JP5644463B2 - 潤滑機構付きスイング式シフトフォークを備えた変速装置 - Google Patents

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本発明は、トラックなどの駆動系に用いられる変速装置において、潤滑油をカップリングスリーブへ正確に導く潤滑機構付きスイング式シフトを備えた変速装置に関する。
一般的に変速装置の変速比の変更は、目的の変速歯車の回転を出力軸に伝えることで起きる。実際には、目的の変速歯車を選ぶ操作により、シフトフォークが動作する。シフトフォークはカップリングスリーブの外周に設けた溝と摺動し、カップリングスリーブを出力軸方向に移動する。移動したカップリングスリーブは目的の変速歯車と噛み合い、変速歯車の回転と同期して回転する(以下カップリングという)。変速歯車は出力軸に遊嵌された歯車だが、カップリングスリーブが出力軸と一体回転するよう設けられているため、変速歯車の回転がカップリングスリーブを通じ出力軸へと伝わる。
少ない力でカップリングスリーブを移動させるため、シフトフォークの1つに二股状に
形成された腕部に回転軸を設けたスイング式シフトフォークがある。スイング式シフトフォークは回転軸を支点とし、カップリングスリーブを移動させるための摺動部を作用点としたテコの原理を用いて少ない力でカップリングスリーブを出力軸方向に移動することができる。
しかしながら、変速歯車とカップリングをしているカップリングスリーブを別の変速歯車とカップリングをするとき、スイング式シフトフォークの摺動部及びカップリングスリーブの溝は互いに、高荷重の力を受け、また、カップリングスリーブと歯車がカップリングしているときには互いに低荷重の摩擦力を受ける。その結果スイング式シフトフォークの摺動部及びカップリングスリーブの溝に摩耗が生じる虞がある。摩耗が生じるとシフト操作に悪影響をおよぼす。そのため、その摩耗を防止するため、スイング式シフトフォークの摺動部とカップリングスリーブの溝を潤滑する必要がある。
しかし、スイング式シフトフォークが障害となり、摺動部とカップリングスリーブの溝とを潤滑することは難しい。そこで、例えば図6に示すようにスイング式シフトフォーク80aを避けるようにオイルジェット機構を設け、カップリングスリーブ30aを狙ってオイルジェットを噴射する方法が用いられている。しかしこの方法ではスイング式シフトフォーク80aをよけるため左右のシフトポジションに合わせてノズル86、87が2本必要になり、ノズル86、87からは常時オイルジェットが噴射し続けるため、結果的に必要量の2倍ものオイルを噴射する。また、2つのノズル86、87と潤滑油移送路85が必要となり、部品点数が増加する。
そこでシフトフォークに潤滑油を放出させる方法として、シフトフォークの腕部の摺動部にオイル穴を開口し、そこから潤滑油を潤滑させる方法が提案されている(例えば特許文献1)。しかし、この方法では潤滑油がカップリングスリーブの溝やシフトフォークの摺動部などに充分に拡散しないという問題がある。
また、シフトフォークの腕部が二股に分かれる部分に設けたシフトロッドを中空に形成し、そこから潤滑油を供給し、シフトロッドに設けた噴射孔から潤滑油を噴射する方法が提案されている(例えば特許文献2)。しかし、この方法ではシフトロッドの製造にコストが掛かってしまうという問題がある。また、この方法では噴射方向が一定なため、回転軸まわりに揺動するスイング式シフトフォークに対しては、噴射孔が複数必要になるという問題もある。
特開2010−151184号公報 特開2005−265136号公報
上記の問題を解決するため発明者は二股状に形成された腕部に、回転自在に支持する回転軸を同一軸線上に2つ備えたシフトフォークが、回転軸まわりに揺動しながら、カップリングスリーブを出力軸方向へ移動するスイング式シフトフォークを備えた変速装置において、前記回転軸と同形状で先端部にノズルを形成したシャフトノズルを設け、カップリングスリーブへ向けて潤滑油を噴射するようにした構成を提案した。
しかし、変速装置の潤滑油は高粘性流体であり、またシャフトノズルとカップリングスリーブの距離が近いため潤滑油の拡散が難しいという問題が発生した。また、シャフトノズルを用いシフト機構全体を潤滑するためには、シャフトノズルに様々な方向へ向いた複数の噴射孔を製作する必要があり、この場合、設計段階での検討不足や加工誤差で必要な潤滑箇所からジェットが外れ潤滑不良を起こすという問題も発生した。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、スイング式シフトフォークを備えた変速装置において、潤滑不良の発生を抑えながら、カップリングスリーブとシフトフォークを正確に過不足無く潤滑することができる潤滑機構付きスイング式シフトフォークを備えた変速装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の潤滑機構付きスイング式シフトフォークを備えた変速装置は、二股状のシフトフォークに2つの回転軸を同一軸線上に配し、前記回転軸により回転自在に支持されたスイング式シフトフォークが、前記回転軸まわりに揺動しながら、その先端に取り付けられた摺動部を介して、カップリングスリーブを軸線方向にシフトさせる変速装置において、前記回転軸の一方又は両方を中空状に形成し、中空状の前記回転軸の前記カップルリングスリーブ側の先端部に噴射ノズル状の噴射部を形成し、前記
噴射部に隣接する前記スイング式シフトフォークの内壁を前記噴射部の噴射方向にえぐるようにえぐり部を形成し、前記噴射部が前記えぐり部のえぐり面に潤滑油をジェット状に噴射する構成である
この構成によれば、スイング式シフトフォークの内壁のえぐられた箇所に潤滑油を噴射することで、カップリングスリーブを正確に過不足無く潤滑することができる。
これは潤滑油をスイング式シフトフォークの内壁のえぐられた箇所に吹きかけることで潤滑油が拡散するからである。潤滑油はえぐられた箇所の面上を薄い膜状に広がり、えぐられた箇所のエッジより周囲へと放射状に流れ出る。高粘性流体の潤滑油でも液膜状となっているため、微粒化が促進する。潤滑油の噴射の勢いが強い場合は、潤滑油が壁面と衝突した瞬間にそのまま微粒化され霧状となる。いずれにしても、カップリングスリーブとシフトフォークに均一にオイルミストを拡散させることができる。
加えて、特に噴射孔の向きに対し潤滑油の到達位置が鈍感となるため、噴射部の噴射孔の加工精度により潤滑不良が発生する可能性を低下させることができる。つまり直接カップリングスリーブに向けて潤滑油を噴射する場合は噴射孔を正確に加工しなければ潤滑不良が発生する可能性があるが、えぐられた箇所に吹きかけることで潤滑油を拡散できるため、加工精度などによる潤滑不良の可能性は低くなる。
更に、前記回転軸を中空状にして、噴射ノズル状の噴射部を構成し、該噴射部がスイング式シフトフォークの内壁の前記えぐられた箇所に潤滑油を噴射するように構成することによって、従来のスイング式シフトフォークの回転軸の一方または両方を、同形状で先端部にノズルを設けた回転軸にするため、部品点数の増加を防ぐことができる。且つスイング式シフトフォークの内壁をえぐり、そのえぐられた箇所に向け潤滑油を噴射するため、構成部品数や加工の工数を増加させずに潤滑油を拡散させることができる。
さらに上記の潤滑機構付きスイング式シフトフォークを備えた変速装置において、前記噴射部が複数の噴射孔を備え、少なくともそのうちの1つが、スイング式シフトフォーク
の内壁の前記えぐられた箇所に潤滑油を噴射するように設けると、この構成により、複数の箇所に潤滑油を噴射することが可能となるため、カップリングスリーブ及びスイング式シフトフォークの全体を十分に潤滑することができる。
本発明によれば、高粘性流体である潤滑油をカップリングスリーブとシフトフォークに均一に拡散させ、回転軸にジェット潤滑ノズルを設けたスイング式シフトフォークを備えた変速装置の潤滑性能を高めることができる。また、ノズルの加工精度により発生する潤滑不良を抑えることができる。
