JP5638910B2 - 超軟質発泡体の製造方法 - Google Patents
超軟質発泡体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5638910B2 JP5638910B2 JP2010229635A JP2010229635A JP5638910B2 JP 5638910 B2 JP5638910 B2 JP 5638910B2 JP 2010229635 A JP2010229635 A JP 2010229635A JP 2010229635 A JP2010229635 A JP 2010229635A JP 5638910 B2 JP5638910 B2 JP 5638910B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam
- mold
- ultra
- soft foam
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
ニトロソ化合物としては、例えば、ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)が挙げられる。
ヒドラジン誘導体としては、例えば、p,p’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)(OBSH)、パラトルエンスルホニルヒドラジド(TSH)、ヒドラゾジカルボンアミド(HDCA)等が挙げられる。
テトラゾール化合物としては、例えば、5−フェニルテトラゾール、1−Hテトラゾール塩、1,4−ビステトラゾール等が挙げられる。
有機系熱分解型発泡剤としては、さらに、トリヒドラジノトリアジン等も挙げられる。炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム等が挙げられる。亜硝酸塩としては、例えば亜硝酸アンモニウムが挙げられる。これらは、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の実施例および比較例においては、以下に示す物質を原料として用いた。
(B)ポリオルガノハイドロジェンシロキサン(商品名:CR100、分子中にSiH基を5〜6個有するポリシロキサン系硬化剤、(株)カネカ製):25重量部
(C)エタノール:10重量部
(D)ビス(1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン)白金錯体触媒(白金含有率3wt%、イソプロピルアルコール溶液):0.06重量部
上記の原料(A)〜原料(D)を攪拌混合して、発泡体原料を調合した。
(実施例1)
図6に示す、表面を厚さ50マイクロメートルのPTFEでコーティングしたアルミ製の上型14(内寸法:500mm×350mm×深さ25mm、注入口:内径30mm、開口部:丸穴内径5mm、丸穴個数900個、開口部合計面積の割合:10%)に、表面を厚さ50マイクロメートルのPTFEでコーティングしたアルミ製の下型15(内寸法:500mm×350mm×深さ25mm、開口部:丸穴内径5mm、丸穴個数900個)を取り付け、上型14の上部に剥離型として厚さ0.5mmの塩化ビニールシート16を乗せ、更にステンレス製の固定板18を乗せた。
離型時の観察から、発泡体はキャビティー内に概ね充満した状態で成形されていた。得られた発泡体の硬度をアスカーFP型硬度計で測定した結果、硬度は8度であった。
上型14の内寸法が350mm×350mm×深さ5mm、開口部の丸穴個数630個(開口部合計面積の割合:10%)、下型15の内寸法が350mm×350mm×深さ5mm、開口部の丸穴個数630個(開口部合計面積の割合:10%)であり、組み立てたモールド型のキャビティー内寸法が350mm×350mm×10mm、発泡体原料の注入量が140gとなる以外は全て実施例1と同じ工程で発泡体を作製し実施例2とした。離型時の観察から、発泡体はキャビティー内に概ね充満した状態で成形されていた。得られた発泡体の硬度をアスカーFP型硬度計で測定した結果、硬度は8度であった。
上型14と下型15の開口部の丸穴個数が250個(開口部合計面積の割合:4%)である以外は全て実施例2と同じ工程で発泡体を作製し比較例2とした。離型時の観察から、発泡体はキャビティー内に概ね充満した状態で成形されていた。得られた発泡体の硬度をアスカーFP型硬度計で測定した結果、硬度は9度であった。
上型14と下型15に開口部が存在しない以外は全て実施例1と同じ工程で発泡体を作製し比較例1とした。離型時の観察から、発泡体はキャビティー内で収縮した状態で成形されていた。上型14の内面と塩化ビニ−ルシート16表面に発泡体原料の硬化物が付着しており、成形時にキャビティー内が一度発泡体で充満されたのが確認された。得られた発泡体の硬度をアスカーFP型硬度計で測定した結果、硬度は9度であった。
上型14と下型15に開口部が存在しない以外は全て実施例2と同じ工程で発泡体を作製し比較例2とした。離型時の観察から、発泡体はキャビティー内で収縮した状態で成形されていた。上型14の内面と塩化ビニ−ルシート16表面に発泡体原料の硬化物が付着しており、成形時にキャビティー内が一度発泡体で充満されたのが確認された。得られた発泡体の硬度をアスカーFP型硬度計で測定した結果、硬度は10度であった。
実施例1の発泡体と比較例1の発泡体の寸法を測定し、体積収縮率を算出した結果を表1に示す。ここで、体積収縮率は以下の計算式
体積収縮率(%)=100×{1−(発泡体の体積/モールド型のキャビティー内容積)}
から算出した。
実施例2、3の成形品と比較例2の成形品の通気度を、JIS K6400−7 A法に基づいて測定した結果を表2に示す。表2のように、開口部合計面積の割合が10%である実施例2の発泡体の通気量は7.7cm3/cm2/secであった。一方、表面がスキン層に覆われた比較例2の発泡体の通気量は0.6cm3/cm2/secであった。さらに、開口部合計面積の割合が4%である実施例3の発泡体の通気量は3.1cm3/cm2/secであった。これらの比較から、開口部合を設けることで体積収縮を少なくすることが出来、また通気度も確保できることがわかった。
2 上型
3 下型
4a、4b 剥離型
5a、5b 開口部
6 注入口
7 開口部と剥離型の接触部に形成される空間
8 開口部に嵌合できる形状の剥離型凸部
9,10 キャビティー内に注入された発泡体原料(熱硬化性液状樹脂組成物)
11 剥離型に付着したスキン層
12 発泡体の通気口
13 成形品
14 実施例および比較例で使用する上型
15 実施例および比較例で使用する下型
16,17 実施例および比較例で使用する剥離型
18,19 実施例および比較例で使用する固定板
Claims (3)
- 熱硬化性液状樹脂組成物をモールド型に注入して、このモールド型を加熱して硬化、あるいは発泡硬化させることによる超軟質発泡体の製造方法に関し、キャビティー内面に発泡体との接着性が強い面と、発泡体の離型性が強い面を有し、且つ、この接着性が強い面と離型性が強い面を分離することが可能な構造を持つモールド型を使用することを特徴とする超軟質発泡体の製造方法であって、
熱硬化性液状樹脂組成物が、(A)分子中に少なくとも1個のヒドロシリル化反応可能なアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰り返し単位が飽和炭化水素系又はオキシアルキレン系単位からなる重合体、(B)硬化剤、(C)発泡剤、(D)ヒドロシリル化触媒、を主成分とする液状の発泡性組成物であることを特徴とする超軟質発泡体の製造方法。 - (B)硬化剤が、分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有する化合物であることを特徴とする請求項1に記載の超軟質発泡体の製造方法。
- (C)発泡剤が、重炭酸塩と有機酸または有機酸塩からなる化学発泡剤あるいはヒドロシリル基と反応して水素を発生させる活性水素基含有化合物であることを特徴とする請求項1または2に記載の超軟質発泡体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010229635A JP5638910B2 (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 超軟質発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010229635A JP5638910B2 (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 超軟質発泡体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012081655A JP2012081655A (ja) | 2012-04-26 |
JP5638910B2 true JP5638910B2 (ja) | 2014-12-10 |
Family
ID=46241048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010229635A Expired - Fee Related JP5638910B2 (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 超軟質発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5638910B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007230168A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Hayashi Engineering Inc | 樹脂発泡成形体の製造方法および樹脂発泡成形体 |
-
2010
- 2010-10-12 JP JP2010229635A patent/JP5638910B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012081655A (ja) | 2012-04-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2011508020A5 (ja) | ||
JP2007516108A5 (ja) | ||
JP2007516107A5 (ja) | ||
JP2011505471A5 (ja) | ||
JP2009209678A5 (ja) | ||
CN108473709A (zh) | 改性有机硅树脂发泡体 | |
JP6043467B2 (ja) | クロロプレンゴム発泡体及びその製造方法 | |
JP2009074041A (ja) | 発泡体及びその製造方法 | |
US3468991A (en) | Production of foamed articles | |
JP5638910B2 (ja) | 超軟質発泡体の製造方法 | |
JP5823878B2 (ja) | 発泡性液状樹脂組成物および発泡体 | |
JP2009091541A (ja) | 軟質発泡体及びその製造方法 | |
JP2010239478A (ja) | スピーカー用振動板、およびその製造方法 | |
JP6976657B2 (ja) | シリコーンゴムスポンジの製造方法 | |
JP2013072052A (ja) | クロロプレンゴム連続気泡体及びその製造方法 | |
JP2012122021A (ja) | 発泡性液状樹脂組成物および発泡体 | |
JP7310799B2 (ja) | 表皮、表皮の製造方法、および積層体 | |
JP3399845B2 (ja) | 制振性樹脂連続気泡体及びその製造方法 | |
JP2004196996A (ja) | 独立気泡成形体用樹脂組成物及び独立気泡成形体 | |
JP2003282501A (ja) | 研磨用パッド | |
JP7552035B2 (ja) | 表皮、表皮の製造方法、および積層体 | |
CN109109252A (zh) | 一种高密度聚氨酯发泡仪表台研发方法 | |
JP2520386B2 (ja) | 積層発泡体とその製造方法 | |
JPH06298980A (ja) | 可撓性一体成形ポリウレタンフォームから成る成形品を製造する方法 | |
JP5638885B2 (ja) | 変成シリコーン樹脂発泡体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130822 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140602 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140610 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140716 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20140716 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140930 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141023 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5638910 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |