JP5654368B2 - レードルクレーン用吊ビーム、およびそれを用いたレードルクレーン - Google Patents

レードルクレーン用吊ビーム、およびそれを用いたレードルクレーン Download PDF

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Description

本発明は、レードルクレーン用吊ビーム、およびそれを用いたレードルクレーンに関する。さらに詳しくは、製鉄施設や製鋼施設に設置されるレードルクレーンに用いられるものであって、溶鋼が入れられるレードルを吊るための吊ビーム、およびそれを用いたレードルクレーンに関する。
一般的なレードルクレーンは、製鉄施設や製鋼施設に架設された一対の主桁と、その主桁に敷設された二条の走行レールを走行するクレーン本体と、クレーン本体に敷設された二条の横行レールを横行する横行トロリと、横行トロリに積載された主巻装置と、主巻装置の巻上索に吊られている吊ビームとを備えている。
実願平2−54554号公報
また、図14および図15に示すように、吊ビーム140は、吊ビーム本体141と、吊ビーム本体141の両端から下垂する一対のレードルフック142,142とを備えており、この一対のレードルフック142,142を、レードルLのトラニオンtに引っ掛けて、吊り上げるようになっている。
レードルLに溶鋼が入れられると、その総重量は数百tonにもなる。そのため、レードルLを吊り下げた状態でクレーン本体が走行方向(図14における左右方向)に走行すると、走行開始時や停止時にレードルLの大きな慣性力がレードルフック142に加わる。このレードルフック142に加わった慣性力を逃がし、吊ビーム本体141に伝わる慣性力を緩和するために、吊ビーム本体141とレードルフック142とは、吊金具143を介して接続されている。
図16に示すように、吊金具143は、上下に2つのピン144、145を挿入でき、かつ、2つのピン144、145を挿入したときに上側のピン144と下側のピン145とが直行するような形状をしている。吊金具143は、その上側に挿入されるピン144を介して吊ビーム本体141の両端下部に取り付けられており、吊ビーム本体141に対して走行方向に揺動できるようになっている。また、吊金具143は、その下側に挿入されるピン145を介してレードルフック142の上端と連結しており、レードルフックは吊ビーム本体141に対して横行方向(図14における紙面に対して垂直方向)に揺動できるようになっている(例えば、特許文献1)。
そのため、レードルLを吊り下げた状態でクレーン本体が走行方向に走行しても、吊金具143が走行方向に揺動することで、吊ビーム本体141に伝わる慣性力を緩和することができる。その結果、吊ビーム本体141の構造として走行方向の力に対する剛性を考慮する必要がなくなる。
なお、レードルフック142は、レードルLを吊り下げていない状態(図15における二点鎖線)と、レードルLを吊り下げている状態(図15における実線)とで、重心が変動するため、その重心の変動に合わせてレードルフック142の傾きを変えるために、横行方向にも揺動できるようになっている。
しかるに、上記の吊金具は溶鋼が入れられたレードルによる大荷重に耐えるべく、高強度の構造としなければならず、その重量が数tonにもなってしまう。そして吊金具が重くなるほど、その分だけレードルクレーンで一度に運ぶことのできる溶鋼の量が少なくなり、ひいては製鉄施設や製鋼施設の作業効率をそれ以上向上させることができないという問題があった。
本発明は上記事情に鑑み、製鉄施設や製鋼施設の作業効率を向上させるために重量が軽いレードルクレーン用吊ビームを提供することを目的とする。
第1発明のレードルクレーン用吊ビームは、吊ビーム本体と、該吊ビーム本体から下垂する一対のレードルフックとを備え、前記吊ビーム本体と前記レードルフックとは、球面ブッシュを介して連結されており、前記吊ビーム本体の前記レードルフックに対向する面内の、前記球面ブッシュの回転軸と水平な位置に、該レードルフックの揺動幅を制限する凸部が形成されていることを特徴とする。
第2発明のレードルクレーン用吊ビームは、吊ビーム本体と、該吊ビーム本体から下垂する一対のレードルフックとを備え、前記吊ビーム本体と前記レードルフックとは、球面ブッシュを介して連結されており、前記レードルフックの前記吊ビーム本体に対向する面内の、該レードルフックが該吊ビーム本体から下垂した状態で前記球面ブッシュの回転軸と水平な位置に、該レードルフックの揺動幅を制限する凸部が形成されていることを特徴とする。
第3発明のレードルクレーン用吊ビームは、第1または第2発明において、前記球面ブッシュは、外周面が凸球面である内輪と、内周面が該凸球面に対して摺動する凹球面である外輪とからなり、前記内輪は、前記吊ビーム本体に固定されており、前記外輪は、前記レードルフックに接合されていることを特徴とする。
第4発明のレードルクレーン用吊ビームは、第3発明において、前記内輪は、該内輪に挿入されたピンを介して前記吊ビーム本体に固定されており、前記ピンの両端には、前記内輪を挾持するスペーサが嵌め込まれていることを特徴とする。
第5発明のレードルクレーン用吊ビームは、第4発明において、前記内輪には、該内輪の内周面と外周面とを連通する給油孔が穿設されており、前記ピンには、前記給油孔に接続し、該ピンの一端へと通ずる給油路が穿設されていることを特徴とする。
第6発明のレードルクレーン用吊ビームは、第3、第4または第5発明において、前記内輪には、該内輪と前記外輪との間を潤滑する固体潤滑剤が埋設されていることを特徴とする。
第7発明のレードルクレーンは、第1、第2、第3、第4、第5または第6発明のレードルクレーン用吊ビームを備えることを特徴とする。
第1発明によれば、吊ビーム本体とレードルフックとは球面ブッシュを介して連結されているので、レードルを吊り下げた状態でクレーン本体が走行方向に走行しても、レードルフックが走行方向に揺動することで、吊ビーム本体に伝わる慣性力を緩和することができる。また、球面ブッシュを用いることにより、従来の吊金具を用いる場合に比べて大幅に吊ビームを軽量化することができる。そのため、この軽量化された重量の分だけ、レードルクレーンで一度に運ぶことのできる溶鋼の量が多くなり、ひいては製鉄施設や製鋼施設の作業効率が向上する。さらに、吊ビーム本体にレードルフックの揺動幅を制限する凸部が形成されているので、レードルフックの水平面内の揺動を制限でき、トラニオンに対するレードルフックの角度を制限することができるので、レードルフックにトラニオンを引っ掛ける作業が容易となる。また、レードルフックからトラニオンが外れることがない。
第2発明によれば、吊ビーム本体とレードルフックとは球面ブッシュを介して連結されているので、レードルを吊り下げた状態でクレーン本体が走行方向に走行しても、レードルフックが走行方向に揺動することで、吊ビーム本体に伝わる慣性力を緩和することができる。また、球面ブッシュを用いることにより、従来の吊金具を用いる場合に比べて大幅に吊ビームを軽量化することができる。そのため、この軽量化された重量の分だけ、レードルクレーンで一度に運ぶことのできる溶鋼の量が多くなり、ひいては製鉄施設や製鋼施設の作業効率が向上する。さらに、レードルフックにレードルフックの揺動幅を制限する凸部が形成されているので、レードルフックの水平面内の揺動を制限でき、トラニオンに対するレードルフックの角度を制限することができるので、レードルフックにトラニオンを引っ掛ける作業が容易となる。また、レードルフックからトラニオンが外れることがない。
第3発明によれば、球面ブッシュが揺動方向に摺動することで、レードルフックが吊ビーム本体に対して走行方向に揺動できる。そのため、レードルを吊り下げた状態でクレーン本体が走行方向に走行しても、吊ビーム本体に伝わる慣性力を緩和することができる。また、球面ブッシュが周方向に摺動することで、レードルフックが吊ビーム本体に対して横行方向に揺動できる。そのため、重心の変動に合わせてレードルフックの傾きを変えることができる。
第4発明によれば、内輪がスペーサで挾持されているので、球面ブッシュのラジアル方向に荷重が加わっても球面ブッシュが吊ビーム本体に対してずれることがない。
第5発明によれば、給油路および給油孔を通じて定期的に潤滑油を供給することで、球面ブッシュの内輪と外輪との間を潤滑することができる。
第6発明によれば、内輪に固体潤滑剤が埋設されているので、球面ブッシュが高温になるために潤滑油を給油できない場合においても、球面ブッシュの内輪と外輪との間を潤滑することができる。また、高荷重、低速摺動下でも潤滑を保つことができる。
第7発明によれば、吊ビーム本体とレードルフックとは球面ブッシュを介して連結されているので、レードルを吊り下げた状態でクレーン本体が走行方向に走行しても、レードルフックが走行方向に揺動することで、吊ビーム本体に伝わる慣性力を緩和することができる。また、球面ブッシュを用いることにより、従来の吊金具を用いる場合に比べて大幅に吊ビームを軽量化することができる。そのため、この軽量化された重量の分だけ、レードルクレーンで一度に運ぶことのできる溶鋼の量が多くなり、ひいては製鉄施設や製鋼施設の作業効率が向上する。
本発明の第1実施形態に係る吊ビームの正面図である。 同吊ビームの側面図である。 図1におけるIII-III線矢視断面図である。 図3におけるIV-IV線矢視断面図である。 球面ブッシュの側面視断面図である。 図5におけるVI-VI線矢視断面図である。 本発明を適用したレードルクレーンの正面図である。 同レードルクレーンの平面図である。 同レードルクレーンの側面図である。 第2実施形態に係る吊ビームの正面視部分拡大図である。 図10におけるXI-XI線矢視断面図である。 第3実施形態に係る吊ビームの正面視部分拡大図である。 図12におけるXIII-XIII線矢視断面図である。 従来の吊ビームの正面図である。 同吊ビームの側面図である。 図14におけるXVI-XVI線矢視断面図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
(第1実施形態)
図7、図8および図9に示すように、本発明の第1実施形態に係るレードルクレーンAは、一般的なレードルクレーンと同様に、製鉄施設や製鋼施設に架設された一対の主桁10,10と、その主桁10に敷設された二条の走行レール11,11を走行するクレーン本体20と、クレーン本体20に敷設された二条の横行レール21,21を走行する横行トロリ30と、横行トロリ30に積載された主巻装置31と、主巻装置31の巻上索32に吊られている吊ビーム40とを備えている。
また、図1および図2に示すように、吊ビーム40は、吊ビーム本体41と一対のレードルフック42,42とを備えている。吊ビーム本体41は、その左右両端に設けられた滑車に巻上索32が通されており、その巻上索32によって昇降可能に吊られている。一対のレードルフック42,42は、吊ビーム本体41の左右両端から下垂している。このレードルフック42,42をレードルLのトラニオンtに引っ掛けて、レードルLを吊り上げるようになっている。
以上のような構成であるから、溶鋼を入れたレードルLを吊り上げて、クレーン本体20で走行方向(図1における左右方向(X方向))に運搬でき、かつ、横行トロリ30で横行方向(図1における紙面に対して垂直方向(Y方向))に運搬できる。
なお、溶鋼を入れたレードルLの総重量は数百tonになる。レードルクレーンAには、溶鋼を入れたレードルLおよび吊ビーム40の重量を吊り上げることのできる吊り上げ能力が必要である。
本実施形態に係る吊ビーム40は、吊ビーム本体41とレードルフック42とが球面ブッシュ43を介して連結されている。
図3および図4に示すように、球面ブッシュ43は、外周面が凸球面である内輪43iと、内周面が凹球面である外輪43oとからなる。内輪43iの凸球面と外輪43oの凹球面とは、その曲率中心が球面ブッシュ43の中心で一致しており、内輪43iは外輪43oに対して摺動可能となっている。
内輪43iは、吊ビーム本体41の長尺方向(Y方向)と平行なピン44を介して、吊ビーム本体41に固定されている。ピン44の両端には、一対のスペーサ45,45が嵌め込まれており、内輪43iを挾持している。これにより、内輪43iはピン44に対してラジアル方向(図4における左右方向(X方向))にずれないように固定されている。また、外輪43oにはレードルフック42の上端が接合されている。
レードルフック42の上端と吊ビーム本体41との間には空間が設けられており、レードルフック42が吊ビーム本体41に対して揺動可能となっている。
なお、内輪43iは、ピン44およびスペーサ45を介して吊ビーム本体41に固定されるのではなく、吊ビーム本体41に内輪43iを固定する部位を設け、内輪43iを吊ビーム本体41にボルト等で直接固定するようにしてもよい。
レードルLを吊り下げた状態でクレーン本体20が走行方向(X方向)に走行すると、走行開始時や停止時にレードルLの大きな慣性力がレードルフック42に加わる。
