JP5645280B2 - シート加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子材料の用途に用いられる絶縁シートを製造するにあたって、樹脂基材複合シート等の長尺の被加熱体を搬送しながら加熱させるシート加熱装置に関するものである。
電子材料の用途に用いられる絶縁シートは、ガラス布等の長尺の基材をその長手方向に搬送しながら、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂ワニスを塗布して樹脂基材複合シートとし、この樹脂基材複合シートをそのまま搬送しながら加熱させることによって製造されている。そして、樹脂基材複合シートの加熱は、通常、シート加熱装置を用いて行われている(例えば、特許文献1参照)。
図7は従来のシート加熱装置の一例を示すものであり、このシート加熱装置は、上り加熱炉10と、トップロール室20と、下り加熱炉30とを備えて形成されている。ここで、上り加熱炉10は、断熱材で筒状に形成され、下部に入口11及び上部に出口12を設けると共に、内部に熱風を給気する熱風給気ファン13を側面上部に設け、内部から熱風を排気する熱風排気ファン14を側面下部に設けて形成されている。また、トップロール室20は、箱状に形成され、下部に入口21及び出口22を設けると共に、被加熱体1である樹脂基材複合シートの向きを変えるガイドロール23を内部に設けて形成されている。また、下り加熱炉30は、断熱材で筒状に形成され、上部に入口31及び下部に出口32を設けると共に、内部に熱風を給気する熱風給気ファン33を側面上部に設け、内部から熱風を排気する熱風排気ファン34を側面下部に設けて形成されている。
そして、上り加熱炉10の入口11には、上り入口側エアーカーテン部90が設けられている。この上り入口側エアーカーテン部90は、上り加熱炉10の入口11側から順に、上り入口側給気エアーカーテン部95(上り入口側給気部)及び上り入口側排気エアーカーテン部91(上り入口側排気部)が隣接して形成されている。ここで、上り入口側給気エアーカーテン部95は、筒状に形成され、下部に入口96及び上部に出口97を設けると共に、内部にエアーを給気して上り加熱炉10の入口11にエアーカーテンを形成するエアー給気ファン98を設けて形成されている。また、上り入口側排気エアーカーテン部91は、筒状に形成され、下部に入口92及び上部に出口93を設けると共に、内部からエアーを排気するエアー排気ファン94を設けて形成されている。なお、上り入口側エアーカーテン部90の入口及び出口は、それぞれ上り入口側排気エアーカーテン部91の入口92及び上り入口側給気エアーカーテン部95の出口97である。
また、上り加熱炉10の出口12とトップロール室20の入口21との間には、上り出口側エアーカーテン部40が設けられている。この上り出口側エアーカーテン部40は、上り加熱炉10の側から順に、上り出口側給気エアーカーテン部41(上り出口側給気部)及び上り出口側排気エアーカーテン部45(上り出口側排気部)が隣接して形成されている。ここで、上り出口側給気エアーカーテン部41は、筒状に形成され、下部に入口42及び上部に出口43を設けると共に、内部にエアーを給気して上り加熱炉10の出口12にエアーカーテンを形成するエアー給気ファン44を設けて形成されている。また、上り出口側排気エアーカーテン部45は、筒状に形成され、下部に入口46及び上部に出口47を設けると共に、内部からエアーを排気するエアー排気ファン48を設けて形成されている。なお、上り出口側エアーカーテン部40の入口及び出口はそれぞれ上り出口側給気エアーカーテン部41の入口42及び上り出口側排気エアーカーテン部45の出口47である。
また、トップロール室20の出口22と下り加熱炉30の入口31との間には、下り入口側エアーカーテン部70が設けられている。この下り入口側エアーカーテン部70は、トップロール室20の側から順に、下り入口側排気エアーカーテン部71(下り入口側排気部)及び下り入口側給気エアーカーテン部75(下り入口側給気部)が隣接して形成されている。ここで、下り入口側排気エアーカーテン部71は、筒状に形成され、上部に入口72及び下部に出口73を設けると共に、内部からエアーを排気するエアー排気ファン74を設けて形成されている。また、下り入口側給気エアーカーテン部75は、筒状に形成され、上部に入口76及び下部に出口77を設けると共に、内部にエアーを給気して下り加熱炉30の入口31にエアーカーテンを形成するエアー給気ファン78を設けて形成されている。なお、下り入口側エアーカーテン部70の入口及び出口はそれぞれ下り入口側排気エアーカーテン部71の入口72及び下り入口側給気エアーカーテン部75の出口77である。
また、下り加熱炉30の出口32には、下り出口側エアーカーテン部100が設けられている。下り出口側エアーカーテン部100は、下り加熱炉30の出口32側から順に、下り出口側給気エアーカーテン部101(下り出口側給気部)及び下り出口側排気エアーカーテン部105(下り出口側排気部)が隣接して形成されている。ここで、下り出口側給気エアーカーテン部101は、筒状に形成され、上部に入口102及び下部に出口103を設けると共に、内部にエアーを給気して下り加熱炉30の出口32にエアーカーテンを形成するエアー給気ファン104を設けて形成されている。また、下り出口側排気エアーカーテン部105は、筒状に形成され、上部に入口106及び下部に出口107を設けると共に、内部からエアーを排気するエアー排気ファン108を設けて形成されている。なお、下り出口側エアーカーテン部100の入口及び出口はそれぞれ下り出口側給気エアーカーテン部101の入口102及び下り出口側排気エアーカーテン部105の出口107である。
そして、上記のようなシート加熱装置を用いて長尺の被加熱体1である樹脂基材複合シートを加熱させるにあたっては、樹脂基材複合シートを上り入口側エアーカーテン部90の入口(上り入口側排気エアーカーテン部91の入口92)から差し入れ、上り入口側給気エアーカーテン部95、上り加熱炉10、上り出口側エアーカーテン部40(上り出口側給気エアーカーテン部41及び上り出口側排気エアーカーテン部45)、トップロール室20、下り入口側エアーカーテン部70(下り入口側排気エアーカーテン部71及び下り入口側給気エアーカーテン部75)、下り加熱炉30及び下り出口側給気エアーカーテン部101の内部をこの順に通過させて搬送し、下り出口側エアーカーテン部100の出口(下り出口側排気エアーカーテン部105の出口107)から引き出す。このようにして樹脂基材複合シートは、主として上り加熱炉10及び下り加熱炉30によって加熱されて絶縁シートとなる。
このとき、所定の温度に調整された熱風を熱風給気ファン13及び熱風排気ファン14によって、上り加熱炉10の内部を上から下に循環させることによって、上り加熱炉10の内部は所定の温度に維持されている。そして、上り入口側エアーカーテン部90(上り入口側給気エアーカーテン部95及び上り入口側排気エアーカーテン部91)によって、上り加熱炉10の入口11から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制し、他方、上り出口側エアーカーテン部40(上り出口側給気エアーカーテン部41及び上り出口側排気エアーカーテン部45)によって、上り加熱炉10の出口12から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制している。このようにして上り加熱炉10の内部の温度が変化しないようにしている。
上り加熱炉10と同様に、所定の温度に調整された熱風を熱風給気ファン33及び熱風排気ファン34によって、下り加熱炉30の内部を上から下に循環させることによって、下り加熱炉30の内部は所定の温度に維持されている。そして、下り入口側エアーカーテン部70(下り入口側給気エアーカーテン部75及び下り入口側排気エアーカーテン部71)によって、下り加熱炉30の入口31から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制し、他方、下り出口側エアーカーテン部100(下り出口側給気エアーカーテン部101及び下り出口側排気エアーカーテン部105)によって、下り加熱炉30の出口32から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制している。このようにして下り加熱炉30の内部の温度が変化しないようにしている。
特開平5−285961号公報
しかし、図7に示すような従来のシート加熱装置にあっては、次のような問題がある。例えば、上り加熱炉10の内部に給気する熱風の温度を低下させるなどして、上り加熱炉10の内部の温度を低下させようとすると、これに伴って上り加熱炉10の内圧が低下することがある。これは、従来のシート加熱装置が密閉系に近いものであるからと考えられる。そしてこの場合、下り加熱炉30からトップロール室20を通って上り加熱炉10に向かう熱風の流れが生じる。この熱風の流れは、上り出口側エアーカーテン部40(上り出口側給気エアーカーテン部41及び上り出口側排気エアーカーテン部45)によるエアーカーテンや、下り入口側エアーカーテン部70(下り入口側給気エアーカーテン部75及び下り入口側排気エアーカーテン部71)によるエアーカーテンでは抑制しにくいものである。そのため、本来は温度を変化させたくないトップロール室20や下り加熱炉30の温度にも影響を及ぼしてしまうという問題がある。
また、例えば、上り加熱炉10の内部の温度を意図的に変化させようとしなくても、上り加熱炉10の内部に熱風を給気する熱風給気ファン13や、上り加熱炉10の内部から熱風を排気する熱風排気ファン14の脈動などによって、上り加熱炉10の内圧が上昇することがある。この場合には上り加熱炉10からトップロール室20を通って下り加熱炉30に向かう熱風の流れが生じ、やはり本来は温度を変化させたくないトップロール室20や下り加熱炉30の温度にも影響を及ぼしてしまうという問題がある。
上記のように、予期しない温度変化が生じると、加熱後の絶縁シート等の被加熱体1の品質にも悪影響を及ぼすおそれがある。
また、図7に示すような従来のシート加熱装置にあっては、上り加熱炉10及び下り加熱炉30の内圧の上昇又は低下を作業者が知ることができないという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、第一に、上り加熱炉又は下り加熱炉の内圧が上昇又は低下しても、上り加熱炉及び下り加熱炉の相互間において温度変化の影響を及ぼしにくくすることができるシート加熱装置を提供することを目的とし、第二に、上り加熱炉及び下り加熱炉の内圧の上昇又は低下を作業者が知ることができるシート加熱装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係るシート加熱装置は、入口及び出口を設けて形成された上り加熱炉と、入口及び出口を設けて形成された下り加熱炉とを備え、前記上り加熱炉の出口と前記下り加熱炉の入口とを連通させて形成され、長尺の被加熱体を前記上り加熱炉の入口から前記下り加熱炉の出口まで搬送させることによって加熱させるようにしたシート加熱装置において、前記上り加熱炉の出口と前記下り加熱炉の入口との間に、大気に開放する大気開放部を設けて形成されていることを特徴とするものである。
