JP5637535B2 - 呼び出しシステム - Google Patents

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Description

本発明は、病院や介護施設などで医療従事者や介護者が患者や被介護者に対して立ち上がりや歩行などの動作の補助を行うための呼び出しシステムに関する。
従来、病院や介護施設(以下、施設とする)では、ナースコールシステムなどの呼び出しシステムが用いられている。呼び出しシステムは、施設の部屋内の患者や被介護者(以下、単に患者とする)の近辺(例えば、ベッド近傍など)やトイレなどに設置された子機および医療従事者や介護者(以下、単に医療従事者とする)の居る部屋(例えば、スタッフルームなど)に設置された親機を有線などにより接続して構成されている。また、親機によっては、医療従事者が携行している携帯通信端末(例えば、PHS(Personal Handyphone System)やコードレス電話など)を無線によって接続するものも存在する。そして、患者により子機が操作されると、親機や携帯通信端末(以下、単に親機とする)は、自装置に設けられた報知部を動作させて、報知用スピーカから呼び出し音を出力させたり、表示ディスプレイなどに呼び出し表示を行わせたりして、呼び出しを報知している。医療従事者は、呼び出し音を聞いたり、呼び出し表示を見たりして、患者からの呼び出しを把握する。
ところで、立ち上がりや歩行などの動作を単独で行うことが困難な患者が存在する。このような患者は、医療従事者などに補助してもらいながら立ち上がりや歩行などの動作を行う必要がある。また、このような患者は、トイレや浴室などの部屋に行く際にも医療従事者などに補助してもらう必要がある。
例えば、部屋内のベッドに居る患者が用便したいと思った場合、患者は、自身の近辺に設置されている子機を操作して医療従事者を呼び出す。呼び出された医療従事者は、患者の居る部屋へ向かい、その患者に対して部屋からトイレへの移動を補助したり、便座への着座を補助したりする。その後、医療従事者は患者の用便の終了を待つが、用便に補助を必要とせず、用便に時間がかかるような場合、医療従事者は、他の業務を行うためにトイレから一時的に離れることがある。用便が終了しても医療従事者がトイレから離れたままである場合、患者は、医療従事者を呼び出すために、トイレ内に設置されている子機を操作する。呼び出しを受けた医療従事者は、子機を操作した患者が居るトイレに向かい、患者がベッドに戻るまで補助を行う。
しかしながら、患者が子機を操作しなかった場合には、医療従事者がトイレに戻って来るまで患者が放置されてしまうという問題があった。また、医療従事者がトイレに患者が居ることを忘れてしまった場合には、患者が子機を操作しない限り、患者がトイレに放置されてしまうという問題があった。
これらの問題を解決するために、トイレ内に人が長時間居た場合に通報する技術が知られている(例えば、特許文献1など)。特許文献1に記載のトイレブースシステムでは、人体を検出するセンサーをトイレ内に設置し、センサーが人体を検出した時間が予め設定しておいた時間に達した場合に、外部へ通報するようにしている。これにより、トイレの使用者がトイレ内で倒れてトイレ内に居続けた場合に、その旨を外部に早く伝えることができる。
このような、特許文献1に記載の技術を前述の呼び出しシステムに適用すると、人体を検出するセンサーをトイレ内に設置し、センサーがトイレ内の患者を検出した時間が予め設定しておいた時間に達した場合に、医療従事者を呼び出すようにすることができる。
しかしながら、この従来技術では、医療従事者が補助を行った患者だけでなく、トイレに入った全ての患者が対象となるため、呼び出しが行われた場合に、用便が終了して補助を待っている患者が存在することを報知しているのか、自力でトイレ内に入って倒れてしまった患者が存在することを報知しているのかを区別することができなくなってしまうという問題があった。
特開2002−188204号公報
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、トイレや入浴などの生活行為を行う領域への移動の補助を必要とする患者が放置されていることを、その領域に自力で移動することができる患者がその領域に居続けていることと明確に区別できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の呼び出しシステムでは、生活行為を行うための領域内で人体が検出されている状態で、その領域の外部にて扉を閉めたことが検出されてから所定時間が経過しても、検出されていた人体が領域の外へ出なかったと判断した場合に、報知を行うとともに、生活行為を行うための領域内で人体が検出されていない状態で、その領域の外部にて扉を閉めたことが検出されてから、その領域内で人体が検出された場合には、所定時間の計測を行わないようにしている。

