JP5647160B2 - リスク管理装置、リスク管理方法及びリスク管理プログラム - Google Patents

リスク管理装置、リスク管理方法及びリスク管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、リスク管理装置、リスク管理方法及びリスク管理プログラムに関する。
例えばプラント輸出のようなプロジェクトでは、納品先である顧客の特性ごとにその仕様が異なり、携わる関係者の数も多い。そして、プロジェクトの終了までには、通常長い期間が必要であり、その期間内には、様々な多くの工程が存在する。顧客、プロジェクトの受注者、プロジェクトに対する投資家等の立場からは、プロジェクトを失敗に導く原因となり得るリスクを事前に把握し排除することが重要である。しかしながら、前記したプロジェクトの特性に起因して、プロジェクトに内在するリスクを事前に把握することは、一般的には困難である。
特許文献1のプロジェクトリスクマネジメント装置は、プロジェクトの複数のリスクを特定し、リスク判定時の根拠となるプロジェクト情報及び判定基準とともに表示する。さらに、当該装置は、蓄積したこれらの情報を使用して、現在のプロジェクトと過去のプロジェクトを比較する。
特開2000−348100号公報(段落0011〜0026)
リスクを事前に把握する際の重要な指標は、そのリスクが発生させ得る追加的コストである。リスク相互に関連性がなく、個々のリスクが単発的に発生する場合は、個々のリスクが発生させるコストを予測することは比較的簡単である。しかしながら、現実には、リスクが単発的に発生することは稀である。むしろ、あるリスクが他のリスクを引き起こし、さらに引き起こされたリスクが別のリスクを引き起こすという関係になっている場合が多い。さらに、このような因果関係にあるリスク同士が、1対1の連鎖的な関係ではなく、多対多の網状の関係になっている場合もある。したがって、ある1つのリスクが発生することが予測でき、当該リスクが直接的に発生させるコストが予測できても、当該リスクに起因して間接的に発生するコストを含む、いわば総体的なコストを予測することは困難である。
特許文献1のプロジェクトリスクマネジメント装置は、リスクが網状の因果関係を有することを前提としていない。その結果、予想外に多額なコストが発生するという事態が起こりうる。
そこで、本発明は、複数のリスク相互間の影響の伝搬を評価し、リスクが発生させ得るコストを、リスクごとに表示することを課題とする。
本発明のリスク管理装置は、プロジェクトに含まれる複数のリスクと、リスク間の因果関係と、を有するリスクネットワークを使用して、リスクがプロジェクトに与える影響度をリスクごとに推定するリスク管理装置であって、リスクに関連付けて、リスクが発生する確率及びリスクの影響度が記憶される第1の情報と、因果関係に関連付けて、因果関係の原因側のリスク因果関係の結果側のリスク、及び、原因側のリスクが複数の結果側のリスクに対して影響度の期待値を移動させる場合の配分比率が記憶される第2の情報と、が格納される記憶部と、第1の情報を参照し、確率及び影響度を取得し、取得した確率及び影響度に基づいて影響度の期待値を、リスクごとに計算し、第2の情報を参照し、配分比率を取得し、取得した配分比率に基づき、あるリスクについての影響度の期待値のうち、因果関係の原因側のリスクから当該あるリスクに移動してくる第1の部分及び因果関係の結果側のリスクに当該あるリスクから移動していく第2の部分を計算し、当該あるリスクについての影響度の期待値に対し、第1の部分を加算し、第2の部分を減算することによって、影響度の期待値を、複数のリスクの間において影響度の期待値の移動がなされた後の状態で、リスクごとに計算する制御部と、を有することを特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、複数のリスク相互間の影響の伝搬を評価し、リスクが発生させ得るコストを、リスクごとに表示することが可能になる。
本実施形態に係るリスク管理装置の構成図である。 本実施形態に係るノード情報の一例である。 本実施形態に係るリンク情報の一例である。 本実施形態に係るリスクネットワーク表示画面の一例である。 本実施形態に係る第1の処理手順のフローチャートである。 本実施形態に係る第2の処理手順のフローチャートである。 本実施形態に係る第3の処理手順のフローチャートである。
以降、本発明を実施するための形態(「本実施形態」という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。プラント輸出を行うプロジェクトを例として本実施形態を説明する。
(用語等)
プロジェクトとは、ある事業主体がその顧客に対して完成を請け負う業務である。プロジェクトは、多くの場合、顧客ごとにカスタマイズされた仕様を有する。プロジェクトの例として、「○○国国営火力発電所建設工事」、「○○社基幹システム更新工事」等があり得る。
リスクとは、プロジェクトを失敗に導き得る事象である。リスクの例として、「○○国○○省の認可取得遅延」、「プロジェクト管理者○○氏の退職」等があり得る。
因果関係とは、あるリスクが他のリスクを発生させる原因となっている場合の、当該2つのリスク間の関係である。
親リスクとは、因果関係にある2つのリスクのうち、原因となるリスクである。子リスクとは、因果関係にある2つのリスクのうち、結果となるリスクである。例えば、「○○港コンテナバースが使用不能である」という親リスクに対して、「備蓄燃料が不足する」という子リスクが想定される。親リスクと子リスクは、2つのリスク間の相対的な関係をいうものである。あるリスクが、他のリスクから見れば親リスクになっており、別の他のリスクから見れば子リスクとなっている場合もある。1つの親リスクに複数の子リスクが対応している場合もあり、1つの子リスクに複数の親リスクが対応している場合もある。
発生確率とは、リスクが能動的に発生する確からしさを示す値である。当該リスクが「能動的に発生する」とは、その親リスクの発生を原因として受動的に発生するのではなく、当該リスクが自然に発生することを意味する。発生確率は、0以上1.0以下の値であり、「1.0」は、当該リスクが必ず発生すること、「0」は、当該リスクが決して発生しないことを示す。
影響度とは、リスクがプロジェクトに与える影響の大きさである。影響度は、例えば、当該リスクが発生した場合に事態収拾等に要する追加コスト(金額)であってもよいし、事態収拾等に要する追加期間であってもよい。
前記のようなリスク及び因果関係を、リスクネットワークとして図示することが可能である。図4には、リスクネットワーク151の例が記載されている。リスクネットワーク151は、複数のノード152〜155と1又は複数のリンク161〜164を有する。円で示されるノード152〜155はリスクに対応し、有向線分で示されるリンク161〜164は因果関係に対応する。リンクは2つのノードを結ぶ。リンクの起点となるノードは、親リスクを示す。リンクの終点となるノードは、子リスクを示す。
なお、ノードの円の太さ及び網掛け並びにリンクの線の太さについては、後記する。
図4においては、例えば、ノード152を起点として2本のリンク161及びリンク162が出ており、それらのリンクの終点は、それぞれ、ノード153及びノード155である。リンク161、162は、ノード152が示すリスクが発生すると、ノード153が示すリスク及びノード155が示すリスクも発生することを示している。さらに、リスクネットワークにおいては、親リスクの発生が子リスクの発生を引き起こすという「トリガ」の関係だけでなく、親リスクが、自身の影響度の一部又は全部を1又は複数の子リスクに対し、リンクを介して伝搬(移転する)という量的な関係が存在する。
すると、親リスクを基準として、複数の子リスクに対する影響度の配分割合を定義することが必要になる。当該配分比率が、「重み」である。親リスクが複数の子リスクに与える影響度は、均等であるとは限らない。例えば、親リスクが、第1の子リスク及び第2の子リスクに対し、影響度のすべてをそれぞれ、7対3の比率で与えるとする。このとき、親リスクの第1の子リスクに対する重みは「0.7」であり、親リスクの第2の子リスクに対する重みは「0.3」であると表現する。より一般的には、子リスクに対する重みの総和は「0」以上「1.0」未満である。例えば、第1の子リスクに対する重みが「0.1」であり、第2の子リスクに対する重みが「0.4」である場合、親リスクは「0.5=1.0−0.1−0.4」の影響度を、子リスクに与えることなく自らに保持する。1つの親リスクに1つの子リスクが対応しており、かつ、親リスクが自らに影響度を保持しない場合は、重みは「1.0」である。
期待損失とは、次の式(1)によって、因果関係(リンク)ごとに定義される値である。
期待損失=親リスクの影響度×親リスクの発生確率×重み (1)
すなわち、期待損失とは、重みを考慮したうえで親リスクから子リスクへリンクを介して伝搬される影響度の期待値を意味する。
コンティンジェンシ費用とは、次の式(2)によって、ノード(リスク)ごとに定義される値である。
コンティンジェンシ費用=当該リスクの影響度×当該リスクの発生確率
+当該リスクを終点とするリンクの期待損失の総和
−当該リスクを起点とするリンクの期待損失の総和 (2)
式(2)の第1項は、当該リスク自身の影響度の期待値である。式(2)の第2項は、当該リスクの親リスクの影響度の期待値のうち、当該リスクに対して伝搬される部分である。式(2)の第3項は、当該リスク自身の影響度の期待値のうち、当該リスクの子リスクに対して伝搬される部分である。すなわち、コンティンジェンシ費用とは、複数のリスク間で期待損失を伝搬した後において、ある1つのリスクが保持する影響度の期待値である。そして、期待損失を伝搬する前後において、すべてのリスクの影響度の期待値の総和は変化しない(期待損失の重複分はない)。
なお、「第1の部分」及び「第2の部分」には、それぞれ、式(2)の第2項及び式(2)の第3項が相当する。
そして、あるリスクに注目すると、他のどのリスクが能動的に発生したかによって、当該リスクのコンティンジェンシ費用は変化する。図4において、(1)ノード152が示すリスク及びノード154が示すリスクが能動的に発生したとする。このとき、ノード155には、リンク162、リンク163及びリンク164を介して期待損失が伝搬される。一方、(2)ノード152が示すリスクのみが能動的に発生したとする。このとき、ノード155には、リンク162及びリンク163を介して期待損失が伝搬される。(1)と(2)を比較すると、ノード155におけるコンティンジェンシ費用は、(1)の場合の方が大きい。(2)の場合においては、ノード155は、リンク164を介して期待損失を受け取ることがないからである。
(リスク管理装置)
図1に沿って、リスク管理装置1を説明する。リスク装置1は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置11、キーボード、マウスなどの入力装置12、ディスプレイなどの出力装置13、主記憶装置14及び補助記憶装置15を有する。これらはバスによって相互に接続されている。補助記憶装置15は、ノード情報31及びリンク情報32を記憶している(詳細後記)。主記憶装置14における、リスクネットワーク表示部21、コンティンジェンシ費用計算部22、リスクパラメタ推定部23及びリスク伝搬推定部24は、プログラムである。以降、「○○部は」と主体を記した場合は、中央制御装置11が、補助記憶装置15から各プログラムを読み出し、主記憶装置14にロードしたうえで、各プログラムの機能を実現するものとする(詳細後記)。
なお、「第1の情報」及び「第2の情報」には、それぞれ、ノード情報31及びリンク情報32が相当する。
(ノード情報)
図2に沿って、ノード情報31を説明する。ノード情報31においては、リスクID欄101に記憶されたリスクIDに関連付けて、発生確率欄102には発生確率が、影響度欄103には影響度が、コンティンジェンシ費用欄104にはコンティンジェンシ費用が記憶されている。
リスクID欄101のリスクIDは、リスクを一意に特定する識別子である。
発生確率欄102の発生確率は、当該リスクの発生確率である。
影響度欄103の影響度は、当該リスクの影響度である。
コンティンジェンシ費用欄104のコンティンジェンシ費用は、当該リスクのコンティンジェンシ費用である。
ノード情報31のレコードは、リスク(ノード)の数だけ存在する。ノード情報31はプロジェクトごとに複数存在するものとしてもよい。以下の説明では、単純化のため、ノード情報31が特定のプロジェクトについて1つだけ存在するものとする。
(リンク情報)
図3に沿って、リンク情報32を説明する。リンク情報32においては、リンクID欄111に記憶されたリンクIDに関連付けて、親リスク欄112には親リスクのリスクIDが、子リスク欄113には子リスクのリスクIDが、重み欄114には重みが、期待損失欄115には期待損失が記憶されている。
リンクID欄111のリンクIDは、リンクを一意に特定する識別子である。
親リスク欄112の親リスクのリスクIDは、当該リンクの起点であるリスク(すなわち、親リスク)のリスクIDである。
子リスク欄113の子リスクのリスクIDは、当該リンクの終点であるリスク(すなわち、子リスク)のリスクIDである。
重み欄114の重みは、当該親リスクが当該子リスクに対して影響度を伝搬する際の配分比率である。
期待損失欄115の期待損失は、当該リンクが親リスクから子リスクに伝搬する影響度の期待値である。
リンク情報32はプロジェクトごとに複数存在するものとしてもよい。以下の説明では、単純化のため、リンク情報32が特定のプロジェクトについて1つだけ存在するものとする。
リンク情報32のレコードは、リンク(因果関係)の数だけ存在する。
因みに、リンク情報32の1行目及び2行目に注目すると、以下のことがらがわかる。
・リンクIDが「L001」であるリンクは、親リスク「R001」を起点とし、子リスク「R002」を終点とするリンクである。このリンク「L001」は、図4においては、リンク161に相当する。
・リンクIDが「L002」であるリンクは、親リスク「R001」を起点とし、子リスク「R004」を終点とするリンクである。このリンク「L002」は、図4においては、リンク162に相当する。
・リンク「L001」及びリンク「L002」は、いずれも同じ親リスク「R001」の影響度を伝搬する。しかしながら、伝搬する先の子リスクは異なり、リンク「L001」については子リスク「R002」であり、リンク「L002」については子リスク「R004」である。
・リンク「L001」が伝搬する期待損失は、「50」である。なお、この「50」は、リスク「R001」の影響度×リスク「R001」の発生確率×リンク「L001」の重み=500×0.5×0.2=50、のように計算される(図2の1行目も併せて参照)。
・リンク「L002」が伝搬する期待損失は、「100」である。なお、この「100」は、リスク「R001」の影響度×リスク「R001」の発生確率×リンク「L002」の重み=500×0.5×0.4=100、のように計算される(図2の1行目も併せて参照)。
(処理手順)
処理手順には、基本となる「第1の処理手順」及びその代替例である「第2の処理手順」及び「第3の処理手順」が存在する。第1の処理手順では、すべてのリスクが、それぞれの発生確率に従って能動的に発生することを前提にしている。発生確率が「0.0」ではない限り、すべてのリスクが発生することになる。
第2の処理手順では、どのリスクが能動的に発生するかを、ユーザが指定し、指定されたリスク、そのすべての「子リスク」、さらにその「子リスク」の「子リスク」、・・・が、発生することを前提としている。つまり、個々のリスクの(0から1までの値を取る)本来の発生確率は捨象され、ユーザが指定したリスクについては、発生確率を一律的に「1.0」とし、ユーザが指定したリスクが発生したことによって受動的に発生する「子リスク」の発生確率も一律的に「1.0」とする。
第3の処理手順では、それぞれのリスクの発生確率及び影響度が微細に変化した場合、その変化がどれだけコンティンジェンシ費用総計に影響を及ぼすかをシミュレーション(いわゆる「感度分析」)する。
(第1の処理手順)
図5に沿って、本実施形態の第1の処理手順を説明する。前提として、当該処理手順を開始する時点において、ノード情報31(図2)については、リスクID欄101にのみ値が記憶されており、かつ、発生確率欄102、影響度欄103及びコンティンジェンシ費用欄104は空欄状態にあるものとする。同様に、当該処理手順を開始する時点において、リンク情報32(図3)については、リンクID欄111、親リスク欄112、子リスク欄113及び重み欄114に値が記憶されており、かつ、期待損失欄115は空欄状態にあるものとする。これらの空欄を埋めたうえで、リスクネットワーク表示画面51(図4)を表示することが、当該処理手順の大まかな流れである。
ステップS201において、リスクパラメタ推定部23は、リスクパラメタを推定する。リスクパラメタとは、発生確率及び影響度をまとめて示す語である。具体的には、リスクパラメタ推定部23は、第1に、ノード情報31(図2)の任意の未処理のレコードを取得し、取得したレコードのリスクID欄101のリスクIDを取得する。
リスクパラメタ推定部23は、第2に、取得したリスクIDに関連付けられたリスクの内容を出力装置13に表示し、ユーザが入力装置12を介して「リスク因子」を入力するのを受け付ける。補助記憶装置15には、リスクIDとリスクの内容とを関連付けて記憶したテーブル(図示せず)が記憶されているものとする。つまり、当該テーブルは、リスクの数だけレコードを有し、個々のレコードは、例えば「R001」と「プロジェクト管理者○○氏の退職」とを関連付けているものとする。
リスク因子は、利用可能な外部データベースに対する検索語、例えば「退職」という文字列であってもよい。また、リスク因子は、利用可能なリスク関数の入力値である変数、例えば「50歳」という数値であってもよい。
リスクパラメタ推定部23は、第3に、リスク因子を検索キーとして外部データベースから発生確率及び影響度を取得する。又は、リスク因子である変数をリスク関数に入力しそのリスク関数の出力値としての発生確率及び影響度を取得する。外部データベースとは、例えば、保険会社、報道機関等が運営するデータベースである。この外部データベースに、「民間企業の社員が50歳で退職する確率は0.05である」、「プロジェクトマネージャーが退職した結果、500万円の損失が発生」等のデータが記憶されていれば、リスクパラメタ推定部23は、検索結果として、発生確率「0.05」及び影響度「500万円」を取得できる。
リスク関数とは、例えば、年齢の入力を受けて、民間企業の社員がその年齢で退職する確率を出力する線形及び非線形の関数、又は、年齢の入力を受けて、その年齢で退職する民間企業の社員に支払う退職金及び所定の期間内その年齢の社員を採用するのに必要なコストを出力する線形及び非線形の関数である。
なお、リスクパラメタ推定部23は、「第2」及び「第3」において、リスク因子に基づいて外部データベース又はリスク関数からリスクパラメタを推定することに代替して、ユーザが入力装置12を介して直接リスクパラメタの値を入力するのを受け付けてもよい。また、リスク管理装置1は、外部データベースに相当するデータベースを、補助記憶装置15に記憶していてもよい。同様に、リスク管理装置1は、リスク関数を補助記憶装置15に記憶していてもいし、外部のサーバ等に対してリスク関数を取得しに行ってもよい。
リスクパラメタ推定部23は、第4に、「第1」において取得したレコードの発生確率欄102及び影響度欄103に、「第3」において取得した、それぞれ、発生確率及び影響度を記憶する。
リスクパラメタ推定部23は、ステップS201の処理をノード情報31のすべてのレコードについて繰り返す。
ステップS202において、リスク伝搬推定部24は、期待損失を推定する。具体的には、リスク伝搬推定部24は、第1に、リンク情報32(図3)の任意の未処理のレコードを取得し、取得したレコードの親リスク欄112の親リスクのリスクID及び重み欄114の重みを取得する。
リスク伝搬推定部24は、第2に、ステップS202の「第1」において取得した親リスクのリスクIDを検索キーとして、ノード情報31(図2)を検索し、該当したレコードの発生確率欄102の発生確率及び影響度欄103の影響度を取得し、その影響度にその発生確率を乗算する。
リスク伝搬推定部24は、第3に、ステップS202の「第2」の乗算結果に対し、ステップS202の「第1」において取得した重みを乗算し、その結果を期待損失とする。
なお、リスク伝搬推定部24は、「第2」及び「第3」の処理に代替して、ユーザが入力装置12を介して直接期待損失の値を入力するのを受け付けてもよい。
リスク伝搬推定部24は、第4に、期待損失をステップS202の「第1」において取得したレコードの期待損失欄115に記憶する。
リスク伝搬推定部24は、ステップS202の処理をリンク情報32のすべてのレコードについて繰り返す。
ステップS203において、コンティンジェンシ費用計算部22は、コンティンジェンシ費用を計算する。具体的には、コンティンジェンシ費用計算部22は、第1に、ノード情報31(図2)の任意の未処理のレコードを取得し、取得したレコードのリスクID欄101のリスクID、発生確率欄102の発生確率及び影響度欄103の影響度を取得し、取得した影響度に対して取得した発生確率を乗算する。
コンティンジェンシ費用計算部22は、第2に、ステップS203の「第1」において取得したリスクIDを検索キーとして、リンク情報32(図3)の子リスク欄113を検索し、該当したすべてのレコードの期待損失欄115の期待損失を取得し、取得したすべての期待損失を合計する。
コンティンジェンシ費用計算部22は、第3に、ステップS203の「第1」において取得したリスクIDを検索キーとして、リンク情報32(図3)の親リスク欄112を検索し、該当したすべてのレコードの期待損失欄115の期待損失を取得し、取得したすべての期待損失を合計する。
コンティンジェンシ費用計算部22は、第4に、ステップS203の「第1」の乗算結果に対して、ステップS203の「第2」の合計結果を加算し、その結果得られた値からさらにステップS203の「第3」の合計結果を減算する。そして、この最終計算結果をコンティンジェンシ費用とする。
コンティンジェンシ費用計算部22は、第5に、ステップS203の「第1」において取得したレコードのコンティンジェンシ費用欄104に、コンティンジェンシ費用を記憶する。
コンティンジェンシ費用計算部22は、ステップS203の処理をノード情報31のすべてのレコードについて繰り返す。
ステップS204において、リスクネットワーク表示部21は、リスクネットワークを表示する。具体的には、リスクネットワーク表示部21は、第1に、リスクネットワーク表示画面51(図4)を表示する。リスクネットワーク表示画面51は、リスクネットワーク151を表示するエリア52、ノード数、ノード内容及びリンク内容を表示するエリア53、並びに、コンティンジェンシ費用総計を表示するエリア54を有する。しかしながら、この時点においては、エリア52は空欄(情報がない)であり、欄171〜174も空欄である。
リスクネットワーク表示部21は、第2に、リンク情報32(図3)のすべてのレコードの、親リスク欄112の親リスクのリスクID、及び、子リスク欄113の子リスクのリスクIDを取得する。そして、取得したリスクIDのすべて(重複分を除く)が特定するリスクを示すノード(円)をエリア52に表示する。ノードに関連付けて、そのノードに対応するリスクIDも表示する。このとき、複数のノードを同一の想定円周上に等間隔に配置する(後記する処理において、リンクを重ならずに表示するため)。
リスクネットワーク表示部21は、第3に、リンク情報32のすべてのレコードについて、親リスクのリスクIDに対応するノードから、子リスクのリスクIDに対応するノードに向かうリンク(有向線分)をエリア52に表示する。リンクに関連付けて、そのリンクに対応するリンクIDも表示する。この時点において、エリア52には、4つのノード152〜155及び4本のリンク161〜164が表示されていることになる。
リスクネットワーク表示部21は、第4に、エリア52に表示したノードの数をカウントして、エリア53のノード数欄172に表示する。
リスクネットワーク表示部21は、第5に、ノード情報31(図2)のすべてのレコードのコンティンジェンシ費用欄104のコンティンジェンシ費用の値を合計し、その合計値を、コンティンジェンシ費用総計としてエリア54のコンティンジェンシ費用総計欄171に表示する。
リスクネットワーク表示部21は、第6に、ノード内容及びリンク内容を、エリア53の、それぞれ、ノード内容欄173及びリンク内容欄174に表示する。より具体的には、リスクネットワーク表示部21は、ユーザがマウス等の入力装置12を用いて、エリア52に表示されている任意の1つのノード及び任意の1つのリンクを選択するのを受け付ける。そして、リスクネットワーク表示部21は、選択されたノードに対応するリスクIDを検索キーとしてノード情報31(図2)を検索し、該当したレコードの発生確率欄102の発生確率、影響度欄103の影響度及びコンティンジェンシ費用欄104のコンティンジェンシ費用を取得する。さらに、取得した発生確率、影響度及びコンティンジェンシ費用を、リスクIDに関連付けて、ノード内容欄173に表示する。また、リスクネットワーク表示部21は、選択されたリンクに対応するリンクIDを検索キーとしてリンク情報32を検索し、該当したレコードの重み欄114の重み及び期待損失欄115の期待損失を取得する。さらに、取得した重み及び期待損失を、リンクIDに関連付けて、リンク内容欄174に表示する。
その後、第1の処理手順を終了する。
(第1の処理手順の変形例)
リスクネットワーク表示部21は、ステップS204の「第2」において、それぞれのノードを表示するとき、当該ノードに対応するリスクの、発生確率、影響度又はコンティンジェンシ費用の値に比例させて、ノードの直径又は面積を決定し、その直径又は面積でノードを表示してもよい。リスクネットワーク表示部21は、ステップS204の「第3」において、それぞれのリンクを表示するとき、当該リンクの期待損失の値に比例させて、リンクの太さを決定し、その太さでリンクを表示してもよい。
(第2の処理手順)
図6に沿って、本実施形態の第2の処理手順を説明する。ノード情報31(図2)及びリンク情報32(図3)についての前提は、第1の実施形態と同様である。
ステップS301において、リスクパラメタ推定部23は、影響度を推定する。リスクパラメタ推定部23の具体的な処理内容は、第1の実施形態のステップS201と同様である。但し、ステップS301においては、リスクパラメタ推定部23は、発生確率を推定する処理を実行せず影響度を推定する処理のみを実行する。そして、ノード情報31(図2)の発生確率欄102を空欄のままとする。
なお、リスクパラメタ推定部23は、リスク因子に基づいて外部データベース又はリスク関数から影響度を推定することに代替して、ユーザが入力装置12を介して直接影響度の値を入力するのを受け付けてもよい。
ステップS302において、コンティンジェンシ費用計算部22は、能動的に発生するリスクを受け付ける。具体的には、コンティンジェンシ費用計算部22は、第1に、リスクIDとリスクの内容とを関連付けて記憶した前記テーブルを、出力装置13に表示する。
コンティンジェンシ費用計算部22は、第2に、ユーザが1又は複数のリスクIDを選択するのを受け付ける。例えば、ユーザが「プロジェクト管理者○○氏の退職」というリスクが発生した場合の、リスクごとのコンティンジェンシ費用を知りたい場合には、ユーザは「R001」を選択することになる。
ステップS303において、コンティンジェンシ費用計算部22は、受動的に発生するリスクを特定する。
具体的には、コンティンジェンシ費用計算部22は、ステップS302の「第2」において受け付けたリスクIDを検索キーとしてリンク情報32(図3)の親リスク欄112を検索し、該当したレコードの子リスク欄113の子リスクのリスクIDを取得する。さらに取得した子リスクのリスクIDを検索キーとして、リンク情報32の親リスク欄112を検索し、該当したレコードの子リスク欄113の子リスクのリスクIDを取得する。該当するレコードがなくなるまでこの処理を繰り返し、その後、リンク情報32の右端に「伝搬フラグ欄116」(図示せず)を設け、該当したレコード(子リスクのリスクIDが取得されたレコード)の伝搬フラグ欄116に「伝搬フラグ」を立てる。
ステップS304において、コンティンジェンシ費用計算部22は、発生確率を記憶する。具体的には、コンティンジェンシ費用計算部22は、第1に、ステップS302の「第2」において受け付けたリスクIDを検索キーにして、ノード情報31(図2)を検索し、該当したレコードの発生確率欄102に「1.0」を記憶する。
コンティンジェンシ費用計算部22は、第2に、リンク情報32(図3)のレコードのうち、ステップS303において伝搬フラグを立てたレコードの子リスク欄113の子リスクのリスクIDを検索キーにして、ノード情報31(図2)を検索し、該当したレコードの発生確率欄102に「1.0」を記憶する。
コンティンジェンシ費用計算部22は、第3に、リンク情報32(図3)のレコードのうち、ステップS304の「第1」及び「第2」において該当しなかったレコードの発生確率欄102に「0.0」を記憶する。
ステップS305において、リスク伝搬推定部24は、期待損失を推定する。具体的には、リスク伝搬推定部24は、第1に、リンク情報32(図3)の任意の未処理のレコードを取得し、取得したレコードの親リスク欄112の親リスクのリスクID及び重み欄114の重みを取得する。
リスク伝搬推定部24は、第2に、ステップS305の「第1」において取得した親リスクのリスクIDを検索キーとして、ノード情報31(図2)を検索し、該当したレコードの発生確率欄102の発生確率及び影響度欄103の影響度を取得し、その影響度にその発生確率を乗算する。
リスク伝搬推定部24は、第3に、ステップS305の「第2」の乗算結果に対し、ステップS305の「第1」において取得した重みを乗算し、その結果を期待損失とする。
なお、リスク伝搬推定部24は、「第2」及び「第3」の処理に代替して、ユーザが入力装置12を介して直接期待損失の値を入力するのを受け付けてもよい。
リスク伝搬推定部24は、第4に、期待損失をステップS305の「第1」において取得したレコードの期待損失欄115に記憶する。
リスク伝搬推定部24は、ステップS305の処理をリンク情報32のすべてのレコードについて繰り返す。
ステップS306において、コンティンジェンシ費用計算部22は、コンティンジェンシ費用を計算する。ステップS306の処理は、第1の処理手順のS203と同じである。
ステップS307において、リスクネットワーク表示部21は、リスクネットワークを表示する。具体的には、リスクネットワーク表示部21は、第1に、以下の2つの相違点を除いて、ステップS204の「第1」〜「第3」と同じ処理を実行する。
(第1の相違点)
リスクネットワーク表示部21は、例えば円の表示方法等を変えて、以下のノードを相互に区別して表示するものとする。
(1:能動発生ノード)ステップS302の「第2」において受け付けたリスクIDが示すノード。このノードは、ノード152(太線かつ網掛けの円で表示)のように、能動的に発生したリスクを示す。
(2:受動発生ノード)伝搬フラグが立っているレコードの子リスク欄113の子リスクIDが示すノードのうち、能動発生ノード以外のノード。このノードは、ノード153、155(太線の円で表示)のように、自身は能動的に発生していないものの、他のリスクの発生に起因して受動的に発生したリスクを示す。
(3:不発生ノード)(1)及び(2)以外のノード。このノードは、ノード154(細線の円で表示)のように、発生していないリスクを示す。
(第2の相違点)
リスクネットワーク表示部21は、例えば太さを変える等の方法で、以下のリンクを相互に区別して表示するものとする。
(4:伝搬リンク)伝搬フラグが立っているレコードのリンクID欄111のリンクIDが示すリンク。このリンクは、リンク161(太線)のように、期待損失が伝搬されているリンクである。
(5:不伝搬リンク)(4)以外のリンク。このリンクは、リンク164(細線)のように、期待損失が伝搬されていないリンクである。
リスクネットワーク表示部21は、第2に、エリア52に表示したノードの数をカウントして、エリア53のノード数欄172に表示する。なお、リスクネットワーク表示部21は、ノード数の内数として、能動発生ノードの数及び受動発生ノードの数をカウントし、ノード数欄172に「4(1)(2)」のように並べて表示してもよい。
リスクネットワーク表示部21は、第3に、ノード情報31(図2)のすべてのレコードのうち、リスクIDが「能動発生ノード」又は「受動発生ノード」を示すレコードのコンティンジェンシ費用欄104のコンティンジェンシ費用の値を合計し、その合計値を、エリア54のコンティンジェンシ費用総計欄171に表示する。
この時点以降、ユーザは、リスクネットワーク表示画面51上の操作によって、ノード内容の修正入力、リンク内容の修正入力、リンクの起点及び/又は終点の修正入力等ができるものとする。
修正入力の例は以下の通りである。
(1)ユーザは、ノード内容欄173の影響度「500」にカーソルを合わせ、キーボードから「400」を入力することによって「500」を「400」に修正する。
(2)ユーザは、リンク内容欄174の期待損失「50」にカーソルを合わせ、キーボードから「40」を入力することによって「50」を「40」に修正する。
(3)ユーザは、リスクネットワーク151のリンク161(リンクIDはL001である)の終点をマウスで掴み、その終点をノード154(リスクIDはR003である)までドラッグ(移動)する。
ステップS308において、リスクネットワーク表示部21は、修正入力を受け付けたか否かを判断する。具体的には、リスクネットワーク表示部21は、ステップS307の処理が終了した時点から所定の時間が経過する期間内にユーザが何らかの修正入力を行うのを受け付けた場合(ステップS308“YES”)は、ステップS309に進み、それ以外の場合(ステップS308“NO”)は、処理手順を終了する。
ステップS309において、リスクパラメタ推定部23(又はリスク伝搬推定部24)は、ノード情報31及び/又はリスク情報32を更新する。具体的には、受け付けた修正入力が例えば(1)である場合、リスクパラメタ推定部23は、ノード情報31(図2)の1行目のレコードの影響度欄103の値を「500」から「400」に変更して記憶する。受け付けた修正入力が例えば(2)である場合、リスク伝搬推定部24は、リンク情報32(図3)の1行目のレコードの期待損失欄115の値を「50」から「40」に変更して記憶する。受け付けた修正入力が例えば(3)である場合、リスク伝搬推定部24は、リンク情報32の1行目のレコードの子リスク欄113の値を「R002」から「R003」に変更して記憶する。
その後、ステップS306に戻る。
(第2の処理手順の変形例)
前記では、ステップS302において、コンティンジェンシ費用計算部22は、ユーザがリスクIDを選択するのを受け付ける。しかしながら、コンティンジェンシ費用計算部22は、ユーザの入力を受け付けることなく、以下の任意のルールに則って、1又は複数のリスクIDが(能動的に発生するリスクとして)選択されたと看做して以降の処理を実行してもよい。
(ルール1)
コンティンジェンシ費用計算部22は、ノード情報31(図2)のすべてのレコードについて、影響度欄103の影響度の値が大きい順番に、所定の閾値の数だけリスクIDを取得し、取得したリスクIDが示すリスクが選択されたと看做す。例えば、図2の1〜4行目の影響度は、それぞれ、「500」、「50」、「10」及び「900」である。いま、所定の閾値が「2」であるとする。この場合、コンティンジェンシ費用計算部22は、リスクID「R001」及びリスクID「R004」が選択されたものと看做す。
(ルール2)
コンティンジェンシ費用計算部22は、リンク情報32(図3)の親リスク欄112を参照し、当該欄に記憶されている親リスクのリスクIDの数をリスクIDごとにカウントし、カウントした数の大きい順番に、所定の閾値の数だけ親リスクのリスクIDを取得し、取得したリスクIDが選択されたと看做す。例えば、図3の1〜4行目のレコードについてこのような処理を行うと、カウントした数は、「R001」については「2」となり、「R002」については「1」となり、「R003」については「1」となる。いま、所定の閾値が「1」であるとする。この場合、コンティンジェンシ費用計算部22は、カウントした数が最も大きい「R001」が選択されたものと看做す。
(ルール3)
コンティンジェンシ費用計算部22は、リンク情報32(図3)の子リスク欄113を参照し、当該欄に記憶されている子リスクのリスクIDの数をリスクIDごとにカウントし、カウントした数の大きい順番に、所定の閾値の数だけ子リスクのリスクIDを取得し、取得したリスクIDが選択されたと看做す。例えば、図3の1〜4行目のレコードについてこのような処理を行うと、カウントした数は、「R002」については「1」となり、「R004」については「3」となる。いま、所定の閾値が「1」であるとする。この場合、コンティンジェンシ費用計算部22は、カウントした数が最も大きい「R004」が選択されたものと看做す。
また、コンティンジェンシ費用計算部22は、選択されたものと看做したリスクID(この例では、「R004」)を検索キーとして、リンク情報32の子リスク欄113を検索し、該当するレコードの親リスク欄112の親リスクのリスクIDを取得する。そして、この取得したリスクIDが示すリスクもまた選択されたものと看做してもよい。さらに、コンティンジェンシ費用計算部22は、所定の回数(世代数)だけ当該処理を繰り返し、子リスクに対する親リスクのリスクID、親リスクに対する親リスクのリスクID、・・・を遡って取得してもよい。
(ルール4:ルール1とルール3の組み合わせ)
コンティンジェンシ費用計算部22は、ノード情報31(図2)のすべてのレコードについて、影響度欄103の影響度を取得する。そして、取得した影響度の値が大きい順番に、所定の閾値の数だけリスクIDを取得し、取得したリスクIDが選択されたと看做す。
次に、コンティンジェンシ費用計算部22は、選択されたものと看做したリスクIDを検索キーとして、リンク情報32の子リスク欄113を検索し、該当するレコードの親リスク欄112の親リスクのリスクIDを取得する。そして、この取得したリスクIDもまた選択されたものと看做してもよい。さらに、コンティンジェンシ費用計算部22は、所定の回数(世代数)だけ当該処理を繰り返し、子リスクに対する親リスクのリスクID、親リスクに対する親リスクのリスクID、・・・を遡って取得してもよい。
(第3の処理手順)
図7に沿って、本実施形態の第3の処理手順を説明する。ノード情報31(図2)及びリンク情報32(図3)についての前提は、第1の実施形態と同様である。
ステップS401において、リスクパラメタ推定部23は、リスクパラメタを決定する。具体的には、リスクパラメタ推定部23は、ノード情報31(図2)のすべてのレコードの発生確率を、乱数発生プログラムを使用して乱数を発生させることによって作成し、作成した発生確率を、それぞれのレコードの発生確率欄102に記憶する。同様に、リスクパラメタ推定部23は、ノード情報31(図2)のすべてのレコードの影響度を、乱数発生プログラムを使用して乱数を発生させることによって作成し、作成した影響度を、それぞれのレコードの影響度欄103に記憶する。
ステップS402において、リスクパラメタ推定部23は、変数nに「0」を代入する。
ステップS403において、リスク伝搬推定部24は、期待損失を推定する。ステップS403の処理は、第1の処理手順のステップS202と同じである。
ステップS404において、コンティンジェンシ費用計算部22は、コンティンジェンシ費用を計算する。ステップS404の処理は、第1の処理手順のステップS203と同じである。
ステップS405において、リスクネットワーク表示部21は、リスクネットワークを表示計算する。ステップS405の処理は、第1の処理手順のステップS204と同じである。
ステップS406において、リスクパラメタ推定部23は、nがノードの総数に達したか否かを判断する。具体的には、変数nの現在の値が、ノードの総数(ノード情報31のレコードの総数でもある)に達していない場合(ステップS406“NO”)は、コンティンジェンシ費用総計を変数nに関連付けて一時的に主記憶装置14に記憶したうえで、ステップS407に進み、それ以外の場合(ステップS406“YES”)は、ステップS409に進む。
ステップS407において、リスクパラメタ推定部23は、変数nに「1」を加算する。
ステップS408において、リスクパラメタ推定部23は、発生確率を修正する。具体的には、リスクパラメタ推定部23は、第1に、ステップS401において決定した発生確率のうち、n番目のリスクの発生確率に所定の変化値を加算する。なお、ノード情報31のリスクID欄101には、上から順にリスクIDが、「R001」、「R002」、・・・のように並んでおり、これらのレコードの上から順番に当該「n番目」を数えるものとする。所定の変化値とは、発生確率の変化量であり、どのような値でもよいが、通常は例えば「0.01」のような微細な値である。
リスクパラメタ推定部23は、第2に、ノード情報31のn番目のレコードの発生確率に当該変化値を加算して記憶する。その後、ステップS403に戻る。
ステップS409において、リスクネットワーク表示部21は、感度をリスクに関連付けて記憶する。
ステップS406において、変数nに関連付けられたコンティンジェンシ費用総計を、Tと表記する。Tは、どのリスクの発生確率に対しても修正が加えられていない状態のコンティンジェンシ費用総計(初期値)である。T(n=1、2、・・・)は、n番目のリスクの発生確率に対して所定の変化値だけ修正が加えられた状態でのコンティンジェンシ費用総計である。ここで、感度Sを以下のように定義する。
=(T−T)/T×100(%)
ステップS409においては、リスクネットワーク表示部21は、感度Sを、リスクの数だけリスクごとに算出することになる。
リスクネットワーク表示部21は、さらに、感度Sをn番目のリスクのリスクIDに関連付けて、補助記憶装置15に記憶する。ここで記憶された情報は、「R001,+10.0%」、「R002,+5.0%」、・・・という情報である。これらの情報は、所定の変化値だけ発生確率が変化した場合、それぞれのリスクが、コンティンジェンシ費用総計に対してどれだけの影響を及ぼすかを示している。なお、「+10.0%」という感度の水準自体は特に意味を有さない。しかしながら、複数のリスク間で感度を比較すると、どのリスクが相対的にコンティンジェンシ費用総計に対して影響を及ぼしやすいかが明確になる。リスクネットワーク表示部21は、リスクネットワーク表示画面51に新たなエリアを設けた上で、「R001,+10.0%」、「R002,+5.0%」、・・・という情報を一覧表にして表示してもよい。
その後、第3の処理手順を終了する。
前記では、ステップS408において、リスクパラメタ推定部23は、発生確率を修正することとした。しかしながら、ステップS408において、リスクパラメタ推定部23は、影響度を修正することとしてもよい。この場合、ステップS409における、「R001,+10.0%」、「R002,+5.0%」、・・・という情報は、所定の変化値だけ影響度が変化した場合、それぞれのリスクが、コンティンジェンシ費用総計に対してどれだけの影響を及ぼすかを示すことになる。
(実施形態の効果)
本実施形態のリスク管理装置1は、プロジェクトに内在するリスクの相互間の関係をユーザが視認しやすい形式で表示することができる。特に、因果関係(リンク)を介して伝搬する期待損失を表示することによって、あるリスクが他のリスクから受ける影響を、ユーザは容易に知ることができる。さらに、どのリスクが能動的に発生するか、そのリスクの影響度や発生確率をどのように見積もるか等を様々に変化させてシミュレーションすることによって、プロジェクト全体のリスク(コンティンジェンシ費用総計)を比較することができる。
また、本実施形態のリスク管理装置1は、影響度が大きいリスクが発生したものと看做して、あるリスクが他のリスクから受ける影響を表示することができる。また、本実施形態のリスク管理装置1は、影響を及ぼす先のリスクの数が多いリスクが発生したものと看做して、又は、影響を受ける元のリスクの数が多いリスクが発生したものと看做して、あるリスクが他のリスクから受ける影響を表示することができる。
