弁66を閉じるための付勢力を提供する。燃料供給モジュール22がリザーバ用のジェットポンプ70だけを備える場合、チェック弁通路69は、リザーバ用のジェットポンプ通路68に接続される。燃料供給モジュール22がリザーバ用のジェットポンプ70に加えて、さらに、移送用のジェットポンプ74を備える場合、チェック弁通路69は、リザーバ用のジェットポンプ通路68と、移送用のジェットポンプ通路72とに分岐する。リザーバ用のジェットポンプ70を第1ジェットポンプ70と呼び、移送用のジェットポンプ74を第2ジェットポンプと呼んでもよい。
第1分岐流は、リザーバ用のジェットポンプ通路68を通過し、リザーバ用のジェットポンプ70に流入する。同時に、第2分岐流は、移送用のジェットポンプ通路72を通過し、移送用のジェットポンプ74に流入する。
リザーバ用のジェットポンプ70は、流体流れの原理に従って機能する。リザーバ用のジェットポンプ70は、ベンチュリ効果を生成し、リザーバ4内の燃料76を所定の液位に維持するように、リザーバ4の底面に設けられたオリフィスまたは開口を通して燃料を吸引し、リザーバ4の外側の燃料タンク20、42内からリザーバ4内へ燃料を移送する。燃料76の液位は、リザーバ4の底壁の内面に押し付けられた吸入フィルタ78に燃料を吸入するために燃料ポンプ50が必要とする液位である。
同様に、鞍型燃料タンク42が用いられる場合、移送用のジェットポンプ74が用いられる。移送用のジェットポンプ74は、上記と同様のベンチュリ効果を生成するように作動し、燃料タンク42の副室部54から主室部44へ移送通路56を通して燃料を吸引し、移送する。
移送用のジェットポンプ74は、図6に図示された鞍型燃料タンク42と対比される複数の燃料タンクを備える構成にも用いることができる。複数の燃料タンクを備える構成においては、主室部44に対応するひとつの独立した燃料タンクと、副室部54に対応するひとつの独立した燃料タンクとが設けられる。それら複数の燃料タンクは、移送通路56によって連結される。
図7に戻って、第1戻り燃料チェック弁80は、リザーバ用のジェットポンプ70を作動させるためのリザーバ用のジェットポンプ通路68に燃料が流れることを許容するために、さらには、移送用のジェットポンプ74を作動させるための移送用のジェットポンプ通路72に燃料が流れることを許容するために使用されている。よって、第1戻り燃料チェック弁80は、燃料戻り通路30からリザーバ4内に向けて燃料が流れることだけを許容する一方向弁、または逆止弁である。燃料ポンプ50が作動していないとき、内燃機関の燃焼運転において消費されない燃料は、燃料戻り通路30と第1戻り燃料チェック弁80とを通してリザーバ4に戻される。燃料ポンプ50が作動していないとき、第2戻り燃料チェック弁84は閉弁状態に置かれる。よって、内燃機関16がスロットル全開の状態では運転されていないときのような、内燃機関16への燃料供給が過剰なときには、第1戻り燃料チェック弁80が利用される。電動型の燃料ポンプ50が作動しているとき、以下に述べるように、戻り燃料は第1戻り燃料チェック弁80を通過することができない。
図7は、さらに、第2戻り燃料チェック弁84を図示している。第2戻り燃料チェック弁84は、一方向弁、または逆止弁とも呼ぶことができる。すなわち、第2戻り燃料チェック弁84は、リザーバ用のジェットポンプ通路68および移送用のジェットポンプ通路72に燃料を振り分けることなしに、戻り燃料がリザーバ4へ直接に放出され、流れ込むことを許容する。図7に図示されるように、第2戻り燃料チェック弁84は、バイアススプリング86によって、閉弁方向へバイアスされている。よって、燃料戻り通路30に戻り燃料が流れないとき、第2戻り燃料チェック弁84は、閉弁する。また、燃料戻り通路30内の燃料の圧力がバイアススプリング86に抗して第2戻り燃料チェック弁84を開弁させるには不十分であるとき、第2戻り燃料チェック弁84は、閉弁する。
図7において、リザーバ4から燃料を吸入するように燃料噴射ポンプ31が作動するとき、所定量の戻り燃料が燃料戻り通路30を通して燃料タンク20、42へ戻される。このような戻り燃料は、フランジ38を貫通して燃料タンク20、42の外部から内部へ流れる。さらに、戻り燃料は、第1戻り燃料チェック弁80を通して、第1戻り燃料チェック弁80が設けられている燃料通路88へ流れ込む。
燃料供給モジュール22がリザーバ用のジェットポンプ70だけを備える場合、燃料通路88は、リザーバ用のジェットポンプ通路68に接続される。燃料供給モジュール22がリザーバ用のジェットポンプ70に加えて、さらに、移送用のジェットポンプ74を備える場合、燃料通路88は、リザーバ用のジェットポンプ通路68と、移送用のジェットポンプ通路72とに分岐する。燃料供給モジュール22がリザーバ用のジェットポンプ70に加えて、さらに、移送用のジェットポンプ74を備える場合、燃料は、燃料通路88から出る際に、リザーバ用のジェットポンプ70を作動させるためのリザーバ用のジェットポンプ通路68と、移送用のジェットポンプ74を作動させるための移送用のジェットポンプ通路72とに分けられる。
サブタンク用のジェットポンプ70および燃料移送用のジェットポンプ74のどちらかあるいは両方が、電動型の燃料ポンプ50による補助なしで、燃料戻り通路30からの戻り燃料だけによって作動する。このような装置および運転制御方法は、「受動的」な燃料供給装置および「受動的」な運転制御方法と呼ぶことができる。上記の場合の運転制御状態は、「受動的モード」と呼ぶことができる。よって、受動的モードにおいては、燃料ポンプ50は作動させられておらず、しかも、第1戻り燃料チェック弁80だけが、サブタンク用のジェットポンプ70および燃料移送用のジェットポンプ74に燃料を流すことを許容するように開弁している。このような受動的モードで運転される間、過剰な量の燃料が内燃機関16に供給される。例えば、内燃機関が始動のためのクランキング状態にないとき、または内燃機関がスロットル全開で運転されていないときである。内燃機関が始動のためのクランキング状態にないとき、または内燃機関がスロットル全開で運転されていないときには、リザーバ用のジェットポンプ70と移送用のジェットポンプ74とに供給される戻り燃料の量が減少する。
上述したような「受動的」な燃料供給装置および「受動的」な運転制御方法に代わるものとして、「半能動的」な燃料供給装置および「半能動的」な運転制御方法装置がある。その運転制御状態は、「半能動的モード」と呼ぶことができる。より具体的には、半能動的な運転制御の間中、電動型の燃料ポンプ50は、少なくともリザーバ用のジェットポンプ70を作動させるために使用される。移送用のジェットポンプ74が上述のように構成され接続されている場合、半能動的な運転制御の間中、電動型の燃料ポンプ50は、リザーバ用のジェットポンプ70と移送用のジェットポンプ74との両方を作動させるために使用される。よって、リザーバ用のジェットポンプ70だけ、またはリザーバ用のジェットポンプ70と移送用のジェットポンプ74との両方をいつでも継続的に作動させるために、電動型の燃料ポンプ50はいつでも継続的に作動することとなる。このような燃料ポンプ50の継続的な作動は、内燃機関の低温始動の期間であっても、および内燃機関スロットルが全開の状態のような内燃機関16が大量の燃料を必要とする期間であっても行われる。よって、半能動的な運転制御の間中、電動型の燃料ポンプ50から供給される燃料と燃料戻り通路30から供給される燃料とによって、第1戻り燃料チェック弁80に互いに対向するように作用する2つの燃料の圧力が第1戻り燃料チェック弁80の開弁を許容するとき、燃料は、第1戻り燃料チェック弁80を通して流れる。燃料ポンプ用のチェック弁通路69における燃料の圧力に起因して燃料戻り通路30内の燃料の圧力が第1戻り燃料チェック弁80を開弁させるには不十分である場合、第2戻り燃料チェック弁84は、圧力を解放するために、かつ内燃機関16から戻された過剰燃料をリザーバ4内に直接に流すことを許容するために開弁する。よって、第2戻り燃料チェック弁84は、電動型の燃料ポンプ50が連続的な作動を継続する間中、燃料戻り通路30における戻り燃料の流れを許容する。
この実施形態によると、複数の弁80、66、84とそれらの配置により、半能動的な運転制御状態において、ジェットポンプ70、またはジェットポンプ70、74の動力源としての燃料流が、燃料戻り通路30からの戻り燃料と、電動型の燃料ポンプ50から供給される燃料とのいずれかに自動的に切り替えられる。具体的には、戻り燃料と、電動型の燃料ポンプ50から供給される燃料との圧力に応じて、それらのうち高い圧力の燃料がジェットポンプに供給されるように、自動的に切り替えられる。第2戻り燃料チェック弁84は、戻り燃料の圧力が所定の設定圧力以上になると開弁するように設定されている。
燃料供給装置24の他の運転制御方法は、燃料ポンプの制御装置62と圧力検出器のような計測装置71との使用を含んでいる。この運転制御方法においては、制御装置62は、電動型の燃料ポンプ50の使用を、間欠的使用、または連続的使用とするために用いられる。制御装置62は、戻り燃料がジェットポンプの動力源として十分であるとき電動型の燃料ポンプ50を停止させ、戻り燃料がジェットポンプの動力源として不十分であるとき電動型の燃料ポンプ50を作動させる制御手段を提供する。
より具体的には、内燃機関16が作動しているとき、内燃機関16によって駆動され、エンジンルーム内に配置されている燃料噴射ポンプ31は、燃料を燃料タンク20、42から吸い上げ、内燃機関16に供給するために十分な負圧を生成する。負圧による燃料の吸引は、内燃機関の回転速度に比例するが、内燃機関の回転速度にかかわらず、内燃機関による利用に十分な燃料より多い燃料が吸引される。内燃機関の運転に必要とされない過剰な燃料は、燃料タンク20、または燃料タンク42内のリザーバ4に戻される。この戻り燃料は、第1戻り燃料チェック弁80だけを通してリザーバ4に戻される。そして、戻り燃料は、燃料タンク20、42、またはリザーバ4への連通を許容するいかなる他のバルブをも通ることはない。この形態によりリザーバ4へ流れる燃料によると、ジェットポンプ70、74は、上記形態に述べられた、あるいは従来技術に述べられたそれらの意図された位置から燃料を吸引するための負圧を生成するために十分な量の戻り燃料を受けることができる。
上述のような十分な体積の戻り燃料が燃料戻り通路30を流れる場合、計測装置71はひとつ、または複数のジェットポンプ70、74の作動のための戻り燃料が燃料供給モジュール22において利用可能であることを検出し、計測装置71は、そのことを示す電気信号を制御装置62に送信する。この電気信号は、制御装置62が電動型の燃料ポンプ50を停止状態、または非作動状態に維持するために用いられる。このとき、ジェットポンプ70、74は、正常な燃料汲み上げ能力を発揮するために十分な動力源としての燃料流を、燃料戻り通路30を通して内燃機関16から戻される戻り燃料から得ることができるから、ジェットポンプ70、74に向けて動力源としての燃料流を供給可能な電動型の燃料ポンプ50は停止状態とすることができる。
制御装置62は、戻り燃料がひとつのジェットポンプ70、または、2つのジェットポンプ70、74を作動させるために十分であるか、または不十分であるかを判定する判定手段を提供する。判定手段は、上述の計測装置71を含むことができる。しかし、後述の実施形態に記載されるように計測装置71は、戻り燃料の圧力、および/または流量を推定する手段によって代替することができる。制御装置62は、戻り燃料がひとつのジェットポンプ70、または、2つのジェットポンプ70、74を作動させるために十分であるとき、電動型の燃料ポンプ50を停止状態とする停止制御手段を提供する。十分な戻り燃料によって、ジェットポンプ70は、燃料タンク20、42内の燃料77から所要の体積の燃料を吸引することができ、図7に図示されるようなリザーバ4内の燃料76の液位、または図示より高い液位を確実に維持することができる。
燃料噴射ポンプ31によって供給される燃料の100%または100%近くが内燃機関16によって要求され、内燃機関16によって消費されるとき、燃料戻り通路30内の戻り燃料は、比較的少ない量となるか、または全く存在しない状態となる。内燃機関16がクランキングされ大量の燃料を必要としているような低温始動の期間、または内燃機関16がスロットル全開の状態で運転されている期間には、燃料戻り通路30にはほとんど戻り燃料が存在しない。内燃機関の運転状態には、燃料噴射ポンプ31によって圧送された燃料の100%、または100%近くを必要とする他の運転状態が存在しうる。
