JP5634099B2 - 流動層乾燥設備 - Google Patents
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Description
なお、符号116は流動化ガスである流動化蒸気107を整流する整流板を図示する。
この固体成分115は、分離ラインL3を介して流動層乾燥装置102から抜き出された製品ラインL4において乾燥褐炭108に混合し、冷却器110で冷却し、製品炭109としている。この製品炭109は、例えばボイラ、ガス化炉等の原料として利用に供される。
また、過熱蒸気Aを伝熱部材103に供給して褐炭101を間接的に乾燥させる構成を説明したが、これに限らず、褐炭101の流動層111を流動させる流動化蒸気107により褐炭101を直接乾燥させる構成、さらに加熱用の流動化ガスを供給して乾燥させる構成としてもよい。
以下、本発明の第1の態様の流動層乾燥設備について図3を参照して説明する。なお、図1に示す流動層乾燥設備100の構成部材と同一部材については同一符号を付してその説明は省略する。
図3に示すように、本実施態様の流動層乾燥設備100Aは、流動層乾燥装置102に流動化ガスである流動化蒸気107を供給することで前記流動層乾燥装置102に供給された被乾燥物である褐炭101を流動させて乾燥させる流動層乾燥システムにおいて、前記流動層乾燥装置102から発生した発生蒸気104を排出する発生蒸気ラインL1に介装され、発生蒸気104中の粉塵を除去する集塵装置105と、前記流動層乾燥装置102から排出された直後の発生蒸気104を過熱する過熱手段である過熱器131と、前記発生蒸気ラインL1における発生蒸気104の温度情報を検知する温度計133又は圧力情報を検知する圧力計132a、132bの何れか一方又は両方の検知手段と、前記検知手段により入力された温度情報又は圧力情報が設定値よりも低下した場合、前記発生蒸気104中の凝縮の発生を検知し、凝縮発生防止対策として前記過熱手段である過熱器131により発生蒸気を過熱する制御を行う制御手段135と、を備えたものである。
例えば、流動層乾燥装置102内で150℃の過熱蒸気で乾燥している場合には、発生蒸気ラインL1での排ガス温度は105〜110℃程度であるが、流動層乾燥装置102の何等かの変動によって温度が100℃近傍まで低下すると凝縮が起こるので、これを防止又は予防するためにその温度変動を常に監視している。
対策2:発生蒸気ラインL1の配管内の上流側と下流側との圧力差の増加を上流側圧力計132a、下流側圧力計132bにより検知して過熱器131の出力を調整し、発生蒸気104を過熱する制御を行う。
対策3:発生蒸気ラインL1の配管内の所定箇所において監視カメラ134を用いて、ダスト付着量の増加を検知して、過熱器131の出力を調整し、発生蒸気104を過熱する制御を行う。
対策4:温度情報、圧力情報又は監視カメラでの付着状況に応じて、発生蒸気ラインL1の配管内に付着した付着ダストを除去するためダスト解除装置136を作動させて、配管内に付着したダストを除去する制御を行う。
また、図1に示すような流動層乾燥装置102内に設置した伝熱部材103に供給する熱源(150℃程度の過熱蒸気A)や排出熱源(150℃の凝縮水B)を利用するようにしても良い。
これらの現象を検知して、発生蒸気ラインL1の配管内にダクトの付着を防止するために、発生蒸気104を過熱することで、凝縮防止を図るようにしている。
判断の結果、検出温度が設定温度未満の場合、制御手段135は、過熱器131に指令を送り、発生蒸気104に対して過熱を開始する制御を行う。
一方、検出温度が設定温度以上の場合、引き続き温度情報を監視する。
ここで、設定温度は、予め設定する以外に、例えば運転開始後の定常安定値を基準とするようにしてもよい。
なお、通常は過熱器131の制御はOFFとしており、必要に応じて制御するようにしている。
判断の結果、検出圧力が設定圧力未満の場合、制御手段135は、過熱器131に指令を送り、発生蒸気104に対して過熱を開始する制御を行う。
一方、検出圧力が設定圧力以上の場合、引き続き圧力情報を監視する。
ここで、設定圧力は、予め設定する以外に、例えば運転開始後の定常安定値を基準とするようにしてもよい。
ここで、圧力差が大きくなる場合とは、上流側の圧力計132aの圧力に対し、下流側の圧力計132bの圧力が低くなった場合である。すなわち、下流側の蒸気の温度が低くなり、凝縮が開始されることにより、発生蒸気104の圧力が低くなるからである。
あるいは、上流側と下流側の間に付着の兆候があり、当該場所で圧損が生じた場合においても、上流側の圧力計132aと下流側の圧力計132bには圧力差が発生する。