上記のように構成した本発明によれば、生活行為を行うための領域内で人体が検出されている状態で、その領域の外部にて扉を閉めたことが検出された場合には、医療従事者の補助により患者が生活行為を行うための領域内に移動した後で、その医療従事者が扉を閉めたと判断される。一方、生活行為を行うための領域内で人体が検出されていない状態で扉を閉めたことが検出されてから、生活行為を行うための領域内で人体が検出された場合には、患者が扉を閉めてから自力で生活行為を行うための領域内に移動したと判断される。そして、医療従事者の補助により生活行為を行うための領域に移動した患者が、所定時間が経過しても領域の外に出なかったと判断した場合に報知が行われる。これにより、移動の補助を必要とする患者が放置されていることと、自力で移動することができる患者がその領域に居続けていることとを明確に区別することができる。
本実施形態による呼び出しシステムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態による呼び出しシステムを適用したトイレの状態例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態による呼び出しシステムの構成例を示すブロック図を図1に示す。同図に示すように、本実施形態による呼び出しシステムは、扉状態検出装置1、人体検出装置2、制御装置3、記憶装置4、タイマー5、報知装置6、を備えて構成されている。
図1において、扉状態検出装置1は、施設に居る患者が用便(特許請求の範囲の生活行為に該当する)時に使用するトイレに入る際に開閉される扉付近に設置されており、扉が閉まっていることを検出する。また、扉状態検出装置1は押しスイッチなどにより構成されており、押しスイッチが押されているか否かによって扉の状態を検出している。具体的には、押しスイッチは、扉が閉まっている場合に扉とトイレの壁との間に挟まれて押される。一方、押しスイッチは、扉が開いている場合に扉とトイレの壁との間に挟まれなくなり押されない。ここで、扉状態検出装置1は、伝送線を介して制御装置3に接続されている。扉状態検出装置1は、扉が閉まっていることを検出すると、閉信号を生成して制御装置3へ出力する。また、閉信号は、この扉状態検出装置1を他の扉状態検出装置1と識別するための扉状態検出装置識別情報を含む。また、扉状態検出装置1は、扉が閉まっていることを検出し続けている間、閉信号を出力し続ける。また、本実施形態の扉は、トイレ内に設置されている便器付近(特許請求の範囲の生活行為を行うための領域)から手の届かない位置に設けられている。そのため、便器付近に居る患者が扉を閉めることはできない。
人体検出装置2は、重量センサーなどにより構成されており、便器に設置されている便座への荷重を検出することで便器付近に人体が存在することを検出する。ここで、人体検出装置2は、伝送線を介して制御装置3に接続されている。また、人体検出装置2は人体を検出すると、人体検出信号を生成して制御装置3へ出力する。また、人体検出信号は、この人体検出装置2を他の人体検出装置2と識別するための人体検出装置識別情報を含む。また、人体検出装置2は、便器付近に存在する人体を検出し続けている間、人体検出信号を出力し続ける。
制御装置3は、パーソナルコンピューターなどにより構成されており、本実施形態による呼び出しシステムの各構成要素を後述するように制御する。また、制御装置3は、医療従事者が居る部屋(例えば、スタッフルーム)などに設置されている。ここで、制御装置3は、人体検出装置2から人体検出信号を入力した状態で、この人体検出装置2が設置されているトイレに設置されている扉状態検出装置1から閉信号を入力し、この閉信号を入力し続けることで、患者がトイレに居続けていることを検出している。すなわち、扉状態検出装置1、人体検出装置2、および、制御装置3が特許請求の範囲の患者状態検出装置に該当する。
記憶装置4は、メモリなどにより構成されており、スタッフルームなどに設置されている。また、記憶装置4は、扉状態検出装置1の扉状態検出装置識別情報およびその扉状態検出装置1が設置されているトイレに設置されている人体検出装置2の人体検出装置識別情報を関連付けて予め記憶している。