本発明に係る形態の潤滑機構付きスイング式シフトフォークを備えた変速装置のスイング式シフトフォークを示した図である。 本発明に係る形態の潤滑機構付きスイング式シフトフォークを備えた変速装置のスイング式シフトフォークを示した断面図である。 本発明に係る形態の潤滑機構付きスイング式シフトフォークの内壁のえぐられた箇所を示した拡大図である。 本発明に係る形態の潤滑機構付きスイング式シフトフォークの内壁のえぐられた箇所を示した拡大図である。 従来技術の変速装置のスイング式シフトフォークを示した図である。 スイング式シフトフォークを備えた変速装置の内部を示した図である。 スイング式シフトフォークを備えた変速装置の変速比変更動作を示した図である。
以下、本発明に係る実施の形態の潤滑機構付きスイング式シフトフォークを備えた変速装置100(以下変速装置という)について、図面を参照しながら説明する。
先ず、本発明に係る変速装置100を説明する。図6に示すように、変速装置100は内燃機関(図示せず)からの動力を伝える入力軸51と、入力軸51に固定された歯車52と先端に噛合部53を設ける。歯車52は反転軸61の図中においての左端に固定された反転歯車62と噛み合い、反転軸61を回転駆動する。反転軸61には反転歯車62〜68は反転軸に固定され、反転軸と一体で回転する。
反転軸61の上部には出力軸59を、前記入力軸51と同軸上に設ける。出力軸59には変速歯車54〜58を遊嵌し、それらとカップリングするカップリングスリーブ30a、30b、30cを出力軸59と一体で回転して、出力軸59方向に移動するよう設ける。また、各カップリングスリーブ30a、30b、30cと組になるスイング式シフトフォーク10a、10b、10cを備える。
次に、本発明に係る変速装置の変速比変更動作を説明する。カップリングスリーブ30aを出力軸59方向に移動させるスイング式シフトフォーク10aは、シフト軸42と接合部14で接合している。シフト軸42はシフト作動部(シフトレバーもしくはシフト演算部など)とシフトピース(図示せず)を介して繋がっている。シフトチェンジ操作を受け、対応したシフト軸41、42、43が選ばれ、シフト軸41、42、43の動作によって、スイング式シフトフォーク10a、10b、10cが動作する。
図7で示すように、スイング式シフトフォーク10aは噴射部を設けた回転軸(以下、シャフトノズルという)20a及び回転軸20bを回転軸として、シフト軸42の移動距離分、揺動する。このシャフトノズル20a、回転軸20bを回転軸とした揺動によって、摺動部12a及び12bが溝31を摺動し、カップリングスリーブ30aを出力軸59方向に移動し、変速歯車56の噛合歯車36とカップリングスリーブ30aの噛合歯車33はカップリングする。
接合部1を力点、シャフトノズル20aと回転軸20bとの回転軸を支点、摺動部12a、12bを作用点としたてこの原理によって、カップリングスリーブ30aの軸方向の移動が可能となる。てこの原理を用いることにより、スイング式シフトフォーク10aは従来のシフトフォークに比べ少ない力でカップリングスリーブ30aを移動することができる。
カップリングスリーブ30aの噛合歯車32と変速歯車56の噛合歯車36が噛合し、これによって変速歯車56の回転はカップリングスリーブ30aを通じて、出力軸59に伝わり、出力軸59が回転する。動力は図7の矢印のように変速装置100内を伝わり、出力軸59から車輪などに伝わる。
次に本発明に係る実施の形態によるスイング式シフトフォーク10aの構成を説明する。図1、及び図2に示すように、スイング式シフトフォーク10aはカップリングスリーブ30aの外周に形成された溝31を円周方向に跨ぐ二股形状に形成された腕部11を設け、接合部14でシフト軸41と接合している。腕部11の各先端にカップリングスリーブ30aの外周に設けられた溝31を摺動する摺動部12a、12bを設ける。摺動部12a、12bは溝31の幅と略等しい幅を持つ。
