JP5636509B2 - カラー撮像装置 - Google Patents

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    • H04N25/134Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on three different wavelength filter elements

Description

本発明は、単板式のカラー撮像装置に関する。
赤色、緑色、青色の各色のカラーフィルタを複数の画素に所定のパターンで配列した単板式のカラー撮像装置が知られている(特許文献1参照)。単板式のカラー撮像装置では、各画素の信号に演算処理を施し、各画素の足りない色情報を周辺の画素から補完してフルカラーの画像を得ることができる。
特許文献1記載のカラー撮像装置は、正方形形状の各画素を格子状に配列している。そして、各画素にはベイヤ配列で各色のカラーフィルタが設けられている。
ベイヤ配列では、図19の左上に示すように、正方格子状に並んだ2×2の4個の画素に対し、斜め2つに緑色のカラーフィルタ200Gを割り当て、残り2つに赤色のカラーフィルタ200Rと青色のカラーフィルタ200Bを1つずつ割り当ててカラーフィルタ配列の基準単位202としている。この基準単位202を画素位置に合わせて順次に並べることによって正方格子状の撮像面が構成され、カラー撮像装置に好適に用いられている。なお、本願の各図では、それぞれ「R」の文字で赤色、「G」の文字で緑色、「B」の文字で青色の各カラーフィルタを示している。
また、特許文献1記載のカラー撮像装置では、画素ごとにマイクロレンズが設けられ、特に赤色のカラーフィルタの上に設けられたマイクロレンズは、撮像面の中央部から周辺部に離れるほどその直径を大きくしている。これは、カラー撮像装置に併用される赤外線カットフィルタに起因する色シェーディング現象を抑えるためである。多層干渉薄膜を利用した赤外線カットフィルタは、入射角度が大きい斜め入射光に対しては透過波長帯域を短波長側にシフトさせるから、赤外カット波長が可視光域の赤色領域に入り込んで赤色信号が減少する。この現象は、入射角度が大きくなる撮像面の周辺部ほど生じやすく、結果的に撮像面の周辺部では相対的に青色が強くなって、カラー撮像装置の画質を低下させる要因となる。
そこで特許文献1記載のように、撮像面周辺部では赤色のカラーフィルタが設けられた画素についてはマイクロレンズの直径を大きくして入射光量を増やし、相対的に画素感度を高めている。こうして赤外線カットフィルタによる赤色信号の減少を防ぐことにより、各色の信号がバランスよく得られるようになり、赤外線カットフィルタに起因する色シェーディング現象を抑えることができる。特許文献1記載のカラー撮像装置では、こうして画質の向上を図っている。
特開2009−88255号公報
図19に示すように、ベイヤ配列では、緑色のカラーフィルタ200Gと赤色のカラーフィルタ200Rとが交互に縦に並ぶ列204及び、緑色のカラーフィルタ200Gと赤色のカラーフィルタ200Rとが交互に横に並ぶ列205には、青色のカラーフィルタ200Bが設けられていない。同様に、緑色のカラーフィルタ200Gと青色のカラーフィルタ200Bとが交互に縦に並ぶ列206、及び緑色のカラーフィルタ200Gと青色のカラーフィルタ200Bとが交互に横に並ぶ列207には、赤色のカラーフィルタ200Rが設けられていない。
また、緑色のカラーフィルタ200Gのみが斜めに並ぶ列208には、赤色のカラーフィルタ200Rと青色のカラーフィルタ200Bとが設けられておらず、赤色のカラーフィルタ200Rと青色のカラーフィルタ200Bとが交互に斜めに並ぶ列209には、緑色のカラーフィルタ200Gがない。
上記のように、ベイヤ配列には、各画素の列204〜209によって存在しない色がある。このため、ベイヤ配列には、演算処理によって色を生成する際に、被写体の空間周波数の高い部分や色の境目の部分に、実際には存在しない誤った色を生成してしまう擬色が生じやすいという問題がある。この問題は、画素ごとに設けられる各色のカラーフィルタの配列パターンによるものであり、マイクロレンズの直径を調節することなどでは解決することができない。
この種の擬色の発生を抑えるには、各画素の縦横斜めの各列のそれぞれに、各色のカラーフィルタを含める必要がある。とはいえ、各色のカラーフィルタの規則性が極端に薄くなってしまうと色情報の演算処理が複雑になり、画像の生成に時間が掛かかることが懸念される。このため、カラー撮像装置では、ベイヤ配列よりも擬色の発生を抑えることができ、かつ演算処理も複雑化させることのないカラーフィルタ配列が望まれていた。
本発明の目的は、ベイヤ配列よりも擬色の発生を抑えることができ、かつ演算処理の複雑化を招くこともないカラーフィルタ配列をもつカラー撮像装置を提供することである。
本発明のカラー撮像装置は、赤色カラーフィルタ,緑色カラーフィルタ,青色カラーフィルタのいずれかが設けられた画素をN×N個(Nは「3」以上の整数)で配列した第1〜第4の4種類の画素群の複数を有している。第1の画素群に対し、第2の画素群は第1の画素群の下方に隣接し、第3の画素群は第2の画素群の右方に隣接し、第4の画素群は第3の画素群の上方に隣接して同一の撮像面上に配列される。また、第1の画素群の各色のカラーフィルタ配列に対し、第2〜第4のそれぞれの画素群の各色のカラーフィルタ配列は、第1の画素群のカラーフィルタ配列を一方向に順に90度、180度、270度回転させたときの配列パターンである。さらに、互いに隣接した第1〜第4の画素からなる2N×2Nの画素領域では、カラーフィルタの色ごとのフィルタ個数の比率は、同じ2N×2Nの領域にベイヤ配列で各色カラーフィルタを配列したときの色ごとのフィルタ個数の比率とは異なる。そして、ベイヤ配列の場合よりもフィルタ個数の比率が少ない色のカラーフィルタが設けられた画素の感度は、ベイヤ配列の場合よりもフィルタ個数の比率が多い色のカラーフィルタが設けられた画素の感度よりも高く設定される。
各画素は、入射した光を電荷に変換して蓄積する光電変換部と、この光電変換部に向けて光を集光するマイクロレンズとを備えていることが好ましい。マイクロレンズは光入射面が部分的な凸球面を含む凸曲面状に形成される。また、マイクロレンズは光入射面側から見たときの平面形状が四隅の角部を丸めたほぼ正方形状であり、各画素の配列ピッチを超えない大きさである。フィルタ個数の比率が少ない色のカラーフィルタがある画素のマイクロレンズは、フィルタ個数の比率が少ない色のカラーフィルタがある画素のマイクロレンズよりも四隅の角部を丸める際の曲率半径を短くすることが好ましい。これにより、フィルタ個数が少ない色のカラーフィルタが設けられた画素の感度を高くすることができる。
