JP5654515B2 - システム - Google Patents

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本発明は、データの改変等の不正行為を防止するのに好適なシステム、サーバ装置、制御方法、ならびに、プログラムに関する。
近年、インターネット等のネットワークを利用したネットワークゲームが、普及している。ユーザは、ゲーム装置やパーソナルコンピュータ等を、ネットワークを介してサーバに接続させ、ゲームプログラムをダウンロードしたり、ゲームプレイを行ったりする。
このようなネットワークゲームにおいて、ゲームの実行状態に関するパラメータを不正に改変して、成績が悪くならないように、或いは、成績を上げようとする不正行為が行われることがある。このような不正行為を防止するため、様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1には、サーバ装置に常時接続してゲームを行うようなシステムにおいて、セッションの異常終了を検出するスコアシステムが開示されている。
特開2004−222805号公報
一方、ネットワークゲームにおいては、サーバ装置に常時接続しなくても端末装置側でゲームを進めることができる形態を採用するものもある。このような形態をとるネットワークゲームにおいては、端末装置側でデータが改変され、不正行為が行われてしまう場合がある。
本発明は、上記のような課題を解決するもので、データの改変等の不正行為を防止するのに好適なシステム、サーバ装置、制御方法、ならびに、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係るシステムは、
端末装置と、サーバ装置と、を備えるシステムであって、
前記端末装置は、
パラメータが記憶されるパラメータ記憶部と、
ユーザから指示入力を受け付ける受付部と、
前記受け付けた指示入力に基づいて、前記記憶されたパラメータを更新する更新部と、
適切なタイミングで、前記サーバ装置に、前記パラメータが指定された要求を送信する要求送信部と、
前記サーバ装置から、前記要求に対する応答を受信する応答受信部と、
を備え、
前記サーバ装置は、
前記要求を受信する要求受信部と、
前記要求で指定されたパラメータと、当該要求を受け付けた時刻とが蓄積して記憶される要求記憶部と、
前記要求で指定されたパラメータと、前記要求記憶部に直近に記憶されたパラメータとが所定の範囲にある場合、前記要求記憶部に、当該要求で指定されたパラメータと、当該要求を受け付けた時刻とを蓄積する蓄積部と、
前記要求で指定されたパラメータと、前記要求記憶部に直近に記憶されたパラメータとが所定の範囲にない場合、前記端末装置に、前記要求で指定されたパラメータにペナルティを課したパラメータが指定された応答を送信する応答送信部と、
を備え、
前記更新部は、前記記憶されたパラメータを、前記受信した応答で指定されるパラメータで更新する
ことを特徴とする。
また、上記システムにおいて、
前記サーバ装置は、
前記要求受信部が、前記端末装置から所定の期間、要求を受け付けない場合、前記要求記憶部から当該端末装置に関するパラメータ及び時刻を消去する消去部、
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係るサーバ装置は、
端末装置から要求を受信する要求受信部と、
前記要求で指定されたパラメータと、当該要求を受け付けた時刻とが蓄積して記憶される要求記憶部と、
前記要求で指定されたパラメータと、前記要求記憶部に直近に記憶されたパラメータとが所定の範囲にある場合、前記要求記憶部に、当該要求で指定されたパラメータと、当該要求を受け付けた時刻とを蓄積する蓄積部と、
前記要求で指定されたパラメータと、前記要求記憶部に直近に記憶されたパラメータとが所定の範囲にない場合、前記端末装置に、前記要求で指定されたパラメータにペナルティを課したパラメータが指定された応答を送信する応答送信部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係る制御方法は、
パラメータが記憶されるパラメータ記憶部と、受付部と、更新部と、要求送信部と、応答受信部と、を備える端末装置と、要求受信部と、要求で指定されたパラメータと、当該要求を受け付けた時刻とが蓄積して記憶される要求記憶部と、蓄積部と、応答送信部と、を備えるサーバ装置と、を備えるシステムが実行する制御方法であって、
前記端末装置において、
前記受付部が、ユーザから指示入力を受け付ける受付工程と、
前記更新部が、前記受け付けた指示入力に基づいて、前記記憶されたパラメータを更新する更新工程と、
前記要求送信部が、適切なタイミングで、前記サーバ装置に、前記パラメータが指定された要求を送信する要求送信工程と、
前記応答受信部が、前記サーバ装置から、前記要求に対する応答を受信する応答受信工程と、
を備え、
前記サーバ装置において、
前記要求受信部が、前記要求を受信する要求受信工程と、
前記蓄積部が、前記要求で指定されたパラメータと、前記要求記憶部に直近に記憶されたパラメータとが所定の範囲にある場合、前記要求記憶部に、当該要求で指定されたパラメータと、当該要求を受け付けた時刻とを蓄積する蓄積工程と、
前記応答送信部が、前記要求で指定されたパラメータと、前記要求記憶部に直近に記憶されたパラメータとが所定の範囲にない場合、前記端末装置に、前記要求で指定されたパラメータにペナルティを課したパラメータが指定された応答を送信する応答送信工程と、
を備え、
前記更新工程において、前記更新部は、前記記憶されたパラメータを、前記受信した応答で指定されるパラメータで更新する
ことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るプログラムは、
第1のコンピュータを端末装置として機能させ、第2のコンピュータをサーバ装置として機能させるプログラムであって、
前記第1のコンピュータを、
パラメータが記憶されるパラメータ記憶部、
ユーザから指示入力を受け付ける受付部、
前記受け付けた指示入力に基づいて、前記記憶されたパラメータを更新する更新部と、
適切なタイミングで、前記サーバ装置に、前記パラメータが指定された要求を送信する要求送信部、
