JP5644062B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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また、例えば、特許文献2〜4いずれかに記載されている画像処理装置は、画像記録をする際に、原稿の画像記録する必要のない領域(以下、「白領域」という。)を検出し、白領域では印字ヘッドを移動させず画像記録しない、いわゆるスキップ動作を行う。この技術により、記録速度すなわち印字ヘッドのプロット処理の生産性を向上させている。ここで、白領域とは、原稿の背景色の領域であり、例えば原稿の白色の領域である。また、記録媒体の白領域以外の領域をカラー領域(黒領域を含む)という。また、スキップ動作とは、インクジェット記録装置に限らず、全ての画像処理装置において、白領域を画像記録しないことをいう。
そこで、本発明は、上記のような問題を鑑みて、スキップ動作を行う構成が備わった画像処理装置において、長尺原稿の画像記録を行う場合であっても、短時間で画像記録を行う画像処理装置を提供することを目的とする。
また、読み取り部1は、ADF装置を具備しているので、セットされた原稿を順次搬送しながら走行体固定で読取ることができる。この場合は、原稿を搬送させながら、原稿後端を検出するため、原稿スキャン後に原稿のサイズが確定する。
画像データ処理部2は、読取り部1からの画像データに対し、各種画像処理を行う。その詳細は後述する。
バス制御回路部3は、画像処理装置100内で必要な画像データや制御コマンド等の各種データのやり取りを行うデータバスの制御装置であり、複数種のバス規格間のブリッジ機能を有している。本実施例では、バス制御回路部3と、画像データ処理部2および出力I/F処理部6とはPCIバスで接続されており、バス制御回路部3とHDD5とはATAバスで接続されており、バス制御回路部3と第1メモリ部4とはDDR2規格で接続されており、ASIC化されている。
第1メモリ部4は、複数種のバス規格間をブリッジする際の処理の速度差を吸収するために一時的にやりとりするデータを記憶したり、CPU10が画像処理装置100の制御を行う際に、プログラムや中間処理した画像データを一時的に記憶する揮発性メモリである。従って、CPU10は第1メモリ部4内に記憶した画像データを自由に読み書きできる。本実施例では、第1メモリ部4として、規格化されパーソナルコンピュータに使用されているDRAM(DIMM)を使用する。
出力I/F処理部6は、バス制御回路部3を介して第1メモリ部4から送信されるCMYKの画像データを受け取ると共に、出力部8にその画像データを送信する。その詳細は後述する。
出力部8は、出力I/F処理部6を介して第2メモリ部7からCMYKの画像データを順次受け取る。例えば、インクジェット方式を採用している場合には、インクジェットの印字ヘッドを走行させながらプロット処理を行い、記録媒体上に画像を記録する。
ROM14は、CPUが本デジタル画像処理装置の制御を行う際のプログラム(含むブート)が格納されるメモリである。
操作表示部9は、本デジタル画像処理装置とユーザのインターフェースを行う部分で、LCD(液晶表示装置)とキースイッチから構成され、装置の各種状態や操作方法をLCDに表示し、ユーザからのキースイッチ入力を検知する。本実施例ではPCI−Expressバスを介してCPU10と接続する。
受信部15(例えば、外部I/F回路部)はPCI−EXPRESSバスと外部の端末16(例えば、PC端末)を接続する装置である。受信部15により画像処理装置100は外部の端末と各種データのやり取りを行うことができる。例えば、その接続I/Fにネットワーク(イーサネット(登録商標))を使用すればよい。すなわち画像処理装置100は受信部15を介してネットワークに接続されている。なお、受信部15はなくてもよい。
外部端末16は例えばパーソナルコンピュータで、パーソナルコンピュータにインストールされたアプリケーションソフトやドライバを介して、ユーザは画像処理装置100に対して各種制御や画像データの入出力を行う。
その他、CPUは高速処理を求められるため、通常起動時にはROM14に記憶されたブートプログラムにてシステムを起動し、その後は高速にアクセス可能な第3メモリ部12に展開されたプログラムによって処理を行う。また、本実施例では前述の第1メモリ部4と同様にDRAM(DIMM)を使用する。
[複写動作]