また、光入射面側から見たときのマイクロレンズの平面形状を、各画素の配列ピッチを越えない直径の円形状にすることもできる。この場合には、フィルタ個数の比率が少ない色のカラーフィルタがある画素のマイクロレンズは、フィルタ個数の比率が多い色のカラーフィルタがある画素のマイクロレンズよりもその直径を大きくしておけばよい。以上のような形状のマイクロレンズは、角柱状又は円柱状に形成されたフォトレジストを熱処理で溶融させることで得ることができる。
また、光入射面側から見たときのマイクロレンズの平面形状を円形状とし、フィルタ個数の比率が少ない色のカラーフィルタが設けられた画素のマイクロレンズの直径を大きくするに際しては、その直径を各画素の配列ピッチよりも大きくすることも可能である。この場合には、各画素間の境界線に沿ってそのマイクロレンズの一部を破断する形状にして対応すればよい。このようなマイクロレンズは、各マイクロレンズの形状に応じたパターンの光学濃度勾配が設けられたグラデーションマスクを用いて形成することができる。
なお、フィルタ個数の比率が多い色のカラーフィルタが設けられた画素のマイクロレンズは平面形状を円形とし、フィルタ個数の比率が少ない色のカラーフィルタが設けられた画素のマイクロレンズは四隅の角部を丸めたほぼ正方形形状にしておくことも可能である。この場合、マイクロレンズの面積は正方形状の方が円形状よりも広くなって画素感度が高くなる。また、入射光を通過させるために遮光膜に形成した開口の面積を、フィルタ個数の比率が少ない色のカラーフィルタが設けられた画素については大きくして画素感度を向上させることもできる。
N≧2Mであり、Mは「2」以上の整数)の関係が成り立つ場合、各画素群に含まれる各画素にそれぞれM×M個の画素からなる4つの小グループを設けることができる。第1画素群には第1A〜第4Aの小グループが設けられ、第1Aの小グループに対し、第2Aの小グループは第1Aの小グループの下方に配置され、第3Aの小グループは第2Aの小グループの右方に配置され、第4Aの小グループは第3Aの小グループの上方に配置される。また、第1Aの小グループの各色のカラーフィルタ配列に対し、第2A〜第4Aのそれぞれの小グループの各色のカラーフィルタ配列は、第1Aの小グループのカラーフィルタ配列を一方向に順に90度、180度、270度回転させたときの配列パターンである。第2〜第4画素群には、それぞれ、第1B〜第4B、第1C〜第4C、第1D〜第4Dの4つの小グループが設けられる。第1B〜第4Bのそれぞれの小グループの各色のカラーフィルタ配列は、それぞれ第1A〜第4Aの小グループのカラーフィルタ配列を一方向に順に90度回転させたときの配列パターンである。第1C〜第4Cのそれぞれの小グループの各色のカラーフィルタ配列は、それぞれ第1A〜第4Aの小グループのカラーフィルタ配列を一方向に順に180度回転させたときの配列パターンである。第1D〜第4Dのそれぞれの小グループの各色のカラーフィルタ配列は、それぞれ第1A〜第4Aの小グループのカラーフィルタ配列を一方向に順に270度回転させたときの配列パターンである。
Nが「3」である場合、2N×2N(=「36」)の画素領域の中に配列される各色のカラーフィルタに関し、赤色カラーフィルタの個数を8個、緑色カラーフィルタの個数を20個、青色カラーフィルタの個数が8個とし、赤色カラーフィルタと緑色カラーフィルタとの個数比率、及び青色カラーフィルタと緑色カラーフィルタとの個数比率をそれぞれ「2.5」にすることが好ましい。
Nが「5」である場合、2N×2N(=「100」)の画素領域の中に配列される各色のカラーフィルタに関し、赤色カラーフィルタの個数を24個、緑色カラーフィルタの個数を52個、青色カラーフィルタの個数を24個とし、赤色カラーフィルタと緑色フィルタとの個数比率、及び青色フィルタと緑色フィルタの個数比率をそれぞれ「2.17」にすることが好ましい。
本発明では、赤、緑、青の各色の各色のカラーフィルタが所定の配列で並ぶ第1の画素群と、この第1の画素群のカラーフィルタ配列を一方向に90度回転させたカラーフィルタ配列を有し、第1の画素群の下方に隣接させた第2の画素群と、第1の画素群のカラーフィルタ配列を同方向に180度回転させたカラーフィルタ配列を有し、第2の画素群の右に隣接させた第3の画素群、そして第1の画素群のカラーフィルタ配列を同方向に270度回転させたカラーフィルタ配列を有し、第3の画素群の上方及び第1の画素群の右方に隣接させた第4の画素群で撮像面を構成する。これにより、画素群全体の縦,横,斜めの各列に各色のカラーフィルタが必ず含まれるようになり、擬色の発生を抑えることができる。また、各色のカラーフィルタの配列に周期性もあるから、演算処理の複雑化を招くこともない。
カラー撮像装置の撮像面の構成を示す説明図である。 カラーフィルタの配列を示す説明図である。 各画素群のカラーフィルタの配列の概念を示す説明図である。 画素ごとに設けられたマイクロレンズの説明図である。 角柱状又は円柱状のフォトレジストを形成した状態の説明図である。 フォトレジストを溶融してマイクロレンズを形成した状態の説明図である。 マイクロレンズの直径を変えた例を示す説明図である。 赤色画素と青色画素のマイクロレンズの直径を画素の配列ピッチよりも大きくした例を示す説明図である。 グラデーションマスクの説明図である。 図9AにおけるA−A部分断面図である。 マイクロレンズを形成した状態の説明図である。 緑色画素を円形のマイクロレンズとし、赤色画素と青色画素とをほぼ正方形形状のマイクロレンズとした例を示す説明図である。 遮光膜の開口面積を変えた例を示す説明図である。 2×2個の画素で画素群を構成する例を示す説明図である。 4×4個の画素で画素群を構成する例を示す説明図である。 4×4個の画素で画素群を構成し、各画素群を2×2個の画素の小グループにさらに分ける例を示す説明図である。 5×5個の画素で画素群を構成する例を示す説明図である。 5×5個の画素で画素群を構成し、各画素群を2×2個の画素の小グループにさらに分ける例を示す説明図である。 正方形を45度回転させた形状に構成した画素を斜め45度方向に並べて撮像面を構成する例を示す説明図である。 従来のベイヤ配列を示す説明図である。
[第1実施形態]
図1において、カラー撮像装置10は、実線で示すようにほぼ正方形に区画して形成された複数の画素11を備えている。各画素11は格子状に並べて配置され、被写体を撮像するほぼ矩形状の撮像面16を構成する。カラー撮像装置10は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなど、いわゆる正方格子配列に各画素11が並べられた周知の構造を備えている。また、カラー撮像装置10は、有機膜によって構成されるものでもよい。