摺動部12a、12bは常に溝31との摩擦により摩耗するため、耐摩耗性に優れた材料から形成することが好ましい。また、摺動部12a、12bは腕部11と一体に形成されてもよい。
スイング式シフトフォーク10aは腕部11の二股それぞれにシャフトノズル20a、回転軸20bを設ける。シャフトノズル20a、回転軸20bはスイング式シフトフォーク10aを回転自在に支持し、且つ同一軸線上に配され、スイング式シフトフォークの回転軸となる。また、シャフトノズル20aは、図3に示すように、潤滑油を噴射する噴射部24を設ける。噴射部24は、本発明に係る実施の形態において、潤滑油を噴射するノズルであるため、以下ノズル24という。つまり、シャフトノズル20aは、従来の回転軸と同形状で、先端部にノズル24を設けて、形成された回転軸である。シャフトノズル20aはスイング式シフトフォーク10aの軸受部17aに挿入され、変速装置のケース101に固定され、スイング式シフトフォーク10aの回転軸となる。
次に図3に示すように、腕部11のカップリングスリーブ30a側の内壁を、シャフトノズル20aの噴射孔28の上方にえぐりを入れ、えぐり部18を設ける。えぐり部18は、図3に示すように、スイング式シフトフォーク10aの腕部11をえぐった箇所である。えぐり部18の形状は、略半円球又は略回転放物面である。この形状は高粘性流体で
ある潤滑油がえぐり部18のエッジより、放射状に流れ出るために最適な形状だが、スイング式シフトフォーク10aの腕部11を略半円、又は略放物線形で切り取った形状に形成してもよい。また、えぐり部18の形状は前述した形状以外でも、高粘性流体である潤滑油が拡散できるものであればよい。
次に、図3に示すように、シャフトノズル20aは回転軸部21と固定部22とそれらを間の接合部23とからなる。回転軸部21はカップリングスリーブ30aの溝31に向けて潤滑油を噴射する噴射孔28を設けたノズル24を備える。また、回転軸部21はスイング式シフトフォーク10aの腕部11に設けた軸受部17aに挿入され、回転軸20bと共に、スイング式シフトフォーク10aを回転自在に支持する。
図4に示すように、えぐり部18に向けて潤滑油を噴射する噴射孔28だけでもよいが、カップリングスリーブ30aに向けて潤滑油を噴射する噴射孔25などを設けてもよい。複数の噴射孔を設けることで、よりシフト機構全体を潤滑することができる。
ノズル24はスロットルノズルやピントウノズルなど、潤滑油をジェット潤滑できるものであればよい。例えば回転軸部21の内部に球形の弁体と弁体を噴射孔と反対の方向へ付勢するバネを備えたバルブ機構を設けても良い。また、気液2相流を用いた潤滑油の噴射方法などを用いても良い。ノズル24及び噴射孔28はえぐり部18に潤滑油をジェット状に吹きかけられるものであればよい。
シャフトノズル20aの固定部22はシャフトノズル20aを変速装置100のケース101に固定する。固定部22はシャフトノズル20aをケース101に固定できればよい。例えば固定部22の係合部26にねじ山を設け、ケース101と螺合してもよい。また、軸受部17aにねじ溝を設け、回転軸部21にねじ山を設け、回転軸部1を軸受部17aに螺合してもよい。その場合は固定部22、又は接合部23のどちらかを回転自在になるように構成する。
図2に示すように、シャフトノズル20aはスイング式シフトフォーク10aの腕部11に回転軸20bと同一回転軸になるように軸受部17aに挿入され、腕部11の2箇所を回転自在に支持する。よってスイング式シフトフォーク10aはシャフトノズル20aと回転軸20bを回転軸にして、揺動することができる。シャフトノズル20aの構成はスイング式シフトフォーク10aの回転軸になり、その回転軸から潤滑油がカップリングスリーブへ向けて噴射できるものであれば、上述以外の方法を用いたものでもよい。
シャフトノズル20aは変速装置100のケース101の外部から挿設され、外部から直接潤滑油を供給されるため、他部品に設計変更を必要としない。