燃料戻り通路30が全く戻り燃料を供給しないとき、または少なくともジェットポンプ70を正常に作動させることができる量、もしくは2つのジェットポンプ70、74を備える場合にはそれら2つのジェットポンプ70、74を正常に作動させることができる量の戻り燃料を供給しないとき、計測装置71は、そのような低燃料圧力、および/または低燃料体積流量の状態を検出し、そのことを示す電気信号を燃料ポンプの制御装置62へ出力する。
制御装置62は、計測装置71からの上記電気信号を受けて、電動型の燃料ポンプ50に電力を供給することを許容する電気信号を電動型の燃料ポンプ50に出力する。これにより、制御装置62と燃料ポンプ50とは、リザーバ4内に残存する燃料を使って少なくともジェットポンプ70を作動させることができる。
制御装置62は、戻り燃料がひとつのジェットポンプ70、または、2つのジェットポンプ70、74を作動させるために不十分であるとき、電動型の燃料ポンプ50を作動状態とする作動制御手段を提供する。
電動式の燃料ポンプ50が作動するとき、燃料は、ジェットポンプ70、または2つのジェットポンプ70および74を作動させることができ、さらに第1戻り燃料チェック弁80を閉弁させることができる燃料ポンプ用のチェック弁66を通して流れることが可能となる。よって、電動型の燃料ポンプ50が作動するとき、燃料はリザーバ4の内部に維持される。ジェットポンプ70、74は、リザーバ4内に設けられており、ジェットポンプ70、74の燃料吐出口はリザーバ4内に開口している。よって、燃料ポンプ50からジェットポンプ70、74に供給された燃料は、再びリザーバ4内に戻される。燃料の液位は、リザーバ4内のいかなる水準に維持されてもよい。
第2戻り燃料チェック弁84は、電動型の燃料ポンプ50が作動しているときに開弁できるように構成され、そのように配置されている。より具体的には、第2戻り燃料チェック弁84は燃料戻り通路30内の燃料の圧力が所定の設定圧力以上に到達すると開弁するように構成されている。電動型の燃料ポンプ50が作動するとき、電動型の燃料ポンプ50によって生成される燃料通路88内の燃料圧力が第1戻り燃料チェック弁80を閉弁位置へ向けて押すから、第1戻り燃料チェック弁80は閉弁する。よって、燃料戻り通路30内の燃料圧力が第2戻り燃料チェック弁84の設定値を上回ると、第2戻り燃料チェック弁84は開弁し、リザーバ4内へ戻り燃料を直接に放出する。このとき、第2戻り燃料チェック弁84は、いかなるジェットポンプをも通すことなく戻り燃料をリザーバ4内に向けて放出する。
燃料戻り通路30内の圧力は、燃焼により生じた熱、および/または、乗り物が通過、もしくは停車する黒いアスファルト舗装のような比較的熱い面からの熱のような、エンジンルーム内の熱によって上昇することがある。第2戻り燃料チェック弁84が開弁するための圧力の設定値は、第2戻り燃料チェック弁84が設置される燃料供給装置および乗り物の構成、用途などの実使用条件に基づいて設定することができる。すなわち、スプリング86のバネ定数は、スプリング86が第2戻り燃料チェック弁84において圧縮され、燃料戻り通路30の内部における特定の燃料圧力以上においてスプリング86が第2戻り燃料チェック弁84を開弁させるように変更され、設定される。
内燃機関の燃料消費量と燃料噴射ポンプ31の能力とは、燃料戻り通路30における上記特定の燃料圧力を規定する役目を果たし、第2戻り燃料チェック弁84の開弁を支配する。
以上に述べたように、燃料戻り通路30は、燃料供給モジュール22において第1分岐通路88と第2分岐通路とに分岐する。第1分岐通路88には、第1戻り燃料チェック弁80が設けられる。第2分岐通路は、リザーバ4内に向けて開口している。第2分岐通路には、第2戻り燃料チェック弁84が設けられる。第1戻り燃料チェック弁80の下流側には、ジェットポンプ70、74が設けられる。第1分岐通路88は、第1戻り燃料チェック弁80の下流側において、通路68と通路72とに分岐する。通路68と通路72とは、それぞれがジェットポンプ70、74の動力源としての燃料入口に接続される。ジェットポンプ70、74の出口は、リザーバ4内に開口している。
電動型の燃料ポンプ50の出口は、通路69の一端に接続されている。通路69の他端は、第1戻り燃料チェック弁80とジェットポンプ70、74との間の通路88、68、72に接続されている。通路88、68、72、69の接続部は、通路88と通路69とを合流させるとともに、それらを通路68、72へ分岐させる接続部によって提供することができる。燃料ポンプ50によって加圧された燃料は、そのすべてが通路69に流れる。燃料ポンプ50は、羽根車を備える非容積型のポンプによって提供することができる。通路69には、燃料ポンプ用のチェック弁66が設けられている。
第1戻り燃料チェック弁80は、燃料戻り通路30からジェットポンプ70、74へ向かう流れのみを許容する。第1戻り燃料チェック弁80は、燃料戻り通路30から供給される戻り燃料の圧力が、燃料ポンプ50から供給される燃料の圧力より高いときにのみ開弁するように構成することができる。燃料ポンプ用のチェック弁66は、燃料ポンプ50から第1戻り燃料チェック弁80およびジェットポンプ70、74へ向かう流れのみを許容する。燃料ポンプ用のチェック弁66は、燃料ポンプ50から供給される燃料の圧力が、第1戻り燃料チェック弁80から供給される戻り燃料の圧力より所定圧力だけ高いときにのみ開弁するように構成することができる。第2戻り燃料チェック弁84は、燃料戻り通路30からリザーバ4へ向かう流れのみを許容する。さらに、第2戻り燃料チェック弁84は、燃料戻り通路30内の圧力が所定の圧力以上に上昇したときにのみ開弁する。第2戻り燃料チェック弁84は、燃料戻り通路30内の圧力が、ジェットポンプ70,74を正常に作動させることができる圧力以上に上昇したときにのみ開弁するように構成することができる。
さらに、燃料戻り通路30にジェットポンプ70,74を正常に作動させるために十分な戻り燃料が流れないときにだけ、言い換えると戻り燃料の燃料流量が不十分なときにだけ、燃料ポンプ50を作動状態にする制御装置62が設けられる。この実施形態によると、受動的な運転制御状態と、半能動的な運転制御状態とが自動的に切り替えられる。
この開示に係る実施形態は多くの有利な効果を提供する。
第1に、圧力または体積流量を検出する計測装置71によって検出された燃料戻り通路30内の燃料の圧力に応じて電動型の燃料ポンプ50を間欠的に作動状態と停止状態とにおくことによって、乗り物の電気的なシステム上における電力消費が低減される。
第2に、燃料戻り通路30内の燃料圧力がジェットポンプ70、74を作動させるために必要な圧力を下回る圧力に到達している時にだけ、電動型の燃料ポンプ50が作動されるから、電動型の燃料ポンプ50の実用的な寿命を延ばすことができる。よって、電動型の燃料ポンプ50は、内燃機関16が運転されている全期間にわたって連続して作動されることがない。
第3に、この開示に係る実施例のさらに他の有利な効果は、燃料用の複数の弁66、80、および84が、燃料供給モジュールのフランジ38の下に配置されていることである。言い換えると、燃料用の複数の弁66、80、および84が、燃料供給モジュール22に設けられていることが有利な効果を提供する。また、別の観点では、燃料用の複数の弁66、80、および84が、燃料タンク20、42の内部に配置あされていることが有利な効果を提供する。よって、燃料用の複数の弁66、80、および84は、燃料供給モジュール22として予め組み立てることができる。また、燃料用の複数の弁66、80、および84は、単一のユニットとして燃料タンク20、42内に組み付けることができる。
この開示に係る実施形態の他の適用例においては、正常な機能を維持しながら、計測装置71が取り除かれる。この代替的な制御装置においては、燃料吸入量と、燃料消費量とが演算処理によって推定され、それらの差から戻り燃料の量が演算処理によって算出される。より具体的には、燃料タンク20、42のような燃料取り入れ部における燃料吸入量は、内燃機関16の回転数に依存する燃料噴射ポンプの燃料吸入能力または燃料吸引能力に基づいて推定することができる。一方、内燃機関16による燃料消費量は、内燃機関の負荷、スロットルの開度、内燃機関の回転数、燃料噴射弁の開弁パルス幅、および他の変数に基づいて推定することができる。従って、燃料戻り通路30内を燃料タンク20、42に向けて戻される戻り燃料の量を推定することは、燃料取り入れ部における燃料吸入量から、内燃機関16による燃料消費量を減算することによって実施可能である。