前記サーバ装置から、前記要求に対する応答を受信する応答受信部、
として機能させ、
前記第2のコンピュータを、
前記要求を受信する要求受信部、
前記要求で指定されたパラメータと、当該要求を受け付けた時刻とが蓄積して記憶される要求記憶部、
前記要求で指定されたパラメータと、前記要求記憶部に直近に記憶されたパラメータとが所定の範囲にある場合、前記要求記憶部に、当該要求で指定されたパラメータと、当該要求を受け付けた時刻とを蓄積する蓄積部、
前記要求で指定されたパラメータと、前記要求記憶部に直近に記憶されたパラメータとが所定の範囲にない場合、前記端末装置に、前記要求で指定されたパラメータにペナルティを課したパラメータが指定された応答を送信する応答送信部、
として機能させ、
前記更新部は、前記記憶されたパラメータを、前記受信した応答で指定されるパラメータで更新する
ように機能させることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な情報記録媒体に記録することができる。
上記プログラムは、プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。また、上記情報記録媒体は、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。
本発明によれば、データの改変等の不正行為を防止するのに好適なシステム、サーバ装置、制御方法、ならびに、プログラムを提供することができる。
実施形態1に係るシステムの構成を示す図である。 端末装置とサーバ装置との通信の様子を示すセッション図である。 実施形態1に係る端末装置又はサーバ装置が実現される典型的な情報処理装置の概要構成を示す図である。 実施形態1に係る端末装置の概要構成を示す図である。 実施形態1に係るサーバ装置の概要構成を示す図である。 端末装置で実行されるプログラムの画像を示す図である。 パラメータテーブルを説明するための図である。 要求記憶テーブルを説明するための図である。 要求記憶テーブルを説明するための図である。 パラメータテーブルを説明するための図である。 パラメータテーブルを説明するための図である。 要求記憶テーブルを説明するための図である。 実施形態1に係る端末装置の各部が行う処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態1に係るサーバ装置の各部が行う処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態2に係るサーバ装置の概要構成を示す図である。 実施形態2に係るサーバ装置の各部が行う処理を説明するためのフローチャートである。
実施形態に係るシステム1は、図1に示すように、端末装置100−1〜100−k(kは1以上の整数)とサーバ装置200とから構成される。端末装置100とサーバ装置200とは、インターネット300を経由して、接続される。
図2は、端末装置100−1〜100−kとサーバ装置200との通信の様子を示すセッション図である。
端末装置100−1は、サーバ装置200に要求411を送信する(10)。サーバ装置200は、要求411を受信し、要求411が所定の条件を満たすと判断すると、端末装置100−1に応答を送信せず、そのまま待機する。
また、端末装置100−2は、サーバ装置200に要求412を送信する(20)。サーバ装置200は、要求412を受信し、要求412が所定の条件を満たさないと判断すると、端末装置100−2に要求412に対する応答422を送信する(30)。
以下、端末装置100−1〜100−kを総称して「端末装置100」という。また、端末装置100が送信する要求411〜41m(mは1以上の整数)を総称して「要求410」という。また、サーバ装置200が端末装置100に対して送信する応答421〜42n(nは1以上の整数)を総称して「応答420」という。
(情報処理装置の概要構成)
以下、実施形態の端末装置100又はサーバ装置200が実現される情報処理装置500について説明する。以下では、理解を容易にするため、ゲーム用の情報処理装置を利用して実施形態を説明するが、以下の実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
図3は、プログラムを実行することにより、本発明の実施形態に係る端末装置100又はサーバ装置200の機能を果たす典型的な情報処理装置500の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
情報処理装置500は、CPU(Central Processing Unit)501と、ROM(Read Only Memory)502と、RAM(Random Access Memory)503と、インターフェース504と、コントローラ505と、外部メモリ506と、画像処理部507と、DVD−ROM(Digital Versatile Disc ROM)ドライブ508と、NIC(Network Interface Card)509と、音声処理部510と、を備える。
CPU 501は、情報処理装置500全体の動作を制御し、各構成要素と接続され、制御信号やデータをやりとりする。また、CPU 501は、レジスタ(図示せず)という高速アクセスが可能な記憶域に対してALU(Arithmetic Logic Unit)(図示せず)を用いて加減乗除等の算術演算や、論理和、論理積、論理否定等の論理演算、ビット和、ビット積、ビット反転、ビットシフト、ビット回転等のビット演算などを行うことができる。さらに、マルチメディア処理対応のための加減乗除等の飽和演算や、三角関数等、ベクトル演算などを高速に行えるように、CPU 501自身が構成されているものや、コプロセッサを備えて実現するものがある。
ROM 502には、電源投入直後に実行されるIPL(Initial Program Loader)が記憶され、これが実行されることにより、DVD−ROMに記憶されたプログラムをRAM 503に読み出してCPU 501による実行が開始される。また、ROM 502には、情報処理装置500全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータが記憶される。