前記シート加熱装置において、入口及び出口を設けて形成されたトップロール室を備え、前記上り加熱炉の出口と前記トップロール室の入口とを連通させると共に、前記トップロール室の出口と前記下り加熱炉の入口とを連通させて形成され、前記上り加熱炉の出口と前記トップロール室の入口との間に前記上り加熱炉の側から順に、前記上り加熱炉の出口にエアーカーテンを形成する上り出口側給気エアーカーテン部、及び大気に開放する上り出口側大気開放部を設けると共に、前記トップロール室の出口と前記下り加熱炉の入口との間に前記トップロール室の側から順に、大気に開放する下り入口側大気開放部、及び前記下り加熱炉の入口にエアーカーテンを形成する下り入口側給気エアーカーテン部を設けて形成されていることが好ましい。
前記シート加熱装置において、前記上り出口側給気エアーカーテン部及び前記下り入口側給気エアーカーテン部の少なくともいずれかの内部に角度調整可能に形成されたルーバーが設置されていることが好ましい。
前記シート加熱装置において、前記上り加熱炉の内部にその内圧を測定する上り加熱炉用圧力センサを設け、前記下り加熱炉の内部にその内圧を測定する下り加熱炉用圧力センサを設けると共に、前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサと電気的に接続された制御部と、前記制御部と電気的に接続された出力部とを備えて形成され、前記制御部は、前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサからそれぞれ測定値を受信すると共に前記測定値を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記測定値を出力することが好ましい。
前記シート加熱装置において、前記制御部と電気的に接続された演算部を備えて形成され、前記演算部は、前記制御部から前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサの測定値を受信すると共にその差を計算して演算結果を前記制御部に送信し、前記制御部は、前記演算結果を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記演算結果を出力することが好ましい。
前記シート加熱装置において、前記上り加熱炉の入口及び出口の外側並びに前記下り加熱炉の入口及び出口の外側の少なくともいずれかの位置に、その位置における温度、風速及び風向きを測定する温度・風速・風向センサを設けると共に、前記制御部は、前記温度・風速・風向センサと電気的に接続され、前記温度・風速・風向センサからその測定値を受信すると共に前記測定値を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記測定値を出力することが好ましい。
前記シート加熱装置において、前記上り加熱炉の出口と前記上り出口側給気エアーカーテン部の入口との間、又は前記上り出口側給気エアーカーテン部の出口と前記上り出口側大気開放部の入口との間に、エアーカーテンを形成する上り出口側排気エアーカーテン部を設けると共に、前記下り入口側大気開放部の出口と前記下り入口側給気エアーカーテン部の入口との間、又は前記下り入口側給気エアーカーテン部の出口と前記下り加熱炉の入口との間に、エアーカーテンを形成する下り入口側排気エアーカーテン部を設けて形成されていることが好ましい。
前記シート加熱装置において、前記上り加熱炉用圧力センサ、前記下り加熱炉用圧力センサ及び前記温度・風速・風向センサの測定値に基づいて、前記制御部が、前記上り加熱炉及び前記下り加熱炉の内圧及び温度の高低並びに前記エアーカーテンの強弱を調整することが好ましい。
前記シート加熱装置において、前記ルーバーの角度を調整する角度調整駆動部を備えて形成され、前記制御部は、前記角度調整駆動部と電気的に接続され、前記上り加熱炉用圧力センサ、前記下り加熱炉用圧力センサ及び前記温度・風速・風向センサの測定値に基づいて、ルーバーの角度を調整する指令を前記角度調整駆動部に送信することが好ましい。
前記シート加熱装置において、前記ルーバーに加熱体が設けられていることが好ましい。
本発明に係るシート加熱装置は、入口及び出口を設けて形成された上り加熱炉と、入口及び出口を設けて形成された下り加熱炉とを備え、前記上り加熱炉の出口と前記下り加熱炉の入口とを連通させて形成され、長尺の被加熱体を前記上り加熱炉の入口から前記下り加熱炉の出口まで搬送させることによって加熱するようにしたシート加熱装置において、前記上り加熱炉の内部にその内圧を測定する上り加熱炉用圧力センサを設け、前記下り加熱炉の内部にその内圧を測定する下り加熱炉用圧力センサを設けると共に、前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサと電気的に接続された制御部と、前記制御部と電気的に接続された出力部とを備えて形成され、前記制御部は、前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサからそれぞれ測定値を受信すると共に前記測定値を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記測定値を出力することを特徴とするものである。
前記シート加熱装置において、前記制御部と電気的に接続された演算部を備えて形成され、前記演算部は、前記制御部から前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサの測定値を受信すると共にその差を計算して演算結果を前記制御部に送信し、前記制御部は、前記演算結果を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記演算結果を出力することが好ましい。
前記シート加熱装置において、前記上り加熱炉の入口及び出口の外側並びに前記下り加熱炉の入口及び出口の外側の少なくともいずれかの位置に、その位置における温度、風速及び風向きを測定する温度・風速・風向センサを設けると共に、前記制御部は、前記温度・風速・風向センサと電気的に接続され、前記温度・風速・風向センサからその測定値を受信すると共に前記測定値を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記測定値を出力することが好ましい。
前記シート加熱装置において、入口及び出口を設けて形成されたトップロール室を備え、前記上り加熱炉の出口と前記トップロール室の入口とを連通させると共に、前記トップロール室の出口と前記下り加熱炉の入口とを連通させて形成され、前記上り加熱炉の出口と前記トップロール室の入口との間に、前記上り加熱炉の出口にエアーカーテンを形成する上り出口側エアーカーテン部を設けると共に、前記トップロール室の出口と前記下り加熱炉の入口との間に、前記下り加熱炉の入口にエアーカーテンを形成する下り入口側エアーカーテン部を設けて形成されていることが好ましい。
前記シート加熱装置において、前記上り加熱炉用圧力センサ、前記下り加熱炉用圧力センサ及び前記温度・風速・風向センサの測定値に基づいて、前記制御部が、前記上り加熱炉及び前記下り加熱炉の内圧及び温度の高低並びに前記エアーカーテンの強弱を調整することが好ましい。
前記シート加熱装置において、前記上り出口側エアーカーテン部及び前記下り入口側エアーカーテン部の少なくともいずれかの内部に角度調整可能に形成されたルーバーが設置されていることが好ましい。
前記シート加熱装置において、前記ルーバーの角度を調整する角度調整駆動部を備えて形成され、前記制御部は、前記角度調整駆動部と電気的に接続され、前記上り加熱炉用圧力センサ、前記下り加熱炉用圧力センサ及び前記温度・風速・風向センサの測定値に基づいて、ルーバーの角度を調整する指令を前記角度調整駆動部に送信することが好ましい。
前記シート加熱装置において、前記ルーバーに加熱体が設けられていることが好ましい。
第一に、本発明に係るシート加熱装置によれば、上り加熱炉又は下り加熱炉の内部の温度変化等に伴って上り加熱炉又は下り加熱炉の内圧が上昇又は低下しても、このような内圧の上昇又は低下を大気開放部によって直ちに緩和することができ、これによって上り加熱炉及び下り加熱炉間における熱風の流れを抑制することができ、上り加熱炉及び下り加熱炉の相互間において温度変化の影響を及ぼしにくくすることができるものである。
第二に、本発明に係るシート加熱装置によれば、上り加熱炉及び下り加熱炉の内圧が外部に出力されることによって、作業者は、常時、上り加熱炉及び下り加熱炉の内圧を監視することができ、上り加熱炉及び下り加熱炉の内圧の上昇又は低下を直ちに知ることができるものである。
実施形態1のシート加熱装置の一例を示す概略断面図である。 実施形態2のシート加熱装置の一例を示す概略断面図である。 制御系の一例を示すブロック図である。 ルーバーの角度を調整する機構の一例を示す説明図である。 実施形態3のシート加熱装置の一例を示す概略断面図である。 実施形態4のシート加熱装置の一例を示す概略断面図である。 従来のシート加熱装置の一例を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(実施形態1)
図1は実施形態1のシート加熱装置の一例を示すものであり、このシート加熱装置は、上り加熱炉10と、トップロール室20と、下り加熱炉30とを備えて形成されている。ここで、上り加熱炉10は、断熱材で筒状に形成され、下部に入口11及び上部に出口12を設けると共に、内部に熱風を給気する熱風給気ファン13を側面上部に設け、内部から熱風を排気する熱風排気ファン14を側面下部に設けて形成されている。また、トップロール室20は、箱状に形成され、下部に入口21及び出口22を設けると共に、長尺の被加熱体1の向きを変えるガイドロール23を内部に設けて形成されている。また、下り加熱炉30は、断熱材で筒状に形成され、上部に入口31及び下部に出口32を設けると共に、内部に熱風を給気する熱風給気ファン33を側面上部に設け、内部から熱風を排気する熱風排気ファン34を側面下部に設けて形成されている。
そして、上り加熱炉10の入口11には、この側から順に、上り入口側給気エアーカーテン部95(上り入口側給気部)及び上り入口側大気開放部80が隣接して設けられている。
ここで、上り入口側給気エアーカーテン部95は、筒状に形成され、下部に入口96及び上部に出口97を設けると共に、内部にエアーを給気して上り加熱炉10の入口11にエアーカーテンを形成するエアー給気ファン98を設けて形成されている。さらに上り入口側給気エアーカーテン部95の内部にはルーバー130が設置されていることが好ましい。このルーバー130は、回転軸133を中心として角度の調整が可能に形成されている。そして、通常、ルーバー130は水平に設置されているが、例えば、上り加熱炉10の入口11から流出する熱風の量が多くなった場合には、上り入口側給気エアーカーテン部95の出口97に向かってエアーが給気されるように、図1のようにルーバー130を上り傾斜させることによって、上り加熱炉10の入口11から流出する熱風の量を抑制することができる。なお、実施形態1のシート加熱装置では、後述の実施形態2のシート加熱装置におけるルーバー130の角度を調整する機構を採用することができる。
また、上り入口側大気開放部80は、筒状に形成され、下部に入口81及び上部に出口82を設けると共に、大気に開放する開口83を側面に設けて形成されている。このように、上り入口側大気開放部80には大気に開放する開口83が設けられているので、上り加熱炉10の内部の温度が変化したり、熱風給気ファン13又は熱風排気ファン14が脈動したりするのに伴って、上り加熱炉10の内圧が上昇又は低下しても、このような内圧の上昇又は低下を直ちに緩和することができるものである。なお、上り入口側給気エアーカーテン部95の内部に給気されたエアーは、上り入口側大気開放部80の開口83から排気される。
また、上り加熱炉10の出口12とトップロール室20の入口21とは連通しており、これらの間には、上り加熱炉10の側から順に、上り出口側給気エアーカーテン部41(上り出口側給気部)、及び大気に開放する大気開放部160として上り出口側大気開放部50が隣接して設けられている。なお、図示省略しているが、上り出口側大気開放部50を設ける代わりに、トップロール室20の壁の一部又は全部を取り除くことによって、大気開放部160を設けるようにしてもよい。
ここで、上り出口側給気エアーカーテン部41は、筒状に形成され、下部に入口42及び上部に出口43を設けると共に、内部にエアーを給気して上り加熱炉10の出口12にエアーカーテンを形成するエアー給気ファン44を側面に設けて形成されている。さらに上り出口側給気エアーカーテン部41の内部にはルーバー130が設置されていることが好ましい。このルーバー130は、回転軸133を中心として角度の調整が可能に形成されている。そして、通常、ルーバー130は水平に設置されているが、例えば、上り加熱炉10の出口12から流出する熱風の量が多くなった場合には、上り出口側給気エアーカーテン部41の入口42に向かってエアーが給気されるように、図1のようにルーバー130を下り傾斜させることによって、上り加熱炉10の出口12から流出する熱風の量を抑制することができる。逆に、下り加熱炉30からトップロール室20を介して上り加熱炉10の出口12に流入する熱風の量が多くなった場合には、上り出口側給気エアーカーテン部41の出口43に向かってエアーが給気されるように、ルーバー130を上り傾斜させることによって、上り加熱炉10の出口12に流入する熱風の量を抑制することができる。このように、上り加熱炉10に出入りする熱風の量が変化しても、ルーバー130の設置角度を調整することによって、上り加熱炉10、トップロール室20及び下り加熱炉30間における熱風の流れを抑制することができるものである。
また、上り出口側大気開放部50は、筒状に形成され、下部に入口51及び上部に出口52を設けると共に、大気に開放する開口53を側面に設けて形成されている。このように、上り出口側大気開放部50には大気に開放する開口53が設けられているので、上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内部の温度が変化したり、熱風給気ファン13,33又は熱風排気ファン14,34が脈動したりするのに伴って、上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内圧が上昇又は低下しても、このような内圧の上昇又は低下を直ちに緩和することができるものである。なお、上り出口側給気エアーカーテン部41の内部に給気されたエアーは、上り出口側大気開放部50の開口53から排気される。また、上り出口側大気開放部50は、大気に開放していればよいので、例えば、壁のない空気層として形成されていてもよい。
また、トップロール室20の出口22と下り加熱炉30の入口31との間は連通しており、これらの間には、トップロール室20の側から順に、大気に開放する大気開放部160として下り入口側大気開放部60及び下り入口側給気エアーカーテン部75(下り入口側給気部)が隣接して設けられている。なお、図示省略しているが、下り入口側大気開放部60を設ける代わりに、トップロール室20の壁の一部又は全部を取り除くことによって、大気開放部160を設けるようにしてもよい。
ここで、下り入口側大気開放部60は、筒状に形成され、上部に入口61及び下部に出口62を設けると共に、大気に開放する開口63を側面に設けて形成されている。このように、下り入口側大気開放部60には大気に開放する開口63が設けられているので、上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内部の温度が変化したり、熱風給気ファン13,33又は熱風排気ファン14,34が脈動したりするのに伴って、上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内圧が上昇又は低下しても、このような内圧の上昇又は低下を直ちに緩和することができるものである。なお、下り入口側給気エアーカーテン部75の内部に給気されたエアーは、下り入口側大気開放部60の開口63から排気される。また、下り入口側大気開放部60は、大気に開放していればよいので、例えば、壁のない空気層として形成されていてもよい。
また、下り入口側給気エアーカーテン部75は、筒状に形成され、上部に入口76及び下部に出口77を設けると共に、内部にエアーを給気して下り加熱炉30の入口31にエアーカーテンを形成するエアー給気ファン78を設けて形成されている。さらに下り入口側給気エアーカーテン部75の内部にはルーバー130が設置されていることが好ましい。このルーバー130は、回転軸133を中心として角度の調整が可能に形成されている。そして、通常、ルーバー130は水平に設置されているが、例えば、下り加熱炉30の入口31から流出する熱風の量が多くなった場合には、下り入口側給気エアーカーテン部75の出口77に向かってエアーが給気されるように、図1のようにルーバー130を下り傾斜させることによって、下り加熱炉30の入口31から流出する熱風の量を抑制することができる。逆に、上り加熱炉10からトップロール室20を介して下り加熱炉30の入口31に流入する熱風の量が多くなった場合には、下り入口側給気エアーカーテン部75の入口76に向かってエアーが給気されるように、ルーバー130を上り傾斜させることによって、下り加熱炉30の入口31に流入する熱風の量を抑制することができる。このように、下り加熱炉30に出入りする熱風の量が変化しても、ルーバー130の設置角度を調整することによって、上り加熱炉10、トップロール室20及び下り加熱炉30間における熱風の流れを抑制することができるものである。
また、下り加熱炉30の出口32には、この側から順に、下り出口側給気エアーカーテン部101(下り出口側給気部)及び下り出口側大気開放部110が隣接して設けられている。
ここで、下り出口側給気エアーカーテン部101は、筒状に形成され、上部に入口102及び下部に出口103を設けると共に、内部にエアーを給気して下り加熱炉30の出口32にエアーカーテンを形成するエアー給気ファン104を設けて形成されている。さらに下り出口側給気エアーカーテン部101の内部にはルーバー130が設置されていることが好ましい。このルーバー130は、回転軸133を中心として角度の調整が可能に形成されている。そして、通常、ルーバー130は水平に設置されているが、例えば、下り加熱炉30の出口32から流出する熱風の量が多くなった場合には、下り出口側給気エアーカーテン部101の入口102に向かってエアーが給気されるように、図1のようにルーバー130を上り傾斜させることによって、下り加熱炉30の出口32から流出する熱風の量を抑制することができる。
また、下り出口側大気開放部110は、筒状に形成され、上部に入口111及び下部に出口112を設けると共に、大気に開放する開口113を側面に設けて形成されている。このように、下り出口側大気開放部110には大気に開放する開口113が設けられているので、下り加熱炉30の内部の温度が変化したり、熱風給気ファン33又は熱風排気ファン34が脈動したりするのに伴って、下り加熱炉30の内圧が上昇又は低下しても、このような内圧の上昇又は低下を直ちに緩和することができるものである。なお、下り出口側給気エアーカーテン部101の内部に給気されたエアーは、下り出口側大気開放部110の開口113から排気される。
そして、上記のようなシート加熱装置を用いて、樹脂基材複合シート等の長尺の被加熱体1を加熱させるにあたっては、図1のように被加熱体1を上り入口側大気開放部80の入口81から差し入れ、上り入口側給気エアーカーテン部95、上り加熱炉10、上り出口側給気エアーカーテン部41、上り出口側大気開放部50、トップロール室20、下り入口側大気開放部60、下り入口側給気エアーカーテン部75、下り加熱炉30及び下り出口側給気エアーカーテン部101の内部をこの順に通過させて搬送し、下り出口側大気開放部110の出口112から引き出す。このように、長尺の被加熱体1は、上り加熱炉10の入口11からトップロール室20の内部を通過して下り加熱炉30の出口32まで搬送されることによって加熱されるものであり、被加熱体1として樹脂基材複合シートを用いる場合にはこの樹脂基材複合シートが加熱されて絶縁シートとなる。
このとき、所定の温度に調整された熱風を熱風給気ファン13及び熱風排気ファン14によって、上り加熱炉10の内部を上から下に循環させることによって、上り加熱炉10の内部は所定の温度に維持されている。そして、通常、上り入口側給気エアーカーテン部95によって、上り加熱炉10の入口11から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制し、他方、上り出口側給気エアーカーテン部41によって、上り加熱炉10の出口12から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制している。このようにして上り加熱炉10の内部の温度が変化しないようにしている。
ここで、例えば、上り加熱炉10の内部に給気する熱風の温度を低下させるなどして、上り加熱炉10の内部の温度を低下させようとすると、これに伴って上り加熱炉10の内圧が低下することがある。しかし、上り加熱炉10の上方には上り出口側大気開放部50が設けられているので、上り加熱炉10の内圧の低下を上り出口側大気開放部50によって直ちに緩和することができるものである。他方、上り加熱炉10の熱風給気ファン13や熱風排気ファン14が脈動するのに伴って上り加熱炉10の内圧が上昇することがあるが、このような場合も、上り加熱炉10の内圧の上昇を上り出口側大気開放部50によって直ちに緩和することができるものである。特に図1に示すシート加熱装置においては、上り加熱炉10の下方にも上り入口側大気開放部80が設けられているので、上記のような効果をさらに高く得ることができるものである。
上り加熱炉10と同様に、所定の温度に調整された熱風を熱風給気ファン33及び熱風排気ファン34によって、下り加熱炉30の内部を上から下に循環させることによって、下り加熱炉30の内部は所定の温度に維持されている。そして、通常、下り入口側給気エアーカーテン部75によって、下り加熱炉30の入口31から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制し、他方、下り出口側給気エアーカーテン部101によって、下り加熱炉30の出口32から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制している。このようにして下り加熱炉30の内部の温度が変化しないようにしている。
ここで、例えば、下り加熱炉30の内部に給気する熱風の温度を低下させるなどして、下り加熱炉30の内部の温度を低下させようとすると、これに伴って下り加熱炉30の内圧が低下することがある。しかし、下り加熱炉30の上方には下り入口側大気開放部60が設けられているので、下り加熱炉30の内圧の低下を下り入口側大気開放部60によって直ちに緩和することができるものである。他方、下り加熱炉30の熱風給気ファン33や熱風排気ファン34が脈動するのに伴って下り加熱炉30の内圧が上昇することがあるが、このような場合も、下り加熱炉30の内圧の上昇を下り入口側大気開放部60によって直ちに緩和することができるものである。特に図1に示すシート加熱装置においては、下り加熱炉30の下方にも下り出口側大気開放部110が設けられているので、上記のような効果をさらに高く得ることができるものである。
