JP5651946B2 - 現金処理装置および現金処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、金融機関等の窓口などに設置されている現金処理機における紙葉類の処理技術に関するものである。
一般に、窓口現金処理機は、入金、出金、整理計数等の機能を有している。そして、入金の場合は入金口から投入された紙幣を分離し、搬送し、鑑別部にて紙幣を鑑別した後、装置内金庫に収納する。鑑別部にて金種不明等のリジェクト紙幣と鑑別された紙幣や搬送異常と鑑別されたリジェクト紙幣は出金口に搬送される。
出金の場合はオペレータの指示に従い、任意の金種を指定枚数分装置内金庫から繰出し、鑑別部にて紙幣を鑑別した後、出金口へ搬送する。鑑別部で金種不明等のリジェクト紙幣と鑑別された紙幣や搬送異常と鑑別されたリジェクト紙幣は装置内のリジェクト部に搬送される(例えば、特許文献1参照)。
整理計数は入金動作に類似しているが、計数した紙幣を装置内金庫に収納せず、出金口に返却する動作であり、紙幣の金種毎枚数及び金額を確認する動作である。
特開2005−99887号公報
しかしながら、上記従来の窓口現金処理装置では、折れ皺が多く痛んだ紙幣は鑑別部で金種不明や搬送異常等のリジェクト券と鑑別され、リジェクトされたり、搬送ジャムが発生したりする確率が高い。特に海外の紙幣は財布を使わず、そのまま折りたたんでポケットに入れる等の文化の違いや紙幣の紙質等により、皺が付き易くリジェクトや搬送ジャムが発生し易い。
そして、入金紙幣を出金紙幣に使う運用、すなわちリサイクル運用において上記のような紙幣が入金された場合、入金時に正常券と鑑別されて金庫に収納できても出金時にリジェクト券と鑑別されることが多く、リジェクト部がすぐフルになり、運用に耐えられないという問題があった。
本発明は、前述の課題を解決するため次の構成を採用する。すなわち、入金取引時に、少なくとも、投入される紙葉類を鑑別手段により鑑別して計数する機能を有する現金処理装置であって、前記紙葉類を整形する整形手段と、皺によるリジェクトが否かを判定するリジェクト要因判定手段とを備え、入金取引が開始されると、投入された紙葉類を前記鑑別手段で鑑別し、鑑別の結果リジェクトと判定された紙葉類を前記鑑別手段により再計数するときに、当該紙葉類を前記整形手段により整形するようにし、その際、リジェクトと判定された紙葉類が、前記リジェクト要因判定手段によりリジェクトの要因が皺であると判定された紙葉類を含む場合は、リジェクトと判定された紙葉類を前記整形手段により整形するようにし、前記リジェクト要因判定手段によりリジェクトの要因が皺であると判定された紙葉類を含まない場合は、リジェクトと判定された紙葉類を前記整形手段により整形することなく前記鑑別手段により再計数するようにした。
本発明の現金処理装置によれば、入金取引時に、少なくとも、投入される紙葉類を鑑別手段により鑑別して計数する機能を有する現金処理装置であって、前記紙葉類を整形する整形手段と、皺によるリジェクトが否かを判定するリジェクト要因判定手段とを備え、入金取引が開始されると、投入された紙葉類を前記鑑別手段で鑑別し、鑑別の結果リジェクトと判定された紙葉類を前記鑑別手段により再計数するときに、当該紙葉類を前記整形手段により整形するようにし、その際、リジェクトと判定された紙葉類が、前記リジェクト要因判定手段によりリジェクトの要因が皺であると判定された紙葉類を含む場合は、リジェクトと判定された紙葉類を前記整形手段により整形するようにし、前記リジェクト要因判定手段によりリジェクトの要因が皺であると判定された紙葉類を含まない場合は、リジェクトと判定された紙葉類を前記整形手段により整形することなく前記鑑別手段により再計数するようにしたので、リジェクト紙幣のうち皺を伸ばす必要のある紙幣を整形手段により皺を伸ばすことができ、処理を遅くすることなく、ジャムの発生も少なくすることができる。
実施例1の窓口現金処理システムの構成例である。 実施例1の窓口現金処理機の構成図である。 実施例1の窓口現金処理機の動作フローチャートである。 実施例1の制御部の画面表示例である。 実施例1の窓口現金処理機の画面表示例である。 実施例1の制御部の画面表示例である。 実施例2の窓口現金処理機の動作フローチャートである。 実施例3の窓口現金処理機の動作フローチャートである。 実施例4の窓口現金処理機の動作フローチャットである。 実施例4の制御部の取引操作画面例である。 実施例5の窓口現金処理機の動作フローチャートである。 実施例6の窓口現金処理機の動作フローチャートである。 実施例6の窓口現金処理機の国選択画面例である。 実施例7の窓口現金処理機の動作フローチャートである。 実施例8の窓口現金処理機の構成図である。 実施例8の窓口現金処理機の動作フローチャートである。
以下、本発明に係わる実施の形態例を、図面を用いて説明する。なお、図面に共通する要素には同一の符号を付す。
(構成)
図1は実施例1における窓口現金処理機システムの構成図、図2は窓口現金処理機の構成図である。
まず、窓口現金処理機システムの構成を図1を用いて説明する。11(1)〜11(N)は窓口現金処理機であり、金融機関の窓口に設置されるものである。後述の制御部12(1)〜12(N)からの指示により「入金」、「出金」等の各種取引を行うようになっている。
12は制御部であり、金融機関の窓口に設置される窓口現金処理機11にそれぞれ接続された構成となっており、オペレータが入金、出金等の取引を指示するものである。なお、制御部12(1)〜12(N)は、1つの制御部12とし、複数の窓口現金処理機11を制御するようにしても勿論よい。
13はホストコンピュータであり、制御部12と通信回線14を介して、各取引の取引電文送受信を行なって取引の成立を判断する。
次に、窓口現金処理機11の構成を図2を用いて説明する。21は操作表示部でディスプレイ等の表示部とタッチパネル等の操作部から構成される。前記表示部には入金紙幣の計数結果や出金紙幣の計数結果が表示される。
