JP2016018497A - 紙葉類管理装置、紙葉類処理システム及び紙葉類管理方法 - Google Patents

紙葉類管理装置、紙葉類処理システム及び紙葉類管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】紙葉類の識別情報に関して重複したデータが記憶されて管理されることを防止することができる紙葉類管理システムを提供する。【解決手段】紙葉類管理システムは、紙葉類処理装置100で取得された複数の紙葉類に関する識別情報を記憶する記憶部51,251,351と、記憶部に記憶された複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除する制御部50,250,350と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、紙葉類の識別情報を管理する紙葉類管理装置、紙葉類処理システム及び紙葉類管理方法に関する。
従来から、紙幣計数機により識別処理された紙幣の各々について、処理担当者情報及び紙幣計数機情報のうちの少なくともいずれか一つと記番号を含む処理履歴情報とを管理する管理部を備えた紙幣管理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この紙幣管理装置では、紙幣計数機で計数された全ての紙幣の記番号(紙葉類の識別情報の一種)を管理することが想定されている。
国際公開公報2013/176173号
しかしながら、例えば銀行窓口では、入出金する紙葉類を2回以上計数して間違いを防止する運用がなされることがある。また、識別情報を取得することができなかった紙葉類がある場合には、当該紙葉類を含む(例えば一取引分の)複数の紙葉類を紙葉類処理装置で再度読み取らせることを行ったりする場合もある。これらの場合では、同じ紙葉類の識別情報が複数回読み取られ、紙葉類の識別情報に関して重複したデータが記憶されて管理されてしまう。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、紙葉類の識別情報に関して重複したデータが記憶されて管理されることを防止することができる紙葉類管理装置、紙葉類処理システム及び紙葉類管理方法を提供する。
本発明による紙葉類管理装置は、
紙葉類処理装置で取得された複数の紙葉類に関する識別情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された複数の前記識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除する制御部と、
を備える。
本発明による紙葉類管理装置において、
前記制御部は、一つの取引に含まれる複数の前記紙葉類の前記識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除してもよい。
本発明による紙葉類管理装置において、
前記制御部は、複数の取引に含まれる複数の前記紙葉類の前記識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除してもよい。
本発明による紙葉類管理装置において、
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記識別情報をあいまい検索できてもよい。
本発明による紙葉類管理装置において、
あいまい検索を行った場合には、前記記憶部は、ある紙葉類に関してあいまい検索で挙げられた二つ以上の識別情報の候補の各々を記憶してもよい。
本発明による紙葉類管理装置において、
前記紙葉類は紙幣であり、
前記制御部は、同じ金種に関して、前記記憶部に記憶された複数の前記識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除してもよい。
本発明による紙葉類処理システムは、
上述した紙葉類管理装置と、
前記紙葉類管理装置と通信可能な紙葉類処理装置と、
を備える。
本発明による紙葉類処理システムにおいて、
入力された出金金額と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく出金金額とが合致することを条件として、若しくは、入力された紙葉類の出金枚数と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく枚数とが合致することを条件として、又は、入力された入金金額と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく入金金額とが合致することを条件として、若しくは、入力された紙葉類の入金枚数と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく枚数とが合致することを条件として、前記紙葉類処理装置における取引の確定が許可されてもよい。
本発明による紙葉類処理システムは、
入力された出金金額と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく出金金額とが合致しない場合、若しくは、入力された紙葉類の出金枚数と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく枚数とが合致しない場合、又は、入力された入金金額と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく入金金額とが合致しない場合、若しくは、入力された紙葉類の入金枚数と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく枚数とが合致しない場合に、再計数を促す情報を報知する報知部をさらに備えてもよい。
本発明による紙葉類処理システムにおいて、
前記報知部は、前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく出金金額が入力された出金金額よりも小さい場合、若しくは、前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく枚数が入力された紙葉類の出金枚数よりも小さい場合、又は、前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく入金金額が入力された入金金額よりも小さい場合、若しくは、前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく枚数が入力された紙葉類の入金枚数よりも小さい場合に、再計数を促す情報を報知してもよい。
本発明による紙葉類処理システムにおいて、
前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく出金金額は、前記記憶部に記憶された複数の前記識別情報のうち識別情報が重複すると判断した紙葉類のデータを一つ残してその他を削除した後に算出された出金金額であり、
前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく入金金額は、前記記憶部に記憶された複数の前記識別情報のうち識別情報が重複すると判断した紙葉類のデータを一つ残してその他を削除した後に算出された入金金額であり、
前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく枚数は、前記記憶部に記憶された複数の前記識別情報のうち識別情報が重複すると判断した紙葉類のデータを一つ残してその他を削除した後に算出された枚数であってもよい。
本発明による紙葉類処理システムにおいて、
前記紙葉類処理装置で実際に計数された出金金額が入力された出金金額よりも大きい場合、若しくは、前記紙葉類処理装置で実際に計数された紙葉類の枚数が入力された紙葉類の出金枚数よりも大きい場合、又は、前記紙葉類処理装置で実際に計数された入金金額が入力された入金金額よりも大きい場合、若しくは、前記紙葉類処理装置で実際に計数された紙葉類の枚数が入力された紙葉類の入金枚数よりも大きい場合に、前記制御部は、一つの取引に含まれる複数の前記識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除してもよい。
本発明による紙葉類処理システムにおいて、
前記紙葉類の前記識別情報の所定の割合以上を前記紙葉類処理装置で判別することができなかった場合に、前記紙葉類処理装置における取引の確定が許可されなくてもよい。
本発明による紙葉類処理システムは、
前記紙葉類の前記識別情報の所定の割合以上を前記紙葉類処理装置で判別することができなかった場合に、再計数を促す情報を報知する報知部をさらに備えてもよい。
本発明による紙葉類管理方法は、
複数の紙葉類に関する識別情報を識別部で取得することと、
複数の前記識別情報を記憶部で記憶することと、
前記記憶部に記憶された複数の前記識別情報のうち重複すると判断された識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除することと、
を備える。
本発明によれば、記憶部に記憶された複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除する。このため、紙葉類の識別情報に関して重複したデータが記憶されて管理されることを防止することができる。
図1は、本発明の実施の形態による紙葉類処理システムの構成を示す概略図である。 図2は、本発明の実施の形態で用いられる紙葉類処理装置の外観を示す斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態で用いられる紙葉類処理装置の内部構成を示す縦断面図である。 図4は、本発明の実施の形態による紙葉類処理システムの制御ブロック図である。 図5は、本発明の実施の形態の管理表示部で表示されるメインメニューを示した図である。 図6は、本発明の実施の形態の管理表示部で表示されるカード情報入力画面を示した図である。 図7(a)は、本発明の実施の形態の管理表示部で表示される計数画面の一例を示した図であり、図7(b)は、本発明の実施の形態の管理表示部で表示される計数画面の別の例を示した図である。 図8は、本発明の実施の形態で用いられる印刷部で印刷される出金伝票の一例を示した図である。 図9(a)−(c)は、本発明の実施の形態による紙葉類処理システムにおける計数データを確定するまでの過程の一例を説明するための図である。 図10は、本発明の実施の形態で用いられる別の紙葉類処理装置の外観を示す斜視図である。
実施の形態
《構成》
以下、本発明に係る紙葉類管理装置、紙葉類処理システム及び紙葉類管理方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図10は本発明の実施の形態を説明するための図である。
なお、本願において「紙葉類処理システム」は「紙葉類処理装置100」単体を含む概念として用いられている。このため、「特許請求の範囲」で記載されている「紙葉類処理システム」は、紙葉類処理装置100そのものを意味することもあれば、紙葉類処理装置100とそれ以外の装置とを組み合わせたものを意味することもある。以下では、主として、紙葉類処理システムが紙葉類処理装置100とそれ以外の装置とを組み合わせたものを意味する態様を用いて説明する。また、本願における「紙葉類」とは、紙幣、小切手、商品券、帳票等のことを意味するが、代表的なものとしては紙幣を意味する。
本実施の形態の紙葉類処理装置100は、例えば銀行支店に設置されている。本実施の形態の紙葉類処理装置100は、図2及び図3に示すように、筐体1と、筐体1に設けられて複数の紙葉類を受け入れる受入部11と、受入部11で受け入れられた紙葉類を1枚ずつ取り込む取込部10と、取込部10から筐体1内に取り込まれた各紙葉類を搬送する搬送部70と、搬送部70で搬送された紙葉類を識別して計数する識別部55と、識別部55を通過した紙葉類の少なくとも一部を集積する集積部60と、識別部55を通過した紙葉類のうち集積部60に集積されない紙葉類を集積するリジェクト部65と、を有している。なお、取込部10は、紙葉類が受入部11で受け入れられたと検知されると自動で当該紙葉類を筐体1内に取り込んでもよいし、後述する処理操作部80等からの入力を受けて受入部11で受け入れられた紙葉類を筐体1内に取り込んでもよい。
ちなみに、本実施の形態では、以下、図2及び図3で示した紙葉類処理装置100を用いて説明するが、この紙葉類処理装置100はあくまでも一例であるので留意が必要である。例えば、図10に示すように、複数(より具体的には4つ)の集積部60’及び複数(より具体的には2つ)のリジェクト部65’を有する紙葉類処理装置100’を採用することもできる。図10においては、図2及び図3に示した紙葉類処理装置100と同様の機能を果たす部材に関しては図2及び図3に示した紙葉類処理装置100で割り当てた参照番号にアポストロフィ(’)を付して示している。
集積部60の前面(図3における左側の面)には開口が設けられており、銀行のテラー等の操作者はこの開口を介して集積部60に集積された紙葉類を取り出すことができるようになっている。また、リジェクト部65に前面にも開口が設けられており、銀行のテラー等の操作者はこの開口を介してリジェクト部65に集積された紙葉類を取り出すことができるようになっている。また、図2及び図3に示すように、集積部60の前面には開閉可能なシャッター64が設けられている。本実施の形態では、このようにシャッター64が設けられた態様を用いて説明するが、これに限られることはなく、このようなシャッター64は設けられていなくてもよい。
本実施の形態の識別部55が紙幣を識別する際には、例えば紙幣の金種、正損、表裏、新旧、方向、真偽等を識別する。また、識別部55はOCR(Optical Character Recognition)機能を有しており、記番号等の紙葉類の識別情報を読み取ることができる。なお、記番号について説明すると、一般に記番号は紙幣の左右に同じ番号が印刷されており、識別部55は、左右の記番号を読み取る。識別部55は、記番号の読み取りに際し、OCRの認識率や、記番号の認識状態も算出する。ここで、OCRの認識率は、記番号の認識率であり、0〜100%で表される。また、記番号の認識状態は、OCR認識率に対応したものであり、例えば、以下の4ランクに分けられる。
Figure 2016018497
図3に示すように、搬送部70には、搬送部70で搬送される紙葉類を適宜分岐するための分岐部材71が設けられている。また、搬送部70には、搬送部70を通過する紙葉類を検知したり、紙葉類の有無を検知したりするための複数のセンサ72(図4参照)が設けられている。図3では示していないが、搬送部70には当該搬送部70に沿った複数のセンサ72が設けられている。ちなみに、集積部60に設けられたセンサ72は、集積部60内に紙葉類があるか否かを判断するために用いられ、リジェクト部65に設けられたセンサ72は、リジェクト部65内に紙葉類があるか否かを判断するために用いられる。
図2に示すように、本実施の形態の紙葉類処理装置100は、その前面側に、液晶ディスプレイ等からなり、所定の情報を表示するための処理表示部81と、所定の情報を入力するための処理操作部80とを有している。本実施の形態では、このように処理表示部81と処理操作部80が別体になった態様を用いて説明するが、これに限られることはなく、例えばタッチパネル等からなり、処理表示部81と処理操作部80が一体となっていてもよい。
図4に示すように、本実施の形態の紙葉類処理装置100は、様々な情報を記憶する処理記憶部51と、紙葉類処理装置100に含まれる構成要素の各々を制御する処理制御部50とを有している。なお、「処理記憶部51」は特許請求の範囲に記載された「記憶部」に含まれてもよく、また、「処理制御部50」も特許請求の範囲に記載された「制御部」に含まれてもよい。
図2及び図3に示す紙葉類処理装置100では、集積部60に設けられたセンサ72及びリジェクト部65に設けられたセンサ72からの情報に基づいて、集積部60及びリジェクト部65のいずれにも紙葉類が存在しないと処理制御部50が判断すると、処理表示部81で表示されている紙葉類の識別計数結果(例えば金額、枚数等)が「0(ゼロ)」に戻るようになっていてもよい。なお、このような態様ではなく、集積部60に設けられたセンサ72及びリジェクト部65に設けられたセンサ72からの情報に基づいて、集積部60及びリジェクト部65のいずれにも紙葉類が存在しないと処理制御部50が判断し、かつ、受入部11に設けられたセンサ72(図2及び図3では図示せず)からの情報に基づいて、受入部11に紙葉類が載置されたと処理制御部50が判断したときに、処理表示部81で表示されている紙葉類の識別計数結果(例えば金額、枚数等)が「0(ゼロ)」に戻るようになっていてもよい。
図1に示すように、紙葉類処理装置100には、紙葉類の識別情報を含む様々な情報を管理する紙葉類管理装置200が接続されている。図1に示すように1台の紙葉類処理装置100に1台の紙葉類管理装置200が接続されていてもよいが、これに限られることはなく、例えば複数台の紙葉類処理装置100に1台の紙葉類管理装置200が接続されていてもよい。
図4に示すように、紙葉類管理装置200は、紙葉類処理装置100の識別部55で取得された複数の紙葉類に関する識別情報を記憶する管理記憶部251と、紙葉類管理装置200の各構成要素を制御する管理制御部250と、を有している。本実施の形態では、管理制御部250は、管理記憶部251に記憶された複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(より具体的には一つ)を残してその他を削除することも行う。
本実施の形態では、「管理記憶部251」は特許請求の範囲に記載された「記憶部」に含まれ、「管理制御部250」は特許請求の範囲に記載された「制御部」に含まれている。また、紙葉類が紙幣の場合には、金種と記番号(識別情報の一種)とが紐付けられて管理記憶部251で記憶されてもよい。
本実施の形態の管理制御部250は、一つの取引に含まれる複数の紙葉類の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(より具体的には一つ)を残してその他を削除するようになっていてもよい。この場合には、取引を確定させるために例えば後述する管理操作部280や処理操作部80から取引を確定する旨の入力が行われたときに、管理制御部250が、当該取引に含まれる複数の紙葉類の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(より具体的には一つ)を残してその他を削除してもよい。
但し、これに限られることはなく、管理制御部250は、複数の取引に含まれる複数の紙葉類の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(より具体的には一つ)を残してその他を削除するようになっていてもよい。この場合には、例えば管理操作部280から識別情報を圧縮する旨の入力がなされたときに、管理制御部250が、圧縮対象となる複数の取引に含まれる複数の紙葉類の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(より具体的には一つ)を残してその他を削除してもよい。。
管理制御部250は、管理記憶部251に記憶された識別情報をあいまい検索できるようになっていてもよい。このようにあいまい検索を行った場合には、管理記憶部251は、ある紙葉類に関してあいまい検索で挙げられた二つ以上の識別情報の候補の各々を記憶してもよい。また、このようにしてあいまい検索で挙げられた二つ以上の識別情報の候補については、管理表示部281で表示されてもよい(図9(b)参照)。
具体的な例を挙げると、ある「閾値」を用いてあいまい検索を行った際にある紙葉類の識別情報の候補として「H9l12345678」と「H91l2345678」の両者が挙げられた場合には(図9(b)参照)、これら「H9l12345678」と「H91l2345678」の両方が管理記憶部251に記憶されてもよい。この際、図9(b)に示すように、あいまい検索で挙げられた二つ以上の識別情報の候補(図9(b)では「H9l12345678」及び「H91l2345678」)のうち、管理記憶部251で記憶されている識別情報(図9(b)では「007」で挙げられた識別情報)と同じものがある場合に、あいまい検索で挙げられた二つ以上の識別情報の候補の各々を記憶してもよい。
なお、このようにある紙葉類の識別情報の候補として「H9l12345678」と「H91l2345678」の両者が挙げられた場合には、識別情報が「H9l12345678」と識別された紙葉類又は識別情報が「H91l2345678」と識別された紙葉類と、当該ある紙葉類とは重複する識別情報を有していると判断される。ちなみに、あいまい検索を行う際の条件を変更する場合には、上記「閾値」を適宜調整すればよい。
あいまい検索を行った結果、管理記憶部251に記憶された複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(より具体的には一つ)を残してその他を削除するときには、その前提として、後述するように、管理操作部280から入力された出金金額よりも紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額が多いこと、管理操作部280から入力された入金金額よりも紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額が多いこと、管理操作部280から入力された紙葉類の出金枚数よりも紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数が多いこと、及び/又は、管理操作部280から入力された紙葉類の入金枚数よりも紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数が多いことを条件としてもよい。このような態様を採用することで、実際には重複した識別情報とはなっていないにも関わらず、誤って識別情報が管理記憶部251から削除されてしまうことを極力防止することができる。ちなみに、このように重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(より具体的には一つ)を残してその他を削除するときには、挙げられた複数の候補のうち完全に重複する識別情報のみが削除され、候補として挙げられた異なる識別情報は残されて、管理記憶部251で記憶されることとなる。
紙葉類が紙幣である場合には、管理制御部250は、「同じ金種」に関して、管理記憶部251に記憶された複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(より具体的には一つ)を残してその他を削除するようにしてもよい。図9(a)に示す態様では、「001」で10元に関して記番号が「HO06698298」が識別され、「005」で同じ10元に関して記番号が「HO06698298」が識別されていることから、これらの紙幣は重複すると判断され、「005」の計数データが削除されることとなる(図9(b)参照)。また、同様に、「002」で100元に関して記番号が「GG11223344」が識別され、「010」で同じ100元に関して記番号が「GG11223344」が識別されていることから、これらの紙幣は重複すると判断され、「010」の計数データが削除されることとなる(図9(b)参照)。他方、仮に100元紙幣に関して記番号が「HO06698298」が識別された場合であっても、金種が異なるので、記番号が「HO06698298」の10元紙幣と重複するとは判断されず、同様に、仮に10元紙幣に関して記番号が「GG11223344」が識別された場合であっても、金種が異なるので、記番号が「GG11223344」の100元紙幣と重複するとは判断されない。
図1に示すように、紙葉類管理装置200には、例えば入金者や出金者といった顧客の身分証の情報を読み取るための第一カードリーダ(第一読取部)110及び/又は例えば入金者や出金者といった顧客の金融機関カードの情報を読み取るための第二カードリーダ(第二読取部)120が接続されてもよい。本実施の形態では、第一カードリーダ(第一読取部)110及び第二カードリーダ(第二読取部)120が紙葉類処理装置100と別体になっている態様を用いて説明するが、これに限られることはない。例えば、処理操作部80が第一カードリーダ(第一読取部)及び/又は第二カードリーダ(第二読取部)を有していてもよい。ちなみに、身分証は例えばICカード等からなり、第一カードリーダ110は例えば非接触式のカードリーダとなっていてもよい。また、金融機関カードはマグネティックストライプカード等からなり、第二カードリーダ120は例えば磁気リーダとなっていてもよい。
第一カードリーダ110が採用された態様においては、第一カードリーダ110で読み取られた例えば入金者や出金者といった顧客の身分証の情報が紙葉類管理装置200に送られる。また、第二カードリーダ120が採用された態様においては、第二カードリーダ120で読み取られた例えば入金者や出金者といった顧客の金融機関カードの情報が紙葉類管理装置200に送られる。そして、管理記憶部251において、顧客の身分証の情報及び顧客の金融機関カードの情報が対象となった取引と紐付けられて記憶されることとなる。
図1に示すように、紙葉類管理装置200は、様々な情報を入力するための管理操作部280と、管理記憶部251に記憶された情報等を表示するための管理表示部281を有している。本実施の形態では、このように管理表示部281と管理操作部280が別体になった態様を用いて説明するが、これに限られることはなく、例えばタッチパネル等からなり、管理表示部281と管理操作部280が一体となっていてもよい。また、本実施の形態の紙葉類管理装置200にはプリンタ等からなる印刷部130が接続されている。この印刷部130では、管理記憶部251に記憶された情報や管理表示部281で表示された情報等を印刷することができるようになっている。
本実施の形態の「処理表示部81」、「管理表示部281」及び後述する「上位表示部381」は特許請求の範囲の「報知部」に含まれている。なお、「報知部」には、「処理表示部81」、「管理表示部281」及び「上位表示部381」のように視覚を通じて情報を伝達するものだけではなく、例えば、音等を用いて聴覚を通じて情報を伝達するものが含まれてもよい。
印刷部130では、例えば、印刷した年月日、銀行名及び支店名、顧客の氏名、顧客の身分証の情報(例えばコード)、顧客の金融機関カードの情報(例えばカードコード)、出金金額又は入金金額、取引ID等が印刷される(図8参照)。なお、これらの情報の全部若しくは一部又はその他の情報がQRコード(登録商標)で印刷されてもよい。一例としては、取引IDがQRコードで印刷されてもよい。また、別の例としては、対象となった取引に含まれる紙葉類の識別情報がQRコードで印刷されてもよい。出金処理を行った場合には、印刷部130で印刷された出金伝票は銀行のテラー等の操作者によって顧客に手渡される。ちなみに、図8は印刷部130で印刷される出金伝票の一例を示した図である。
取引IDには、当該取引IDが示す取引に含まれていた紙幣の記番号等の紙葉類の識別情報が紐付けられており、取引IDと当該取引IDに紐付けられた紙葉類の識別情報とが管理記憶部251で記憶されている。そして、紙葉類管理装置200等において取引IDを検索することで、当該取引IDに紐付けられた紙葉類の識別情報を読み出すことができる。
紙葉類管理装置200の管理操作部280からは、出金金額及び/又は入金金額を入力することができるようになっている。このように管理操作部280から入力された出金金額及び/又は入金金額は、紙葉類処理装置100に送られる。なお、出金金額及び入金金額は、出金金額及び/又は入金金額を直接入力してもよいが、紙幣の金種別枚数を入力することで出金金額及び/又は入金金額が算出されてもよい。
本実施の形態では、管理操作部280や処理操作部80から入力された出金金額と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額とが合致することを条件として、紙葉類処理装置100における取引の確定(つまり出金処理の確定)が許可されてもよい。また、同様に、管理操作部280や処理操作部80から入力された入金金額と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額とが合致することを条件として、紙葉類処理装置100における取引の確定(つまり入金処理の確定)が許可されてもよい。なお、管理操作部280や処理操作部80から入金金額や出金金額を入力するタイミングは、紙葉類処理装置100で紙葉類が計数される前であってもよいし、紙葉類処理装置100で紙葉類が計数された後であってもよい。ちなみに、取引の確定が行われると、取引IDが割り振られ、取引IDと当該取引IDが示す取引で出金又は入金された紙葉類の識別情報とが紐付けられて、管理記憶部251で記憶されることとなる。
なお本願において、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額」及び「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額」は、識別情報が重複すると判断された計数データ(データの一種)が削除された後の金額であってもよい(図9(b)(c))。つまり、図9(b)に示すように識別情報が重複すると判断された紙葉類の計数データを一つだけ残しその他を削除した後で、残った紙葉類に関する計数結果を「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額」又は「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額」(図9(b)における「仮確定データ」に対応する。)としてもよい。この場合には、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額」と入力された出金金額又は「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額」と入力された入金金額とが比較され、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額」と入力された出金金額とが合致する場合や、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額」と入力された入金金額とが合致する場合には、取引の確定が許可される。他方、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額」と入力された出金金額とが合致しない場合や、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額」と入力された入金金額とが合致しない場合には、取引の確定が許可されないことになる。
また、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部は、管理操作部280や処理操作部80から入力された出金金額と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額とが合致しない場合に、再計数を促す情報を報知するようになっていてもよい。また、同様に、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部は、管理操作部280や処理操作部80から入力された入金金額と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額とが合致しない場合に、再計数を促す情報を報知するようになっていてもよい。なお、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額」及び「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額」は、上述した態様と同様、識別情報が重複すると判断された計数データを一つだけ残しその他を削除した後の金額であってもよい(図9(b)(c))。
このように再計数を促す際のより具体的な態様としては、紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額が管理操作部280や処理操作部80から入力された出金金額よりも小さい場合に、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部が再計数を促す情報を報知するようになっていてもよい。また、同様に、紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額が管理操作部280や処理操作部80から入力された入金金額よりも小さい場合に、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部が再計数を促す情報を報知するようになっていてもよい。
上記では、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額」及び「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額」は、識別情報が重複すると判断された計数データを一つだけ残しその他を削除した後の金額であってもよい旨記載したが、これに限られることはない。紙葉類処理装置100で実際に計数された出金金額が管理操作部280や処理操作部80から入力された出金金額よりも大きい場合に、管理制御部250が、一つの取引に含まれる複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(具体的には一つ)を残してその他を削除するようにしてもよい。また、同様に、紙葉類処理装置100で実際に計数された入金金額が管理操作部280や処理操作部80から入力された入金金額よりも大きい場合に、管理制御部250が、一つの取引に含まれる複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(具体的には一つ)を残してその他を削除するようにしてもよい。なお、紙葉類処理装置100で実際に計数された出金金額は「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額」に含まれ、紙葉類処理装置100で実際に計数された入金金額は「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額」に含まれている。
ちなみに、上述したような態様に限られることはなく、管理操作部280や処理操作部80から入力された紙葉類の出金枚数と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく紙葉類の枚数とが合致することを条件として、紙葉類処理装置100における取引の確定(つまり出金処理の確定)が許可されてもよい。また、同様に、管理操作部280や処理操作部80から入力された紙葉類の入金枚数と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく紙葉類の枚数とが合致することを条件として、紙葉類処理装置100における取引の確定(つまり入金処理の確定)が許可されてもよい。なお、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数」は、識別情報が重複すると判断された計数データを一つだけ残しその他を削除した後の枚数であってもよい。
また、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部は、管理操作部280や処理操作部80から入力された紙葉類の出金枚数と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数とが合致しない場合に、再計数を促す情報を報知するようになっていてもよい。また、同様に、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部は、管理操作部280や処理操作部80から入力された紙葉類の入金枚数と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数とが合致しない場合に、再計数を促す情報を報知するようになっていてもよい。なお、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数」は、上述した態様と同様、識別情報が重複すると判断された計数データを一つだけ残しその他を削除した後の枚数であってもよい。
このように再計数を促す際のより具体的な態様としては、紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数が管理操作部280や処理操作部80から入力された紙葉類の出金枚数よりも小さい場合に、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部が再計数を促す情報を報知するようになっていてもよい。また、同様に、紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数が管理操作部280や処理操作部80から入力された紙葉類の入金枚数よりも小さい場合に、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部が再計数を促す情報を報知するようになっていてもよい。
上記では、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数」は、識別情報が重複すると判断された計数データを一つだけ残しその他を削除した後の枚数であってもよい旨記載したが、これに限られることはない。紙葉類処理装置100で実際に計数された紙葉類の枚数が管理操作部280や処理操作部80から入力された紙葉類の出金枚数よりも大きい場合に、管理制御部250が、一つの取引に含まれる複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(具体的には一つ)を残してその他を削除するようにしてもよい。また、同様に、紙葉類処理装置100で実際に計数された紙葉類の枚数が管理操作部280や処理操作部80から入力された紙葉類の入金枚数よりも大きい場合に、管理制御部250が、一つの取引に含まれる複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(具体的には一つ)を残してその他を削除するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、紙葉類の識別情報の所定の割合以上を紙葉類処理装置100で判別することができなかった場合に、紙葉類処理装置100における取引の確定が許可されないようにしてもよい。また、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部は、紙葉類の識別情報の所定の割合以上を紙葉類処理装置100で判別することができなかった場合に、再計数を促す情報を報知するようにしてもよい。ちなみに、図9(a)の「0006」では、100元紙幣に関して記番号を全く読み取ることができなかった態様を示しているが、このように全く読み取ることができない場合だけでなく、例えば1文字でも記番号を読み取ることができなかった場合に、紙葉類処理装置100における取引の確定が許可されないようにしてもよい。また、このように1文字でも記番号を読み取ることができなかった場合に、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部が再計数を促す情報を報知するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、一つの取引又は複数の取引において、同じ識別情報の紙葉類が含まれている場合に、紙葉類処理装置100における取引の確定が許可されないようにしてもよい。なお紙葉類が紙幣である場合には、同じ金種に関して同じ識別情報の紙葉類が含まれている場合に、紙葉類処理装置100における取引の確定が許可されないようにしてもよい。この場合には、管理制御部250が、一つの取引又は複数の取引に含まれる複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(具体的には一つ)を残してその他を削除するようにしてもよい。
次に、管理表示部281で表示される画面の一例を示す。図5に示すメインメニューでは、正損処理、入金、出金、ATM出金、setting、記番号記録及び検索を選択できるようになっている。「正損処理」が選択されると紙葉類処理装置100で紙葉類のいわゆる整理処理が行われ、一例として紙葉類が紙幣である場合を例に取って挙げると、受入部11に載置された紙幣を、銀行等の金融機関に設けられたATM等の紙幣処理装置(外部装置の一種)で利用できず銀行等の金融機関の受付でも利用できない紙幣(いわゆる「UNFIT」紙幣。)、銀行等の金融機関に設けられたATMでは利用できないが銀行等の金融機関の受付では利用できる紙幣(いわゆる「Teller-FIT」紙幣)、及び、銀行等の金融機関に設けられたATMでも銀行等の金融機関の受付でも利用できる紙幣(いわゆる「ATM-FIT」紙幣)のいずれか1つ(当該紙幣は例えば集積部60に集積される。)と、それ以外(当該紙幣は例えばリジェクト部65に集積される。)とに分類することができる。「入金」が選択されると紙葉類処理装置100で紙葉類の入金処理が行われ、「出金」が選択されると紙葉類処理装置100で紙葉類の出金処理が行われる。「ATM出金」が選択されると紙葉類処理装置100でATMに補充するための紙幣の出金処理が行われ、この場合には紙葉類処理装置100で処理された紙幣がいわゆる「ATM-FIT」紙幣であるかどうかだけでなく、各紙幣の記番号が読み取られて、補充されるATMと紐付けられることとなる。「setting」が選択されると紙葉類処理装置100における各種セッティングが可能となる。「記番号記録」が選択されると、紙葉類処理装置100で読み取った紙幣の記番号を管理記憶部251等に記憶するが、入金処理や出金処理は行わない。「検索」が選択されると、管理記憶部251等に記憶した情報を検索できる。検索キーとして、取引ID、取引の日付や時間、使用した紙葉類処理装置のID、操作員のID、紙幣の記番号、顧客の情報等を用いることができる。
「出金」が選択された場合には、図6に示すようなカード情報入力画面が管理表示部281で表示される。図6に示す態様では、顧客の身分証の情報(例えばコード)及び顧客の氏名と、顧客の金融機関カードの情報(例えばカードコード)及び顧客の氏名が表示されている。なお、「入金」が選択された場合には、図6に示すようなカード情報入力画面が管理表示部281で表示されてもよいし、図6に示すようなカード情報入力画面は表示されず、後述する図7(a)(b)に示すような計数画面が表示されてもよい。
計数が行われる場合には、図7(a)(b)に示すような計数画面が管理表示部281で表示される。図7(a)(b)に示す態様では、紙葉類処理装置100の識別部55で識別された紙葉類の識別情報が一覧で表示されるようになっている。なお、図7(a)に示される計数画面は例えば出金処理の際に表示される。また、入金処理の際には、図7(a)に示される計数画面が表示されるようになっていてもよいし、図7(b)に示される計数画面が表示されるようになっていてもよい。ちなみに、図5に示すメインメニューで「正損処理」又は「ATM出金」が選択されたときには、図6及び図7(a)に示すような画面が表示されずに、図7(b)に示すような画面が表示されてもよい。
また、管理操作部280や処理操作部80から取引を確定する旨の入力が行われて取引が確定されると、図7(a)に示される計数画面から図5に示したメインメニューに画面が戻る。また、図7(b)に示された「戻る」のボタンを押下した場合にも、図5に示したメインメニューに画面が戻る。なお、例えばタッチパネル等からなり、管理表示部281と管理操作部280が一体となっている場合には、図7(a)に示された「完了」のボタンを押下することで、取引を確定させることもできる。
図1に示すように、紙葉類管理装置200には例えば銀行のサーバである上位管理装置300が接続されており、紙葉類管理装置200の管理記憶部251(図4参照)に記憶されている紙葉類の識別情報が、周期的に又は取引を確定する度に随時、上位管理装置300に送られるようになっている。ちなみに、紙葉類管理装置200の管理記憶部251に記憶されている紙葉類の識別情報は、例えば数ヶ月といった所定時期が経過した時点で消去されたり上書きされたりしてもよい。上位管理装置300は、様々な情報を入力するための上位操作部380と、紙葉類管理装置200から送られた紙葉類の識別情報等を記憶する上位記憶部351と、上位記憶部351に記憶された情報等を表示するための上位表示部381とを有している。なお、紙葉類が紙幣の場合には、金種と記番号とが紐付けられて上位記憶部351に記憶されていてもよい。本実施の形態において、「上位記憶部351」は特許請求の範囲に記載された「記憶部」に含まれてもよく、また、「上位制御部350」も特許請求の範囲に記載された「制御部」に含まれてもよい。
図1に示すように、複数台の紙葉類管理装置200に1台の上位管理装置300が接続されていてもよいが、これに限られることはなく、1台の紙葉類管理装置200に1台の上位管理装置300が接続されていてもよい。
図1に示すように、上位管理装置300には、QRコード等のバーコード情報を読み取るバーコードリーダ(第三読取部)160が接続されている。このバーコードリーダ(第三読取部)160では、例えば顧客が持参した出金伝票に印刷されたQRコード(図8参照)を読み取ることができ、バーコードリーダ160で読み取られたQRコードから取引IDを特定することができる。この結果、顧客が持参した出金伝票に紐付けられた紙葉類の識別情報と顧客が実際に持参した紙葉類の識別情報とを照合することができる。
図4に示すように、処理制御部50には、処理記憶部51、識別部55、センサ72、処理操作部80、処理表示部81、シャッター64等が接続されており、これら処理記憶部51、識別部55、センサ72、処理操作部80、処理表示部81、シャッター64等に指令を与えたり、これらから情報を取得したりするようになっている。また、管理制御部250には、管理記憶部251、管理操作部280、管理表示部281等が接続されており、これら管理記憶部251、管理操作部280、管理表示部281等に指令を与えたり、これらから情報を取得したりするようになっている。また、上位制御部350には、上位記憶部351、上位操作部380、上位表示部381等が接続されており、これら上位記憶部351、上位操作部380、上位表示部381等に指令を与えたり、これらから情報を取得したりするようになっている。
なお、上記では「管理記憶部251」、「処理記憶部51」及び「上位記憶部351」が特許請求の範囲に記載された「記憶部」に含まれてもよいとしたが、これら以外に外部装置に設けられた外部記憶部が設けられてもよい。この場合には、「外部記憶部」も特許請求の範囲に記載された「記憶部」に含まれてもよい。ところで、本実施の形態において「外部装置」とは、紙葉類処理装置100及び紙葉類管理装置200以外の装置のことを意味している。
また、上記では「管理制御部250」、「処理制御部50」及び「上位制御部350」が特許請求の範囲に記載された「制御部」に含まれてもよいとしたが、これら以外に外部装置に設けられた外部制御部が用いられてもよい。この場合には、「外部制御部」も特許請求の範囲に記載された「制御部」に含まれてもよい。さらに、上述した「管理操作部280」、「処理操作部80」及び「上位操作部380」以外に、外部装置に設けられた外部操作部が用いられてもよい。
以下では、管理記憶部251、処理記憶部51、上位記憶部351及び外部記憶部のいずれか一つ以上を示す用語として「記憶部51,251,351」を用いる。また、管理制御部250、処理制御部50、上位制御部350及び外部制御部のいずれか一つ以上を示す用語として「制御部50,250,350」を用いる。また、管理操作部280、処理操作部80、上位操作部380及び外部操作部のいずれか一つ以上を示す用語として「操作部80,280,380」を用いる。管理記憶部251、処理記憶部51、上位記憶部351及び外部記憶部のいずれか一つで果たされる機能は、管理記憶部251、処理記憶部51、上位記憶部351及び外部記憶部の別の一つで果たされるようにしてもよい。また、管理制御部250、処理制御部50、上位制御部350及び外部制御部のいずれか一つで果たされる機能は、管理制御部250、処理制御部50、上位制御部350及び外部制御部の別の一つで果たされるようにしてもよい。同様に、管理操作部280、処理操作部80、上位操作部380及び外部操作部のいずれか一つで果たされる機能は、管理操作部280、処理操作部80、上位操作部380及び外部操作部の別の一つで果たされるようにしてもよい。
《方法》
次に、本実施の形態の紙葉類処理装置100を用いた紙葉類処理方法について説明する。以下の方法に関する説明では、「紙幣」を用いた出金処理及び入金処理を例に取って説明するが、これはあくまでも一例であり、これに限られることはない。
[出金処理]
まず、顧客からテラー等の操作者が顧客の身分証及び/又は顧客のキャッシュカードのような金融機関カードを受け取る。操作者が顧客の身分証や顧客の金融機関カードを受け取ると、操作者は図5に示すメインメニューにおいて「出金」を選択する。このように「出金」を選択すると、図6に示すカード情報入力画面が表示される。そして、操作者が、顧客の身分証に関しては第一カードリーダ110で読み取り、顧客の金融機関カードに関しては第二カードリーダ120で読み取ることで、読み取られた身分証のコードと氏名や、金融機関カードのカードコードと氏名が表示される。
次に、操作者は顧客から要求された出金金額分の紙幣を用意する。そして、用意した紙幣を紙葉類処理装置100によって識別計数する。これに先だって又はその後で、図7(a)に示される計数画面において、操作者は顧客から要求があった出金金額を操作部80,280,380から入力する。
紙葉類処理装置100を用いて紙幣を識別計数する際には、受入部11に紙幣が載置される。このように受入部11に紙幣が載置されると、自動で又は操作部80,280,380からの入力を受けて、取込部10によって受入部11で受け入れられた紙幣が1枚ずつ筐体1内に取り込まれる。このように筐体1内に紙幣が取り込まれると、取り込まれた紙幣は搬送部70で搬送され、識別部55で金種、正損、表裏、新旧、方向、真偽等の他に記番号が読み取られる。そして、一定の条件を満たした紙幣は集積部60へと搬送され、一定の条件を満たさない紙幣はリジェクト部65へと搬送される。なお、このようにリジェクト部65へ搬送された紙幣のみを受入部11に載置して、紙葉類処理装置100で再度識別計数させてもよい。ところで、リジェクト部65に紙幣が搬送された場合であっても、紙幣の記番号を読み取ることができた場合には、当該記番号は記憶部51,251,351で記憶されることとなる。
一定の条件を満たさない場合の一例としては、OCRの認識率が所定の値以下のとき(不読率が所定の値以上のとき)を挙げることができる。なお、これら「所定の値」は操作部80,280,380から適宜変更することができる。ちなみに、テラー等の操作者での処理が煩雑になることから、正損処理を行わないようにしてもよく、この場合にはリジェクト部65へ紙葉類を搬送する処理は行われない。但し、このような態様において紙幣の記番号を読み取ることができなかった場合等のように問題がある場合には、その旨が処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部で報知され、集積部60に集積された紙幣の全てが紙葉類処理装置100によって再度識別されることになる。
紙葉類処理装置100を用いて出金する紙幣を識別計数する際には、操作部80,280,380から入力された出金金額と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額とが合致することを条件として、紙葉類処理装置100における出金処理の確定が許可されてもよい。なお、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額」は、同じ金種に関して識別情報が重複すると判断された計数データを一つだけ残しその他を削除した後の出金金額であってもよいし(図9(b)(c))、紙葉類処理装置100で実際に計数された出金金額であってもよい。
また、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部は、操作部80,280,380から入力された出金金額と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額とが合致しない場合に、再計数を促す情報を報知するようになっていてもよい。より具体的には、報知部は、紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額が操作部80,280,380から入力された出金金額よりも小さい場合に、再計数を促す情報を報知するようになっていてもよい。
なお、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額」として紙葉類処理装置100で実際に計数された出金金額を採用した場合には、紙葉類処理装置100で実際に計数された出金金額が操作部80,280,380から入力された出金金額よりも大きいときに、制御部50,250,350が、当該取引に含まれる複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除するようにしてもよい。なおこの際には、制御部50,250,350は、同じ金種に関して、記憶部51,251,351に記憶された複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の一つを残してその他を削除するようになっている。
また、このように重複する識別情報が存在するかを判断する際には、「あいまい検索」を行ってもよい。例えば操作部80,280,380から「あいまい検索」を行うことが入力されると、制御部50,250,350は、記憶部51,251,351に記憶された識別情報をあいまい検索によって検索する。より具体的には、制御部50,250,350は、あいまい検索を行った際に挙げられたある紙葉類の識別情報の複数の候補の一つと重複する識別情報を有する別の紙葉類が挙げられた場合には、当該ある紙葉類と当該別の紙葉類は重複するものとして判断する。このようにあいまい検索を行った場合には、記憶部51,251,351は、ある紙葉類に関してあいまい検索で挙げられた二つ以上の識別情報の候補の各々を記憶してもよい。
ちなみに、紙葉類の識別情報の所定の割合以上を紙葉類処理装置100で判別することができなかった場合にも、紙葉類処理装置100における出金処理の確定が許可されないようにしてもよい。なお、紙葉類の識別情報の所定の割合以上を紙葉類処理装置100で判別することができなかった場合には、紙葉類の識別情報を1文字でも紙葉類処理装置100で判別することができなかった場合も含まれている。このように紙葉類の識別情報の所定の割合以上を紙葉類処理装置100で判別することができなかった場合には、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部が再計数を促す情報を報知するようにしてもよい。
所定の条件を満たし、最終的に紙葉類処理装置100における出金処理が確定されると、取引IDが割り振られ、当該取引IDと対象となった取引で出金された紙幣の記番号とが紐付けられて、記憶部51,251,351で記憶されることとなる。そして、印刷部130によって出金伝票(図8参照)が印刷されて、当該出金伝票と出金された紙幣が顧客に手渡されることとなる。
[入金処理]
以下では、入金処理について説明する。以下で説明する入金処理では、一例として、顧客の身分証及び顧客のキャッシュカードを確認しない態様を用いて説明するが、これに限られることはなく、顧客の身分証及び/又は顧客のキャッシュカードを確認する態様を採用してもよい。
まず、顧客からテラー等の操作者が入金する紙幣を受け取る。このように、操作者が顧客から紙幣を受け取ると、操作者は図5に示すメインメニューにおいて「入金」を選択する。
次に、操作者は顧客から受け取った紙幣を、紙葉類処理装置100を用いて識別計数する。これに先だって又はその後で、図7(a)に示される計数画面において、操作者は顧客から申告があった入金金額を操作部80,280,380から入力する。なお、紙葉類処理装置100を用いて紙幣を識別計数する態様は、出金処理で説明したのと同様の態様であることから、説明を省略する。
この際、操作部80,280,380から入力された入金金額と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額とが合致することを条件として、紙葉類処理装置100における入金処理の確定が許可されてもよい。なお、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額」は、同じ金種に関して識別情報が重複すると判断された計数データを一つだけ残しその他を削除した後の入金金額であってもよいし、紙葉類処理装置100で実際に計数された入金金額であってもよい。
また、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部は、操作部80,280,380から入力された入金金額と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額とが合致しない場合に、再計数を促す情報を報知するようになっていてもよい。より具体的には、報知部は、紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額が操作部80,280,380から入力された入金金額よりも小さい場合に、再計数を促す情報を報知するようになっていてもよい。
なお、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額」として紙葉類処理装置100で実際に計数された入金金額を採用した場合には、紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額が操作部80,280,380から入力された入金金額よりも大きいときに、制御部50,250,350が、当該取引に含まれる複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除するようにしてもよい。なおこの際には、制御部50,250,350は、同じ金種に関して、記憶部51,251,351に記憶された複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の一つを残してその他を削除するようになっている。
また、このように重複する識別情報が存在するかを判断する際には、「あいまい検索」を行ってもよい。例えば操作部80,280,380から「あいまい検索」を行うことが入力されると、制御部50,250,350は、記憶部51,251,351に記憶された識別情報をあいまい検索する。このようにあいまい検索を行った場合には、記憶部51,251,351は、ある紙葉類に関してあいまい検索で挙げられた二つ以上の識別情報の候補の各々を記憶してもよい。
ちなみに、紙葉類の識別情報の所定の割合以上を紙葉類処理装置100で判別することができなかった場合にも、紙葉類処理装置100における入金処理の確定が許可されないようにしてもよい。なお、紙葉類の識別情報の所定の割合以上を紙葉類処理装置100で判別することができなかった場合には、紙葉類の識別情報を1文字でも紙葉類処理装置100で判別することができなかった場合も含まれている。このように紙葉類の識別情報の所定の割合以上を紙葉類処理装置100で判別することができなかった場合には、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部が再計数を促す情報を報知するようにしてもよい。
所定の条件を満たし、最終的に紙葉類処理装置100における入金処理が確定されると、取引IDが割り振られ、当該取引IDと対象となった取引で入金された紙幣の記番号とが紐付けられて、記憶部51,251,351で記憶されることとなる。
《効果》
次に、上述した構成からなる本実施の形態によって達成される効果であって、まだ述べていない効果又はとりわけ重要な効果について説明する。
本実施の形態によれば、記憶部51,251,351に記憶された複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(より具体的には一つ)を残してその他を削除する。このため、紙葉類の識別情報に関して重複したデータが記憶されて管理されることを防止することができる。
本実施の形態において、一つの取引に含まれる複数の紙葉類の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(より具体的には一つ)を残してその他を削除する態様を採用した場合には、一つの取引に含まれる紙葉類の識別情報に関して重複したデータが記憶されて管理されることを防止することができる。
他方、本実施の形態において、複数の取引に含まれる複数の紙葉類の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(より具体的には一つ)を残してその他を削除する態様を採用した場合には、複数の取引に含まれる紙葉類の識別情報に関して重複したデータが記憶されて管理されることを防止することができる。この場合には、所定数の取引に関する紙葉類の識別情報が記憶部51,251,351で記憶されると、自動で、所定数の取引に含まれる複数の紙葉類の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(より具体的には一つ)を残してその他を削除するようにしてもよい。また、このような態様ではなく、操作部80,280,380から所定の情報が入力されることで、複数の取引に含まれる複数の紙葉類の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(より具体的には一つ)を残してその他を削除するようにしてもよい。
本実施の形態において、記憶部51,251,351に記憶された識別情報をあいまい検索できるようになっている態様を採用した場合には、通常検索を行った場合には重複した識別情報であると判断されない場合であっても、あいまい検索を行うことで重複した識別情報であると判断することができる。このため、より確実に、紙葉類の識別情報に関して重複したデータが記憶されて管理されることを防止することができる。なお、「あいまい検索」を行う際の閾値は操作部80,280,380から適宜変更できるようになっていてもよい。この場合には、状況に応じて閾値を調整することで、状況に応じた紙葉類の識別情報の記憶及び管理を行うことができる。
上述のようにあいまい検索を行った場合に、記憶部51,251,351がある紙葉類に関してあいまい検索で挙げられた二つ以上の識別情報の候補の各々を記憶する態様を採用したときには、あいまい検索を行ったことやその際に候補として挙げられた紙葉類の識別情報を後で確認することができる。
ちなみに、紙葉類が紙幣である場合には、制御部50,250,350は、同じ金種に関して、記憶部51,251,351に記憶された複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(より具体的には一つ)を残してその他を削除するようにすればよい。このような態様を採用することで、異なる金種において識別情報が同じ場合に誤って重複する識別情報と判断され、誤って当該識別情報が記憶部51,251,351から削除されてしまうことを防止することができる。
また、上述した第一読取部(本実施の形態では第一カードリーダ110)が採用された場合には、例えば入金者や出金者といった顧客の身分証の情報を読み取り、記憶部51,251,351で記憶して管理することができる。
また、上述した第二読取部(本実施の形態では第二読カードリーダ)が採用された場合には、例えば入金者や出金者といった顧客の金融機関カードの情報を読み取り、記憶部51,251,351で記憶して管理することができる。
また、操作部80,280,380から入力された出金金額と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額とが合致すること、又は、操作部80,280,380から入力された紙葉類の出金枚数と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数とが合致することを条件として、紙葉類処理装置100における出金処理の確定が許可される態様を採用した場合には、(「枚数」を基準とする場合には間接的にではあるが)実際に顧客に手渡される紙葉類(代表的には紙幣)の出金金額と顧客から要求されて操作部80,280,380から入力された出金金額とが合致していないにもかかわらず、出金処理が確定されることを未然に防止することができる。
また、操作部80,280,380から入力された入金金額と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額とが合致すること、又は、操作部80,280,380から入力された紙葉類の入金枚数と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数とが合致することを条件として、紙葉類処理装置100における入金処理の確定が許可される態様を採用した場合には、(「枚数」を基準とする場合には間接的にではあるが)実際に顧客から手渡された紙葉類(代表的には紙幣)の入金金額と顧客から申告されて操作部80,280,380から入力された入金金額とが合致していないにもかかわらず、入金処理が確定されることを未然に防止することができる。
また、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部が、操作部80,280,380から入力された出金金額と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額とが合致しないとき、又は、操作部80,280,380から入力された紙葉類の出金枚数と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数とが合致しない場合に再計数を促す情報を報知する態様を採用した場合には、(「枚数」を基準とする場合には間接的にではあるが)実際に顧客に手渡される紙葉類(代表的には紙幣)の出金金額と顧客から要求された出金金額とが合致していないことを、操作者に知らせることができ、顧客との間に発生しうるトラブルを未然に防止することができる。より具体的な態様について説明すると、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部が、紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額が操作部80,280,380から入力された出金金額よりも小さいとき、又は、紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数が操作部80,280,380から入力された紙葉類の出金枚数よりも小さいときに再計数を促す情報を報知する態様を採用した場合には、(「枚数」を基準とする場合には間接的にではあるが)実際に顧客に手渡される紙葉類(代表的には紙幣)の出金金額が顧客から要求された出金金額よりも少ないことを、操作者に知らせることができ、要求された出金金額よりも少ない出金金額の紙葉類(代表的には紙幣)を顧客に手渡すことを未然に防止することができる。
また、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部が、操作部80,280,380から入力された入金金額と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額とが合致しないとき、又は、入力された紙葉類の入金枚数と紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数とが合致しないときに再計数を促す情報を報知する態様を採用した場合には、(「枚数」を基準とする場合には間接的にではあるが)実際に顧客から手渡された紙葉類(代表的には紙幣)の入金金額と顧客から申告された入金金額とが合致していないことを、操作者に知らせることができ、やはり、顧客との間に発生しうるトラブルを未然に防止することができる。より具体的な態様について説明すると、処理表示部81,管理表示部281,上位表示部381等の報知部が、紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額が操作部80,280,380から入力された入金金額よりも小さいとき、又は、紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数が入力された紙葉類の入金枚数よりも小さいときに再計数を促す情報を報知する態様を採用した場合には、(「枚数」を基準とする場合には間接的にではあるが)実際に顧客から手渡された紙葉類(代表的には紙幣)の入金金額が顧客から申告された入金金額よりも少ないことを、操作者に知らせることができ、申告があった入金金額よりも少ない入金金額の紙葉類(代表的には紙幣)が入金されて処理されることを未然に防止することができる。
また、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額」として紙葉類処理装置100で実際に計数された出金金額を採用した場合であって、紙葉類処理装置100で実際に計数された出金金額が操作部80,280,380から入力された出金金額よりも大きいときに、制御部50,250,350が、一つの取引に含まれる複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(具体的には一つ)を残してその他を削除するようにする態様を採用した場合には、出金処理に関して必要な場合にのみ、紙葉類の識別情報が重複しているかを制御部50,250,350で判断させることができる。
また、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額」として紙葉類処理装置100で実際に計数された入金金額を採用した場合であって、紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額が操作部80,280,380から入力された入金金額よりも大きいときに、制御部50,250,350が、一つの取引に含まれる複数の識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つ(具体的には一つ)を残してその他を削除するようにする態様を採用した場合には、入金処理に関して必要な場合にのみ、紙葉類の識別情報が重複しているかを制御部50,250,350で判断させることができる。
また、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額」が、記憶部51,251,351に記憶された複数の識別情報のうち識別情報が重複すると判断した紙葉類の計数データを一つ残してその他を削除した後に算出された出金金額である場合には、重複したデータを削除した後で出金金額を計算することから、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく出金金額」と操作部80,280,380から入力された出金金額とが一回の作業で合致する可能性を高めることができ、ひいては、操作者の作業効率を高めることができる。同様に、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額」が、記憶部51,251,351に記憶された複数の識別情報のうち識別情報が重複すると判断した紙葉類の計数データを一つ残してその他を削除した後に算出された入金金額である場合には、重複したデータを削除した後で入金金額を計算することから、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく入金金額」と操作部80,280,380から入力された入金金額とが一回の作業で合致する可能性を高めることができ、ひいては、操作者の作業効率を高めることができる。やはり同様に、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数」が、記憶部51,251,351に記憶された複数の識別情報のうち識別情報が重複すると判断した紙葉類の計数データを一つ残してその他を削除した後に算出された枚数である場合には、重複したデータを削除した後で紙葉類の枚数を計算することから、「紙葉類処理装置100による計数結果に基づく枚数」と操作部80,280,380から入力された紙葉類の出金枚数又は入金枚数とが一回の作業で合致する可能性を高めることができ、ひいては、操作者の作業効率を高めることができる。
また、紙葉類の識別情報の所定の割合以上を紙葉類処理装置100で判別することができなかったときに、紙葉類処理装置100における取引の確定が許可されないようにする態様を採用した場合には、紙幣の記番号といった紙葉類の識別情報を取得することができていないにもかかわらず取引が確定されることを防止することができる。この結果、紙葉類処理装置100で処理された紙葉類の識別情報を確実に記憶部51,251,351に記憶させて管理することができる。ちなみに、1文字でも記番号を読み取ることができなかったときには、紙葉類処理装置100における取引の確定が許可されない態様を採用した場合には、紙葉類処理装置100で処理された紙葉類の識別情報の正確な情報を確実に記憶部51,251,351に記憶させて管理することができる。
このように紙葉類の識別情報の所定の割合以上を紙葉類処理装置100で判別することができなかったときに報知部が再計数を促す情報を報知する態様を採用した場合には、取引を確定できない理由を操作者に知らせることができ、操作者の作業効率を高めることができる。
最後になったが、上述した各実施の形態の記載及び図面の開示は、特許請求の範囲に記載された発明を説明するための一例に過ぎず、上述した実施の形態の記載又は図面の開示によって特許請求の範囲に記載された発明が限定されることはない。
50 処理制御部
51 処理記憶部
80 処理操作部
81 処理表示部
100 紙葉類処理装置
110 第一カードリーダ(第一読取部)
120 第二カードリーダ(第二読取部)
130 印刷部
160 バーコードリーダ(第三読取部)
200 紙葉類管理装置
250 管理制御部
251 管理記憶部
280 管理操作部
281 管理表示部
300 上位管理装置
350 上位制御部
351 上位記憶部
380 上位操作部
381 上位表示部

Claims (15)

  1. 紙葉類処理装置で取得された複数の紙葉類に関する識別情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された複数の前記識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除する制御部と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類管理装置。
  2. 前記制御部は、一つの取引に含まれる複数の前記紙葉類の前記識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類管理装置。
  3. 前記制御部は、複数の取引に含まれる複数の前記紙葉類の前記識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の紙葉類管理装置。
  4. 前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記識別情報をあいまい検索できることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の紙葉類管理装置。
  5. あいまい検索を行った場合には、前記記憶部は、ある紙葉類に関してあいまい検索で挙げられた二つ以上の識別情報の候補の各々を記憶することを特徴とする請求項4に記載の紙葉類管理装置。
  6. 前記紙葉類は紙幣であり、
    前記制御部は、同じ金種に関して、前記記憶部に記憶された複数の前記識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の紙葉類管理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の紙葉類管理装置と、
    前記紙葉類管理装置と通信可能な紙葉類処理装置と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類処理システム。
  8. 入力された出金金額と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく出金金額とが合致することを条件として、若しくは、入力された紙葉類の出金枚数と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく枚数とが合致することを条件として、又は、入力された入金金額と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく入金金額とが合致することを条件として、若しくは、入力された紙葉類の入金枚数と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく枚数とが合致することを条件として、前記紙葉類処理装置における取引の確定が許可されることを特徴とする請求項7に記載の紙葉類処理システム。
  9. 入力された出金金額と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく出金金額とが合致しない場合、若しくは、入力された紙葉類の出金枚数と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく枚数とが合致しない場合、又は、入力された入金金額と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく入金金額とが合致しない場合、若しくは、入力された紙葉類の入金枚数と前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく枚数とが合致しない場合に、再計数を促す情報を報知する報知部をさらに備えたことを特徴とする請求項7又は8のいずれかに記載の紙葉類処理システム。
  10. 前記報知部は、前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく出金金額が入力された出金金額よりも小さい場合、若しくは、前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく枚数が入力された紙葉類の出金枚数よりも小さい場合、又は、前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく入金金額が入力された入金金額よりも小さい場合、若しくは、前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく枚数が入力された紙葉類の入金枚数よりも小さい場合に、再計数を促す情報を報知することを特徴とする請求項9に記載の紙葉類処理システム。
  11. 前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく出金金額は、前記記憶部に記憶された複数の前記識別情報のうち識別情報が重複すると判断した紙葉類のデータを一つ残してその他を削除した後に算出された出金金額であり、
    前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく入金金額は、前記記憶部に記憶された複数の前記識別情報のうち識別情報が重複すると判断した紙葉類のデータを一つ残してその他を削除した後に算出された入金金額であり、
    前記紙葉類処理装置による計数結果に基づく枚数は、前記記憶部に記憶された複数の前記識別情報のうち識別情報が重複すると判断した紙葉類のデータを一つ残してその他を削除した後に算出された枚数であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の紙葉類処理システム。
  12. 前記紙葉類処理装置で実際に計数された出金金額が入力された出金金額よりも大きい場合、若しくは、前記紙葉類処理装置で実際に計数された紙葉類の枚数が入力された紙葉類の出金枚数よりも大きい場合、又は、前記紙葉類処理装置で実際に計数された入金金額が入力された入金金額よりも大きい場合、若しくは、前記紙葉類処理装置で実際に計数された紙葉類の枚数が入力された紙葉類の入金枚数よりも大きい場合に、前記制御部は、一つの取引に含まれる複数の前記識別情報のうち重複すると判断した識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除することを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の紙葉類処理システム。
  13. 前記紙葉類の前記識別情報の所定の割合以上を前記紙葉類処理装置で判別することができなかった場合に、前記紙葉類処理装置における取引の確定が許可されないことを特徴とする請求項7乃至12のいずれか1項に記載の紙葉類処理システム。
  14. 前記紙葉類の前記識別情報の所定の割合以上を前記紙葉類処理装置で判別することができなかった場合に、再計数を促す情報を報知する報知部をさらに備えたことを特徴とする請求項7乃至13のいずれか1項に記載の紙葉類処理システム。
  15. 複数の紙葉類に関する識別情報を識別部で取得することと、
    複数の前記識別情報を記憶部で記憶することと、
    前記記憶部に記憶された複数の前記識別情報のうち重複すると判断された識別情報の少なくとも一つを残してその他を削除することと、
    を備えたことを特徴とする紙葉類管理方法。
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