JP2011076544A - 作業手順策定支援システム、作業手順策定支援方法、および作業手順策定支援プログラム - Google Patents

作業手順策定支援システム、作業手順策定支援方法、および作業手順策定支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】作業手順について対象プロセスを限定せず資源条件を考慮した設計、評価システムの提供。
【解決手段】作業条件を受付ける作業条件受付部1003と、資源条件を受付ける資源条件受付部1004と、作業条件を数式化した数理モデルを生成し各作業における作業開始時刻および作業終了時刻に関わる制約式を生成するモデル作成部1005と、各作業の作業開始時刻変数と作業終了時刻変数のドメインを算出し、作業終了時刻変数の値が未決である作業数が該当資源の並行実行可能な作業数を超える場合、ドメイン最小値が最も小さい作業終了時刻変数を選択し、この作業終了時刻変数と作業開始時刻変数に対応する作業時刻の制約式を生成する条件作成部1006と、制約式を解いて作業開始時刻変数および作業終了時刻変数を決定する作業時刻算出部1007と、作業時刻情報と該当作業を出力する作業実行過程図作成部1008とからシステム1000を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、作業手順策定支援システム、作業手順策定支援方法、および作業手順策定支援プログラムに関するものであり、例えば、資源条件が重要となる分野における作業手順について、資源条件を考慮した設計および評価を可能とする技術に関する。
企業活動においては、顧客からの新たな要望や社会的責任の変化などへ対応するため、新業務の設計や既存業務の改善などへの取組みが重要になっている。業務を進める上での作業手順の設計に関しては、BPM(Business Process Management)の取組みとして、作業手順を表現する表記方法の標準化や設計した手順の情報システムへの適用方法の開発などが進められている。しかし、これらの取組みでは、ステークホルダー間の関係や企業内の関係部署間の連携が焦点となっているため、担当部署や担当企業などの情報のやりとり等は記述できるが、作業実行に必要な資源の組合せや同一資源に実施可能な作業の組合せなど、作業実行時に必要な詳細条件は考慮の対象としていない。
このため、こうした条件下で策定した作業手順にていざ作業を実行してみると、実行資源の不足や作業時間の過少見積りなどにより、納期遅れや想定以上のコストがかかるなど、作業手順設計時の想定と実行結果とに乖離を生む要因となる。このような乖離は、特に、製造や物流などの実行資源や納期の制約が厳しい分野では重要な課題となる。
そこで、作業手順を設計する際に実行資源の条件も考慮して、作業実行時間やコストなどをシミュレーションできる技術が存在する。例えば、予め作成されているモデル要素の組合せによって製造プロセスの記述を受付け、受付けたプロセスを実行する機能を有する業務/生産プロセス構築・実行支援装置(特許文献1参照)などが提案されている。またそのほかにも、ビジネスプロセスのモデルだけでなく、中間製品の調達・生産・配送・販売間の制約条件、資源、およびコストデータも受付け、それらの制約を考慮してビジネスプロセスを最適化する機能を有する企業連携型最適化支援システム(特許文献2参照)などが提案されている。
特開2005−128658号公報 特開2004−127259号公報
上述した従来技術においては、モデル要素として、作業の排他に対するルールや競合に対するルール、および利用部品を用いるが、これらは全て予め定義されているものであり、特定の製造プロセスに特化したモデル作成にしか対応出来ないといった課題が残されている。また、プロセス間の制約だけでなく、製品の需要量に対する資材量の制約やタンク容量などの資源の制約を考慮する技術も存在しているが、作業を共同で行う資源の組合せや、一つの資源で実行できる作業の組合せのように、資源に関する条件(以降、資源条件と称す)の内で扱いを定義していない条件があり、種々の状況に柔軟に対応できるとは言えない。
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、作業手順について対象プロセスを限定せず資源条件を考慮した設計および評価を可能とする技術の提供を主たる目的とする。
上記課題を解決する本発明の作業手順策定支援システムは、作業手順の策定支援を行うコンピュータシステムであり、以下の各部を備えている。すなわち作業手順策定支援システムは、対象となる作業手順、手順中で最初に実行する作業の作業開始時刻、各作業の所要時間、各作業の準備時間、および各作業を実行するために必要な資源数、の各情報を含んだ作業条件を、入力部を介して利用者から受付けて記憶部に格納する作業条件受付部を備える。
また、作業手順策定支援システムは、各資源が実行できる作業種類、各資源が並行実行可能な作業数、所定作業に割り当てる複数資源の組み合わせ条件、および同一資源が手順中で実行する作業の組み合わせ条件、の各情報を含んだ資源条件を、入力部を介して利用者から受付けて記憶部に格納する資源条件受付部を備える。
また、作業手順策定支援システムは、記憶部の作業条件を数式化した数理モデルを生成し、ここで生成した数理モデルに記憶部の作業条件のデータを適用して、各作業における作業開始時刻および作業終了時刻に関わる制約式を生成し記憶部に格納するモデル作成部を備える。
また、作業手順策定支援システムは、記憶部の作業条件が示す各作業に割り当てられた資源のうち同一資源を特定して、この同一資源が共通に割り当てられた作業群を特定し、制約論理プログラミングにより制約式を解いて各作業の作業開始時刻変数と作業終了時刻変数のドメインを算出して記憶部に格納し、作業群のうち作業終了時刻変数の値が未決である作業数が同一資源の並行実行可能な作業数を超える場合、ドメインの最小値が最も小さい作業終了時刻変数を選択し、ここで選択した作業終了時刻変数と作業群における作業の作業開始時刻変数とに対応する作業時刻の制約式を生成し、記憶部に格納する条件作成部を備える。
また、作業手順策定支援システムは、制約論理プログラミングにより記憶部の各制約式を解いて作業開始時刻変数および作業終了時刻変数を決定し、これらを作業時刻情報として記憶部に格納する作業時刻算出部を備える。
また、作業手順策定支援システムは、作業時刻情報と該当作業を実行する資源の情報とを表示部に出力する作業実行過程図作成部を備える。
なお、作業手順策定支援システムにおいて、条件作成部は、記憶部の作業条件が示す所定作業について、記憶部の資源条件に基づいて所定作業を実行可能な資源を特定する第1処理と、所定作業について特定した資源が、記憶部における所定作業に関する既割当て資源との関係で複数資源の組み合わせ条件を満たすか判定する第2処理と、判定処理で複数資源の組み合わせ条件を満たした資源が実行対象とする所定作業および記憶部における既割当て資源について、作業の組み合わせ条件を満たすか判定する第3処理と、作業の組み合わせ条件を満たした資源が実行対象とする各作業について、記憶部において作業終了時刻変数の値が未決である作業数をカウントし、記憶部の資源条件のうち並行実行可能な作業数をカウント値が越えない場合、資源の情報を記憶部の作業条件における所定作業に対し割当てて記憶する第4処理と、記憶部の作業条件における、所定作業を実行するために必要な資源数と、所定作業に関して割当て済みの資源数とを比較し、割当て済み資源数が必要な資源数に達していない場合、第1処理から第4処理までを繰り返し実行するとすれば好適である。