制御装置62は、燃料供給装置の作動量を示す変数を示すこれらの情報、すなわち燃料タンク20、42から内燃機関16への供給のために燃料供給装置へ取り入れられた燃料量、内燃機関によって消費された燃料量、および燃料戻り通路30を通して燃料タンク20、42へ戻る戻り燃料の量を利用することができる。例えば、戻り燃料の量、すなわち体積流量が所定の閾値を越える場合、燃料ポンプ50は作動状態から停止状態に切り替えられるか、停止状態を継続するように制御される。一方、戻り燃料の体積流量が上記所定の閾値を下回る場合、燃料ポンプ50は停止状態から作動状態に切り替えられるか、より多い量の燃料を圧送するように制御される。計測装置71なしで燃料供給装置を制御することの有利な効果は、燃料供給装置における部品数の低減と、それに応じたコストの低減である。
この開示において、構成要素または構成層が、他の構成要素または構成層に対して、「上に」、「連結され」、「接続され」、または「結合され」と記載されて表現されるとき、それは、他の構成要素または構成層に対して上に直接にあるか、直接に連結されているか、直接に接続されているか、または直接に結合されていることを意味しているか、または、他の介在要素または介在層が存在していることを意味している。反対に、構成要素または構成層が、他の構成要素または構成層に対して、「上に直接に」、「直接に連結され」、「直接に接続され」、または「直接に結合され」と記載されて表現されるとき、そこには他の介在要素または介在層が存在しないことを意味している。構成要素の間の関係を表現する他の用語も、同様に解釈されるべきである。例えば、「間に」と「間に直接に」との意味、および「隣接して」と「直接に隣接して」との意味である。ここでは、用語「および/または」は、関連付けて挙げられた複数の要素のうちのひとつまたは複数の組み合わせのいかなるものも、そしてすべてを含むものである。
以上に述べた実施形態の説明は、図示と説明のために与えられたものである。そこには、発明を限定する意図や、網羅的にする意図はない。それぞれの個別の構成要素、または特定の実施形態の特徴は、その特定の実施形態に限定されない。しかし、具体的に図示され説明されていない限り、適用可能であれば、それらは互いに入れ替え可能であり、特定の選ばれた実施形態において利用可能である。それぞれの個別の構成要素、または特定の実施形態の特徴は、多くの手法に変形可能でもある。それらの変形例は本発明からの派生物として考慮されるべきではなく、すべてのそれらの変形例は本発明の技術的範囲に属するべきものとして意図されている。
4 リザーバ、6 燃料供給通路、7 吸入フィルタ、9 支柱、11 支柱、20 燃料タンク、22 燃料供給モジュール、30 燃料戻り通路、38 フランジ、42 燃料タンク、50 電動型の燃料ポンプ、62 燃料ポンプ用の制御装置、66 燃料ポンプ用のチェック弁、70 リザーバ用のジェットポンプ、71 計測装置、74 移送用のジェットポンプ、78 吸入フィルタ、80 第1戻り燃料チェック弁、84 第2戻り燃料チェック弁。

Claims (14)

  1. 燃料タンク内に設けられるリザーバを含み、前記燃料タンクの開口部を覆うフランジにより支持される燃料供給モジュールから燃料消費装置に燃料を供給する燃料供給装置において、
    前記リザーバから前記燃料消費装置へ燃料を供給するための燃料供給通路と、
    前記燃料消費装置によって消費されない戻り燃料を前記燃料タンクの内部へ戻すための燃料戻り通路と、
    前記燃料タンクの内部に配置されたジェットポンプと、
    前記燃料戻り通路から前記ジェットポンプへ向かう流れのみを許容し、前記戻り燃料を前記ジェットポンプへ放出する第1戻り燃料チェック弁と、
    前記戻り燃料を前記リザーバの内部へ直接に放出する第2戻り燃料チェック弁と、
    前記リザーバの内部に配置された電動型の燃料ポンプと、
    前記燃料ポンプに接続され、前記燃料ポンプから前記第1戻り燃料チェック弁および前記ジェットポンプへ向かう流れのみを許容する燃料ポンプ用のチェック弁(66)とを備え、
    前記燃料ポンプが生成する燃料圧力が前記第1戻り燃料チェック弁の開弁を妨げることにより、前記燃料ポンプが前記燃料消費装置へ燃料を供給することなく前記ジェットポンプだけへ燃料を供給するように構成され、
    さらに、前記燃料消費装置が運転されている全期間にわたって前記燃料ポンプが連続して作動されることがないように前記燃料ポンプを作動状態と停止状態との間で切り替えるように制御する制御装置を備えることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記制御装置は、前記リザーバ内の燃料を所定の液位より高い液位に維持できるときに前記燃料ポンプを前記停止状態に制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. さらに、前記燃料戻り通路内の燃料の状態を示すひとつまたは複数の変量を計測する計測装置を備え、
    前記制御装置は、前記計測装置により計測された前記燃料の状態に応じて、前記戻り燃料が前記ジェットポンプの動力源として十分であるとき前記燃料ポンプを停止させ、前記戻り燃料が前記ジェットポンプの動力源として不十分であるとき前記燃料ポンプを作動させることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記計測装置は、前記燃料戻り通路に設けられ、前記燃料戻り通路の内部の燃料圧力を検出するとともに前記制御装置に入力する圧力検出器であることを特徴とする請求項3に記載の燃料供給装置。
  5. 前記計測装置は、前記戻り燃料の燃料流量を検出するとともに前記制御装置に入力する流量計であることを特徴とする請求項3に記載の燃料供給装置。
  6. 前記制御装置は、燃料吸入量と燃料消費量との差から前記戻り燃料の量を演算処理によって算出し、前記戻り燃料の量を利用して、前記戻り燃料が前記ジェットポンプの動力源として十分であるとき前記燃料ポンプを停止させ、前記戻り燃料が前記ジェットポンプの動力源として不十分であるとき前記燃料ポンプを作動させることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
  7. 前記第1戻り燃料チェック弁と前記第2戻り燃料チェック弁とは、前記燃料戻り通路から直接に燃料を受け入れるように配置されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の燃料供給装置。
  8. 前記ジェットポンプは、前記リザーバの内部に配置されたジェットポンプであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の燃料供給装置。
  9. 前記ジェットポンプは、前記リザーバの外部から前記リザーバの内部へ燃料を移送するジェットポンプであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の燃料供給装置。
  10. 前記ジェットポンプは、リザーバ用のジェットポンプまたは燃料移送用のジェットポンプであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の燃料供給装置。
  11. 前記ジェットポンプは、リザーバ用のジェットポンプであり、
    さらに、燃料移送用のジェットポンプを備え、前記第1戻り燃料チェック弁は、前記燃料移送用のジェットポンプにも戻り燃料を放出することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の燃料供給装置。
  12. 前記制御装置は、前記燃料圧力が閾値を上回ることが検出されると、前記燃料ポンプを停止させ、前記燃料圧力が前記閾値を下回ることが検出されると、前記燃料ポンプを作動させることを特徴とする請求項4に記載の燃料供給装置。
  13. 前記制御装置は、前記燃料流量が閾値を上回ることが検出されると、前記燃料ポンプを停止させ、前記燃料流量が前記閾値を下回ることが検出されると、前記燃料ポンプを作動させることを特徴とする請求項5に記載の燃料供給装置。
  14. 前記制御装置は、前記戻り燃料の量が閾値を超える場合前記燃料ポンプを停止させ、前記戻り燃料の量が前記閾値を下回る場合前記燃料ポンプを作動させることを特徴とする請求項6に記載の燃料供給装置。
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