よって、圧力差が設定圧力差以上である場合、制御手段135は、過熱器131に指令を送り、発生蒸気104に対して過熱を開始する制御を行う。
一方、圧力差が設定圧力差未満の場合、引き続き圧力差情報を監視する。
本発明の第2の態様の流動層乾燥設備について図4を参照して説明する。
図4に示すように、本実施例の第2の態様の流動層乾燥設備100Bについて図4を参照して説明する。なお、図3に示す流動層乾燥設備100Aの構成部材と同一部材については同一符号を付してその説明は省略する。図4に示すように、本実施態様の流動層乾燥設備100Bは、図3に示す流動層乾燥設備100Aにおいて、過熱手段として、過熱器131を設置する代わりに、過熱媒体で有る過熱蒸気152を直接供給して、発生蒸気104を直接過熱するものである。
過熱蒸気152を供給する指標及び制御については、第1の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
前記過熱器151には、流動層乾燥装置102で用いた過熱蒸気Aや、その凝縮熱水の凝縮水Bを用いるようにすればよい。
本発明の第3の態様の流動層乾燥設備について図5を参照して説明する。
図5に示すように、本実施例の第3の態様の流動層乾燥設備100Cについて図5を参照して説明する。なお、図3及び4に示す流動層乾燥設備100A及び100Bの構成部材と同一部材については同一符号を付してその説明は省略する。図5に示すように、本実施態様の流動層乾燥設備100Cは、図4に示す流動層乾燥設備100Bにおいて、さらに発生蒸気ラインL1には過熱器131を設置して温度を高めると共に、集塵装置105で除塵されたクリーンな蒸気を過熱器151に導入し、ここで過熱された過熱蒸気152を発生蒸気104に添加して直接過熱することとを併用するようにしている。
101 褐炭
102 流動層乾燥装置
103 伝熱部材
104 発生蒸気
105 集塵装置
106 熱回収システム
107 流動化蒸気
108 乾燥褐炭
109 製品炭
110 冷却器
111 流動層
112 水処理部
113 排水
114 循環ファン
115 固体成分
116 整流板
131、151 過熱器
132a、132b 圧力計
133 温度計
134 監視カメラ
152 過熱蒸気
200 石炭ガス化複合発電システム
201a 微粉炭
202 ガス化ガス
203 石炭ガス化炉
204 ガスタービン(GT)
205 タービン排ガス
206 排熱回収ボイラ(HRSG)
207 蒸気
208 蒸気タービン(ST)
209 発電機(G)
210 ミル
211 サイクロン
212 ガス精製装置
213 燃焼器
214 燃焼ガス
215 排ガス
217 煙突
218 復水器
219 空気
220 圧縮機
221 空気分離装置(ASU)
A 過熱蒸気
B 凝縮水
F フリーボード部
Claims (5)
- 流動層乾燥装置に流動化ガスを供給することで前記流動層乾燥装置に供給された被乾燥物を流動させて乾燥させる流動層乾燥設備において、
前記流動層乾燥装置から発生した発生蒸気を排出する発生蒸気ラインに介装され、発生蒸気中の粉塵を除去する集塵装置と、
前記流動層乾燥装置から排出された直後の発生蒸気を過熱する過熱手段と、
前記発生蒸気ラインにおける発生蒸気の温度情報を検知する温度計又は圧力情報を検知する圧力計の何れか一方又は両方の検知手段と、
前記検知手段により入力された温度情報又は圧力情報が設定値よりも低下した場合、前記発生蒸気中の凝縮発生を検知し、凝縮の発生防止対策として前記過熱手段により発生蒸気を過熱する制御を行う制御手段と、
を備えたことを特徴とする流動層乾燥設備。 - 請求項1において、
前記圧力計として、発生蒸気ラインの上流側と下流側とに上流側圧力計と下流側圧力計とを設け、これらの圧力差が増加した場合、凝縮発生防止対策として前記過熱手段により発生蒸気を過熱する制御を行うことを特徴とする流動層乾燥設備。 - 請求項1において、
さらに、発生蒸気ライン内部を監視する監視手段を備えたことを特徴とする流動層乾燥設備。 - 請求項1又は2において、
前記制御手段は、凝縮発生防止が改善されない場合、又はその予防対策としてライン内に付着した付着ダストを除去する制御を行うことを特徴とする流動層乾燥設備。 - 請求項1乃至4のいずれか一つにおいて、
前記過熱手段は、過熱媒体により発生蒸気を間接的に過熱する過熱手段又は過熱蒸気を発生蒸気に直接添加する直接過熱手段であることを特徴とする流動層乾燥設備。
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