このように、実施形態1のシート加熱装置にあっては、上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内部の温度変化等に伴って上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内圧が上昇又は低下しても、このような内圧の上昇又は低下を上り出口側大気開放部50及び下り入口側大気開放部60によって直ちに緩和することができるものである。そして、上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内圧の上昇又は低下を直ちに緩和することによって、上り加熱炉10、トップロール室20及び下り加熱炉30間における熱風の流れを抑制することができるものである。よって、上り加熱炉10、トップロール室20及び下り加熱炉30の相互間において温度変化の影響を及ぼしにくくすることができるものである。そのため、予期しない温度変化が生じても、加熱後の絶縁シート等の被加熱体1の品質にはほとんど悪影響を及ぼさないものである。
(実施形態2)
図2は実施形態2のシート加熱装置の一例を示すものであり、このシート加熱装置は、上り加熱炉10と、トップロール室20と、下り加熱炉30とを備えて形成されている。
ここで、上り加熱炉10は、断熱材で筒状に形成され、下部に入口11及び上部に出口12を設けると共に、内部に熱風を給気する熱風給気ファン13を側面上部に設け、内部から熱風を排気する熱風排気ファン14を側面下部に設けて形成されている。また、上り加熱炉10の内部にはその内圧を測定する上り加熱炉用圧力センサ15が設けられている。この上り加熱炉用圧力センサ15としては、耐熱性を有するものであれば特に限定されるものではなく、公知のものを用いることができる。
また、トップロール室20は、箱状に形成され、下部に入口21及び出口22を設けると共に、長尺の被加熱体1の向きを変えるガイドロール23を内部に設けて形成されている。
また、下り加熱炉30は、断熱材で筒状に形成され、上部に入口31及び下部に出口32を設けると共に、内部に熱風を給気する熱風給気ファン33を側面上部に設け、内部から熱風を排気する熱風排気ファン34を側面下部に設けて形成されている。また、下り加熱炉30の内部にはその内圧を測定する下り加熱炉用圧力センサ35が設けられている。この下り加熱炉用圧力センサ35としては、耐熱性を有するものであれば特に限定されるものではなく、公知のものを用いることができる。
そして、上り加熱炉10の出口12と下り加熱炉30の入口31とはトップロール室20を介して連通されている。
また、上り加熱炉10の入口11には、上り入口側エアーカーテン部90が設けられている。この上り入口側エアーカーテン部90は、上り加熱炉10の入口11にエアーカーテンを形成するものであり、上り加熱炉10の入口11側から順に、上り入口側給気エアーカーテン部95(上り入口側給気部)及び上り入口側排気エアーカーテン部91(上り入口側排気部)が隣接して形成されている。なお、上り入口側給気エアーカーテン部95及び上り入口側排気エアーカーテン部91は上下逆に隣接していてもよい。
ここで、上り入口側給気エアーカーテン部95は、筒状に形成され、下部に入口96及び上部に出口97を設けると共に、内部にエアーを給気して上り加熱炉10の入口11にエアーカーテンを形成するエアー給気ファン98を側面に設けて形成されている。
また、上り入口側給気エアーカーテン部95の内部にはルーバー130が設置されていることが好ましい。このルーバー130は、回転軸133を中心として角度の調整が可能に形成されている。ルーバー130の角度を調整する機構としては、特に限定されるものではないが、例えば、図4のようにラック134及びピニオン135を利用する機構を用いることができる。すなわち、ラック134は、上り入口側給気エアーカーテン部95の内部において、ルーバー130の回転軸133と垂直な方向に往復移動可能に設けられている。ラック134の一端はルーバー130の一端に蝶着され、ラック134の他端はピニオン135と歯合されている。ピニオン135は、モーター等の角度調整駆動部131によって正逆回転可能に設けられている。そして、角度調整駆動部131によってピニオン135を回転させてラック134を移動させると、ルーバー130が回転し、ルーバー130の角度を調整することができる。通常、ルーバー130は水平に設置されているが、例えば、上り加熱炉10の入口11から流出する熱風の量が多くなった場合には、上り入口側給気エアーカーテン部95の出口97に向かってエアーが給気されるように、図2のようにルーバー130を上り傾斜させることによって、上り加熱炉10の入口11から流出する熱風の量を抑制することができる。また、図4のようにルーバー130の表面には帯状電気ヒーター等の加熱体132が設けられていることが好ましい。上り加熱炉10の入口11から流出する熱風中には有機物等の汚染物質が含まれている場合がある。しかし、上記のように加熱体132がルーバー130に設けられていると、この加熱体132によって汚染物質が焼失し、ルーバー130上で凝縮することを抑制することができるものである。よって、ルーバー130の掃除が不要となり、シート加熱装置を長時間連続して運転することができるものである。しかも汚染物質が長尺の被加熱体1に付着することも抑制することができるものである。
また、上り入口側排気エアーカーテン部91は、筒状に形成され、下部に入口92及び上部に出口93を設けると共に、内部からエアーを排気するエアー排気ファン94を側面に設けて形成されている。
なお、上り入口側エアーカーテン部90の入口及び出口は、それぞれ上り入口側排気エアーカーテン部91の入口92及び上り入口側給気エアーカーテン部95の出口97である。
また、上り加熱炉10の入口11の外側の位置には、その位置における温度、風速及び風向きを測定する温度・風速・風向センサ120が設けられていることが好ましい。この温度・風速・風向センサ120としては、公知のものを用いることができる。また、温度・風速・風向センサ120を設置する位置は、上り加熱炉10の入口11の外側の位置であれば特に限定されるものではなく、図2に示すものでは上り入口側エアーカーテン部90の入口92付近である。このように、温度・風速・風向センサ120を設けることによって、上り加熱炉10の入口11の外側の位置における温度、風速及び風向きの情報を得ることができるものである。また、上り加熱炉用圧力センサ15は常に高温に晒されるので故障するおそれがあるが、たとえ故障しても上記の温度、風速及び風向きの情報からシート加熱装置の異常をある程度知ることができるものである。
また、上り加熱炉10の出口12とトップロール室20の入口21とは連通しており、これらの間には、上り出口側エアーカーテン部40が設けられている。この上り出口側エアーカーテン部40は、上り加熱炉10の出口12にエアーカーテンを形成するものであり、上り加熱炉10の側から順に、上り出口側給気エアーカーテン部41(上り出口側給気部)及び上り出口側排気エアーカーテン部45(上り出口側排気部)が隣接して形成されている。このように、上り出口側エアーカーテン部40(上り出口側給気エアーカーテン部41及び上り出口側排気エアーカーテン部45)のエアーカーテンによって、上り加熱炉10の出口12を通過する熱風の流れを抑制することができるものである。なお、上り出口側給気エアーカーテン部41及び上り出口側排気エアーカーテン部45は上下逆に隣接していてもよい。
ここで、上り出口側給気エアーカーテン部41は、筒状に形成され、下部に入口42及び上部に出口43を設けると共に、内部にエアーを給気して上り加熱炉10の出口12にエアーカーテンを形成するエアー給気ファン44を側面に設けて形成されている。
また、上り出口側給気エアーカーテン部41の内部にはルーバー130が設置されていることが好ましい。このルーバー130は、回転軸133を中心として角度の調整が可能に形成されている。ルーバー130の角度を調整する機構としては、上述の図4のようにラック134及びピニオン135を利用する機構を用いることができる。すなわち、ラック134は、上り出口側給気エアーカーテン部41の内部において、ルーバー130の回転軸133と垂直な方向に往復移動可能に設けられている。ラック134の一端はルーバー130の一端に蝶着され、ラック134の他端はピニオン135と歯合されている。ピニオン135は、モーター等の角度調整駆動部131によって正逆回転可能に設けられている。そして、角度調整駆動部131によってピニオン135を回転させてラック134を移動させると、ルーバー130が回転し、ルーバー130の角度を調整することができる。通常、ルーバー130は水平に設置されているが、例えば、上り加熱炉10の出口12から流出する熱風の量が多くなった場合には、上り出口側給気エアーカーテン部41の入口42に向かってエアーが給気されるように、図2のようにルーバー130を下り傾斜させることによって、上り加熱炉10の出口12から流出する熱風の量を抑制することができる。逆に、下り加熱炉30からトップロール室20を介して上り加熱炉10の出口12に流入する熱風の量が多くなった場合には、上り出口側給気エアーカーテン部41の出口43に向かってエアーが給気されるように、ルーバー130を上り傾斜させることによって、上り加熱炉10の出口12に流入する熱風の量を抑制することができる。このように、上り加熱炉10に出入りする熱風の量が変化しても、ルーバー130の設置角度を調整することによって、上り加熱炉10、トップロール室20及び下り加熱炉30間における熱風の流れを抑制することができるものである。また、図4のようにルーバー130の表面には帯状電気ヒーター等の加熱体132が設けられていることが好ましい。上り加熱炉10の出口12から流出する熱風中には有機物等の汚染物質が含まれている場合がある。しかし、上記のように加熱体132がルーバー130に設けられていると、この加熱体132によって汚染物質が焼失し、ルーバー130上で凝縮することを抑制することができるものである。よって、ルーバー130の掃除が不要となり、シート加熱装置を長時間連続して運転することができるものである。しかも汚染物質が長尺の被加熱体1に付着することも抑制することができるものである。
また、上り出口側排気エアーカーテン部45は、筒状に形成され、下部に入口46及び上部に出口47を設けると共に、内部からエアーを排気するエアー排気ファン48を側面に設けて形成されている。
なお、上り出口側エアーカーテン部40の入口及び出口は、それぞれ上り出口側給気エアーカーテン部41の入口42及び上り出口側排気エアーカーテン部45の出口47である。
また、上り加熱炉10の出口12の外側の位置には、その位置における温度、風速及び風向きを測定する温度・風速・風向センサ120が設けられていることが好ましい。この温度・風速・風向センサ120としては、公知のものを用いることができる。また、温度・風速・風向センサ120を設置する位置は、上り加熱炉10の出口12の外側の位置であれば特に限定されるものではなく、図2に示すものではトップロール室20の入口21付近である。このように、温度・風速・風向センサ120を設けることによって、上り加熱炉10の出口12の外側の位置における温度、風速及び風向きの情報を得ることができるものである。また、上り加熱炉用圧力センサ15は常に高温に晒されるので故障するおそれがあるが、たとえ故障しても上記の温度、風速及び風向きの情報からシート加熱装置の異常をある程度知ることができるものである。
また、トップロール室20の出口22と下り加熱炉30の入口31との間は連通しており、これらの間には、下り入口側エアーカーテン部70が設けられている。この下り入口側エアーカーテン部70は、下り加熱炉30の入口31にエアーカーテンを形成するものであり、トップロール室20の側から順に、下り入口側排気エアーカーテン部71(下り入口側排気部)及び下り入口側給気エアーカーテン部75(下り入口側給気部)が隣接して形成されている。このように、下り入口側エアーカーテン部70のエアーカーテンによって、下り加熱炉30の入口31を通過する熱風の流れを抑制することができるものである。なお、下り入口側排気エアーカーテン部71及び下り入口側給気エアーカーテン部75は上下逆に隣接していてもよい。
ここで、下り入口側排気エアーカーテン部71は、筒状に形成され、上部に入口72及び下部に出口73を設けると共に、内部からエアーを排気するエアー排気ファン74を側面に設けて形成されている。
また、下り入口側給気エアーカーテン部75は、筒状に形成され、上部に入口76及び下部に出口77を設けると共に、内部にエアーを給気して下り加熱炉30の入口31にエアーカーテンを形成するエアー給気ファン78を設けて形成されている。
また、下り入口側給気エアーカーテン部75の内部にはルーバー130が設置されていることが好ましい。このルーバー130は、回転軸133を中心として角度の調整が可能に形成されている。ルーバー130の角度を調整する機構としては、上述の図4のようにラック134及びピニオン135を利用する機構を用いることができる。すなわち、ラック134は、下り入口側給気エアーカーテン部75の内部において、ルーバー130の回転軸133と垂直な方向に往復移動可能に設けられている。ラック134の一端はルーバー130の一端に蝶着され、ラック134の他端はピニオン135と歯合されている。ピニオン135は、モーター等の角度調整駆動部131によって正逆回転可能に設けられている。そして、角度調整駆動部131によってピニオン135を回転させてラック134を移動させると、ルーバー130が回転し、ルーバー130の角度を調整することができる。通常、ルーバー130は水平に設置されているが、例えば、下り加熱炉30の入口31から流出する熱風の量が多くなった場合には、下り入口側給気エアーカーテン部75の出口77に向かってエアーが給気されるように、図2のようにルーバー130を下り傾斜させることによって、下り加熱炉30の入口31から流出する熱風の量を抑制することができる。逆に、上り加熱炉10からトップロール室20を介して下り加熱炉30の入口31に流入する熱風の量が多くなった場合には、下り入口側給気エアーカーテン部75の入口76に向かってエアーが給気されるように、ルーバー130を上り傾斜させることによって、下り加熱炉30の入口31に流入する熱風の量を抑制することができる。このように、下り加熱炉30に出入りする熱風の量が変化しても、ルーバー130の設置角度を調整することによって、上り加熱炉10、トップロール室20及び下り加熱炉30間における熱風の流れを抑制することができるものである。また、図4のようにルーバー130の表面には帯状電気ヒーター等の加熱体132が設けられていることが好ましい。下り加熱炉30の入口31から流出する熱風中には有機物等の汚染物質が含まれている場合がある。しかし、上記のように加熱体132がルーバー130に設けられていると、この加熱体132によって汚染物質が焼失し、ルーバー130上で凝縮することを抑制することができるものである。よって、ルーバー130の掃除が不要となり、シート加熱装置を長時間連続して運転することができるものである。しかも汚染物質が長尺の被加熱体1に付着することも抑制することができるものである。
なお、下り入口側エアーカーテン部70の入口及び出口は、それぞれ下り入口側排気エアーカーテン部71の入口72及び下り入口側給気エアーカーテン部75の出口77である。
また、下り加熱炉30の入口31の外側の位置には、その位置における温度、風速及び風向きを測定する温度・風速・風向センサ120が設けられていることが好ましい。この温度・風速・風向センサ120としては、公知のものを用いることができる。また、温度・風速・風向センサ120を設置する位置は、下り加熱炉30の入口31の外側の位置であれば特に限定されるものではなく、図2に示すものではトップロール室20の出口22付近である。このように、温度・風速・風向センサ120を設けることによって、下り加熱炉30の入口31の外側の位置における温度、風速及び風向きの情報を得ることができるものである。また、下り加熱炉用圧力センサ35は常に高温に晒されるので故障するおそれがあるが、たとえ故障しても上記の温度、風速及び風向きの情報からシート加熱装置の異常をある程度知ることができるものである。
また、下り加熱炉30の出口32には、下り出口側エアーカーテン部100が設けられている。この下り出口側エアーカーテン部100は、下り加熱炉30の出口32にエアーカーテンを形成するものであり、下り加熱炉30の出口32側から順に、下り出口側給気エアーカーテン部101(下り出口側給気部)及び下り出口側排気エアーカーテン部105(下り出口側排気部)が隣接して設けられている。なお、下り出口側給気エアーカーテン部101及び下り出口側排気エアーカーテン部105は上下逆に隣接していてもよい。
ここで、下り出口側給気エアーカーテン部101は、筒状に形成され、上部に入口102及び下部に出口103を設けると共に、内部にエアーを給気して下り加熱炉30の出口32にエアーカーテンを形成するエアー給気ファン104を設けて形成されている。
また、下り出口側給気エアーカーテン部101の内部にはルーバー130が設置されていることが好ましい。このルーバー130は、回転軸133を中心として角度の調整が可能に形成されている。ルーバー130の角度を調整する機構としては、上述の図4のようにラック134及びピニオン135を利用する機構を用いることができる。すなわち、ラック134は、下り出口側給気エアーカーテン部101の内部において、ルーバー130の回転軸133と垂直な方向に往復移動可能に設けられている。ラック134の一端はルーバー130の一端に蝶着され、ラック134の他端はピニオン135と歯合されている。ピニオン135は、モーター等の角度調整駆動部131によって正逆回転可能に設けられている。そして、角度調整駆動部131によってピニオン135を回転させてラック134を移動させると、ルーバー130が回転し、ルーバー130の角度を調整することができる。通常、ルーバー130は水平に設置されているが、例えば、下り加熱炉30の出口32から流出する熱風の量が多くなった場合には、下り出口側給気エアーカーテン部101の入口102に向かってエアーが給気されるように、図2のようにルーバー130を上り傾斜させることによって、下り加熱炉30の出口32から流出する熱風の量を抑制することができる。また、図4のようにルーバー130の表面には帯状電気ヒーター等の加熱体132が設けられていることが好ましい。下り加熱炉30の出口32から流出する熱風中には有機物等の汚染物質が含まれている場合がある。しかし、上記のように加熱体132がルーバー130に設けられていると、この加熱体132によって汚染物質が焼失し、ルーバー130上で凝縮することを抑制することができるものである。よって、ルーバー130の掃除が不要となり、シート加熱装置を長時間連続して運転することができるものである。しかも汚染物質が長尺の被加熱体1に付着することも抑制することができるものである。
また、下り出口側排気エアーカーテン部105は、筒状に形成され、上部に入口106及び下部に出口107を設けると共に、内部からエアーを排気するエアー排気ファン108を側面に設けて形成されている。
なお、下り出口側エアーカーテン部100の入口及び出口は、それぞれ下り出口側給気エアーカーテン部101の入口102及び下り出口側排気エアーカーテン部105の出口107である。
また、下り加熱炉30の出口32の外側の位置には、その位置における温度、風速及び風向きを測定する温度・風速・風向センサ120が設けられていることが好ましい。この温度・風速・風向センサ120としては、公知のものを用いることができる。また、温度・風速・風向センサ120を設置する位置は、下り加熱炉30の出口32の外側の位置であれば特に限定されるものではなく、図2に示すものでは下り出口側エアーカーテン部100の出口107付近である。このように、温度・風速・風向センサ120を設けることによって、下り加熱炉30の出口32の外側の位置における温度、風速及び風向きの情報を得ることができるものである。また、下り加熱炉用圧力センサ35は常に高温に晒されるので故障するおそれがあるが、たとえ故障しても上記の温度、風速及び風向きの情報からシート加熱装置の異常をある程度知ることができるものである。
図3は実施形態2のシート加熱装置の制御系の一例を示すものであり、このシート加熱装置は、制御部2と、この制御部2と電気的に接続された出力部3及び演算部4とを備えている。
ここで、制御部2は、上り加熱炉用圧力センサ15及び下り加熱炉用圧力センサ35と電気的に接続されている。そして、制御部2は、上り加熱炉用圧力センサ15及び下り加熱炉用圧力センサ35からそれぞれ測定値を受信すると共に、これらの測定値を出力部3に送信するものである。
また、出力部3は、制御部2から送信された測定値を出力するものである。具体的には、出力部3をディスプレイ等の表示部として形成し、上記の測定値を画面に表示してもよいし、あるいは出力部3をブザー等の報知部として形成し、上記の測定値を音声で知らせるようにしてもよい。また、上り加熱炉10及び下り加熱炉30の内圧の測定値をそのまま出力部3で出力するだけでなく、あらかじめ上り加熱炉10及び下り加熱炉30の内圧についてそれぞれ許容範囲を設定しておき、この許容範囲を逸脱したときにその旨を画面に表示したり音声で知らせたりして出力するようにしてもよい。このように、上り加熱炉10及び下り加熱炉30の内圧が外部に出力されることによって、作業者は、常時、上り加熱炉10及び下り加熱炉30の内圧を監視することができ、上り加熱炉10及び下り加熱炉30の内圧の上昇又は低下を直ちに知ることができるものである。
また、演算部4は、制御部2から上り加熱炉用圧力センサ15及び下り加熱炉用圧力センサ35の測定値を受信すると共に、その差を計算して演算結果を制御部2に送信するものである。この場合、制御部2は、この演算結果を出力部3に送信し、出力部3は、この演算結果を出力するものである。このように、上り加熱炉10及び下り加熱炉30の内圧の差が外部に出力されることによって、上り加熱炉10と下り加熱炉30との間で内圧が不均衡であることを作業者が知ることができるものである。また、上り加熱炉10及び下り加熱炉30の内圧の差をそのまま出力部3で出力するだけでなく、あらかじめ上り加熱炉10及び下り加熱炉30の内圧の差について許容範囲を設定しておき、この許容範囲を逸脱したときにその旨を画面に表示したり音声で知らせたりして出力するようにしてもよい。
また、制御部2は、温度・風速・風向センサ120と電気的に接続されており、温度・風速・風向センサ120からその測定値を受信すると共に、この測定値を出力部3に送信するものである。そして、出力部3は、この測定値を出力するものである。このように、温度・風速・風向センサ120が設けられた位置における温度、風速及び風向きの情報が外部に出力されることによって、作業者は、さらに詳しくシート加熱装置の状態を知ることができるものである。また、上り加熱炉用圧力センサ15や下り加熱炉用圧力センサ35は常に高温に晒されるので故障するおそれがあるが、たとえ故障しても上記の情報からシート加熱装置の異常をある程度知ることができるものである。また、温度、風速及び風向きをそのまま出力部3で出力するだけでなく、あらかじめ温度、風速及び風向きについてそれぞれ許容範囲を設定しておき、これらの許容範囲を逸脱したときにその旨を画面に表示したり音声で知らせたりして出力するようにしてもよい。
また、制御部2は、上り加熱炉用圧力センサ15、下り加熱炉用圧力センサ35及び温度・風速・風向センサ120の測定値に基づいて、上り加熱炉10及び下り加熱炉30の内圧及び温度の高低、並びにエアーカーテンの強弱を調整することもできる。この場合、制御部2は、上り入口側エアーカーテン部90のエアー給気ファン98及びエアー排気ファン94、上り加熱炉10の熱風給気ファン13及び熱風排気ファン14、上り出口側エアーカーテン部40のエアー給気ファン44及びエアー排気ファン48、下り入口側エアーカーテン部70のエアー給気ファン78及びエアー排気ファン74、下り加熱炉30の熱風給気ファン33及び熱風排気ファン34、下り出口側エアーカーテン部100のエアー給気ファン104及びエアー排気ファン108と電気的に接続されている。また、制御部2は、上り加熱炉10及び下り加熱炉30に給気される熱風の温度を調整する熱風温度調整部(図示省略)とも電気的に接続されている。そして、上り加熱炉10及び下り加熱炉30の内圧及び温度の高低を調整する場合には、各熱風給気ファン13,33及び熱風排気ファン14,34のモーターの回転数を適宜増減させたり、熱風の温度を熱風温度調整部で適宜調整したりするものである。また、エアーカーテンの強弱を調整する場合には、各エアー給気ファン98,44,78,104及びエアー排気ファン94,48,74,108のモーターの回転数を適宜増減させるものである。
例えば、演算部4により計算された演算結果が(上り加熱炉10の内圧)−(下り加熱炉30の内圧)>0の場合には、制御部2によって、例えば下記(1)〜(10)の少なくともいずれかの操作を行えば、(上り加熱炉10の内圧)−(下り加熱炉30の内圧)=0となるようにすることができる。
(1)上り加熱炉10に給気される熱風の量を減少させる。
(2)下り加熱炉30に給気される熱風の量を増加させる。
(3)上り加熱炉10に給気される熱風の温度を低下させる。
(4)下り加熱炉30に給気される熱風の温度を上昇させる。
(5)上り加熱炉10から排気される熱風の量を増加させる。
(6)下り加熱炉30から排気される熱風の量を減少させる。
(7)上り出口側エアーカーテン部40により給気及び排気されるエアーの量を増加させる。
(8)下り入口側エアーカーテン部70により給気及び排気されるエアーの量を減少させる。
(9)上り入口側エアーカーテン部90により給気及び排気されるエアーの量を減少させる。
(10)下り出口側エアーカーテン部100により給気及び排気されるエアーの量を増加させる。
なお、上記(1)〜(10)の操作に限定されるものではない。
他方、演算部4により計算された演算結果が(上り加熱炉10の内圧)−(下り加熱炉30の内圧)<0の場合には、制御部2によって、例えば上記(1)〜(10)の少なくともいずれかの操作と逆の操作を行えば、(上り加熱炉10の内圧)−(下り加熱炉30の内圧)=0となるようにすることができる。
このように、上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内圧が上昇又は低下しても、制御部2によって自動的に、上り加熱炉10及び下り加熱炉30の相互間において温度変化の影響を及ぼしにくくすることができるものである。なお、制御部2と電気的に接続された入力部(図示省略)を設け、手動で入力部から、上り加熱炉10及び下り加熱炉30の内圧及び温度の高低、並びにエアーカーテンの強弱を調整するようにしてもよい。
また、制御部2は、角度調整駆動部131と電気的に接続され、上り加熱炉用圧力センサ15、下り加熱炉用圧力センサ35及び温度・風速・風向センサ120の測定値に基づいて、ルーバー130の角度を調整する指令を角度調整駆動部131に送信するようにしてもよい。例えば、上り出口側給気エアーカーテン部41の内部に設置されたルーバー130について説明する。上り加熱炉10の出口12から流出する熱風の量が多くなった場合には、(上り加熱炉10の内圧)−(下り加熱炉30の内圧)>0のような状態であると考えられるが、この状態は、上り加熱炉用圧力センサ15、下り加熱炉用圧力センサ35及び温度・風速・風向センサ120の測定値から知ることができる。そして、これらの測定値は制御部2に送信され、これらの測定値に基づいて、制御部2は、上り出口側給気エアーカーテン部41の入口42に向かってエアーが給気されるように、角度調整駆動部131に指令を送信し、図2のようにルーバー130を下り傾斜させることによって、上り加熱炉10の出口12から流出する熱風の量を抑制することができる。逆に、下り加熱炉30からトップロール室20を介して上り加熱炉10の出口12に流入する熱風の量が多くなった場合には、(上り加熱炉10の内圧)−(下り加熱炉30の内圧)<0のような状態であると考えられるが、この状態も、上り加熱炉用圧力センサ15、下り加熱炉用圧力センサ35及び温度・風速・風向センサ120の測定値から知ることができる。そして、これらの測定値は制御部2に送信され、これらの測定値に基づいて、制御部2は、上り出口側給気エアーカーテン部41の出口43に向かってエアーが給気されるように、角度調整駆動部131に指令を送信し、ルーバー130を上り傾斜させることによって、上り加熱炉10の出口12に流入する熱風の量を抑制することができる。他のルーバー130についても同様である。このように、制御部2によって自動的にルーバー130の設置角度を調整することができるものである。
そして、上記のようなシート加熱装置を用いて、樹脂基材複合シート等の長尺の被加熱体1を加熱するにあたっては、図2のように被加熱体1を上り入口側エアーカーテン部90の入口92から差し入れ、上り加熱炉10、上り出口側エアーカーテン部40、トップロール室20、下り入口側エアーカーテン部70及び下り加熱炉30の内部をこの順に通過させて搬送し、下り出口側エアーカーテン部100の出口107から引き出す。このように、長尺の被加熱体1は、上り加熱炉10の入口11からトップロール室20の内部を通過して下り加熱炉30の出口32まで搬送されることによって加熱されるものであり、被加熱体1として樹脂基材複合シートを用いる場合にはこの樹脂基材複合シートが加熱されて絶縁シートとなる。
このとき、所定の温度に調整された熱風を熱風給気ファン13及び熱風排気ファン14によって、上り加熱炉10の内部を上から下に循環させることによって、上り加熱炉10の内部は所定の温度に維持されている。そして、通常、上り入口側エアーカーテン部90によって、上り加熱炉10の入口11から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制し、他方、上り出口側エアーカーテン部40によって、上り加熱炉10の出口12から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制している。このようにして上り加熱炉10の内部の温度が変化しないようにしている。
ここで、例えば、上り加熱炉10の内部に給気する熱風の温度を低下させるなどして、上り加熱炉10の内部の温度を低下させようとすると、これに伴って上り加熱炉10の内圧が低下することがある。しかし、この内圧の低下は、上り加熱炉用圧力センサ15によって直ちに知ることができるので、自動的に又は手動で、例えば上記(1)〜(10)の少なくともいずれかの操作と逆の操作を行えば、上り加熱炉10の内圧の低下を直ちに緩和することができるものである。他方、上り加熱炉10の熱風給気ファン13や熱風排気ファン14が脈動するのに伴って上り加熱炉10の内圧が上昇することがある。しかし、この場合も、上り加熱炉10の内圧の上昇は、上り加熱炉用圧力センサ15によって直ちに知ることができるので、自動的に又は手動で、例えば上記(1)〜(10)の少なくともいずれかの操作を行えば、上り加熱炉10の内圧の上昇を直ちに緩和することができるものである。
上り加熱炉10と同様に、所定の温度に調整された熱風を熱風給気ファン33及び熱風排気ファン34によって、下り加熱炉30の内部を上から下に循環させることによって、下り加熱炉30の内部は所定の温度に維持されている。そして、通常、下り入口側エアーカーテン部70によって、下り加熱炉30の入口31から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制し、他方、下り出口側エアーカーテン部100によって、下り加熱炉30の出口32から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制している。このようにして下り加熱炉30の内部の温度が変化しないようにしている。
ここで、例えば、下り加熱炉30の内部に給気する熱風の温度を低下させるなどして、下り加熱炉30の内部の温度を低下させようとすると、これに伴って下り加熱炉30の内圧が低下することがある。しかし、この内圧の低下は、下り加熱炉用圧力センサ35によって直ちに知ることができるので、自動的に又は手動で、例えば上記(1)〜(10)の少なくともいずれかの操作を行えば、下り加熱炉30の内圧の低下を直ちに緩和することができるものである。他方、下り加熱炉30の熱風給気ファン33や熱風排気ファン34が脈動するのに伴って下り加熱炉30の内圧が上昇することがある。しかし、この場合も、下り加熱炉30の内圧の上昇は、下り加熱炉用圧力センサ35によって直ちに知ることができるので、自動的に又は手動で、例えば上記(1)〜(10)の少なくともいずれかの操作と逆の操作を行えば、下り加熱炉30の内圧の上昇を直ちに緩和することができるものである。
このように、実施形態2のシート加熱装置にあっては、上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内部の温度変化等に伴って上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内圧が上昇又は低下しても、このような内圧の上昇又は低下を直ちに作業者に知らせることができ、自動的に又は手動でこのような内圧の上昇又は低下を緩和することができるものである。そして、上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内圧の上昇又は低下を直ちに緩和することによって、上り加熱炉10、トップロール室20及び下り加熱炉30間における熱風の流れを抑制することができるものである。よって、上り加熱炉10、トップロール室20及び下り加熱炉30の相互間において温度変化の影響を及ぼしにくくすることができるものである。そのため、予期しない温度変化が生じても、加熱後の絶縁シート等の被加熱体1の品質にはほとんど悪影響を及ぼさないものである。
(実施形態3)
図5は実施形態3のシート加熱装置の一例を示すものである。このシート加熱装置は、実施形態1のシート加熱装置において、上り加熱炉10の出口12と上り出口側給気エアーカーテン部41の入口42との間に新たに上り出口側排気エアーカーテン部45を設けると共に、下り入口側給気エアーカーテン部75の出口77と下り加熱炉30の入口31との間に新たに下り入口側排気エアーカーテン部71を設けるようにしたものである。このように、上り出口側給気エアーカーテン部41及び上り出口側排気エアーカーテン部45を隣接させることによって上り出口側エアーカーテン部40が形成されていると共に、下り入口側給気エアーカーテン部75及び下り入口側排気エアーカーテン部71を隣接させることによって下り入口側エアーカーテン部70が形成されている。また実施形態3のシート加熱装置は、実施形態2のシート加熱装置と同様に、上り加熱炉用圧力センサ15、下り加熱炉用圧力センサ35、温度・風速・風向センサ120を設けて形成されている。さらに実施形態3のシート加熱装置は、実施形態2のシート加熱装置と同様に、制御部2と出力部3と演算部4と角度調整駆動部131とを備えている。
そして、上記のようなシート加熱装置を用いて、樹脂基材複合シート等の長尺の被加熱体1を加熱するにあたっては、図5のように被加熱体1を上り入口側大気開放部80の入口81から差し入れ、上り入口側給気エアーカーテン部95、上り加熱炉10、上り出口側エアーカーテン部40、上り出口側大気開放部50、トップロール室20、下り入口側大気開放部60、下り入口側エアーカーテン部70、下り加熱炉30及び下り出口側給気エアーカーテン部101の内部をこの順に通過させて搬送し、下り出口側大気開放部110の出口112から引き出す。このように、長尺の被加熱体1は、上り加熱炉10の入口11からトップロール室20の内部を通過して下り加熱炉30の出口32まで搬送されることによって加熱されるものであり、被加熱体1として樹脂基材複合シートを用いる場合にはこの樹脂基材複合シートが加熱されて絶縁シートとなる。
このとき、所定の温度に調整された熱風を熱風給気ファン13及び熱風排気ファン14によって、上り加熱炉10の内部を上から下に循環させることによって、上り加熱炉10の内部は所定の温度に維持されている。そして、通常、上り入口側給気エアーカーテン部95によって、上り加熱炉10の入口11から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制し、他方、上り出口側エアーカーテン部40によって、上り加熱炉10の出口12から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制している。このようにして上り加熱炉10の内部の温度が変化しないようにしている。
ここで、例えば、上り加熱炉10の内部に給気する熱風の温度を低下させるなどして、上り加熱炉10の内部の温度を低下させようとすると、これに伴って上り加熱炉10の内圧が低下することがある。
しかし、上り加熱炉10の上方には上り出口側大気開放部50が設けられているので、上り加熱炉10の内圧の低下を上り出口側大気開放部50によって直ちに緩和することができるものである。しかもこの内圧の低下は、上り加熱炉用圧力センサ15によって直ちに知ることができるので、自動的に又は手動で、例えば上記(1)〜(10)の少なくともいずれかの操作と逆の操作を行えば、上り加熱炉10の内圧の低下を直ちに緩和することもできるものである。
他方、上り加熱炉10の熱風給気ファン13や熱風排気ファン14が脈動するのに伴って上り加熱炉10の内圧が上昇することがあるが、このような場合も、上り加熱炉10の内圧の上昇を上り出口側大気開放部50によって直ちに緩和することができるものである。特に図5に示すシート加熱装置においては、上り加熱炉10の下方にも上り入口側大気開放部80が設けられているので、上記のような効果をさらに高く得ることができるものである。しかもこの場合も、上り加熱炉10の内圧の上昇は、上り加熱炉用圧力センサ15によって直ちに知ることができるので、自動的に又は手動で、例えば上記(1)〜(10)の少なくともいずれかの操作を行えば、上り加熱炉10の内圧の上昇を直ちに緩和することができるものである。
上り加熱炉10と同様に、所定の温度に調整された熱風を熱風給気ファン33及び熱風排気ファン34によって、下り加熱炉30の内部を上から下に循環させることによって、下り加熱炉30の内部は所定の温度に維持されている。そして、通常、下り入口側エアーカーテン部70によって、下り加熱炉30の入口31から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制し、他方、下り出口側給気エアーカーテン部101によって、下り加熱炉30の出口32から熱風が流出するのをエアーカーテンで抑制している。このようにして下り加熱炉30の内部の温度が変化しないようにしている。
ここで、例えば、下り加熱炉30の内部に給気する熱風の温度を低下させるなどして、下り加熱炉30の内部の温度を低下させようとすると、これに伴って下り加熱炉30の内圧が低下することがある。
しかし、下り加熱炉30の上方には下り入口側大気開放部60が設けられているので、下り加熱炉30の内圧の低下を下り入口側大気開放部60によって直ちに緩和することができるものである。しかもこの内圧の低下は、下り加熱炉用圧力センサ35によって直ちに知ることができるので、自動的に又は手動で、例えば上記(1)〜(10)の少なくともいずれかの操作を行えば、下り加熱炉30の内圧の低下を直ちに緩和することもできるものである。
他方、下り加熱炉30の熱風給気ファン33や熱風排気ファン34が脈動するのに伴って下り加熱炉30の内圧が上昇することがあるが、このような場合も、下り加熱炉30の内圧の上昇を下り入口側大気開放部60によって直ちに緩和することができるものである。特に図5に示すシート加熱装置においては、下り加熱炉30の下方にも下り出口側大気開放部110が設けられているので、上記のような効果をさらに高く得ることができるものである。しかもこの場合も、下り加熱炉30の内圧の上昇は、下り加熱炉用圧力センサ35によって直ちに知ることができるので、自動的に又は手動で、例えば上記(1)〜(10)の少なくともいずれかの操作と逆の操作を行えば、下り加熱炉30の内圧の上昇を直ちに緩和することができるものである。
このように、実施形態3のシート加熱装置にあっては、上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内部の温度変化等に伴って上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内圧が上昇又は低下しても、このような内圧の上昇又は低下を上り出口側大気開放部50及び下り入口側大気開放部60によって直ちに緩和することができると共に、このような内圧の上昇又は低下を直ちに作業者に知らせることができ、自動的に又は手動でこのような内圧の上昇又は低下を緩和することもできるものである。そして、上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内圧の上昇又は低下を直ちに緩和することによって、上り加熱炉10、トップロール室20及び下り加熱炉30間における熱風の流れを抑制することができるものである。よって、上り加熱炉10、トップロール室20及び下り加熱炉30の相互間において温度変化の影響を及ぼしにくくすることができるものである。そのため、予期しない温度変化が生じても、加熱後の絶縁シート等の被加熱体1の品質にはほとんど悪影響を及ぼさないものである。
(実施形態4)
図6は実施形態4のシート加熱装置の一例を示すものである。このシート加熱装置は、実施形態1のシート加熱装置において、上り出口側給気エアーカーテン部41の出口43と上り出口側大気開放部50の入口51との間に新たに上り出口側排気エアーカーテン部45を設けると共に、下り入口側大気開放部60の出口62と下り入口側給気エアーカーテン部75の入口76との間に新たに下り入口側排気エアーカーテン部71を設けるようにしたものである。このように、上り出口側給気エアーカーテン部41及び上り出口側排気エアーカーテン部45を隣接させることによって上り出口側エアーカーテン部40が形成されていると共に、下り入口側給気エアーカーテン部75及び下り入口側排気エアーカーテン部71を隣接させることによって下り入口側エアーカーテン部70が形成されている。また実施形態4のシート加熱装置は、実施形態2のシート加熱装置と同様に、上り加熱炉用圧力センサ15、下り加熱炉用圧力センサ35、温度・風速・風向センサ120を設けて形成されている。さらに実施形態4のシート加熱装置は、実施形態2のシート加熱装置と同様に、制御部2と出力部3と演算部4と角度調整駆動部131とを備えている。
すなわち、実施形態4のシート加熱装置は、実施形態3の上り出口側給気エアーカーテン部41及び上り出口側排気エアーカーテン部45を上下逆に隣接させると共に、実施形態3の下り入口側給気エアーカーテン部75及び下り入口側排気エアーカーテン部71を上下逆に隣接させたものである。そして、実施形態4の上り出口側エアーカーテン部40及び下り入口側エアーカーテン部70は、実施形態3の上り出口側エアーカーテン部40及び下り入口側エアーカーテン部70と同様の機能を有する。
このように、実施形態4のシート加熱装置にあっては、実施形態3のシート加熱装置と同様に、上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内部の温度変化等に伴って上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内圧が上昇又は低下しても、このような内圧の上昇又は低下を上り出口側大気開放部50及び下り入口側大気開放部60によって直ちに緩和することができると共に、このような内圧の上昇又は低下を直ちに作業者に知らせることができ、自動的に又は手動でこのような内圧の上昇又は低下を緩和することもできるものである。そして、上り加熱炉10又は下り加熱炉30の内圧の上昇又は低下を直ちに緩和することによって、上り加熱炉10、トップロール室20及び下り加熱炉30間における熱風の流れを抑制することができるものである。よって、上り加熱炉10、トップロール室20及び下り加熱炉30の相互間において温度変化の影響を及ぼしにくくすることができるものである。そのため、予期しない温度変化が生じても、加熱後の絶縁シート等の被加熱体1の品質にはほとんど悪影響を及ぼさないものである。
1 被加熱体
2 制御部
3 出力部
4 演算部
10 上り加熱炉
11 入口
12 出口
15 上り加熱炉用圧力センサ
20 トップロール室
21 入口
22 出口
30 下り加熱炉
31 入口
32 出口
35 下り加熱炉用圧力センサ
40 上り出口側エアーカーテン部
41 上り出口側給気エアーカーテン部(上り出口側給気部)
50 上り出口側大気開放部
60 下り入口側大気開放部
70 下り入口側エアーカーテン部
71 下り入口側給気エアーカーテン部(下り入口側給気部)
120 温度・風速・風向センサ
130 ルーバー
131 角度調整駆動部
132 加熱体
160 大気開放部

Claims (17)

  1. 入口及び出口を設けて形成された上り加熱炉と、入口及び出口を設けて形成された下り加熱炉と、入口及び出口を設けて形成されたトップロール室とを備え、前記上り加熱炉の出口と前記下り加熱炉の入口とを連通させて形成され、長尺の被加熱体を前記上り加熱炉の入口から前記下り加熱炉の出口まで搬送させることによって加熱させるようにしたシート加熱装置において、前記上り加熱炉の出口と前記下り加熱炉の入口との間に、大気に開放する大気開放部を設けて形成され
    前記上り加熱炉の出口と前記トップロール室の入口とを連通させると共に、前記トップロール室の出口と前記下り加熱炉の入口とを連通させて形成され、
    前記上り加熱炉の出口と前記トップロール室の入口との間に前記上り加熱炉の側から順に、前記上り加熱炉の出口にエアーカーテンを形成する上り出口側給気エアーカーテン部、及び大気に開放する上り出口側大気開放部を設けると共に、前記トップロール室の出口と前記下り加熱炉の入口との間に前記トップロール室の側から順に、大気に開放する下り入口側大気開放部、及び前記下り加熱炉の入口にエアーカーテンを形成する下り入口側給気エアーカーテン部を設けて形成されていることを特徴とするシート加熱装置。
  2. 前記上り出口側給気エアーカーテン部及び前記下り入口側給気エアーカーテン部の少なくともいずれかの内部に角度調整可能に形成されたルーバーが設置されていることを特徴とする請求項に記載のシート加熱装置。
  3. 前記上り加熱炉の内部にその内圧を測定する上り加熱炉用圧力センサを設け、前記下り加熱炉の内部にその内圧を測定する下り加熱炉用圧力センサを設けると共に、前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサと電気的に接続された制御部と、前記制御部と電気的に接続された出力部とを備えて形成され、前記制御部は、前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサからそれぞれ測定値を受信すると共に前記測定値を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記測定値を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート加熱装置。
  4. 前記制御部と電気的に接続された演算部を備えて形成され、前記演算部は、前記制御部から前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサの測定値を受信すると共にその差を計算して演算結果を前記制御部に送信し、前記制御部は、前記演算結果を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記演算結果を出力することを特徴とする請求項に記載のシート加熱装置。
  5. 前記上り加熱炉の入口及び出口の外側並びに前記下り加熱炉の入口及び出口の外側の少なくともいずれかの位置に、その位置における温度、風速及び風向きを測定する温度・風速・風向センサを設けると共に、前記制御部は、前記温度・風速・風向センサと電気的に接続され、前記温度・風速・風向センサからその測定値を受信すると共に前記測定値を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記測定値を出力することを特徴とする請求項3又は4に記載のシート加熱装置。
  6. 前記上り加熱炉の出口と前記上り出口側給気エアーカーテン部の入口との間、又は前記上り出口側給気エアーカーテン部の出口と前記上り出口側大気開放部の入口との間に、エアーカーテンを形成する上り出口側排気エアーカーテン部を設けると共に、前記下り入口側大気開放部の出口と前記下り入口側給気エアーカーテン部の入口との間、又は前記下り入口側給気エアーカーテン部の出口と前記下り加熱炉の入口との間に、エアーカーテンを形成する下り入口側排気エアーカーテン部を設けて形成されていることを特徴とする請求項に記載のシート加熱装置。
  7. 前記上り加熱炉用圧力センサ、前記下り加熱炉用圧力センサ及び前記温度・風速・風向センサの測定値に基づいて、前記制御部が、前記上り加熱炉及び前記下り加熱炉の内圧及び温度の高低並びに前記エアーカーテンの強弱を調整することを特徴とする請求項に記載のシート加熱装置。
  8. 前記上り加熱炉の内部にその内圧を測定する上り加熱炉用圧力センサを設け、前記下り加熱炉の内部にその内圧を測定する下り加熱炉用圧力センサを設けると共に、前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサと電気的に接続された制御部と、前記制御部と電気的に接続された出力部と、前記ルーバーの角度を調整する角度調整駆動部を備えて形成され、前記制御部は、前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサからそれぞれ測定値を受信すると共に前記測定値を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記測定値を出力し、
    前記上り加熱炉の入口及び出口の外側並びに前記下り加熱炉の入口及び出口の外側の少なくともいずれかの位置に、その位置における温度、風速及び風向きを測定する温度・風速・風向センサを設けると共に、前記制御部は、前記温度・風速・風向センサと電気的に接続され、前記温度・風速・風向センサからその測定値を受信すると共に前記測定値を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記測定値を出力し、
    前記制御部は、前記角度調整駆動部と電気的に接続され、前記上り加熱炉用圧力センサ、前記下り加熱炉用圧力センサ及び前記温度・風速・風向センサの測定値に基づいて、前記ルーバーの角度を調整する指令を前記角度調整駆動部に送信することを特徴とする請求項に記載のシート加熱装置。
  9. 前記ルーバーに加熱体が設けられていることを特徴とする請求項に記載のシート加熱装置。
  10. 入口及び出口を設けて形成された上り加熱炉と、入口及び出口を設けて形成された下り加熱炉とを備え、前記上り加熱炉の出口と前記下り加熱炉の入口とを連通させて形成され、長尺の被加熱体を前記上り加熱炉の入口から前記下り加熱炉の出口まで搬送させることによって加熱させるようにしたシート加熱装置において、前記上り加熱炉の出口と前記下り加熱炉の入口との間に、大気に開放する大気開放部を設けて形成され、
    前記上り加熱炉の内部にその内圧を測定する上り加熱炉用圧力センサを設け、前記下り加熱炉の内部にその内圧を測定する下り加熱炉用圧力センサを設けると共に、前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサと電気的に接続された制御部と、前記制御部と電気的に接続された出力部及び演算部とを備えて形成され、前記制御部は、前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサからそれぞれ測定値を受信すると共に前記測定値を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記測定値を出力し、
    前記演算部は、前記制御部から前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサの測定値を受信すると共にその差を計算して演算結果を前記制御部に送信し、前記制御部は、前記演算結果を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記演算結果を出力することを特徴とするシート加熱装置。
  11. 前記上り加熱炉の入口及び出口の外側並びに前記下り加熱炉の入口及び出口の外側の少なくともいずれかの位置に、その位置における温度、風速及び風向きを測定する温度・風速・風向センサを設けると共に、前記制御部は、前記温度・風速・風向センサと電気的に接続され、前記温度・風速・風向センサからその測定値を受信すると共に前記測定値を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記測定値を出力することを特徴とする請求項10に記載のシート加熱装置。
  12. 入口及び出口を設けて形成された上り加熱炉と、入口及び出口を設けて形成された下り加熱炉と、入口及び出口を設けて形成されたトップロール室とを備え、前記上り加熱炉の出口と前記下り加熱炉の入口とを連通させて形成され、長尺の被加熱体を前記上り加熱炉の入口から前記下り加熱炉の出口まで搬送させることによって加熱するようにしたシート加熱装置において、前記上り加熱炉の内部にその内圧を測定する上り加熱炉用圧力センサを設け、前記下り加熱炉の内部にその内圧を測定する下り加熱炉用圧力センサを設けると共に、前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサと電気的に接続された制御部と、前記制御部と電気的に接続された出力部とを備えて形成され、前記上り加熱炉の出口と前記トップロール室の入口とを連通させると共に、前記トップロール室の出口と前記下り加熱炉の入口とを連通させて形成され、前記上り加熱炉の出口と前記トップロール室の入口との間に、前記上り加熱炉の出口にエアーカーテンを形成する上り出口側エアーカーテン部を設けると共に、前記トップロール室の出口と前記下り加熱炉の入口との間に、前記下り加熱炉の入口にエアーカーテンを形成する下り入口側エアーカーテン部を設けて形成され、前記制御部は、前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサからそれぞれ測定値を受信すると共に前記測定値を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記測定値を出力し、
    前記上り出口側エアーカーテン部及び前記下り入口側エアーカーテン部の少なくともいずれかの内部に角度調整可能に形成されたルーバーが設置されていることを特徴とするシート加熱装置。
  13. 前記制御部と電気的に接続された演算部を備えて形成され、前記演算部は、前記制御部から前記上り加熱炉用圧力センサ及び前記下り加熱炉用圧力センサの測定値を受信すると共にその差を計算して演算結果を前記制御部に送信し、前記制御部は、前記演算結果を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記演算結果を出力することを特徴とする請求項12に記載のシート加熱装置。
  14. 前記上り加熱炉の入口及び出口の外側並びに前記下り加熱炉の入口及び出口の外側の少なくともいずれかの位置に、その位置における温度、風速及び風向きを測定する温度・風速・風向センサを設けると共に、前記制御部は、前記温度・風速・風向センサと電気的に接続され、前記温度・風速・風向センサからその測定値を受信すると共に前記測定値を前記出力部に送信し、前記出力部は、前記測定値を出力することを特徴とする請求項12又は13に記載のシート加熱装置。
  15. 前記上り加熱炉用圧力センサ、前記下り加熱炉用圧力センサ及び前記温度・風速・風向センサの測定値に基づいて、前記制御部が、前記上り加熱炉及び前記下り加熱炉の内圧及び温度の高低並びに前記エアーカーテンの強弱を調整することを特徴とする請求項14に記載のシート加熱装置。
  16. 前記ルーバーの角度を調整する角度調整駆動部を備えて形成され、前記制御部は、前記角度調整駆動部と電気的に接続され、前記上り加熱炉用圧力センサ、前記下り加熱炉用圧力センサ及び前記温度・風速・風向センサの測定値に基づいて、前記ルーバーの角度を調整する指令を前記角度調整駆動部に送信することを特徴とする請求項15に記載のシート加熱装置。
  17. 前記ルーバーに加熱体が設けられていることを特徴とする請求項16に記載のシート加熱装置。
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