タイマー5は時間を計測するためのものである。報知装置6は、スタッフルームなどに設置されており、トイレへ移動する際に補助を必要とした患者がトイレに放置されていることを医療従事者に知らせるためのものである。ここで、報知装置6は、スピーカや表示ディスプレイ、表示灯などにより構成されており、スピーカから呼び出し音や音声を出力させたり、表示ディスプレイに呼び出し表示を行わせたり、表示灯を点灯または点滅させたり、これらを組み合わせたりして報知を行う。
制御装置3は、人体検出装置2から出力された人体検出信号を入力した場合に、人体検出信号を入力したままであるか否かを判定するとともに、記憶装置4を参照して、入力している人体検出信号に含まれる人体検出装置識別情報に関連付けて記憶されている扉状態検出装置識別情報を含む閉信号を入力したか否かを判定する。すなわち、制御装置3は、人体検出装置2が人体を検出している状態で、この人体検出装置2が設置されているトイレの扉が閉められたか否かを判定する。
そして、人体検出信号を入力したままであると判定し、かつ、人体検出信号に含まれる人体検出装置識別情報に関連付けて記憶されている扉状態検出装置識別情報を含む閉信号を入力した場合に、制御装置3はタイマー5を動作させ、タイマー5は時間の計測を開始する。また、制御装置3は、タイマー5にて計測した時間が予め設定しておいた所定時間に達したか否かを判定するとともに、扉状態検出装置1から閉信号を入力し続けているか否かを判定する。ここで、所定時間とは、トイレへ移動する際に補助を必要とした患者がトイレに放置されていると見做される時間である。
タイマー5にて計測した時間が予め設定しておいた所定時間に達していないと制御装置3にて判断した場合に、制御装置3が閉信号を入力し続けているときには、制御装置3は上述した判定処理を繰り返す。一方、タイマー5にて計測した時間が予め設定しておいた所定時間に達したと制御装置3にて判断した場合に、制御装置3が閉信号を入力し続けているときには、制御装置3は、報知装置6を動作させるとともに、タイマー5の動作を停止させる。これにより、トイレへ移動する際に補助を必要とした患者がトイレに放置されていることが報知される。
また、タイマー5にて計測した時間が予め設定しておいた所定時間に達していないと制御装置3にて判断した場合に、制御装置3が閉信号を入力しなくなったときには、制御装置3はタイマー5の動作を停止させる。これは、医療従事者がトイレの扉を開けたことを意味する。なお、医療従事者がトイレの扉を開けただけでは、人体検出装置2によって検出されている患者が医療従事者の補助によりトイレから移動したか否かが不明であるため、制御装置3が閉信号を入力しなくなった場合に、それからある程度の時間が経過しても制御装置3が人体検出信号を入力し続けているときに、制御装置3が報知装置6を動作させるようにしても良い。この場合の報知は、トイレへ移動する際に補助を必要とした患者がトイレに放置されていることを示すものであっても良いし、その他の内容を示すもの(例えば、単に患者がトイレ内に放置されていることを示すもの)であっても良い。
次に、図1および図2を用いてトイレの使用例を説明する。まず、トイレへ移動する際に補助を必要とする患者がトイレを使用する場合について説明する。同図(a−1)に示すように、医療従事者の補助により患者がトイレへ移動すると、医療従事者はトイレの扉を開ける。医療従事者が扉を開けると、医療従事者および患者はトイレに入り、患者は医療従事者の補助により便器に設置されている便座に着座する(図2(a−2)を参照)。すると、人体検出装置2は、便座への荷重を検出して人体検出信号を制御装置3へ出力する。
制御装置3は人体検出信号を入力すると、人体検出信号を入力したままであるか否かを判定するとともに、記憶装置4を参照し、入力している人体検出信号に含まれる人体検出装置識別情報に関連付けて記憶されている扉状態検出装置識別情報を含む閉信号を入力したか否かを判定する。
その後、患者に対して移動の補助を行った医療従事者は、患者が便座に着座している状態でトイレから出て扉を閉める(図2(a−3)を参照)。すると、扉状態検出装置1は、扉が閉まっていることを検出して制御装置3へ閉信号を出力する。
制御装置3は、人体検出信号を入力したままであると判定し、かつ、人体検出信号に含まれる人体検出装置識別情報に関連付けて記憶されている扉状態検出装置識別情報を含む閉信号を入力した場合に、タイマー5を動作させ、タイマー5は時間の計測を開始する。また、制御装置3は、タイマー5にて計測した時間が予め設定しておいた所定時間に達したか否かを判定するとともに、閉信号を入力し続けているか否かを判定する。
この状態で扉を閉めた医療従事者がトイレから立ち去り(図2(a−4)を参照)、タイマー5にて計測した時間が予め設定しておいた所定時間に達すると、制御装置3は報知装置6を動作させるとともにタイマー5の動作を停止させる。報知装置6による報知が行われると、医療従事者は、トイレに移動してトイレの扉を開けてトイレに入り、患者を補助して扉へ移動する(図2(a−5)を参照)。