RAM 503は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、DVD−ROMから読み出したプログラムやデータ、その他ゲームの進行やチャット通信に必要なデータが保持される。また、CPU 501は、RAM 503に変数領域を設け、当該変数に格納された値に対して直接ALUを作用させて演算を行ったり、RAM 503に格納された値を一旦レジスタに格納してからレジスタに対して演算を行い、演算結果をメモリに書き戻す、等の処理を行う。
コントローラ505は、インターフェース504を介して接続される。例えば、コントローラ505は、複数の方向を示す方向キー及び決定操作のための決定キーを備える。例えば、コントローラ505には、4方向を示す各方向ボタン(上方向キー、下方向キー、右方向キー、左方向キー)や決定操作等の所定の操作に対応付けられたAボタン、Bボタン、Xボタン、Yボタン等が配置されている。そして、これらのボタンがユーザに押下されると、コントローラ505は、押下されたボタンに応じた操作入力を受け付ける。なお、コントローラ505は、キーボードやキーパッドであってもよい。
外部メモリ506は、インターフェース504を介して着脱自在に接続される。外部メモリ506には、ゲーム等のプレイ状況(過去の成績等)を示すデータ、ゲームの進行状態を示すデータ、ネットワーク対戦の場合のチャット通信のログ(記録)のデータなどが書き換え可能に記憶される。プレイヤは、コントローラ505を介して指示入力を行うことにより、これらのデータを適宜外部メモリ506に記憶させることができる。
画像処理部507は、DVD−ROMから読み出されたデータをCPU 501や画像処理部507が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって加工処理した後、これを画像処理部507が備えるフレームメモリ(図示せず)に記憶させる。フレームメモリに記憶された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換され画像処理部507に接続されるモニタへ出力される。これにより、各種の画像表示が可能となる。
また、画像演算プロセッサは、2次元の画像の重ね合わせ演算やαブレンディング等の透過演算、各種の飽和演算を高速に実行できる。
また、仮想空間が3次元にて構成される場合には、当該3次元空間内に配置され、各種のテクスチャ情報が付加されたポリゴン情報を、Zバッファ法によりレンダリングして、所定の視点位置から仮想空間に配置されたポリゴンを所定の視線の方向へ俯瞰したレンダリング画像を得る演算の高速実行も可能である。
さらに、CPU 501と画像演算プロセッサが協調動作することにより、文字の形状を定義するフォント情報に従って、文字列を2次元画像としてフレームメモリへ描画したり、各ポリゴン表面へ描画したりすることが可能である。
DVD−ROMドライブ508に装着されるDVD−ROMには、ゲームを実現するためのプログラムとゲームに付随する画像データや音声データが記憶される。CPU 501の制御によって、DVD−ROMドライブ508は、これに装着されたDVD−ROMに対する読み出し処理を行って、必要なプログラムやデータを読み出し、これらはRAM 503等に一時的に記憶される。
NIC 509は、情報処理装置500をインターネット等のコンピュータ通信網に接続するためのものであり、LAN(Local Area Network)を構成する際に用いられる10BASE−T/100BASE−T規格に従うものや、電話回線を用いてインターネットに接続するためのアナログモデム、ISDN(Integrated Services Digital Network)モデム、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネットに接続するためのケーブルモデム等と、これらとCPU 501との仲立ちを行うインターフェース(図示せず)により構成される。
音声処理部510は、DVD−ROMから読み出した音声データをアナログ音声信号に変換し、これに接続されたスピーカやヘッドフォンから出力させる。また、CPU 501の制御の下、ゲームの進行の中で発生させるべき効果音や楽曲データを生成し、これに対応した音声をスピーカやヘッドフォンから出力させる。
DVD−ROMに記録された音声データがMIDI(Musical Instrument Digital Interface)データである場合には、音声処理部510は、これが有する音源データを参照して、MIDIデータをPCM(Pulse Code Modulation)データに変換する。また、ADPCM(Adaptive Differential PCM)形式やOgg Vorbis形式等の圧縮済音声データである場合には、これを展開してPCMデータに変換する。PCMデータは、そのサンプリング周波数に応じたタイミングでD/A(Digital/Analog)変換を行って、スピーカに出力することにより、音声出力が可能となる。音声データとしては、音声の波形データをディジタル化したPCMデータを圧縮してサイズを小さくしたMP3(MPEG Audio Layer-3)データ等を利用することが可能である。また、MIDI(Music Instruction Data Interface)データのように、音高、音長、音量、音色の種類を定義するデータを用意し、これにしたがって、予め用意された音源波形データを適宜選択・変形して再生する手法を採用してもよい。
このほか、情報処理装置500は、ハードディスク等の大容量外部記憶装置を用いて、ROM 502、RAM 503、外部メモリ506、DVD−ROMドライブ508に装着されるDVD−ROM等と同じ機能を果たすように構成してもよい。
以上で説明した情報処理装置500は、いわゆる「コンシューマ向けテレビゲーム装置」に相当するものであるが、仮想空間を表示するような画像処理を行うものであれば本発明を実現することができる。したがって、スマートフォン、携帯電話、携帯ゲーム機器、カラオケ装置、一般的なビジネス用コンピュータなど、種々の計算機上で本発明を実現することが可能である。