しかし、以上のような構成であるから、球面ブッシュ43の外輪43oが揺動方向(ピン44の中心軸aを含む平面内で回転する方向)に摺動することで、レードルフック42が吊ビーム本体41に対して走行方向に揺動(Y軸周りに回転)できる。そのため、レードルLを吊り下げた状態でクレーン本体20が走行方向に走行しても、吊ビーム本体41に伝わる慣性力を緩和させることができる。その結果、吊ビーム本体41の構造としてレードルLの慣性力に起因する走行方向の力に対する剛性を低下させることができる。
なお、このとき、球面ブッシュ43のラジアル方向に荷重が加わるが、一対のスペーサ45,45が内輪43iを挾持しているから、球面ブッシュ43が吊ビーム本体41に対してずれることがない。
また、レードルフック42は、レードルLを吊り下げていない状態(図2における二点鎖線)と、レードルLを吊り下げている状態(図2における実線)とで、重心が変動する。しかし、球面ブッシュ43の外輪43oが周方向(ピン44の中心軸aと垂直な平面内で回転する方向)に摺動(X軸周りに回転)することで、レードルフック42が吊ビーム本体41に対して横行方向に揺動できる。そのため、重心の変動に合わせてレードルフック42の傾きを変えることができる。
図5および図6に示すように、球面ブッシュ43の内輪43iには、その内周面と外周面に溝43gi、43goが周方向に沿って形成されており、内周面の溝43giと外周面の溝43goとを連通する給油孔43hが穿設されている。また、図4に示すように、ピン44の内部には、一方が内輪43iの内周面の溝43giに接続し、他方がピン44の一端へと通ずる給油路44hが穿設されている。したがって、ピン44の一端は、給油路44h、内周面の溝43gi、給油孔43hおよび外周面の溝43goを介して、内輪43iと外輪43oとの摺動面と連通している。
ピン44の一端には、給油路44hに潤滑油を供給する潤滑油供給装置(図示せず)が取り付けられており、定期的に潤滑油を供給することで、球面ブッシュ43の内輪43iと外輪43oとの間を潤滑することができる。
また、図6に示すように、内輪43iには、多数の孔が穿設されており、その孔には固体潤滑剤43sが埋設されている。この固体潤滑剤43sは内輪43iと外輪43oとの摺動面に達しており、内輪43iと外輪43oとの間を潤滑することができる。なお、図6は、一部の固体潤滑剤43sのみを示しており、実際には、固体潤滑剤43sは内輪43iの全体に渡り埋設されている。
レードルクレーンAは高温の溶鋼を運搬するため、球面ブッシュ43が高温となり潤滑油を供給できない場合も考えられる。固体潤滑剤43sを埋設しておけば、このような場合においても、内輪43iと外輪43oとの間を潤滑することができる。また、高荷重、低速摺動下でも潤滑を保つことができる。
なお、固体潤滑剤43sとしては、黒鉛系の固体潤滑剤、樹脂系の固体潤滑剤、二流化モリブデン等が用いられる。
吊ビーム本体41とレードルフック42との連結に球面ブッシュ43を用いることにより、図14から図16に記載の吊金具を用いる場合に比べて大幅に吊ビーム40を軽量化することができる。
具体的な例によれば、図14から図16に記載の吊金具143は、鋼材で形成した場合、レードルフック142と連結するピン145と合わせて、左右合計で6tonの重量がある。これに対して球面ブッシュの重量は、外輪を鋳鉄で、内輪をアルミニウム青銅鋳物で形成した場合、左右合計で230kgである。すなわち、重量が約26分の1となり、吊ビームを約5.8tonも軽量化することができる。
そのため、この軽量化された重量の分だけ、レードルクレーンAで一度に運ぶことのできる溶鋼の量が多くなり、ひいては製鉄施設や製鋼施設の作業効率が向上する。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、レードルフック42は、吊ビーム本体41に対して走行方向に揺動(Y軸周りに回転)する以外にも、水平面内で揺動(レードルフック42の長軸(Z軸)周りに回転)することもできる。レードルフック42が水平面内で揺動すると、レードルフック42とトラニオンtとの角度が変化するため、その揺動幅とトラニオンtの長さによっては、レードルフック42にトラニオンtを引っ掛ける作業が困難となる可能性がある。
上記のような場合には、レードルフック42の水平面内での揺動を制限すればよい。
図14に示すように、本実施形態の吊ビーム本体41には、レードルフック42の上端を走行方向(X軸方向)両側から挟み、ピン44を軸支する一対の板部材41b,41bが設けられている。この一対の板部材41b,41bのレードルフック42に対向する面の、球面ブッシュ43の回転軸aと水平な位置にかまぼこ状の凸部46が固定されている。