次に本発明に係る実施の形態によるカップリングスリーブ30aに向けた潤滑方法を説明する。図2に示すように、オイルポンプ16で加圧された潤滑油を、変速装置100の外部に設けた移送路15がシャフトノズル20aに移送する。圧送された潤滑油をシャフトノズル20aからシフトフォーク10aの内周、且つシャフトノズル20aの噴射孔28の上方に設けたえぐり部18に向けて噴射する。
噴射された潤滑油はえぐり部18のえぐり面上を薄い膜状に広がり、えぐり部18の縁より周囲へと放射に流れ出る。高粘性流体である潤滑油であっても液面状となっているため微粒化が促進する。カップリングスリーブ30aが左右どちらにシフトしても、えぐり部18からオイルミストが拡散しているため、カップリングスリーブ30aの溝31や噛合歯車32、33やスイング式シフトフォーク10aの摺動部12a、12bなどを潤
滑することができる。
カップリングスリーブ30aの溝31と摺動しているスイング式シフトフォーク10aの摺動部12a、12bも潤滑され、摩耗を防ぐことができる。潤滑に使用された潤滑油は、その後、変速装置100のケース101内を通りオイル貯め(図示せず)へ戻る。
本発明に係る実施の形態ではスイング式シフトフォークの一方をシャフトノズル20aとしたが、もう一方の回転軸にも設けることができる。その際、スイング式シフトフォーク10aの腕部11に設けられるえぐり部18も同様に、腕部11の二股状に形成されたもう一方に設けることができる。
また、変速装置100の外部に設けた移送路15及びオイルポンプ16から供給している潤滑油を変速装置100の潤滑系から供給することもできる。また、潤滑油を冷却することでカップリングスリーブ30aを潤滑すると共に、冷却することもできる。
本発明の潤滑機構付きスイング式シフトフォークを備えた変速装置は、カップリング動作などで摩耗するスイング式シフトフォークとカップリングスリーブを拡散させた潤滑油で正確かつ過不足無く潤滑することができるため、自動車などの駆動系の変速装置に適用できる。
100 潤滑機構付きスイング式シフトフォークを備える変速装置
10a、10b、10c スイング式シフトフォーク
11 腕部
12a、12b 摺動部
18 えぐり部
20a 噴射部を設けた回転軸(シャフトノズル)
20b 回転軸
24 ノズル
25、28 噴射孔
30a、30b、30c カップリングスリーブ
31 溝
41、42、43 シフト軸
54〜58 変速歯車

Claims (3)

  1. 二股状のシフトフォークに2つの回転軸を同一軸線上に配し、前記回転軸により回転自在に支持されたスイング式シフトフォークが、前記回転軸まわりに揺動しながら、その先端に取り付けられた摺動部を介して、カップリングスリーブを軸線方向にシフトさせる変速装置において、
    前記回転軸の一方又は両方を中空状に形成し、中空状の前記回転軸の前記カップルリングスリーブ側の先端部に噴射ノズル状の噴射部を形成し、前記噴射部に隣接する前記スイング式シフトフォークの内壁を前記噴射部の噴射方向にえぐるようにえぐり部を形成し、前記噴射部が前記えぐり部のえぐり面に潤滑油をジェット状に噴射する構成であることを特徴とする潤滑機能付きスイング式シフトフォークを備えた変速装置。
  2. 中空状の前記回転軸が変速装置のケースの外部から前記スイング式シフトフォークに挿設され、中空状の前記回転軸の前記ケースの外側の端部に前記ケースの外部に設けた潤滑油を移送する移送路が接続される構成であることを特徴とする請求項1に記載潤滑機能付きスイング式シフトフォークを備えた変速装置。
  3. 前記噴射部が複数の噴射孔を備え、少なくともそのうちの1つが、スイング式シフトフォークの内壁の前記えぐられた箇所に潤滑油を噴射するように設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の潤滑機能付きスイング式シフトフォークを備えた変速装置。
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