例えば、一般的なコンピュータは、上記情報処理装置500と同様に、CPU、RAM、ROM、DVD−ROMドライブ、及び、NICを備え、情報処理装置500よりも簡易な機能を備えた画像処理部を備え、外部記憶装置としてハードディスクを有する他、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等が利用できるようになっている。また、コントローラ505ではなく、キーボードやマウス等を入力装置として利用する。
以下、上記情報処理装置500において実現される実施形態の端末装置及びサーバ装置を有するシステムの概要構成について、図1乃至16を参照して説明する。ゲーム用のプログラム及びデータが記憶されたDVD−ROMをDVD−ROMドライブ508に装着して、情報処理装置500の電源を投入することにより、当該プログラムが実行され、実施形態に係るシステムが実現される。
(実施形態1に係るシステムの概要構成)
実施形態1に係るシステム1は、図1に示すように、端末装置100及びサーバ装置200を有する。また、端末装置100は、図4に示すように、パラメータ記憶部101と、受付部102と、更新部103と、要求送信部104と、応答受信部105と、を備える。サーバ装置200は、図5に示すように、要求受信部201と、要求記憶部202と、蓄積部203と、応答送信部204と、を備える。
本実施形態において、システム1は、ゲームプログラムを実行させ、管理するためのシステムであるとする。この場合、端末装置100は、ユーザがゲームをプレイするゲーム機である。端末装置100は、ゲーム開始時等、所定のタイミングで、サーバ装置200に接続し、所定の情報が指定された要求を送信する。端末装置100は、サーバ装置200に接続しなくてもある一定期間、通常どおりにプレイすることができる。サーバ装置200は、ゲームプログラムが実行される端末装置100の識別情報や、ゲームの進行状況等が記録されるサーバである。サーバ装置200は、端末装置100から適宜要求を受け付け、端末装置100に応答を送信する。
本実施形態のシステム1が対象とするゲームは、例えば、RPG(Role Playing Game)である。RPGゲームでは、ユーザは、ユーザに割り当てられたキャラクタ(以下、「自キャラクタ」という)を操作して、敵キャラクタと対戦したり、アイテムを取得したりすることにより、自キャラクタを育成させることができる。ゲーム画像の例を図6に示す。ゲーム画像600には、自キャラクタ601と、自キャラクタ601が対戦する敵キャラクタ602とが表示される。また、ゲーム画像600には、キャラクタ601の体力を示すゲージ603及びキャラクタ601のレベルを示す欄604が表示される。
なお、システム1が対象とするゲームは、上記RPGに限らず、例えば、ユーザがキャラクタやチーム等を育成する育成シミュレーションゲームや、登場するキャラクタとコミュニケーションを楽しむキャラクターゲーム等のいかなる種類のゲームであってもよい。
キャラクタ601の体力は、例えば、初期値として“100”が設定される。そして、体力の値は、自キャラクタ601の行動や、敵キャラクタ602からの攻撃によって受けたダメージ等に伴って減少する。ゲージ603が示す値が“0”になると、ゲームオーバとなる。自キャラクタ601のレベルは、例えば、初期値として“1”が設定される。そして、レベルは、自キャラクタ601が敵キャラクタ602を倒したり、所定のタスクを達成したりすることにより上昇する。レベルが高いほど、自キャラクタ601に使用させることができる技や武器の種類が増えたり、攻撃力が増したりする。また、レベルに応じて自キャラクタ601の外観を変化させることができる。
以下、端末装置100の各部の機能について説明する。
パラメータ記憶部101には、パラメータが記憶される。
パラメータとは、端末装置100で実行される処理の履歴や進行状態を示す情報である。例えば、パラメータは、ゲームの開始・終了日時、ユーザが操作する自キャラクタ601の体力の値、自キャラクタ601のレベル、クリアしたステージ、クリアしなければならないタイムリミットまでの残り時間、自キャラクタ601の外観を表す情報等である。本実施形態では、パラメータをゲームの開始・終了日時、キャラクタ601の体力、及びレベルとする。
パラメータ記憶部101には、例えば、図7に示すような、パラメータテーブル101aが格納される。パラメータテーブル101aには、端末装置100においてプログラム(ゲーム)が開始された日時(開始日時101a1)と、プログラムが終了された日時(終了日時101a2)と、開始時又は終了時の自キャラクタ601の体力101a3及びレベル101a4とが対応付けて登録される。図7のパラメータテーブル101aは、“2012/3/1 18:00:00”にゲームを開始し、そのときの自キャラクタ601の体力が“100”、レベルが“1”であったことを示す。また、図7のパラメータテーブル101aは、“2012/3/1 20:00:00”にゲームを終了し、そのときの自キャラクタ601の体力が“60”、レベルが“3”であったことを示す。
実施形態1において、RAM 503がパラメータ記憶部101として機能する。
受付部102は、ユーザから指示入力を受け付ける。
指示入力とは、例えば、パラメータの変動に影響を与える入力である。例えば、受付部102は、ユーザからゲームの開始又は終了の指示入力を受け付ける。
実施形態1において、CPU 501及びコントローラ505が協働して、受付部102として機能する。
更新部103は、受け付けた指示入力に基づいて、記憶されたパラメータを更新する。
例えば、ユーザが、ゲームを開始させる指示入力を行うと、更新部103は、当該指示入力を受け付けた時刻を取得し、RAM 503等からセーブデータを読み込んで、体力及びレベルの値を取得する。そして、取得した時刻、体力の値、及びレベルの値をパラメータテーブル101aに登録する。例えば、ユーザが、“2012/3/2 17:00:00”にゲームを開始したとし、セーブデータにおいてレベルが“3”であったとする。なお、体力の値は、ゲーム開始時に初期値(“100”)に設定されるとする。この場合、更新部103は、図7に示すように、パラメータテーブル101aに、開始日時“2012/3/2 17:00:00”と、体力“100”と、レベル“3”とを対応付けて登録する。
実施形態1において、CPU 501が更新部103として機能する。
要求送信部104は、適切なタイミングで、サーバ装置200に、パラメータが指定された要求410を送信する。
適切なタイミングとは、例えば、端末装置100で実行されるプログラムの実行を開始するタイミング又は終了するタイミングである。本実施形態において、プログラムの実行を開始又は終了するタイミングは、ゲームを開始又は終了するタイミングである。要求送信部104は、ゲームが開始されると、ゲームの開始日時、自キャラクタ601の体力の値、及びレベルの値が指定された要求410をサーバ装置200に送信する。例えば、要求送信部104は、図7のパラメータテーブル101aを参照して現在のパラメータを求める。そして、要求送信部104は、開始日時“2012/3/2 17:00:00”、体力“60”、及びレベル“3”が指定された要求410をサーバ装置200に送信する。
実施形態において、CPU 501及びNIC 509が協働して、要求送信部104として機能する。
応答受信部105は、サーバ装置200から、要求410に対する応答420を受信する。
例えば、開始日時“2012/3/2 17:00:00”、体力“60”、及びレベル“3”が指定された要求410がサーバ装置200に送信され、サーバ装置200から要求410に対する応答420が送信されると、応答受信部105は応答420を受信する。
実施形態において、CPU 501及びNIC 509が協働して、応答受信部105として機能する。
次に、サーバ装置200の各部の機能について説明する。
要求受信部201は、要求410を受信する。
例えば、端末装置100−1からゲーム開始時に、開始日時“2012/3/1 18:00:00”、体力“100”、及びレベル“1”が指定された要求410が送信されると、要求受信部201は、要求410を受信する。あるいは、端末装置100からゲーム終了時に、終了日時“2012/3/1 20:00:00”、体力“60”、及びレベル“3”が指定された要求410が送信されると、要求受信部201は、要求410を受信する。
実施形態において、CPU 501及びNIC 509が協働して、要求受信部201として機能する。
要求記憶部202には、要求410で指定されたパラメータと、要求410を受け付けた時刻とが蓄積して記憶される。
要求記憶部202には、例えば、図8に示すような、要求記憶テーブル202aが格納される。要求記憶テーブル202aは、要求410を送信した端末装置の識別子(端末装置ID 202a1)と、要求受信部201が要求410を受信した時刻(受信時刻202a2)と、要求410で指定されたパラメータ(開始日時202a3、終了日時202a4、体力202a5、レベル202a6)と、が対応付けて登録される。
例えば、図8の要求記憶テーブル202aは、“2012/3/1 18:00:01”に要求410を受信し、要求410では、開始日時“2012/3/1 18:00:00”と、体力“100”と、レベル“1”と指定されていたことを示す。
実施形態において、RAM 503が要求記憶部202として機能する。
蓄積部203は、要求410で指定されたパラメータと、要求記憶部202に直近に記憶されたパラメータとが所定の範囲にある場合、要求記憶部202に、要求410で指定されたパラメータと、要求410を受け付けた時刻とを蓄積する。
上記所定の範囲とは、例えば、端末装置100がサーバ装置200に接続しないと不正にプログラムを実行し続けていると想定される期間であるとする。本実施形態において、所定の範囲とは、例えば、“1週間”であるとする。また、本実施形態において、所定の範囲か否かは、ゲームを終了してから再びゲームを開始するまでの期間(開始日時と前回の終了日時との差)について判断するものとする。
例えば、要求受信部201が、端末装置100−1(端末装置ID“101−1”)から、開始日時“2012/3/2 17:00:00”、体力“100”、及びレベル“3”が指定された要求410を受信したとする。蓄積部203は、まず、図8の要求記憶テーブル202aを参照し、端末装置100−1について直近(2012/3/1 20:00:01)に記憶されたパラメータとして、終了日時“2012/3/1 20:00:00”を求める。次に、蓄積部203は、要求410で指定された開始日時“2012/3/2 17:00:00”と直近に記憶された終了日時“2012/3/1 20:00:00”とを比較する。これら両者の差は1日であって所定の範囲(“1週間”)内にあるので、不正に実行され続けていないとみなし、蓄積部203は、図9に示すように、要求記憶テーブル202aに、要求410の受信時刻(“2012/3/2 17:00:01”)と要求410で指定されたパラメータ(開始日時“2012/3/2 17:00:00”、体力“100”、及びレベル“3”)とを対応づけて登録する。
一方、端末装置100において、サーバ装置200に接続されずゲームは実行され続け、図10に示すように、“2012/3/11 17:00:00”にゲームが開始され、この段階でサーバ装置200に接続されたとする。要求送信部104は、開始日時“2012/3/11 17:00:00”、体力“100”、及びレベル“10”が指定された要求410をサーバ装置200に送信する。要求受信部201が要求410を受信すると、蓄積部203は、図8の要求記憶テーブル202aを参照する。そして、蓄積部203は、要求410で指定された開始日時“2012/3/11 17:00:00”と直近に記憶された終了日時“2012/3/1 20:00:00”とを比較する。これら両者の差は10日であって所定の範囲(“1週間”)を超えているので、不正に実行され続けたとみなし、蓄積部203は、要求記憶テーブル202aに、要求を受信した時刻とパラメータとを登録しない。
実施形態において、CPU 501が蓄積部203として機能する。
応答送信部204は、要求410で指定されたパラメータと、要求記憶部202に直近に記憶されたパラメータとが所定の範囲にない場合、端末装置100に、要求410で指定されたパラメータにペナルティを課したパラメータが指定された応答420を送信する。