図15に示すように、この凸部46は、その長尺方向が水平方向を向くように固定されている。また、凸部46は、1枚の板部材41bに対して、ピン44を挟んで2つ固定されている。
以上のような構成であるから、レードルフック42が水平面内で揺動しようとすると、凸部46がレードルフック42の側面に接触し、レードルフック42の水平面内の揺動を制限することができる。そのため、トラニオンtに対するレードルフック42の角度を制限することができるので、レードルフック42にトラニオンtを引っ掛ける作業が容易となり、レードルフック43からトラニオンtが外れることもない。
(第3実施形態)
本実施形態は、第2実施形態において、吊ビーム本体41に固定された凸部46に代えて、レードルフック42に凸部47を固定したものである。
より詳細には、図16に示すように、レードルフック42が吊ビーム本体41から下垂した状態で、一対の板部材41b,41bに対向するレードルフック42の側面の、球面ブッシュ43の回転軸aと水平な位置にかまぼこ状の凸部47が固定されている。
図13に示すように、この凸部47は、その長尺方向が水平方向を向くように固定されている。また、凸部47は、レードルフック42の片方の側面に対して、ピン44を挟んで2つ固定されている。
以上のような構成であるから、レードルフック42が水平面内で揺動しようとすると、凸部47が板部材41bに接触し、レードルフック42の水平面内の揺動を制限することができる。そのため、トラニオンtに対するレードルフック42の角度を制限することができるので、レードルフック42にトラニオンtを引っ掛ける作業が容易となり、レードルフック43からトラニオンtが外れることもない。
なお、本発明は上記実施形態に限らず、種々の変形が可能である。
10 主桁
11 走行レール
20 クレーン本体
21 横行レール
30 横行トロリ
31 主巻装置
32 巻上索
40 吊ビーム
41 吊ビーム本体
42 レードルフック
43 球面ブッシュ
43i 内輪
43o 外輪
44 ピン
45 スペーサ

Claims (7)

  1. 吊ビーム本体と、該吊ビーム本体から下垂する一対のレードルフックとを備え、
    前記吊ビーム本体と前記レードルフックとは、球面ブッシュを介して連結されており、
    前記吊ビーム本体の前記レードルフックに対向する面内の、前記球面ブッシュの回転軸と水平な位置に、該レードルフックの揺動幅を制限する凸部が形成されている
    ことを特徴とするレードルクレーン用吊ビーム。
  2. 吊ビーム本体と、該吊ビーム本体から下垂する一対のレードルフックとを備え、
    前記吊ビーム本体と前記レードルフックとは、球面ブッシュを介して連結されており、
    前記レードルフックの前記吊ビーム本体に対向する面内の、該レードルフックが該吊ビーム本体から下垂した状態で前記球面ブッシュの回転軸と水平な位置に、該レードルフックの揺動幅を制限する凸部が形成されている
    ことを特徴とするレードルクレーン用吊ビーム。
  3. 前記球面ブッシュは、外周面が凸球面である内輪と、内周面が該凸球面に対して摺動する凹球面である外輪とからなり、
    前記内輪は、前記吊ビーム本体に固定されており、
    前記外輪は、前記レードルフックに接合されている
    ことを特徴とする請求項または記載のレードルクレーン用吊ビーム。
  4. 前記内輪は、該内輪に挿入されたピンを介して前記吊ビーム本体に固定されており、
    前記ピンの両端には、前記内輪を挾持するスペーサが嵌め込まれている
    ことを特徴とする請求項記載のレードルクレーン用吊ビーム。
  5. 前記内輪には、該内輪の内周面と外周面とを連通する給油孔が穿設されており、
    前記ピンには、前記給油孔に接続し、該ピンの一端へと通ずる給油路が穿設されている
    ことを特徴とする請求項記載のレードルクレーン用吊ビーム。
  6. 前記内輪には、該内輪と前記外輪との間を潤滑する固体潤滑剤が埋設されている
    ことを特徴とする請求項3、4または記載のレードルクレーン用吊ビーム。
  7. 請求項1、2、3、4、5または記載のレードルクレーン用吊ビームを備える
    ことを特徴とするレードルクレーン。
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