また、作業手順策定支援システムにおいて、条件作成部は、第4処理において、記憶部の資源条件のうち並行実行可能な作業数をカウント値が越えた場合、資源の情報を待機資源の情報として記憶部に記憶し、記憶部において待機資源が既割当て資源となっている作業を特定し、ここで特定した作業のうち、終了時刻変数の値が未決かつ終了時刻変数のドメイン最小値が最も小さい作業を特定する処理を各待機資源について実行し、待機資源間で作業終了時刻変数のドメイン最小値が最も小さい待機資源を選択し、該当資源の情報を記憶部の作業条件における所定作業に対し割当てて記憶する、とすれば好適である。
また、作業手順策定支援システムにおいて、作業実行過程図作成部は、作業手順を構成する作業および各作業を実行する資源の情報を実行順にA軸に列挙し、各作業の作業時刻情報が示す作業開始時刻および作業終了時刻を、A軸上の該当作業の実行資源に対応させてB軸に設定し、作業開始時刻と作業終了時刻の間を線分で描画し、所定作業の作業終了時刻と次に実行される作業の作業開始時刻との間を線分で描画することでダイヤ図を生成し、このダイヤ図を表示部に出力する、とすれば好適である。
また本発明の作業手順策定支援方法は、作業手順の策定支援を行うコンピュータシステムが、以下の処理を実行するものである。すなわちコンピュータシステムが、対象となる作業手順、手順中で最初に実行する作業の作業開始時刻、各作業の所要時間、各作業の準備時間、および各作業を実行するために必要な資源数、の各情報を含んだ作業条件を、入力部を介して利用者から受付けて記憶部に格納する処理と、各資源が実行できる作業種類、各資源が並行実行可能な作業数、所定作業に割り当てる複数資源の組み合わせ条件、および同一資源が手順中で実行する作業の組み合わせ条件、の各情報を含んだ資源条件を、入力部を介して利用者から受付けて記憶部に格納する処理と、記憶部の作業条件を数式化した数理モデルを生成し、ここで生成した数理モデルに記憶部の作業条件のデータを適用して、各作業における作業開始時刻および作業終了時刻に関わる制約式を生成し記憶部に格納する処理と、記憶部の作業条件が示す各作業に割り当てられた資源のうち同一資源を特定して、この同一資源が共通に割り当てられた作業群を特定し、制約論理プログラミングにより制約式を解いて各作業の作業開始時刻変数と作業終了時刻変数のドメインを算出して記憶部に格納し、作業群のうち作業終了時刻変数の値が未決である作業数が同一資源の並行実行可能な作業数を超える場合、ドメインの最小値が最も小さい作業終了時刻変数を選択し、ここで選択した作業終了時刻変数と作業群における作業の作業開始時刻変数とに対応する作業時刻の制約式を生成し、記憶部に格納する処理と、制約論理プログラミングにより記憶部の各制約式を解いて作業開始時刻変数および作業終了時刻変数を決定し、これらを作業時刻情報として記憶部に格納する処理と、作業時刻情報と該当作業を実行する資源の情報とを表示部に出力する処理と、を実行する。
また、本発明の作業手順策定支援プログラムは、作業手順の策定支援を行うコンピュータシステムに以下の処理を実行させるものである。すなわち、作業手順策定支援プログラムは、コンピュータに、対象となる作業手順、手順中で最初に実行する作業の作業開始時刻、各作業の所要時間、各作業の準備時間、および各作業を実行するために必要な資源数、の各情報を含んだ作業条件を、入力部を介して利用者から受付けて記憶部に格納する処理と、各資源が実行できる作業種類、各資源が並行実行可能な作業数、所定作業に割り当てる複数資源の組み合わせ条件、および同一資源が手順中で実行する作業の組み合わせ条件、の各情報を含んだ資源条件を、入力部を介して利用者から受付けて記憶部に格納する処理と、記憶部の作業条件を数式化した数理モデルを生成し、ここで生成した数理モデルに記憶部の作業条件のデータを適用して、各作業における作業開始時刻および作業終了時刻に関わる制約式を生成し記憶部に格納する処理と、記憶部の作業条件が示す各作業に割り当てられた資源のうち同一資源を特定して、この同一資源が共通に割り当てられた作業群を特定し、制約論理プログラミングにより制約式を解いて各作業の作業開始時刻変数と作業終了時刻変数のドメインを算出して記憶部に格納し、作業群のうち作業終了時刻変数の値が未決である作業数が同一資源の並行実行可能な作業数を超える場合、ドメインの最小値が最も小さい作業終了時刻変数を選択し、ここで選択した作業終了時刻変数と作業群における作業の作業開始時刻変数とに対応する作業時刻の制約式を生成し、記憶部に格納する処理と、制約論理プログラミングにより記憶部の各制約式を解いて作業開始時刻変数および作業終了時刻変数を決定し、これらを作業時刻情報として記憶部に格納する処理と、作業時刻情報と該当作業を実行する資源の情報とを表示部に出力する処理と、を実行させる。
なお、上記で記す「ドメイン」は、独立変数がとりうる値の全体(変域)=該当変数の定義域である。また、「制約論理プログラミング」は、制約充足問題に対する解探索手法の一種であり、(1)決定変数の取り得る値(ドメイン)の変化を、関連する制約を介して他の変数に伝えることにより探索領域を絞り込む「制約伝播」手法に基づく効率的な解探索メカニズムを持ち、(2)論理制約、記号制約や非線形制約等、幅広い制約条件を含むモデルの解探索に対応可能、であることを特徴としている。制約論理プログラミングは線形計画法(LP)等と同様に汎用ライブラリが広く流通しており、本発明における数理モデルはそれらのライブラリが扱うことができる一般的な形式である。従って、本発明の作業手順策定支援システムが、制約論理の実行メカニズムを独自に実装してもよいし、汎用ライブラリ(記憶部ないしネットワーク上の他装置等に備える)をコールすることにより演算を実行することとしても良い。
本発明によれば、作業手順について対象プロセスを限定せず資源条件を考慮した設計および評価が可能となる。
本実施形態の作業手順策定支援システムの概略構成図である。 本実施形態の作業情報のデータ構成例を示す図である。 本実施形態の資源情報のデータ構成例を示す図である。 本実施形態の資源組合せ条件のデータ構成例を示す図である。 本実施形態の作業組合せ条件のデータ構成例を示す図である。 本実施形態の制約式情報のデータ構成例を示す図である。 本実施形態の作業手順策定支援方法の基本的な処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態の資源条件に基づく制約作成処理に対応したフロー例を示す図である。 本実施形態の資源割当処理に対応したフロー例を示す図である。 本実施形態の作業実行過程の出力画面例を示す説明図である。
−−−システム構成−−−
以下に実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の作業手順策定支援システム1000の概略構成図である。図1に示す作業手順策定支援システム1000(以下、システム1000)は、作業手順について対象プロセスを限定せず資源条件を考慮した設計および評価を可能とするコンピュータシステムである。この作業手順策定支援システム1000は、ハードディスクドライブなどの記憶部1100に格納されたプログラム1002を、メモリ1001などの揮発性メモリに読み出すなどしてCPUなど中央演算処理装置1202により実行することになる。また、システム1000は、各種キーボードやボタン類などの入力部1201、ディスプレイなどの表示部1200を備える。またシステム1000は、他装置との間のデータ授受を担うNIC(Network Interface Card)など通信部1203を有している。なお、上記各部らは図示するようにデータバス1204で接続されている。また、記憶部1100には、作業情報3(図2参照)、資源情報4(図3参照)、資源組合せ条件5(図4参照)、作業組合せ条件6(図5参照)、および制約式情報7(図6参照)が格納される。
続いて、システム1000が、例えばプログラム1002に基づきメモリ1001(ないし記憶部1100)にて構成・保持する機能部につき説明を行う。システム1000は、対象となる作業手順、手順中で最初に実行する作業の作業開始時刻、各作業の所要時間、各作業の準備時間、および各作業を実行するために必要な資源数、の各情報を含んだ作業条件(=作業情報3)を、入力部1201を介して利用者から受付けて記憶部1100に格納する作業条件受付部1003を備えている。この作業条件受付部1003は、例えば、予め記憶部1100等で保持された作業条件記述用のパーツを表示部1200を介して利用者に提示し、入力部1201を介して利用者から作業条件の情報を受付けることになる。
また、システム1000は、各資源が実行できる作業種類、各資源が並行実行可能な作業数、所定作業に割り当てる複数資源の組み合わせ条件、および同一資源が手順中で実行する作業の組み合わせ条件、の各情報を含んだ資源条件(=資源情報4)を、入力部1201を介して利用者から受付けて記憶部1100に格納する資源条件受付部1004を備えている。この資源条件受付部1004は、例えば、記憶部1100に予め格納された資源条件の入力画面データを読み出して表示部1200を介して入力画面を利用者に提示し、入力部1201を介して利用者から資源条件の設定を受付けることになる。
また、システム1000は、記憶部1100の作業条件(=作業情報3)を数式化した数理モデルを生成し、ここで生成した数理モデルに記憶部100の作業条件のデータを適用して、各作業における作業開始時刻および作業終了時刻に関わる制約式を生成し、制約式情報7として記憶部1100に格納するモデル作成部1005を備えている。
また、システム1000は、記憶部100の作業条件(=作業情報3)が示す各作業に割り当てられた資源のうち同一資源を特定して、この同一資源が共通に割り当てられた作業群を特定し、制約論理プログラミングにより制約式を解いて各作業の作業開始時刻変数と作業終了時刻変数のドメインを算出して記憶部1100(ないしメモリ1001)に格納し、作業群のうち作業終了時刻変数の値が未決である作業数が同一資源の並行実行可能な作業数を超える場合、ドメインの最小値が最も小さい作業終了時刻変数を選択し、ここで選択した作業終了時刻変数と作業群における作業の作業開始時刻変数とに対応する作業時刻の制約式を生成し、制約式情報7として記憶部1100に格納する条件作成部1006を備えている。
また、システム1000は、制約論理プログラミングにより記憶部1100の各制約式を解いて作業開始時刻変数および作業終了時刻変数を決定し、これらを作業時刻情報として記憶部1100の該当作業情報3に設定する作業時刻算出部1007を備えている。
また、システム1000は、作業時刻情報と該当作業を実行する資源の情報とを表示部1200に出力する作業実行過程図作成部1008を備えている。
なお、条件作成部1006は、記憶部1100の作業条件(=作業情報3)が示す所定作業について、記憶部100の資源条件(=資源情報4)に基づいて所定作業を実行可能な資源を特定する第1処理と、所定作業について特定した資源が、記憶部1100における所定作業に関する既割当て資源との関係で複数資源の組み合わせ条件を満たすか判定する第2処理と、判定処理で複数資源の組み合わせ条件を満たした資源が実行対象とする所定作業および記憶部1100における既割当て資源について、作業の組み合わせ条件を満たすか判定する第3処理と、作業の組み合わせ条件を満たした資源が実行対象とする各作業について、記憶部1100において作業終了時刻変数の値が未決である作業数をカウントし、記憶部1100の資源条件(=資源情報4)のうち並行実行可能な作業数をカウント値が越えない場合、資源の情報を記憶部1100の作業条件(=作業情報3)における所定作業に対し割当てて記憶する第4処理と、記憶部1100の作業条件(=作業情報3)における、所定作業を実行するために必要な資源数と、所定作業に関して割当て済みの資源数とを比較し、割当て済み資源数が必要な資源数に達していない場合、第1処理から第4処理までを繰り返し実行する、とすれば好適である。
更に、条件作成部1006は、第4処理において、記憶部1100の資源条件(=資源情報4)のうち並行実行可能な作業数をカウント値が越えた場合、資源の情報を待機資源の情報としてメモリ1001ないし記憶部1100に記憶し、記憶部1100の作業情報3において待機資源が既割当て資源となっている作業を特定し、ここで特定した作業のうち、終了時刻変数の値が未決かつ終了時刻変数のドメイン最小値が最も小さい作業を特定する処理を各待機資源について実行し、待機資源間で作業終了時刻変数のドメイン最小値が最も小さい待機資源を選択し、該当資源の情報を記憶部1100の作業条件(=作業情報3)における所定作業に対し割当てて記憶するとすれば好適である。
また、作業実行過程図作成部1008は、作業手順を構成する作業および各作業を実行する資源の情報を実行順にA軸に列挙し、各作業の作業時刻情報が示す作業開始時刻および作業終了時刻を、A軸上の該当作業の実行資源に対応させてB軸に設定し、作業開始時刻と作業終了時刻の間を線分で描画し、所定作業の作業終了時刻と次に実行される作業の作業開始時刻との間を線分で描画することでダイヤ図を生成し、このダイヤ図を表示部1200に出力する、とすれば好適である。A軸、B軸は、例えば、グラフにおける縦軸、横軸を想定する(勿論、縦横逆でもよい)。
これまで示したシステム1000における各部1003〜1008はハードウェアとして実現してもよいし、システム1000におけるメモリ1001やHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶部1100に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、システム1000のCPU1202など中央演算処理装置がプログラム実行に合わせてメモリ1001ないし記憶部1100より該当プログラムを読み出して、これを実行することとなる。
−−−データ構造例−−−
次に、本実施形態のシステム1000が利用するデータ例について説明する。図2は、作業情報3のデータ構成例を示す図である。作業情報3は、利用者が作成した作業手順に含まれる個々の作業を、作業対象ごとに展開した情報である。図2の例では、「入荷→ピッキング→検査」などといった一連の作業手順が作成されている。例えば、製品Aと製品Bに対してこうした作業手順を施す場合、製品Aに施す入荷、製品Aに施すピッキング、製品Aに施す検査、製品Bに施す入荷、製品Bに施すピッキング、製品Bに施す検査、のそれぞれの作業が一つのジョブとして登録される。
こうした作業情報3は、手順ID31、ジョブID32、ジョブ順序33、作業名34、必要な資源数35、開始時刻36、終了時刻37、割当て資源38、各作業の所要時間39、各作業の準備時間40から構成される。また、この作業情報3が示す手順中で最初に実行する作業=ジョブの作業開始時刻のデータが、作業情報3に紐付けて記憶部1100に格納されている。
手順ID31は、同じ作業対象に施すジョブを識別するためのIDである。例えば、上記例において、製品Aに対するジョブは全て同じ手順IDを振り、製品Bに対するジョブは製品Aに対するジョブとは異なる手順IDを振る。また、ジョブID32は、ジョブを一意に識別するためのIDである。また、ジョブ順序33は、ジョブID32で識別されるジョブが、同じ作業対象に施すジョブのうちで何番目に実行されるかを示すデータである。
また、作業名34は、ジョブID32で識別されるジョブの作業内容を識別するための作業名である。また、必要な資源数35は、ジョブID32で識別されるジョブを実行するために必要となる資源の数である。また、開始時刻36および終了時刻37は、それぞれ、ジョブID32で識別されるジョブの実行を開始する時刻および終了する時刻である。これらの時刻値は作業時刻算出部1007で算出する。また、割当て資源ID38は、ジョブID32で識別されるジョブを実行する資源を識別するためのIDである。この割当て資源IDで識別される資源は、資源情報4の資源ID41で識別される資源と同一のものとする。また、各作業の所要時間39は、ジョブID32で識別されるジョブの実行完了に要する時間を示す情報であり、各作業の準備時間40は、ジョブID32で識別されるジョブの実行準備に要する時間を示す情報である。
図3は、資源情報4のデータ構成例を示す図である。資源情報4は、利用者から受付けた資源条件のうち、個々の資源の作業能力を表わす条件を格納する。この資源情報4は、資源ID41、実行可能作業42、実行可能作業数43、資源名44から構成される。資源ID41は、資源を一意に識別するためのIDである。また、実行可能作業42は、資源ID41で識別される資源が実行可能な作業の作業名である。ここでの作業名で識別されるジョブは、作業情報3の作業名34で識別されるジョブと同一のものとする。また、実行可能作業数43は、資源ID41で識別される資源が、並行して実行可能なジョブの数である。また、資源名44は、資源ID41で識別される資源の名前を示すデータである。
図4は、資源組合せ条件のデータ構成例を示す図である。この資源組合せ条件5は、所定作業に割り当てる複数資源の組み合わせ条件であり、作業を実行する際に必要な資源の組合せや同じ作業は行わない資源の組合せなど、資源の組合せを制限する条件を格納したデータである。この資源組合せ条件5は、対象作業51、組合せ資源52、組合せ関係53の各データから構成される。
対象作業51は、資源の組合せ条件を課す作業を識別するための作業名である。この作業名をキーとして作業情報3の作業名34を検索することで、資源の組合せ条件の適用対象となるジョブを取得することができる。また、組合せ資源52は、資源の組合せ条件を課す資源を識別するための資源IDである。この資源IDで識別される資源は、資源情報4の資源ID41で識別される資源と同一のものとする。
また、組合せ関係53は、組合せ資源52に格納された資源同士の関係を示すデータである。ここでの資源同士の関係は、例えば、指定された資源同士を同じ作業に割当てないことを意味する「排他」、または指定された資源同士を同じ作業に割当てることを意味する「同一」のいずれかとなる。例えば、図中の第一レコード54は、「検品」作業には、資源ID「0」で識別される資源と資源ID「1」で識別される資源のいずれか一つを割当てる、またはどちらも割当てないという条件=「排他」を表す。また、図中の第二レコード55は、「検査」作業には、資源ID「1」で識別される資源と資源ID「2」で識別される資源の両方を割当てる、またはどちらも割当てないという条件=「同一」を表す。
また、図5は、作業組合せ条件6のデータ構成例を示す図である。作業組合せ条件6は、同一資源が手順中で実行する作業の組み合わせ条件であり、同一の資源で行う作業や別々の資源で行う作業などの、作業の組合せを制限する条件となる。この作業組合せ条件6は、対象作業61、組合せ関係62から構成される。対象作業61は、作業の組合せ条件を課す作業を識別するための作業名である。この作業名をキーとして作業情報3の作業名34を検索することで、作業の組合せ条件の適用対象となるジョブを取得することができる。また、組合せ関係62は、対象作業61に格納された作業同士の関係を示すデータである。ここでの作業同士の関係は、指定された作業同士を同じ資源に割当てないことを意味する「排他」、または指定された作業同士を同じ資源に割当てることを意味する「同一」のいずれかとなる。例えば、図中の第一レコード63は、「入荷」作業と「検品」作業は同一の資源を割当てないという条件=「排他」を表す。また、第二レコード64は、「ピッキング」作業と「梱包」作業は同一の資源を割当てるという条件=「同一」を表す。
続いて図6は、制約式情報7のデータ構成例を示す図である。制約式情報7は、各作業の開始時刻または終了時刻に対する制約式である。この制約式情報7は、変数ID71、制約式72から構成される。変数ID71は、制約式の対象となる変数を格納する。また制約式72は、変数ID71に格納された変数に対する制約式を格納する。例えば、図中の第一レコード73は、変数「Wst (手順0, 0)」に対する制約として、「Wst (手順0, 0) >= 600」という制約と、「 Wst (手順0, 0) >= Wst(手順1, 0)」という制約が課せられていることを表す。この制約で用いられる記号の説明は後述する。
−−−処理手順例1−−−
以下、本実施形態における作業手順策定支援方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する作業手順策定支援方法に対応する各種動作は、システム1000の中央演算処理装置1202が実行するメモリ1001のプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。図7は、作業手順策定支援システムの基本的な動作手順を示すフローチャートである。
ここでまず、ステップS201において作業条件受付部1003は、予め用意された作業条件を記述するためのパーツを利用者に提示し、提示したパーツを介して利用者から対象となる作業手順、手順中で最初に実行する作業の作業開始時刻、各作業の所要時間、各作業の準備時間、および各作業を実行するために必要な資源数、の各情報を含んだ作業条件(=作業情報3)の入力を受付け、記憶部1100に格納する。ここでのパーツとは、作業フローを記述するためのパーツであり、作業の前後関係、分割作業によるフローの分岐、結合作業によるフローの合流などを記述可能とし、かつ作業フローに含まれる個々の作業の所要時間や準備時間、実行に必要な人数をパラメータとして設定可能なものとする。例えば、ビジネスプロセスの表記手法であるBPMN(Business Process Modeling Notation)やフローチャートなどのパーツを利用する。
ステップS202において、資源条件受付部1004は、記憶部1100に格納された資源条件の分類別入力画面を表示部1200にて利用者に提示し、利用者から資源条件(=資源情報4)を受付けて記憶部1100に格納する。ここでの資源条件の分類とは以下の4つの分類である。
1.資源が実行できる作業の種類。
2.資源が並行して実行できる作業の数。
3.作業を実行する際の資源の組合せ(作業の実行に必要な資源の組合せ、同一の作業は行わない資源の組合せ など)。
4.資源に割り振る作業の組合せ(同一の資源で実行する作業、別々の資源で実行する作業 など)。
こうした資源条件は、条件に含まれる作業と資源の指定、および条件の各項目のパラメータの設定を、資源条件受付部1004が入力部1201にて利用者から受付けることで定義する。上記4つの条件それぞれを定義するために必要な項目は、上記条件1.と2.については資源情報4(図3参照)、上記条件3.については資源組合せ条件5(図4参照)、上記条件4.については作業組合せ条件6(図5参照)それぞれに示した項目である。資源条件受付部1004が表示部1200にて利用者に提示する入力画面は、これらの項目を設定可能な画面とする。
ステップS203において、モデル作成部1005は、まずステップS201で受付けた作業条件に基づき、作業開始時刻と終了時刻を決定変数とする数理モデルを作成する。ここで作成する数理モデルを以降に示す。また、条件を表記するための記号を以下のように定義する。
−集合−
・P:作業手順の集合
・J(e):作業手順eに含まれる作業の集合
−定数−
・process(Ei、j):作業手順Eiに含まれる作業のうちj番目に行う作業
・Wt (Ei、j):作業手順Eiに含まれる作業のうちj番目に行う作業の実行に必要な作業時間
・Pret (Ei、j):作業手順Eiに含まれる作業のうちj番目に行う作業の実行準備に必要な時間
−決定変数−
・Wst (Ei、j): 作業手順Eiに含まれる作業のうちj番目に行う作業の作業開始時刻
・Wed (Ei、j) :作業手順Eiに含まれる作業のうちj番目に行う作業の作業終了時刻
上記の記号を用いた作業条件の数理モデルの例として、作業所要時間、作業準備時間、作業の前後関係の条件を以降に示す。
(1)作業準備時間
ある作業を終了した後、次の作業を開始するまでに、作業の準備時間以上の間隔をとる。
Figure 2011076544
(2)作業所要時間
ある作業の開始時刻から終了時刻までの間隔を、作業所要時間以上確保する。
Figure 2011076544
(3)前後関係
作業開始時刻を、前の作業の終了時刻より遅くする。
Figure 2011076544
モデル作成部1005は、こうして作成した制約式を記憶部1100において制約式情報7として格納する。
続いて、ステップS204において、条件作成部1006は、ステップS203で作成されたジョブの制約式に含まれる決定変数を一つ選択する。また、ステップS205において、条件作成部1006は、ステップS204で選択する変数がない場合(S205:No)はステップS209に処理を遷移させ、他方、ステップS204で選択する変数がある場合(S205:Yes)はS206に処理を遷移させる。
ステップS206において、条件作成部1006は、ステップS204で選択した変数が作業開始時刻の変数である場合(S206:Yes)は、処理をステップS207に遷移させ、他方、作業終了時刻の変数である場合(S206:No)は処理をステップS208に遷移させる。
次に、ステップS207において、条件作成部1006は、ステップS204で選択した変数に対する制約式を、ステップS202で受付けた資源条件を基に作成する。この資源条件に基づく制約式の作成処理は後述する(図8)。
またステップS208において、作業時刻算出部1007は、ステップS203で作成した制約式と、ステップS207で作成した制約を満たすように、ステップS204で選択した変数の値を決定する。具体的には、作業時刻算出部1007は、制約論理プログラミングにより記憶部1100の各制約式を解いて作業開始時刻変数および作業終了時刻変数を決定し、これらを作業時刻情報として記憶部1100の該当作業情報3に設定する。
また、ステップS209において、作業実行過程図作成部1008は、ステップS204〜S208の処理により算出された作業開始時刻と作業終了時刻などの情報に基づいて、作業実行過程を表わすダイヤ図を作成して表示部1200にて利用者に提示する。具体的には、例えば、作業実行過程図作成部1008は、作業手順を構成する作業および各作業を実行する資源の情報を実行順にA軸=例えば横軸に列挙し、各作業の作業時刻情報が示す作業開始時刻および作業終了時刻を、横軸上の該当作業の実行資源に対応させてB軸=例えば縦軸に設定し、作業開始時刻と作業終了時刻の間を線分で描画し、所定作業の作業終了時刻と次に実行される作業の作業開始時刻との間を線分で描画することでダイヤ図を生成し、このダイヤ図を表示部1200に出力する。
図10は、作業実行過程を表わすダイヤ図の一例である。表示部1200にて表示される画面(またはウィンドウ)801は、例えば、横軸802、縦軸803、処理対象の作業実行過程描画エリア806から構成されている。横軸802は、時間軸を表し、一方、縦軸803は、作業名とその作業を実行可能な資源名を表す。この資源名については、その表示可否に関し、システム1000の作業実行過程図作成部1008が利用者からの指定を入力部1201で受けて表示しないとしてもよい。
作業実行過程図作成部1008は、ステップS204〜S208の一連の処理により算出された作業開始時刻と作業終了時刻および資源割当て結果を基に、個々の作業にかかる時間と待ち時間を、作業対象ごとに描画エリア806に描画する。例えば、線807は、ある一つの作業対象に施す一連の作業手順の実行過程を表したものである。途中、線807が横に伸びる箇所は作業を実行中であることを表し、斜め下方に伸びる箇所は次の作業待ちであることを表している。例えば、区間808は、線807で表される処理対象の「検品」作業を「作業者B」で実行中であることを表し、区間809は、線807で表される処理対象は次の作業である「出荷」作業の実行待ちであることを表す。なお、上記例とは逆に、横に伸びる線は実行待ちを表すものとし、斜めに伸びる線は作業実行中を表すものとしてもよい。
また、ステップS210において、作業実行過程図作成部1008は、終了の指示を入力部1201にて利用者から受付けた場合(S210:Yes)、処理を終了し、それ以外の場合(S210:No)、ステップS201に処理を戻す。
なお、図7に示す処理フローのうち、作業開始時刻と作業終了時刻を決定変数とする数理モデルおよび制約を作成し、必要な制約を追加しながら一つ一つの決定変数の値を順次決定していくという処理の枠組みは、特開2008−189272号公報が示す技術に準ずるものとしてよい。
−−−処理手順例2−−−
図8は、条件作成部1006が、資源条件受付部1004で受付けた資源条件を基に時刻に対する制約式を作成する手順の詳細フローを示している。ここで作成する制約式は、作業開始時刻の変数の値を算出する途中で、変数の値の決定状況に合わせて作成される制約式である。以降、条件作成部1006が作業時刻の制約式を作成する手順を図8を参照しながら説明する。
まずステップS801において、条件作成部1006は、ステップS204で選択された変数と関連しているジョブに資源を割当てる。この資源割当て処理については後述する(図9)。
続いて条件作成部1006は、以降、ステップS802〜S808の一連の制約作成処理により、資源条件の分類2.「資源が並行して実行できる作業の数」および資源条件の分類3.「作業を実行する際の資源の組合せ」を作業時刻の制約式に変換することになる。この場合、ステップS802において、条件作成部1006は、ステップS801で割当てられた資源のうち、ステップS803以降の処理を施していないもの(所定フラグ等で判別)を一つ選択する。
ステップS803において、条件作成部1006は、ステップS802で選択した資源と同じ資源(=同一資源)を割当てられているジョブを取得する。具体的には、条件作成部1006は、ステップS802で選択した資源の資源IDをキーとして記憶部1100の作業情報3の割当て資源ID38を検索し、ジョブID取得する。
また、ステップS804において、条件作成部1006は、ステップS803で取得したジョブに、終了時刻変数の値が未決定(つまり作業情報3の終了時刻37の欄が空欄)のジョブがあるかどうかを判定する。ここで未決定のジョブがある場合(S804:Yes)、条件作成部1006はステップS805に処理を進める。他方、未決定のジョブがない場合(S804:No)、条件作成部1006は処理をステップS807に進める。なお、作業終了時刻変数の値が未決定のジョブがあるということは、資源がそのジョブを実行中であることを意味する。なお、条件作成部1006は、制約論理プログラミングにより記憶部1100に格納された制約式を解いて各作業の作業開始時刻変数と作業終了時刻変数のドメインを算出して記憶部1100(ないしメモリ1001)に格納しているものとする。
続いてステップS805において、条件作成部1006は、ステップS803で終了時刻変数の値が未決定であると判定されたジョブの数(値1)と、割当てられた資源が並行して実行可能な作業の数(値2)とを比較する。割当てられた資源が並行して実行可能な作業の数は、ステップS802で選択した資源のIDをキーとして資源情報4の資源ID41を検索し得る、実行可能作業数43となる。値1が値2よりも大きい、つまり、資源が並行して実行可能な作業数を超えて割当てが行われた場合は(S805:Yes)、条件作成部1006は、作業時刻の制約式の作成(S806)に進む。他方、値1が値2以下である場合(S805:No)、条件作成部1006は、割当て資源情報の格納処理(S807)に進む。
また、ステップS806において、条件作成部1006は、ステップS803で取得したジョブのうち作業が最も早く終わるジョブを選択し、選択したジョブの終了時刻の変数(=作業終了時刻変数)と、ステップS204で選択した変数(=作業開始時刻時刻変数)との間に以下の制約式を作成し、記憶部1100に格納する。ここで、作業が最も早く終わるジョブは、終了時刻の変数のドメイン最小値が最も小さいジョブを選択することで得る。

Figure 2011076544
process(Ei、l)がステップS204で選択したジョブであり、process(Ek、j)がステップS806で選択したジョブであるものとする。上記制約式は、時刻を計算中のジョブは、同じ資源が割当てられていてかつ現在実行中のジョブのうちの一つが終わった後に作業を開始する、という意味を表わす制約式である。
次に、ステップS807において、条件作成部1006は、ステップS801で割当てられた資源のIDを作業情報3の割当て資源ID38に格納する。また、ステップS808において、条件作成部1006は、ステップS801で割当てられた資源に対してステップS803〜S807の処理を実行したかどうかを判定し、実行していない場合(S808:No)はステップS802を実行し、実行している場合(S808:Yes)は一連の処理を終了する。
−−−処理手順例3−−−
図9は、条件作成部1006が、資源条件受付部1004で受付けた資源条件を基に、ステップS204で選択した変数に関連するジョブ(以降、ジョブAとする)に資源を割当てる手順の詳細フローである。ここでの割当ては、資源条件の分類1.「資源が実行できる作業の種類」、資源条件の分類2.「資源が並行して実行できる作業の数」、資源条件の分類3.「作業を実行する際の資源の組合せ」、資源条件の分類4.「資源に割り振る作業の組合せ」を考慮して行う。以降、条件作成部1006が資源をジョブに割当てる手順を図9を参照しながら説明する。
ここでまず、ステップS901において、条件作成部1006は、ジョブAを実行できる資源を一つ選択する。具体的には、条件作成部1006は、ジョブAの作業名34をキーとして、記憶部1100における資源情報4の実行可能作業を検索し、資源ID41を取得する。この処理により条件作成部1006は、条件分類1.「資源が実行できる作業の種類」を満たした資源を取得する(第1処理)。また、条件作成部1006は、ここで取得した資源のうちS902以降の処理を施していないものを一つ選択する。
次にステップS902において、条件作成部1006は、ステップS901で選択した資源と、それまでにジョブAに割当てられている資源が条件分類3.「資源の組合せ条件」を満たすかどうかを判定する(第2処理)。具体的には条件作成部1006は、ジョブAの作業名(第一キー)と、ステップS901で選択した資源IDと、既に割り当ててある資源ID(過去に実施したS906で保持した資源ID:第二キー)とをキーとして、記憶部1100の資源組合せ条件5を検索し、組合せ関係53を取得する。なお、該当する組合せ関係がない場合は、資源の組合せ条件は満たしているものとする。該当する組合せ関係がある場合、条件作成部1006は、組合せ関係=「排他」である時、資源組合せ条件を満たしていないとして判定し(S902:No)、他方、組合せ関係=「同一」である時、資源組合せ条件を満たしていると判定する(S902:Yes)。資源組合わせ条件を満たす場合(S902:Yes)、条件作成部1006は、他条件の判定(S903)に進み、資源組合わせ条件を満たさない場合(S902:No)、他資源を対象とした処理(S909)に進む。
続いてステップS903において、条件作成部1006は、ステップS901で選択した資源に関し、既に割振られている作業が条件分類4.「作業の組合せ条件」を満たすかどうかを判定する(第3処理)。具体的には、条件作成部1006は、ステップS901で選択した資源IDをキーとして、記憶部1100の作業情報3の割当て資源ID38を検索し、作業名34を取得する(第一キーの集合)。また、条件作成部1006は、ここで取得した作業名のうちの一つとジョブAの作業名とをキーとして記憶部1100の作業組合せ条件6を検索し、組合せ関係62を取得する。なお、作業組合せ条件6を検索できなかった=該当する組合せ関係がない場合は、作業組合せ条件は満たしているものとする。
条件作成部1006は、該当する作業組合せ関係があった場合、その組合せ関係が「排他」である場合は作業組合せ条件を満たしていないと判定し、他方、組合せ関係が「同一」である場合は作業組合せ条件を満たしていると判定する。条件作成部1006は、この判定処理を、上記で取得した第一キーの集合に含まれる全ての作業名について実行し、全ての作業名について条件が満たされていれば最終的に条件を満たすと判定し(S903:Yes)、いずれか一つでも条件を満たしていなければ最終的に条件を満たしていないと判定する(S903:No)。
条件作成部1006は、作業組合わせ条件を満たすと判定した場合(S903:Yes)、他条件の判定に進み(S904)、他方、作業組合わせ条件を満たさない場合(S903:No)、他資源を対象とした処理に進む(S909)。
一方、ステップS904とステップS905において、条件作成部1006は、ステップS901で選択した資源が条件分類2.「資源が並行して実行できる作業の数」を満たすかどうかを判定する。各ステップでの処理を以降に示す。ステップS904において条件作成部1006は、ステップS901で選択した資源に割当てられたジョブのうち、終了時刻の変数(=作業終了時刻変数)が未決定のジョブの数を算出する。具体的には条件作成部1006は、ステップS901で選択した資源の資源IDをキーとして、記憶部1100における作業情報3の割当て資源ID38を検索し、該当するジョブを取得する。また、条件作成部1006は、ここで取得したジョブのうち、終了時刻の変数が未決定のジョブの数を算出する。
他方、ステップS905において条件作成部1006は、ステップS904で算出したジョブ数(値1)と、ステップS901で選択した資源が並行して実行できる作業の数(値2)とを比較する。値2は、条件作成部1006が、ステップS901で選択した資源IDをキーとして、記憶部1100における資源情報4を検索して実行可能作業数43を取得することで得られる。値1が値2よりも大きい場合、条件作成部1006は、実行可能作業数を超えていると判定し(S905:No)、他方、値1が値2以下である場合は、実行可能作業数を超えないと判定する(S905:Yes)。条件を満たす場合(S905:Yes)、条件作成部1006は、割当て資源保持の処理に進み(S906)、一方、条件を満たさない場合(S905:No)、組合せ条件を満たす資源保持の処理に進む(S908)。
続いてステップS906において、条件作成部1006は、ステップS901で選択した資源の資源IDを該当ジョブの割当て資源として、記憶部1100の作業情報3における割当て資源ID38欄ないしメモリ1001に保持する。ステップS904からS906の処理は第4処理に該当する。
また、ステップS907において条件作成部1006は、記憶部1100の作業情報3における割当て資源ID38欄にないしメモリ1001に保持された資源の数が、ジョブAの実行に必要な資源数を満たしているか判定する。具体的には、条件作成部1006は、記憶部1100の作業情報3における割当て資源ID38欄にないしメモリ1001に保持された資源数(値1)と、ジョブAのジョブIDをキーとして記憶部1100における作業情報3の必要な資源数35を検索して得られる値(値2)とを比較する。値1が値2以上の場合、条件作成部1006は、必要な資源数を満たすと判定し(S907:Yes)、他方、値1が値2より小さい場合は、必要な資源数を満たしていないと判定する(S907:No)。
ここで、必要な資源数を満たしていない場合(S907:No)、条件作成部1006は、他資源を対象とした処理に進み(S909)、他方、必要な資源数を満たしている場合(S907:Yes)、一連の処理を終了する。
また、ステップS908において条件作成部1006は、ステップS901で選択した資源の資源IDを、組合せ条件を満たす資源としてメモリ1001に保持する。また、ステップS909において条件作成部1006は、ジョブAを実行可能な資源全てに対して一連の処理(S901〜S908)を施したかを判定し、処理を施していない資源がある場合(S909:No)、他資源を対象とした処理に進み(S901)、全ての資源に処理を施している場合(S909:Yes)、資源割当て処理に進む(S910)。
一方、ステップS910において条件作成部1006は、ステップS908でメモリ1001に保持した資源の中から、実行中の作業が最も早く終了する資源を必要な数だけ選択する。この処理は、実行可能作業数を現時点では超えてしまっている場合でも、実行中作業が終了するのを待てば実行可能作業数の条件を満たせるため、条件作成部1006が、現時点で条件に関して違反があっても本処理で資源を割当てておき、送信S802以降でジョブの作業開始時刻を調整することで条件満たすよう試みるための処理である。ここでは、メモリ1001に格納されている資源数、つまりジョブAに割当て済みの資源数と、ジョブAに必要な資源数との差の分だけ資源を選択する。
実行中の作業が最も早く終わる資源の取得方法を以降に示す。条件作成部1006は、資源IDをキーとして記憶部1100における作業情報3の割当て資源ID38を検索し、該当するジョブを取得する。また、条件作成部1006は、ここで取得したジョブのうち、終了時刻の変数の値が未決定、かつ終了時刻の変数のドメイン最小値が最も小さいジョブを選択する。この処理により、資源に割振られたジョブのうち、実行中でありなおかつ最も早く終わるジョブを特定できる。条件作成部1006は、この処理をステップS908でメモリ1001に保持した全ての資源について実行し、それぞれの資源IDで取得したジョブの終了時刻の変数のドメイン最小値を比較し、最も小さいジョブを特定する。条件作成部1006は、ここで特定したジョブに関連づいている資源IDを実行中の作業が最も早く終わる資源として選択する。また条件作成部1006は、ここで選択した資源を、割当て資源として記憶部1100の作業条件(=作業情報3)におけるジョブAの欄割当て資源ID38欄に設定し、一連の処理を終了する。
以上説明したように本実施形態によれば、作業手順について対象プロセスを限定せず資源条件を考慮した設計および評価が可能となる。
以上、実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1000 作業手順策定支援システム
1001 メモリ
1002 プログラム
1003 作業条件受付部
1004 資源条件受付部
1005 モデル作成部
1006 条件作成部
1007 作業時刻算出部
1008 作業実行過程図作成部
1100 記憶部
1200 表示部(ディスプレイ等)
1201 入力部(キーボード、マウス等)
1202 制御部(CPU)
1203 通信部
1204 データパス

Claims (6)

  1. 作業手順の策定支援を行うコンピュータシステムであり、
    対象となる作業手順、手順中で最初に実行する作業の作業開始時刻、各作業の所要時間、各作業の準備時間、および各作業を実行するために必要な資源数、の各情報を含んだ作業条件を、入力部を介して利用者から受付けて記憶部に格納する作業条件受付部と、
    各資源が実行できる作業種類、各資源が並行実行可能な作業数、所定作業に割り当てる複数資源の組み合わせ条件、および同一資源が手順中で実行する作業の組み合わせ条件、の各情報を含んだ資源条件を、入力部を介して利用者から受付けて記憶部に格納する資源条件受付部と、
    前記記憶部の作業条件を数式化した数理モデルを生成し、ここで生成した数理モデルに前記記憶部の作業条件のデータを適用して、各作業における作業開始時刻および作業終了時刻に関わる制約式を生成し記憶部に格納するモデル作成部と、
    前記記憶部の作業条件が示す各作業に割り当てられた資源のうち同一資源を特定して、この同一資源が共通に割り当てられた作業群を特定し、制約論理プログラミングにより前記制約式を解いて各作業の作業開始時刻変数と作業終了時刻変数のドメインを算出して記憶部に格納し、前記作業群のうち前記作業終了時刻変数の値が未決である作業数が前記同一資源の並行実行可能な作業数を超える場合、前記ドメインの最小値が最も小さい作業終了時刻変数を選択し、ここで選択した作業終了時刻変数と前記作業群における作業の作業開始時刻変数とに対応する作業時刻の制約式を生成し、記憶部に格納する条件作成部と、
    制約論理プログラミングにより前記記憶部の各制約式を解いて前記作業開始時刻変数および作業終了時刻変数を決定し、これらを作業時刻情報として記憶部に格納する作業時刻算出部と、
    前記作業時刻情報と該当作業を実行する資源の情報とを表示部に出力する作業実行過程図作成部と、
    を備えることを特徴とする作業手順策定支援システム。
  2. 前記条件作成部は、
    前記記憶部の作業条件が示す所定作業について、前記記憶部の資源条件に基づいて前記所定作業を実行可能な資源を特定する第1処理と、
    前記所定作業について特定した資源が、前記記憶部における前記所定作業に関する既割当て資源との関係で前記複数資源の組み合わせ条件を満たすか判定する第2処理と、
    前記判定処理で前記複数資源の組み合わせ条件を満たした資源が実行対象とする前記所定作業および前記記憶部における前記既割当て資源について、前記作業の組み合わせ条件を満たすか判定する第3処理と、
    前記作業の組み合わせ条件を満たした資源が実行対象とする各作業について、前記記憶部において前記作業終了時刻変数の値が未決である作業数をカウントし、前記記憶部の資源条件のうち前記並行実行可能な作業数を前記カウント値が越えない場合、前記資源の情報を前記記憶部の作業条件における前記所定作業に対し割当てて記憶する第4処理と、
    前記記憶部の作業条件における、前記所定作業を実行するために必要な資源数と、前記所定作業に関して割当て済みの資源数とを比較し、割当て済み資源数が必要な資源数に達していない場合、前記第1処理から第4処理までを繰り返し実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業手順策定支援システム。
  3. 前記条件作成部は、
    前記第4処理において、前記記憶部の資源条件のうち前記並行実行可能な作業数を前記カウント値が越えた場合、前記資源の情報を待機資源の情報として記憶部に記憶し、前記記憶部において前記待機資源が既割当て資源となっている作業を特定し、ここで特定した作業のうち、終了時刻変数の値が未決かつ終了時刻変数のドメイン最小値が最も小さい作業を特定する処理を各待機資源について実行し、待機資源間で前記作業終了時刻変数のドメイン最小値が最も小さい待機資源を選択し、該当資源の情報を前記記憶部の作業条件における前記所定作業に対し割当てて記憶する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の作業手順策定支援システム。
  4. 前記作業実行過程図作成部は、
    作業手順を構成する前記作業および各作業を実行する資源の情報を実行順にA軸に列挙し、前記各作業の作業時刻情報が示す作業開始時刻および作業終了時刻を、前記A軸上の該当作業の実行資源に対応させてB軸に設定し、前記作業開始時刻と作業終了時刻の間を線分で描画し、所定作業の作業終了時刻と次に実行される作業の作業開始時刻との間を線分で描画することでダイヤ図を生成し、このダイヤ図を表示部に出力する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の作業手順策定支援システム。
  5. 作業手順の策定支援を行うコンピュータシステムが、
    対象となる作業手順、手順中で最初に実行する作業の作業開始時刻、各作業の所要時間、各作業の準備時間、および各作業を実行するために必要な資源数、の各情報を含んだ作業条件を、入力部を介して利用者から受付けて記憶部に格納する処理と、
    各資源が実行できる作業種類、各資源が並行実行可能な作業数、所定作業に割り当てる複数資源の組み合わせ条件、および同一資源が手順中で実行する作業の組み合わせ条件、の各情報を含んだ資源条件を、入力部を介して利用者から受付けて記憶部に格納する処理と、
    前記記憶部の作業条件を数式化した数理モデルを生成し、ここで生成した数理モデルに前記記憶部の作業条件のデータを適用して、各作業における作業開始時刻および作業終了時刻に関わる制約式を生成し記憶部に格納する処理と、
    前記記憶部の作業条件が示す各作業に割り当てられた資源のうち同一資源を特定して、この同一資源が共通に割り当てられた作業群を特定し、制約論理プログラミングにより前記制約式を解いて各作業の作業開始時刻変数と作業終了時刻変数のドメインを算出して記憶部に格納し、前記作業群のうち前記作業終了時刻変数の値が未決である作業数が前記同一資源の並行実行可能な作業数を超える場合、前記ドメインの最小値が最も小さい作業終了時刻変数を選択し、ここで選択した作業終了時刻変数と前記作業群における作業の作業開始時刻変数とに対応する作業時刻の制約式を生成し、記憶部に格納する処理と、
    制約論理プログラミングにより前記記憶部の各制約式を解いて前記作業開始時刻変数および作業終了時刻変数を決定し、これらを作業時刻情報として記憶部に格納する処理と、
    前記作業時刻情報と該当作業を実行する資源の情報とを表示部に出力する処理と、
    を実行することを特徴とする作業手順策定支援方法。
  6. 作業手順の策定支援を行うコンピュータシステムに、
    対象となる作業手順、手順中で最初に実行する作業の作業開始時刻、各作業の所要時間、各作業の準備時間、および各作業を実行するために必要な資源数、の各情報を含んだ作業条件を、入力部を介して利用者から受付けて記憶部に格納する処理と、
    各資源が実行できる作業種類、各資源が並行実行可能な作業数、所定作業に割り当てる複数資源の組み合わせ条件、および同一資源が手順中で実行する作業の組み合わせ条件、の各情報を含んだ資源条件を、入力部を介して利用者から受付けて記憶部に格納する処理と、
    前記記憶部の作業条件を数式化した数理モデルを生成し、ここで生成した数理モデルに前記記憶部の作業条件のデータを適用して、各作業における作業開始時刻および作業終了時刻に関わる制約式を生成し記憶部に格納する処理と、
    前記記憶部の作業条件が示す各作業に割り当てられた資源のうち同一資源を特定して、この同一資源が共通に割り当てられた作業群を特定し、制約論理プログラミングにより前記制約式を解いて各作業の作業開始時刻変数と作業終了時刻変数のドメインを算出して記憶部に格納し、前記作業群のうち前記作業終了時刻変数の値が未決である作業数が前記同一資源の並行実行可能な作業数を超える場合、前記ドメインの最小値が最も小さい作業終了時刻変数を選択し、ここで選択した作業終了時刻変数と前記作業群における作業の作業開始時刻変数とに対応する作業時刻の制約式を生成し、記憶部に格納する処理と、
    制約論理プログラミングにより前記記憶部の各制約式を解いて前記作業開始時刻変数および作業終了時刻変数を決定し、これらを作業時刻情報として記憶部に格納する処理と、
    前記作業時刻情報と該当作業を実行する資源の情報とを表示部に出力する処理と、
    を実行させることを特徴とする作業手順策定支援プログラム。
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