ユーザが画像形成装置100を用いて原稿を記録媒体に複写する際には、ユーザは原稿を読取り部1にセットし、ユーザの所望する設定(ソート処理等)と動作開始の入力を操作表示部9から入力する。操作表示部9は入力された情報を、機器内部の制御コマンドデータに変換する。変換された制御コマンドデータはバスを介してCPU10に通知される。CPU10は動作開始の制御コマンドデータに従って、コピー動作に必要な設定や動作を順に行う。以下に動作プロセスを順に記す。
読取り部1は原稿をRGBの画像データとして読み取る。画像データ処理部2は、読み取られたRGBの画像データをCMYKの画像データに変換する。CMYKの画像データは、バス制御回路部3を介して一旦、第1メモリ部4に蓄積される。第1メモリ部4には複数ページ分の画像データが蓄積できるため、CPU10が画像データを管理することによりソート処理等を行うことができる。
次に、第1メモリ部4に蓄積された画像データは、バスと書き込みI/F処理部6を介して、出力部8に送られる。その後、出力部8は、インクジェットの印字ヘッドを走行させながらプロット処理を行い、記録媒体上にコピー画像を記録し、出力する。
認識処理手段50は、読取部1からの画像データを用いて、原稿認識処理を実施し、画素毎に特徴データ(この例では、絵柄領域や文字エッジ領域や網点領域)を得る。認識処理手段50は、各画素の濃度と周囲の濃度とを比較することにより、特徴データを判定する。なお認識処理手段50の処理については「特開2003−46772号公報」等に記載されている。
フィルタ処理手段51は、ユーザからの画質モードの設定に従い、画像データに対する空間周波数の補正処理を行う。フィルタ処理手段51は、例えば、「文字モード」が指定された場合は、文字をハッキリ再現するため鮮鋭化処理を行い、「写真モード」が指定された場合は、絵柄を滑らかに表現するため平滑化処理を行う。
次に、変倍処理手段53は、ユーザの指定に従って変倍処理(解像度変換)を行う。本実施例では読取り部1の走査密度が600dpi、出力部8の走査密度が600dpiである。また、ユーザにより等倍コピーを指定された場合には、変倍処理手段53は、変倍処理(解像度変換)を行わない。また、ユーザにより50%縮小コピーが指定された場合には、変倍処理手段53は、「600dpi→300dpi」に解像度変換する(画素数を半分にする)。そして、出力部8が、その変換された画像データを走査密度600dpiで記録媒体に記録(プロット)することにより50%縮小画像が形成される。
次に、階調処理手段54は、ユーザからの画質モードの設定に従い、画像データの階調変換処理を行う。例えば、ユーザが読取り部1の画素深度を8bit/pixeliと設定し、出力部8の画素深度を2bit/pixelと設定した場合には、階調処理手段54は「8bit/pixel→2bit/pixel」の変換を実施する。このときに指定された画質モードに従って処理方法を切り替える。例えば「文字モード」が選択された場合には、階調処理手段54は文字をハッキリさせるため誤差拡散法による擬似中間調処理を行う。また、「写真モード」が選択された場合には、階調処理手段54は、写真を滑らかに再現させるためディザ法による擬似中間調処理を行う。
(2)文字エッジ領域が原稿全体のA1%未満であり、かつ網点領域が原稿全体のA2%未満である場合・・・文字絵柄以外の原稿と判定
文字絵柄以外の原稿としては、白地原稿や、罫線フォーマットのみでカラー領域がない原稿(有効な情報が書き込まれていない原稿)などがある。
(3)文字エッジ領域が原稿全体のA1%以上であり、かつ網点領域が原稿全体のA2%以上である場合・・・文字および絵柄原稿と判定
(4)文字エッジ領域が原稿全体のA1%未満であり、かつ網点領域が原稿全体のA2以上である場合・・・絵柄原稿と判定
ここで、A1、A2をそれぞれ文字エッジ閾値、網点閾値とし、例えば、それぞれ「30」と設定すればよい。そして、バンド別条件判定手段712は、変倍処理手段53からの画像データを受信し、濃度連続性判定処理を行う。まず原稿種別が文字・絵柄以外である場合には(ステップS104のYes)、バンド別条件判定手段712は画像データに対して、第1連続性判定処理を行う(ステップS106)。
のYes)、バンド別条件判定手段712は、第2連続性判定処理を行う(ステップS116)。ここで、第2連続性判定処理とは、第1連続性判定処理とほぼ同様の処理であるが、2つのカウント条件において利用する閾値LEN1、CNT1の値が異なる。第2連続判定処理における閾値LEN1、CNT1は、いずれも第1連続性判定処理で用いる閾値LEN1、CNT1よりも大きい値に設定される。
図8に出力I/F処理部6の機能構成例を示す。図8を用いて、出力I/F処理部6の動作を説明する。出力I/F処理部6内のIJレンダリング処理手段61は、第1メモリ部4からのCMYKの画像データを、レンダリングされる前のバンドの画像データと当該バンドが白領域であるか否かの情報とを対応付けて受信する。そして、IJレンダリング処理手段61は、出力部8による記録処理を行うため(出力部8がインクジェット方式を採用している場合には、印字ヘッドのインク吹き出しノズルの配列に適応するため)の並べ替えを行う。
ステップS6において、IJレンダリング処理手段61は、出力部8の印字ヘッド(図示せず)のインク吹き出しノズルの配列に適応するための並び替えを行い、画像データをバンド単位で、当該バンドが白領域であるか否かを示す情報と対応付けて第2メモリ部7に格納していく。次に転送処理手段62は、出力部8の記録処理(インクジェット方式を採用している場合には印字ヘッドの走査)に合わせて、第2メモリ部7に格納された画像データを順次バンド単位で、当該バンドが白領域が否かの情報と対応付けて送出する。
また、第1判断部110は、原稿の読み取りと記録処置(プロット処理)を同時に行っていた場合に、判定結果メモリ72(レンダリング前の画像データのバンド)、または第2メモリ部7(レンダリング後の画像データのバンド)を逐次、監視する。以下では、第2メモリ部7(レンダリング前の画像データのバンド)を監視する場合を説明する。
図9に、画像データがバンド毎に第2メモリ部7に蓄積されること、および、画像データがバンド毎に第2メモリ部7から読み出すことを模式的に示す。図9では、バンドの画像データと当該バンドが白領域であるか否かの情報とが対応付けられていることは示さずに、白領域のバンドには、何も付さず、白領域以外のバンド(カラー領域のバンド)には、ハッチングを付す。
図9に示すように、ステップS8において、第1判断部110は、逐一、白領域のバンドの連続数(連続している数)が予め定められた第1連続数閾値B1(例えば10)より大であるか否かを判断する。以下の説明では、連続している白領域のバンドを白領域のバンド群という場合もある。図9の例では、白領域のバンドの連続数は11である。従って、第1連続数閾値B1を10と設定した場合には、第1判断部110は、バンドの連続数が予め定められた第1連続数閾値B1より大きいと判断する。
そして、第1判断部110は、大きいと判断した時(時点)から(ステップS8のYes)、第1所定時間T1経過するまでは、第2メモリ部7から前記各バンドと当該バンドが白領域であるか否かの情報を読み出させない。つまり、当該第1所定時間T1経過するまでは、判断部110は、出力部8に記録媒体に記録させない。具体的には、第1判断部110は、出力部8に対して、読み込み禁止信号を送信する。
そして、第1所定時間T1経過後に、第1判断部110は、第2メモリ部7から前記各バンドと当該バンドが白領域であるか否かの情報を読み出させる(ステップS12)。つまり、当該第1所定時間T1経過後に、判断部110は、出力部8に記録媒体に記録させる。具体的には、第1判断部110は、出力部8に対して、読み込み開始信号を送信する。
ここで、第1所定時間T1とは予め定められる時間であり、例えば、5msと定めてもよい。また、カラー領域のバンドが複数個(例えば5個)連続で第2メモリ部7(または、判定結果メモリ72)に記憶されるまでの時間としてもよい。
また、上述のように、出力部8はスキップ動作を行う。従って、CPU10は第2メモリ部7(または、判定結果メモリ72)の画像データが白領域のバンドであるかないかを判断し、白領域のバンドであった場合は、出力部8の転送処理の読み出し処理および出力部8の印字ヘッドの走査をスキップさせる。
白バンドの連続数が第1閾値B1より大きくない場合には(ステップS10のNo)、通常通り、出力部8が第2メモリ部7から画像データを読み出し、当該読み出した画像データを記録媒体に記録する。
ステップS2において、読み取り部1は原稿を画像データとして読み取る。ステップS4において、バンド別検出部71は、画像データを用いて、バンド毎に、原稿の白領域を検出する。ステップS6において、第2メモリ部7には、各バンドの画像データと、当該バンドが白領域であるか否かの情報とが対応付けられて記憶される。ステップS8において、第1判断部110は、白領域のバンドの連続数が予め定められた第1連続数閾値B1より大きいか否かを判断する。
第1判断部110が、白領域のバンドの連続数が第1連続数閾値B1より大きいと判断した(ステップS8のYes)時点から第1所定時間経過T1が経過するまでは、ステップS12において、第1判断部110は、出力部8に対して、第2メモリ部7から、各バンドの画像データと当該バンドが白領域であるか否かの情報を読み出させない。
第1判断部110が、白領域のバンドの連続数が第1連続数閾値B1より大きくないと判断した場合には(ステップS8のNo)、通常通り、ステップS10において、第1判断部110は、出力部8に対して、第2メモリ部7から、各バンドの画像データと当該バンドが白領域であるか否かの情報を読み出させる。
従って、原稿を読取ってメモリに画像データを蓄積するスピードv1に対して、メモリから画像データを読み出して記録媒体に記録するスピードv2が速くなることを抑止しながら、原稿1枚分の画像データを記録媒体に記録することができる。つまり、原稿を読取った画像データを第2メモリ部7に蓄積させながら、1ページ分の読み取りが終了しない内に、第2メモリ部7から画像データを読み出して記録媒体への記録処理(プロット処理)を開始できる。よって、長尺原稿等での1枚目のコピーが出来上がる時間を著しく改善することが可能である。
また、判定結果メモリ72、第1メモリ部4、第2メモリ部7では、各ブロックの画像データと、当該ブロックが白領域であるか否かを示す情報とが対応付けられて記憶されている。
そして、ページ別判定手段722が、判定結果メモリ72に、ページと当該ページが白領域か否かを示す情報とを対応付けて記憶させる。また、上述のように、バンド別検出部71は、白領域のバンドを検出する(ステップS201)。
また、第2所定時間T2>第3所定時間T3とすることが好ましい。また、第1所定時間T1と、第3所定時間T3とは等しくすることが好ましい。
このように、バンド別検出部71による白バンドの検出と、ページ別検出部73による白ページの検出を行うことで、実施例1と比較して、更に正確な白領域の検出を行うことができる。
また、バンド別検出部71と、ページ別検出部73とで処理を行う例を説明したが、ブロック別検出部75と、ページ別検出部73とで処理を行うこともできる。この場合の機能構成例として、図13記載のバンド別検出部71はブロック別検出部75に代替される。また、この場合の処理の流れとして、図14記載のステップS201の「バンド毎に白領域を検出」は「ブロック毎に白領域を検出」に代替され、ステップS202の「白バンドの連続数」は「白ブロックの連続数」に代替される。ただし、白ブロックとは白領域のブロックを示す。
また、上記では、バンド別検出部71とページ別検出部73との組み合わせについて説明したが、実施例2で説明したブロック別検出部75とページ別検出部73とを組み合わせてもよい。
また、1バンドは1ページと比べて領域面積が小さい。従って、バンド別長さ閾値LEN1は、ページ別長さ閾値LEN3よりも小さくするほうが好ましい。
[プリンタ動作]
ユーザが外部端末16に対して、電子データの印刷を指示すると、外部端末16のプリンタドライバソフトは、印刷指定された電子データのレンダリングを行い、例えば、CMYK各2ビットの画像データを生成する。外部端末16はネットワークを介して画像処理装置100にプリント要求信号と生成したCMYK各2ビットの画像データを送出する。画像データは受信部15に入力され、入力されたデータは、ノースブリッジ11を介してCPU10に送信される。CPU10は外部端末16からのプリント要求信号を受信すると、以下の処理を行う。
外部端末16よりの画像データは、受信部15、ノースブリッジ11、バス制御回路部3を介して第1メモリ部4に蓄積される。そして、第1メモリ部4に蓄積されたCMYK各2ビットの画像データは画像データ出力部2に送信される。画像データ出力部2は送信された画像データに対して白領域を検出する。その後の処理については、実施例1〜3で説明した通りなので省略する。
この実施例3のように、受信部15を設けることで、読み取り部1で読み取った画像データのみならず、外部端末16からの画像データに対しても、実施例1〜3で説明した処理を行うことができる。
マスク処理について説明すると、原稿処理装置で本の見開きをコピーする場合に、中央部に影が現れ、黒い画像が形成される。マスク処理とは、この形成される黒画像を削除する処理である。
F=S×(V−W×E)
ここで、Sを原稿の枚数とし、Wを1回のスキップ動作により削減できる時間とし、Vをスキップ動作がない場合の1枚の原稿の記録時間とする。そして、計算された計算時間は、操作表示部9に表示される。
Claims (4)
- 原稿を画像データとして読み取る読み取り部と、
前記画像データを用いて、前記原稿を副走査方向に所定幅で分割したバンド毎に、前記原稿の白領域を検出するバンド別検出部と、
各バンドの画像データと、当該バンドが当該バンド別検出部で検出された白領域であるか否かの情報とが対応付けられて記憶されるメモリ部と、
前記メモリ部から、各バンドの画像データと当該バンドが前記白領域であるか否かの情報とを読み出し、前記白領域以外のバンドの画像データを記録媒体に記録し、前記白領域のバンドをスキップする出力部と、を有する画像処理装置において、
前記画像データを用いて、前記原稿のページ毎に前記白領域を検出するページ別検出部と、
前記白領域のバンドの連続数が予め定められた第1連続数閾値より大きいか否かを判断する第1判断部と、
前記白領域のページの連続数が予め前記第1連続数閾値より高く定められた第2連続数閾値より大きいか否かを判断する第2判断部を有し、
前記第1判断部は、
前記白領域のバンドの連続数が予め定められた第1連続数閾値より大きいと判断した時から第1所定時間の間は、前記出力部に対して前記メモリ部から各バンドの画像データの読み出しを禁止し、当該第1所定時間経過後、前記出力部に前記メモリ部から前記各バンドの画像データと、当該バンドが白領域であるか否かの情報を読み出させ、記録媒体への記録を行わせること、
前記第2判断部は、
前記白領域のページの連続数が予め定められた第2連続数閾値より大きいと判断した時から、第1所定時間より長く定められた第2所定時間の間は、前記出力部に対して前記メモリ部から各ページの画像データの読み出しを禁止し、当該第2所定時間経過後に、
または前記第2判断部が前記白領域のページの連続数が予め定められた前記第2連続数閾値より大きくないと判断し、かつ前記第1判断部が前記白領域のバンドの連続数が予め前記第2連続数閾値より低く定められた第1連続数閾値より大きいと判断した時から、第1所定時間と同様の第3所定時間の間は、前記出力部に対して前記メモリ部から各バンドの画像データの読み出しを禁止し、当該第3所定時間経過後、前記出力部に前記メモリから前記各バンドと、当該バンドが白領域であるか否かの情報を読み出させ、記録媒体への記録を行わせることを特徴とする画像処理装置。 - 原稿を画像データとして読み取る読み取り部と、
前記画像データを用いて、前記原稿の副走査方向、主走査方向にそれぞれ第1所定幅、第2所定幅を有するブロック単位で、前記原稿の白領域を検出するブロック別検出部と、
各ブロックの画像データと、当該ブロックが当該ブロック別検出部で検出された白領域であるか否かの情報とが対応付けられて記憶されるメモリ部と、
前記メモリ部から、各ブロックの画像データと当該ブロックが前記白領域であるか否かの情報とを読み出し、前記白領域以外のブロックの画像データを記録媒体に記録し、
前記白領域のブロックをスキップする出力部と、を有する画像処理装置において、
前記画像データを用いて、前記原稿のページ毎に前記白領域を検出するページ別検出部と、
前記白領域のブロックの連続数が予め定められた第1連続数閾値より大きいか否かを判断する第1判断部と、
前記白領域のページの連続数が予め前記第1連続数閾値より高く定められた第2連続数閾値より大きいか否かを判断する第2判断部とを有し、
前記第1判断部は、
前記白領域のブロックの連続数が予め定められた第1連続数閾値より大きいと判断した時から第1所定時間の間は、前記出力部に対して前記メモリ部から各ブロックの画像データの読み出しを禁止し、当該第1所定時間経過後、前記出力部に前記メモリから前記各ブロックの画像データと、当該ブロックが白領域であるか否かの情報を読み出させ、記録媒体への記録を行わせること、
前記第2判断部は、
前記白領域のページの連続数が予め定められた第2連続数閾値より大きいと判断した時から、第1所定時間より長く定められた第2所定時間の間は、前記出力部に対して前記メモリ部から各ページの画像データの読み出しを禁止し、当該第2所定時間経過後に、
または前記第2判断部が前記白領域のページの連続数が予め定められた前記第2連続数閾値より大きくないと判断し、かつ前記第1判断部が前記白領域のブロックの連続数が予め前記第2連続数閾値より低く定められた第1連続数閾値より大きいと判断した時から、第1所定時間と同様の第3所定時間の間は、前記出力部に対して前記メモリ部から各ブロックの画像データの読み出しを禁止し、当該第3所定時間経過後、前記出力部に前記メモリから前記各ブロックと、当該ブロックが白領域であるか否かの情報を読み出させ、記録媒体への記録を行わせることを特徴とする画像処理装置。 - 前記出力部は、前記メモリ部から白領域以外の画像データを読み出した後、前記出力部のプロット手段が起動されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記スキップの回数から記録媒体に記録する時間を計算する計算部を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像処理装置。
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