JP5646304B2 - 顕微鏡対物レンズ - Google Patents

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Description

本発明は、顕微鏡対物レンズに関する。
光学機器に用いられる対物レンズには、収差を良好に補正する性能とともに、コストを抑えて効率的に製造できる構成が求められている。一般に、対物レンズの組み立てなどの製造過程で生じる誤差(以降、製造誤差と記す。)による各レンズの偏心は、対物レンズの性能の劣化を引き起こす。このため、良好な収差性能を実現するためには、通常、心調整を伴う高精度の組み立てが必要であり、製造コストを抑制することが難しい。
例えば、特許文献1に開示される対物レンズは、第1レンズ群により収斂された光線を発散させるために、第2レンズ群として物体側に球欠の深い凹面を有する両凹レンズと両凸レンズとからなる負の屈折力の大きい接合レンズを含んで、構成されている。よって、第2レンズ群による光線の発散が大きくなりレンズの偏心に対する性能の劣化が大きい。このため、この対物レンズ本来の性能を発揮するためには、第2レンズ群に対して心調整を行う必要があり、製造コストを抑制することが難しい。
しかしながら、レンズの偏心に対する性能の劣化(以降、偏心敏感度と記す。)を抑えることができれば、良好な収差性能を実現するために必要な組み立ての精度を低く抑えることが可能であり、比較的低コストで対物レンズを製造することができる。このような対物レンズに関する技術は、例えば、特許文献2で開示されている。
特許文献2では、対物レンズを構成する各レンズ面に入射する光線の角度を適正な範囲に制限する技術が開示されている。特許文献2に開示される対物レンズによれば、特定のレンズ面に屈折力が集中することを防ぐことが可能であり、それにより、対物レンズの偏心敏感度を低下させることができる。
特公昭61−30246号公報 特開2002−350721号公報
ところで、特許文献2に例示される開示される対物レンズは、アライメント用の対物レンズである。アライメント用の対物レンズでは、顕微鏡対物レンズと異なり、比較的狭い特定の波長域に対してのみ良好に色収差が補正されればよく、また、像高が小さくてもよい。さらに、全長に関する制約も比較的緩やかである。
これに対して、顕微鏡内に配置される顕微鏡対物レンズの場合、全長に関する制約が厳しいため、所定の焦点距離を有し、且つ、良好に収差を補正するコンパクトな構成が必要である。また、広い波長域で良好に色収差を補正する性能や広い視野でのフラットネスも必要となる。このため、特許文献2に開示される技術を、顕微鏡対物レンズに適用することは困難である。
一般に、顕微鏡対物レンズでは、レンズ面に入射する光線の角度及びレンズの屈折率が大きくなり、偏心敏感度が高くなる。その結果、収差を良好に補正するためには、心調整を伴う高精度な組み立てが必要となり、収差を良好に補正する性能と偏心敏感度を抑えた組み立て効率の良い構成とを両立することが難しい。
以上のような実情を踏まえ、本発明では、組み立て効率の良く、且つ、収差を良好に補正する顕微鏡対物レンズを提供することを課題とする。
本発明の第1の態様は、顕微鏡対物レンズであって、物体側から順に、像側に凸面を向けた1つのレンズ成分からなる、正の屈折力を有する第1レンズ群と、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ成分からなる、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、からなり、f1を第1レンズ群の焦点距離とし、f2を第2レンズ群の焦点距離とし、f3を第3レンズ群の焦点距離とし、Fを顕微鏡対物レンズの焦点距離とするとき、以下の条件式
0.3 < f1/F < 0.7
−3.5 < f2/F < −2
2 < f3/F < 5
を満たす顕微鏡対物レンズを提供する。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の顕微鏡対物レンズにおいて、h21を第2レンズ群のメニスカスレンズ成分の物体側の最大光線高とし、r21を第2レンズ群のメニスカスレンズ成分の物体側の曲率半径とするとき、以下の条件式
−1 < h21/r21 < −0.5
を満たす顕微鏡対物レンズを提供する。
