JP5648379B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置の製造方法、特にはプロトンの照射により分離層を形成する逆阻止型絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)の製造方法に関する。
従来のプレーナ型pn接合構造を有するIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)は、主要な用途であるインバータ回路やチョッパー回路では、直流電源下で使用されるので、順方向の耐圧さえ確保できれば問題はなく、逆耐圧接合があるにもかかわらず、素子設計の段階から逆耐圧接合の接合終端面はチップ切断部側面に信頼性確保を考慮せずに露出したままの状態で作られていた。
しかし、最近、マトリクスコンバータ等の直接リンク形変換回路であるAC(交流)/AC変換回路、電流型DC/AC変換回路、新3レベル回路と言った一部のDC(直流)/AC変換回路では、逆耐圧を有するスイッチング素子を使用して、回路の小型化、軽量化、高効率化、高速応答化および低コスト化を図ることが検討されている。そのため、高信頼性の逆耐圧を持ったIGBTが要望されるようになった。
逆阻止型の半導体装置においては、順方向電圧の阻止能力と同等の逆方向電圧の阻止能力が必要となる。この逆阻止能力を確保するために、逆耐圧を維持する裏面コレクタ側のpn接合の接合終端面をチップ切断部側面ではなく、半導体チップの表面に延在させて信頼性の確保を図る構造とする必要がある。このように裏面コレクタ側のpn接合の接合端面を側面から表面に変更するための拡散層が分離層である。
図5は、従来の逆阻止型IGBTの分離層を形成する方法を製造工程順に示す半導体基板の要部断面図である。この図5は分離層を塗布拡散によって形成する方法を示す。まず、半導体基板(以降、ウエハ1と記す)上に膜厚が、おおよそ2.5μm程度の熱酸化膜2をドーパントマスクとして形成する(図5(a))。つぎに、この熱酸化膜2にパターニングとエッチングにより、分離層を形成するための開口部3を形成する(図5(b))。つぎに、開口部3にボロンソース4を塗布し、その後、拡散炉によって高温、長時間の熱処理を行い、おおよそ数百μm程度の深さのp型の拡散層を形成する(図5(c))。その後、図5(c)には図示されていないが、図6の要部断面図に示すように、ウエハ1の表面側にMOSゲート構造14、エミッタ電極8aなどを形成した後、裏面から図5(c)に示すように、p型の拡散層に達する破線の位置まで研削してウエハ1を薄くする。この研削面に、図6の要部断面図に示すpコレクタ層7とコレクタ電極8bで構成される裏面構造を形成すると、前記p型の拡散層はpコレクタ層7と接続され分離層5となる。その結果、コレクタ接合の接合終端面は分離層5によって表面側に移動する。分離層5の中心部に位置するスクライブライン6に沿ってウエハ1を格子状に切断すると、逆阻止型IGBTチップ200ができる。
図7は、従来の逆阻止型IGBTの分離層を形成するための異なる方法を製造工程順に示す半導体基板の要部断面図である。この図7は、前記図5で説明したようなp型の拡散層を形成するために必要な高温、長時間の熱処理を回避する方法であり、半導体基板に高アスペクト比の深いトレンチを掘ってその側壁に拡散層を形成して分離層を形成する方法である。まず、ウエハ1の表面に数μmの厚い酸化膜2を形成する(図7(a))。つぎに、ウエハ1の表面から数百μm程度の深さのトレンチ11をドライエッチングで形成する(図7(b))。つぎに、気相拡散にてトレンチの側壁へ不純物を導入し、熱拡散して分離層12を形成する(図7(c))。トレンチ11にポリシリコン、絶縁膜など補強材(図示せず)を充填した後、前記図6と同様の構造の表面側のMOSゲート構造14および金属電極を形成した後、スクライブライン6に沿ってダイシングしてウエハ1からIGBTチップを切り出すと、図8に示す逆阻止型IGBT200ができあがる。
このように、ウエハ1の表面にトレンチ11を掘ってその側壁に分離層12を形成する方法に関して、ウエハ1内のデバイス領域毎に、表面から裏面側pn接合まで活性部を取り囲むように配置されるトレンチを形成し、このトレンチの側壁に拡散層を形成し、各デバイス領域の裏面側にある逆阻止用pn接合の周縁耐圧構造をデバイス領域の表面まで延在させて分離層を形成する方法が知られている(特許文献1)。同様に、デバイス領域の表面から裏面側の逆阻止用pn接合に達するトレンチを形成し、このトレンチの側壁に拡散層を形成することで逆阻止能力のあるデバイスとしている方法の記載がある(特許文献2、3)。
特開平2−22869号公報 特開2001−185727号公報 特開2002−76017号公報
しかしながら、半導体基板の表面から裏面に達する分離層を不純物の熱拡散によって形成する方法では、高耐圧の半導体装置とするために半導体基板の厚さを厚くすると、さらに、それに応じた厚い酸化膜形成および不純物拡散に高温およびまたは長時間拡散を必要とする。その結果、高温および拡散時間が長くなって半導体特性および拡散炉に使用される部品等の品質に多大な悪影響を及ぼすという問題がある。
前記問題について、以下具体的に説明する。前述の図5に示す逆阻止型IGBTの分離層の形成方法では、表面からボロンソースを塗布し熱処理によってボロンを拡散して分離層を形成する際に、高耐圧になればなるほど半導体基板が厚くなるので、高温、長時間の拡散処理を必要とする。この結果、拡散炉を構成する石英ボード、石英管(石英チューブ)、石英ノズルなど石英治具のへたりや、ヒーターからの汚染、石英治具の失透現象による強度低下などを発生させる。さらに、この塗布拡散法による分離層の形成では、耐マスク性の高い酸化膜の形成が必要となる。耐マスク性の高い酸化膜には良質の厚い酸化膜が欠かせない。耐マスク性が高い、良質な酸化膜を得る方法としては熱酸化の方法が最も好ましい。しかし、高温で長時間(たとえば1500℃、200時間)のボロンによる分離層の拡散処理においてボロンがマスク酸化膜を突き抜けないためには、膜厚が約2.5μm以上の厚い熱酸化膜を形成させる必要がある。この膜厚2.5μmの熱酸化膜形成に必要な好ましい条件は、たとえば、1150℃の温度と、良質な酸化膜が得られるドライ(乾燥酸素雰囲気)酸化雰囲気と、約200時間の酸化時間である。膜質がやや劣るものの、前記ドライ酸化に比べて酸化時間が短くて済むウェットもしくはパイロジェニック酸化でも、約15時間と長い酸化時間を必要とする。さらにこれらの酸化処理中には、大量の酸素がシリコンウエハ中に導入されるために、酸素析出物や酸化誘起積層欠陥などの結晶欠陥が導入されることおよび酸素ドナーが発生することによるデバイス特性劣化や信頼性低下の弊害が生じる。
またさらに、ボロンソース塗布後の熱拡散でも、通常は酸化雰囲気下で高温長時間の拡散処理が行われるため、ウエハ内に格子間酸素が導入され、この工程でも酸素析出物や酸素ドナー化現象、酸化誘起積層欠陥(OSF:Oxidation Induced Stacking Fault)や、スリップ転位など結晶欠陥が導入される。これら結晶欠陥がpn接合の近傍に導入されたウエハのデバイスではリーク電流が高くなる傾向がある。さらに、ウエハ上に熱酸化により形成される絶縁膜の耐圧、信頼性が大幅に低下することが知られている。また、拡散中に取り込まれた酸素がドナー化し、耐圧が低下するという弊害を生じさせる。また、前記図5に示す分離層の形成方法では、ボロンによる拡散はマスク酸化膜の開口部から、シリコンバルクへとほぼ等方的に進行するため、深さ方向に200μmのボロン拡散を行う場合、必然的に横方向にもボロンは160μm拡散されるため、デバイスピッチやチップサイズの縮小に対する障害となる。
また、図7に示すトレンチを利用して分離層を形成する場合についても問題がある。この方法では、ウエハ1の表面に形成した酸化膜2をエッチングマスクとして異方性のドライエッチングにて高アスペクト比のトレンチ11を形成し、形成したトレンチ11側壁にボロンを導入して分離層12を形成する。その後、トレンチ11内を絶縁膜などの補強材で充填する。この図7に示す分離層の形成方法は前述の図5の形成方法と比べて、デバイスピッチの縮小という目的に関しては、有利となる。しかし、深さ200μm程度のトレンチエッチングに要する時間は、典型的なドライエッチング装置を用いた場合、1枚あたり、100分程度の処理時間が必要であり、リードタイムの増加、エッチング装置のメンテナンス回数の増加などの問題は避けられない。また、ドライエッチングによって深いトレンチを形成する際に、絶縁膜マスクとしてシリコン酸化膜(SiO)を用いると、選択比が50以下と小さいので、数μm程度の厚いシリコン酸化膜を必要とする。その結果、コストの上昇や酸化誘起積層欠陥や酸素析出物などのプロセス誘起結晶欠陥導入による良品率低下という問題が生じる。さらに、異方性ドライエッチングによる高アスペクト比の深堀トレンチ11を利用した分離層形成プロセスでは、図9に示すように、トレンチ11内で薬液残渣13aやレジスト残渣13bなどが発生し、歩留まりの低下や信頼性の低下などの弊害を生じさせるという問題もある。
また、通常、トレンチ11の側壁に対してリンやボロンなどのドーパントを導入する場合、トレンチ11の側壁が垂直となっているので、ウエハ1を斜めにしてイオン注入することによりトレンチ11の側壁へのドーパント導入を行っている。しかし、アスペクト比の高いトレンチ11の側壁へのドーパント導入は、実効ドーズ量の低下(それに伴う注入時間の増加)、実効投影飛程の低下、スクリーン酸化膜によるドーズ量ロス、注入均一性の低下などの弊害を生じさせる。このため、アスペクト比の高いトレンチ11内へ不純物を導入するための手法として、イオン注入の代わりにB(ジボラン)などのガス化させたドーパント零囲気中にウエハを暴露させる気相拡散法が用いられるが、ドーズ量の精密制御性において、イオン注入法に比べて劣る。またアスペクト比の高いトレンチ11に絶縁膜を充填させる場合、トレンチ11内にボイドと呼ばれる隙間ができてしまい、信頼性などの問題が発生する。また、前記の特許文献1〜3の製造方法では、ウエハ割れを低減するため、トレンチ内に補強材を充填してからウエハをスクライブラインで切断して半導体チップ化する工程が必要となることが想定され、製造コストが高くなる。
本発明は、以上述べた点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、高耐圧用の厚い半導体基板の表面から裏面に達する程度の深さの分離層を容易に形成することのできる半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明は、前記本発明の目的を達成するために、p型半導体基板のいずれか一方の主面から該p型半導体基板へプロトンを複数回、加速エネルギーを変えて照射し、該p型半導体基板に深さの異なるプロトン注入領域を、前記一方の主面から繋がるように形成し、その後、熱処理でドナー化してp型からn型する工程を有する半導体装置の製造方法とする。また、前記半導体装置が逆阻止型絶縁ゲート型バイポーラトランジスタであり、n型になった前記プロトン注入領域がn型分離層としてn型コレクタ層に接続されている半導体装置の製造方法とする。
前記本発明の目的を達成するために、本発明は、p型半導体基板のいずれか一方の主面の表面に選択的にn型ベース領域を形成する第1工程と、該n型ベース領域の表面領域に選択的にp型エミッタ領域を形成する第2工程と、前記n型ベース領域の、前記半導体基板の表面と前記p型エミッタ領域の表面に挟まれた表面上に、ゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極とを含むMOSゲート構造を形成する第3工程と、層間絶縁膜の形成後、前記p型エミッタ領域および前記n型ベース領域に共通に接触するエミッタ電極と、前記p型半導体基板の他方の主面を研削後、前記半導体基板の他方の主面の表面に設けられるn型コレクタ層と、該n型コレクタ層に接触するコレクタ電極を形成する第4工程とを有する半導体装置の製造方法とすることもできる。さらに前記分離層を形成する工程が、前記第4工程中の層間絶縁膜の形成後に行われることも好ましい。またさらに、前記分離層を形成する工程が、前記エミッタ電極の形成後に行われることも好ましい。また、前記分離層を形成する工程を前記第4工程の後にしてもよい。
さらに本発明では、前記本発明の目的を達成するために、p型半導体基板のいずれか一方の主面から該p型半導体基板へプロトンを複数回、加速エネルギーを変えて照射し、該p型半導体基板に深さの異なるプロトン注入領域を、前記一方の主面から繋がるように形成し、その後、熱処理によりドナー化して前記p型半導体基板からn型ドリフト層を形成し、前記プロトンの非注入領域をp型分離層とする工程を有する半導体装置の製造方法とする。また、前記半導体装置が逆阻止型絶縁ゲート型バイポーラトランジスタであり、前記p型分離層がp型コレクタ層に接続されていることが好ましい。
本発明では、前記本発明の目的を達成するために、p型半導体基板のいずれか一方の主面の表面に選択的にp型ベース領域を形成する第1工程と、該p型ベース領域の表面領域に選択的にn型エミッタ領域を形成する第2工程と、前記p型ベース領域の、前記半導体基板の表面と前記n型エミッタ領域の表面に挟まれた表面上に、ゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極とを含むMOSゲート構造を形成する第3工程と、層間絶縁膜の形成後、前記n型エミッタ領域および前記p型ベース領域に共通に接触するエミッタ電極と、前記半導体基板の他方の主面を研削後、前記半導体基板の他方の主面の表面に設けられるp型コレクタ層と、該p型コレクタ層に接触するコレクタ電極を形成する第4工程とを有する半導体装置の製造方法とする。前記n型ドリフト層の形成が、前記第4工程中の層間絶縁膜の形成後に行われることが好ましい。また、前記n型ドリフト層の形成が、前記エミッタ電極の形成後に行われることも好ましい。さらに前記n型ドリフト層の形成が、前記第4工程の後に行われることも好適である。
本発明によれば、高耐圧用の厚い半導体基板の表面から裏面に達する程度の深さの分離層を容易に形成する半導体装置の製造方法を提供することができる。
本発明にかかるpチャネル型逆阻止IGBTの製造方法を説明するための製造工程を示す半導体基板の要部断面図である(その1)。 本発明にかかるpチャネル型逆阻止IGBTの製造方法を説明するための製造工程を示す半導体基板の要部断面図である(その2)。 本発明にかかるpチャネル型逆阻止IGBTの製造方法を説明するための製造工程を示す半導体基板の要部断面図である(その3)。 本発明にかかるpチャネル型逆阻止IGBTの製造方法を説明するための製造工程を示す半導体基板の要部断面図である(その4)。 従来の逆阻止型IGBTの前記分離層を塗布拡散法で形成する場合の製造工程を順に示す半導体基板の要部断面図である。 従来の塗布拡散法で形成した逆阻止IGBTの要部断面図である。 従来の逆阻止型IGBTの前記分離層をトレンチ法で形成した場合の製造工程を順に示す半導体基板の要部断面図である。 従来のトレンチ法で形成した逆阻止IGBTの要部断面図である。 従来の逆阻止型IGBTの前記分離層をトレンチ法で形成した場合の問題点を説明するためのトレンチ部分の断面図である。 本発明にかかるnチャネル型逆阻止IGBTの製造方法を説明するための製造工程を示す半導体基板の要部断面図である(その1)。 本発明にかかるnチャネル型逆阻止IGBTの製造方法を説明するための製造工程を示す半導体基板の要部断面図である(その2)。 本発明にかかるnチャネル型逆阻止IGBTの製造方法を説明するための製造工程を示す半導体基板の要部断面図である(その3)。 本発明にかかるnチャネル型逆阻止IGBTの製造方法を説明するための製造工程を示す半導体基板の要部断面図である(その4)。
以下、本発明にかかる半導体装置の製造方法の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。本発明はその要旨を超えない限り、以下に説明する実施例の記載に限定されるものではない。
以下、本発明にかかるpチャネル型逆阻止IGBTチップの製造方法について説明する。p型ウエハ15に対し、通常のnチャネル型IGBTのウエハプロセスに従って、p型ウエハ15の表面側にMOSゲート構造14、周縁耐圧構造10を形成し、エミッタ電極20を形成し、パッシベーション層22を含む、IGBTの表面側のウエハプロセスを進める。ただし、p型とn型とは互いに逆になる。このプロセスをさらに詳述すると、通常のnチャネル型IGBTの製造プロセスと同様に、図1(a)と同図のMOSゲート構造14部分の拡大図である図1(b)に示すように、p型ウエハ15の表面側に、n型ベース領域16と、p型エミッタ領域17、ゲート絶縁膜18、ゲート電極19を含むMOSゲート構造14と、層間絶縁膜21と、前記p型エミッタ領域17表面およびn型ベース領域16表面とに共通に接触するエミッタ電極20とをこの順に形成する。パッシベーション層22、フィールド絶縁膜23なども所要のプロセス中に形成される。同図の二重破線は繰り返し同パターン部分の省略を示す。
次に、多段プロトン照射によるプロトン注入領域24を図2に示すように形成する。1段ごとに注入深さの異なる状態で行ったプロトン注入領域24を複数形成したことを破線で区切って示す。プロトン照射のプロセスについて説明する。チップのパターンを描画したアルミアブソーバー(プロトン注入制御膜)(図示せず)を用いて、分離層形成領域25にのみ、サイクロトロンによって加速されたプロトンを照射する。ウエハの裏面研削後の厚さで表面から裏面までの間を、複数回のプロトン照射により、分けて形成された分離層形成領域25で繋ぐことができるように注入深さの設定を変えた複数のアルミアブソーバーをそれぞれ用いて複数回プロトン照射する。たとえば、2MeVの加速エネルギーでは飛程50μmで、半値幅が10μm程度のn型不純物層が形成され、4.5MeVの加速エネルギーでは飛程180μm、半値幅20μm程度のn型不純物層が形成される。従って、たとえば、200μm厚さのチップに対しては、図2に分離層形成領域25に破線(プロトン注入領域24)で示すように、0.2MeVから4.5MeVまで加速エネルギーを変えながら複数回に分けて照射するとよい。
表面側のウエハプロセス完了後にプロトン照射を行う理由は、プロトンの照射によって形成されるドナーは500℃程度以上の熱履歴を受けると消失してしまうからである。そのため、プロトン照射プロセス以後に、500℃以上の温度上昇がないプロセス段階になってから、プロトン照射するのである。
実施例1では表面側のエミッタ電極20およびパッシベーション層22の形成プロセス後にプロトン照射を行っているが、エミッタ電極20の形成プロセス前であっても、1000℃以上の熱処理が必要な前述の層間絶縁膜21の形成プロセス以降ならば、通常は400℃以上に温度を上げるプロセスが無いので、いずれかのプロセス段階を選択することができる。すなわち、プロトン照射のプロセスは少なくとも層間絶縁膜21の形成後に行う必要がある。しかし、n型コレクタ層27をリンのイオン注入で形成した後、活性化処理に400℃以上の温度で加熱することが求められる場合は、前記プロトンの照射およびアニールを、表面側のエミッタ電極20形成および裏面側のn型コレクタ層27形成プロセス後にする必要がある。
また、実施例1でp型ウエハ15の裏面研削プロセス前にプロトンを照射している理由は、ウエハの裏面研削後はp型ウエハ15が薄くなって機械的に脆弱になるため、p型ウエハ15の機械的強度の大きい裏面研削前に処理を行うことで、ウエハ割れのリスクを低減する意図からである。プロトンの照射方向はウエハの表面側、裏面側のどちらからでもよいが、ウエハバルク内を通過する距離の短い表面側からの照射の方が発熱をより抑えられるので好ましい。
プロトンの照射後、300℃から400℃未満の範囲の温度で、プロトンの注入領域24を1時間程度のアニール処理を行い、ドナー化してn型領域とする。アニール処理はウエハにかかる強度の大きい裏面研削プロセス前に行なうのが望ましい。このアニール処理により、ドーズ量1011cm−2から1014cm−2のプロトン照射でドナー濃度を1013cm−3から1015cm−3とすることができる。
次に、p型ウエハ15を裏面から、図2の破線で示す、耐圧で決まる所要の厚さである裏面研削ライン26まで研削し、図3の状態にする。次に図4に示すように、p型ウエハ15の裏面にn型不純物層となるリンイオンを注入し、ウエハ全体の温度が上がらない方法、たとえばレーザーやフラッシュランプなど局部的に温度上昇させることのできる昇温方法によってアニールし、n型コレクタ層27とする。この際、ウエハ全体を400℃程度の温度でアニールしてn型コレクタ層27を形成する場合は、1時間以上のアニールをすると、プロトンによるドナーが消失してしまう惧れがあるため、n型コレクタ層の形成前にプロトンのアニール処理は行なわないプロセスとする必要がある。n型コレクタ層27の形成後に、裏面電極(コレクタ電極28)を被着し、その後ウエハをn型分離層25の中央のスクライブライン29でダイシングを行うと、pチャネル型逆阻止IGBTチップ100ができる。
以上説明した実施例1では、pチャネル型逆阻止IGBTを採りあげて説明したが、p型ウエハを用い、前述の表面側のMOSゲート構造を作製せず、前述と同様にしてn型分離層(分離層形成領域25)を用いた高耐圧ダイオードを製造することができる。
以上説明した実施例1によれば、飛程が短いボロンイオンやリンイオンではなく飛程の大きなプロトンを用いて、多段照射し、活性化して深さの異なる不純物領域をウエハの表面側から裏面側まで貫通して繋がるように形成して分離層とすることで、ウエハ中に深いn型不純物層を容易に形成できるので、熱処理時間を短縮し、長時間の熱処理に伴う良品率低下等の困難や、深堀トレンチに伴う困難を克服することができる。
