JPH05285961A - 竪型乾燥機 - Google Patents

竪型乾燥機

Info

Publication number
JPH05285961A
JPH05285961A JP9464092A JP9464092A JPH05285961A JP H05285961 A JPH05285961 A JP H05285961A JP 9464092 A JP9464092 A JP 9464092A JP 9464092 A JP9464092 A JP 9464092A JP H05285961 A JPH05285961 A JP H05285961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air curtain
temperature
curtain box
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9464092A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Azumabayashi
泰郎 東林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP9464092A priority Critical patent/JPH05285961A/ja
Publication of JPH05285961A publication Critical patent/JPH05285961A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアーカーテンボックスへの異物付着を防止
する。 【構成】 樹脂含浸基材1を竪に長い乾燥炉2に竪方向
に通して加熱乾燥することによって乾燥をおこなうよう
に竪型乾燥機を形成する。乾燥炉2の入り口3と出口4
にそれぞれエアーカーテンボックス5を設ける。エアー
カーテンボックス5から吹き出すエアーの温度を乾燥炉
2内の温度との差が50℃以内になるように設定する。
エアーカーテンボックス5から吹き出すエアーでエアー
カーテンボックス5の付近の空気の温度が低下すること
を防ぎ、樹脂の低沸点成分がエアーカーテンボックス5
の表面に析出することを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層板の製造設備の一
つとして用いられる竪型乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】積層板は、ガラス布など長尺の基材に熱
硬化性樹脂ワニスを含浸させ、この樹脂含浸した基材を
乾燥機に通して加熱乾燥することによってプリプレグを
作成し、このプリプレグを複数枚重ねて加熱加圧成形す
ることによって製造されている。そして乾燥機として
は、樹脂含浸基材を水平に送って通すようにした横型乾
燥機の他に、樹脂含浸基材を竪に送って通すようにした
竪型乾燥機がある。
【0003】この竪型乾燥機は竪に長い乾燥炉を設けて
形成されるものであるが、乾燥炉内では温度の高い空気
の上昇流が起こって炉内温度にバラツキが生じるおそれ
がある。そこで乾燥炉の入り口と出口にそれぞれエアー
カーテンボックスを設け、乾燥炉内の温度の高い空気が
出口から逃げたり、温度の低い空気が入り口から入った
りすることを防ぐようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エアーカーテ
ンボックスから吹き出されるエアーカーテン用のエアー
の温度は低いために、エアーカーテンボックスの付近の
空気の温度が低下し、樹脂含浸基材から蒸発した樹脂の
低沸点成分がエアーカーテンボックスの表面に析出し、
これがエアーカーテンボックスの壁面に付着・成長して
固形異物となり、この固形異物や固形異物が炭化された
炭化樹脂が乾燥機を通過する基材に付着して異物不良が
発生するおそれがあった。このために、エアーカーテン
ボックスの掃除等のメンテナンスが必要になるという問
題があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、エアーカーテンボックスへの異物付着を防止する
ことができる竪型乾燥機を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂含浸基材
1を竪に長い乾燥炉2に竪方向に通して加熱乾燥するこ
とによって乾燥をおこなうようにした竪型乾燥機におい
て、乾燥炉2の入り口3と出口4にそれぞれエアーカー
テンボックス5を設けると共にエアーカーテンボックス
5から吹き出すエアーの温度を乾燥炉2内の温度との差
が50℃以内になるように設定して成ることを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】乾燥炉2の入り口3と出口4にそれぞれエアー
カーテンボックス5を設けると共にエアーカーテンボッ
クス5から吹き出すエアーの温度を乾燥炉2内の温度と
の差が50℃以内になるように設定しているために、エ
アーカーテンボックス5の付近の空気の温度が低下する
ことを防ぐことができ、樹脂の低沸点成分がエアーカー
テンボックス5の表面に析出するようなことがなくな
る。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。竪型
乾燥機にはダウンフロー方式とアッパーフロー方式とが
あるが、図1はダウンフロー方式の竪型乾燥機を示すも
のである。竪型乾燥機は竪に長い乾燥炉2を具備して形
成されるが、乾燥炉2はウエットゾーンとなる乾燥炉2
aとドライゾーンとなる乾燥炉2bとからなっている。
乾燥炉2aは下端に入り口3を、上端に出口4をそれぞ
れ開口させて形成してあり、乾燥炉2bは上端に入り口
3を、下端に出口4をそれぞれ開口させて形成してあ
る。この乾燥炉2a,2bの上端間はヘッドケーシング
9で気密的に囲むようにしてあり、ヘッドケーシング9
内には折り返し案内用の折り返し用ガイドロール10が
設けてある。また乾燥炉2aの入り口3の外側には導入
用ガイドロール13が設けてあり、乾燥炉2bの出口4
の外側には導出用ガイドロール14が設けてある。
【0009】また、乾燥炉2aの出口4内の両側には熱
風吹き出しボックス11が、入り口3内の両側には熱風
吸い込みボックス12がそれぞれ設けてあり、乾燥炉2
bの入り口3内の両側には熱風吹き出しボックス11
が、出口4内の両側には熱風吸い込みボックス12がそ