例えば、端末装置100−1から送信された要求410で指定された開始日時“2012/3/11 17:00:00”と、要求記憶部202に直近に記憶された終了日時“2012/3/1 20:00:00”との差は10日であって所定の範囲(“1週間”)にないので、不正に実行され続けたとみなし、応答送信部204は、端末装置100−1に、要求410で指定されたレベル“10”にペナルティを課したレベル“2”が指定された応答420を送信する。一方、端末装置100−1から送信された要求410で指定された開始日時“2012/3/2 17:00:00”と、要求記憶部202に直近に記憶された終了日時“2012/3/1 20:00:00”との差は1日であって所定の範囲(“1週間”)にあるので、不正に実行され続けていないとみなし、応答送信部204は、応答420を端末装置100−1に送信しない。
そして、更新部103は、記憶されたパラメータを、受信した応答420で指定されるパラメータで更新する。
すなわち、更新部103は、応答受信部105が応答420を受信すると、要求410で指定したパラメータにペナルティを課したパラメータで、パラメータ記憶部101のパラメータを更新する。
ペナルティを課したパラメータとは、ユーザにとって好ましくないパラメータの値である。例えば、ペナルティを課したパラメータとは、要求410で指定されたパラメータの値より低い値である。ペナルティを課したパラメータは、例えば、所定の範囲から逸脱している程度に基づいて定めるようにしてもよい。
例えば、応答受信部105がレベル“2”が指定された応答420を受信すると、更新部103は、図10のパラメータテーブル101aのレベル“10”を、図11のパラメータテーブル101aに示すように、レベル“2”で更新する。
なお、応答送信部204がペナルティを課したパラメータを指定した応答420を送信した後、蓄積部203は、要求記憶部202に、要求410を受け付けた時刻と、ペナルティを課されたパラメータとを蓄積するようにしてもよい。
例えば、応答送信部204がレベル“3”を指定した応答420を送信した後、蓄積部203は、図12に示すように、要求記憶テーブル202aに、要求410を受信した時刻(2012/3/11 17:00:01)と要求410で指定されたパラメータ(開始日時“2012/3/11 17:00:00”、体力“100”及びレベル“2”)とを対応づけて登録する。
(実施形態1に係るシステムの動作)
以下、実施形態に係るシステム1が行う動作について説明する。端末装置100及びサーバ装置200に電源が投入されると、端末装置100及びサーバ装置200の間で、図2に示す通信が開始される。具体的には、端末装置100は、図13のフローチャートに示す処理を行い、サーバ装置200は、図14のフローチャートに示す処理を行う。以下、各処理について説明する。
(実施形態1に係る端末装置の動作)
端末装置100が実現される情報処理装置500に電源が投入されると、CPU 501は、図13に示す処理を開始する。
受付部102は、ユーザから指示入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS101)。受付部102がユーザからの指示入力を受け付けたと判断すると(ステップS101;Yes)、更新部103は、指示入力に基づいて、パラメータ記憶部101に記憶されるパラメータを更新する(ステップS102)。一方、受付部102がユーザからの指示入力を受け付けなかったと判断すると(ステップS101;No)、ステップS103に進む。
例えば、受付部102は、ユーザからゲームの開始又は終了の指示入力を受け付けると、更新部103は、当該指示入力を受け付けた時刻、セーブデータとしてRAM 503に格納された体力の値及びレベルの値をパラメータテーブル101aに登録する。一方、受付部102は、ユーザから指示入力を受け付けなかったと判断すると、ステップS103に進む。
要求送信部104は、現在が適切なタイミングであるか否かを判断する(ステップS103)。要求送信部104が、現在が適切なタイミングであると判断すると(ステップS103;Yes)、要求送信部104は、パラメータが指定された要求410をサーバ装置200に送信する(ステップS104)。一方、要求送信部104が、現在が適切なタイミングでないと判断すると(ステップS103;No)。ステップS101に戻る。
例えば、適切なタイミングとは、端末装置100で実行されるゲームの実行を開始するタイミング又は終了するタイミングである。要求送信部104は、現在がゲームの開始又は終了のタイミングであると判断すると、現在の日時(開始日時又は終了日時)、体力、及びレベルが指定された要求410をサーバ装置200に送信する。一方、要求送信部104は、ゲームの開始又は終了のタイミングでないと判断すると、ステップS101に戻る。
次に、応答受信部105は、要求410に対する応答420を受信したか否かを判断する(ステップS105)。応答受信部105が所定の時間内に応答420を受信したと判断すると(ステップS105;Yes)、更新部103は、応答420で指定されたパラメータで記憶されたパラメータを更新する(ステップS106)。一方、応答受信部105が応答420を受信しなかったと判断すると(ステップS105;No)、更新部103は、ステップS101に戻る。
例えば、応答受信部105がレベル“3”が指定された応答420を受信した場合、更新部103は、パラメータテーブル101aに登録された現在のレベルをレベル“3”に更新する。一方、応答受信部105が応答420を受信しなかった場合、ステップS101に戻る。
(実施形態1に係るサーバ装置の動作)
サーバ装置200が実現される情報処理装置500に電源が投入されると、CPU 501は、図14に示す処理を開始する。
要求受信部201は、端末装置100から要求410を受信したか否かを判断する(ステップS201)。要求受信部201は、要求410を受信したと判断すると(ステップS201;Yes)、蓄積部203は要求410に指定されるパラメータと要求記憶部202に直近に記憶されたパラメータとが所定の範囲であるか否かを判断する(ステップS202)。一方、要求受信部201は、要求410を受信しないと判断すると(ステップS201;No)、そのまま待機する。
例えば、要求受信部201が端末装置100−1から開始日時“2012/3/2 17:00:00”、体力“100”、及びレベル“3”が指定された要求410を受信すると、蓄積部203は、図8の要求記憶テーブル202aを参照して、要求410で指定された開始日時“2012/3/2 17:00:00”と直近に記憶された終了日時“2012/3/1 20:00:00”とを比較する。一方、要求受信部201が、端末装置100から要求410を受信しない場合は、そのまま待機する。
ステップS202において、蓄積部203が、パラメータが所定の範囲であると判断すると(ステップS202;Yes)、蓄積部203は、要求410に指定されるパラメータを要求記憶部202に蓄積する(ステップS203)。そして、ステップS201に戻る。一方、蓄積部203が、パラメータが所定の範囲でないと判断すると(ステップS202;No)、応答送信部204は、要求410で指定されたパラメータにペナルティを課したパラメータが指定された応答420を送信する(ステップS204)。
例えば、蓄積部203が、要求410で指定された開始日時“2012/3/2 17:00:00”と直近に記憶された終了日時“2012/3/1 20:00:00”とが所定の範囲(“1週間”)にあると判断すると、蓄積部203は、図9に示すように、要求記憶テーブル202aに、要求410の受信時刻(“2012/3/2 17:00:01”)と要求410で指定されたパラメータ(開始日時“2012/3/2 17:00:00”、体力“100”、及びレベル“3”)とを対応づけて登録する。そして、ステップS201に戻る。一方、要求410で指定された開始日時が“2012/3/11 17:00:00”であった場合、応答送信部204は、要求410で指定されたレベル“10”にペナルティを課したレベル“2”を指定した応答420を送信する。
なお、サーバ装置200が行う処理について図14に示すフローチャートに限らない。例えば、ステップS202において、パラメータが所定の範囲であるか否かを判断するのは、蓄積部203ではなく、応答送信部204であってもよい。
本実施形態において、パラメータが所定の範囲にない場合は不正にプログラムを実行し続けているとみなし、サーバ装置200はペナルティを課したパラメータが指定された応答420を送信する。端末装置100はサーバ装置200から応答420を受信すると、ペナルティが課されたパラメータで更新してしまう。この様な構成により、サーバ装置200に常時接続しなくてもゲームを進行することができるような端末装置100において、サーバ装置への接続を促しつつ、データの不正な改変を防ぐことができる。
(実施形態2に係るシステムの概要構成)
実施形態2に係るシステム1は、図1に示すように、端末装置100及びサーバ装置200を有する。また、端末装置100は、図4に示すように、パラメータ記憶部101と、受付部102と、更新部103と、要求送信部104と、応答受信部105と、を備える。サーバ装置200は、図15に示すように、要求受信部201と、要求記憶部202と、蓄積部203と、応答送信部204と、消去部205と、を備える。
なお、本実施形態のパラメータ記憶部101、受付部102、更新部103、要求送信部104、及び応答受信部105は、実施形態1のものと同様の機能を有する。また、本実施形態の要求受信部201、要求記憶部202、蓄積部203、及び応答送信部204は、実施形態1のものと同様の機能を有する。以下、異なる機能を有する消去部205について説明する。
消去部205は、要求受信部201が、端末装置100から所定の期間、要求410を受け付けない場合、要求記憶部202から端末装置100に関するパラメータ及び時刻を消去する。
所定の期間とは、例えば、当該期間を経過すれば端末装置100に関するデータをサーバ装置200から消去しても問題ないと考えられる期間である。あるいは、所定の期間とは、当該期間を経過するとユーザが再度サーバ装置200に接続する可能性が低くなる期間である。本実施形態では、所定の期間を“1ヶ月”であるとする。例えば、消去部205は、図8の要求記憶テーブル202aを参照して、端末装置100−1から最後に要求410を受信した時刻を取得し、取得した時刻(“2012/3/1 20:00:00”)から“1ヶ月”が経過したか否か判断する。現在が“2012/3/1 20:00:00”から“1ヶ月”経過している場合、消去部205は、図8の要求記憶テーブル202aから、端末装置100−1に関する(端末装置ID“100−1”と対応付けられている)パラメータ及び時刻を消去する。
また、要求受信部201が、要求記憶部202からパラメータ及び時刻を消去された端末装置100から要求410を受信すると、応答送信部204は、直近に記憶されたパラメータが無いので、要求410で指定されたパラメータと直近に記憶されたパラメータとが所定の範囲にないと判断する。そして、応答送信部204は、要求410で指定されたパラメータにペナルティを課したパラメータが指定された応答420を送信する。
例えば、端末装置100−1のパラメータ及び時刻がサーバ装置200から消去されても、パラメータ記憶部101からは消去されていないので、再開前のパラメータは端末装置100−1に格納されている。所定の期間経過してから端末装置100−1でゲームが開始され、サーバ装置200に接続されると、要求送信部104は、現在の開始時間、体力、及びレベルが指定された要求410をサーバ装置200に送信される。
例えば、端末装置100−1で、2ヶ月ぶりにゲームが再開されると、要求送信部104は、パラメータ記憶部101に記憶されていたレベル“10”、開始日時“2012/05/01”、体力“100”が指定された要求410をサーバ装置200に送信する。サーバ装置200の要求受信部202が要求410を受信すると、要求記憶部202から端末装置100−1に関するパラメータ等は消去されているので、応答送信部204は、所定の範囲にないと判断し、レベル“10”にペナルティを課したレベル“2”を指定した応答420を送信する。そして、端末装置100−1の応答受信部105が応答420を受信すると、更新部103は、レベルを“2”に更新する。すなわち、端末装置100−1では、2ヶ月ぶりにゲームを再開すると、再開前のレベルではなく、数段階前の状態からゲームを始めることになる。
(実施形態2に係るシステムの動作)
以下、実施形態に係るシステム1が行う動作について説明する。端末装置100及びサーバ装置200に電源が投入されると、端末装置100及びサーバ装置200の間で、図2に示す通信が開始される。具体的には、端末装置100は、図13のフローチャートに示す処理を行い、サーバ装置200は、図16のフローチャートに示す処理を行う。以下、端末装置100の処理は実施形態1と同じであるので省略する。以下サーバ装置200の処理について説明する。
(実施形態2に係るサーバ装置の動作)
サーバ装置200が実現される情報処理装置500に電源が投入されると、CPU 501は、図16に示す処理を開始する。なお、図16において、図14のフローチャートと同じステップ番号が付されたステップは、図14のステップと同じ処理であるので省略する。
ステップS201において、要求受信部201が要求410を受信しないと判断すると(ステップS201;No)、消去部205は、要求410を最後に受け付けてから所定の期間を経過したか否かを判断する(ステップS205)。消去部205が要求410を最後に受け付けてから所定の期間を経過したと判断すると(ステップS205;Yes)、消去部205は、要求記憶部202から、要求410を送信した端末装置100のパラメータ及び時刻を消去する(ステップS206)。一方、消去部205が所定の期間を経過していないと判断すると(ステップS205;No)、ステップS201に戻る。
例えば、端末装置100−1から最後に要求410を受け付けてから所定の期間(“1ヶ月”)を経過した場合、消去部205は、図8の要求記憶テーブル202aから、端末装置100−1に関する、受信時刻、開始日時、終了日時、体力、及びレベルのデータを消去する。データの消去後に、消去されたデータに係る端末装置100−1から要求410が送信された場合は、応答送信部204が、要求410で指定されたパラメータにペナルティを課したパラメータを指定した応答420を送信する。
本実施形態によれば、サーバ装置は、長期間接続しない端末装置のデータを消去することができるので、メモリ資源を有効に使うことができる。また、本実施形態によれば、ユーザは、サーバ装置からデータが消去された後にゲームを再開しても、再開直前よりも後退した状態であるが、全くの最初からゲームをスタートしなくてもよい。これにより、ユーザは全くの最初からゲームを再開しなくて済むので、ユーザのやる気が削がれることを防止することができる。
本実施形態において、システム1が対象とするゲームをRPGとして説明したが、本実施形態のシステムは、育成シミュレーションゲーム等にも有効である。例えば、サーバ装置からパラメータが消去された後にゲームを再開すると、ユーザが育てたゲームキャラクタの外見(顔)のみが復元され、性格等は全く異なる状態に設定されるようにしてもよい。この場合、キャラクタが記憶を喪失した状態として、ゲームを再開させるようにしてもよい。
上記実施形態において、本発明はゲームプログラムを実行・管理するためのシステムに適用する例を説明したが、本発明の適用範囲はこれに限られず、パラメータが端末装置側で変更できるものであれば適用可能である。例えば、種々のウェブサービスにおいて適用可能である。例えば、内容の更新により電子通貨やポイントが貯まるブログサービスのシステムにおいて、内容の更新に係るパラメータが端末装置で改変される恐れがある場合などに有効である。
本発明によれば、データの改変等の不正行為を防止するのに好適なシステム、サーバ装置、制御方法、ならびに、プログラムを提供することができる。
1 システム
100 端末装置
101 パラメータ記憶部
102 受付部
103 更新部
104 要求送信部
105 応答受信部
200 サーバ装置
201 要求受信部
202 要求記憶部
203 蓄積部
204 応答送信部
205 消去部
300 インターネット
410、411、412 要求
420、421、422 応答
500 情報処理装置
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 インターフェース
505 コントローラ
506 外部メモリ
507 画像処理部
508 DVD−ROMドライブ
509 NIC
510 音声処理部
600 ゲーム画像
601 キャラクタ
602 敵キャラクタ
603 ゲージ
604 欄

Claims (2)

  1. 端末装置と、サーバ装置と、を備えるシステムであって、
    前記端末装置は、
    パラメータが記憶されるパラメータ記憶部と、
    ユーザから指示入力を受け付ける受付部と、
    前記受け付けた指示入力に基づいて、前記記憶されたパラメータを更新する更新部と、
    適切なタイミングで、前記サーバ装置に、前記パラメータが指定された要求を送信する要求送信部と、
    前記サーバ装置から、前記要求に対する応答を受信する応答受信部と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記要求を受信する要求受信部と、
    前記要求で指定されたパラメータと、当該要求を受け付けた時刻とが蓄積して記憶される要求記憶部と、
    前記要求で指定されたパラメータと、前記要求記憶部に直近に記憶されたパラメータとが所定の範囲にある場合、前記要求記憶部に、当該要求で指定されたパラメータと、当該要求を受け付けた時刻とを蓄積する蓄積部と、
    前記要求で指定されたパラメータと、前記要求記憶部に直近に記憶されたパラメータとが所定の範囲にない場合、前記端末装置に、前記要求で指定されたパラメータにペナルティを課したパラメータが指定された応答を送信する応答送信部と、
    前記要求受信部が、前記端末装置から所定の期間、要求を受け付けない場合、前記要求記憶部から当該端末装置に関するパラメータ及び時刻を消去する消去部と、
    を備え、
    前記更新部は、前記記憶されたパラメータを、前記受信した応答で指定されるパラメータで更新する
    ことを特徴とするシステム。
  2. 請求項1に記載のシステムであって、
    前記サーバ装置の前記応答送信部は、前記所定の範囲から逸脱している程度に基づいてペナルティを課したパラメータを定める
    ことを特徴とするシステム。
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