JP5650860B1 - ステンレス鋼溶接部のスケール除去剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】硝酸やフッ化水素酸のような化合物の使用を極力抑え、作業性と取扱いが安全で、ステンレス鋼溶接部及び熱影響部の黒色又は褐色の酸化被膜やもらい錆、汚れ等を容易かつ綺麗に除去できるスケール除去剤を提供する。【解決手段】ステンレス鋼溶接部のスケール除去剤は、硝酸マグネシウム六水和物の水溶液と、酸性フッ化アンモニウム、酸性フッ化ナトリウム及び酸性フッ化カリウムのうちの少なくとも1種類の化合物の水溶液との反応物に、コハク酸、シュウ酸、酢酸のうちの少なくとも1種類の有機酸と、アセチルアセトンと、硫酸と、リン酸と、界面活性剤の所定量と、1重量%以下の有機増粘剤とを添加・混合して生成される。【選択図】図1

Description

本発明は、ステンレス鋼に代表される含クロム合金鋼の溶接によって発生する溶接焼けを除去する際に使用されるスケール除去剤に関し、例えば刷毛塗りに適したスケール除去剤に関する。
ステンレス鋼を溶接すると、溶接部(ビード部)周辺に溶接焼け(酸化スケール)が発生するため、従来から溶接焼け取りが行われている。スケール除去に用いられる除去剤は市販されているものの、従来の除去剤では完全に焼けを除去することが困難であった。溶接焼けが残ると、溶接部分の跡が残るため、見栄えが悪く、商品価値を低下させてしまう。
また、従来の除去剤は強酸を高濃度に含有しているため、酸洗浄液に浸漬または塗布すると、その部分のステンレス鋼が白化して変色しやすい。このため除去剤を浸漬又は塗布した部分とそうでない部分との色相の差が大きくなり、また光沢が変化して製品の外観が悪化し、商品価値が低下するという問題があった。
このため、ステンレス鋼の溶接部及び熱影響部の黒色又は褐色の酸化被膜やもらい錆、汚れ等を除去する方法として、硝酸及びフッ化水素酸を主成分とする除去剤を刷毛塗りする方法が挙げられる(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
しかしながら、フッ化水素酸は毒物であり、また硝酸は劇物で、両化合物共に強い刺激臭があり、使用に当たり作業者の健康上、作業環境上及び取扱い上、厳しく規制される。また、使用後の排水処理において、フッ化水素酸は毒物規制が、硝酸は窒素総量規制を対策する必要があった。
これらの問題を解決するために、特許文献3には、塩化第二鉄を高濃度に含有する酸洗浄液、特許文献4には、塩素イオンを必須成分とする酸洗浄液、特許文献5には、塩化アンモニウムを必須成分とする酸洗浄液、特許文献6には、高濃度の塩酸溶液を使用する酸洗浄液が開示されている。
また、特許文献7、6、8には、無機酸を含む酸洗浄液を、40〜80℃、50〜110℃若しくは80℃の硫酸又は60℃の硝酸の水溶液に混入させて使用することが開示されている。
また、特許文献9では、硝酸と硝酸又は水に可溶なフッ素化合物と各種のアルカリ土類金属化合物とを反応させ、均質な金属複塩として透明なコロイド状物とした、洗浄性、安全性、取扱い性及び作業性を改良した除去剤が開示されている。
なお、特許文献9では、マグネシウム化合物とフッ素化合物を反応してコロイド状のフッ化マグネシウムを生成しているが、このようにして生成するフッ化マグネシウムはコロイド状物となることは公知である(例えば、非特許文献1参照)。
また、特許文献4には、硝酸塩と塩酸塩の混合水溶液にキサンタンガムや珪藻土からなる増粘剤を1重量%以上添加した刷毛塗り用の除去剤が開示されている。このような有機増粘剤を1重量%以上添加すると、スケール除去効果が低下する可能性がある。
特開2007−297697号公報 特開2012−46817号公報 特公昭43−1136号公報 特開2005−232585号公報 特開平4−120286号公報 特公2588646号 特開2012−117116号公報 特開昭59−83783号公報 特開2000−297391号公報
「無機化合物・錯体辞典」、株式会社 講談社 1997、p818
しかしながら、特許文献3乃至6の方法においては、塩素イオンを高濃度に含有する水溶液を、溶接したステンレスに塗布すると酸化スケール近傍に無数の細孔を生じ、酸化スケール除去後の見栄えが悪くなるという問題がある。
また、特許文献7、6、8の方法においては、無機酸の溶液を高温にすると、無機酸の蒸気が発生し、臭気がひどくなり作業環境が悪化するという問題がある。
また、上記技術はスケール除去効果が十分でないという問題と、高濃度の強酸を使用するため、溶接部近辺の刷毛塗りした時、刷毛塗り部の光沢が消失し白くなって、非刷毛塗り部との表面光沢及び色目がまったく変わってしまい、製品の商品価値が大きく低下するという問題があった。また、溶接のいわゆる二番焼け除去が不十分であるという問題もあった。二番焼けとは、図11の模式平面図に示すように、ステンレス鋼SSの溶接部10の両側で少し離れた位置に発生する焼けであり、溶接時の熱によりステンレス鋼の金属成分が移動し、特に黒色や褐色に着色された成分が集まって二番焼け20が生じる。このような二番焼けも目立つため、スケールの除去においては溶接の焼け(ビード部)と二番焼けを共に除去することが肝要となる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、硝酸やフッ化水素酸のような化合物の使用を極力抑え、作業性と取扱いが安全で、ステンレス鋼溶接部及び熱影響部の黒色又は褐色の酸化被膜やもらい錆、汚れ等を容易かつ綺麗に除去できるスケール除去剤を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るスケール除去剤は、ステンレス鋼溶接部のスケール除去剤において、硝酸マグネシウム六水和物の水溶液と、酸性フッ化アンモニウム、酸性フッ化ナトリウム及び酸性フッ化カリウムよりなる群のうちの少なくとも1種類の化合物の水溶液との反応物に、コハク酸及び0.1〜1重量%の酢酸を必須とし、さらにシュウ酸を任意で含む有機酸と、0.1〜1重量%のアセチルアセトンと、1〜10重量%の硫酸と、9〜22重量%のリン酸と、0.1〜1重量%の界面活性剤と、硝酸マグネシウム六水和物の水溶液と酸性フッ化アンモニウムの水溶液から生成するフッ化マグネシウムのコロイド濃度が7.2重量%以下の場合には、さらに1重量%以下の有機増粘剤を添加・混合して生成されることを特徴とする。
本発明に係るスケール除去剤によれば、硝酸やフッ化水素酸のような化合物の使用を極力抑えながら、作業性と取扱いを安全に、ステンレス鋼溶接部及び熱影響部の黒色又は褐色の酸化被膜やもらい錆、汚れ等を容易かつ綺麗に除去できる。
実施例1に係るスケール除去剤をステンレス鋼に塗布し、20分、40分、60分経過後の様子を撮影した写真である。 実施例2に係るスケール除去剤をステンレス鋼に塗布し、20分、40分、60分経過後の様子を撮影した写真である。 実施例3に係るスケール除去剤をステンレス鋼に塗布し、20分、40分、60分経過後の様子を撮影した写真である。 実施例4に係るスケール除去剤をステンレス鋼に塗布し、20分、40分、60分経過後の様子を撮影した写真である。 実施例5に係るスケール除去剤をステンレス鋼に塗布し、20分、40分、60分経過後の様子を撮影した写真である。 比較例3に係るスケール除去剤をステンレス鋼に塗布し、20分、40分、60分経過後の様子を撮影した写真である。 比較例4に係るスケール除去剤をステンレス鋼に塗布し、20分、40分、60分経過後の様子を撮影した写真である。 参考例1に係るスケール除去剤をステンレス鋼に塗布し、20分、40分、60分経過後の様子を撮影した写真である。 参考例2に係るスケール除去剤をステンレス鋼に塗布し、20分、40分、60分経過後の様子を撮影した写真である。 参考例3に係るスケール除去剤をステンレス鋼に塗布し、20分、40分、60分経過後の様子を撮影した写真である。 二番焼けが発生する様子を示す模式平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するためのスケール除去剤を例示するものであって、本発明はスケール除去剤を以下のものに特定しない。また、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
ステンレス鋼は製造方法によりNO.1とNO.2Bに代表される。NO.1ステンレス鋼は熱間圧延工程後、酸で表面処理したもので、つや消しの白っぽく粗い表面を有する。NO.2BはNO.1を冷間圧延し、表面を仕上げロール処理して製造されているため、光沢のある滑らかな表面を有する。
本実施形態に係るスケール除去剤は、硝酸マグネシウム六水和物の水溶液と、酸性フッ化アンモニウム、酸性フッ化ナトリウム及び酸性フッ化カリウムのうちの少なくとも1種類の化合物の水溶液との反応物に、コハク酸、シュウ酸、酢酸のうちの少なくとも1種類の有機酸と、アセチルアセトンと、硫酸と、リン酸と、界面活性剤の所定量と、1重量%以下の有機増粘剤とを添加・混合して生成される。ここで本発明の有用性を示すため、実施例1〜5に係るスケール除去剤、及び成分比率を変更した比較例1〜5に係るスケール除去剤を用いて、実際にステンレス鋼のスケール除去試験を行った。なお界面活性剤として、ラピゾールA−80(日油株式会社製)、有機増粘剤として、ケルザンASXT(三晶株式会社製)を使用した。この結果を表1に示す。
各実施例、比較例においては、20cm×20cmのステンレス鋼に対し、同じ条件で電気溶接を行った試験片を3個用意し、それぞれにスケール除去剤を刷毛塗りで塗布した。この状態で10分後の写真を撮影すると共に、さらに20分経過後、40分経過後、60分経過後の時点で、それぞれスケール除去剤を洗浄して除去し、写真を撮影して、スケールが除去されたかどうかを目視により確認した。実施例1〜5に係るスケール除去剤をステンレス鋼に塗布し、20分、40分、60分経過後に洗浄した状態で撮影した写真を図1〜図5に、比較例3〜4に係るスケール除去剤を同様に用いた結果の写真を図6〜図7に、さらに参考例1〜3として、スケール除去剤の市販品を同様に用いた結果の写真を図8〜図10に、それぞれ示す。
各写真においてAはスケール除去剤塗布後10分後のステンレス鋼の写真、Bは20分後に洗浄した状態の写真、CはBの拡大写真、Dは40分後に洗浄した状態の写真、EはDの拡大者写真、Fは60分後に洗浄した状態の写真、GはFの拡大写真を、それぞれ示している。ただし図9Aのみ、塗布後13分後の写真を示している。また表1において二重丸は、ビード部や二番焼け部が除去できたことを示し、×は焼けを除去できなかったことを示している。また塗布部の光沢の低下が生じたかどうか、及びスケール除去剤を刷毛塗りした際の液だれが生じたかどうかも目視により確認した。
実施例1〜5に係るスケール除去剤を用いたスケール除去によれば、溶接焼けを短時間で綺麗に除去することができた。特に図1〜図5の写真から明らかなとおり、実施例1〜5に係るスケール除去剤を用いた場合は、綺麗にスケールを除去することができた。また20分経過時でも概ね綺麗なスケール除去結果が得られた。また光沢低下もみられなかった。
一方、成分比率を変えた比較例1、3(図6)では十分なスケール除去効果が得られなかった。また比較例2では強い刺激臭が生じたため試験を中止した。また比較例4ではスケールは除去できたものの、光沢の低下がみられた(図7)。さらに比較例5では粘度が高すぎて塗布が困難であったため、試験を中止した。
さらに参考例1〜3として、市販されているスケール除去剤についても試験を行った。まず参考例1として、小厚化成製SUSクリーン#300を用いた場合(図d)、参考例2としてタセト製ニューブライト#300Eを用いた場合(図e)、参考例3としてダイワテック製ステンクリーンSを用いた場合(図f)はいずれも、スケール除去剤を塗布したステンレス鋼の表面に白化がみられ、製品の外観を損ねることが確認された。
以下、各実施例について詳述する。まず実施例1においては、硝酸マグネシウム六水和物73g(28重量%)を水32gに溶解させ、酸性フッ化アンモニウム16.4g(6.3重量%)を水43gに溶解させた。次に、撹拌機を使用して両溶液をゆっくりと混合した後、約40分間撹拌を続けると、粘稠なコロイド溶液となった。これにコハク酸12g(4.6重量%)、酢酸0.72g(0.27重量%)、70%硫酸17.1g(4.6重量%)、75%リン酸64g(18.4重量%)、アセチルアセトン0.72g(0.27重量%)、ラピゾールA−80(界面活性剤)1.2g(0.46重量%)を加え約1時間撹拌してスケール除去剤を調合した。20cmX20cmの電気溶接した3枚のステンレス鋼を室温で溶接部及び2番焼け部にスケール除去剤を刷毛塗りした。塗布時に液だれは起こらなかった。3枚のステンレス鋼を各20分、40分、60分後に水洗し状態を観察した。どのテストピースも溶接焼け、2番焼け、共に綺麗に除去できており、洗浄部、非洗浄部の境界も判別できないほどに綺麗であった。
次に実施例2について説明する。まず、硝酸マグネシウム六水和物73g(33重量%)を水32gに溶解し、酸性フッ化アンモニウム16.4g(7.4重量%)を水43gに溶解した。次に、撹拌機を使用して両溶液をゆっくりと混合した後、約40分間撹拌を続けると、粘稠なコロイド溶液となった。これにコハク酸10.5g(4.6重量%)、酢酸0.63g(0.27重量%)、70%硫酸15g(4.6重量%)、75%リン酸27.9g(9.5重量%)、アセチルアセトン0.63g(0.27重量%)、ラピゾールA−80(界面活性剤)1g(0.47重量%)を加え約1時間撹拌してスケール除去剤を調合した。20cmX20cmの電気溶接した3枚のステンレス鋼を室温で溶接部及び2番焼け部にスケール除去剤を刷毛塗りした。塗布時に液だれは起こらなかった。3枚のステンレス鋼を各20分、40分、60分後に水洗し状態を観察した。どのテストピースも溶接焼け、二番焼け、共にきれいに除去できており、洗浄部、非洗浄部の境界もわからないほどにきれいであった。リン酸の使用量を1/2に減量しても刷毛塗りむらは起こらず問題ないことがわかった。
さらに実施例3について説明する。まず、硝酸マグネシウム六水和物73g(30.3重量%)を水39gに溶解し、酸性フッ化アンモニウム16.4g(6.8重量%)を水52gに溶解した。撹拌機を使用して両溶液をゆっくりと混合した後、約40分間撹拌を続けると、粘稠なコロイド溶液となった。これにコハク酸11.4g(4.6重量%)、酢酸0.68g(0.27重量%)、70%硫酸16.3g(4.6重量%)、75%リン酸30.5g(9.5重量%)、アセチルアセトン0.68g(0.27重量%)、ラピゾールA−80(界面活性剤)1.1g(0.47重量%)を加え約1時間撹拌してスケール除去剤を調合した。20cmX20cmの電気溶接した3枚のステンレス鋼を室温で溶接部及び2番焼け部にスケール除去剤を刷毛塗りした。塗布時に液だれは起こらなかった。3枚のステンレス鋼を各20分、40分、60分後に水洗し状態を観察した。どのテストピースも溶接焼け、二番焼け、共にきれいに除去できており、洗浄部、非洗浄部の境界もわからないほどにきれいであった。硝酸マグネシウムと酸性フッ化アンモニウムも溶解する水の量を増加し生成するフッ化マグネシウムの濃度を7.3重量%に低下しても刷毛塗り時の液だれは起こさず、及び刷毛塗りむらにも問題なく、溶接焼けが除去できた。
さらに実施例4について説明する。まず、硝酸マグネシウム六水和物58.4g(24.6重量%)を水25.6gに溶解し、酸性フッ化アンモニウム13g(5.5重量%)を水35.2gに溶解した。撹拌機を使用して両溶液をゆっくりと混合した後、約40分間撹拌を続けると、粘稠なコロイド溶液となった。これにコハク酸4.7g(2.0重量%)シュウ酸7.1g(3.0重量%)、酢酸0.24g(0.1重量%)、70%硫酸17g(5重量%)、75%リン酸63.4g(20重量%)、67.5%硝酸10.5g(3重量%)、アセチルアセトン0.71g(0.3重量%)、ラピゾールA−80(界面活性剤)1.2g(0.5重量%)、及びケルザンASXT0.59g(0.25重量%)を加え約1時間撹拌してスケール除去剤を調合した。20cmX20cmの電気溶接した3枚のステンレス鋼を室温で溶接部及び2番焼け部にスケール除去剤を刷毛塗りした。塗布時に液だれは起こらなかった。3枚のステンレス鋼を、各20分、40分、60分後に水洗し状態を観察した。どのテストピースも溶接焼け、二番焼け、共にきれいに除去できており、洗浄部、非洗浄部の境界もわからないほどにきれいであった。刷毛塗りむらにも問題なく、溶接焼けが除去できた。不動態電位は0.65Vで良好であった。
さらに実施例5について説明する。まず、硝酸マグネシウム六水和物73g(28重量%)を水32gに溶解し、酸性フッ化アンモニウム16.4g(6.2重量%)を水44gに溶解した。撹拌機を使用して両溶液をゆっくりと混合した後、約40分間撹拌を続けると、粘稠なコロイド溶液となった。これにコハク酸5.2g(2.0重量%)シュウ酸7.8g(3.0重量%)、酢酸0.26g(0.1重量%)、70%硫酸18.6g(5重量%)、75%リン酸52.1g(15重量%)、67.5%硝酸8.6g(2.2重量%)、アセチルアセトン0.77g(0.3重量%)、ラピゾールA−80(界面活性剤)0.65g(0.5重量%)、及びケルザンASXT0.65g(0.25重量%)を加え約1時間撹拌してスケール除去剤を調合した。20cmX20cmの電気溶接した3枚のステンレス鋼を室温で溶接部及び2番焼け部にスケール除去剤を刷毛塗りした。塗布時に液だれは起こらなかった。3枚のステンレス鋼を、各20分、40分、60分後に水洗し状態を観察した。どのテストピースも溶接焼け、二番焼け、共にきれいに除去できており、洗浄部、非洗浄部の境界もわからないほどにきれいであった。
上記実施例においては、酸性フッ化アンモニウムを用いたが、その代わりに、酸性フッ化ナトリウム又は酸性フッ化カリウムを使用しても良い。その際に、それらの分子量が同じになるように留意しなければならない。
以上、焼け取りを適切に行うことのできたスケール除去剤の各実施例について説明したが、続いて、コハク酸、酢酸、リン酸、硝酸マグネシウム六水和物の好適な配合量について、説明する。
一方、比較例1は、スケール除去に重要なコハク酸と酢酸を使用しない比較例である。硝酸マグネシウム六水和物73g(30重量%)を水32gに溶解し、酸性フッ化アンモニウム16.4g(6.7重量%)を水43gに溶解した。撹拌機を使用して両溶液をゆっくりと混合した後、約40分間撹拌を続けた。粘稠なコロイド溶液となった。コハク酸と酢酸は使用せず、70%硫酸16g(4.6重量%)、75%リン酸59.7g(18.4重量%)、アセチルアセトン0.66g(0.27重量%)、ラピゾールA−80(界面活性剤)1.1g(0.46重量%)、及びケルザンASXT0.61g(0.25重量%)を加え約1時間撹拌してスケール除去剤を調合した。
20cmX20cmの電気溶接した3枚のステンレス鋼を室温で溶接部及び2番焼け部にスケール除去剤を刷毛塗りした。塗布時に液だれは起こらなかった。3枚のステンレス鋼を、各20分、40分、60分後に水洗し状態を観察した。スケール除去剤塗布時の液だれ、塗布の刷毛むらも全く問題なかったが、肝心の溶接焼け、二番焼けの除去が良好に出来なかった。以上より、コハク酸と酢酸を使用しない場合は、それらを使用しない場合と較べて、溶接焼け、二番焼けの除去の効果が少なることが判明した。
次に比較例2は、酢酸を3重量%に増量した比較例である。まず、硝酸マグネシウム六水和物73g(26.6重量%)を水32gに溶解し、酸性フッ化アンモニウム16.4g(6重量%)を水43gに溶解した。撹拌機を使用して両溶液をゆっくりと混合した後、約40分間撹拌を続けると、粘稠なコロイド溶液となった。これにコハク酸12.6g(4.6重量%)、酢酸8.2g(3重量%)、70%硫酸18g(4.6重量%)、75%リン酸67.2g(18.4重量%)、アセチルアセトン0.74g(0.27重量%)、ラピゾールA−80(界面活性剤)1.26g(0.46重量%)、及びケルザンASXT0.68g(0.25重量%)を加え約1時間撹拌してスケール除去剤を調合した。しかし、酢酸臭が強く刷毛塗りに耐えられずテスト中止した。以上より、酢酸を3重量%以上にすると、取扱いが難しくなるので、約1重量%以下が望ましいことが判明した。
また比較例3は、リン酸の濃度を高くした比較例である。まず、硝酸マグネシウム六水和物51.1g(21.0重量%)を水22.6gに溶解し、酸性フッ化アンモニウム11.3g(4.6重量%)を水30.6gに溶解した。撹拌機を使用して両溶液をゆっくりと混合した後、約40分間撹拌を続けると、粘稠なコロイド溶液となった。これにコハク酸4.9g(2重量%)、シュウ酸7.3g(3重量%)、酢酸0.24g(0.1重量%)、70%硫酸17.4g(5重量%)、75%リン酸81.2g(25重量%)、アセチルアセトン0.73g(0.3重量%)、ラピゾールA−80(界面活性剤)1.2g(0.5重量%)、及びケルザンASXT0.61g(0.25重量%)を加え約1時間撹拌してスケール除去剤を調合した。
20cmX20cmの電気溶接した3枚のステンレス鋼を室温で溶接部及び2番焼け部にスケール除去剤を刷毛塗りした。3枚のステンレス鋼を、各20分、40分、60分後に水洗し状態を観察した。図6に示すようにどのテストピースも刷毛塗りむらはまったく無かったが、溶接焼けの除去効果が不十分で二番焼けが良好に除去されなかった。以上より、リン酸の濃度は、約22重量%以下が望ましいことが判明した。
さらに比較例4は、リン酸の濃度を低くした比較例である。まず、硝酸マグネシウム六水和物73g(33重量%)を水32gに溶解し、酸性フッ化アンモニウム16.2g(7.3重量%)を水43gに溶解した。撹拌機を使用して両溶液をゆっくりと混合した後、約40分間撹拌を続けると、粘稠なコロイド溶液となった。これにコハク酸4.3g(2重量%)、シュウ酸6.5g、酢酸0.22g(0.3重量%)、70%硫酸15.5g(5重量%)、75%リン酸23.1g(8重量%)、アセチルアセトン0.65g(0.3重量%)、ラピゾールA−80(界面活性剤)1.1g(0.5重量%)を加え約1時間撹拌してスケール除去剤を調合した。
20cmX20cmの電気溶接した3枚のステンレス鋼を室温で溶接部及び2番焼け部にスケール除去剤を刷毛塗りした。3枚のステンレス鋼を各20分、40分、60分後に水洗し状態を観察した。図7に示すように溶接焼けの除去効果は問題なかったが、どのテストピースも刷毛塗りむらがひどく観察された。特にビード部、2番焼け部以外のところも白くなっており、塗布部の光沢低下(ハケむら)が顕著であった。以上より、リン酸の濃度は、約9重量%以上が望ましいことが判明した。
さらにまた比較例5は、フッ化マグネシウムのコロイド濃度を高くした比較例である。まず、硝酸マグネシウム六水和物73g(38.2重量%)を水32gに溶解し、酸性フッ化アンモニウム16.2g(8.5重量%)を水44gに溶解した。撹拌機を使用して両溶液をゆっくりと混合した後、約40分間撹拌を続けると、粘稠なコロイド溶液となった。これにコハク酸1.9g(1重量%)、酢酸0.2g(0.1重量%)、70%硫酸5.5g(2重量%)、75%リン酸17.8g(7重量%)、アセチルアセトン0.2g(0.1重量%)、ラピゾールA−80(界面活性剤)0.2g(0.1重量%)を加え約1時間撹拌してスケール除去剤の調製を試みた。その結果、溶液粘度が高すぎてうまく塗布できず以下の実験を取りやめた。
以上の比較例1〜5より、硝酸マグネシウム六水和物の水溶液と酸性フッ化アンモニウムの水溶液から生成するフッ化マグネシウムのコロイド濃度が7〜10重量%、コハク酸は1〜7重量%、シュウ酸は1〜7重量%、酢酸は0.1〜1重量%、アセチルアセトンは0.1〜1重量%、硫酸は1〜10重量%、リン酸は9〜22重量%、界面活性剤は0.1〜1重量%、有機増粘剤は0.1〜1重量%であることが望ましい。
ここで、各成分の濃度について検討する。スケール除去剤は刷毛塗りによって溶接鋼の溶接焼け部に塗布することで、必要な部位に必要量を手軽にかつ容易に供給できる。また電解研磨方法のように除去剤を負極に含浸して手で一定時間擦るといった作業も不要である。このような刷毛塗り時のハンドリングのし易さを考慮すると、液だれしない粘度に調整することが好ましい。ここで、硝酸マグネシウム六水和物の水溶液と酸性フッ化アンモニウムの水溶液から生成するフッ化マグネシウムのコロイド濃度について検討する。フッ化マグネシウムのコロイドは、硝酸マグネシウム六水和物と酸性フッ化アンモニウムが1:1の水溶液中での反応によって発生する。この反応を行う際の水溶液の量を変化させることで、生成するフッ化マグネシウムの濃度が変化する。またこの濃度変化によって、粘度も変化する。本発明者が行った試験では、フッ化マグネシウムのコロイド濃度を7〜10重量%とすることで、スケール除去剤を液だれしない粘度に調整できた。
次にコハク酸とシュウ酸の濃度について検討すると、1%以下では、スケール除去効果が小さく、目的とするきれいな除去が達成困難である。またコハク酸は、溶解度が7.7g/100mlなので、7重量%以上の濃度になると溶解しないコハク酸が生じ、液中に粒状が生成され好ましくない。よってコハク酸の濃度範囲は1〜7重量%が望ましい。
一方シュウ酸は溶解度が14g/100mlであってコハク酸よりも多く溶解させることができる。
また酢酸の濃度については、0.1重量%以下になるとスケール除去効果が小さくなるので好ましくない。一方で濃度が高くなると、酢酸臭が大きくなり作業に支障を来す場合がある。1%以下であれば、殆ど問題無く作業可能なレベルである。酢酸の濃度を0.1〜1重量%とすることで、作業環境を悪化させることなく、かつスケール除去効果を維持したスケール除去剤を実現できる。
さらにアセチルアセトンを添加することで、二番焼けの除去効果を増大させることができる。ただし0.1重量%以下では、二番焼け除去効果が薄くなる。一方で1重量%以上になると刷毛塗りの刷毛痕が目立つようになって好ましくない。よってアセチルアセトンの添加量を0.1〜1重量%が好ましいといえる。
さらにまたリン酸の濃度は、スケール除去剤を塗布した塗布部と非塗布部の光沢差に大きく影響する。すなわちリン酸濃度が9重量%以下の場合は、塗布部が白化し、光沢が大きく低下して非塗布部のステンレス鋼の表面光沢を大きく落とすため好ましくない。一方で22重量%を超えると、溶接部及び二番焼け部分の焼け除去効果が小さくなる。よって、リン酸の濃度は9〜22重量%とすることが好ましい。
さらにまた硫酸を添加することで、スケール除去剤の酸性度を維持できる。ただし硫酸の濃度が10%を超えると劇物に該当するため、好ましくは硫酸は1〜10重量%とする。さらに界面活性剤や有機増粘剤を添加することで、塗布時の作業性を向上できる。
より好ましくは、生成するフッ化マグネシウムのコロイド濃度を8〜9重量%、酢酸を0.1〜0.5重量%、アセチルアセトンを0.1〜0.5重量%、硫酸を2〜7重量%、リン酸を10〜20重量%とする。
以上、詳細に説明した本実施形態に係るスケール除去剤によれば、硝酸やフッ化水素酸のような化合物の使用を極力抑えて、作業性と安全性を高めながら、ステンレス鋼溶接部及び熱影響部の黒色又は褐色の酸化被膜やもらい錆、汚れ等を容易かつ綺麗に除去できる。また、このスケール除去剤は、使用時の刺激臭もほとんどなく、作業終了後の水洗水はpHを調整するだけで排水できる。また、スケール除去後の表面光沢が低下しない。
以上、本実施形態について説明したが、本発明の実施形態は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、ステンレス鋼の溶接焼け取りに使用する場合を例に挙げて説明したが、上記実施形態に係るスケール除去剤は、ステンレス鋼に限らず、広く含クロム合金鋼のスケール除去に使用することができる。
また、上記実施形態に係るスケール除去剤として、硝酸マグネシウム六水和物の水溶液と、酸性フッ化アンモニウム、酸性フッ化ナトリウム及び酸性フッ化カリウムのうちの少なくとも1種類の化合物の水溶液との反応物に、コハク酸、シュウ酸、酢酸のうちの少なくとも1種類の有機酸と、アセチルアセトンと、硫酸と、リン酸と、界面活性剤の所定量と、所定量の1重量%以下の有機増粘剤とを添加・混合して生成されるものについて説明したが、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で、他の添加剤を加えた水溶液としても良い。
本発明のスケール除去剤は、ステンレス鋼の刷毛塗り洗浄剤として好適に利用できる。
10…溶接部
20…二番焼け
SS…ステンレス鋼

Claims (3)

  1. ステンレス鋼溶接部のスケール除去剤において、
    硝酸マグネシウム六水和物の水溶液と、
    酸性フッ化アンモニウム、酸性フッ化ナトリウム及び酸性フッ化カリウムよりなる群のうちの少なくとも1種類の化合物の水溶液との反応物に、
    コハク酸及び0.1〜1重量%の酢酸を必須とし、さらにシュウ酸を任意で含む有機酸と、
    0.1〜1重量%のアセチルアセトンと、1〜10重量%の硫酸と、9〜22重量%のリン酸と、0.1〜1重量%の界面活性剤と、
    硝酸マグネシウム六水和物の水溶液と酸性フッ化アンモニウムの水溶液から生成するフッ化マグネシウムのコロイド濃度が7.2重量%以下の場合には、さらに1重量%以下の有機増粘剤添加・混合して生成されることを特徴とするスケール除去剤。
  2. 硝酸マグネシウム六水和物の水溶液と酸性フッ化アンモニウムの水溶液から生成するフッ化マグネシウムのコロイド濃度が〜10重量%、コハク酸は1〜7重量%、シュウ酸は1〜7重量%有機増粘剤は0.1〜1重量%であることを特徴とする請求項1に記載のスケール除去剤。
  3. 硝酸マグネシウム六水和物の水溶液と酸性フッ化アンモニウムの水溶液から生成するフッ化マグネシウムのコロイド濃度が〜9重量%、コハク酸は1〜7重量%、シュウ酸は1〜7重量%、酢酸は0.1〜0.5重量%、アセチルアセトンは0.1〜0.5重量%、硫酸は2〜7重量%、リン酸は10〜20重量%、界面活性剤は0.1〜0.5重量%、有機増粘剤は0.1〜1重量%であることを特徴とする請求項1に記載のスケール除去剤。
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