れぞれ設けてある。この熱風吹き出しボックス11や熱
風吸い込みボックス12には熱風供給装置15の送り出
し配管16と返送配管17が接続してある。さらに、熱
風吹き出しボックス11や熱風吸い込みボックス12の
外側において乾燥炉2a,2bの入り口3や出口4には
それぞれエアーカーテンボックス5が取り付けてある。
このエアーカーテンボックス5にはエアー供給配管18
が接続してある。
【0010】上記のように形成される竪型乾燥機にあっ
て、熱硬化性樹脂ワニスを含浸した基材1は導入用ガイ
ドロール13に案内されてエアーカーテンボックス5間
を通過して入り口3から乾燥炉2a内に導入されると共
に出口4からエアーカーテンボックス5間を通過して導
出され、ヘッドケーシング9内において折り返し用ガイ
ドロール10に案内されて折り返され、エアーカーテン
ボックス5間を通過して入り口3から乾燥炉2b内に導
入されると共に出口4からエアーカーテンボックス5間
を通過して導出用ガイドロール13に案内されて導出さ
れる。一方、熱風供給装置15のヒーター19で加熱さ
れた熱風は各乾燥炉2a,2b内に上端の熱風吹き出し
ボックス11から下方へ向けて吹き出され、各乾燥炉2
a,2b内の熱風は下端の熱風吸い込みボックス12か
ら吸い込まれて熱風供給装置15に回収される。このよ
うに各乾燥炉2a,2b内に供給される熱風によって、
各乾燥炉2a,2bに導入して通過される樹脂含浸基材
1を加熱乾燥することができるものである。
【0011】そしてさらに、エアーカーテンボックス5
にエアー供給配管18から供給されて吹き出されるエア
ーによって、各乾燥炉2a,2bの入り口3や出口4を
閉じるエアーカーテンが形成されるようにしてあり、乾
燥炉2a,2b内の温度の高い空気が出口4から逃げた
り、温度の低い空気が入り口3から入ったりすることを
防ぐようにしている。ここで、乾燥炉2a,2b内の温
度は100℃〜180℃程度であるが、エアーカーテン
ボックス5から吹き出されるエアーも加熱して、乾燥炉
2a,2b内の温度に対して−50℃〜+50℃の範囲
の温度で使用するようにしてある。このように、エアー
カーテンボックス5から吹き出すエアーの温度を乾燥炉
2内の温度との差が50℃以内になるように設定してい
るために、エアーカーテンボックス5の付近の空気の温
度が低下することを防ぐことができるものであり、樹脂
含浸基材1から蒸発した樹脂の低沸点成分がエアーカー
テンボックス5の表面に析出することを防ぐことがで
き、この析出物が成長して固形異物となって異物不良が
発生するようなおそれがなくなり、エアーカーテンボッ
クス5の掃除等のメンテナンスも不要になるものであ
る。エアーカーテンボックス5のエアーの温度が乾燥炉
2a,2b内の温度より50℃以上低いとエアーカーテ
ンボックス5に樹脂付着が生じることを防ぐことが難し
い。また逆にエアーカーテンボックス5のエアーの温度
が乾燥炉2a,2b内の温度より50℃以上高いと、エ
アーカーテンボックス5付近の温度が高くなり過ぎて、
乾燥炉2a,2b内の温度制御が難しくなり、樹脂含浸
基材1の乾燥条件が変化して好ましくない。
【0012】図2はエアーカーテンボックス5の他の例
を示すものであって、エアーカーテンボックス5を外側
の吹き出しボックス5aと内側の吸い込みボックス5b
とで形成してあり、吹き出しボックス5aにエアー吹き
出し配管18aを接続すると共に吸い込みボックス5b
にエアー吸い込み配管18bが接続してある。このもの
では、吹き出しボックス5aから吹き出されるエアーで
エアーカーテンを形成できると共にこのエアーは吸い込
みボックス5bから吸い込んで回収することができる。
【0013】図3の実施例は、アッパーフロー方式の竪
型乾燥機を示すものであって、一対の乾燥炉2a,2b
のうち、ウエットゾーンとなる乾燥炉2aには入り口3
内の両側に熱風吹き出しボックス11が、出口4内の両
側に熱風吸い込みボックス12がそれぞれ設けてあり、
ドライゾーンとなる乾燥炉2bには出口4内の両側に熱
風吹き出しボックス11が、入り口3内の両側に熱風吸
い込みボックス12がそれぞれ設けてある。
【0014】
【発明の効果】上記のように本発明は、乾燥炉の入り口
と出口にそれぞれエアーカーテンボックスを設けると共
にエアーカーテンボックスから吹き出すエアーの温度を
乾燥炉内の温度との差が50℃以内になるように設定し
てあるので、エアーカーテンボックスから吹き出すエア
ーでエアーカーテンボックスの付近の空気の温度が低下
することを防ぐことができ、樹脂の低沸点成分がエアー
カーテンボックスの表面に析出して異物付着が発生する
ことを防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略断面図である。
【図2】同上の他の実施例の一部の概略図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 樹脂含浸基材 2 乾燥炉 3 入り口 4 出口 5 エアーカーテンボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂含浸基材を竪に長い乾燥炉に竪方向
    に通して加熱乾燥することによって乾燥をおこなうよう
    にした竪型乾燥機において、乾燥炉の入り口と出口にそ
    れぞれエアーカーテンボックスを設けると共にエアーカ
    ーテンボックスから吹き出すエアーの温度を乾燥炉内の
    温度との差が50℃以内になるように設定して成ること
    を特徴とする竪型乾燥機。
JP9464092A 1992-04-15 1992-04-15 竪型乾燥機 Withdrawn JPH05285961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9464092A JPH05285961A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 竪型乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9464092A JPH05285961A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 竪型乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05285961A true JPH05285961A (ja) 1993-11-02

Family

ID=14115871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9464092A Withdrawn JPH05285961A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 竪型乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05285961A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220593A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Okawara Mfg Co Ltd 連続式箱型乾燥機が具えられた乾燥設備
WO2012008327A1 (ja) * 2010-07-13 2012-01-19 パナソニック電工株式会社 シート加熱装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220593A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Okawara Mfg Co Ltd 連続式箱型乾燥機が具えられた乾燥設備
WO2012008327A1 (ja) * 2010-07-13 2012-01-19 パナソニック電工株式会社 シート加熱装置
CN103026159A (zh) * 2010-07-13 2013-04-03 松下电器产业株式会社 片加热装置
JP5645280B2 (ja) * 2010-07-13 2014-12-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 シート加熱装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10422577B2 (en) Oven for manufacturing a mineral wool product
RU2361830C2 (ru) Способ и устройство для изготовления многослойных стеклянных панелей
US20120328752A1 (en) Continuous oven with a cascading conveyor
CN101223113A (zh) 平面玻璃炉
US3351329A (en) Wire coating oven apparatus
US20180156539A1 (en) Drying oven for crosslinking a continuous mat of mineral or plant fibers
CN205878832U (zh) 一种纺织烘干设备
JPH01503552A (ja) 紙等のシート状物の乾燥方法
CN109959246A (zh) 一种模块化烘箱结构
US4316865A (en) Method for heat treatment of fibrous mats
JPH05285961A (ja) 竪型乾燥機
CN109595893A (zh) 一种烘干箱设备
US3758960A (en) Apparatus for drying materials
KR20150001089A (ko) 분체도장장치
CN210569762U (zh) 一种纺织生产用烘干装置
CN212205540U (zh) 一种红外热风复合烘干机
EP0098387A1 (en) High thermal efficiency automatic plant for roasting coffee or other products
CN109073238A (zh) 用于烹饪炉的冷却系统
CN206642973U (zh) 一种钢管衬塑预热设备
US4534120A (en) Dryer for a continuous textile fabric
CN110624797A (zh) 一种锂电池涂布机加热结构
CN219741823U (zh) 一种烟草加工干燥设备
CN219492629U (zh) 一种具有隔热结构的循环风机
CN218936838U (zh) 上下循环烘干房结构
CN215373393U (zh) 一种带有冷凝功能的闭式循环烘干系统

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990706