以下、本発明にかかるnチャネル型逆阻止IGBTの製造方法について説明する。不純物濃度が1013cm−3程度のp型ウエハ32に対し、通常のnチャネル型IGBTのウエハプロセスに従って、表面側にp型ベース領域33、n型エミッタ領域34、MOSゲート構造31、周縁耐圧構造30を形成し、エミッタ電極40の形成、パッシベーション層42を含む、表面側のプロセスを図10の断面図に示す状態まで進める。IGBTチップのパターンを描画したアブソーバーを用いて、図11の点線で示すように、p型分離層形成領域43域を除いた他の素子領域(活性領域44および周縁耐圧構造45)にのみプロトンを注入する。裏面研削後の基板厚さの表面から裏面までの間を連続するn型層で繋ぐことができるように、深さ狙いの設定を変えたアブソーバーをそれぞれ用いて複数回照射する。アブソーバーの種類を変えることにより、IGBTチップ内に入射されるプロトンのエネルギーを変化させることができる。たとえば2MeVの加速エネルギーでは飛程50μmで、半値幅が10μm程度のn型不純物層が形成され、4.5MeVの加速エネルギーでは飛程180μm、半値幅20μm程度のn型不純物層が形成される。従って、たとえば200μm厚さのチップに対しては、0.2MeVから4.5MeVまで加速エネルギーを変えながらプロトンを入射させるとよい。このプロセス状態を図11に示す。
表面構造の作製プロセス完了後にプロトン照射をする理由は、実施例1と同様に1000℃程度に温度を上げるとプロトンによって形成されたドナーが消失してしまうからで、以後の工程でそのような温度上昇がなくなる工程段階でプロトン照射する必要があるからである。さらに1000℃以下の温度でも、400℃以上程度の温度では、その保持時間によってドナー消失の惧れがある。
実施例2のIGBTのウエハプロセスでは、表面側のエミッタ電極40およびパッシベーション層42の形成後にプロトンの注入を行っているが、1000℃程度の熱処理が必ず必要な層間絶縁膜37の形成後以降の工程ならば、400℃以上に温度を上げるプロセスを回避することができる。そのため、プロトンの注入のプロセスは少なくとも層間絶縁膜37の形成後に行えばよい。さらに、p型コレクタ層48の活性化に400℃以上の温度で加熱する必要がある場合は、プロトンの注入、アニールおよび表面側のエミッタ電極40の形成も400℃以上の熱履歴を避けたいので、共に、コレクタ層形成後にする必要がある。
プロトン注入後、300℃から400℃の範囲の温度で1時間程度アニールしn型層とする。アニールはウエハが丈夫な裏面研削前に行なうのが望ましい。このプロトン注入およびアニールにより、p型ウエハ32に形成した表面構造以外のプロトン注入領域46をドーズ量1011cm−2から1013cm−2でドナー濃度を1013cm−3から1014cm−3のnドリフト層48とすることができる。その結果、プロトンが注入されなかったチップの最外周部がp型分離層47(図12)として残る。
裏面を研削して所望のウエハ厚さにし、図12の状態にする。図13に示すように、裏面にp型不純物層となるボロンイオンを注入し、ウエハ全体の温度が上がらない方法、たとえばレーザーやフラッシュランプによってアニールし、p型コレクタ層49とする。400℃以下の炉でアニールしてp型コレクタ層49を形成する場合は、長時間のアニールによってプロトンによるドナーが消失してしまうため研削前にプロトンのアニールは行なわないことも考えられる。p型コレクタ層49の形成後は、裏面のコレクタ電極50を形成し、その後ダイシングを行うと、図13(a)に示すnチャネル型逆阻止IGBTチップができる。図13(a)中のAA’、BB’ライン上での不純物濃度は図13(b)のように、プロトンの注入分布を反映して濃度に高低のあるnドリフト層48を持つプロファイルとなる。
以上の実施例2で説明したように、高耐圧用の厚い半導体ウエハの表面から裏面に達する程度の深さの分離層を、飛程の大きなプロトンを活性領域に注入、活性化してp型ウエハをn型にすることで、注入されなかったチップの最外周部をp型不純物層として残すことにより、容易に逆阻止IGBTの分離層を形成することが可能となる。
14、31 MOSゲート構造
15、32 p型ウエハ
16 n型ベース領域
17 p型エミッタ領域
18、35 ゲート絶縁膜
19、36 ゲート電極
20、40 エミッタ電極
21、37 層間絶縁膜
22 パッシベーション膜
23、38、42 フィールド絶縁膜
24 プロトン注入領域
25 n型分離層
26 裏面研削ライン
27 n型コレクタ層
28、50 コレクタ電極
29 スクライブライン
33 p型ベース領域
34 n型エミッタ領域
43 分離層形成領域
44 活性部
45 周縁耐圧構造部
46 プロトン注入領域
47 p型分離層
48 nドリフト層
49 p型コレクタ層
100 pチャネル型逆阻止IGBT
300 nチャネル型逆阻止IGBT

Claims (12)

  1. p型半導体基板のいずれか一方の主面から該p型半導体基板へプロトンを複数回、加速エネルギーを変えて照射し、該p型半導体基板に深さの異なるプロトン注入領域を、前記一方の主面から繋がるように形成し、その後、熱処理によりドナー化してp型からn型する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体装置が逆阻止型絶縁ゲート型バイポーラトランジスタであり、n型になった前記プロトン注入領域がn型分離層としてn型コレクタ層に接続されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. p型半導体基板のいずれか一方の主面の表面に選択的にn型ベース領域を形成する第1工程と、該n型ベース領域の表面領域に選択的にp型エミッタ領域を形成する第2工程と、前記n型ベース領域の、前記半導体基板の表面と前記p型エミッタ領域の表面に挟まれた表面上に、ゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極とを含むMOSゲート構造を形成する第3工程と、層間絶縁膜の形成後、前記p型エミッタ領域および前記n型ベース領域に共通に接触するエミッタ電極と、前記p型半導体基板の他方の主面を研削後、前記半導体基板の他方の主面の表面に設けられるn型コレクタ層と、該n型コレクタ層に接触するコレクタ電極を形成する第4工程とを有することを特徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記分離層を形成する工程が、前記第4工程中の層間絶縁膜の形成後に行われることを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記分離層を形成する工程が、前記エミッタ電極の形成後に行われることを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記分離層を形成する工程が、前記第4工程の後に行われることを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  7. p型半導体基板のいずれか一方の主面から該p型半導体基板へプロトンを複数回、加速エネルギーを変えて照射し、該p型半導体基板に深さの異なるプロトン注入領域を、前記一方の主面から繋がるように形成し、その後、熱処理によりドナー化して前記p型半導体基板からn型ドリフト層を形成し、前記プロトンの非注入領域をp型分離層とする工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記半導体装置が逆阻止型絶縁ゲート型バイポーラトランジスタであり、前記p型分離層がp型コレクタ層に接続されていることを特徴とする請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  9. p型半導体基板のいずれか一方の主面の表面に選択的にp型ベース領域を形成する第1工程と、該p型ベース領域の表面領域に選択的にn型エミッタ領域を形成する第2工程と、前記p型ベース領域の、前記半導体基板の表面と前記n型エミッタ領域の表面に挟まれた表面上に、ゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極とを含むMOSゲート構造を形成する第3工程と、層間絶縁膜の形成後、前記n型エミッタ領域および前記p型ベース領域に共通に接触するエミッタ電極と、前記半導体基板の他方の主面を研削後、前記半導体基板の他方の主面の表面に設けられるp型コレクタ層と、該p型コレクタ層に接触するコレクタ電極を形成する第4工程とを有することを特徴とする請求項8記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記n型ドリフト層の形成が、前記第4工程中の層間絶縁膜の形成後に行われることを特徴とする請求項9記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記n型ドリフト層の形成が、前記エミッタ電極の形成後に行われることを特徴とする請求項9記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記n型ドリフト層の形成が、前記第4工程の後に行われることを特徴とする請求項9記載の半導体装置の製造方法。
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