各画素11は、フォトダイオード(以下、PDと称す)12と、遮光膜13と、マイクロレンズ14と、カラーフィルタ15とを有している。PD12は、入射した光を電荷に変換して蓄積する光電変換部である。遮光膜13はPD12の上に設けられる。遮光膜13には開口13aが形成され、マイクロレンズ14を通過した入射光はこの開口13aを通ってPD12に達する。遮光膜13は、PD12以外の部分に余計な光が入射することを防ぐ。
マイクロレンズ14は入射面側が凸状の部分球面で、PD12に向けて光を集光する。なお、入射面に部分的な球面の代わりに非球面を利用したものを用いてもよい。カラーフィルタ15はPD12とマイクロレンズ14との間に設けられ、マイクロレンズ14が集光した光のうち特定の波長域の光を透過してPD12に入射させる。
図2に示すように、カラーフィルタ15は、赤色の光を透過させる赤色カラーフィルタ15Rと、緑色の光を透過させる緑色カラーフィルタ15Gと、青色の光を透過させる青色カラーフィルタ15Bとを有する。
各画素11には、赤色カラーフィルタ15R、緑色カラーフィルタ15G、青色カラーフィルタ15Bのいずれか1つが設けられる。各色カラーフィルタ15R、15G、15Bは所定のパターンで撮像面16に配列されている。各画素11は、この各色カラーフィルタ15R、15G、15Bの配列パターンに応じて、第1の画素群21、第2の画素群22、第3の画素群23、第4の画素群24の4つのグループに分けられている。
第1の画素群21は、3×3の9個の画素11によって構成されている。第1の画素群21には、各色のカラーフィルタ15R、15G、15Bがベイヤ配列で並べられている。また、第1の画素群21の中心の画素11には、緑色カラーフィルタ15Gを設けるようにしている。
第2の画素群22は、第1の画素群21と同様に3×3の9個の画素11によって構成され、第1の画素群21の下方に接するように撮像面16に配置されている。ここで、第1の画素群21の「下」とは、光入射面側から撮像面16に正対して平面図として表した場合の撮像面16の面内に沿う向きを示す。なお、図9B,図10を除く他の図面も、この向きに対応させて表している。
図2及び図3に示すように、第2の画素群22には、第1の画素群21のカラーフィルタ配列を反時計回りに90度回転させたパターンで各色のカラーフィルタ15R、15G、15Bが配列されている。図3では、第2の画素群22の各カラーフィルタ15の配列が、第1の画素群21の各カラーフィルタ15の配列を回転させたものであることが分るように、フィルタ色を示す「R」、「G」、「B」の各文字も同様に回転させた向きで示している。
第3の画素群23も3×3の9個の画素11によって構成され、第2の画素群22の右方に接するように撮像面16に配置されている。第3の画素群23には、第1の画素群21のカラーフィルタ配列を反時計回りに180度回転させたパターンで各色のカラーフィルタ15R、15G、15Bが配列されている。
第4の画素群24も3×3の9個の画素11によって構成され、第3の画素群23の上方に接するように撮像面16に配置されている。第4の画素群24には、第1の画素群21のカラーフィルタ配列を反時計回りに270度回転させたパターンで各色のカラーフィルタ15R、15G、15Bが配列されている。
このように、カラー撮像装置10では、第1の画素群21のベイヤ配列の各色のカラーフィルタ15R、15G、15Bの並びを90度ずつ回転させて、第2の画素群22、第3の画素群23、第4の画素群24の各色のカラーフィルタ15R、15G、15Bを配列することにより、撮像面16を構成している。
上記撮像面16における各色のカラーフィルタ配列は、3×3の9画素からなる第1の画素群21上の各色のカラーフィルタ15R、15G、15Bのベイヤ配列を基準とし、このカラーフィルタ配列を右下端25aを中心にして反時計回りにそれぞれ90度、180度、270度回転したときの配列パターンを第2、第3、第4の画素群22,23,24のカラーフィルタ配列として用い、さらにそれぞれの回転中心が第1の画素群21の右下端25aで合致するように第1〜第4の画素群21〜24を重畳させずに組み合わせて配列したものと言える。
また、上記撮像面16における各色のカラーフィルタ配列は、3×3の9画素からなる第1の画素群21上の各色のカラーフィルタ15R、15G、15Bのベイヤ配列を基準とし、このカラーフィルタ配列では右辺となっている線分25bを、反時計回りにそれぞれ90度、180度、270度回転し、線分25bを上辺、左辺、下辺と移動させたときの配列パターンを第2、第3、第4の画素群22、23、24のカラーフィルタ配列として用い、第2の画素群22では上辺に移動した線分25bを第1の画素群21の下辺に合わせ、第3の画素群23では辺に移動した線分25bを第2の画素群22の右辺に合わせ、第4の画素群24では下辺に移動している線分25bを第3の画素群23の上辺に合わせるように組み合わせたものとも言える。
なお、各図には、第1〜第4の画素群21〜24をそれぞれ1つずつ組み合わせた6×6の36個の画素11からなる撮像面16が示されているだけであるが、実際には、これら36個の画素11を基準単位とする格子状の繰り返し配列によって撮像面16が構成され、全体の画素数としては500万画素以上のものも少なくない。
図19に示すように、ベイヤ配列では緑色のカラーフィルタ200Gと赤色のカラーフィルタ200Rとが交互に並ぶ列204、205には、青色のカラーフィルタ200Bが存在しない。また、緑色のカラーフィルタ200Gと青色のカラーフィルタ200Bとが交互に並ぶ列206、207には、赤色のカラーフィルタ200Rが存在しない。
従って、下表1に配列名「ベイヤ配列」で示すように、ベイヤ配列の縦横方向の各列204〜207では、全ての列に緑色のカラーフィルタ200Gを備えた画素が含まれる反面、赤色のカラーフィルタ200Rを備えた画素と青色のカラーフィルタ200Bを備えた画素との両方を含む列は存在しない。従って、縦横方向の列に緑色のカラーフィルタ200Gを備えた画素の割合は、100%であり、赤色のカラーフィルタ200Rを備えた画素と青色のカラーフィルタ200Bを備えた画素との両方を含む列は存在せず0%である。
Figure 0005636509
これに対し、図2に示すように、カラー撮像装置10の基準単位の6×6の領域には、縦方向の6列、及び横方向の6列の全てに、緑色カラーフィルタ15Gを備えた画素11(以下、緑色画素と称す)と、赤色カラーフィルタ15Rを備えた画素11(以下、赤色画素と称す)と、青色カラーフィルタ15Bを備えた画素11(以下、青色画素と称す)とが含まれる。従って、表1に示すように、カラー撮像装置10の縦横方向(上下左右方向)の列に関しては、緑色画素を含む列の割合も、赤色画素と青色画素とを両方含む列の割合も、それぞれ100%となる。