22は入金口であり、入金する紙幣をセットすると計数を開始し、後述の一時保留部24へ搬送する。23は出金口であり、装置内の金庫から繰出した紙幣が搬送される。
出金時はオペレータが制御部12により指定した金額が窓口現金処理機11に通知され、装置内の金庫から繰出して出金口23に搬送してオペレータに受取らせる。24は一時保留部であり、入金計数した紙幣を一時的に保存しておく場所である。入金時に、詳細後述の鑑別部25で正常券と鑑別した紙幣を一時保留部24に搬送し、計数結果は制御部12に通知される。
オペレータが制御部12から、金額確認の操作を行うと制御部12から窓口現金処理機11に通知され、一時保留部24の紙幣を装置内の詳細後述の入出金カセット26に収納する。
計数結果を確認した後、制御部12から取引をキャンセルしたい場合は制御部12から取消すことで一時保留部24から出金口23に紙幣を搬送し、オペレータに返却する。25は鑑別部であり、入金口22から入金または入出金カセット26から出金した紙幣を鑑別し、正常券または金種不明等のリジェクト券の判定を行う。
26は入出金カセットであり、入金紙幣の収納と出金紙幣の繰出しを行う。27は運用カセットであり、入出金カセット26がフルで入らない紙幣が搬送される。また、入出金カセット26内に紙幣を補充する場合は運用カセット27から、各入出金カセット26に紙幣が搬送される。
28はリジェクト部であり、一時保留部24から入出金カセット26に搬送する場合、もしくは入出金カセット26から出金口23に紙幣を搬送する場合、鑑別部25で金種不明や搬送異常と鑑別されたリジェクト券が搬送される。29は整形手段としてのアイロン部であり、入金口22から分離した紙幣の皺を伸ばす機能を有する。
(動作)
以上の構成により、実施例1の窓口現金処理装置は以下のように動作する。以下、図3の動作フローチャート図、図4および図6の制御部の画面に表示される画面例、図5の窓口現金処理機11の操作表示部に表示される画面例を用いて詳細な動作を説明する。なお、実施例1の窓口現金処理装置では、鑑別部25の鑑別結果により金種不明や搬送異常となりリジェクトされた紙幣を再計数するときにアイロン部29にて紙幣の皺を伸ばすようになっている。
先ず、オペレータは図3に示した制御部12の運用画面の取引選択により「入金」を選択すると窓口現金処理機11に入金取引開始の指示がなされ、入金口22の図示しないシャッタが開き、紙幣投入待ちの状態になる(ステップS41a〜S41c)。
オペレータは入金紙幣を入金口22に投入する(ステップS42a)。
窓口現金処理機11は入金口22のシャッタを閉めて(ステップS42b)、最初の計数かどうかを判定し(ステップS42c)、最初の計数であるので、鑑別部25が正常券と判断した場合は一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する(ステップS43)。なお、最初の計数を行う場合は、正常な紙幣が多いことを考慮し処理の高速化のためにアイロン部29による皺を伸ばす処理は行わないようにしている。
計数が終了すると正常券を計数した金額を図5のように窓口現金処理機11の操作表示部21に表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS44a)。制御部12は通知されたデータにより図6のような入金結果画面を制御部12の操作画面に表示する。本例では、正常な万円券が150枚入金され、150万円の入金があったことを示す。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS44b)、出金口23のシャッタを開けて(ステップS44c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS45a)、出金口23のシャッタを閉じ(ステップS45b)、入金口22のシャッタを開けて紙幣の再投入を誘導する(ステップS45c)。
オペレータは抜き取ったリジェクト紙幣を入金口22に再投入する場合は(ステップS45d)、ステップS42aに戻りリジェクト紙幣を入金口22に再投入する。
入金口22のシャッタを閉めて(ステップS42b)、再度計数であるので(ステップS42c)、アイロン部29で紙幣の皺を伸ばしながら紙幣の計数を行い、鑑別部25が正常券と判断した場合は、一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する(ステップS46)。
計数が終了すると、一時保留部24に搬送した金額を図5に示すよう窓口現金処理機11の操作表示部21に更新して表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS44a)。制御部12は通知されたデータを図6に示す入金結果画面に更新して表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS44b)、出金口シャッタを開けて(ステップS44c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS45a)、出金口シャッタを閉じ(ステップS45b)、入金口シャッタを開けて(ステップS45c)、紙幣の再投入を誘導する(ステップS45d)。
オペレータが制御部12に表示した入金金額を確認し、再投入しない場合は、制御部12から完了を指示すると(ステップS47a)、入金口シャッタを閉めて(ステップS47b)、一時保留部24の紙幣を各金種のカセットに搬送する(ステップS47c)。
(実施例1の効果)
以上詳細に述べたように実施例1の窓口現金処理装置によれば、紙幣の皺を伸ばすアイロン部を備え、リジェクトされた紙幣を再計数する際にアイロン部により皺を伸ばすようにしたので、皺を伸ばす必要のあるリジェクト紙幣のみをアイロン部により皺を伸ばすことができ、処理を遅くすることなく、ジャムの発生も少なくすることができる。
(構成)
実施例2の窓口現金処理システムおよび窓口現金処理装置の構成は、実施例1の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
(動作)
以上の構成により、実施例2の窓口現金処理装置は以下のように動作する。以下、図7の動作フローチャート図を用いて詳細な動作を説明する。なお、実施例2の窓口現金処理装置では、鑑別部25の鑑別結果により金種不明や搬送異常となりリジェクトされた紙幣のうち皺が原因でリジェクトされた紙幣を再計数するときにアイロン部29にて紙幣の皺を伸ばすようになっている。
先ず、オペレータは実施例1と同様、図3に示した制御部12の運用画面の取引選択により「入金」を選択すると窓口現金処理機11に入金取引開始の指示がなされ、入金口22の図示しないシャッタが開き、紙幣投入待ちの状態になる(ステップS71a〜S71c)。
オペレータは入金紙幣を入金口22に投入する(ステップS72a)。
窓口現金処理機11は入金口22のシャッタを閉めて(ステップS72b)、最初の計数かどうかを判定し(ステップS72c)、最初の計数であるので、鑑別部25が正常券と判断した場合は一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する(ステップS73)。なお、最初の計数を行う場合は、正常な紙幣が多いことを考慮し処理の高速化のためにアイロン部29による皺を伸ばす処理は行わないようにしている。
計数が終了すると正常券を計数した金額を図5のように窓口現金処理機11の操作表示部21に表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS74a)。制御部12は通知されたデータにより図6のような入金結果画面を制御部12の操作画面に表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS74b)、出金口23のシャッタを開けて(ステップS74c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS75a)、出金口23のシャッタを閉じ(ステップS75b)、入金口22のシャッタを開けて紙幣の再投入を誘導する(ステップS75c)。
オペレータは抜き取ったリジェクト紙幣を入金口22に再投入する場合は(ステップS75d)、ステップS72aに戻りリジェクト紙幣を入金口22に再投入する。
入金口22のシャッタを閉めて(ステップS72b)、再計数の場合であるので(ステップS72c)、前回の入金リジェクトの要因が紙幣の皺による金種不明、搬送異常等の場合、アイロン部29で紙幣の皺を伸ばしながら紙幣の計数を行い、鑑別部25が正常券と判断した場合は、一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する(ステップS76)。
なお、入金リジェクトの要因が紙幣の皺であるかどうかの判定を行うリジェクト要因判定手段としては、例えば、紙幣の画像をスキャンし暗いところの割合により判定するようにしてもよいし、画像や磁気等の特徴は一致しているがサイズが小さい場合を皺によるリジェクトと判定するようにすればよい。
計数が終了すると、一時保留部24に搬送した金額を図5に示すよう窓口現金処理機11の操作表示部21に更新して表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS74a)。制御部12は通知されたデータを図6に示す入金結果画面に更新して表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS74b)、出金口シャッタを開けて(ステップS74c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS75a)、出金口シャッタを閉じ(ステップS75b)、入金口シャッタを開けて(ステップS75c)、紙幣の再投入を誘導する(ステップS75d)。
オペレータが制御部12に表示した入金金額を確認し、再投入しない場合は、制御部12から完了を指示すると(ステップS77a)、入金口シャッタを閉めて(ステップS77b)、一時保留部24の紙幣を各金種のカセットに搬送する(ステップS77c)。
(実施例2の効果)
以上詳細に述べたように実施例2の窓口現金処理装置によれば、紙幣の皺を伸ばすアイロン部を備え、リジェクトされた紙幣を再計数する場合で、前回の入金リジェクトの要因が紙幣の皺による金種不明、搬送異常等の場合、アイロン部により皺を伸ばすようにしたので、皺を伸ばす必要のあるリジェクト紙幣のみをアイロン部により皺を伸ばすことができ、さらに処理を遅くすることなく、ジャムの発生も少なくすることができる。
(構成)
実施例3の窓口現金処理システムおよび窓口現金処理装置の構成は、実施例1の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
(動作)
以上の構成により、実施例3の窓口現金処理装置は以下のように動作する。以下、図8の動作フローチャート図を用いて詳細な動作を説明する。なお、実施例3の窓口現金処理装置では、鑑別部25の鑑別結果により金種不明や搬送異常となりリジェクトが発生した場合、以降の鑑別紙幣をアイロン部29にて皺を伸ばすようになっている。
先ず、オペレータは実施例1と同様、図3に示した制御部12の運用画面の取引選択により「入金」を選択すると窓口現金処理機11に入金取引開始の指示がなされ、入金口22の図示しないシャッタが開き、紙幣投入待ちの状態になる(ステップS81a〜S81c)。
オペレータは入金紙幣を入金口22に投入する(ステップS82a)。
窓口現金処理機11は入金口22のシャッタを閉めて(ステップS82b)、最初の計数かどうかを判定し(ステップS82c)、最初の計数であるので、鑑別部25が正常券と判断した場合は一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する。このとき、前述のリジェクト要因判定手段により皺による金種不明、搬送異常等でリジェクトとされた場合、それ以降の紙幣はアイロン部29で皺を伸ばしながら計数を行う(ステップS83)。
計数が終了すると正常券を計数した金額を図5のように窓口現金処理機11の操作表示部21に表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS84a)。制御部12は通知されたデータにより図6のような入金結果画面を制御部12の操作画面に表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS84b)、出金口23のシャッタを開けて(ステップS84c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS85a)、出金口23のシャッタを閉じ(ステップS84b)、入金口22のシャッタを開けて紙幣の再投入を誘導する(ステップS85c)。
オペレータは抜き取ったリジェクト紙幣を入金口22に再投入する場合は(ステップS85d)、ステップS82aに戻りリジェクト紙幣を入金口22に再投入する。
入金口22のシャッタを閉めて(ステップS82b)、再計数の場合であるので(ステップS82c)、前述のリジェクト要因判定手段により前回の入金リジェクトの要因が紙幣の皺による金種不明、搬送異常等と判定された場合、アイロン部29で紙幣の皺を伸ばしながら紙幣の計数を行い、鑑別部25が正常券と判断した場合は、一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する(ステップS86)。
計数が終了すると、一時保留部24に搬送した金額を図5に示すよう窓口現金処理機11の操作表示部21に更新して表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS84a)。制御部12は通知されたデータを図6に示す入金結果画面に更新して表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS84b)、出金口シャッタを開けて(ステップS84c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS85a)、出金口シャッタを閉じ(ステップS85b)、入金口シャッタを開けて(ステップS85c)、紙幣の再投入を誘導する(ステップS85d)。
オペレータが制御部12に表示した入金金額を確認し、再投入しない場合は、制御部12から完了を指示すると(ステップS87a)、入金口シャッタを閉めて(ステップS87b)、一時保留部24の紙幣を各金種のカセットに搬送する(ステップS87c)。
(実施例3の効果)
以上詳細に述べたように実施例3の窓口現金処理装置によれば、紙幣の皺を伸ばすアイロン部を備え、リジェクトの要因が紙幣の皺による金種不明、搬送異常等の場合、それ以降の計数においてアイロン部により皺を伸ばしながら計数するようにしたので、皺のある紙幣が入金されたときに予備的にアイロン部により皺を伸ばすことができ、必要以上に処理を遅くすることなく、ジャムの発生を少なくすることができる。
(構成)
実施例4の窓口現金処理システムおよび窓口現金処理装置の構成は、実施例1の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
(動作)
以上の構成により、実施例4の窓口現金処理装置は以下のように動作する。以下、図9の動作フローチャート図および図10の制御部の取引操作画面例を用いて詳細な動作を説明する。なお、実施例4の窓口現金処理装置では、制御部12からアイロン部29による紙幣の皺を伸ばす指示があった場合、アイロン部29にて紙幣の皺を伸ばす処理を施すようになっている。
先ず、オペレータは実施例1と同様、図10に示した制御部12の運用画面例の取引選択により「入金」を選択し、「紙幣の皺伸ばし」(100)をチェックすると窓口現金処理機11に入金取引開始の指示および紙幣の皺伸ばし有の指示がなされ、入金口22の図示しないシャッタが開き、紙幣投入待ちの状態になる(ステップS91a〜S91c)。
なお、紙幣の皺伸ばしの設定を窓口現金処理機11の操作表示部21を用いて行うようにしてもよい。このように、制御部12による紙幣の皺伸ばしの有無を設定する手段や窓口現金処理機11にて紙幣の皺伸ばしの有無を設定する手段が紙幣の皺伸ばしの有無を設定する整形有無設定手段となる。
オペレータは入金紙幣を入金口22に投入する(ステップS92a)。
窓口現金処理機11は入金口22のシャッタを閉めて(ステップS92b)、最初の計数かどうかを判定し(ステップS92c)、最初の計数であるので、制御部12から指示された「皺伸ばし有無」に従い(ステップS92c)、皺伸ばし無しの指示があった場合は皺伸ばしせずに計数を行い(ステップS93)、鑑別部25が正常券と判断した場合は一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する。
一方、皺伸ばし有の指示があった場合はアイロン部29で紙幣の皺を伸ばしながら計数を行い、鑑別部25が正常券と判断した場合は一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する(ステップS96)。
計数が終了すると正常券を計数した金額を図5のように窓口現金処理機11の操作表示部21に表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS94a)。制御部12は通知されたデータにより図6のような入金結果画面を制御部12の操作画面に表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS94b)、出金口23のシャッタを開けて(ステップS94c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS95a)、出金口23のシャッタを閉じ(ステップS95b)、入金口22のシャッタを開けて紙幣の再投入を誘導する(ステップS95c)。