また、扉を閉めた医療従事者がトイレから立ち去り(図2(a−4)を参照)、タイマー5にて計測した時間が予め設定しておいた所定時間に達する前に医療従事者がトイレに移動してトイレの扉を開けると、扉状態検出装置1は閉信号を出力しなくなる。そのため、制御装置3は報知装置6を動作させず、タイマー5の動作を停止させる。その後、トイレの扉を開けた医療従事者は、トイレに入って患者を補助して扉へ移動する(図2(a−5)を参照)。
次に、自力で移動することができる患者がトイレを使用する場合について説明する。同図(b−1)に示すように、患者は、トイレへ移動するとトイレの扉を開ける。そして、患者がトイレに入って扉を閉めると(図2(b−2)を参照)、扉状態検出装置2は、扉が閉まっていることを検出して制御装置3へ閉信号を出力する。その後、扉を閉めた患者が便座に着座すると(図2(b−3)を参照)、人体検出装置2は、便座への荷重を検出して人体検出信号を制御装置3へ出力する。制御装置3は、人体検出信号を入力した時点で、その人体検出信号に含まれる人体検出装置識別情報に関連付けて記憶装置4に記憶されている扉状態検出装置識別情報を含む閉信号を既に入力しているので、タイマー5を動作させない。
その後、用便を済まして便座から立ち上がった患者は、扉を開けてトイレから出る(図2(b−4)を参照)。すると、人体検出装置2は人体検出信号を出力しなくなり、扉状態検出装置1は閉信号を出力しなくなる。
以上、詳しく説明したように、本実施形態の呼び出しシステムでは、扉状態検出装置1は、トイレ内に設置されている便器付近から手の届かない位置に設けられており、トイレに入る際に使用される扉が閉まっていることを検出すると閉信号を生成して制御装置3へ出力する。人体検出装置2は、トイレを使用している人体を検出すると人体検出信号を生成して制御装置3へ出力する。そして、制御装置3が人体検出信号を入力している状態で、その人体検出信号を出力した人体検出装置2が設置されているトイレに設置されている扉状態検出装置1から出力された閉信号を入力した時点から所定時間が経過しても、閉信号を入力し続けていると制御装置3にて判断した場合に、制御装置3は、トイレへ移動する際に補助を必要とした患者がトイレに放置されていることを報知装置6により報知させるようにしている。
これにより、トイレの便器付近で人体が検出されている状態で、便器付近から手の届かない位置に設けられている扉を閉めたことが検出された場合には、医療従事者の補助により患者が便器付近に移動した後で、その医療従事者が扉を閉めたと判断される。一方、便器付近で人体が検出されていない状態で扉を閉めたことが検出されてから、便器付近で人体が検出された場合には、患者が扉を閉めてから自力で便器付近に移動したと判断される。そして、医療従事者の補助により便器付近に移動した患者が、所定時間が経過しても便器付近に居続けたと判断した場合に報知が行われる。従って、移動の補助を必要とする患者が放置されていることと、自力で移動することができる患者が便器付近に居続けていることとを明確に区別することができる。
なお、前述した実施形態では、人体検出装置2は、重量センサーにより構成されているが、これに限定されない。例えば、人体検出装置2が赤外線センサーにより構成されるようにしても良い。この場合、赤外線センサーは、複数の方向へ赤外線を一箇所から便器付近を含むように放射し、便座に着座している患者などの検出物体に反射した赤外線を受光して、反射された赤外線が存在するか否かを判定することで、便器付近に人体が存在することを検出する。また、赤外線センサーは、扉付近に存在する人体を検出しないようにする必要がある。
また、前述した実施形態では、生活行為として用便を例示しているが、これに限定されない。例えば、入浴を生活行為としても良い。この場合、浴室内に設けられているバスタブに人体が存在することを人体検出装置2にて検出し、浴室の扉をバスタブから手の届かない位置に設ける必要がある。
また、前述した実施形態では、人体検出装置2は、便器付近に人体が存在することを検出した場合に人体検出信号を出力しているが、これに限定されない。例えば、トイレ内に人体が存在することを検出した場合に人体検出装置2が人体検出信号を出力するようにしても良い。この場合、トイレの内側に居る患者が扉の開け閉めを行う可能性があるため、扉状態検出装置1は、扉がトイレの外側から閉まった場合にのみ閉信号を出力する必要がある。