また、ベイヤ配列では、斜め方向では緑色のカラーフィルタ200Gのみが並ぶ列208と、赤色のカラーフィルタ200Rと青色のカラーフィルタ200Bとが交互に並ぶ列209との二種類の配列が交互に並ぶ。このため、ベイヤ配列の斜め方向の各列では、緑色画素を含む列の割合も、赤色画素と青色画素とを両方含む列の割合も、それぞれ50%となる。
これに対しカラー撮像装置10では、撮像面16の斜め方向におけるカラーフィルタ配列をみると、緑色画素のみが並ぶ列26と、赤色画素と緑色画素と青色画素とが交互に並ぶ2つの列27、28とが交互に並んでいる。従って、表1に示すように、カラー撮像装置10の斜め方向の列では、緑色画素を含む列の割合が100%、赤色画素と青色画素とを両方含む列の割合が67%となる。なお、図2では、各列26〜28を右上がりの列で示しているが、これと対称な右下がりの各列も同様の構成である。
このように、カラー撮像装置10のカラーフィルタ配列では、ベイヤ配列に比べて、各色のカラーフィルタ15R、15G、15Bが撮像面16上の縦横斜めの各列に高確率で含まれるようになる。これにより、カラー撮像装置10では、ベイヤ配列の場合よりも演算処理によって各列の色情報が適切に得られ、擬色の発生を抑えることができる。また、カラー撮像装置10では、6×6の各画素11を基準単位とし、これを格子状に並べて撮像面16を構成する。このため、各色の画素の並びに、基準単位に応じた周期性が保たれている演算処理の複雑化を招くこともない。
上記実施形態では、基準単位の領域内の左上部分に位置する第1の画素群21をベイヤ配列とし、これを基準に90度ずつ反時計回りに回転させる構成としたが、他の画素群22〜24をベイヤ配列とし、これを基準として反時計回りあるいは時計回りに90度ずつ回転させる構成としてもよい。
[第2実施形態]
表1に示すように、ベイヤ配列では、2×2の基準単位の中に、1個の赤色画素と2個の緑色画素と1個の青色画素とが含まれるから、赤色画素(R)に対する緑色画素(G)の比率G/R、及び青色画素(B)に対する緑色画素(G)の比率G/Bは、それぞれ2.0である。
一方、カラー撮像装置10のカラーフィルタ配列には、6×6の基準単位の中に、8個の赤色画素と20個の緑色画素と8個の青色画素とが含まれるから、各比率G/R、G/Bは、それぞれ2.5となる。また、基準単位の6×6の領域の全体にベイヤ配列で各色のカラーフィルタを並べた場合、赤色画素は9個、緑色画素は18個、青色画素は9個になるから、ベイヤ配列の場合よりも緑色画素の数は多く、赤色画素、青色画素の数は少ない。ここで、各画素群21〜24の一辺の画素数は「3」であるから、基準単位の6×6の領域は、請求項記載のNを「3」としたときの2N×2Nの領域である。
このように、カラー撮像装置10では、ベイヤ配列に比べて緑色画素に対する赤色画素と青色画素との割合が小さい。このため、カラー撮像装置10では、ベイヤ配列のときと同じホワイトバランスとする場合に、赤色画素、青色画素に対する増幅率を上げなければならない。
ところが、赤色画素、青色画素の増幅率を上げると、これにともなって色ノイズ(擬色)も増加してしまうため、カラーフィルタ配列に起因する擬色の抑制効果が損なわれる恐れがある。具体的には、下式1に示すように、S/N比として−2dB程度低下する。
Figure 0005636509
そこで、図4に示すカラー撮像装置40のように、赤色画素41Rのマイクロレンズ42Rと青色画素41Bのマイクロレンズ42Bとの平面投影面積を、緑色画素41Gのマイクロレンズ42Gの平面投影面積よりも大きくしてもよい。なお、カラー撮像装置40の構成は、各マイクロレンズ42R、42G、42Bの形状の他は、上記実施形態のカラー撮像装置10の構成と同一であるから、詳細な説明は省略する。
各マイクロレンズ42R、42G、42Bは、光入射面が凸曲面状に形成され、平面形状に関しては正方形の四隅を丸めた形状に形成されている。各マイクロレンズ42R、42G、42Bのそれぞれの辺の長さDr、Dg、Dbは、ほぼ等しい。マイクロレンズ42Rの角部の曲率半径Rrcと、マイクロレンズ42Bの角部の曲率半径Rbcとは、ほぼ同一の長さである。そして、曲率半径Rrc、Rbcは、マイクロレンズ42Gの角部の曲率半径Rgcよりも短くしている。
このように、カラー撮像装置40では、マイクロレンズ42Gの角部の丸みをマイクロレンズ42R、42Bよりも大きくすることによって、マイクロレンズ42R、42Bの平面投影面積(平面形状に現れる面積)をマイクロレンズ42Gの平面投影面積よりも大きくしている。こうすれば、マイクロレンズ42R、42Bの集光効率が、マイクロレンズ42Gの集光効率に比べて高くなり、赤色画素41R、青色画素41Bの感度を、緑色画素41Gの感度よりも高くすることができる。そして、赤色画素41R、青色画素41Bの感度が、緑色画素41Gの感度よりも高くなれば、ベイヤ配列のときと同じホワイトバランスとする場合に、赤色画素、青色画素に対する増幅率の上げ幅を抑えることができるので、色ノイズを低レベルに抑え込むことができる。
各マイクロレンズ42R、42G、42Bを形成する場合には、まず、図5に示すように、PD12が形成された半導体基板43の上に、少なくともシリコン酸化膜層を含む絶縁膜44、遮光膜13、平坦化膜45を形成する。そして、平坦化膜45の上に、図2に示すパターンで各色のカラーフィルタ15R、15G、15Bを形成する。絶縁膜44は、金属で形成する場合が多い遮光膜13と半導体基板43との接触を防ぐとともに、半導体表面の保護や画質劣化を起こす界面準位を低減させるための透明な膜である。
平坦化膜45は、遮光膜13などによって生じる半導体基板43上の凹凸を埋めて、カラーフィルタ15を形成するための平面を構成する透明な膜である。平坦化膜45には、例えば、透明な有機膜が用いられ、回転塗布されることにより平坦面を形成する。なお、この構造は一例であり、絶縁膜44、遮光膜13、平坦化膜45の領域には、トランジスタのゲート絶縁膜、ゲート電極、金属配線、遮光膜、平坦化膜を形成する構造でもよい。
各色のカラーフィルタ15R、15G、15Bを形成した後、この上にフォトレジストの膜を設け、この膜に周知のフォトリソグラフ処理やエッチング処理を施し、画素ごとに区分けすることにより、各マイクロレンズ42R、42G、42Bの基となるフォトレジスト46R、46G、46Bを形成する。
赤色カラーフィルタ15Rの上のフォトレジスト46Rと青色カラーフィルタ15Bの上のフォトレジスト46Bとは、ほぼ四角柱状に形成する。一方、緑色カラーフィルタ15Gの上のフォトレジスト46Gは、ほぼ円柱状に形成する。これらは、リソグラフィー工程のフォトマスク上に形成されたマスクパターンの違いにより具現化する。
これらの各フォトレジスト46R、46G、46Bに対して熱処理を施し、図6に示すように、表面張力により表面積が小さくなる方向に形状が変化する現象を利用し、凸曲面状の形状を形成する。
