JP5639123B2 - シングル差動変換回路 - Google Patents

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Description

本発明は、シングル入力信号を差動出力信号に変換するシングル差動変換回路に関する。
シングル入力信号を差動出力信号に変換するシングル差動変換回路は、例えば特許文献1に示すような計装増幅回路(インスツルメンテーション・アンプ、Instrumentation amplifier)などに使われている。
図3は、従来のシングル差動変換回路の構成を示す回路図である。図3に示すように、従来のシングル差動変換回路100は、2個の演算増幅器110,120と、3個の抵抗素子131,132,133と、から構成されている。
演算増幅器110は、非反転入力端子にシングル入力信号Vinが入力され、反転入力端子と出力端子との間に抵抗素子131(抵抗値R1)が接続され、出力端子から一方の差動出力信号Vpが出力される。演算増幅器120は、非反転入力端子が接地され、反転入力端子と出力端子との間に抵抗素子133(抵抗値R3)が接続され、出力端子から他方の差動出力信号Vnが出力される。演算増幅器110の反転入力端子と演算増幅器120の反転入力端子との間には、抵抗素子132(抵抗値R2)が接続されている。
演算増幅器110の反転入力端子の電圧は、非反転入力端子のシングル入力信号Vinが仮想的短絡した電圧であり、演算増幅器120の反転入力端子の電圧は、非反転入力端子の接地電位が仮想的短絡した電圧なので、演算増幅器110の反転入力端子と演算増幅器120の反転入力端子との間に流れる電流I1は、I1=Vin/R2となる。差動出力信号Vpの電圧は、Vp=Vin+I1×R1=Vin+(Vin/R2)×R1=Vin×(R1+R2)/R2であり、差動出力信号Vnの電圧は、Vn=−I1×R3=−Vin×R3/R2である。
差動出力信号Vpと差動出力信号Vnとが互いに反転した信号(Vp=−Vn)となるためには、抵抗値R1,R2,R3が(R1+R2)/R2=R3/R2、すなわちR3=R1+R2となるように設定すればよい。
ところで、従来のシングル差動変換回路100では、シングル入力信号Vinとして扱える信号レベルはシングル差動変換回路100に供給される電源電圧で決まるため、シングル入力信号Vinをレベルシフトする必要がある。特に、演算増幅器110,120及び抵抗素子131,132,133が同一の半導体基板上に集積化されLSI化されている場合には、外部からどのような信号レベルのシングル入力信号Vinでも対応できるようにしておく必要がある。
この問題を解決するために、例えば図4に示すような基準電圧Vcomに基づきレベルシフトが可能なシングル差動変換回路200を構成することができる。シングル差動変換回路200は、シングル入力信号Vinと演算増幅器110の非反転入力端子との間にコンデンサ140を接続し、演算増幅器110の非反転入力端子と演算増幅器120の非反転入力端子との間に抵抗素子134とコモンバッファアンプ150とが直列に接続されている。
特開昭59−188516号公報(図1)
しかしながら、従来の方法では、コモンバッファアンプ150を追加するため、コモンバッファアンプ150を構成する素子の分だけチップサイズが増加し、さらに消費電力も増加してしまうという課題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
上述した課題を解決するために、本発明のある態様によるシングル差動変換回路は、シングル入力信号を、互いに反転した第1の出力信号と第2の出力信号に変換するシングル差動変換回路であり、非反転入力端子にシングル入力信号が入力され出力端子から前記第1の出力信号が出力される第1の演算増幅器と、非反転入力端子に基準信号が入力され出力端子から前記第2の出力信号を出力する第2の演算増幅器と、前記第1の演算増幅器の反転入力端子と出力端子との間に接続された第1の抵抗素子と、前記第1の演算増幅器の反転入力端子と前記第2の演算増幅器の反転入力端子との間に接続された第2の抵抗素子と、前記第2の演算増幅器の反転入力端子と出力端子との間に接続された第3の抵抗素子と、前記第1の演算増幅器の非反転入力端子と前記第2の演算増幅器の反転入力端子との間に接続された第4の抵抗素子と、を含む、ことを特徴とする。
この構成によれば、コモンバッファアンプを追加することなくレベルシフトが可能なシングル差動変換回路を実現できるので、チップサイズを抑え、さらに消費電力を抑えることができる。
上述した課題を解決するために、本発明の他の態様によるシングル差動変換回路は、前記第1の抵抗素子の抵抗値R1と前記第2の抵抗素子の抵抗値R2と前記第3の抵抗素子の抵抗値R3と前記第4の抵抗素子の抵抗値R4とを、R3=(R1+R2)×R4/(R2+R4)の関係を満たすようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、第1の差動出力信号と第2の差動出力信号とを互いに反転した信号として出力することができ、コモンバッファアンプを追加することなくレベルシフトが可能なシングル差動変換回路を実現できるので、チップサイズを抑え、さらに消費電力を抑えることができる。
上述した課題を解決するために、本発明の他の態様によるシングル差動変換回路は、前記シングル入力信号はコンデンサを介して前記第1の演算増幅器の非反転入力端子に入力されることを特徴とする。
上述した課題を解決するために、本発明の他の態様によるシングル差動変換回路は、前記第1の演算増幅器、前記第2の演算増幅器、前記第1の抵抗素子、前記第2の抵抗素子、前記第3の抵抗素子及び前記第4の抵抗素子が同一の半導体基板上に集積化されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1の差動出力信号と第2の差動出力信号とを互いに反転した信号として出力することができ、コモンバッファアンプを追加することなくレベルシフトが可能なシングル差動変換回路を実現できるので、チップサイズを抑え、さらに消費電力を抑えることができる。
本発明の第1の実施形態に係るシングル差動変換回路の構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係るシングル差動変換回路の動作を示す波形図である。 従来のシングル差動変換回路の構成を示す回路図である。 従来のレベルシフトが可能なシングル差動変換回路の構成を示す回路図である。
以下、シングル差動変換回路の実施形態について図面に従って説明する。以下に参照する各図において、他の図と同等部分は同一符号を付して説明する。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態に係るシングル差動変換回路の構成について、図1を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係るシングル差動変換回路の構成を示す回路図である。
図1に示すように、シングル差動変換回路1は、第1の演算増幅器110と、第2の演算増幅器120と、第1の抵抗素子131と、第2の抵抗素子132と、第3の抵抗素子133と、第4の抵抗素子134と、コンデンサ140と、を備えており、シングル入力信号Vinと基準信号Vcomに基づき第1の差動出力信号Vpと第2の差動出力信号Vnを出力する。
シングル入力信号Vinは、コンデンサ140を介して第1の演算増幅器110の非反転入力端子に入力される。基準信号Vcomは、第2の演算増幅器120の非反転入力端子に入力される。第1の抵抗素子131は、第1の演算増幅器110の反転入力端子と出力端子との間に接続されている。第2の抵抗素子132は、第1の演算増幅器110の反転入力端子と第2の演算増幅器120の反転入力端子との間に接続されている。第3の抵抗素子133は、第2の演算増幅器120の反転入力端子と出力端子との間に接続されている。第4の抵抗素子134は、第1の演算増幅器110の非反転入力端子と第2の演算増幅器120の反転入力端子との間に接続されている。第1の差動出力信号Vpは、第1の演算増幅器110の出力端子から出力される。第2の差動出力信号Vnは、第2の演算増幅器120の出力端子から出力される。
演算増幅器110の反転入力端子の電圧は、非反転入力端子のシングル入力信号Vinが仮想的短絡した電圧であり、演算増幅器120の反転入力端子の電圧は、非反転入力端子の基準信号Vcomが仮想的短絡した電圧である。演算増幅器110の反転入力端子と演算増幅器120の反転入力端子との間に流れる電流I1は、I1=(Vin−Vcom)/R2となる。演算増幅器110の非反転入力端子と演算増幅器120の反転入力端子との間に流れる電流I2は、I2=(Vin−Vcom)/R4なる。
ここで、説明の簡略化のために基準信号Vcomの電位を0Vとすると、電流I1はI1=Vin/R2、電流I2はI2=Vin/R4となる。
第1の差動出力信号Vpの電圧は、Vp=Vin+I1×R1=Vin+(Vin/R2)×R1=Vin×(R1+R2)/R2であり、第2の差動出力信号Vnの電圧は、Vn=−(I1+I2)×R3=−(Vin/R2+Vin/R4)×R3=−Vin×((R2+R4)/(R2×R4))×R3である。
第1の差動出力信号Vpと第2の差動出力信号Vnとが互いに反転した信号(Vp=−Vn)となるためには、抵抗値R1,R2,R3,R4が(R1+R2)/R2=((R2+R4)/(R2×R4))×R3、すなわちR3=(R1+R2)×R4/(R2+R4)となるように設定すればよい。
次に、第1の実施形態に係るシングル差動変換回路の動作について、図2を参照して説明する。図2は、第1の実施形態に係るシングル差動変換回路の動作を示す波形図である。
図2は、一例として、シングル差動変換回路1のコンデンサ140の容量を1μF、抵抗素子131〜134の抵抗値をR1=R2=10kΩ、R4=100kΩ、R3=(10k+10k)×100k/(10k+100k)≒18.1818kΩ、とし、シングル入力信号Vinに0±0.1Vの正弦波を入力し、基準信号Vcomの電位を0Vに設定した場合である。
時点t1で、シングル入力信号Vinが0.1Vに達すると、電流I1=0.1/10k=10μA、電流I2=0.1/100k=1μAとなり、第1の差動出力信号Vp=(0.1+10μ×10k)V=0.2V、第2の差動出力信号Vn=−(10μ+1μ)×(18.1818k)≒−0.2Vとなる。
次に、時点t3で、シングル入力信号Vinが−0.1Vに達すると、電流I1=−0.1/10k=−10μA、電流I2=−0.1/100k=−1μAとなり、第1の差動出力信号Vp=(−0.1−10μ×10k)V=−0.2V、第2の差動出力信号Vn=−(−10μ−1μ)×(18.1818k)≒0.2Vとなる。
以上に述べた本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態では、第1の差動出力信号Vpと第2の差動出力信号Vnとを互いに反転した信号(Vp=−Vn)として出力することができ、コモンバッファアンプを追加することなくレベルシフトが可能なシングル差動変換回路1を実現できるので、チップサイズを抑え、さらに消費電力を抑えることができる。
1 シングル差動変換回路
100 シングル差動変換回路
110 第1の演算増幅器
120 第2の演算増幅器
131 第1の抵抗素子
132 第2の抵抗素子
133 第3の抵抗素子
134 第4の抵抗素子
140 コンデンサ
150 コモンバッファアンプ
200 シングル差動変換回路

Claims (4)

  1. シングル入力信号を、互いに反転した第1の出力信号と第2の出力信号に変換するシングル差動変換回路であり、
    非反転入力端子に前記シングル入力信号が入力され出力端子から前記第1の出力信号が出力される第1の演算増幅器と、
    非反転入力端子に基準信号が入力され出力端子から前記第2の出力信号を出力する第2の演算増幅器と、
    前記第1の演算増幅器の反転入力端子と出力端子との間に接続された第1の抵抗素子と、
    前記第1の演算増幅器の反転入力端子と前記第2の演算増幅器の反転入力端子との間に接続された第2の抵抗素子と、
    前記第2の演算増幅器の反転入力端子と出力端子との間に接続された第3の抵抗素子と、
    前記第1の演算増幅器の非反転入力端子と前記第2の演算増幅器の反転入力端子との間に接続された第4の抵抗素子と、
    を含む、
    ことを特徴とするシングル差動変換回路。
  2. 請求項1に記載のシングル差動変換回路において、前記第1の抵抗素子の抵抗値R1と前記第2の抵抗素子の抵抗値R2と前記第3の抵抗素子の抵抗値R3と前記第4の抵抗素子の抵抗値R4とを、R3=(R1+R2)×R4/(R2+R4)の関係を満たすようにしたことを特徴とするシングル差動変換回路。
  3. 請求項1または2に記載のシングル差動変換回路において、前記シングル入力信号はコンデンサを介して前記第1の演算増幅器の非反転入力端子に入力されることを特徴とするシングル差動変換回路。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のシングル差動変換回路において、前記第1の演算増幅器、前記第2の演算増幅器、前記第1の抵抗素子、前記第2の抵抗素子、前記第3の抵抗素子及び前記第4の抵抗素子が同一の半導体基板上に集積化されていることを特徴とするシングル差動変換回路。
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