具体的には、扉状態検出装置1は、扉に設けられているドアノブのうち、トイレの外側に位置するドアノブのみに取り付けられ、人体が接触したことを検出する接触センサーと、扉が閉まっている場合に扉とトイレの壁との間に挟まれて押される押しスイッチとを備えて構成される。そして、人体が接触したことを接触センサーにて検出し、かつ、押しスイッチが押された場合に、扉状態検出装置1は閉信号を生成して制御装置3へ出力する。その後、扉状態検出装置1は、接触センサーによる検出結果に関係無く、押しスイッチが押され続けている間、閉信号を出力し続ける。
また、前述した実施形態では、報知装置6は、スタッフルームなどに設置されているが、これに限定されない。例えば、報知装置6が医療従事者に携行されるようにしても良い。
また、このような場合において、報知装置6がトイレへの移動を補助した医療従事者に報知を行うようにしても良い。この場合、トイレへの移動を補助した医療従事者を登録しておく必要がある。そのためには、トイレの扉付近などに図示しない入力装置を設置し、患者のトイレへの移動を補助した医療従事者が自身を他の医療従事者と区別するための医療従事者識別情報を入力装置にて入力する。制御装置3は、入力装置にて入力された医療従事者識別情報を記憶装置4に記憶させ、報知装置6を動作させる場合に、記憶装置4に記憶されている医療従事者識別情報によって特定される医療従事者に報知を行うようにする。
また、前述した実施形態では、報知装置6は、移動の補助を必要とする患者が放置されていることのみを報知しているが、これに限定されない。例えば、報知装置6は、自力で移動することができる患者が便器付近に居続けていることも報知するようにしても良い。
具体的には、制御装置3は、人体検出信号を入力した時点で、その人体検出信号に含まれる人体検出装置識別情報に関連付けて記憶装置4に記憶されている扉状態検出装置識別情報を含む閉信号を既に入力していると判断した場合に、タイマー5を動作させ、タイマー5は時間の計測を開始する。タイマー5が時間の計測を開始してから所定時間(換言すると、自力で移動することができる患者がトイレで倒れていると見做される時間)が経過しても、閉信号を入力したままであると制御装置3にて判断した場合に、制御装置3は報知装置6を動作させて、報知装置6は報知を行う。ここで、報知装置6は、トイレへ移動する際に補助を必要とした患者がトイレに放置されていることと、自力で移動することができる患者がトイレで倒れていることとを区別して報知する必要がある。また、本変形例では、タイマー5が計測する時間を、トイレへ移動する際に補助を必要とする患者がトイレに放置されている時間と同一としているが、これに限定されない。例えば、所定時間を異ならせても良い。この場合、自力で移動することができる患者がトイレで倒れていることを区別しているので、この所定時間を十分に長くすることが好ましい。
その他、呼び出しシステムの構成、処理手順、内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の組み合わせにより種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除するようにしても良い。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせるようにしても良い。
1 扉状態検出装置
2 人体検出装置
3 制御装置
4 記憶装置
5 タイマー
6 報知装置

Claims (1)

  1. 施設内に居る患者が生活行為を行うための領域の外部に存在し、前記患者が前記領域に入る際に開閉される扉が閉められていることを検出する扉状態検出装置と、
    前記領域内に存在する人体を検出する人体検出装置と、
    前記患者が前記領域から出ていないことを検出する患者状態検出装置と、
    時間を計測するタイマーと、
    前記領域へ移動する際に補助を必要とした患者が前記領域に放置されていることを報知する報知装置と、
    前記人体検出装置が人体を検出している状態で、前記扉が閉められたことを前記扉状態検出装置にて検出した場合に、前記タイマーを動作させ、前記タイマーが計測した時間が所定時間に達しても前記患者が前記領域から出ていないことを前記患者状態検出装置にて検出した場合に、前記報知装置を動作させるとともに、前記人体検出装置が人体を検出していない状態で前記扉が閉められたことを前記扉状態検出装置にて検出してから前記人体検出装置が人体を検出した場合には、前記タイマーを動作させないようにする制御装置と、
    を備えることを特徴とする呼び出しシステム。
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