これにより、曲率半径Rrc、Rbcが、曲率半径Rgcよりも短く、マイクロレンズ42R、42Bの平面投影面積が、マイクロレンズ42Gの平面投影面積よりも大きくなるように、各マイクロレンズ42R、42G、42Bを形成することができる。
[第3実施形態]
カラー撮像装置40では、各マイクロレンズ42R、42G、42Bをほぼ正方形状に形成し、これらの曲率半径Rrc、Rbc、Rgcを変えることによって、マイクロレンズ42R、42Bの平面投影面積が、マイクロレンズ42Gの平面投影面積よりも大きくなるようにしたが、図7に示すカラー撮像装置50のように、平面形状がほぼ円形に形成されたマイクロレンズの直径を変えて平面投影面積を変化させてもよい。
カラー撮像装置50には、赤色画素51R、緑色画素51G、青色画素51Bのそれぞれにほぼ円形状に形成されたマイクロレンズ52R、52G、52Bが設けられている。赤色画素51Rのマイクロレンズ52Rと青色画素51Bのマイクロレンズ52Bとは、各画素の配列ピッチDPとほぼ同一の直径で形成されている。一方、緑色画素51Gのマイクロレンズ52Gは、配列ピッチDPよりも僅かに小さい直径で形成されている。
このように、マイクロレンズ52Gの直径をマイクロレンズ52R、52Bの直径よりも小さくすれば、マイクロレンズ52R、52Bの平面投影面積がマイクロレンズ52Gの平面投影面積よりも大きくなるから、カラー撮像装置40の場合と同様の効果が得られる。なお、このように配列ピッチDP以下の直径で各マイクロレンズ52R、52G、52Bを形成する場合には、カラー撮像装置40の各マイクロレンズ42R、42G、42Bと同様に、円柱状に形成したフォトレジストを溶融させればよい。
[第4実施形態]
カラー撮像装置50では、各マイクロレンズ52R、52G、52Bの直径を画素の配列ピッチDP以下としたが、図8に示すカラー撮像装置55のように、赤色画素56Rのマイクロレンズ57Rと青色画素56Bのマイクロレンズ57Bとの直径を配列ピッチDPよりも大きくしてもよい。
カラー撮像装置55の緑色画素56Gのマイクロレンズ57Gは、カラー撮像装置50のマイクロレンズ52Gと同様に、ピッチDPよりも僅かに小さい直径の円形状に形成されている。
マイクロレンズ57R、57Bは、配列ピッチDPよりも大きい直径の円形状に形成され、マイクロレンズ57Gの直径を小さくすることによって空いた緑色画素56Gの領域に、その一部を入り込ませている。また、マイクロレンズ57R、57Bは、赤色画素56Rと青色画素56Bとが隣接する部分では互いに接触する。このため、マイクロレンズ57R、57Bはほぼ円形状ではあるが、赤色画素56Rと青色画素56Bとの境界に沿って一部が切断された形状に形成される。そして、マイクロレンズ57R、57Bは、この切断面同士を互いに接触させるようにして配置される。
このように、マイクロレンズ57R、57Bの直径を配列ピッチDPよりも大きくすれば、緑色画素56Gの空いた領域を有効的に活用し、赤色画素56Rと青色画素56Bとの感度をさらに高めることができる。
マイクロレンズ57R、57Bを熱処理で形成すると、フォトレジストを溶融させた際に、これらが接触した部分で一体化してしまう。このため、熱処理では、マイクロレンズ57R、57Bをきれいに形成することができない。
そこで、各マイクロレンズ57R、57G、57Bを形成する場合には、図9Aに示すようなグラデーションマスク60が用いられる。グラデーションマスク60には、各マイクロレンズ57R、57G、57Bの形状に応じて光透過量を調節することができるように、光学濃度に勾配をもたせている。
例えば、露光された部分が溶解するポジ型のフォトレジストを用いる場合には、図9Aに示すように、マイクロレンズの中心に相当する部分の光学濃度を最も濃くして透過光量を抑え、外側に向かって徐々に濃度を薄くして透過光量を増やすようにした同心円状のパターンがレンズごとに形成される。なお、図9Aは、グラデーションマスク60の一部を抜き出した平面図であり、図9Bはグラデーションマスク60のA−A部分断面図(濃度勾配の中心部分を通る直線で切断した部分断面図)である。
グラデーションマスク60を用いる場合にも、熱処理の場合と同様に、まずPD12が形成された半導体基板43の上に、シリコン酸化膜を含む絶縁膜44、遮光膜13、平坦化膜45、各色のカラーフィルタ15R、15G、15Bを形成し、その上に、フォトレジスト膜62を形成する。この後、グラデーションマスク60をセットして露光を行い、グラデーションマスク60を通してフォトレジスト膜62に露光を与える。そして、フォトレジスト膜62から露光量が多い部分を溶融して除去することにより、図10に示すマイクロレンズ57R、57G、57Bを得ることができる。
このように、グラデーションマスク60を用いれば、部分球面の一部を隣接する画素の境界線に沿って切断した形態に形成し、さらにその切断平面同士を接触させた形状のマイクロレンズ57R、57Bも、適切に形成することができる。
[第5実施形態]
カラー撮像装置40では、光入射面が凸曲面状であり、平面形状がほぼ正方形であるマイクロレンズを各色の画素ごとに形成し、カラー撮像装置50、55では、平面形状をほぼ円形にしたマイクロレンズを各色の画素ごとに形成したが、図11のカラー撮像装置65に示すように、マイクロレンズの形状を色ごとに変えることもできる。図11に示すマイクロレンズ67G,67R,67Bは、いずれも光入射面が凸状の部分球面となっている。一方、平面形状においては、緑色画素66Gのマイクロレンズ67Gはほぼ円形状、赤色画素66Rのマイクロレンズ67Rと青色画素66Bのマイクロレンズ67Bは、ほぼ正方形に形成されている。
マイクロレンズ67Gの直径、及びマイクロレンズ67R、67Bの辺の長さは、各画素の配列ピッチDP以下で、それぞれほぼ同一の長さに形成されている。こうすれば、カラー撮像装置40の構成例などと同様に、マイクロレンズ67R、67Bの集光効率が、マイクロレンズ67Gの集光効率に比べて高くなり、赤色画素66R、青色画素66Bの感度を、緑色画素66Gの感度よりも高くすることができる。
なお、図11では、マイクロレンズ67R、67Bの辺の長さを配列ピッチDPよりも僅かに短くしているが、これはこれらのマイクロレンズの重なりを防ぐためのものである。ただし、グラデーションマスクを利用する製造プロセスを採用する場合には、マイクロレンズ67Gの直径と同様に、配列ピッチDPと同じ長さでよく、さらに感度を上げる場合には、配列ピッチDPより大きな長さにすればよい。
[第6実施形態]
図12に示すカラー撮像装置70では、赤色画素71Rの遮光膜72(図中ハッチングで示す部分)の開口72Rの面積と、青色画素71Bの遮光膜72の開口72Bの面積とを、緑色画素71Gの遮光膜72の開口72Gの面積よりも大きく形成している。
このように、遮光膜72の開口面積を変えることによって、赤色画素71R、青色画素71Bの感度を緑色画素71Gの感度より高くしてもよい。マイクロレンズの形状を変化させて各色の画素の感度を調整した上記各実施形態と同様の効果が得られる。なお、マイクロレンズの形状と遮光膜の開口面積とのどちらか一方に限らず、双方を変えて各色の画素の感度を調整することも可能である。
[第7実施形態]
上記各実施形態では、3×3の9個の画素によって各画素群を構成しているが、図13に示すカラー撮像装置80は、2×2の4個の画素によって各画素群が構成されている。カラー撮像装置80は上記各実施形態と同様に、第1の画素群81と、第2の画素群82と、第3の画素群83と、第4の画素群84とを有する。
第1の画素群81は、1個の赤色画素85Rと、2個の緑色画素85Gと、1個の青色画素85Bとの2×2の4個の画素からなり、これらの画素ごとに設けられた各色フィルタがベイヤ配列になっている。そして、第2の画素群82、第3の画素群83、第4の画素群84は、上記第1の実施形態と同様に、第1の画素群81のベイヤ配列の各色の画素を90度ずつ回転させた配列に各色の画素が並んでいる。カラー撮像装置80では、各画素群81〜84からなる4×4の16個の画素が基準単位となって、この基準単位の画素が格子状に並べられることによって撮像面が構成される。
カラー撮像装置80では、下表2に示すように、縦横方向の列では緑色画素を含む列の割合、及び赤色画素と青色画素とを両方含む列の割合が、それぞれ100%となり、斜め方向の列では、緑色画素を含む列の割合、及び赤色画素と青色画素とを両方含む列の割合が、それぞれ75%となる。
Figure 0005636509
このように、カラー撮像装置80でも、縦横斜めの各列のそれぞれに各色の画素85R、85G、85Bが含まれる割合をベイヤ配列よりも高めることができる。従って、4×4の画素を基準単位とするカラー撮像装置80の構成でも、演算処理の複雑化を招くことなく、擬色の発生を抑えることができる。
また、表2に示すように、カラー撮像装置80の構成では、緑色画素と赤色画素との比率G/R、及び緑色画素と青色画素との比率G/Bが、それぞれベイヤ配列と同一である。このため、カラー撮像装置80の構成では、上記各実施形態のように、マイクロレンズの形状や遮光膜の開口面積を変化させて各色の画素の感度を調整する必要がない。
[第8実施形態]
図14に示すカラー撮像装置90のように、4×4の16個の画素によって各画素群91、92、93、94のそれぞれを構成してもよい。各画素群91、92、93、94に含まれる赤色画素95R、緑色画素95G、青色画素95Bの各色の画素の構成、及び配列方法は、上記各実施形態と同様であるから、詳細な説明は省略する。
カラー撮像装置90では、下表3に示すように、縦横方向の列では、緑色画素を含む列の割合、及び赤色画素と青色画素とを両方含む列の割合が、それぞれ100%となり、斜め方向の列では、緑色画素を含む列の割合が100%、赤色画素と青色画素とを両方含む列の割合が88%となる。従って、8×8の画素を基準単位とするカラー撮像装置90の構成でも、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
Figure 0005636509
[第9実施形態]
図15に示すカラー撮像装置100では、上記第8の実施形態の4×4の画素からなる各画素群91、92、93、94の内部を、2×2の画素の並びでさらに回転させたパターンで各色の画素(カラーフィルタ)が配列されている。カラー撮像装置100は、それぞれ4×4の16個の画素からなる第1〜第4の画素群101、102、103、104を備えている。
第1の画素群101の内部は、2×2の画素からなる4つの小グループ101a、101b、101c、101dにさらに分けられている。小グループ101aは、第8実施形態の第1の画素群91内で用いられている2×2個分の画素領域と同じベイヤ配列で、赤色画素105R、緑色画素105G、青色画素105Bの各色の画素が図示のように配列されている。小グループ101b、101c、101dは、上記各実施形態で示した配列パターンと同様に、小グループ101aを反時計回りに90度ずつ回転させた配列で各色の画素105R、105G、105Bが並べられている。
第2の画素群102の内部も、2×2の画素からなる4つの小グループ102a、102b、102c、102dにさらに分けられている。小グループ102aは、上記第8の実施形態のカラー撮像装置90の第2の画素群92と同じ配列、すなわちベイヤ配列を反時計回りに90度回転させた配列で、各色の画素105R、105G、105Bが並べられている。そして、小グループ102b、102c、102dは、小グループ102aを反時計回りに90度ずつ回転させた配列で各色の画素105R、105G、105Bが並べられている。
第3の画素群103の内部、及び第4の画素群104の内部も、2×2の画素からなる4つの小グループ103a、103b、103c、103d、104a、104b、104c、104dにそれぞれ分けられ、第1の画素群101、第2の画素群102と同様の手順で各色の画素105R、105G、105Bが並べられている。
下表4に示すように、このように構成されたカラー撮像装置100でも、縦横方向の列では、緑色画素を含む列の割合、及び赤色画素と青色画素とを両方含む列の割合が、それぞれ100%となり、斜め方向の列では、緑色画素を含む列の割合が100%、赤色画素と青色画素とを両方含む列の割合が88%となる。
このように、カラー撮像装置100の構成でも、ベイヤ配列に比べて各色の画素105R、105G、105Bを、各画素の縦横斜めの各列に高確率で含めることができる。そして、カラー撮像装置100の構成では、各色の画素105R、105G、105Bの配列の規則性が弱まり、擬色の発生を抑える効果をさらに高めることができる。
Figure 0005636509
[第10実施形態]
図16に示すカラー撮像装置110では、5×5の25個の画素によって各画素群111、112、113、114のそれぞれが構成されている。各画素群111、112、113、114に含まれる赤色画素115R、緑色画素115G、青色画素115Bの各色の画素の構成、及び配列方法は、上記各実施形態と同様であるから、詳細な説明は省略する。
カラー撮像装置110では、下表5に示すように、縦横方向の列では、緑色画素を含む列の割合、及び赤色画素と青色画素とを両方含む列の割合が、それぞれ100%となり、斜め方向の列では、緑色画素を含む列の割合が100%、赤色画素と青色画素とを両方含む列の割合が80%となる。従って、10×10の画素を基準単位とするカラー撮像装置110の構成でも、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