オペレータは抜き取ったリジェクト紙幣を入金口22に再投入する場合は(ステップS95d)、ステップS92aに戻りリジェクト紙幣を入金口22に再投入する。
そして、入金口22のシャッタを閉めて(ステップS92b)、前述ステップS92cと同様、制御部12からの皺伸ばし有無の指示に従い、アイロン部29で紙幣の皺を伸ばしながら紙幣の計数を行い、鑑別部25が正常券と判断した場合は、一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する(ステップS93、S96)。
計数が終了すると、一時保留部24に搬送した金額を図5に示すよう窓口現金処理機11の操作表示部21に更新して表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS94a)。制御部12は通知されたデータを図6に示す入金結果画面に更新して表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS94b)、出金口シャッタを開けて(ステップS94c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS95a)、出金口シャッタを閉じ(ステップS95b)、入金口シャッタを開けて(ステップS95c)、紙幣の再投入を誘導する(ステップS95d)。
オペレータが制御部12に表示した入金金額を確認し、再投入しない場合は、制御部12から完了を指示すると(ステップS97a)、入金口シャッタを閉めて(ステップS97b)、一時保留部24の紙幣を各金種のカセットに搬送する(ステップS97c)。
(実施例4の効果)
以上詳細に述べたように実施例4の窓口現金処理装置によれば、紙幣の皺を伸ばすアイロン部を備え、制御部の指示に基づきアイロン部にて紙幣の皺伸ばしを行いながら計数を行うようにしたので、オペレータの判断により紙幣の皺伸ばし処理を行うか否かを設定することができ、処理を遅くすることなく、ジャムの発生も少なくすることができる。
(構成)
実施例5の窓口現金処理システムおよび窓口現金処理装置の構成は、実施例1の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
(動作)
以上の構成により、実施例5の窓口現金処理装置は以下のように動作する。以下、図11の動作フローチャート図を用いて詳細な動作を説明する。なお、実施例5の窓口現金処理装置では、最初に判定した紙幣が特定の国の紙幣であった場合、以降の紙幣をアイロン部29にて皺を伸ばすようになっている。
先ず、オペレータは実施例1と同様、図3に示した制御部12の運用画面の取引選択により「入金」を選択すると窓口現金処理機11に入金取引開始の指示がなされ、入金口22の図示しないシャッタが開き、紙幣投入待ちの状態になる(ステップS111a〜S111c)。
オペレータは入金紙幣を入金口22に投入する(ステップS112a)。
窓口現金処理機11は入金口22のシャッタを閉めて(ステップS112b)、最初の計数であるので(ステップS112c)、ステップS113に進み、最初に判定した紙幣の通貨国が皺伸ばしが必要な国であった場合、それ以降の紙幣をアイロン部29で皺を伸ばしながら計数を行い、鑑別部25が正常券と判断した場合は一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する。なお、最初に判定した紙幣の通貨国が皺伸ばしが必要な国であった場合、当該最初に判定した紙幣も整形して後の処理を行うようにするとなおよい。
なお、国情報設定手段として、紙幣の通貨国が皺伸ばしが必要な国であるか否かは、紙幣の品質などから国ごとにあらかじめ設定しておき、制御部12または窓口現金処理装置11の記憶部に記憶しておくようにすればよい。
計数が終了すると正常券を計数した金額を図5のように窓口現金処理機11の操作表示部21に表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS114a)。制御部12は通知されたデータにより図6のような入金結果画面を制御部12の操作画面に表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS114b)、出金口23のシャッタを開けて(ステップS114c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS115a)、出金口23のシャッタを閉じ(ステップS115b)、入金口22のシャッタを開けて紙幣の再投入を誘導する(ステップS115c)。
オペレータは抜き取ったリジェクト紙幣を入金口22に再投入する場合は(ステップS115d)、ステップS112aに戻りリジェクト紙幣を入金口22に再投入する。
そして、入金口22のシャッタを閉めて(ステップS112b)、初回計数で皺伸ばしが必要と判断されたときはアイロン部29で紙幣の皺を伸ばしながら紙幣の計数を行い、鑑別部25が正常券と判断した場合は、一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する(ステップS112c、S112d、S116)。
計数が終了すると、一時保留部24に搬送した金額を図5に示すよう窓口現金処理機11の操作表示部21に更新して表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS114a)。制御部12は通知されたデータを図6に示す入金結果画面に更新して表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS114b)、出金口シャッタを開けて(ステップS114c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS115a)、出金口シャッタを閉じ(ステップS115b)、入金口シャッタを開けて(ステップS115c)、紙幣の再投入を誘導する(ステップS115d)。
オペレータが制御部12に表示した入金金額を確認し、再投入しない場合は、制御部12から完了を指示すると(ステップS117a)、入金口シャッタを閉めて(ステップS117b)、一時保留部24の紙幣を各金種のカセットに搬送する(ステップS117c)。
(実施例5の効果)
以上詳細に述べたように実施例5の窓口現金処理装置によれば、紙幣の皺を伸ばすアイロン部を備え、最初に判定した紙幣の通貨国が皺伸ばしが必要な場合、当該紙幣およびそれ以降計数する紙幣をアイロン部にて皺伸ばしを行いながら計数を行うようにしたので、国ごとの紙幣の品質に応じて紙幣の皺伸ばし処理を行うか否かを設定することができ、処理を遅くすることなく、ジャムの発生も少なくすることができる。
(構成)
実施例6の窓口現金処理システムおよび窓口現金処理装置の構成は、実施例1の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
(動作)
以上の構成により、実施例6の窓口現金処理装置は以下のように動作する。以下、図12の動作フローチャート図および図13の国選択画面例を用いて詳細な動作を説明する。なお、実施例6の窓口現金処理装置では、通貨国指定手段として制御部12にて指定された国が皺を伸ばしが必要な国であった場合、アイロン部29にて皺を伸ばすようになっている。
先ず、オペレータは実施例1と同様、図3に示した制御部12の運用画面の取引選択により「入金」を選択した後に、表示される図13の国選択画面から入金する紙幣の通貨国である「国」を選択すると窓口現金処理機11に入金取引開始の指示がなされ、入金口22の図示しないシャッタが開き、紙幣投入待ちの状態になる(ステップS121a〜S121c)。
オペレータは入金紙幣を入金口22に投入する(ステップS122a)。
窓口現金処理機11は入金口22のシャッタを閉めて(ステップS122b)、計数を開始し、ステップS121aにて指定された国が皺伸ばしが必要な国であった場合は、アイロン部29で皺を伸ばしながら計数を行い、皺伸ばしが必要でない国であった場合は、皺を伸ばしをすることなく計数を行い、鑑別部25が正常券と判断した場合は一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する(ステップS123、S126)。なお、紙幣の通貨国が皺伸ばしが必要な国であるか否かは、実施例5と同様、紙幣の品質などから国ごとにあらかじめ設定しておき、制御部12または窓口現金処理装置11の記憶部に記憶しておくようにすればよい。
計数が終了すると正常券を計数した金額を図5のように窓口現金処理機11の操作表示部21に表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS124a)。制御部12は通知されたデータにより図6のような入金結果画面を制御部12の操作画面に表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS124b)、出金口23のシャッタを開けて(ステップS124c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS125a)、出金口23のシャッタを閉じ(ステップS125b)、入金口22のシャッタを開けて紙幣の再投入を誘導する(ステップS125c)。
オペレータは抜き取ったリジェクト紙幣を入金口22に再投入する場合は(ステップS125d)、ステップS122aに戻りリジェクト紙幣を入金口22に再投入する。
そして、入金口22のシャッタを閉めて(ステップS122b)、指定された国が皺伸ばしが必要であるか否に応じて、アイロン部29で紙幣の皺を伸ばしながら紙幣の計数を行い、鑑別部25が正常券と判断した場合は、一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する(ステップS122c、S123、S126)。
計数が終了すると、一時保留部24に搬送した金額を図5に示すよう窓口現金処理機11の操作表示部21に更新して表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS124a)。制御部12は通知されたデータを図6に示す入金結果画面に更新して表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS124b)、出金口シャッタを開けて(ステップS124c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS125a)、出金口シャッタを閉じ(ステップS125b)、入金口シャッタを開けて(ステップS125c)、紙幣の再投入を誘導する(ステップS125d)。
オペレータが制御部12に表示した入金金額を確認し、再投入しない場合は、制御部12から完了を指示すると(ステップS127a)、入金口シャッタを閉めて(ステップS127b)、一時保留部24の紙幣を各金種のカセットに搬送する(ステップS127c)。
(実施例6の効果)
以上詳細に述べたように実施例6の窓口現金処理装置によれば、紙幣の皺を伸ばすアイロン部を備え、制御部にて入金する紙幣の通貨国として入力した国が皺伸ばしが必要な国の場合、アイロン部にて紙幣の皺伸ばしを行いながら計数を行うようにしたので、通貨国を判定することなく、国ごとの紙幣の品質に応じて紙幣の皺伸ばし処理を行うか否かを設定することができ、処理を遅くすることなく、ジャムの発生も少なくすることができる。
(構成)
実施例7の窓口現金処理システムおよび窓口現金処理装置の構成は、実施例1の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
(動作)
以上の構成により、実施例7の窓口現金処理装置は以下のように動作する。以下、図14の動作フローチャート図を用いて詳細な動作を説明する。なお、実施例7の窓口現金処理装置では、通貨国指定手段として、窓口現金処理装置の設置時や保守時に、保守員が窓口現金処理装置の保守ユーティリティ等により設置した国、すなわち取り扱う紙幣の通貨国を設定できるようにし、当該設定された国が皺を伸ばしが必要な国であった場合、アイロン部29にて皺を伸ばすようになっている。
先ず、オペレータは実施例1と同様、図3に示した制御部12の運用画面の取引選択により「入金」を選択すると窓口現金処理機11に入金取引開始の指示がなされ、入金口22の図示しないシャッタが開き、紙幣投入待ちの状態になる(ステップS141a〜S141c)。
オペレータは入金紙幣を入金口22に投入する(ステップS142a)。
窓口現金処理機11は入金口22のシャッタを閉めて(ステップS142b)、計数を開始し、設置時や保守時に設置国すなわち通貨国として保守員が指定した国が皺伸ばしが必要な国であった場合は、アイロン部29で皺を伸ばしながら計数を行い、皺伸ばしが必要でない国であった場合は、皺伸ばしをすることなく計数を行い、鑑別部25が正常券と判断した場合は一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する(ステップS142c、S143、S146)。なお、紙幣の通貨国が皺伸ばしが必要な国であるか否かは、実施例5と同様、紙幣の品質などから国ごとにあらかじめ設定しておき、制御部12または窓口現金処理装置11の記憶部に記憶しておくようにすればよい。
計数が終了すると正常券を計数した金額を図5のように窓口現金処理機11の操作表示部21に表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS144a)。制御部12は通知されたデータにより図6のような入金結果画面を制御部12の操作画面に表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS144b)、出金口23のシャッタを開けて(ステップS144c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS145a)、出金口23のシャッタを閉じ(ステップS145b)、入金口22のシャッタを開けて紙幣の再投入を誘導する(ステップS145c)。
オペレータは抜き取ったリジェクト紙幣を入金口22に再投入する場合は(ステップS145d)、ステップS142aに戻りリジェクト紙幣を入金口22に再投入する。
そして、入金口22のシャッタを閉めて(ステップS142b)、設定された国が皺伸ばしが必要であるか否に応じて、アイロン部29で紙幣の皺を伸ばしながら紙幣の計数を行い、鑑別部25が正常券と判断した場合は、一時保留部24に搬送し、金種不明や搬送異常と判断されたリジェクト券を出金口23にリジェクト搬送する(ステップS142c、S143、S146)。
計数が終了すると、一時保留部24に搬送した金額を図5に示すよう窓口現金処理機11の操作表示部21に更新して表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS144a)。制御部12は通知されたデータを図6に示す入金結果画面に更新して表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS144b)、出金口シャッタを開けて(ステップS144c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS145a)、出金口シャッタを閉じ(ステップS145b)、入金口シャッタを開けて(ステップS145c)、紙幣の再投入を誘導する(ステップS145d)。
オペレータが制御部12に表示した入金金額を確認し、再投入しない場合は、制御部12から完了を指示すると(ステップS147a)、入金口シャッタを閉めて(ステップS147b)、一時保留部24の紙幣を各金種のカセットに搬送する(ステップS147c)。
(実施例7の効果)
以上詳細に述べたように実施例7の窓口現金処理装置によれば、紙幣の皺を伸ばすアイロン部を備え、窓口現金処理装置の設置時や保守時に、保守員が窓口現金処理装置の保守ユーティリティ等により設置した国、すなわち取り扱う紙幣の通貨国を設定できるようにし、当該設定された国が皺を伸ばしが必要な国であった場合、アイロン部にて皺を伸ばすようにしたので、オペレータが介在することなく通貨国を設定でき、国ごとの紙幣の品質に応じて紙幣の皺伸ばし処理を行うか否かを設定することができ、処理を遅くすることなく、ジャムの発生も少なくすることができる。
(構成)
実施例8の窓口現金処理機の構成は、図15に示したように、実施例1の構成に皺により入金リジェクトした紙幣を一時保留できるリジェクト紙幣一時保留部29を設けている。その他の構成は、実施例1の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
(動作)
以上の構成により、実施例8の窓口現金処理装置は以下のように動作する。以下、図16の動作フローチャート図を用いて詳細な動作を説明する。なお、実施例8の窓口現金処理装置では、リジェクト紙幣一時保留部を備え、皺伸ばしを行うことなく計数し、皺が原因のリジェクト紙幣をリジェクト紙幣一時保留部24に格納した後、リジェクト紙幣一時保留部24にリジェクト紙幣があるときは、アイロン部29にて皺を伸ばしながら再計数行うようになっている。
先ず、オペレータは実施例1と同様、図3に示した制御部12の運用画面の取引選択により「入金」を選択すると窓口現金処理機11に入金取引開始の指示がなされ、入金口22の図示しないシャッタが開き、紙幣投入待ちの状態になる(ステップS161a〜S161c)。
オペレータは入金紙幣を入金口22に投入する(ステップS162a)。
窓口現金処理機11は入金口22のシャッタを閉めて(ステップS162b)、計数を開始し、皺伸ばしせずに計数を行う。そして、鑑別部25が正常券と判断した場合は一時保留部24に搬送し、リジェクト要因が皺による金種不明、搬送異常等のリジェクト券をリジェクト紙幣一時保留部30に搬送する。その他のリジェクト券は出金口23に搬送する(ステップS163a)。なお、皺によるリジェクト要因の紙幣だけでなく、全てのリジェクト紙幣をリジェクト紙幣一時保留部30に搬送し、再計数するようにしてもよい。
入金口22からの計数が終了後、リジェクト紙幣一時保留部30に紙幣がある場合は(ステップS163b)、リジェクト紙幣一時保留部30から紙幣を繰出してアイロン部29で皺を伸ばしながら再計数を行う(ステップS163c)。この皺伸ばしを行いながらの再計数にてリジェクトの場合は出金口23へ搬送する。なお、本例では、リジェクト紙幣一時保留部30を経由した皺伸ばし再計数は1回としているが複数回としてもよいし、制御部等から当該回数を指定できるようにしてもよい。
計数が終了すると正常券を計数した金額を図5のように窓口現金処理機11の操作表示部21に表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS164a)。制御部12は通知されたデータにより図6のような入金結果画面を制御部12の操作画面に表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS164b)、出金口23のシャッタを開けて(ステップS164c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS165a)、出金口23のシャッタを閉じ(ステップS165b)、入金口22のシャッタを開けて紙幣の再投入を誘導する(ステップS165c)。
オペレータは抜き取ったリジェクト紙幣を入金口22に再投入する場合は(ステップS165d)、ステップS162aに戻りリジェクト紙幣を入金口22に再投入する。
そして、入金口22のシャッタを閉めて(ステップS162b)、皺伸ばしせずに再計数を行った後、リジェクト紙幣一時保留部30に紙幣がある場合は(ステップS163b)、リジェクト紙幣一時保留部30から紙幣を繰出してアイロン部29で皺を伸ばしながら再計数を行う(ステップS163c)。この皺伸ばしを行いながらの再計数にてリジェクトの場合は出金口23へ搬送する。
計数が終了すると、一時保留部24に搬送した金額を図5に示すよう窓口現金処理機11の操作表示部21に更新して表示するとともに制御部12にも通知する(ステップS164a)。制御部12は通知されたデータを図6に示す入金結果画面に更新して表示する。
出金口23にリジェクト紙幣がある場合は(ステップS164b)、出金口シャッタを開けて(ステップS164c)、リジェクト紙幣を受取らせた後(ステップS165a)、出金口シャッタを閉じ(ステップS165b)、入金口シャッタを開けて(ステップS165c)、紙幣の再投入を誘導する(ステップS165d)。
オペレータが制御部12に表示した入金金額を確認し、再投入しない場合は、制御部12から完了を指示すると(ステップS167a)、入金口シャッタを閉めて(ステップS167b)、一時保留部24の紙幣を各金種のカセットに搬送する(ステップS167c)。
(実施例8の効果)
以上詳細に述べたように実施例8の窓口現金処理装置によれば、紙幣の皺を伸ばすアイロン部と、皺によりリジェクトした紙幣を一時保留できるリジェクト紙幣一時保留部を設け、計数の際に皺によりリジェクトした紙幣をリジェクト紙幣一時保留部に格納し、計数終了後、当該リジェクト紙幣一時保留部に紙幣がある場合は、リジェクト紙幣一時保留部から紙幣を繰出してアイロン部により皺を伸ばしながら再計数を行うようにしたので、オペレータによる再投入の動作を最小限とすることができるとともに、処理を遅くすることなく、ジャムの発生も少なくすることができる。
《その他の変形例》
以上の実施例の説明では、入金取引における紙幣の皺伸ばし処理の例を示したが、出金取引や整理計数動作においても同様に本発明を適用することができる。また、窓口現金処理機以外の現金自動預払機や券売機等の入金、出金機能を有する自動取引装置に適用することができる。
また、以上の実施例5ないし実施例7の説明では、国ごとに皺伸ばしが必要か否かを設定するように説明したが、欧州、北米、南米など、複数の国をグループ化して皺伸ばしが必要か否かを設定するようにしてもよい。
以上述べたように、本発明は、金融機関等の窓口に設置される現金処理装置およびに現金処理システムに広く利用することができる。
11 窓口現金処理装置
12 制御部
13 ホストコンピュータシステム
21 操作表示部
22 入金口
23 出金口
24 一時保留部
25 鑑別部
28 リジェクト部
29 アイロン部
30 リジェクト紙幣一時保留部

Claims (2)

  1. 入金取引時に、少なくとも、投入される紙葉類を鑑別手段により鑑別して計数する機能を有する現金処理装置であって、
    前記紙葉類を整形する整形手段と、
    皺によるリジェクトが否かを判定するリジェクト要因判定手段とを備え、
    入金取引が開始されると、投入された紙葉類を前記鑑別手段で鑑別し、鑑別の結果リジェクトと判定された紙葉類を前記鑑別手段により再計数するときに、当該紙葉類を前記整形手段により整形するようにし、その際、リジェクトと判定された紙葉類が、前記リジェクト要因判定手段によりリジェクトの要因が皺であると判定された紙葉類を含む場合は、リジェクトと判定された紙葉類を前記整形手段により整形するようにし、前記リジェクト要因判定手段によりリジェクトの要因が皺であると判定された紙葉類を含まない場合は、リジェクトと判定された紙葉類を前記整形手段により整形することなく前記鑑別手段により再計数することを特徴とする現金処理装置。
  2. 請求項1記載の現金処理装置を制御する制御手段を設けたことを特徴とする現金処理システム。
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