さらに、本実施形態のリスク管理装置1は、発生確率及び影響度が変化した場合に、それぞれのリスクがプロジェクト与える影響(感度)を、相対的に比較することができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能である。
1 リスク管理装置
11 中央制御装置(制御部)
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置(記憶部)
15 補助記憶装置(記憶部)
21 リスクネットワーク表示部
22 コンティンジェンシ費用計算部
23 リスクパラメタ推定部
24 リスク伝搬推定部
31 ノード情報
32 リンク情報
51 リスクネットワーク表示画面

Claims (5)

  1. プロジェクトに含まれる複数のリスクと、前記リスク間の因果関係と、を有するリスクネットワークを使用して、前記リスクが前記プロジェクトに与える影響度を前記リスクごとに推定するリスク管理装置であって、
    前記リスクに関連付けて、前記リスクが発生する確率及び前記リスクの影響度が記憶される第1の情報と、
    前記因果関係に関連付けて、前記因果関係の原因側のリスク前記因果関係の結果側のリスク、及び、前記原因側のリスクが複数の前記結果側のリスクに対して前記影響度の期待値を移動させる場合の配分比率が記憶される第2の情報と、
    が格納される記憶部と、
    前記第1の情報を参照し、前記確率及び前記影響度を取得し、前記取得した確率及び影響度に基づいて前記影響度の期待値を、前記リスクごとに計算し、
    前記第2の情報を参照し、前記配分比率を取得し、前記取得した配分比率に基づき、あるリスクについての前記影響度の期待値のうち、前記因果関係の原因側のリスクから当該あるリスクに移動してくる第1の部分及び前記因果関係の結果側のリスクに当該あるリスクから移動していく第2の部分を計算し、
    当該あるリスクについての前記影響度の期待値に対し、前記第1の部分を加算し、前記第2の部分を減算することによって、前記影響度の期待値を、複数のリスクの間において前記影響度の期待値の移動がなされた後の状態で、前記リスクごとに計算する制御部と、
    を有することを特徴とするリスク管理装置。
  2. 前記制御部は、
    検索キーを受け付け、
    前記受け付けた検索キーを使用して任意のデータベースを検索し、又は、前記受け付けた検索キーを任意の関数に入力し前記関数の出力を取得することによって、前記リスクが発生する確率及び前記リスクの影響度を推定すること、
    を特徴とする請求項1に記載のリスク管理装置。
  3. 前記制御部は、
    発生するべきリスクの選択入力を受け付けることによって、又は所定のルールに従って任意のリスクの前記選択入力を受け付けたと看做すことによって、
    前記影響度の期待値を、複数のリスクの間において前記影響度の期待値の移動がなされた後の状態で、前記リスクごとに計算すること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリスク管理装置。
  4. プロジェクトに含まれる複数のリスクと、前記リスク間の因果関係と、を有するリスクネットワークを使用して、前記リスクが前記プロジェクトに与える影響度を前記リスクごとに推定するリスク管理装置のリスク管理方法であって、
    前記リスク管理装置の記憶部は、
    前記リスクに関連付けて、前記リスクが発生する確率及び前記リスクの影響度が記憶される第1の情報と、
    前記因果関係に関連付けて、前記因果関係の原因側のリスク前記因果関係の結果側のリスク、及び、前記原因側のリスクが複数の前記結果側のリスクに対して前記影響度の期待値を移動させる場合の配分比率が記憶される第2の情報と、
    を格納しており、
    前記リスク管理装置の制御部は、
    前記第1の情報を参照し、前記確率及び前記影響度を取得し、前記取得した確率及び影響度に基づいて前記影響度の期待値を、前記リスクごとに計算し、
    前記第2の情報を参照し、前記配分比率を取得し、前記取得した配分比率に基づき、あるリスクについての前記影響度の期待値のうち、前記因果関係の原因側のリスクから当該あるリスクに移動してくる第1の部分及び前記因果関係の結果側のリスクに当該あるリスクから移動していく第2の部分を計算し、
    当該あるリスクについての前記影響度の期待値に対し、前記第1の部分を加算し、前記第2の部分を減算することによって、前記影響度の期待値を、複数のリスクの間において前記影響度の期待値の移動がなされた後の状態で、前記リスクごとに計算すること、
    を特徴とするリスク管理方法。
  5. プロジェクトに含まれる複数のリスクと、前記リスク間の因果関係と、を有するリスクネットワークを使用して、前記リスクが前記プロジェクトに与える影響度を前記リスクごとに推定するリスク管理装置を機能させるリスク管理プログラムであって、
    前記リスク管理プログラムは、
    前記リスク管理装置の記憶部に対し、
    前記リスクに関連付けて、前記リスクが発生する確率及び前記リスクの影響度が記憶される第1の情報と、
    前記因果関係に関連付けて、前記因果関係の原因側のリスク前記因果関係の結果側のリスク、及び、前記原因側のリスクが複数の前記結果側のリスクに対して前記影響度の期待値を移動させる場合の配分比率が記憶される第2の情報と、
    を格納させ、
    前記リスク管理装置の制御部に対し、
    前記第1の情報を参照し、前記確率及び前記影響度を取得し、前記取得した確率及び影響度に基づいて前記影響度の期待値を、前記リスクごとに計算し、
    前記第2の情報を参照し、前記配分比率を取得し、前記取得した配分比率に基づき、あるリスクについての前記影響度の期待値のうち、前記因果関係の原因側のリスクから当該あるリスクに移動してくる第1の部分及び前記因果関係の結果側のリスクに当該あるリスクから移動していく第2の部分を計算し、
    当該あるリスクについての前記影響度の期待値に対し、前記第1の部分を加算し、前記第2の部分を減算することによって、前記影響度の期待値を、複数のリスクの間において前記影響度の期待値の移動がなされた後の状態で、前記リスクごとに計算する処理を実行させること、
    を特徴とするリスク管理プログラム。
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