本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様に記載の顕微鏡対物レンズにおいて、r21を第2レンズ群のメニスカスレンズ成分の物体側の曲率半径とし、r22を第2レンズ群のメニスカスレンズ成分の像側の曲率半径とするとき、以下の条件式
0.35 < r21/r22 < 0.6
を満たす顕微鏡対物レンズを提供する。
本発明の第4の態様は、第1の態様乃至第3の態様のいずれか1つに記載の顕微鏡対物レンズにおいて、r11を第1レンズ群のレンズ成分の物体側の曲率半径とし、r12を第1レンズ群のレンズ成分の像側の曲率半径とするとき、以下の条件式
3 < r11/r12 < 30
を満たす顕微鏡対物レンズを提供する。
本発明の第5の態様は、第1の態様乃至第4の態様のいずれか1つに記載の顕微鏡対物レンズにおいて、第3レンズ群は、接合レンズからなる顕微鏡対物レンズを提供する。
本発明の第6の態様は、第1の態様乃至第5の態様のいずれか1つに記載の顕微鏡対物レンズにおいて、θ2inを第2レンズ群のメニスカスレンズ成分における入射面の法線を基準としたそのメニスカスレンズ成分に入射する軸上メリディオナル光線の入射角度とし、θ1inoutを第1レンズ群のレンズ成分における入射面の法線を基準としたそのレンズ成分に入射する軸上メリディオナル光線の入射角度と第1レンズ群のレンズ成分における射出面の法線を基準としたそのレンズ成分から射出する軸上メリディオナル光線の射出角度との和とするとき、以下の条件式
25° < |θ2in| < 35°
5° < |θ1inout| < 35°
を満たす顕微鏡対物レンズを提供する。
本発明によれば、組み立て効率が良く、且つ、収差を良好に補正する顕微鏡対物レンズを提供することができる。
本発明の一実施例に係る顕微鏡対物レンズの断面図である。 本発明の他の一実施例に係る顕微鏡対物レンズの断面図である。 実施例1に係る顕微鏡対物レンズの断面図である。 実施例1に係る結像レンズの断面図である。 図3に例示される顕微鏡対物レンズと図4に例示される結像レンズを組み合わせたときの収差図である。 実施例2に係る顕微鏡対物レンズのレンズ成分の断面図である。 図6に例示される顕微鏡対物レンズと図4に例示される結像レンズを組み合わせたときの収差図である。
まず、本発明の各実施例に係る顕微鏡対物レンズに共通する構成及び作用について説明する。
本発明の各実施例に係る顕微鏡対物レンズは、物体側から順に、像側に凸面を向けた1つのレンズ成分からなる、正の屈折力を有する第1レンズ群と、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ成分からなる、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、を含んで構成されている。
なお、本明細書において、“レンズ成分”という用語は、単レンズ、接合レンズを問わず、一塊のレンズを意味する。従って、各レンズ成分は、他のレンズ成分と間隔をあけて配置されていて、他のレンズ成分から独立している。
次に、各レンズ群の作用について説明する。
第1レンズ群は、その正の屈折力により、物体から放射された光線に対して収束させる方向に作用し、光線高を抑えた状態で光線を第2レンズ群に向けて射出する。第2レンズ群は、物体側に向けた凹面によりペッツパール和を小さくしてフラットネスを改善する。さらに、第2レンズ群は、メニスカスレンズ成分の像側の凸面により、射出角度を抑えて第3レンズ群に向けて射出する。第3レンズ群は、その正の屈折力により、無限遠補正された光束を結像レンズに向けて射出する。
なお、第3レンズ群は、色収差を良好に補正するために、接合レンズからなることが望ましい。
また、顕微鏡対物レンズは、下記の条件式を満たすように構成されている。
0.3 < f1/F < 0.7 ・・・(1)
−4 < f2/F < −1.6 ・・・(2)
2 < f3/F < 5 ・・・(3)
但し、f1は、第1レンズ群の焦点距離であり、f2は、第2レンズ群の焦点距離であり、f3は、第3レンズ群の焦点距離であり、Fは、顕微鏡対物レンズの焦点距離である。
条件式(1)は、第1レンズ群の屈折力を規定する式である。上限値を超えると第1レンズ群の屈折力が不足するため、第2レンズ群の物体側の面での光線高が高くなり、コマ収差が増加してしまう。一方、下限値を下回ると第1レンズ群の屈折力が大きくなりすぎるため、第1レンズ群の偏心敏感度が上昇してしまう。