Figure 0005636509
また、表5に示すように、カラー撮像装置110では、赤色画素に対する緑色画素の比率G/R、及び青色画素に対する緑色画素の比率G/Bが、それぞれ2.17となり、ベイヤ配列の場合よりも基準単位に含まれる緑色画素の割合が多くなる。上記第1の実施形態のカラー撮像装置10や本実施形態のカラー撮像装置110のように、各画素群を構成するN×Nの画素のNの値が、奇数である場合には、ベイヤ配列よりも緑色画素の割合が多くなる。従って、この場合には、マイクロレンズの形状や遮光膜の開口面積などを変化させて各色の画素の感度を調整することが好ましい。
[第11実施形態]
さらに、図17に示すカラー撮像装置120のように、上記第10の実施形態の5×5の画素からなる各画素群111、112、113、114の内部に2×2画素分の小グループを設定し、この小グループ単位で回転させた配列パターンで各色の画素(カラーフィルタ)を配列してもよい。
カラー撮像装置120は、それぞれ5×5の25個の画素からなる第1〜第4の画素群121、122、123、124を備えている。第1の画素群121には、2×2の画素からなる4つの小グループ121a、121b、121c、121dが設けられている。これらの各小グループ121a〜121dは、第1の画素群121の左上部分に寄せて配置されている。また、これらの各小グループ121a〜121dには、上述した第9実施形態の各小グループと同様の配列で、赤色画素125R、緑色画素125G、青色画素125Bの各色の画素が並べられている。第1の画素群121の各小グループ121a〜121d以外の部分は、左上の小グループ121aと同じベイヤ配列で、各色の画素125R、125G、125Bが並べられている。
第2の画素群122にも、4つの小グループ122a、122b、122c、122dが設けられている。第3の画素群123にも、4つの小グループ123a、123b、123c、123dが設けられている。そして、第4の画素群124にも、4つの小グループ124a、124b、124c、124dが設けられている。これらの各画素群122、123、124の構成は、第1の画素群121と同様であるから、詳細な説明は省略する。
下表6に示すように、このように構成されたカラー撮像装置120でも、縦横方向の列では、緑色画素を含む列の割合、及び赤色画素と青色画素とを両方含む列の割合が、それぞれ100%となり、斜め方向の列では、緑色画素を含む列の割合が100%、赤色画素と青色画素とを両方含む列の割合が80%となる。
このように、カラー撮像装置120の構成でも、ベイヤ配列に比べて各色の画素125R、125G、125Bが各画素の縦横斜めの各列に高確率で含まれ、また各色の画素125R、125G、125Bの並びの規則性が適切に弱められるので、上記第9の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、上記実施形態では、各画素群121〜124に含まれる各小グループを左上に寄せているが、各小グループの位置は画素群の中の任意の位置に設定してよい。
Figure 0005636509
上記各実施形態では、画素群を構成する画素数N×Nの「N」の値が、2、3、4、5の例を示したが、Nは6以上でもよい。また、上記各実施形態では、N≧2Mの関係が成り立つ場合として、「N=4、M=2」の場合(第9実施形態)、及び「N=5、M=2」の場合(第11実施形態)を示したが、例えばNを6としてMを3にするなど、N及びMの値は、2以上の任意の整数でよい。但し、NやMの値が大きくなり過ぎると、画像形成の演算処理が複雑になってしまうため、Nの値は5程度にしておくことが好ましい。
上記各実施形態では、第1の画素群を反時計回りに90度ずつ回転させる配列に各色の画素を並べて第2〜第4の画素群を構成しているが、これとは反対に、第1の画素群を時計回りに90度ずつ回転させて第2〜第4の画素群を構成してもよい。
さらに本発明は、以上に説明してきた正方格子構造のカラー撮像装置に限らず、図18に示す形態のカラー撮像装置130にも適用できる。このカラー撮像装置130は、ほぼ矩形状の撮像面の水平方向及び垂直方向に対して正方形を約45度回転させた菱形状に各色の画素131R、131G、131Bを形成し、これらの各色の画素131R、131G、131Bを斜め45度方向に並べて配列した、いわゆるハニカム構造のカラー撮像装置を表している。
カラー撮像装置130は、上記第1の実施形態の6×6の基準単位の配列を時計回りに45度回転させた配列に、各色の画素131R、131G、131Bを並べることにより、1辺をDとする菱形の基準単位画素群132を構成している。そして、この菱形の基準単位画素群132を斜め45度方向に複数並べることで、ほぼ矩形状の撮像面を構成している。なお、この撮像面の構成は、基準単位画素群132を√2・Dの配列ピッチで、水平、垂直方向に並べた画素群と、この画素群を斜め45度方向にD移動させた画素群とを重ね合わせて構成したものであるということもできる。このように構成されたハニカム構造のカラー撮像装置130でも、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。

Claims (13)

  1. 赤色の光を透過する赤色カラーフィルタと、緑色の光を透過する緑色カラーフィルタと、青色の光を透過する青色カラーフィルタとの各色のカラーフィルタのいずれかが設けられた画素を複数配列した撮像面を有するカラー撮像装置において、
    前記画素はN×N個(Nは「3」以上の整数)の画素ごとに区分され、これらの画素ごとに設けられた前記各色のカラーフィルタが所定の配列で並べられた複数の第1の画素群と、
    前記各第1の画素群の下方に隣接して前記撮像面に配置され、前記第1の画素群のカラーフィルタ配列を一方向に90度回転させた配列で並べられた複数の第2の画素群と、
    前記各第2の画素群の右方に隣接して前記撮像面に配置され、前記第1の画素群のカラーフィルタ配列を前記一方向に180度回転させた配列で並べられた複数の第3の画素群と、
    前記各第3の画素群の上方に隣接して前記撮像面に配置され、前記第1の画素群のカラーフィルタ配列を前記一方向に270度回転させた配列で並べられた複数の第4の画素群とを有し、
    互いに隣接した前記第1〜第4の画素群からなる2N×2Nの画素群のカラーフィルタの色ごとのフィルタ個数の比率が、2N×2Nの画素群のベイヤ配列のカラーフィルタの色ごとのフィルタ個数の比率と異なり、ベイヤ配列よりもフィルタ個数の比率が少ない色のカラーフィルタが設けられた画素の感度を、ベイヤ配列よりもフィルタ個数の比率が多い色のカラーフィルタが設けられた画素の感度よりも高くしたこと、
    を特徴とするカラー撮像装置。
  2. 前記各画素は、入射した光を電荷に変換して蓄積する光電変換部と、光入射面側が凸曲面状に形成され前記光電変換部に向けて光を集光するマイクロレンズとを備える請求の範囲第1項に記載のカラー撮像装置。
  3. 前記マイクロレンズは、平面形状が角部を丸めたほぼ正方形状であり、かつ前記各画素の配列ピッチを超えない大きさを有し、
    前記フィルタ個数の比率が少ない色のカラーフィルタが設けられた画素のマイクロレンズの角部の曲率半径を、前記フィルタ個数の比率が多い色のカラーフィルタが設けられた画素のマイクロレンズの角部の曲率半径よりも短くした請求の範囲第2項に記載のカラー撮像装置。
  4. 前記マイクロレンズは、平面形状が前記画素の配列ピッチを超えない直径のほぼ円形状に形成され、前記フィルタ個数の比率が少ない色のカラーフィルタが設けられた画素のマイクロレンズの直径を、前記フィルタ個数の比率が多い色のカラーフィルタが設けられた画素のマイクロレンズの直径より大きくした請求の範囲第2項に記載のカラー撮像装置。
  5. 前記マイクロレンズは、角柱状又は円柱状に形成されたフォトレジストを熱処理で溶融させて形成したものである請求の範囲第3項又は第4項に記載のカラー撮像装置。
  6. 前記フィルタ個数の比率が多い色のカラーフィルタが設けられた画素のマイクロレンズは、平面形状が前記各画素の配列ピッチよりも小さい直径のほぼ円形状に形成され、
    前記フィルタ個数の比率が少ない色のカラーフィルタが設けられた画素のマイクロレンズは、平面形状が前記画素の配列ピッチよりも大きい直径のほぼ円形状を、前記各画素同士の境界に沿って一部を切断した形状である請求の範囲第2項に記載のカラー撮像装置。
  7. 前記各マイクロレンズは、前記各マイクロレンズの形状に応じたパターンの光学濃度の濃度勾配が設けられたグラデーションマスクを用いて形成したものである請求の範囲第6項に記載のカラー撮像装置。
  8. 前記フィルタ個数の比率が多い色のカラーフィルタが設けられた画素のマイクロレンズは、平面形状がほぼ円形状に形成され、
    前記フィルタ個数の比率が少ない色のカラーフィルタが設けられた画素のマイクロレンズは、平面形状が角部を丸めたほぼ正方形状であるとともに、この正方形状の面積を前記ほぼ円形状の面積よりも大きくした請求の範囲第2項に記載のカラー撮像装置。
  9. 前記フィルタ個数の比率が少ない色のカラーフィルタが設けられた画素の遮光膜の開口の面積を、フィルタ個数の比率が多い色のカラーフィルタが設けられた画素の遮光膜の開口の面積よりも大きくした請求の範囲第1項に記載のカラー撮像装置。
  10. 赤色の光を透過する赤色カラーフィルタと、緑色の光を透過する緑色カラーフィルタと、青色の光を透過する青色カラーフィルタとの各色のカラーフィルタのいずれかが設けられた画素を複数配列した撮像面を有するカラー撮像装置において、
    前記画素はN×N個(N≧2Mであり、Mは「2」以上の整数)の画素ごとに画素群として区分され、これらの画素ごとに設けられた前記各色のカラーフィルタが並べられた複数の第1の画素群であり、それぞれM×M個の画素からなる第1A〜第4Aの小グループを含み、前記第1Aの小グループには前記各色のカラーフィルタが所定の配列で並べられており、前記第1Aの小グループの下方に配置された前記第2Aの小グループには前記第1Aの小グループのカラーフィルタ配列を一方向に90度回転させた配列で並べられており、前記第2Aの小グループの右方に配置された前記第3Aの小グループには前記第1Aの小グループの前記カラーフィルタ配列を前記一方向に180度回転させた配列で並べられており、前記第3Aの小グループの上方に配置された前記第4Aの小グループには前記第1Aの小グループの前記カラーフィルタ配列を前記一方向に270度回転させた配列で並べられている複数の第1の画素群と、
    前記各第1の画素群の下方に隣接して前記撮像面に配置され、それぞれM×M個の画素からなる第1B〜第4Bの小グループを含み、前記第1B〜第4Bの小グループでは、それぞれ前記第1A〜第4Aの小グループの各カラーフィルタ配列を前記一方向に90度回転させた配列で並べられている複数の第2の画素群と、
    前記各第2の画素群の右方に隣接して前記撮像面に配置され、それぞれM×M個の画素からなる第1C〜第4Cの小グループを含み、前記第1C〜第4Cの小グループでは、それぞれ前記第1A〜第4Aの小グループの各カラーフィルタ配列を前記一方向に180度回転させた配列で並べられている複数の第3の画素群と、
    前記各第3の画素群の上方に隣接して前記撮像面に配置され、それぞれM×M個の画素からなる第1D〜第4Dの小グループを含み、前記第1D〜第4Dの小グループでは、それぞれ前記第1A〜第4Aの小グループの各カラーフィルタ配列を前記一方向に270度回転させた配列で並べられている複数の第4の画素群と有し、
    互いに隣接した前記第1〜第4の画素群からなる2N×2Nの画素群のカラーフィルタの色ごとのフィルタ個数の比率が、2N×2Nの画素群のベイヤ配列のカラーフィルタの色ごとのフィルタ個数の比率と異なり、ベイヤ配列よりもフィルタ個数の比率が少ない色のカラーフィルタが設けられた画素の感度を、ベイヤ配列よりもフィルタ個数の比率が多い色のカラーフィルタが設けられた画素の感度よりも高くしたこと、
    を特徴とするカラー撮像装置。
  11. 前記撮像面は、ほぼ矩形状に形成され、
    前記各画素は、前記撮像面の水平方向及び垂直方向に対して正方形を約45度回転させた菱形状に形成され、斜め45度方向に並ぶように配列されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のカラー撮像装置。
  12. 前記Nは「3」であり、
    2N×2Nの画素領域の中の画素ごとに設けられた各色のカラーフィルタが、前記赤色カラーフィルタを8個、前記緑色カラーフィルタを20個、前記青色カラーフィルタを8個の割合で含み、
    前記赤色カラーフィルタの個数と前記緑色カラーフィルタの個数との比率、及び前記青色カラーフィルタの個数と前記緑色カラーフィルタの個数との比率が「2.5」である請求の範囲第1項又は第2項に記載のカラー撮像装置。
  13. 前記Nは「5」であり、
    2N×2Nの画素領域の中の画素ごとに設けられた各色のカラーフィルタが、前記赤色カラーフィルタを24個、前記緑色カラーフィルタを52個、前記青色カラーフィルタを24個の割合で含み、
    前記赤色カラーフィルタの個数に対する前記緑色カラーフィルタの個数との比率、及び前記青色カラーフィルタの個数と前記緑色カラーフィルタの個数との比率が「2.17」である請求の範囲第1項又は第2項に記載のカラー撮像装置。
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