JP5651017B2 - ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の生産方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を含む水性懸濁液からポリ−3−ヒドロキシアルカン酸凝集体を形成する方法に関する。
ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸(以後、PHAと略す)は、多くの微生物種の細胞にエネルギー蓄積物質として生成、蓄積される熱可塑性ポリエステルであり、生分解性を有している。現在、環境への意識の高まりから非石油由来のプラスチックが着目されている。中でも、自然界の物質循環に取り込まれ分解生成物が有害とならないPHAの様な生分解性プラスチックが注目されており、その実用化が切望されている。特に、微生物が菌体内で生成蓄積するPHAは、自然界の炭素循環プロセスに取り込まれることから生態系への悪影響が小さいと予想されている。
微生物が生成するPHAは、通常顆粒体を形成してその微生物の菌体内に蓄積されるため、PHAをプラスチックとして利用するためには、微生物の菌体内からPHAを分離して取り出すという工程が必要である。また、プラスチックとして使用するためにはPHAの純度を高くし、菌体構成成分等の夾雑物の含有量を低くすることが望まれる。
PHA以外の生物由来成分を分解および/または除去する方法として、PHA以外の生物由来成分を物理的処理、化学的処理または生物学的処理によって可溶化させて除去する方法が提案されている。例えば、PHA含有微生物菌体を破砕する処理と界面活性剤処理を組み合わせる方法(特許文献1)、アルカリを添加し加熱処理を行った後に破砕処理を行う方法(特許文献2)などが挙げられる。その他、微生物菌体の水性懸濁液を次亜塩素酸ナトリウムや酵素などで処理してPHA以外の生物由来成分を可溶化し、PHAを得る方法(特許文献3)も提案されている。
またPHA含有微生物の菌体を破砕もしくはPHA以外の生物由来成分を可溶化して得た水性懸濁液からPHAを取り出す手段としては、遠心分離機やろ過などの分離操作、あるいはスプレードライなどの乾燥操作が挙げられる。ただし、菌体が生産したPHA粒子をそのまま一次粒子として取り出すと、微粉が多くなり、製品としてのハンドリングが困難となるという問題を抱えている。
塩などを添加すると微細なスラリー状固液分散液中の固体粉末を凝集できることは一般に知られている。しかし、PHAに加えて、タンパク質など、破砕させた細胞から漏出する細胞質成分を含む水性懸濁液から目的のPHAだけを凝集させることは極めて困難であり、いまだにその例がない。活性汚泥処理などに広く用いられる硫酸アルミニウムなどを用いても、水性懸濁液中のほぼ全ての成分を凝集させてしまうため目的物であるPHAだけを選択的に凝集させることはできない。また、高分子凝集剤などで選択的にPHAを凝集できたとしてもこれらの添加剤はPHAと分離することが困難であるため、高分子材料としての品質に影響を及ぼしてしまう。
凝集剤によらない方法としては、PHA懸濁液を加熱する方法(特許文献4)、加熱と冷却を繰り返す方法(特許文献5)などが知られていた。いずれの方法でもPHAの融点付近まで加熱するため、加熱に伴うPHAの分子量低下が懸念されていた。

一方、PHAを有機溶媒に溶解した後、溶解度の低い有機溶媒や水を添加することで、溶解したPHAを析出させる方法が知られていた。この方法によると、PHA溶液を精製できるため、最も純度の高いPHAが得られていた。このような溶媒抽出方法として、低級ケトンなどを抽出溶剤とする例(特許文献6)、テトラヒドロフランを用いる例(特許文献7)などが報告されている。PHAを溶解した有機溶媒に貧溶媒を添加すれば、PHAを析出させることができ、添加する溶媒種や、温度や添加量などの添加条件や、添加時の攪拌条件などにより析出体の形状や大きさを比較的任意にコントロールすることが可能であった。

このように有機溶媒からPHAを析出させることで析出物の形状や大きさをコントロールできる点は、水溶性溶媒を用いて精製したPHAに微粉が多いという課題に対して非常に有効なものであった。しかし、抽出する際に大量の有機溶媒を使用する点や、そもそも分解性の高いPHAを溶解させるためにこれを加熱すると、精製工程においてPHAの分子量が低下してしまう点など根本的な課題を抱えていた。
このように、微生物が産生するPHAを工業的に分離・精製する際、菌体構成成分に由来する夾雑物を低減しつつ、環境に配慮し、かつ、生産性よく、任意の体積平均粒径のPHA粒子を得ることが出来ないという問題が存在していた。さらに、PHA粒子の凝集を支配しているパラメータが不明であったために、この課題の解決策の提示はより困難を極めていた。

特表平08−502415号公報 国際公開第2004/065608号 特開2005−348640号公報 特表2000−502399号公報 特表2002−517582号公報 特表平10−504460号公報 特開平07−79788号公報
本発明は、微生物が産生するPHAを工業的に分離・精製するに際し、菌体構成成分に由来する夾雑物を低減しつつ、有機溶媒の使用量を抑制し、塩や高分子凝集剤などの添加や高温処理を行わず、かつ、生産性よく任意の体積平均粒径のPHA粒子を得ることを課題とする。
本発明者らは、PHAを含む水性懸濁液中の有機窒素量を低減することで、PHAの融点付近まで加熱することなく、融点より低い温度で、塩や高分子凝集剤などの添加をせずともPHAが凝集することを見出し、本発明を完成させた。
本発明の特徴の一つは、ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を含む水性懸濁液中の有機窒素量をポリ−3−ヒドロキシアルカン酸重量あたり1500ppm以下に調整した後、前記水性懸濁液中でポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を凝集させてポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の凝集体を得ることを特徴とする、ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の製造方法である。
本発明では、上記ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を含む水性懸濁液に含まれる溶媒が、水、水と相溶性のある有機溶媒、又は、水と前記有機溶媒との混合溶媒を含むことが好ましい。
本発明では、ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸が、3−ヒドロキシプロピオネート、3−ヒドロキシブチレート、3−ヒドロキシバレレート、3−ヒドロキシヘキサノエート、3−ヒドロキシヘプタノエート、および3−ヒドロキシオクタノエートからなる群より選択される2種以上の3−ヒドロキシアルカン酸から構成される共重合体であることが好ましい。
本発明では、ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸が、3−ヒドロキシヘキサノエートと3−ヒドロキシブチレートの2成分共重合体、または3−ヒドロキシヘキサノエートと3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキシバレレートの3成分共重合体であることが好ましい。
本発明では、ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸が、ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を産出する微生物により産生されたポリ−3−ヒドロキシアルカン酸であることが好ましい。
本発明では、ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を産出する微生物が、アエロモナス属、アルカリゲネス属、ラルストニア属、または、カプリアビダス属に属する微生物であることが好ましい。
本発明では、ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を産出する微生物が、カプリアビダス・ネケータであることが好ましい。
本発明では、ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を産出する微生物が、アエロモナス・キャビエ由来のポリ−3−ヒドロキシアルカン酸合成酵素遺伝子および/またはその変異体が導入された形質転換体であることが好ましい。

本発明によると、微生物が産出したPHAを有機溶媒による抽出操作によらず精製することができ、しかも、塩や高分子凝集剤などの第三成分を添加せず、PHAの融点よりも低い温度でPHAを凝集させることができる。菌体構成成分の混入を防ぎつつ、生産性よく、微粉の少ないPHA凝集体を得ることができる。得られるPHA凝集体は、第三物質添加による品質への影響を懸念する必要がなくなり、また、加熱によるPHAの分子量低下を避けることができる。
本発明に用いる微生物は、細胞内にPHAを生成する微生物である限りにおいて、特に限定されない。天然から単離された微生物や菌株の寄託機関(例えばIFO、ATCC等)に寄託されている微生物、または、それらから調製し得る変異体や形質転換体等を使用できる。例えばカプリアビダス(Cupriavidus)属、アルカリゲネス(Alcaligenes)属、ラルストニア(Ralstonia)属、シュウドモナス(Pseudomonas)属、バチルス(Bacillus)属、アゾトバクター(Azotobacter)属、ノカルディア(Nocardia)属、アエロモナス(Aeromonas)属の菌等が挙げられる。なかでも、アエロモナス属、アルカリゲネス属、ラルストニア属、または、カプリアビダス属に属する微生物が好ましい。特に、アルカリゲネス・リポリティカ(A.lipolytica)、アルカリゲネス・ラトゥス(A.latus)、アエロモナス・キャビエ(A.caviae)、アエロモナス・ハイドロフィラ(A.hydrophila)、カプリアビダス・ネケータ(C.necator)等の菌株がより好ましく、カプリアビダス・ネケータが最も好ましい。また、微生物が、本来PHAの生産能力を有しない場合、もしくは生産量が低い場合には、該微生物に目的とするPHAの合成酵素遺伝子および/またはその変異体を導入し、得られる形質転換体を用いることもできる。このような形質転換体の作製に用いるPHAの合成酵素遺伝子としては特に限定されないが、アエロモナス・キャビエ由来のPHA合成酵素の遺伝子が好ましい。これら微生物を適切な条件で培養することで、菌体内にPHAを蓄積微生物菌体を得ることができる。その培養方法については特に限定されないが、例えば特開平05−93049号公報等に記載された方法が用いられる。
本発明におけるPHAとは、3−ヒドロキシアルカン酸をモノマーユニットとする重合体の総称である。構成する3−ヒドロキシアルカン酸としては特に限定されないが、具体的には、3−ヒドロキシブチレート(3HB)と他の3−ヒドロキシアルカン酸との共重合体、または、3−ヒドロキシヘキサノエート(3HH)を含む3−ヒドロキシアルカン酸の共重合体などが挙げられる。さらに、3−ヒドロキシプロピオネート、3−ヒドロキシブチレート、3−ヒドロキシバレレート、3−ヒドロキシヘキサノエート、3−ヒドロキシヘプタノエート及び3−ヒドロキシオクタノエートからなる群より選択される2種以上の3−ヒドロキシアルカン酸をモノマーユニットとする共重合体なども挙げられる。なかでもモノマーユニットとして3HHを含む共重合体、例えば、3HBと3HHとの2成分共重合体(PHBH)(Macromolecules, 28, 4822-4828 (1995))、または、3HBと3−ヒドロキシバレレート(3HV)と3HHとの3成分共重合体(PHBVH)(特許第2777757号公報、特開平08−289797号公報)が、得られるポリエステルの物性の面からより好ましい。ここで3HBと3HHの2成分共重合体PHBHを構成する各モノマーユニットの組成比については特に限定されるものではないが、全モノマーユニットの合計を100モル%とした時に、3HHユニットが1〜99モル%、好ましくは1〜50モル%、より好ましくは1〜25モル%といった組成比が好適である。また、3HBと3HVと3HHとの3成分共重合体PHBVHを構成する各モノマーユニットの組成比については特に限定されるものではないが、全モノマーユニットの合計を100モル%とした時に、例えば、3HBユニットの組成比は1〜95モル%、3HVユニットの組成比は1〜96モル%、3HHユニットの組成比は1〜30モル%といった範囲が好適である。

本発明においてPHA以外の生物由来成分等の不純物を分解および/または除去する前に、予め、PHAを含有する細胞を物理的処理、化学的処理もしくは生物学的処理によって破砕することが好ましい。これにより、後の分解および/または除去工程を効率的に実施することができる。破砕の方法としては特に限定されないが、従来公知のフレンチプレスやホモジナイザー、X−プレス、ボールミル、コロイドミル、DYNOミル、超音波ホモジナイザーなどの、流体せん断力や固体せん断力、磨砕を利用した方法が使用しうる。また、酸やアルカリ、界面活性剤、有機溶剤、細胞壁合成阻害剤などの薬剤を用いる方法、リゾチーム、ペクチナーゼ、セルラーゼ、チモリアーゼなどの酵素を用いる方法、超臨界流体を用いる方法や、浸透圧破砕法、凍結法、乾燥粉砕法などが挙げられる。また、細胞自身に含まれるプロテアーゼやエステラーゼなどの作用を利用する自己消化法も破砕法の一種として挙げられる。上記破砕方法においては、一連の処理によるPHAの分子量低下を抑える方法を選択することが望ましい。また、これらの破砕方法は単独で用いても良いし、複数の方法を組み合わせても良い。また、バッチ処理でも良いし、連続処理を行っても良い。

通常、上記方法にてPHA含有菌体を破砕して得たPHA水性懸濁液には、細胞中のタンパク質や核酸、脂質、糖成分およびその他の菌体構成成分や、培養基質残分などが混入している。以降に述べる分解および/または除去工程の前に、これらのタンパク質等を含む水を分離する脱水工程を実施することが好ましい。これにより、PHA水性懸濁液に含まれる不純物の量を低減し、後の分解および/または除去工程を効率よく実施することができる。脱水の方法としては特に限定されないが、ろ過や遠心分離、沈降分離による方法が挙げられる。分解および/または除去工程に供する水性懸濁液中のPHAの濃度は特に限定されないが、50g/L以上が好ましく、100g/L以上がより好ましく、さらに好ましくは200g/L以上、さらにより好ましくは300g/L以上である。また、水性懸濁液中のPHAの濃度を調整することを目的に、上記脱水工程を実施してもよい。
PHA以外の生物由来成分等の不純物を分解および/または除去する方法としては、特に限定されないが、例えば酵素を用いる方法を挙げることができる。使用する酵素としては、蛋白質分解酵素、脂質分解酵素、細胞壁分解酵素、核酸分解酵素等が挙げられる。これらの酵素の具体例としては下記のものが挙げられる。これらは、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
(1)蛋白質分解酵素
エスペラーゼ、アルカラーゼ、ペプシン、トリプシン、パパイン、キモトリプシン、アミノペプチダーゼ、カルボキシペプチダーゼ等
(2)脂質分解酵素
リパーゼ、ホスホリパーゼ、コリンエステラーゼ、ホスファターゼ等
(3)細胞壁分解酵素
リゾチーム、アミラーゼ、セルラーゼ、マルターゼ、サッカラーゼ、α−グリコシダーゼ、β−グリコシダーゼ、N−グリコシダーゼ等
(4)核酸分解酵素
リボヌクレアーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ等
PHA以外の生物由来成分等の不純物の分解に用いられる酵素は、上記のものに限定されるわけではなく、工業的な製品に用いられ得るものであれば、生物由来成分を分解する活性を有する任意の酵素であってよい。また、一般に市販されている洗濯用酵素洗剤等も用いることができる。さらには、例えば、酵素の安定化剤や再汚染防止剤等と酵素とを含有する酵素組成物であってもよく、酵素のみには限定されない。好ましい蛋白質分解酵素としては、上記例示に含まれるもののうち、プロテアーゼA、プロテアーゼP、プロテアーゼN(以上、天野エンザイム社製)、エスペラーゼ、アルカラーゼ、ザビナーゼ、エバラーゼ(以上、ノボザイム社製)等が工業的に使用可能なものとして挙げられ、分解活性の点からも好適に使用できる。しかし、これらに限られるものではない。
酵素処理時間は、所望の処理度を達成するまで行うのが好ましく、通常0.5〜2時間である。酵素の使用量は、酵素の種類及び活性に依存し、特に制限はされないが、PHA100重量部に対して、0.001〜10重量部が好ましく、さらにはコストの点から0.001〜5重量部がより好ましい。
PHA以外の生物由来成分等の不純物を分解するその他の方法としては、次亜塩素酸や過酸化水素を用いる方法が挙げられる。次亜塩素酸を用いる際は、系のpHをアルカリ領域とし、熱や光、金属との接触を抑制した条件で実施することで、塩素残量の低いPHAを得ることができる。pHは8以上が望ましく、より望ましくは10以上、さらに望ましくは12以上である。処理温度は40℃以下が望ましく、より望ましくは30℃以下であり、さらに望ましくは20℃以下、確実に効果を発揮するためには10℃以下で実施することが望ましい。
上述したように前記脱水工程では、PHAと、それ以外の生物由来成分等の不純物を含む水を分離するために、ろ過や遠心分離等を実施することができる。ろ過の方法は特に制限がないが、ヌッチェなどを用いる方法や、吸引ろ過や加圧ろ過などの方法が望ましい。工業的にはフィルタープレス、チューブプレス、プレートプレス、ゲージプレス、ベルトプレス、スクリュープレス、円板プレスなどの圧搾機能を有したろ過装置や、遠心脱水機、多室円筒ろ過機なども選択可能である。生産性を高める場合には多室円筒ろ過機などの連続式が望ましい。連続式ろ過機の粒子の除滓方法として、ストリング方式、スクレパー方式、プレコートスクレパー方式などが挙げられる。また、膜分離方式を用いてもよい。膜分離を含めたろ過の方法としては、デッドエンドろ過、クロスフローろ過を選択することができる。いずれもろ過性やろ材、膜などへの閉塞の程度などから選択できる。また減圧、あるいは真空にしてもよいし、加圧してもよい。また、遠心力を用いる方法であっても良い。ろ材としては、紙、織布、不織布、スクリーン、焼結板、素焼、高分子膜、パンチングメタル、ウェッジワイヤーなど様々な素材を選択できる。いずれも生産性や閉塞の程度などから選択できる。また、ろ過助剤を用いてもよいし、用いなくともよい。ろ過助剤を用いる場合にも、ろ材に予めプレコートしておく方法(プレコート方式)、ろ過原液に予め添加しておく方法がある(ボディーフィード法)。
前記脱水工程での遠心分離の方法は特に限定されないが、遠心沈降機や遠心脱水機等を使用できる。遠心沈降機であれば分離板型、円筒型、デカンター型が挙げられる。分離板型であれば、ディスク型、セルフクリーニング型、ノズル型、スクリューデカンター型、スキミング型、などが挙げられる。それぞれ沈降成分の排出の方法により回分式と連続式がある。また遠心脱水機についても回分式と連続式が挙げられる。これらの機器によって比重差により、PHAを含む沈降物と、培養液成分とを分離することが可能である。
前記脱水工程で使用可能な他の方法としてはフローテーション法、電気泳動法、サイクロン処理などが挙げられる。ろ過や遠心分離、またフローテーションなどの方法を単独で用いてもよいし、組み合わせてもよい。
前記脱水工程でろ過や遠心分離などの方法でPHAを回収した後、回収したPHAを水等で洗浄することで、更に精製度を高めたPHAを得ることができる。洗浄は水以外にも有機溶媒を使用してもよいし、水と有機溶媒を混合して用いても良い。また水のpHを調整してもよい。有機溶媒を洗浄溶媒として用いる場合、好ましくは、親水性溶媒、具体的にはメタノール、エタノール、アセトン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ケトン類、アミン類など用いる。また界面活性剤などを水に添加してもよい。これらの有機溶媒や水を複数種類混合して用いてもよい。また、短時間であれば水やこれらの有機溶媒を加温あるいは蒸気として噴霧することで洗浄性を高めることもできる。

以上説明したとおり、本発明の最も好適な態様によると、細胞内にPHAを生成する能力を有する微生物を培養する培養工程、PHAを含有する前記微生物を破砕する破砕工程、破砕した微生物を含む水性懸濁液から水を分離する脱水工程、不純物を分解および/または除去する精製工程、PHAを洗浄する洗浄工程、及び得られたPHA水性懸濁液中でPHAを凝集させてPHA凝集体を得る凝集工程を順次実施することにより、PHAの凝集体を効率よく製造することができる。しかし本発明は必ずしも上記すべての工程を実施することを必要とするものではない。
上述のように不純物を分解および/または除去する精製工程、及び/又はPHAを洗浄する洗浄工程を行うことで、予め、PHAを含む水性懸濁液中の菌体構成成分量を低減することにより、塩や高分子凝集剤の添加、あるいは高温加熱などの方法によらず、比較的低温下でPHAを凝集させて取り出すことが可能になる。PHAの凝集に望ましい条件は、PHA水性懸濁液中のPHA重量あたりの有機窒素量で表すことができる。当該有機窒素量は、1500ppm以下である。1500ppmより高いと、PHAの凝集が効率よく進行しない。好ましくは1000ppm以下であり、より好ましくは600ppm以下であり、さらに好ましくは400ppm以下であり、さらにより好ましくは300ppm以下であり、最も好ましくは100ppm以下である。
本発明における凝集とは、PHA粒子の体積平均粒径が、凝集操作前のPHA体積平均粒径に対して5倍以上、望ましくは10倍以上、より望ましくは15倍以上となることを指している。
本発明における水性懸濁液に含まれる溶媒は、水、水と相溶性のある有機溶媒、又は、水と前記有機溶媒との混合溶媒を含むものであってもよい。前記有機溶媒は1種類のみを使用してもよいし、2種類以上を併用してもよい。また、水と前記有機溶媒との混合溶媒中の前記有機溶媒の濃度としては、使用する有機溶媒の水への溶解度以下であれば特に限定されない。また、水と相溶性のある有機溶媒としては特に限定されるものではないが、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、iso−ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルホルムアミド、アセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシド、ピリジン、ピペリジンなどが挙げられる。なかでも、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、iso−ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、プロピオニトリルなどが除去の容易さの面などから好適である。さらに、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、iso−ブタノール、アセトンなどが入手容易であることからより好ましい。さらに好ましくは、メタノール、エタノール、アセトンである。なお、本発明の本質を損なわない限り、他の溶媒や菌体由来の成分および精製時に発生する化合物を含んでいても構わない。
タンパク質等の菌体構成成分が除去され有機窒素量が1500ppm以下に調整されたPHA水性懸濁液を加熱することによりPHAを凝集させることができる。その際の加熱温度は、PHAの分子量低下を抑止するため、できるだけ低いことが好ましい。低温であればあるほど処理の過程における分子量の低下を防止することができる。具体的には、モノマー組成によって異なるが概ね130〜180℃であるPHAの融点よりも低くてよく、130℃以下が好ましく、より好ましくは110℃以下である。アルカリ条件下の場合においては、さらに90℃以下が好ましく、特に好ましくは50℃以下である。加熱温度の下限は特に限定されないが、より大きい粒径の凝集体を製造するため、20℃以上が好ましい。凝集工程時の水性懸濁液の際のpHは特に限定されないが、pH8以上のアルカリ領域にあってもよい。装置サイズや能力により昇温に必要な時間は異なるが、PHAが凝集し粒度が高まる温度に到達するまで十分に加熱する必要がある。加熱時間は、前記加熱温度に達してから、概ね5時間以下、好ましくは2時間以下、より好ましくは1時間以下、さらにより好ましくは30分以下である。少なくとも1秒間以上の加熱が好ましい。
このように、予めPHA水性懸濁液中の菌体構成成分量を低減しておくことにより、塩や高分子凝集剤などの第三成分の添加をせずとも、PHAを凝集して得ることができる。また、PHAの凝集にあたって、PHAの分子量低下が懸念される高温に加熱したり、水性懸濁液のpHを酸性側に調整する必要がないため、PHAの分子量が低下することがなく、またタンパク質などの夾雑物の凝集を防止することができる。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(PHA水性懸濁液中の有機窒素量(PHA重量あたり)の算出法)
PHA水性懸濁液中の水溶性溶媒を全量蒸発させ残存する固形分を得た。この固形分に対して5MのNaOHを添加し、95℃で加水分解反応を実施した。この加水分解液を等量の60%酢酸水溶液で中和し、酢酸緩衝液とニンヒドリン溶液を添加し100℃で呈色反応を行った。この呈色反応液の吸光度を日立製作所社製レシオビーム分光光度計U−1800形により測定した。この吸光度と、ロイシン試料を用いて作成した検量線とを比較することで、固形分中の有機窒素量を算出した。固形分の重量あたりの有機窒素量をもって、PHA水性懸濁液中の有機窒素量(PHA重量あたり)とした。
(PHA水性懸濁液中のPHA粒子の体積平均粒径の測定方法)
PHA水性懸濁液中のPHA粒子の体積平均粒径はレーザー回折散乱式の粒度分布測定器により求めた。
(実施例1)菌体培養液の調製

国際公開第2008/010296号[0049]に記載のラルストニア・ユートロファKNK−005株を、同[0050]−[0053]に記載の方法で培養し、PHAを含有する菌体を含む菌体培養液を得た。なお、ラルストニア・ユートロファは、現在では、カプリアビダス・ネケータに分類されている。
(実施例2)滅菌の方法
得られた培養液を内温60〜80℃で20分加熱・攪拌処理し、滅菌処理を行った。
(実施例3)PHA水性懸濁液の調製
上記記載の方法にて培養し、滅菌操作を行なった培養液をアルカリ処理(30%NaOHを添加してpH11.8に調整、温度50℃で1hr攪拌保持)した後、機械的破砕処理(高圧ホモジナイザー処理(NS3015型、Niro Soavi S.P.A)、pH12.5以上、600barで7回通液)した。この破砕処理を施した培養液に対して、含有するPHAの1/100重量のプロテアーゼ(ノボザイム社製、商品名:エスペラーゼ)を添加し、pH10、内温60℃で1時間攪拌保持した。これを遠心分離(1400G、20分)し、上清を一部除去し、続いて同量の純水を添加しPHAを懸濁する操作を、複数回行い、様々な有機窒素量を有するPHA水性懸濁液を調製した。
(実施例4)
上記記載の方法で調製したPHA水性懸濁液のpHを10に調整し攪拌しながら加熱した。加熱する前の各々のPHA水性懸濁液中のPHA粒子の体積平均粒径は、1μmであった。PHA水性懸濁液中の有機窒素量が3119ppm以上のPHA水性懸濁液に関しては、80℃まで加熱したが凝集は観察されなかった。一方で、3119ppmより低い有機窒素量を有するPHA水性懸濁液に関しては、80℃まで加熱することでPHA粒子の体積平均粒径が10μm以上となり凝集した。なお加熱時間は60分であった。このことより、PHA水性懸濁液中の有機窒素量を低減するに従い、PHAの融点(約140℃)付近まで加熱することなく、融点より低い温度で凝集が容易に起こることが分かった。これら一連の結果を表1に示した。
(表1)PHA水性懸濁液中の有機窒素量と凝集性
Figure 0005651017
なお、表中、以下の基準に基づく評価を併記した。
◎:体積平均粒径が10μmを超えるまで、極めて十分に凝集が進行した。
○:体積平均粒径が5〜10μmの範囲で凝集が進行した。
×:凝集が十分に進行せず、体積平均粒径は5μm未満であった。

Claims (11)

  1. ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を含む水性懸濁液中の有機窒素量をポリ−3−ヒドロキシアルカン酸重量あたり1500ppm以下に調整した後、前記水性懸濁液を加熱することにより前記水性懸濁液中でポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を凝集させてポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の凝集体を得ることを特徴とする、ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の製造方法。
  2. ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を含む水性懸濁液に含まれる溶媒が、水、水と相溶性のある有機溶媒、又は、水と前記有機溶媒との混合溶媒を含む請求項1に記載のポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の製造方法。
  3. ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸が、3−ヒドロキシプロピオネート、3−ヒドロキシブチレート、3−ヒドロキシバレレート、3−ヒドロキシヘキサノエート、3−ヒドロキシヘプタノエート、および3−ヒドロキシオクタノエートからなる群より選択される2種以上の3−ヒドロキシアルカン酸から構成される共重合体である請求項1または2に記載のポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の製造方法。
  4. ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸が、3−ヒドロキシヘキサノエートと3−ヒドロキシブチレートの2成分共重合体、または3−ヒドロキシヘキサノエートと3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキシバレレートの3成分共重合体である請求項3に記載のポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の製造方法。
  5. ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸が、ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を産出する微生物により産生されたポリ−3−ヒドロキシアルカン酸である請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の製造方法。
  6. 前記ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を産出する微生物が、アエロモナス属、アルカリゲネス属、ラルストニア属、または、カプリアビダス属に属する微生物である請求項5に記載のポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の製造方法。
  7. 前記ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を産出する微生物が、カプリアビダス・ネケータである請求項6に記載のポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の製造方法。
  8. 前記ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を産出する微生物が、アエロモナス・キャビエ由来のポリ−3−ヒドロキシアルカン酸合成酵素遺伝子および/またはその変異体が導入された形質転換体である請求項5に記載のポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の製造方法。
  9. ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を含む水性懸濁液中の有機窒素量がポリ−3−ヒドロキシアルカン酸重量あたり600ppm以下に調整される請求項1〜8のいずれか1項に記載のポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の製造方法。
  10. ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を含む水性懸濁液を20℃以上90℃以下に加熱することにより前記水性懸濁液中でポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を凝集させる請求項1〜9のいずれか1項に記載のポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の製造方法。
  11. ポリ−3−ヒドロキシアルカン酸を含む水性懸濁液に含まれる溶媒が、水のみである請求項1〜10のいずれか1項に記載のポリ−3−ヒドロキシアルカン酸の製造方法。
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