JP6680012B2 - 乾燥システム、および、乾燥システムの起動方法 - Google Patents
乾燥システム、および、乾燥システムの起動方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6680012B2 JP6680012B2 JP2016051878A JP2016051878A JP6680012B2 JP 6680012 B2 JP6680012 B2 JP 6680012B2 JP 2016051878 A JP2016051878 A JP 2016051878A JP 2016051878 A JP2016051878 A JP 2016051878A JP 6680012 B2 JP6680012 B2 JP 6680012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluidized bed
- superheated steam
- gas
- bag filter
- bed furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
また、前記バグフィルタから排出されたガスの温度を測定する温度測定部を備え、前記停止条件は、前記温度測定部が測定した温度が、予め定められた温度閾値に到達することであるとしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の他の乾燥システムは、含水固形物の流動層を形成して該含水固形物を乾燥させる乾燥システムであって、前記含水固形物の流動層を形成可能な流動層炉と、前記流動層炉の底面からガスを供給するガス供給部と、前記流動層炉から排出されたガスを濾過するバグフィルタと、前記流動層炉と、前記バグフィルタとを接続する接続管と、前記接続管を通じて前記バグフィルタに過熱蒸気を供給する過熱蒸気供給部と、前記過熱蒸気供給部によって前記過熱蒸気の供給が停止されると、前記流動層炉への前記含水固形物の投入を開始する原料投入部と、を備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の他の乾燥システムの起動方法は、流動層炉において含水固形物の流動層を形成して該含水固形物を乾燥させる乾燥システムの起動方法であって、前記流動層炉の底面からガスを供給し、前記流動層炉から排出されたガスに過熱蒸気を供給して、少なくとも該ガスを濾過するバグフィルタに供給し、前記過熱蒸気の供給を停止し、前記過熱蒸気の供給が停止されると、前記流動層炉への前記含水固形物の投入を開始することを特徴とする。
図1は、乾燥システム100の概略図を示す図である。なお、図1中、褐炭の流れを一点鎖線の矢印で、水蒸気および排気ガス等のガスの流れを実線の矢印で、信号の流れを破線の矢印で示す。
原料投入部110は、ホッパ112と、連通管114とを含んで構成される。ホッパ112は、褐炭を一時的に貯留する。連通管114は、ホッパ112と、後述する第1乾燥炉210の第1収容部212を接続する配管であり、連通管114には、ロータリーバルブ116が設けられている。本実施形態において、ホッパ112は、第1収容部212の上方に設けられているため、ロータリーバルブ116を開制御することによって、ホッパ112に貯留された褐炭は、自重で第1収容部212に投入されることとなる。
第1乾燥炉210は、第1収容部212(流動層炉)と、第1ガス供給部220(ガス供給部)と、第1伝熱部230と、気液分離部240と、接続管250と、バグフィルタ260と、熱交換器270と、過熱蒸気供給部280と、温度測定部290とを含んで構成される。第1収容部212は、原料投入部110によって導入された褐炭を収容する。
第2乾燥炉310は、第2収容部312と、第2ガス供給部320と、第2伝熱部330と、気液分離部340と、バグフィルタ360とを含んで構成される。第2収容部312は、第1乾燥炉210によって自由水が除去された褐炭を収容する。
冷却部410は、第3収容部412と、冷却ガス供給部420とを含んで構成される。第3収容部412は、第2乾燥炉310によって結合水が除去された褐炭を収容する。冷却ガス供給部420は、第1ガス供給部220、第2ガス供給部320と同様に、風箱422と、風箱422に冷却ガス(例えば、空気)を送り込むブロワ424とを含んで構成される。風箱422は、第3収容部412の下方に設けられ、乾燥システム100を運転する際には、風箱422を通じて第3収容部412の底面から当該第3収容部412内に冷却ガスが供給されることとなる。
制御部510は、第1ガス供給部220(ブロワ224)を制御して、不図示の第1流動化ガス供給源から風箱222に水蒸気(第1流動化ガス)を供給する。
制御部510は、過熱蒸気供給部280と接続管250とを接続する配管に設けられたバルブ282の開度を調整して、接続管250に過熱蒸気を供給する。そうすると、第1流動化ガスに過熱蒸気が加えられて、バグフィルタ260に供給されることとなる。これにより、バグフィルタ260で第1流動化ガスおよび過熱蒸気を濾過することとなり、バグフィルタ260が暖機される。したがって、バグフィルタ260への水(液体)の付着を抑制することができる。また、制御部510は、過熱蒸気供給部280から熱交換器270への過熱蒸気の供給を開始する。
制御部510は、予め定められた停止条件を満たしたかを判定する。具体的に説明すると、制御部510は、温度測定部290が測定したガスの温度(バグフィルタ260から排出されたガスの温度)が予め定められた温度閾値に到達したか(温度閾値以上であるか)を判定する。その結果、温度閾値に到達したと判定した場合にはステップS140に処理を移し、温度閾値に到達していないと判定した場合には当該停止条件判定工程を繰りかえす。ここで、温度閾値は、過熱蒸気の供給を停止してもバグフィルタ260に水(液体)が付着しない程度の温度(例えば、105℃)である。
制御部510は、バルブ282を閉弁して、過熱蒸気供給部280から接続管250(バグフィルタ260)への過熱蒸気の供給を停止する。これにより、過熱蒸気の不要な消費を低減することができる。
制御部510は、第1ガス供給部220(ブロワ224)を制御して、上記ステップS120の過熱蒸気供給工程において供給していた過熱蒸気の供給量分、第1流動化ガスの供給量を増加させる。
110 原料投入部
212 第1収容部(流動層炉)
220 第1ガス供給部(ガス供給部)
250 接続管
260 バグフィルタ
270 熱交換器
280 過熱蒸気供給部
290 温度測定部
Claims (6)
- 含水固形物の流動層を形成して該含水固形物を乾燥させる乾燥システムであって、
前記含水固形物の流動層を形成可能な流動層炉と、
前記流動層炉に前記含水固形物を投入する原料投入部と、
前記流動層炉の底面からガスを供給するガス供給部と、
前記流動層炉から排出されたガスを濾過するバグフィルタと、
前記流動層炉と、前記バグフィルタとを接続する接続管と、
前記接続管を通じて前記バグフィルタに過熱蒸気を供給し、予め定められた停止条件を満たすと、前記過熱蒸気の供給を停止する過熱蒸気供給部と、
を備え、
前記過熱蒸気供給部によって前記過熱蒸気の供給が停止されると、前記ガス供給部は、前記過熱蒸気の供給量分、前記ガスの供給量を増加させることを特徴とする乾燥システム。 - 前記バグフィルタから排出されたガスの温度を測定する温度測定部を備え、
前記停止条件は、前記温度測定部が測定した温度が、予め定められた温度閾値に到達することであることを特徴とする請求項1に記載の乾燥システム。 - 含水固形物の流動層を形成して該含水固形物を乾燥させる乾燥システムであって、
前記含水固形物の流動層を形成可能な流動層炉と、
前記流動層炉の底面からガスを供給するガス供給部と、
前記流動層炉から排出されたガスを濾過するバグフィルタと、
前記流動層炉と、前記バグフィルタとを接続する接続管と、
前記接続管を通じて前記バグフィルタに過熱蒸気を供給する過熱蒸気供給部と、
前記過熱蒸気供給部によって前記過熱蒸気の供給が停止されると、前記流動層炉への前記含水固形物の投入を開始する原料投入部と、
を備えたことを特徴とする乾燥システム。 - 前記接続管には、該接続管内を通過するガスを加熱する熱交換器が設けられ、
前記過熱蒸気供給部は、前記接続管における、前記熱交換器による加熱箇所より下流の位置、かつ、前記バグフィルタとの接続箇所より上流の位置に形成された導入口を通じて、該バグフィルタに前記過熱蒸気を供給することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の乾燥システム。 - 流動層炉において含水固形物の流動層を形成して該含水固形物を乾燥させる乾燥システムの起動方法であって、
前記流動層炉の底面からガスを供給し、
前記流動層炉から排出されたガスに過熱蒸気を供給して、少なくとも該ガスを濾過するバグフィルタに供給し、
予め定められた停止条件を満たすと前記過熱蒸気の供給を停止し、
前記過熱蒸気の供給が停止されると、前記過熱蒸気の供給量分、前記ガスの供給量を増加させることを特徴とする乾燥システムの起動方法。 - 流動層炉において含水固形物の流動層を形成して該含水固形物を乾燥させる乾燥システムの起動方法であって、
前記流動層炉の底面からガスを供給し、
前記流動層炉から排出されたガスに過熱蒸気を供給して、少なくとも該ガスを濾過するバグフィルタに供給し、
前記過熱蒸気の供給を停止し、
前記過熱蒸気の供給が停止されると、前記流動層炉への前記含水固形物の投入を開始することを特徴とする乾燥システムの起動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016051878A JP6680012B2 (ja) | 2016-03-16 | 2016-03-16 | 乾燥システム、および、乾燥システムの起動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016051878A JP6680012B2 (ja) | 2016-03-16 | 2016-03-16 | 乾燥システム、および、乾燥システムの起動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017166740A JP2017166740A (ja) | 2017-09-21 |
