JP5643910B1 - 短繊維用繊維処理剤及びその利用 - Google Patents
短繊維用繊維処理剤及びその利用 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5643910B1 JP5643910B1 JP2014093906A JP2014093906A JP5643910B1 JP 5643910 B1 JP5643910 B1 JP 5643910B1 JP 2014093906 A JP2014093906 A JP 2014093906A JP 2014093906 A JP2014093906 A JP 2014093906A JP 5643910 B1 JP5643910 B1 JP 5643910B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- fiber
- treatment agent
- weight
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M13/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M13/10—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with compounds containing oxygen
- D06M13/165—Ethers
- D06M13/17—Polyoxyalkyleneglycol ethers
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M13/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M13/244—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with compounds containing sulfur or phosphorus
- D06M13/282—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with compounds containing sulfur or phosphorus with compounds containing phosphorus
- D06M13/292—Mono-, di- or triesters of phosphoric or phosphorous acids; Salts thereof
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M15/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M15/19—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
- D06M15/37—Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D06M15/53—Polyethers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
Description
近年、紡績糸の生産性向上の観点から、前記紡績工程の高速化が進んでいる。たとえば、カード工程では、従来の紡出速度は100m/min程度であったが、近年の紡出速度は150m/min以上である。また、精紡工程では、従来のスピンドル回転数は16000rpm程度であったが、近年のスピンドル回転数は20000rpm以上である。
紡績工程の速度向上に伴い、繊維−金属間摩擦及び静電気発生量が高くなるため、紡績各工程の高速化に対応できる短繊維用繊維処理剤の必要性が高まっている。そこで、高速化に対応した繊維処理剤が開発されている(特許文献1)。特許文献1に記載された繊維処理剤は、カード工程又は精紡工程では紡績性の向上が認められてきた。
かかるコイリング性不良の原因を調査したところ、特許文献1に記載の高速化対応繊維処理剤は、練条スライバーとコイラープレート間の摩擦が低すぎることが判明した。
そこで、本発明の目的は、高速練条でのコイリング性に優れる短繊維用繊維処理剤と、該処理剤が付与された短繊維とを提供することである。
前記aが1〜10及び前記bが1〜10であると好ましい。
処理剤の不揮発分全体に占める炭素数6〜8のアルキル燐酸エステルカリウム塩の重量割合が3重量%未満であると好ましい。
前記重量比率(A/B)が0.01〜2であると好ましい。
本発明の短繊維は、下記一般式(1)で表される化合物(A)及び下記一般式(2)で表される化合物(B)が繊維本体に付与されてなる短繊維であって、
前記化合物(A)及び前記化合物(B)の重量比率(A/B)が0.01〜3である。
化合物(A)は、本発明に必須の成分である。化合物(A)は、絶乾性状が固体であり、吸湿性に優れる。固体の多くは集束性が不足する傾向にあるが、化合物(A)は、固体であるにも拘わらず吸湿性に優れるため、集束性が適度にある。
本発明の課題である練条コイリング性は、練条スライバーとコイラープレートとの摩擦が低く、且つ、スライバー形状の維持のための繊維−繊維間摩擦が適度でなければならない。化合物(A)が繊維処理剤中に一定量含まれると、当該処理剤が付与された繊維は、練条コイリング性に優れる。化合物(A)が全く含まれない場合には、繊維−繊維間摩擦が低すぎて練条コイリング性が低下し、化合物(A)が一定量超含まれる場合には、繊維−繊維間摩擦及び繊維−金属間摩擦が高いために、練条コイリング性が低下する。
化合物(A)が集束性に優れる理由は定かではないが、後述する化合物(E)であるモノアルキル燐酸ホスフェート塩及び後述する化合物(D)であるジアルキル燐酸ホスフェート塩と比較して、化合物(A)の分子量が大きいため、繊維−繊維を集束する分子間力が大きいことによるものと推定している。
一般式(1)中、R1は炭素数16〜18の直鎖のアルキル基である。当該アルキル基としては、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基が挙げられ、練条コイリング性の観点からオクタデシル基が好ましい。R1が16未満では、摩擦が低すぎるために練条コイリング性の観点から不適である。R1が18超では、摩擦が高すぎるために練条コイリング性の観点から不適である。
一般式(1)中、Q1は水素原子、アルカリ金属塩又は炭素数16〜18の直鎖のアルキル基である。アルカリ金属塩としては、カリウム塩、ナトリウム塩が挙げられ、カリウム塩が練条コイリング性の観点から好ましい。
一般式(1)中、Q2は水素原子またはアルカリ金属塩である。アルカリ金属塩としては、カリウム塩、ナトリウム塩が挙げられ、カリウム塩が練条コイリング性の観点から好ましい。
〔31P−NMR法〕
測定試料不揮発分約30mgを直径5mmのNMR用試料管に秤量し、重水素化溶媒として約0.5mlの重水(D2O)を加え溶解させて、31P−NMR測定装置(BRUKER社製AVANCE400,162MHz)で測定した。
化合物(A)に由来する燐元素のピークは、−5〜−15ppmにて検出される。
化合物(B)は、本発明に必須の成分である。化合物(B)は、化合物(A)を乳化する機能を有するため、化合物(B)は、化合物(A)と特定の比率で併用使用することで、化合物(A)を繊維上に均一に付与することができる。
また、化合物(B)は適度な繊維−繊維間摩擦を有するため、化合物(A)と特定の比率で併用使用することで、練条コイリング性に優れる。
上記一般式(2)式中、R2は炭素数8〜18のアルキル基、アルケニル基又はアリール基を示し、直鎖または分枝鎖のいずれの構造から構成されていてもよい。
R2がアルキル基である場合には、繊維−繊維間摩擦が適度であり、練条コイリング性が優れる理由から、炭素数は8〜18であり、10〜16が好ましく、11〜15より好ましい。
当該アルキル基は直鎖または分枝鎖のいずれの構造から構成されていてもよいが、練条コイリング性の観点から、分岐及び直鎖の混合であることが好ましい。
一般式(2)中、a=1以上かつb=1以上の場合、化合物(B)は、エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドをランダム付加させた後、エチレンオキサイド付加させて製造することができる。ランダム付加とは、オキシプロピレン基およびオキシエチレン基が無秩序に共重合して配列された付加状態になっていることを言う。
なお、上記EO(10)は、ポリオキシエチレン(10モル)を意味し、上記PO(2)は、ポリオキシプロピレン(2モル)を意味し、上記PO(2)/EO(3)は、ポリオキシエチレン(3モル)及びポリオキシプロピレン(2モル)のランダム付加を意味する。
本発明の繊維処理剤は、次の一般式(3)で表されるポリオキシエチレンアルキルアミノエーテル(C)(以後、POEアルキルアミノエーテルということがある。)を含有してもよい。POEアルキルアミノエーテル(C)は、化合物(A)を乳化する機能及び制電性を有する。POEアルキルアミノエーテル(C)が化合物(A)を乳化する機能が優れる理由としては、アミノ基の非共有電子対が、化合物(A)の水酸基やアルカリ金属塩に配位することによるものと推定している。
本発明の繊維処理剤は、次の一般式(4)で表される化合物(D)をさらに含有してもよい。化合物(D)は、ジアルキル燐酸エステル及び/又はジアルキル燐酸エステル塩である。本発明の繊維処理剤が、化合物(D)をさらに含むと、練条コイリング性が向上する。
化合物(D)は、繊維−繊維間摩擦が高く、繊維処理剤中に一定量含有されることで、処理剤が繊維に対して適度な繊維−繊維間摩擦を付与することができ、その結果、練条コイリング性が優れるものとなる。
一般式(4)中、M1は水素原子またはアルカリ金属塩である。アルカリ金属塩としては、カリウム塩、ナトリウム塩が挙げられ、カリウム塩が練条コイリング性の観点から好ましい。
化合物(D)に由来する燐元素のピークは、+4〜−1ppmにて検出される。化合物(D)、化合物(E)及び無機燐酸に由来する燐元素のピークは、いずれも+4〜−1ppmにて検出されるが、低磁場側から、無機燐酸、化合物(E)、化合物(D)の順に帰属が決定される。
本発明の繊維処理剤は、次の一般式(5)で表される化合物(E)をさらに含有していてもよい。化合物(E)は、モノアルキル燐酸エステル塩及び/又はモノアルキル燐酸エステルである。化合物(E)は、繊維−繊維間摩擦が適度に低く、繊維処理剤中に一定量含有されることで、処理剤が繊維に対して適度な繊維−繊維間摩擦を付与することができ、その結果、練条コイリング性が優れるものとなる。
一般式(5)中、M2およびM3は、それぞれ独立して、水素原子またはアルカリ金属塩である。アルカリ金属塩としては、カリウム塩、ナトリウム塩が挙げられ、カリウム塩が練条コイリング性の観点から好ましい。
化合物(E)に由来する燐元素のピークは、+4〜−1ppmにて検出される。化合物(D)、化合物(E)及び無機燐酸に由来する燐元素のピークは、いずれも+4〜−1ppmにて検出されるが、低磁場側から、無機燐酸、化合物(E)、化合物(D)の順に帰属が決定される。
本発明の繊維処理剤は、上記で説明した化合物(A)、化合物(B)、POEアルキルアミノエーテル(C)、化合物(D)、化合物(E)の他に、その他成分を含有してもよい。
その他成分としては、本発明の効果を損なわない範囲で、たとえば、水;他の界面活性剤;消泡剤;防腐剤;脂肪酸アルキルエステル、パラフィンワックス、ジメチルシリコーン成分等の平滑剤等を挙げることができる。特に、合成繊維製造のための仕上工程で使用される場合、本発明の繊維処理剤が平滑剤をさらに含むことがある。
本発明の繊維処理剤が水をさらに含む水性液(エマルション)になっていると、外観安定性および流動性という点で好ましい。
本発明の短繊維用繊維処理剤は、処理剤が付与されていない原料短繊維に対して付与するための繊維処理剤である。
前記原料短繊維の繊維長は、9〜64mmが好ましく、13〜51mmがより好ましく、20〜44mmがさらに好ましく、31〜38mmが特に好ましい。繊維長が9mm未満及び64mm超であると、高速練条コイリング性が低下する可能性がある。
前記原料短繊維の太さは、一般にデシテックス(以後、dtexで表現する)という単位で表されるが、0.7〜4.0dtexが好ましく、0.8〜3.0dtexがより好ましく、0.9〜2.0dtexがさらに好ましく、1.0〜1.5dtexが特に好ましい。0.7dtex未満では、カード通過性が低下するために、高速練条コイリング性が低下する可能性がある。4.0dtex超では、集束性が低下するために、高速練条コイリング性が低下する可能性がある。
なお、本発明における不揮発分とは、処理剤を105℃で熱処理して溶媒等を除去し、恒量に達した時の絶乾成分をいう。
無機燐酸に由来する燐元素のピークは、+4〜−1ppmにて検出される。化合物(D)、化合物(E)及び無機燐酸に由来する燐元素のピークは、いずれも+4〜−1ppmにて検出されるが、低磁場側から、無機燐酸、化合物(E)、化合物(D)の順に帰属が決定される。
ここでいう、処理剤の不揮発分の吸湿率は、次のようにして測定する。
(ア)絶乾した直径6cmのガラスシャーレを用意し、重量を測定する(W1)
(イ)前記シャーレに不揮発分が5重量%の繊維処理剤の水性液を20g入れ、3日間風乾した後、105℃、2時間で絶乾し、絶乾した処理剤を得る。この重量(絶乾した処理剤+ガラスシャーレ)を測定する(W2)。
(ウ)前記絶乾した処理剤を20℃、65%RHの環境で3日間放置し、吸湿した処理剤を得る。この重量(吸湿した処理剤+ガラスシャーレ)を測定する(W3)。
吸湿率は次の式(1)の通りに計算する。
吸湿率(重量%)=(W3−W2)/(W2−W1)×100 (1)
化合物(A)の重量割合が、化合物(A)、化合物(D)、化合物(E)及び無機燐酸の合計重量に対して、1〜30重量%が好ましく、2〜25重量%がより好ましく、3〜20重量%がさらに好ましく、4〜15重量%が特に好ましく、5〜13重量%が最も好ましい。
化合物(E)の重量割合が、化合物(A)、化合物(D)、化合物(E)及び無機燐酸の合計重量に対して、10〜50重量%が好ましく、15〜45重量%がより好ましく、20〜40重量%がさらに好ましい。
無機燐酸の重量割合が、化合物(A)、化合物(D)、化合物(E)及び無機燐酸の合計重量に対して、1.0重量%以下が好ましく、0.5重量%がより好ましく、0.2重量%がさらに好ましく、0.1重量%以下が特に好ましい。
本発明の短繊維用繊維処理剤は、紡績用であると、本願効果が発揮され易いことから好ましい。
本発明の短繊維用繊維処理剤は、化合物(A)を特定の比率で含有することを特徴とするが、本発明の短繊維用繊維処理剤の製造方法としては、有機燐酸化合物製造時に化合物(A)の含有比率を調整し、その後、化合物(B)等を配合する方法が挙げられる。
具体的には、有機燐酸化合物は、有機ヒドロキシル化合物と無水燐酸とを反応させて反応物を得る工程(I)を行う。その後、水を前記反応物に添加して加水分解する工程(II)を行うことで、有機燐酸化合物に含まれる化合物(A)の比率を調整することができる。
前記反応物に添加する水の量は、前記有機ヒドロキシル化合物に対して、0.01〜1モルが好ましく、0.03〜0.8モルがより好ましく、0.05〜0.5モルがさらに好ましく、0.07〜0.3モルが更に好ましい。0.01モル未満及び1モル超では、化合物(A)の量の調節が困難となる場合がある。
本発明の繊維処理剤は、さらに好ましくは、化合物(A)、化合物(D)、化合物(E)を含む水性液と、化合物(B)およびその他成分とを予め混合して得られる混合液と、必要に応じてその他成分とを混合することによって製造される。
本発明の短繊維は、原料短繊維に対して、本発明の短繊維用繊維処理剤が付与されたものである。
本発明の短繊維は、別の形態として、前記化合物(A)及び前記化合物(B)が繊維本体に付与されてなる短繊維であって、前記化合物(A)及び前記化合物(B)の重量比率(A/B)が0.01〜3である、短繊維である。
前記化合物(A)及び前記化合物(B)の重量比率(A/B)は0.01〜3であり、0.01〜2が好ましく、0.03〜1がより好ましく、0.07〜0.8がさらに好ましく、0.1〜0.5が特に好ましく、0.2〜0.4が最も好ましい。0.01未満では、化合物(A)の重量が少ないために、練条コイリング性向上の効果は得られない。3超では、繊維−金属間摩擦が適度にならないため、練条コイリング性の効果は得られない。
複合繊維の組み合わせとしては、ポリオレフィン系樹脂/ポリオレフィン系樹脂の場合、例えば、高密度ポリエチレン/ポリプロピレン、直鎖状高密度ポリエチレン/ポリプロピレン、低密度ポリエチレン/ポリプロピレン、プロピレンと他のα−オレフィンとの二元共重合体または三元共重合体/ポリプロピレン、直鎖状高密度ポリエチレン/高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン/高密度ポリエチレン等が挙げられる。また、ポリオレフィン系樹脂/ポリエステル系樹脂の場合、例えば、ポリプロピレン/ポリエチレンテレフタレート、高密度ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート、直鎖状高密度ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート、低密度ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート等が挙げられる。また、ポリエステル系樹脂/ポリエステル系樹脂の場合、例えば、共重合ポリエステル/ポリエチレンテレフタレート等が挙げられる。さらにポリアミド系樹脂/ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂/ポリアミド系樹脂等からなる繊維も挙げられる。
これらの中でも、原料繊維がポリエステル繊維であれば、つや消し剤として内添している酸化チタンの量が適切でない場合には、特に練条コイリング性が低下する傾向にあることから、原料繊維がポリエステル繊維であることが、好ましい。
ポリエステル繊維中に含まれる前記酸化チタンの重量割合は、本願効果をより発揮し易い観点から、1500〜4000ppmが好ましく、1700〜3500ppmがより好ましく、2000〜3000ppmがさらに好ましい。
本発明の短繊維の太さは、一般にデシテックス(以後、dtexで表現する)という単位で表されるが、0.7〜4.0dtexが好ましく、0.8〜3.0dtexがより好ましく、0.9〜2.0dtexがさらに好ましく、1.0〜1.5dtexが特に好ましい。0.7dtex未満では、カード通過性が低下するために、高速練条コイリング性が低下する可能性がある。4.0dtex超では、集束性が低下するために、高速練条コイリング性が低下する可能性がある。
本発明の短繊維は、本願効果を発揮し易い観点から、紡績用であることが好ましい。
燐酸化合物中の化合物(A)、化合物(D)、化合物(E)及び無機燐酸の比率を、31P−NMR測定方法により測定した。
測定試料不揮発分約30mgを直径5mmのNMR用試料管に秤量し、重水素化溶媒として約0.5mlの重水(D2O)を加え溶解させて、31P−NMR測定装置(BRUKER社製AVANCE400,162MHz)で測定した。
化合物(A)に由来する燐元素のピークは、−5〜−15ppmにて検出される。
化合物(D)、化合物(E)及び無機燐酸に由来する燐元素のピークは、いずれも+4〜−1ppmにて検出されるが、低磁場側から、無機燐酸、化合物(E)、化合物(D)の順に帰属が決定される。
帰属後、積分比率から化合物(A)、無機燐酸、化合物(E)及び化合物(D)の比率を計算した。
まず、化合物(A)、化合物(D)、化合物(E)及び無機燐酸の混合物である有機燐酸化合物を次のように製造した。
ステアリルアルコール250gを1リットルフラスコに仕込み、攪拌しながら徐々に無水燐酸52.6g(ステアリルアルコール1モルに対してP2O5として0.40モルに相当)を投入し、80℃を保持したまま、3時間攪拌した。その後、イオン交換水(1)1.7g(ステアリルアルコール1モルに対して0.1モルに相当)を投入し、80℃で30分〜1時間攪拌した。微褐色透明未中和物が得られた。
イオン交換水(2)441.7g及び50%重量濃度KOH溶液106.5gを別の1リットルフラスコに仕込み、攪拌しながら、前記未中和物を徐々に投入し、白色ペースト(不揮発分40%、水分60%)を得た。
当該白色ペーストの組成を31P−NMRで確認すると、化合物(A)が、前記白色ペーストの不揮発分全体に対して3重量%、化合物(D)が、前記白色ペーストの不揮発分全体に対して54.9重量%、化合物(E)が、前記白色ペーストの不揮発分全体に対して42重量%、無機燐酸が、前記白色ペーストの不揮発分全体に対して0.1重量%であることが確認された。
イオン交換水(1)の量を表1の量に変更する以外は製造例1と同様にして、製造例2及び製造例3の燐酸化合物を得た。得られた化合物(A)、化合物(D)、化合物(E)及び無機燐酸の比率は、表1に示す通りであった。
ステアリルアルコールをセチルアルコールに変更し、イオン交換水(1)の量を表1の量に変更する以外は製造例1と同様にして、製造例4〜6の燐酸化合物を得た。得られた化合物(A)、化合物(D)、化合物(E)及び無機燐酸の比率は、表1に示す通りであった。
ステアリルアルコール(純度99%以上)250gを1リットルフラスコに仕込み、攪拌しながら徐々に無水燐酸65.7g(ステアリルアルコール1モルに対してP2O5として0.50モルに相当)を投入し、80℃を保持したまま、3時間攪拌した。その後、イオン交換水(1)4g(ステアリルアルコール1モルに対して0.25モルに相当)を投入し、80℃で30分〜1時間攪拌した。微褐色透明未中和物が得られた。
イオン交換水(2)457.4g及び50%重量濃度KOH溶液171gを別の1リットルフラスコに仕込み、攪拌しながら、前記未中和物を徐々に投入し、白色ペースト(不揮発分40%、水分60%)を得た。当該白色ペーストの組成を31P−NMRで確認すると、化合物(A)、化合物(D)、化合物(E)及び無機燐酸の比率は、表1に示す通りであった。
(製造例8)
ステアリルアルコール(純度99%以上)250gを1リットルフラスコに仕込み、攪拌しながら徐々に無水燐酸59.3g(ステアリルアルコール1モルに対してP2O5として0.45モルに相当)を投入した。無色透明未中和物が得られた。
イオン交換水(2)444.4g及び50%重量濃度KOH溶液129.6gを別の1リットルフラスコに仕込み、攪拌しながら、前記未中和物を徐々に投入し、白色ペースト(不揮発分40%、水分60%)を得た。当該白色ペーストの組成を31P−NMRで確認すると、化合物(A)、化合物(D)、化合物(E)及び無機燐酸の比率は、表1に示す通りであった。
A−2 ポリセチル燐酸エステルカリウム塩
C−1 POE(10)アルキル(C12〜13)アミノエーテル
C−2 POE(7)アルキル(C12〜13)アミノエーテル
C−3 POE(12)アルキル(C12)アミノエーテル
D−1 ジステアリル燐酸エステルカリウム塩
D−2 ジセチル燐酸エステルカリウム塩
E−1 モノステアリル燐酸エステルカリウム塩
E−2 モノセチル燐酸エステルカリウム塩
F−1 パラフィンWAX乳化物(融点125°Fのもの。)
F−2 ジメチルシリコーン乳化物(粘度350cStのジメチルシリコーンを乳化したもの。)
X−1 ポリヘキシル燐酸エステルカリウム塩
X−2 ジヘキシル燐酸エステルカリウム塩
X−3 モノヘキシル燐酸エステルカリウム塩
オープナーにより処理剤付与綿を開繊し、カード機を用いてカーディングして、カードスライバーを得た。
30℃×80%RHの雰囲気下、カードスライバーを練条機(原織機製作所)に供し、紡出速度=700m/分の条件で5回通過させた。得られた練条スライバーのコイリング性を目視で判定した。判定基準は、次の通りで、○以上を合格とした。
◎:外観が非常に良好
○:コイリングフォームに1〜3箇所の乱れが見られる。
×:コイリングフォームに4箇所以上の乱れが見られる。
下記の図1の4のゴムローラーから3cm離れた走行スライバーより1cmのところで春日式電位差測定装置で走行スライバーの静電気量を測定する。
また、以下の評価基準で○以上を合格とした。
◎:2.0(kv)未満(非常に良好)
○:2.0以上10.0(kv)未満(良好)
×:10(kv)超(不良)
一方、比較例1〜5では、燐酸化合物である化合物(D)及び化合物(E)を含むが化合物(A)を含まない場合(比較例1)、化合物(A)が処理剤の不揮発分全体に対して30重量%を超えている場合(比較例2)、無機燐酸の量が処理剤の不揮発分全体に対して1重量%を超えている場合(比較例3)、化合物(A)は含有しているが化合物(A)及び前化合物(B)の重量比率(A/B)が0.01〜3の範囲にない場合(比較例4)、化合物(A)を含有せず、化合物(B)のみを含有する場合(比較例5)には、高速練条コイリング性が劣っていた。
2 カードスライバー
3 ガイド
4 ニップローラー
5 コイラープレート
6 練条ケンス
7 練条スライバー
8 コイリングフォームに乱れのないスライバー
9 コイリングフォームに乱れのあるスライバー
Claims (5)
- 短繊維用繊維処理剤であって、
下記一般式(1)で表される化合物(A)、下記一般式(2)で表される化合物(B)、下記一般式(4)で表される化合物(D)及び下記一般式(5)で表される化合物(E)を必須に含有し、
処理剤の不揮発分全体に占める前記化合物(A)の重量割合が1〜16重量%であり、
処理剤の不揮発分全体に占める前記化合物(D)の重量割合が25〜50重量%であり、
処理剤の不揮発分全体に占める前記化合物(E)の重量割合が20〜40重量%であり、
前記化合物(A)及び前記化合物(B)の重量比率(A/B)が0.01〜0.70であり、
処理剤の不揮発分全体に占める無機燐酸の重量割合が1重量%以下である、
繊維処理剤。
- 前記処理剤の不揮発分の吸湿率が1〜15重量%である、請求項1に記載の繊維処理剤。
- 前記aが1〜10及び前記bが1〜10である、請求項1又は2に記載の繊維処理剤。
- 処理剤の不揮発分全体に占める炭素数6〜8のアルキル燐酸エステルカリウム塩の重量割合が3重量%未満である、請求項1〜3のいずれかに記載の繊維処理剤。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の繊維処理剤が繊維本体に付与されてなる、短繊維。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014093906A JP5643910B1 (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | 短繊維用繊維処理剤及びその利用 |
PCT/JP2014/080844 WO2015166603A1 (ja) | 2014-04-30 | 2014-11-21 | 短繊維用繊維処理剤及びその利用 |
CN201480065628.8A CN105793486B (zh) | 2014-04-30 | 2014-11-21 | 短纤维用纤维处理剂及其应用 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014093906A JP5643910B1 (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | 短繊維用繊維処理剤及びその利用 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5643910B1 true JP5643910B1 (ja) | 2014-12-17 |
JP2016065322A JP2016065322A (ja) | 2016-04-28 |
Family
ID=52139182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014093906A Active JP5643910B1 (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | 短繊維用繊維処理剤及びその利用 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5643910B1 (ja) |
CN (1) | CN105793486B (ja) |
WO (1) | WO2015166603A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6345846B1 (ja) * | 2017-05-26 | 2018-06-20 | 竹本油脂株式会社 | 弾性繊維用処理剤及び弾性繊維の製造方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09228245A (ja) * | 1996-02-20 | 1997-09-02 | Toray Ind Inc | ポリエステル繊維 |
JP2005054333A (ja) * | 2003-08-07 | 2005-03-03 | Takemoto Oil & Fat Co Ltd | 合成繊維処理剤の低濃度水性液の調製方法、合成繊維処理剤の低濃度水性液及び合成繊維の処理方法 |
WO2006049188A1 (ja) * | 2004-11-01 | 2006-05-11 | Teijin Techno Products Limited | パラ型芳香族ポリアミド短繊維 |
JP2008063713A (ja) * | 2006-08-09 | 2008-03-21 | Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd | 繊維処理剤およびこれを用いた合成繊維の製造方法 |
JP2011021308A (ja) * | 2009-06-19 | 2011-02-03 | Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd | 繊維処理剤および合成繊維の製造方法 |
JP2011089235A (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-06 | Teijin Techno Products Ltd | 芳香族ポリアミド短繊維及びそれからなる紡績糸 |
JP2011174198A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Teijin Techno Products Ltd | 芳香族ポリアミド短繊維 |
JP5500745B1 (ja) * | 2013-08-19 | 2014-05-21 | 竹本油脂株式会社 | 合成繊維用処理剤、合成繊維の処理方法及び合成繊維 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005098124A1 (ja) * | 2004-04-07 | 2005-10-20 | Matsumoto Yushi-Seiyaku Co., Ltd. | 繊維処理剤、これを用いたポリエステル短繊維及び不織布 |
-
2014
- 2014-04-30 JP JP2014093906A patent/JP5643910B1/ja active Active
- 2014-11-21 CN CN201480065628.8A patent/CN105793486B/zh active Active
- 2014-11-21 WO PCT/JP2014/080844 patent/WO2015166603A1/ja active Application Filing
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09228245A (ja) * | 1996-02-20 | 1997-09-02 | Toray Ind Inc | ポリエステル繊維 |
JP2005054333A (ja) * | 2003-08-07 | 2005-03-03 | Takemoto Oil & Fat Co Ltd | 合成繊維処理剤の低濃度水性液の調製方法、合成繊維処理剤の低濃度水性液及び合成繊維の処理方法 |
WO2006049188A1 (ja) * | 2004-11-01 | 2006-05-11 | Teijin Techno Products Limited | パラ型芳香族ポリアミド短繊維 |
JP2008063713A (ja) * | 2006-08-09 | 2008-03-21 | Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd | 繊維処理剤およびこれを用いた合成繊維の製造方法 |
JP2011021308A (ja) * | 2009-06-19 | 2011-02-03 | Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd | 繊維処理剤および合成繊維の製造方法 |
JP2011089235A (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-06 | Teijin Techno Products Ltd | 芳香族ポリアミド短繊維及びそれからなる紡績糸 |
JP2011174198A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Teijin Techno Products Ltd | 芳香族ポリアミド短繊維 |
JP5500745B1 (ja) * | 2013-08-19 | 2014-05-21 | 竹本油脂株式会社 | 合成繊維用処理剤、合成繊維の処理方法及び合成繊維 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN105793486A (zh) | 2016-07-20 |
JP2016065322A (ja) | 2016-04-28 |
CN105793486B (zh) | 2017-09-22 |
WO2015166603A1 (ja) | 2015-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101886334B (zh) | 聚丙烯纺丝用油剂 | |
CN105780467B (zh) | 一种涤纶短纤维油剂 | |
TWI617714B (zh) | 聚烯烴系合成纖維用處理劑、其水性液、聚烯烴系合成纖維之處理方法、聚烯烴系合成纖維及熱黏不織布 | |
JP6408749B2 (ja) | 短繊維用繊維処理剤及びその利用 | |
JP4970187B2 (ja) | 繊維処理剤およびこれを用いた合成繊維の製造方法 | |
CN107002348A (zh) | 合成纤维用处理剂及其利用 | |
JP6401229B2 (ja) | 合成繊維用処理剤及び延伸糸の製造方法 | |
JP6454047B1 (ja) | ビスコースレーヨン不織布用処理剤及びビスコースレーヨン | |
JP6605833B2 (ja) | 不織布製造用処理剤とその利用 | |
JP6132966B1 (ja) | スパンレース用繊維処理剤及びスパンレース不織布の製造方法 | |
JP6408186B1 (ja) | ポリオレフィン系合成繊維処理剤及びポリオレフィン系合成繊維 | |
JP2020073741A (ja) | 繊維処理剤、それが付着した透水性繊維および不織布の製造方法 | |
JP6871238B2 (ja) | 不織布製造用処理剤及びその利用 | |
JP5643910B1 (ja) | 短繊維用繊維処理剤及びその利用 | |
JP2018159163A (ja) | 弾性繊維用処理剤及び弾性繊維 | |
JP4681934B2 (ja) | 合成繊維用処理剤及び合成繊維の処理方法 | |
CN102277732B (zh) | 再生合成纤维用处理剂及其处理再生合成纤维的方法 | |
JP2023044596A (ja) | 撥水繊維用処理剤及びその利用 | |
JP5651033B2 (ja) | 紡績糸製造用繊維処理剤およびその用途 | |
JP4709327B2 (ja) | 抄紙用合成繊維処理剤、抄紙用合成繊維の製造方法、および抄紙不織布の製造方法 | |
JP2014101586A (ja) | 抄紙用合成繊維処理剤、抄紙用合成繊維の製造方法及び抄紙不織布の製造方法 | |
JP7319748B1 (ja) | 合成繊維用処理剤含有組成物、合成繊維用第1処理剤含有組成物、合成繊維用第2処理剤含有組成物、合成繊維用処理剤の希釈液の調製方法、合成繊維の処理方法、及び合成繊維 | |
JP2023010233A (ja) | 短繊維用処理剤、短繊維用処理剤の水性液、短繊維の処理方法、短繊維の製造方法、及び短繊維 | |
JP6249321B1 (ja) | 合成繊維用処理剤、合成繊維及び合成繊維の処理方法 | |
JP3897325B2 (ja) | 合成繊維処理剤及び合成繊維処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141007 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141031 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5643910 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |