以下、添付図面を参照して、更に説明する。
〔収納体の間仕切り構造の一実施形態〕
まず、図1〜図8を参照して、本発明に従う収納体の間仕切り構造の一実施形態について説明する。図1において、例えば、一戸建て家屋の二階部分が二間続きの大きな室内空間2として形成され、その長手方向(図1において左右方向)中央部に、インフィルとしての収納体4,6を用いた間仕切り構造8が設置されている。この収納体の間仕切り構造8については、後述する。
間仕切り構造8がない状態では、図1から理解される如く、二階部分が二間続きの一つの大きな空間2として利用される。例えば、子供が小さいときには、広い空間が好まれるので、この二間続きの空間2として利用される。一方、子供が中学生程度に大きくなると、各子供専用の空間が好まれ、図1に示すように間仕切り構造8が設置され、このように間仕切り構造8を設置することによって、図1において左側の第1室10と、図1において右側の第2室12に仕切られ、第1及び第2室10,12が独立した個室として利用される。例えば、第1室10に勉強机14、ベッド17を置いて一人の子供部屋として利用し、また第2室12にも勉強机14,ベッド17を置いて他の一人の子供部屋として利用することができる。
間仕切り構造8に用いる収納体として例えば本棚、収納棚、家具などを用いることができ、第1室10に設置された例えば本棚が第1収納体4として機能し、その収納開口部が第1室10側に向き、この本棚の背面部が第2室12の壁部として機能する。また、第2室12に設置された例えば本棚が第2収納体として機能し、その収納開口部が第2室12側に向き、この本棚の背面部が第1室10の壁部として機能する。
次に、図1とともに図2〜4を参照して、図示の間仕切り構造8について説明すると、この間仕切り構造8は、室内空間2を仕切るための第1収納体4と第2収納体6とを含み、第1収納体4の一端部(図1において上側端部、図2〜図4において右側端部)と第2収納体6の一端部(図1において下側端部、図2〜図4において左側端部)とが相互に重なるように設置され、これらの重なり部分に関連して上連結具16が設けられる。この上連結具16は、後に説明するように、収納体を連結するための連結具としての上連結具としても機能する。
図示の上連結具16は、第1収納体4の上面に後述する如く取り付けられた第1取付部材18と、第2収納体6の上面に取り付けられた第2取付部材20と、これら第1及び第2取付部材18,20を連結する連結部材22から構成されている。第1及び第2取付部材18,20は、実質上同一の構成のL字状の金具から構成され、そのベース部24に一対の貫通孔26が幅方向(図2において左右方向、図3において上下方向)に間隔をおいて三列設けられている。また、その垂直部29には、上記幅方向の片側部(第1取付部材18にあっては、図3において上側部、第2取付部材20にあっては、図3において下側部)に貫通孔(図示せず)が設けられ、その他側部(第1取付部材18にあっては、図3において下側部、第2取付部材20にあっては、図3において上側部)に雌ねじ孔(図示せず)が設けられている。
連結部材22は一対のボルト部材30から構成され、一方のボルト部材30は第1取付部材18の垂直部29の貫通孔を通して第2取付部材20の垂直部29の雌ねじ孔に螺着され、また他方のボルト部材30は第2取付部材20の垂直部29の貫通孔を通して第1取付部材18の垂直部29の雌ねじ部に螺着される。従って、一対のボルト部材30を締付け方向(又は緩み方向)に回動させることによって、第1及び第2取付部材18,20が相互に近接する方向(又は離隔する方向)に移動される。尚、このような上連結具16では、ボルト部材30の頭部32の裏側(具体的には、垂直部29の裏側)に、ロック用ナット34が螺着され、ロック用ナット34を締め付けることによって、ボルト部材30の緩みが確実に防止される。
このような上連結具16を用いることに関連して、第1及び第2収納体4,6は、次のように構成されている。図2〜図4に示すように、第1収納体4の上壁36の上面に第1案内レール38が設けられ、また第2収納体6の上壁40の上面に第2案内レール42が設けられている。この実施形態では、第1収納体4の上壁36に、この第1収納体4の前後方向(図2においては左右方向、図3においては上下方向)に間隔をおいて三つの第1案内レール38が設けられ、これら第1案内レール38はその一側端から他側端まで直線状に延びている。第1案内レール38は、第1収納体4の前端部、後端部及び前後方向中央部に設けられ、各種の連結様式に適用するようするには、上述したように前後方向の三カ所に設けるのが望ましいが、間仕切り構造8専用に適用する場合、第1収納体4の後端部にのみ設けるようにすることができる。
また、第2収納体6にも、第1収納体4と同様に、第2案内レール42が設けられている。即ち、第2収納体6の上壁40に、この第2収納体6の前後方向(図2においては左右方向、図3においては上下方向)に間隔をおいて三つの第2案内レール42が設けられ、これら第2案内レール42はその一側端から他側端まで直線状に延びている。各種連結様式に適用するようにするには、第2案内レール42は、第2収納体6の前端部、後端部及び前後方向中央部に設けるのが好ましいが、間仕切り構造8専用に適用する場合、第1収納体6の後端部にのみ設けるようにすることができる。
図5をも参照して、第1及び第2案内レール38,42は実質上同一の構成であり、以下、第1案内レール38(第2案内レール42)について説明する。第1案内レール38(第2案内レール42)はレール本体44を備え、このレール本体44は底壁48、両側壁50,52及び上壁54を有し、これら底壁48、両側壁50,52及び上壁54によって、断面矩形状の案内空間46を規定する。このレール本体44の上壁54には、その一端から他端まで延びるスリット開口56が直線状に設けられている。このレール本体44は、後の記載から理解されるように、第1収納体4(第2収納体6)の上壁36(40)に埋め込むように設け、レール本体44の上壁54の上面と第1収納体4(第2収納体6)の上壁36(40)の上面とが同一面を規定するようにするのが望ましい。
第1及び第2案内レール38,42には、上連結具16の第1及び第2固定手段58,60が取り付けられる。第1及び第2固定手段58,60は実質上同一の構成であり、以下、第1固定手段58(第2固定手段60)について説明する。第1固定手段58(第2固定手段60)は、固定ボルト62と、この固定ボルト62が螺着される締付部材64とから構成され、締付部材64はレール本体44の案内空間46内を長手方向(図5において紙面に垂直な方向)に移動自在に収容される。締付部材64は断面形状が略コ字状であり、その中央部に雌ねじ孔が設けられ、固定ボルト62のねじ部はレール本体44のスリット開口56を通して締付部材64の雌ねじ孔に螺着される。尚、第1及び第2固定手段58,60は、固定ボルト62及び締付部材64の組合せに代えて、例えばそれ自体周知の他の固定手段、例えば固定用ねじと締付片との組合せなどを用いることもできる。
第1及び第2収納体4,6の底部には、図6及び図7に示す下連結具402を設けるのが望ましい。第1収容体4の底壁208(図8参照)は矩形状に形成され、この底壁208の4側部には下方に垂下する垂下収容壁218が設けられ、この垂下収容壁218に関連して下連結具402の第1取付支持部材406、第1雄ねじ部材408及び第1螺合部材410が設けられている。また、第2収容体6の底壁208(図8参照)も矩形状に形成され、この底壁208の4側部には下方に垂下する垂下収容壁218が設けられ、この垂下収容壁218に関連して下連結具402の第2取付支持部材412、第2雄ねじ部材414及び第2螺合部材416が設けられている。
第1収納体4と第2収納体6との重なり部分の両端部には当接部材418,420が配設され、かかる当接部材418,420は、第1及び第2収納体4,6の垂下収容壁218間に介在されている。第1取付支持部材406は、金属製(例えば、アルミニウム製、ステンレス製など)のプレート状部材から構成され、当接部材418を覆うように例えば取付ねじ422によって第1収納体4(具体的には、その垂下収容壁218)に取り付けられる。この第1取付支持部材406及び当接部材418には貫通孔(当接部材418に設けられた貫通孔424のみを示す)が設けられ、これら貫通孔424を通して第1雄ねじ部材408が装着され、この第1雄ねじ部材408の雄ねじ部426(当接部材418から突出する部位)に第1螺合部材410が螺着されている。
また、第2取付支持部材412も、第1取付支持部材406と同様に、のプレート状部材から構成され、他方の当接部材420を覆うように例えば取付ねじ428によって第2収納体6(具体的には、その垂下収容壁218)に取り付けられる。この第2取付支持部材412及び当接部材420には貫通孔(当接部材420に設けられた貫通孔430のみを示す)が設けられ、これら貫通孔430を通して第2雄ねじ部材414が装着され、この第2雄ねじ部材414の雄ねじ部432(当接部材420から突出する部位)に第2螺合部材416が螺着されている。
そして、第1螺合部材410と第2螺合部材416との間に、これらを連結する連結部材434が介在されている。連結部材434は、例えば、金属製チェーン、ワイヤなどから構成され、その一端側の係止部436が第1螺合部材410の連結孔438に係止され、その他端側の係止部440が第2螺合部材416の連結孔442に係止される。
このように構成されるので、第1雄ねじ部材408(又は第2雄ねじ部材414)を締付け方向に回動すると、その雄ねじ部426(又は432)の作用によって第1螺合部材410(又は第2螺合部材416)が当接部材418(又は420)に近接する方向に移動され、連結部材434が緊張状態に保たれる。従って、連結部材434並びに第1及び第2雄ねじ部材406、414を介して、第1取付支持部材406及び第2取付支持部材412に相互に近接する方向の力が作用し、かかる力によって第1及び第2収納体4,6が室内の対向する壁面間に押圧される。
このように上連結具16に加えて下連結部402を設けることによって、第1及び第2収納体4,6の上端部及び下端部を対向する壁面間に押圧させた状態で設置することができ、第1及び第2収納体4,6の横倒れ防止をより効果的に行うことができる。
第1及び第2収納体4,6は、室内空間2での移動を容易に行うことができるように、図8及び図9に示すように構成するのが望ましい(尚、図8においては、案内レールを省略して示している)。
図8及び図9を参照して、収納体200(第1及び第2収納体4,6)は、小物、書籍などを収容するための収納本体202を備え、この収納本体202の底部にはコロ収容部204が設けられ、かかるコロ収容部204にコロ支持構造206が収容されている。
図示の収納本体202は、矩形状の底壁208、この底壁208の両側端部及び後端部から上方に延びる側壁210,212,214並びにこれら側壁210,212,214の上端部を接続する上壁216(第1及び第2収納体4,6の上壁36,40)を備え、この収納本体202の前面側が開放され、この前面開口を通して小物類などを収納することができる。尚、図示の例では、収納本体202内に中間仕切り壁216が一つ設けられているが、上下方向に間隔をおいて二つ以上設けるようにしてもよく、或いは取り除いて使用することもできる。
コロ収容部204は、収納本体202の底壁208の底面に設けられ、底壁208の前端部、両側端部及び後端部から下方に垂下する垂下収容壁218(図8において、四つの垂下収容壁218のうち二つを示し、図9において、四つの垂下収容壁218のうち一つを示す)から構成され、これら垂下収容壁218によって矩形状の収容空間220を規定する。
また、コロ支持構造206は、コロ収容部204の収納空間220の形状に対応した矩形状の支持本体222を備え、この支持本体222が収容空間220に収容され、四つの垂下収容壁218の内面に沿って上下方向に移動自在に収容される。この支持本体222の四角部(底面の四角部)にコロ手段224が取り付けられている。このコロ手段224は、支持本体222に取り付けられた取付部材226と、この取付部材226の略コ字状の支持部228に軸部材230を介して回転自在に支持されたコロ232とを有し、後述する如くして四つのコロ手段224のコロ232の一部をコロ収容部204から下方に突出させることによって、収納本体202はコロ支持構造206(具体的には、四つのコロ232)を介して、例えば室内の床面234に支持され(従って、コロ手段224を利用して容易に移動させることができる)、また四つのコロ手段224のコロ232をコロ収容部204に収容することによって、収納本体202はコロ収容部204を介して床面234に設置される(従って、コロ手段224を用いての移動を行うことができない)。尚、コロ手段224としては、それ自体周知の各種のものを用いることができ、取付部材226と支持部228が一体的となったもの、取付部材226に対して支持部228が回転自在に支持されたものなどを適宜に組み合わせて用いることができる。
このコロ支持機構206に関連して、高さ調整ねじ240が設けられている、更に説明すると、この形態では、収納本体202の底壁208の四角部には、コロ支持機構206の各コロ手段224に対応して、雌ねじ孔が設けられたねじスリーブ242が取り付けられ(図9において、それらの一つを示す)、各ねじスリーブ242に高さ調整ねじ240が螺着されている。この形態では、高さ調整ねじ242は、六角穴付き止めねじから構成され、止めねじの六角穴に対応する形状の先端部を有する専用工具244を用いることによって、締付け方向及び緩み方向に回動させることができる。尚、高さ調整ねじ240が作用する支持本体222の所定部位(即ち、コロ手段224に対応する支持本体222の上面)には、金属製プレート246を設けるのが好ましく、このように構成することによって、高さ調整ねじ240の先端部が金属製プレート246に作用し、高さ調整ねじ240による支持本体222の摩耗、損傷を抑えることができる。
このようなコロ手段付き収納体では、図9から容易に理解されるように、収納本体202は、底壁208に設けられたねじスリーブ242及びこれに螺着された高さ調整ねじ240を介してコロ支持機構206に支持され、このコロ支持機構206の四つのコロ手段224を介して床面234に支持される。
このような支持状態において、専用工具244を用いて四つの高さ調整ねじ240を締付け方向(又は緩み方向)に回動すると、収納本体202の底壁208からの高さ調整ねじ240の突出量が大きく(又は小さ)なり、これによって、コロ支持機構206が収容空間220内を収納本体202の底壁208から離隔する方向(又は近接する方向)に移動し、その結果、収納本体202の高さを高く(又は低く)調整することができる。尚、四つの高さ調整ねじ240の緩み方向の回動量を大きくすると、コロ支持機構206が収納本体202の底壁208に近接する方向に大きく移動して収容空間220内に収容され、このときには、コロ支持機構206を用いることなく、収納本体202はコロ収容部204(垂下収容壁218)を介して床面234に支持される。
このコロ手段付き収納体200では、容易に理解する如く、特定個所の高さ調整ねじ240を締付け方向(又は緩み方向)に回動すると、この高さ調整ねじ240の突出量が大きく(又は小さ)なり、これによって、コロ支持機構206の支持本体222を介して特定個所に対応するコロ手段224が収納本体202の底壁208から離隔する方向(又は近接する方向)に移動され、その結果、収納本体202の特定個所の高さを高く(又は低く)調整することができ、収納本体202の傾きなどを解消することができる。
コロ支持機構206の各コロ手段手段224に対応して、図10に示すように、支持脚251(図10において一つのみ示す)を設けるようにしてもよい。図示の支持脚251は、支持軸部253と、この支持軸部253の下端部に設けられたベース部255とを備えている。支持軸部253には雄ねじ部が設けられ、その他端部には、高さ調整ねじ240と同様に、六角穴が設けられている。また、収納本体202の底壁208には、ブロック状部材257が取り付けられ、このブロック状部材257に支持脚251の支持軸部253が螺着され、支持脚251のこのような取付けを許容するために、コロ支持機構206の支持本体222及び収納本体202の底壁208に、支持軸部253が挿通する貫通孔259,261が設けられている。
高さ調整ねじ240についても、支持脚251と略同様に、収納本体202の底壁208にブロック状部材263を設け、このブロック状部材263の雌ねじ孔に高さ調整ねじ240を螺着するようにしてもよく、この場合、収納本体202の底壁208に高さ調整ねじ140のための貫通孔265が設けられる。
このように支持脚251を設けた場合、高さ調整ねじ240に使用する専用工具と同様のもの(図示せず)を用いて四つの支持脚251を締付け方向(又は緩み方向)に回動すると、収納本体202の底壁208からの支持脚251の突出量が大きく(又は小さく)なり、コロ手段224よりも下方に突出する(上方に収納される)と、収納本体202は、支持脚251によって固定的に安定して支持される(又はコロ手段224により可動可能に支持される。
尚、高さ調整ねじ240と同様に、特定個所の支持脚251を締付け方向(又は緩み方向)に回動すると、この支持脚251の突出量が大きく(又は小さく)なり、これによって、収納本体202の特定箇所の高さを高く(又は低く)調整することができ、このような支持状態においても、収納本体202の傾きなどを解消することができる。
次に、この収納体の間仕切り構造8の設置様式について説明する。主として図2、図3、図5及び図7を参照して、まず、図2に示すように、室内空間2を二つ室、即ち第1室10と第2室12に仕切るように第1収納体4及び第2収納体6を設置する。この設置は、第1収納体4の一端部と第1収納体6の一端部とが相互に重なるように、また第1収納体4の他端部が室内空間2の一方の壁部70に接触するように、更に第2収納体6の他端部が室内空間2の他方の壁部72に接触するように行う。この設置の際には、第1及び第2収納体4,6の収納本体202から4つのコロ手段224を下方に突出させ、この収納本体202をこれらコロ手段224で支持するようにし、これらコロ手段224による支持状態に保って移動させることによって、簡単に且つ容易に設置することができる。
この設置の際に、下連結具402を装着する。即ち、第1取付支持部材406及び当接部材418を通して延びる第1雄ねじ部材408に螺合する第1螺合部材410と第2取付支持部材412及び当接部材420を通して延びる第2雄ねじ部材414に螺合する第2螺合部材416との間に連結部材434を連結した状態にて、第1及び第2収納体4,6の重なる部分の間(垂下収容壁218の間)に当接部材418,420を介在させた後に、第1取付支持部材406を第1収納体4に取付ねじ422により取り付けるとともに、第2取付支持部材412を第2収納体6に取付ねじ428により取り付ける。
次いで、第1収納体4の上壁36上に上連結具16の第1取付部材18を載置し、この第1取付部材18を第1案内レール38(第1収納体4の後端部に設けられた第1案内レール38)に仮装着する。この第1取付部材18の取付けは、例えば、第1案内レール38の案内空間46内に第1固定手段58の締付部材64を挿入して所定位置に位置付け、かく挿入した状態にて、第1固定手段58の固定用ボルト62を第1取付部材18の貫通孔26及びレール本体44のスリット開口56を通して螺着し、第1固定手段58を仮装着状態とする。
同様にして、第2収納体6の上壁40上に上連結具16の第2取付部材20を載置し、この第2取付部材20を第2案内レール42(第2収納体6の後端部に設けられた第2案内レール42)に仮装着する。この第2取付部材20の取付けは、第1取付部材18の取付けと同様に、第2案内レール42の案内空間46内に第2固定手段60の締付部材64を挿入し、第2固定手段60の固定用ボルト62を第2取付部材20の貫通孔26及びレール本体44のスリット開口56を通して螺着し、このようにして第2固定手段60を仮装着状態とする。
次に、上連結具16の連結部材22としての一対のボルト部材30を第1及び第2取付部材18,20の垂直部29間に装着し、一対のボルト部材30をある程度締付け方向に回動させる。かくすると、第1及び第2取付部材18,20が仮装着状態であるので、この締付け方向の回動によって、第1及び第2取付部材18,20が相互に近接方向に移動され、第1及び第2取付部材18,20間がある程度小さくなるまで締付け方向に回動させる。
このようにして第1及び第2取付部材18,20を所定位置に位置付けた後に、この位置に固定して第1及び第2取付部材18,20を第1及び第2案内レール38,42に確実に固定する。この固定は、第1固定手段58(及び第2固定手段60)の固定用ボルト62を締付け方向に強く締め付ければよく、かくすると、締付部材64が固定用ボルト62の頭部側に移動してレール本体44の上壁54及び第1取付部材18(及び第2取付部材20)のベース部24を締め付け、第1取付部材18(及び第2取付部材20)が第1案内レール38(及び第2案内レール42)に確実に固定される。
その後、上連結具16の一対のボルト部材30を緩み方向に回動させるとともに、下連結具402の第1雄ねじ部材408及び/又は第2雄ねじ部材414を締付け方向に回動すればよい。上連結具16のボルト部材30を回動させると、第1及び第2取付部材18,20が相互に離隔する方向に移動され、これによって、第1及び第2案内レール38,42を介して第1及び第2収納体4,6が相互に離隔する方向に移動される。また、下連結具402の第1雄ねじ部材408(及び/又は第2雄ねじ部材414)を回動すると、第1及び第2螺合部材410,416並びに第1及び第2雄ねじ部材408,414を介して第1及び第2取付支持部材406、412が相互に近接する方向に移動される。その結果、第1収納体4の他側部が室内空間2の一方の壁部70に押し付けられ、また第2収納体6の他端部が室内空間2の他方の壁部72に押し付けられ、壁面をキズ付けることなく室内空間2を第1及び第2収納体4,6によって間仕切りすることができる。
この間仕切り状態においては、第1及び第2収納体4,6が室内空間2の対向する両壁部70,72間に圧接状態に保持されるので、かかる収納体4,6が室内空間2の壁部として機能し、また壁部70,72と圧接状態に保たれるので、地震などの際の横倒れを少なく抑えることができ、安定的に設置することができる。尚、このように設置した後、圧接状態が維持されるように、連結具16のロック用ナット34を締め付けてロック状態とする。また、高さ調整ねじ240を緩み方向に回動させて4つのコロ手段224を収容壁218内に収容し、収容壁218によって固定的に設置する(尚、支持脚251が設けられたものにあっては、支持脚251を締付け方向に回動させてコロ手段224よりも下方に突出させ、支持脚251を介して固定的に設置する)。
第1及び第2収納体4,6が大きく重なる(即ち、重なり部分が大きい)ときには、第1及び第2取付部材18,20は、例えば、図11に示すように取り付けることができる。この取付状態では、第1取付部材18の一側部側の貫通孔26を利用して、第1固定手段58(固定用ボルト62及び締付部材64)が、第1収納体4に取り付けられた第1案内レール38に取り付けられるとともに、第1取付部材18の他側部側の貫通孔26を利用して、第1固定手段58が、第2収納体6に取り付けられた第2案内レール42に取り付けられる。また、同様に、第2取付部材20の一側部側の貫通孔26を利用して、第2固定手段60(固定用ボルト62及び締付部材64)が、第2収納体6に取り付けられた第2案内レール42に取り付けられるとともに、第2取付部材20の他側部側の貫通孔26を利用して、第2固定手段60が、第1収納体4に取り付けられた第1案内レール38に取り付けられる。このように第1及び第2取付部材18,20を第1及び第2収納体4,6に取り付けることによって、第1及び第2収納体34,6をより強固に連結することができる。
〔収納体の横倒れ防止構造〕
上述した第1及び第2収納体4,6には、例えば、図12及び図13に示す横倒れ防止構造を適用することができる。尚、上述した構成と実質上同一のものには同一の参照番号を付し、その説明を省略している。
図12及び図13において、この実施形態では、横倒れ防止構造は、第1収納体4(第2収納体6)の上壁36(40)と室内の天井部82との間に介在される横倒れ防止手段84から構成される。図示の横倒れ防止手段84は、第1収納体4(第2収納体6)の上壁36(40)に取り付けられる収納体側部材86と、天井部82に近接乃至接触される天井側部材88とを備えている。収納体側部材86及び天井側部材88は適宜の長さを有するものでよいが、例えば、第1収納体4(第2収納体6)の実質上全幅にわたる大きさにすることによって、室内空間を第1及び第2収納体4,6並びに横倒れ防止手段84によって完全に間仕切ることが可能となる。
収納体側部材86は第1収納体4(第2収納体6)に取り付けられるベース部90と、このベース部90から実質上垂直に立上がる垂直部92とを有し、ベース部90には固定手段94を取り付けるための複数の貫通孔96(図8において一つ示す)が間隔をおいて設けられ、また垂直部92には、天井側部材88を取り付けるための複数の案内レール98(図12及び図13において一つ示す)が間隔をおいて設けられる。
この収納体側部材86は、第1収納体4(第2収納体6)に設けられた第1案内レール38(第2案内レール42)、例えば中央に設けられた第1案内レール38(第2案内レール42)を利用し、第1固定手段58(第2固定手段60)と同様の固定手段94を用いて、第1案内レール38(第2案内レール42)の長手方向に位置調整自在に固定することができる。即ち、第1案内レール38(第2案内レール42)内に挿入した締付部材100に固定用ボルト102のねじ部を収納体側部材86の貫通孔96を通して螺着し、この固定用ボルト102を更に締め付けることによって、収納体側部材86が第1案内レール38(第2案内レール42)を介して第1収納体4(第2収納体6)に取り付けられる。
また、天井側部材88は、天井作用部104と、この天井作用部104から垂下する垂下部106とを備え、垂下部106には、収納体側部材86の垂直部92の案内レール98に対応して、上下方向に間隔をおいて一対の貫通孔108が設けられている。収納体側部材86の案内レール98は第1及び第2収納体4,6の第1及び第2案内レール38,42と実質上同一のものでよく、上記固定手段94と同様の固定手段109を用いて収納体側部材86の垂直部92に取り付けられる。即ち、案内レール98内に挿入した締付部材110に固定用ボルト112のねじ部を天井側部材88の貫通孔108を通して螺着し、この固定用ボルト112を更に締め付けることによって、天井側部材88が案内レール98を介して収納体側部材86の垂直部92に取り付けられる。このとき、締付部材110は案内レール98内をこれに沿って移動自在であるので、この締付部材110を移動させることによって、収納体側部材86に対する天井側部材88の相対的位置、即ち横倒れ防止手段84の高さを調整することができ、このように高さ調整して天井側部材88の天井作用部104が天井部82に圧接され、このように横倒れ防止手段84を取り付けることによって、地震などの際における第1収納体4(第2収納体6)の横倒れを少なく抑えることができる。
上述した横倒れ防止構造に関連して、図14に示す押上げ手段を設けることができる。図示の押上げ手段280は、軸部材282と、この軸部材282の雄ねじ部に螺着された押上げナット284とから構成され、軸部材282の基部が収納体側部材86のベース部90に固定され、その雄ねじ部はベース部90から上方に延びている。また、天井側部材88の垂下部106には、軸部材282対応して、収容凹部286が設けられ、かかる収容凹部286が上方に延び、軸部材282の雄ねじ部が天井側部材88の収容凹部286に収容されている。
このように構成されているので、固定用ボルト112を緩めた状態において、押上げナット280を締付け方向(又は緩み方向)に回動させると、この押上げナット280が天井側部材88を押上げてその天井作用部104を天井82に圧接させることができる(又は押上げナット280に当接した状態で天井側部材88が自重により下方に下がる)。
この横倒れ防止構造は、例えば、図15〜図18に示すように構成することができる。図15〜図18において、この変形形態では、第1収納体4(第2収納体6)の上壁36(40)と室内の天井部との間に介在される横倒れ防止手段502から構成される。図示の横倒れ防止手段502は、第1収納体4(第2収納体6)の上壁36(40)に取り付けられる収納体側部材504と、天井部に近接乃至接触される天井側部材506とを備えている。収納体側部材504及び天井側部材506は適宜の長さを有するものでよいが、上述した実施形態と同様に、第1収納体4(第2収納体6)の実質上全幅にわたる大きさにすることによって、室内空間を第1及び第2収納体4,6並びに横倒れ防止手段502によって完全に間仕切ることが可能となる。
収納体側部材504は第1収納体4(第2収納体6)に取り付けられるベース部508と、このベース部508から実質上垂直に立上がる垂直部510とを有し、ベース部508には固定手段507(上述したと同様のものでよい)を取り付けるための複数のスリット512が間隔をおいて設けられている。また、垂直部510は、ベース部508から実質上垂直上方に延びる一対の垂直案内壁514と、一対の垂直案内壁514間に配設された矩形状の突状壁516とから構成され、かかる突状壁516が上方に突出する凸部を構成する。
この収納体側部材504は、上述したと同様に、第1収納体4(第2収納体6)に設けられた第1案内レール38(第2案内レール42)、例えば前側に設けられた第1案内レール38(第2案内レール42)を利用し、上述したと同様の固定手段507を用いて、第1案内レール38(第2案内レール42)に固定される。
また、天井側部材506は、天井作用部518と、この天井作用部518から垂下する垂下壁部520とを備え、垂下壁部520には、収納体側部材504の突状壁516に対応する矩形状の凹状部522が設けられ、凹状部522が上方に窪む凹部を構成する。この天井側部材506の垂下壁部520は、収納体側部材504の一対の垂直案内壁514間に挿入され、また収納体側部材504の突状壁516(凸部)が天井側部材506の凹状部522(凹部)に受け入れられ、このような装着状態においては、天井側部材506の前後方向(図15において上下方向、図16において左下から右上の方向)の移動は、収納体側部材504の一対の垂直案内壁514によって拘束され、またこの天井側部材506の横方向(図15において左右方向、図16において左上から右下の方向)の移動は、収納体側部材504の突状壁516によって拘束される。
この横倒れ防止構造に関連して、押上げ手段524が設けられている。この押上げ手段524は、押上げボルト526と、この押上げボルト526のねじ部に螺合されたナット部材528とから構成されている。また、収納体側部材504の一方の垂直案内壁514には、押上げボルト526に対応して収容凹部(図示せず)が設けられ、かかる収容凹部が下方に延び、押上げボルト526のねじ部が収納体側部材504のこの収容凹部に収容されている。
このように構成されているので、押上げ手段524のナット部材528を締付け方向(又は緩み方向)に回動させると、ナット部材528と螺合する押上げボルト526が上方向(又は下方向)に移動し、この押上げボルト526の頭部530が天井側部材506の天井作用部518を押上げてその天井作用部104を天井82に圧接させることができる(又は押上げボルト526の頭部530に当接した状態で天井側部材506が自重により下方に下がる)。従って、図15〜図18に示す横倒れ防止構造を用いても上述したと同様の作用効果が達成される。
〔収納体の他の連結様式〕
このような収納体は、例えば、図19に示すように連結することができ、この場合、室内空間を二つに間仕切るのではなく、単に連結して連結状態で室内に設置する。図19において、この実施形態では、第1の収納体4Aと第2収納体6Aとが、上連結具16Aを利用して連結される。
第1収納体4Aの奥行き寸法(図19において左右方向の寸法)と第2収納体6Aの幅寸法(図19において左右方向の寸法)とが等しくなるように形成され、例えば、第1収納体4Aの片側面に第2収納体6Aが設置される。第1収納体4Aの上壁36には、上述したと同様に、その前後方向(図13において左右方向)に間隔をおいて三つの第1案内レール38が設けられ、また第2収納体6Aの上壁40には、その前後方向(図13において上下方向)に間隔をおいて三つの第2案内レール42が設けられている。
この形態では、第1収納体4Aの片側部と第2収納体6Aの後端部とが上連結具16Aによって連結される。上連結具16Aは、上述したと同様に、第1取付部材18及び第2取付部材20を備え、かかる第1及び第2取付部材18,20は上述した上連結具16と同様の構成のものである。第1取付部材18は、第1収納体4Aの中央の第1案内レール38を利用し、第1固定手段58を用いて上述したと同様にして固定される。また、第2取付部材20は、第2収納体6Aの後端部の第2案内レール42を利用し、第2固定手段60を用いて固定される。そして、第1及び第2取付部材18,20の垂直部29は、それらの貫通孔(図示せず)を通してボルト及びナット(図示せず)を螺着することによって、相互に連結され、このようにして第1及び第2収納体4A,6Aが上連結具16Aを介して連結される。
このような収納体は、図20又は図21に示すように連結することもできる。図20において、この実施形態では、第1の収納体4Bと第2収納体6Bとが、上連結具16Aを利用して直列状に連結される。即ち、第1収納体4Bの片側面に第2収納体6Bが横並びで設置される。第1収納体4Bの上壁36には、上述したと同様に、その前後方向(図20において上下方向)に間隔をおいて三つの第1案内レール38が設けられ、また第2収納体6Bの上壁40には、その前後方向(図20において上下方向)に間隔をおいて三つの第2案内レール42が設けられている。そして、第1収納体4Bの片側部(図20において右側部)と第2収納体6Bの片側部(図20において左側部)とが上連結具16Aによって連結される。即ち、上連結具16Aの取付部材18は、第1収納体4Bの中央の第1案内レール38を利用し、第1固定手段58を用いて上述したと同様にして固定され、第2取付部材20は、第2収納体6Bの中央の第2案内レール42を利用し、第2固定手段60を用いて固定され、これら第1及び第2取付部材18,20の垂直部29が上述したと同様にしてボルト及びナット(図示せず)により相互に連結され、このようにして第1及び第2収納体4B,6Bが上連結具16Aを介して横並びに連結される。
図21において、この実施形態では、第1の収納体4Cと第2収納体6Cとが、上連結具16Aを利用してL字状に連結される。即ち、第1収納体4Cの背面側に第2収納体6Cの片側部が設置される。第1収納体4Cの上壁36には、上述したと同様に、その前後方向(図21において左右方向)に間隔をおいて三つの第1案内レール38が設けられ、また第2収納体6Cの上壁40には、その前後方向(図21において上下方向)に間隔をおいて三つの第2案内レール42が設けられている。そして、第1収納体4Cの後端部と第2収納体6Cの片側部とが上連結具16Aによって連結される。即ち、上連結具16Aの取付部材18は、第1収納体4Cの後端部の第1案内レール38を利用し、第1固定手段58を用いて上述したと同様にして固定され、第2取付部材20は、第2収納体6Cの中央の第2案内レール42を利用し、第2固定手段60を用いて固定され、これら第1及び第2取付部材18,20の垂直部29が上述したと同様にして相互に連結される。
〔収納体の連結構造〕
第1収納体4A(4B,4C)及び第2収納体6A(6B,6C)を、例えば図19(図20,図21)に示すように連結する場合、それらの下端部を連結するために、図22及び図23に示す連結構造を採用するのが望ましい。図22及び図23において、第1収納体4A(4B,4C)は、収納するための収納本体122を備え、この収納本体122の底部に載置部124が設けられ、収納本体122は、例えばその全周において載置部124より外側に突出し、収納本体122の下方であって、載置部124の外側には下収容空間126が規定される。同様に、第2収納体6A(6B,6C)も、収納するための収納本体132を備え、この収納本体132の底部に載置部134が設けられ、収納本体132は、例えばその全周において載置部134より外側に突出し、収納本体132の下方であって、載置部134の外側には下収納空間136が規定される。
この連結構造は、第1収納体4A(4B,4C)及び第2収納体6A(6B,6C)をそれらの下端部で連結するための下連結具138を備えている。この下連結具138は棒状の連結本体140を備え、その断面形状が矩形状に形成されている。この連結本体140の上面には断面コ字状の突状連結部材142が固定され、この突状連結部材142は連結本体140の一端から他端まで設けられている。突状連結部材142の一方の垂直突部144は第1連結突部を構成し、その他方の垂直突部146は第2連結突部を構成する。
また、第1収納体4Aの収納本体122の例えば一側部(載置部124から外側に突出している部分)の底面には、第1スリット148が設けられ、この第1スリット148はこの一側部の一端から他端(言い換えると、収納本体122の前端からから後端)まで設けられている。更に、第2収納体6Aの収納本体132の例えば後端部(載置部132から外側に突出している部分)の底面には、第2スリット150が設けられ、この第2スリット150は、この後端部の一端から他端(言い換えると、収納本体132の一側端から他側端)まで設けられている。
このような下連結具138を用いた連結は、例えば、次のようにして行われる。図22及び図23に示すように、第1収納体4A(4B,4C)の収納本体122と第2収納体6A(6B,6C)の収納本体132を床面152に正しく並列し、このように設置することによって、第1収納体4A(4B,4C)の載置部124の外側と第2収納体6A(6B,6C)の載置部134の外側に下収容空間126,136が生じる。そして、このように設置した後に、下収容空間126と下収容空間136を合わせて規定された空間に下連結具138をスライドさせて挿入する。この時、下連結具138の一方の垂直突部144が収納本体122に設けられた第1スリット148に挿入される。これによって、第1収納体4A(4B,4C)の下端部は、下連結具138の突状連結部材142(第1連結突部)に連結される。
その後、第2収納体6A(6B,6C)を幾分持ち上げ、下連結具138の他方の垂直部146(第2連結突部)を第2収納体6A(6B,6C)の第2スリット150内に挿入させながら第2収納体6A(6B,6C)を床面152に載置する。このように下連結具138を装着すると、図22に示すように、連結本体140の片側部が第1収納体4A(4B,4C)の下収容空間126に収容され、その他側部が第2収納体6A(6B,6C)の下収容空間136に収容されるとともに、下連結具130の一方の垂直突部144が第1収納体4A(4B,4C)の第1スリット148に挿入され、その他方の垂直部146が第2収納体6A(6B,6C)の第2スリット150に挿入され、第1及び第2収納体4A(4B,4C)、6A(6B,6C)の下端部は、下連結具136の突状連結部材142を介して確実に連結される。
従って、例えば、図19(図20,図21)に示す連結様式を採用して第1及び第2収納体4A(4B,4C),6A(6B,6C)の上端部を上連結具16Aを用いて連結するとともに、第1及び第2収納体4A(4B,4C),6A(6B,6C)の下端部をこの下連結具138を用いて連結することによって、第1及び第2収納体4A(4B,4C),6A(6B,6C)の上端部及び下端部を相互に連結することができ、より確実に連結することができる。
下連結具は、例えば、図24に示すように構成することもできる。図24において、この連結構造では、第1収納体4A(4B,4C)及び第2収納体6A(6B,6C)は、上述したと同様の構成であり、第1収納体4Aの収納本体122の底部に載置部124が設けられ、載置部124の外側には下収容空間126が規定される。同様に、第2収納体6A(6B,6C)の収納本体132の底部に載置部134が設けられ、この載置部134の外側には下収納空間136が規定される。
この連結構造は、第1収納体4A(4B,4C)及び第2収納体6A(6B,6C)をそれらの下端部で連結するための下連結具602を備えている。この下連結具602は棒状の連結中間部材604と、第1及び第2収納体4A,6Aを連結するための下連結部材606を備えている。連結中間部材604は、断面形状が矩形状に形成され、第1収納体4Aの載置部124の外側の下収容空間126及び第2収納体6Aの載置部134の外側の下収容空間134によって規定される空間に装着される。また、下連結部材606は、断面コ字状に形成され、その一端側には、上方に延びる第1連結突部608が設けられ、その他端部には、上方に延びる第2連結突部610が設けられる。
このような下連結具602を用いる場合には、第1収納体4A(4B,4C)の収納本体122と第2収納体6A(6B,6C)の収納本体132を床面に並列し、このように設置した後に、第1収納体4Aの下収容空間126と第2収納体6Aの下収容空間136を合わせて規定された収容空間に下連結具602の連結中間部材604をスライドさせて挿入する。その後、例えば、第1収納体4A(4B,4C)を幾分持ち上げ、下連結具602の下連結部材606の第1連結突部608が第1収納体4Aの載置部124の内側に位置するように、第1収納体4Aを下連結部材606を介して床面に載置する。同様に、第2収納体6A(6B,6C)を幾分持ち上げ、下連結具602の下連結部材606の第2連結突部610が第2収納体6Aの載置部134の内側に位置するように、第2収納体6Aを下連結部材606を介して床面に載置する
このように下連結具602を装着すると、図22に示すように、下連結部材606の連結中間部材604の一側部が第1収納体4A(4B,4C)の下収容空間126に収容され、その他側部が第2収納体6A(6B,6C)の下収容空間136に収容されるとともに、下連結部材606の第1連結突部608が第1収納体4A(4B,4C)の載置部124の内側に位置し、その第2連結突部610が第2収納体6A(6B,6C)の載置部134の内側に位置し、第1及び第2収納体4A(4B,4C)、6A(6B,6C)の下端部は、下連結具602の下連結部材606を介して確実に連結され、このようにしても第1収納体4A(4B,4C)と第2収納体6A(6B,6C)とを所要の通りに連結することができる。
〔収納体の間仕切り構造の他の実施形態〕
次に、図25及び図26を参照して、本発明に従う収納体の間仕切り構造の他の実施形態について説明する。図25及び図26において、この実施形態においては、収納体として三つの収納体、即ち第1〜第3収納体702,704,706が用いられる。尚、これら第1〜第3収納体702,704,706は、適宜の形態のものでよく、例えば、上述した第1収納体4(4A,4B,4C)、第2収納体6(6A,6B,6C)などを用いることができる。
第1収納体702と第2収納体704とは、上述した上連結具16(図1〜図5に示す形態のもの)を用いて連結することができ、更に上述した下連結具402(図6及び図7に示す形態のもの)を用いて連結するようにしてもよい。上連結具16及び下連結具402による連結については、上述した記載を参照されたい。
また、第2収納体704と第3収納体706とは、上連結体708を用いて連結される。上連結体708はプレート状部材から構成され、その一側部の一端側が、第2収納体704の上壁710に設けられた案内レール712に上述したと同様にして取り付けられ、その一側部の他端側が、第3収納体706の上壁714に設けられた案内レール714に上述したと同様に取り付けられる。
第2収納体704と第3収納体706との間に上連結体708を取り付けた状態においては、この上連結体708の他側部は、第2及び第3収納体704,706から外側に突出するようになり、上連結体708の突出する他側部の下面に上吊り案内レール718が取り付けられ、この上吊り案内レール718に上吊り建具の一例としての引き戸720が所要の通りに取り付けられる。
上吊り案内レール718は、上連結体708に固定される取付本体部722と、取付本体部722の両側部から垂下する垂下側壁724,726と、垂下側壁724,726の下端から内側に突出する支持側壁728,730とを有している。一方、引き戸720の上端部には、幅方向(図26において紙面に対して略垂直な方向)に間隔をおいて一対の支持コロ手段732(図26において、一方のみを示す)が設けられ、引き戸720はかかる支持コロ手段732を介して上吊り案内レール718に移動自在に支持される。この形態では、支持コロ手段732は、引き戸720の上端部に取り付けられた取付本体734を備え、この取付本体734に支持軸736が取り付けられ、かかる支持軸736の両端部に支持コロ738,740が回転自在に装着され、一対の支持コロ738,740が上吊り案内レール718の支持側壁728,730に支持され、従って、支持コロ手段732の一対の支持コロ738,740が上吊り案内レール718の支持側壁728,730の上面に沿ってその長手方向に移動自在となり、このような支持コロ手段732の移動によって、引き戸720の開け閉めを行うことができる。
このような引き戸720を備えた間仕切り構造においても、第1及び第2収納体702,704が上述した上連結具16(必要なときには下連結具402をも加えて)を介して相互に連結されるので、上連結具16の第1及び第2取付部材18,20を相互に離隔する方向に移動させることによって、第1収納体702を室内の片側の壁部に、また第2収納体702及び上連結体706を介して第3収納体706を室内の対向する他側の壁部に圧接させることができ、引き戸70を備えた間仕切り構造を提供することができる。
また、上連結体708には、上吊り建具(例えば、引き戸720など)のための上吊り案内レール718が設けられ、上吊り案内レール718に上吊り建具が移動自在に吊り下げられているので、室内に設置された第2及び第3収納体間に上吊り建具(例えば、引き戸)を設けることができる。
例えば、上述した実施形態では、三つの収納体(即ち、第1〜第3収納体702,704,706)を室内の対向する壁部間に配置しているが、このような構成に限定されず、四つ以上の収納体を対向する壁面間に配設するようにしてもよい。
以上、本発明に従う間仕切り構造などの実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変更乃至修正が可能である。