JP6680012B2 true JP6680012B2 (ja) | 2020-04-15 |
Family
ID=59912989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016051878A Active JP6680012B2 (ja) | 2016-03-16 | 2016-03-16 | 乾燥システム、および、乾燥システムの起動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6680012B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112393530B (zh) * | 2020-11-17 | 2022-11-11 | 浙江工业大学 | 一种适用于颗粒粒径差距大且对产品湿含量均匀度要求高的物料的干燥工艺及设备 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4245395A (en) * | 1974-10-02 | 1981-01-20 | Monash University | Fluidized bed drying |
JP2554509B2 (ja) * | 1987-10-05 | 1996-11-13 | 東京電力株式会社 | 高速流動層を備えた乾燥装置 |
JP3023081B2 (ja) * | 1997-08-05 | 2000-03-21 | 川崎重工業株式会社 | 流動層装置 |
JP4003175B2 (ja) * | 2002-09-12 | 2007-11-07 | 株式会社大川原製作所 | 高含水有機残渣の乾燥方法並びにその装置 |
JP5634099B2 (ja) * | 2010-04-02 | 2014-12-03 | 三菱重工業株式会社 | 流動層乾燥設備 |
JP6063196B2 (ja) * | 2012-10-02 | 2017-01-18 | 株式会社大川原製作所 | 乾燥・濃縮方法並びにその装置 |
-
2016
- 2016-03-16 JP JP2016051878A patent/JP6680012B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017166740A (ja) | 2017-09-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2010137591A1 (ja) | 含水固体燃料の乾燥装置及び乾燥方法 | |
CN102190415B (zh) | 污泥干燥方法 | |
JP5893974B2 (ja) | 汚泥の乾燥システム | |
JP6680012B2 (ja) | 乾燥システム、および、乾燥システムの起動方法 | |
JP2005279331A (ja) | 汚泥焼却設備および汚泥焼却方法 | |
JP6613746B2 (ja) | 乾燥システム | |
WO2016143430A1 (ja) | 石炭改質プラントならびに改質石炭の製造方法 | |
JP2010194382A (ja) | 含水有機廃棄物の乾燥システム及び乾燥方法 | |
JP6919473B2 (ja) | 乾燥装置および乾燥方法 | |
JP6686356B2 (ja) | 乾燥システム、および、乾燥システムの起動方法 | |
JP6515672B2 (ja) | 乾燥システム | |
JP5574786B2 (ja) | 湿潤材料乾燥装置 | |
JP6686360B2 (ja) | 乾燥システム、および、乾燥システムの起動方法 | |
CN110997578A (zh) | 有机性废弃物的处理装置和处理方法 | |
JP6724381B2 (ja) | 乾燥システム | |
JP6520543B2 (ja) | 乾燥炉、および、乾燥炉の起動方法 | |
JP6592953B2 (ja) | 加熱ユニット、および、乾燥システム | |
JP5956210B2 (ja) | 加圧流動炉システムの起動方法 | |
JP6878840B2 (ja) | 冷却装置 | |
JP6878839B2 (ja) | 冷却装置 | |
JP2011163628A (ja) | 湿潤材料乾燥装置及び方法 | |
KR101093333B1 (ko) | 유동상 소각로를 이용한 폐열 재활용 시스템 | |
JP6880781B2 (ja) | 乾燥システム | |
JP2023008248A (ja) | 炭化物処理装置及び炭化物処理方法 | |
JP7006114B2 (ja) | 乾燥装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200203 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200302 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6680012 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |