JP5648863B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、モータ制御装置に関する。
特許文献1には、ワークを保持したテーブルを任意の方向に移動して位置決めを行うようにしたワークステージにおいて、テーブルの位置をレーザ光を利用して測定するレーザ測長器と、このテーブルの位置決めのために使用される位置測定器と、レーザ測長器による位置データが正常であるか否かを判定し、正常と判定した場合にレーザ測長器で得られた位置データに基づいてテーブルの位置決めの誤差を求める制御部を備える技術が記載されている。
特開2004−349494号
上記従来技術では、レーザ光軸の遮断等によりレーザ測長器による位置データが異常であると判定された場合に、レーザ測長器の初期化が行われる。この初期化は、レーザ測長器による位置制御を位置測定器による位置制御に切り替えた上で、テーブルを原点又は基準位置に移動して行われる。
しかしながら、このように位置制御に使用される位置検出器を切り替える場合、ショック(指令速度の急峻な変動)が発生する可能性がある。このようなショックが生じると、ワークの不良やステージ装置の故障等を招くおそれがあるが、上記従来技術では切替時のショックの防止については何ら考慮されていなかった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、モータの位置制御に用いられる位置検出器の切替時に発生するショックを抑制できるモータ制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、位置指令と位置フィードバック信号との位置偏差に基づき速度指令を生成する位置制御部と、前記位置制御部に入力される前記位置フィードバック信号を、第1位置検出器で検出された第1位置信号及び第2位置検出器で検出された第2位置信号の一方から他方に切り替える切替部と、前記位置偏差を入力し、出力が前記位置フィードバック信号となるように構成した位置制御系モデルと、前記位置制御系モデルの出力を入力し、出力が前記第1位置信号又は前記第2位置信号と等しくなるように構成した位相遅れ要素モデルと、を有し、前記切替部による切替後の位置信号の切替前の位置信号に対する位相の遅れを補償すると共に切替前後における位置信号の誤差を補間する位相補償部と、を有し、前記位置制御部は、前記第1位置信号に基づく位置積分制御を行う位置積分制御部と、前記第2位置信号に基づく位置比例制御を行う位置比例制御部と、を有し、前記切替部が前記位置積分制御部に入力される前記位置フィードバック信号を前記第1位置信号から前記第2位置信号に切り替えた場合に、前記第2位置信号に基づく位置積分制御と前記第2位置信号に基づく位置比例制御を行うモータ制御装置が提供される。
本発明によれば、モータの位置制御に用いられる位置検出器の切替時に発生するショックを抑制できる。
実施形態に係るモータ制御装置を備えたモータ制御システムの概略構成図である。 モータ制御装置の概略構成を表すブロック図である。 モータ制御装置の詳細構成の一例を表すブロック図である。 位相補償部の構成の一例を表すブロック図である。 位相補償部を設けない比較例のモータ制御装置における指令速度の波形図、及び位相補償部を設けた実施形態のモータ制御装置における指令速度の波形図である。 相関テーブルにより位置信号を補正する場合のモータ制御装置の概略構成を表すブロック図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
<モータ制御システムの構成>
図1に示すように、モータ制御システム1は、モータ制御装置2と、制御対象9と、レーザ測長器6(第1位置検出器)と、位置センサ8(第2位置検出器)と、を有する。制御対象9は、ワークステージ3と、このワークステージ3を前後方向(図1中上下方向)に移動可能に支持するリニアガイド4と、を有する。レーザ測長器6は、ワークステージ3に設置された反射鏡5と対向配置されている。位置センサ8は、リニアガイド4の例えば幅方向一方側の側部に設けられたリニアスケール7と所定間隙を開けて対向配置されている。
レーザ測長器6は、反射鏡5にレーザを照射し、反射鏡5からのレーザ反射光を受光して、ワークステージ3の移動方向の位置(移動量)、すなわち制御対象9の位置を検出する。レーザ測長器6で検出された位置データ(以下適宜「第1位置信号Pfb1」という)は、位置フィードバック信号としてモータ制御装置2に入力され、制御対象9の位置制御に使用される。位置センサ8は、リニアスケール7の位置目盛りを光学的または磁気的に読み取り、ワークステージ3の移動方向の位置(移動量)、すなわち制御対象9の位置を検出する。位置センサ8で検出された制御対象9の位置データ(以下適宜「第2位置信号Pfb2」という)は、位置フィードバック信号としてモータ制御装置2に入力され、制御対象9の位置制御に使用される。
<モータ制御装置の構成>
モータ制御装置2は、図2に示すように、位置制御部10と、速度制御部11と、微分器12と、判定部13と、切替部14と、位相補償部15と、を有する。位置制御部10は、第1位置信号Pfb1に基づく位置積分制御を行う位置積分制御部16と、第2位置信号Pfb2に基づく位置比例制御を行う位置比例制御部17と、を有し、位置制御部10に入力される位置指令Prと位置フィードバック信号(第1位置信号Pfb1及び第2位置信号Pfb2)との位置偏差に基づき、速度指令Vrを生成する。速度制御部11は、位置制御部10から出力された速度指令Vrと第2位置信号Pfb2が微分器12で微分されて生成された速度フィードバック信号Vfbとの速度偏差に基づき、トルク指令Trを生成する。
切替部14は、位置積分制御部16に入力される位置フィードバック信号を、レーザ測長器6で検出された第1位置信号Pfb1及び位置センサ8で検出された第2位置信号Pfb2の一方から他方に切り替える。本実施形態においては、通常時は、位置制御部10は高精度な位置決めを行うために、レーザ測長器6で検出された第1位置信号Pfb1に基づく位置積分制御と、位置センサ8で検出された第2位置信号Pfb2に基づく位置比例制御を行っている。しかし、例えばレーザ測長器6のレーザ光軸の遮断等により第1位置信号Pfb1が正常に入力されなくなる可能性がある。このような場合に、切替部14が第1位置信号Pfb1を第2位置信号Pfb2に切り替える。これにより、位置制御部10は、切り替えられた第2位置信号Pfb2に基づく位置積分制御及び第2位置信号Pfb2に基づく位置比例制御を継続することができ、例えばワークステージ3を所定の停止位置に移動させて停止させることが可能となる。なお、レーザ測長器6の第1位置信号Pfb1が正常に戻った場合、そのまま第2位置信号Pfb2を使用した位置制御を継続させてもよいし、再度第1位置信号Pfb1に切り替えて、ワークステージ3上のワークの加工を再開させてもよい。
判定部13は、レーザ測長器6で検出された第1位置信号Pfb1が位置制御部10に正常に入力されているか否かを判定する。判定手法としては、光学検出器であるレーザ測長器6による受光量が所定のしきい値以下となった場合に異常と判定する等が考えられる。
位相補償部15は、切替部14により切り替えられたフィードバック信号の位相の遅れ(ここでは第1位置信号Pfb1に対する第2位置信号Pfb2の位相の遅れ)を補償し、位相の遅れを補償したフィードバック信号を位置制御部10に入力する。位相補償部15の具体的な構成については後述する。
<モータ制御装置の詳細構成>
モータ制御装置2の詳細構成の一例を、図3に示す。図3において、20,22,24,26,32は減算器、21は位置積分器、23は位置ループゲイン、25は速度ループゲイン、29は機械のばね定数、27,28はリニアモータ、30,31は負荷である。なお、図3における位置制御部10、位置積分制御部16、位置比例制御部17、速度制御部11、及び制御対象9は、図2に対応している。
レーザ測長器6で検出された第1位置信号Pfb1は、フィードバック信号として切替部14を介して位相補償部15に入力され、位相補償部15により位相遅れのない位置フィードバック信号(位置推定値)Poとされた後、位置制御部10の減算器20に入力される。位置センサ8で検出された第2位置信号Pfb2は、位置フィードバック信号として位置制御部10の減算器22に入力されると共に、微分器12により速度フィードバック信号Vfbとされて速度制御部11の減算器24に入力される。一方、第1位置信号Pfb1と第2位置信号Pfb2は減算器32に入力され、これらの位置偏差が機械のばね定数29を経て減算器26に入力される。
モータ制御装置2は、位置積分制御部16の減算器20において位置指令Prから位相補償部15からの位置フィードバック信号Poを減算し、得られた位置偏差を位置積分器21で積分する。また、位置比例制御部17の減算器22において当該積分した位置指令から第2位置信号Pfb2を減算し、得られた位置偏差に位置ループゲイン23でゲインKpを乗じて、速度指令Vrを生成する。また、速度制御部11の減算器24において、速度指令Vrからフィードバック速度Vfbを減算し、得られた速度偏差に速度ループゲイン25でゲインKvを乗じてトルク指令Trを生成し、制御対象9に出力する。
制御対象9では、減算器32が第2位置信号Pfb2から第1位置信号Pfb1を減算し、その位置偏差に対して機械のばね定数29を乗じ、得られたトルクToを減算器26がトルク指令Trから減算する。このトルク偏差は速度積分器27で積分され、積分器28で積分される。なお、図中のJmはリニアモータの可動子質量である。また、機械のばね定数29からのトルクToは、速度積分器30で積分され、積分器31で積分される。積分器31の出力である第1位置信号Pfb1と積分器28の出力である第2位置信号Pfb2のずれを減算器32は表しており、減算器32の出力に機械のばね定数29を乗じて発生する力によって第1位置信号Pfb1と第2位置信号Pfb2とが一致する。
<位相補償部の詳細構成>
位相補償部15の詳細構成の一例を、図4に示す。図4において、位相補償部15は、位置制御系モデル33と位相遅れ要素モデル34を有しており、いわゆる位相補償型の位置オブザーバとして構成される。図4において、35は位置積分ゲイン、36,39,40,46,47,51は減算器、37,41,48は積分器、38,42は位置ループゲイン、43,44,50はオブザーバ安定化ゲイン、45,49は位相遅れゲインである。
位置制御系モデル33から出力される位置信号は、位置制御部10の位置フィードバック信号Poとして減算器20に入力されると共に、位相遅れ要素モデル34に入力される。位相遅れ要素モデル34から出力される位置信号は、減算器51に入力され、レーザ測長器6からの第1位置信号Pfb1(切り替え後は位置センサ8からの第2位置信号Pfb2。以下同様)から減算されて、当該位置偏差はオブザーバ安定化ゲイン43,44,50を経てそれぞれ減算器36,39,46に入力される。
位相補償部15は、位置制御系モデル33において、位置指令Prとフィードバック位置Poとの位置偏差に位置積分ゲイン35でゲイン1/Tiを乗じ、減算器36において減算器51からの位置偏差にオブザーバ安定化ゲイン43でゲインK1を乗じた値を減算する。また、減算器36で得られた位置偏差を、積分器37で積分し、位置ループゲイン38でゲインKpを乗じ、減算器39において減算器51からの位置偏差にオブザーバ安定化ゲイン44でゲインK2を乗じた値を減算する。また、減算器40において、減算器39で得られた位置偏差から、位置制御系モデル33から出力される位置信号に位置ループゲイン42でゲインKpを乗じた値を減算し、減算器40で得られた位置偏差を積分器41で積分し、得られた値を位置信号として位置制御系モデル33から出力する。
位置制御系モデル33から出力される位置信号は、位置制御部10の位置フィードバック信号Poとして減算器20へ入力される一方、位相遅れ要素モデル34に入力される。
また位相補償部15は、位相遅れ要素モデル34において、位置制御系モデル33から出力される位置信号に位相遅れゲイン45でゲイン1/Tを乗じ、減算器46において減算器51からの位置偏差にオブザーバ安定化ゲイン50でゲインK3を乗じた値を減算する。また、減算器47において、減算器46で得られた位置偏差から、位相遅れ要素モデル34から出力される位置信号に位相遅れゲイン49でゲイン1/Tを乗じた値を減算し、得られた位置偏差を積分器48で積分し、得られた値を位置信号として位相遅れ要素モデル34から出力する。位置遅れ要素モデル34から出力された位置信号は、減算器51においてレーザ測長器6からの第1位置信号Pfb1から減算される。このような構成により、位相補償部15では、位置遅れ要素モデル34から出力された位置信号が第1位置信号Pfb1と等しくなるように制御される。
この位相遅れ要素モデル34から出力される位置信号は、位置制御系モデル33から出力される位置信号よりも位相が遅れる。これにより、位置制御系モデル33からの位置信号は、レーザ測長器6から入力される第1位置信号Pfb1(切り替え後は位置センサ8から入力される第2位置信号Pfb2)よりも位相が進む。この位相が進む位置信号を位置制御部10に出力することにより、第1位置信号Pfb1から第2位置信号Pfb2への切り替え時に位相遅れが生じた場合でも、位置制御部10への位置フィードバック信号Poを位相の遅れがない位置信号とすることができる。
<実施形態の効果>
本実施形態のモータ制御装置2においては、切替部14が、位置制御部10の位置積分制御部16に入力される位置フィードバック信号を、レーザ測長器6で検出された第1位置信号Pfb1から位置センサ8で検出された第2位置信号Pfb2に切り替える。このように位置制御に用いられる位置検出器の切り替えを行う場合、検出器相互における検出対象の相違や切り替えに要するタイムラグ等による位置信号の誤差や、制御周期の遅れや検出器間の通信時間の遅れ等による位置信号の位相遅れにより、ショック(モータ速度の急峻な変動)が発生するおそれがある。
本実施形態では、モータ制御装置2が位相補償部15を有する。位相補償部15は、切替部14により切り替えられた第2位置信号Pfb2の第1位置信号Pfb1に対する位相の遅れを補償すると共に、第1位置信号Pfb1と第2位置信号Pfb2との誤差を補間することができる。したがって、位置検出器の切替時に発生するショックを抑制できる。また、位相補償部15を設けることにより、モータ速度の立ち上がりや立ち下がりを滑らかにすることができ、制御系の応答を理想的な特性に近づけることができる効果もある。
この効果について、図5を用いて説明する。位相補償部15を設けない比較例のモータ制御装置におけるモータ速度の波形を図5(a)に、位相補償部15を設けた本実施形態のモータ制御装置2におけるモータ速度の波形を図5(b)に示す。位相補償部15を設けない比較例の場合には、位置検出器をレーザ測長器6から位置センサ8に切り替えた際に、図5(a)に矢印Aで示すようにショック(モータ速度の急峻な変動)が発生している。また、5(a)に矢印B,Cで示すように、モータ速度波形の立ち上がりや立ち下がりにエッジが発生している。
一方、位相補償部15を設けた本実施形態の場合には、図5(b)に示すように、位置検出器をレーザ測長器6から位置センサ8に切り替えた際のショックの発生を抑制できる。また、モータ速度波形の立ち上がりや立ち下がりにエッジの発生がなく、モータ速度の変動を滑らかにすることができる。
また、本実施形態では次のような効果を得ることができる。すなわち、位置制御部10が位置指令Prと位置フィードバック信号との位置偏差に基づき位置制御を行っている最中に、位置フィードバック信号が正常に入力されなくなった場合、位置決め動作ができなくなり、駆動対象であるワークステージ3等の装置の故障等を招くおそれがある。そこで本実施形態では、判定部13が、レーザ測長器6からの第1位置信号Pfb1が位置制御部10に正常に入力されているか否かを判定する。そして、判定部13により正常でないと判定された場合に、切替部14が第1位置信号Pfb1を第2位置信号Pfb2に切り替える。これにより、位置制御部10は、切り替えられた第2位置信号Pfb2を用いてワークステージ3を所定の停止位置に位置決めして停止させることが可能となり、駆動対象である装置の故障等を防止できる。
また、本実施形態では特に、位置制御部10はレーザ測長器6による位置積分制御と位置センサ8による位置比例制御を行うので、滑らかな応答が得られると共に、トルクのピークを少なくして駆動対象であるワークステージ3等の装置への負担を軽減できる。また、切替部14による切り替え後も、位置制御部10は位置センサ8による位置積分制御と位置センサ8による位置比例制御を引き続き行うことが可能であるので、良好な応答性等を維持できる。
<変形例>
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)相関テーブルにより位置信号を補正する場合
上記実施形態では、レーザ測長器6で検出される第1位置信号Pfb1から位置センサ8で検出される第2位置信号Pfb2に切り替えた場合に、ワークステージ3を停止させて加工を停止することを前提として説明した。しかし、そのままワークの加工等を継続したいというニーズも考えられる。上記実施形態においてワークの加工を継続すると、一般にレーザ測長器6の方が位置センサ8よりも検出精度が高いことから、位置信号の切り替え後に加工精度が低下し、ワークが不良品となるおそれがある。そこで、相関テーブルによる補正部を設けて、切替後の位置信号を切替前の位置信号となるように補正してもよい。本変形例の一例について図6を用いて説明する。
図6に示すように、本変形例のモータ制御装置2は、補正部52と記憶部53を有する。記憶部53には、補正部52で使用する相関テーブルが格納されている。この相関テーブルは、第1位置信号Pfb1と第2位置信号Pfb2との相関(差分値等)を表すテーブルである。相関テーブルは、例えば制御対象9を等速直線運動させ、そのときの1ストローク分のレーザ測長器6による検出データと位置センサ8による検出データを同時に記録することで生成される。
補正部52は、切替部14により第1位置信号Pfb1から第2位置信号Pfb2に切り替えられた場合に、記憶部53に格納された相関テーブルに基づき、切替後の第2位置信号Pfb2を切替前の第1位置信号Pfb1となるように補正する。この補正された第1位置信号Pfb1が、位相補償部15に入力される。これにより、位置検出器を切り替えた際に検出精度が低下するのを防止できる。したがって、ワークの加工を継続することが可能となるので、歩留まりを向上できる。
(2)その他
以上では、位置検出器をレーザ測長器6から位置センサ8(リニアスケール7)に切り替える場合を一例として説明したが、位置検出器の切り替えはその他にも色々な態様が考えられる。例えば、上記とは反対に位置センサ8からレーザ測長器6に切り替えてもよい。この場合、判定部13が第2位置信号Pfb2の正常、異常を判定するように構成してもよい。また、位置検出器としてリニアエンコーダや外部エンコーダ等が設けられる場合には、レーザ測長器6からリニアエンコーダに切り替えたり、外部エンコーダから位置センサ8(リニアスケール7)に切り替える等、種々の切り替え態様が考えられる。このような場合でも、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また以上では、リニアモータである場合を一例として説明したが、回転型モータとしてもよい。この場合も、位置検出器を位置センサ8(リニアスケール7)からロータリエンコーダに切り替える等、種々の切り替え態様が考えられる。回転型モータに適用した場合でも、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本実施形態は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 モータ制御システム
2 モータ制御装置
6 レーザ測長器(第1位置検出器)
8 位置センサ(第2位置検出器)
10 位置制御部
11 速度制御部
13 判定部
14 切替部
15 位相補償部
16 位置積分制御部
17 位置比例制御部
33 位置制御系モデル
34 位相遅れ要素モデル
52 補正部
43 記憶部

Claims (4)

  1. 位置指令と位置フィードバック信号との位置偏差に基づき速度指令を生成する位置制御部と、
    前記位置制御部に入力される前記位置フィードバック信号を、第1位置検出器で検出された第1位置信号及び第2位置検出器で検出された第2位置信号の一方から他方に切り替える切替部と、
    前記位置偏差を入力し、出力が前記位置フィードバック信号となるように構成した位置制御系モデルと、前記位置制御系モデルの出力を入力し、出力が前記第1位置信号又は前記第2位置信号と等しくなるように構成した位相遅れ要素モデルと、を有し、前記切替部による切替後の位置信号の切替前の位置信号に対する位相の遅れを補償すると共に切替前後における位置信号の誤差を補間する位相補償部と、を有し、
    前記位置制御部は、
    前記第1位置信号に基づく位置積分制御を行う位置積分制御部と、
    前記第2位置信号に基づく位置比例制御を行う位置比例制御部と、を有し、
    前記切替部が前記位置積分制御部に入力される前記位置フィードバック信号を前記第1位置信号から前記第2位置信号に切り替えた場合に、前記第2位置信号に基づく位置積分制御と前記第2位置信号に基づく位置比例制御を行う
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記第1位置信号と前記第2位置信号との相関テーブルが格納された記憶部と、
    前記切替部により前記第1位置信号及び前記第2位置信号の一方から他方に切り替えられた場合に、前記相関テーブルに基づき、切替後の位置信号を切替前の位置信号となるように補正する補正部と、をさらに有する
    ことを特徴とする請求項に記載のモータ制御装置。
  3. 前記第1位置検出器からの第1位置信号又は前記第2位置検出器からの第2位置信号が前記位置制御部に正常に入力されているか否かを判定する判定部をさらに有し、
    前記切替部は、
    前記判定部により正常でないと判定された位置信号を他方の位置信号に切り替える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記判定部は、
    前記第1位置検出器で検出された前記第1位置信号が前記位置制御部に正常に入力されているか否かを判定し、
    前記切替部は、
    前記判定部により前記第1位置信号が正常に入力されていないと判定された場合に、前記第1位置信号を前記第2位置検出器で検出された前記第2位置信号に切り替える
    ことを特徴とする請求項に記載のモータ制御装置。
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