条件式(2)は、第2レンズ群の屈折力を規定する式である。上限値を超えると第2レンズ群の屈折力が大きくなりすぎるため、コマ収差が増加してしまう。また、第2レンズ群の偏心敏感度が上昇してしまう。一方、下限値を下回ると第2レンズ群の負の屈折力が不足するため、ペッツバール和の負の成分が不足して、十分なフラットネスが確保できない。なお、顕微鏡対物レンズは、条件式(2)に加えて、条件式(2−1)を満たすように構成されることがより望ましい。
−3.5 < f2/F < −2 ・・・(2−1)
条件式(3)は、第3レンズ群の屈折力を規定する式である。上限値を超えると第3レンズ群の屈折力が不足するため、第2レンズ群の像側の面の光線高を高くせざるを得ず、その結果、色収差が増加してしまう。一方、下限値を下回ると第3レンズ群の屈折力が大きくなりすぎるため、球面収差が増加してしまう。また、第3レンズ群の偏心敏感度が上昇してしまう。
以上の条件式を満たすことで、顕微鏡対物レンズは、偏心敏感度が低く抑えられるため、高い組み立て効率を実現し、且つ、収差を良好に補正することができる。また、これらの条件式を満たす顕微鏡対物レンズは、心調整が不要であるので、組み立て工数が削減される。また、組み立て難易度が低く、組み立てに高度な技術を必要としないため、高い組み立て効率とともに、製造コストの低下に寄与する。また、偏心敏感度が低いため、振動にも強く、耐衝撃性にも優れている。
また、顕微鏡対物レンズは、下記の条件式を満足することが望ましい。
−1 < h21/r21 < −0.5 ・・・(4)
但し、h21は、第2レンズ群のメニスカスレンズ成分の物体側の最大光線高であり、r21は、第2レンズ群のメニスカスレンズ成分の物体側の曲率半径である。
なお、ここで最大光線高とは、軸上光線、軸外光線、主光線、マージナル光線を問わない任意の光線の最大光線高である。
条件式(4)は、第2レンズ群のメニスカスレンズ成分の物体側の面での球欠(最大光線高/曲率半径)を規定する式である。上限値を超えると、第2レンズ群の物体側の球欠が小さすぎるため、ペッツバール和の負の成分が不足して、十分なフラットネスが確保できない。一方、下限を下回ると、第2レンズ群の物体側の球欠が大きすぎるため、光線が大きく曲がり、コマ収差が増加してしまう。また、第2レンズ群の偏心敏感度も上昇してしまう。
また、顕微鏡対物レンズは、下記の条件式を満足することが望ましい。
0.35 < r21/r22 < 0.6 ・・・(5)
但し、r21は、第2レンズ群のメニスカスレンズ成分の物体側の曲率半径であり、r22は、第2レンズ群のメニスカスレンズ成分の像側の曲率半径である。
条件式(5)は、第2レンズ群のメニスカスレンズ成分の像側の面に対する物体側の面の曲率半径の比を規定する式である。上限値を超えると像側の面(凸面)に対して物体側の面(凹面)が緩やかになりすぎるため、負の屈折力が低下する。従って、ペッツバール和の負の成分が不足して、十分なフラットネスが確保できない。一方、下限値を下回ると負の屈折力が大きくなりすぎるため、コマ収差が増加してしまう。また、第2レンズ群の偏心敏感度も上昇してしまう。
また、顕微鏡対物レンズは、下記の条件式を満足することが望ましい。
3 < r11/r12 < 30 ・・・(6)
但し、r11は、第1レンズ群のレンズ成分の物体側の曲率半径であり、r12は、第1レンズ群のレンズ成分の像側の曲率半径である。
条件式(6)は、第1レンズ群のレンズ成分の像側の面に対する物体側の面の曲率半径の比を規定する式である。上限値を超えると、正の屈折力が大きくなりすぎて、第1レンズ群の偏心敏感度が上昇してしまう。下限値を下回ると、屈折力が不足するため、光線を十分に収束させることができない。その結果、第2レンズ群の物体側の面での光線高が高くなるため、コマ収差が増加してしまう。
また、顕微鏡対物レンズは、下記の条件式を満足することが望ましい。
25° < |θ2in| < 35° ・・・(7)
5° < |θ1inout| < 35° ・・・(8)
但し、θ2inは、第2レンズ群のメニスカスレンズ成分における入射面の法線を基準とした当該メニスカスレンズ成分に入射する軸上メリディオナル光線の入射角度である。θ1inoutは、第1レンズ群のレンズ成分における入射面の法線を基準とした当該レンズ成分に入射する軸上メリディオナル光線の入射角度と、第1レンズ群のレンズ成分における射出面の法線を基準とした当該レンズ成分から射出する軸上メリディオナル光線の射出角度と、の和である。
条件式(7)は、第2レンズ群への入射光線の角度を規定する式である。上限値を超えると光線の入射角度が大きいすぎるため、入射面で曲がりすぎてコマ収差が増加してしまう。また、第2レンズ群の偏心敏感度も上昇してしまう。一方、下限値を下回ると光線が十分に曲がらないため、ペッツバール和の負の成分が不足して、十分なフラットネスが確保できない。
条件式(8)は、第1レンズ群のレンズ成分への入射角度と出射角度の和を規定する式である。上限値を超えるとレンズ成分での光線角度が大きくなるので、レンズ成分の偏心敏感度が大きくなる。一方、下限値を下回ると光線を十分に曲げることができないため、光線を収束させることができず、第2レンズ群の物体側の面での光線高が高くなり、コマ収差が増加してしまう。
なお、条件式(4)から条件式(8)の任意に組み合わせが、条件式(1)から条件式(3)を満たす顕微鏡対物レンズに適用されてもよい。
次に、組み立てられた顕微鏡対物レンズの構成と、顕微鏡対物レンズの組み立て手順について、図1を参照しながら説明する。
図1は、組み立てられた顕微鏡対物レンズの断面図の一例である。図1に例示される顕微鏡対物レンズ1は、すでに上述したように、光学部材として、カバーガラスCGが図示されている物体側から順に、像側に凸面を向けた1つのレンズ成分(レンズL1)からなる正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ成分(接合レンズCL1)からなる負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を含んで構成されている。
第2レンズ群G2に含まれるメニスカスレンズ成分は、レンズL2とレンズL3からなる接合レンズCL1であり、レンズL2及びレンズL3は、いずれも物体側に凹面を向けたメニスカスレンズである。また、第3レンズ群G3は、レンズL4とレンズL5からなる接合レンズCL2から構成されている。
さらに、顕微鏡対物レンズ1は、上記の光学部材の他に、第1レンズ群G1を保持する円筒形状の金属部材2と、金属部材2、第2レンズ群G2、及び第3レンズ群G3を保持する円筒形状の外筒3と、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3に含まれる各レンズ成分の間隔を確保するスペーサ4と、第3レンズ群G3をスペーサ4に押し付ける固定リング5と、を含んで構成されている。
顕微鏡対物レンズ1の組み立ては、金属部材2の外側面を外筒3の内側面に嵌合し、外筒3に金属部材2を保持させることから、開始される。次に、金属部材2に、第1レンズ群G1のレンズ成分(レンズL1)が接着される。その後、外筒3を立てて、第1レンズ群G1のレンズ成分(レンズL1)を底にした状態で、顕微鏡対物レンズ1内部に、残りのレンズ成分とスペーサ4が1つずつ順番に重ねられる。具体的には、第2レンズ群G2のメニスカスレンズ成分(接合レンズCL1)、スペーサ4、第3レンズ群G3のレンズ成分(接合レンズCL2)の順に重ねられる。これにより、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3の各レンズ成分の外側面は、外筒3の内側面に嵌合される。最後に、第3レンズ群G3のレンズ成分(接合レンズCL2)が像側から固定リング5で固定され、組み立てを終了する。
なお、組み立てられた顕微鏡対物レンズの構成は、図1に例示される構成に限定されない。図2は、組み立てられた顕微鏡対物レンズの断面図の他の一例である。図2に例示されるように、顕微鏡対物レンズ6は、光学部材の他に、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、及び第3レンズ群G3を保持する円筒形状の外筒7と、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、及び第3レンズ群G3に含まれる各レンズ成分の間隔を確保するスペーサ8(スペーサ8a、スペーサ8b)と、第3レンズ群G3をスペーサ8(スペーサ8b)に押し付ける固定リング9と、を含んで構成されてもよい。なお、図2に例示される顕微鏡対物レンズ6の光学部材の構成は、第2レンズ群のメニスカスレンズ成分が単レンズ(レンズL2)から構成されている点が、図1に例示される顕微鏡対物レンズ1の構成と異なっている。
図2に例示される顕微鏡対物レンズ6は、第1レンズ群G1の外側面が第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間のスペーサ8aの内側面に嵌合されている点、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間のスペーサ8aの外側面が外筒7の内側面に嵌合されている点が、図1に例示される顕微鏡対物レンズ1と異なっている。なお、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3の各レンズ成分の外側面が外筒7の内側面に嵌合されている点は、図1に例示される顕微鏡対物レンズ1と同様である。
図1及び図2に例示される顕微鏡対物レンズによれば、偏心敏感度が低く抑えられるため組み立て効率の良く、且つ、収差を良好に補正することができる。
以下、各実施例について具体的に説明する。
図3は、本実施例に係る顕微鏡対物レンズの断面図である。図4は、本実施例に係る結像レンズの断面図である。なお、図3に例示される顕微鏡対物レンズ1の構成は、図1に例示される顕微鏡対物レンズ1のレンズ構成と同様である。
図3に例示される顕微鏡対物レンズ1は、物体側から順に、像側に凸面を向けた1つのレンズ成分(レンズL1)からなる正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ成分(接合レンズCL1)からなる負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を含んでいる。
第1レンズ群G1のレンズ成分は、物体側に凹面を向けた1つのメニスカスレンズ(レンズL1)から構成されている。また、第2レンズ群G2のメニスカスレンズ成分は、レンズL2とレンズL3からなる接合レンズCL1であり、レンズL2及びレンズL3は、それぞれメニスカスレンズとして構成されている。また、第3レンズ群G3のレンズ成分は、両凹レンズであるレンズL4と両凸レンズであるレンズL5からなる接合レンズCL2であり、主に色収差の補正に寄与する。
図4に例示される結像レンズ10は、単レンズ(レンズTL1)から構成されている。
以下、本実施例に係る顕微鏡対物レンズ1及び結像レンズ10の各種データについて記載する。
顕微鏡対物レンズ1の焦点距離Fと、倍率βと、物体側の開口数NAは、それぞれ以下のとおりである。
F=22.5mm、 β=10、 NA=0.25
また、結像レンズ10の焦点距離Ftは、以下のとおりである。
Ft=225mm
顕微鏡対物レンズ1及び結像レンズ10のレンズデータは、それぞれ以下のとおりである。
顕微鏡対物レンズ1
s r d nd vd
0(物体面)INFINITY 0.1700 1.52100 56.02
1 INFINITY 8.2786
2 -28.3039 1.5307 1.72916 54.68
3 -6.4891 2.4971
4 -4.4792 4.0559 1.69895 30.13
5 -29.3512 5.5200 1.76200 40.10
6 -9.8266 4.9279
7 -82.0138 5.0000 1.74951 35.33
8 17.4594 2.6510 1.61800 63.33
9 -24.2343 70.3688
結像レンズ10
s r d nd vd
10 163.4770 5.0000 1.48749 70.23
11 -330.0000
ここで、sは面番号を、rは曲率半径(mm)を、dは面間隔(mm)を、ndはd線に対する屈折率を、vdはd線に対するアッベ数を示す。なお、面番号s0、s1が示す面は、それぞれカバーガラスCGの物体側の面(物体面)、像側の面を示している。従って、顕微鏡対物レンズ1の第1面は、面番号s2が示す面である。また、面間隔d9は、顕微鏡対物レンズ1と結像レンズ10の間の間隔を示している。
本実施例に係る顕微鏡対物レンズ1は、以下の式(A1)から(A8)で示されるように、条件式(1)から(8)を満たしている。なお、式(A1)から(A8)はそれぞれ条件式(1)から(8)に対応している。
f1/F=0.5 ・・・(A1)
f2/F=−3.19 ・・・(A2)
f3/F=4.45 ・・・(A3)
h21/r21=2.45/−4.4792=−0.55 ・・・(A4)
r21/r22=0.46 ・・・(A5)
r11/r12=4.36 ・・・(A6)
|θ2in|=30.95° ・・・(A7)
|θ1inout|=29.56° ・・・(A8)
図5は、本実施例に係る顕微鏡対物レンズ1と結像レンズ10を組み合わせて用いた場合の収差図であり、像側の結像面での収差を示している。図5(a)は球面収差図であり、図5(b)は非点収差図であり、図5(c)はコマ収差図であり、図5(d)は倍率色収差図であり、図5(e)は歪曲収差図である。いずれも収差も良好に補正されていることが示されている。なお、図中の“C”はC線、“d”はd線、“F”はF線、“g”はg線、“NA”は顕微鏡対物レンズ11の物体側の開口数、“IMH”は像高(mm)を示している。また、“M”はメリディオナル成分、“S”はサジタル成分を示している。
図6は、本実施例に係る顕微鏡対物レンズの断面図である。なお、図6に例示される顕微鏡対物レンズ6の構成は、図2に例示される顕微鏡対物レンズ6のレンズ構成と同様である。
図6に例示される顕微鏡対物レンズ6は、物体側から順に、像側に凸面を向けた1つのレンズ成分(レンズL1)からなる正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ成分(レンズL2)からなる負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を含んでいる。
第1レンズ群G1のレンズ成分は、物体側に凹面を向けた1つのメニスカスレンズ(レンズL1)から構成されている。また、第2レンズ群G2のメニスカスレンズ成分は、単レンズからなり、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ(レンズL2)から構成されている。また、第3レンズ群G3のレンズ成分は、両凹レンズであるレンズL3と両凸レンズであるレンズL4からなる接合レンズCL1であり、主に色収差の補正に寄与する。
また、本実施例では、実施例1と同様に、図4に例示される結像レンズ10が用いられる。
以下、本実施例に係る顕微鏡対物レンズ6の各種データについて記載する。
顕微鏡対物レンズ6の焦点距離Fと、倍率βと、物体側の開口数NAは、それぞれ以下のとおりである。
F=22.5mm、 β=10、 NA=0.25
顕微鏡対物レンズ6のレンズデータは、それぞれ以下のとおりである。
顕微鏡対物レンズ6
s r d nd vd
0(物体面) INFINITY 0.1700 1.52100 56.02
1 INFINITY 5.7069
2 -73.4193 4.2418 1.60311 60.64
3 -6.1644 4.2186
4 -4.0505 7.6266 1.74077 27.79
5 -8.2139 0.8595
6 -76.9999 3.4647 1.75520 27.51
7 15.7604 7.6998 1.60300 65.44
8 -19.8548 71.0122
ここで、sは面番号を、rは曲率半径(mm)を、dは面間隔(mm)を、ndはd線に対する屈折率を、vdはd線に対するアッベ数を示す。なお、面番号s0、s1が示す面は、それぞれカバーガラスCGの物体側の面(物体面)、像側の面を示している。従って、顕微鏡対物レンズ1の第1面は、面番号s2が示す面である。また、面間隔d8は、顕微鏡対物レンズ6と結像レンズ10の間の間隔を示している。
本実施例に係る顕微鏡対物レンズ1は、以下の式(B1)から(B8)で示されるように、条件式(1)から(8)を満たしている。なお、式(B1)から(B8)はそれぞれ条件式(1)から(8)に対応している。
f1/F=0.48 ・・・(B1)
f2/F=−2.18 ・・・(B2)
f3/F=3.14 ・・・(B3)
h21/r21=2.51/−4.0505=−0.62 ・・・(B4)
r21/r22=0.49 ・・・(B5)
r11/r12=11.88 ・・・(B6)
|θ2in|=32.3° ・・・(B7)
|θ1inout|=30.95° ・・・(B8)
図7は、本実施例に係る顕微鏡対物レンズ6と図4に例示される結像レンズ10を組み合わせて用いた場合の収差図であり、像側の結像面での収差を示している。図7(a)は球面収差図であり、図7(b)は非点収差図であり、図7(c)はコマ収差図であり、図7(d)は倍率色収差図であり、図7(e)は歪曲収差図である。いずれも収差も良好に補正されていることが示されている。なお、図中の“C”はC線、“d”はd線、“F”はF線、“g”はg線、“NA”は顕微鏡対物レンズ6の物体側の開口数、“IMH”は像高(mm)を示している。また、“M”はメリディオナル成分、“S”はサジタル成分を示している。
1、6・・・顕微鏡対物レンズ、2・・・金属部材、3、7・・・外筒、4、8、8a、8b・・・スペーサ、5、9・・・固定リング、10・・・結像レンズ、L1、L2、L3、L4、L5、TL1・・・レンズ、CL1、CL2・・・接合レンズ、G1・・・第1レンズ群、G2・・・第2レンズ群、G3・・・第3レンズ群、CG・・・カバーガラス

Claims (6)

  1. 顕微鏡対物レンズであって、物体側から順に、
    像側に凸面を向けた1つのレンズ成分からなる、正の屈折力を有する第1レンズ群と、
    物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ成分からなる、負の屈折力を有する第2レンズ群と、
    正の屈折力を有する第3レンズ群と、からなり、
    f1を前記第1レンズ群の焦点距離とし、f2を前記第2レンズ群の焦点距離とし、f3を前記第3レンズ群の焦点距離とし、Fを前記顕微鏡対物レンズの焦点距離とするとき、以下の条件式
    0.3 < f1/F < 0.7
    −3.5 < f2/F < −2
    2 < f3/F < 5
    を満たすことを特徴とする顕微鏡対物レンズ。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡対物レンズにおいて、
    h21を前記第2レンズ群の前記メニスカスレンズ成分の物体側の最大光線高とし、r21を前記第2レンズ群の前記メニスカスレンズ成分の物体側の曲率半径とするとき、以下の条件式
    −1 < h21/r21 < −0.5
    を満たすことを特徴とする顕微鏡対物レンズ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の顕微鏡対物レンズにおいて、
    r21を前記第2レンズ群の前記メニスカスレンズ成分の物体側の曲率半径とし、r22を前記第2レンズ群の前記メニスカスレンズ成分の像側の曲率半径とするとき、以下の条件式
    0.35 < r21/r22 < 0.6
    を満たすことを特徴とする顕微鏡対物レンズ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の顕微鏡対物レンズにおいて、
    r11を前記第1レンズ群の前記レンズ成分の物体側の曲率半径とし、r12を前記第1レンズ群の前記レンズ成分の像側の曲率半径とするとき、以下の条件式
    3 < r11/r12 < 30
    を満たすことを特徴とする顕微鏡対物レンズ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の顕微鏡対物レンズにおいて、
    前記第3レンズ群は、接合レンズからなることを特徴とする顕微鏡対物レンズ。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の顕微鏡対物レンズにおいて、
    θ2inを前記第2レンズ群の前記メニスカスレンズ成分における入射面の法線を基準とした当該メニスカスレンズ成分に入射する軸上メリディオナル光線の入射角度とし、θ1inoutを前記第1レンズ群の前記レンズ成分における入射面の法線を基準とした当
    該レンズ成分に入射する軸上メリディオナル光線の入射角度と前記第1レンズ群の前記レンズ成分における射出面の法線を基準とした当該レンズ成分から射出する軸上メリディオナル光線の射出角度との和とするとき、以下の条件式
    25° < |θ2in| < 35°
    5° < |θ1inout| < 35°
    を満たすことを特徴とする顕微鏡対物レンズ。
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