JP2011214805A - 流動層乾燥装置及び流動層乾燥設備 - Google Patents

流動層乾燥装置及び流動層乾燥設備 Download PDF

Info

Publication number
JP2011214805A
JP2011214805A JP2010086017A JP2010086017A JP2011214805A JP 2011214805 A JP2011214805 A JP 2011214805A JP 2010086017 A JP2010086017 A JP 2010086017A JP 2010086017 A JP2010086017 A JP 2010086017A JP 2011214805 A JP2011214805 A JP 2011214805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluidized bed
dried
bed drying
fluidized
drying apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010086017A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Torii
鳥居  功
Takeshi Amari
猛 甘利
Kenichi Arima
謙一 有馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2010086017A priority Critical patent/JP2011214805A/ja
Publication of JP2011214805A publication Critical patent/JP2011214805A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

【課題】被乾燥物の供給の際に、簡易な構成で付着防止等を図ることのできる流動層乾燥装置及び流動層乾燥設備を提供する。
【解決手段】流動層乾燥装置102に供給する被乾燥物である褐炭101を供給する際に、前記乾燥室内で乾燥した乾燥褐炭108の一部を供給ホッパ120に導入する導入ラインL5により、乾燥褐炭108を供給するので、粉体供給系、流動層乾燥装置102の入口部における粉体付着性、アグロメ性の抑制効果を発揮でき、流動層乾燥装置102の装置稼働率の向上を図ることができる。また、従来のような供給ラインに設けるパージ設備の低減を図り、供給系統の簡素化、パージ運用費の大幅な低減を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、流動化ガスにより被乾燥物を流動させつつ乾燥させる流動層乾燥装置に関し、特に、被乾燥物の流動不良に対策を講じることのできる流動層乾燥装置及び流動層乾燥設備に関する。
例えば、石炭ガス化複合発電設備は、石炭をガス化し、コンバインドサイクル発電と組み合わせることにより、従来型の石炭火力に比べ、さらなる高効率化・高環境性を目指した発電設備である。この石炭ガス化複合発電設備は、資源量が豊富な石炭を利用可能であることも大きなメリットであり、適用炭種を拡大することにより、さらにメリットが大きくなることが知られている。ところが、褐炭や亜瀝青炭等の低品位炭は、持ち込まれる水分が多く、この水分により発電効率が低下する問題がある。このため、低品位炭を乾燥させて水分を除去する必要がある。
従来、例えば、特許文献1に記載の流動層乾燥装置(流動乾燥機および被乾燥物の乾燥方法)は、底部が多数の開孔を有する通気可能な分散板である乾燥室と、乾燥室下部に位置する風室とを備えている。すなわち、この流動層乾燥装置は、流動化ガス(乾燥用気体)を風室から分散板を介して乾燥室に供給することによって被乾燥物を流動させつつ乾燥させる。
特開2008−89243号公報
特許文献1に記載の流動層乾燥装置において、流動層乾燥装置に高水分の被乾燥物である粉体を適用する場合、粉体の供給系における供給管への付着・滞留および、乾燥炉入口部におけるアグロメ(流動不良)が発生する可能性がある。
この対策として、現状の技術では、閉塞、付着が懸念される箇所にパージガスを導入して、閉塞を抑制する方法等が採用されている。
しかしながら、付着が特に懸念される被乾燥物である粉体を適用する場合には、パージガスを多くの箇所に設置する必要があり、配管設計が複雑となり、設備コスト、運用コストが増加する、という問題がある。
そこで、被乾燥物である粉体の供給系における付着・滞留や流動不良を防止すると共に、配管設計が簡易であり、設備コスト及び運用コストの低廉化をはかることができる対策を施すことが切望されている。
本発明は、前記問題に鑑み、被乾燥物の供給の際に、簡易な構成で付着防止等を図ることのできる流動層乾燥装置及び流動層乾燥設備を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、乾燥室に流動化ガスを供給することで前記乾燥室に供給された被乾燥物を流動させて乾燥させる流動層乾燥装置において、前記乾燥室内で乾燥した乾燥物の一部を、流動層乾燥装置に供給する被乾燥物に混合してなることを特徴とする流動層乾燥装置にある。
第2の発明は、第1の発明において、前記流動層乾燥装置から排出される発生ガス中に混入する粉塵を分離した後、該粉塵を流動層乾燥装置に供給する被乾燥物に混合してなることを特徴とする流動層乾燥装置にある。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記流動層乾燥装置に供給する被乾燥物に、被乾燥物とは異なる種類の乾燥粒子を混合してなることを特徴とする流動層乾燥装置にある。
第4の発明は、水分含量が高い被乾燥物を乾燥する請求項1乃至3のいずれか一つの流動層乾燥装置と、前記流動層乾燥装置内に設けられ、管状又は板状の内部に過熱蒸気を供給して被乾燥物中の水分を除去する伝熱部材と、前記伝熱部材によって被乾燥物が乾燥される際に発生する発生蒸気を流動層乾燥装置の外部に排出する発生蒸気ラインと、前記発生蒸気ラインに介装され、発生蒸気中の粉塵を除去する集塵装置と、発生蒸気ラインにおける集塵装置の下流側に介装され、発生蒸気の熱を回収する熱回収システムと、前記集塵装置から粉塵が除去された発生蒸気の一部を分岐し、流動化蒸気として流動層乾燥装置内に供給する分岐ラインと、前記流動層乾燥装置から抜き出された被乾燥物を冷却する冷却器とを備えることを特徴とする流動層乾燥設備にある。
本発明によれば、被乾燥物の供給の際に付着が防止され、アグロメ性の抑制、装置稼働率の向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施例1に係る流動層乾燥装置を適用した流動層乾燥設備の一例を示す概略図である。 図2は、本発明の実施例2に係る流動層乾燥装置を適用した流動層乾燥設備の一例を示す概略図である。 図3は、本発明の実施例3に係る流動層乾燥装置を適用した流動層乾燥設備の一例を示す概略図である。 図4は、本発明の実施例4に係る流動層乾燥装置を適用した流動層乾燥設備の一例を示す概略図である。 図5は、図1に示す流動層乾燥設備を適用した石炭ガス化複合発電システムの一例を示す概略図である。
以下に、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本発明の実施例1について、図面を参照して説明する。図1は、本実施例に係る流動層乾燥装置を適用した流動層乾燥設備の一例を示す概略図である。
図1に示すように、本実施例に係る流動層乾燥設備100Aは、供給ホッパ120から供給され、水分含量が高い被乾燥物である褐炭101を乾燥する乾燥室を形成する流動層乾燥装置102と、流動層乾燥装置102内に設けられ、管状の内部に過熱蒸気(例えば150℃の蒸気)Aを供給して褐炭101中の水分を除去する伝熱部材(加熱手段)103と、前記伝熱部材103によって褐炭101が乾燥される際に発生する発生蒸気104を流動層乾燥装置102の外部に排出する発生蒸気ラインLと、前記発生蒸気ラインLに介装され、発生蒸気104中の粉塵を除去する集塵装置105と、発生蒸気ラインLにおける集塵装置105の下流側に介装され、発生蒸気104の熱を回収する熱回収システム106と、前記集塵装置105から粉塵が除去された発生蒸気104の一部を分岐し、流動化蒸気107として流動層乾燥装置102内に供給する分岐ラインLと、前記流動層乾燥装置102から抜き出された乾燥褐炭108を冷却して製品炭109とする冷却器110とを備えるものである。
なお、符号116は流動化ガスである流動化蒸気107を整流する整流板を図示する。
流動層乾燥設備100Aにおいて、褐炭101は、供給ホッパ120により供給ラインL0を介して流動層乾燥装置102内に投入され、流動層乾燥装置102内に別に導入される流動化蒸気107により流動されて流動層111を形成する。
この際、乾燥褐炭108の一部を供給ホッパ120に導入する導入ラインL5により、乾燥褐炭108を供給するので、1)粉体供給系、流動層乾燥装置102の入口部における粉体付着性、アグロメ性の抑制効果を発揮でき、流動層乾燥装置102の装置稼働率の向上を図ることができる。
また、従来のような供給ラインに設けるパージ設備の低減を図り、供給系統の簡素化、パージ運用費の大幅な低減を図ることができる。
ここで、供給ホッパ120からの供給ラインL0に、乾燥褐炭を供給する導入ラインL5を連結しているが、本発明はこれに限定されず、さらに供給ホッパ内にも乾燥褐炭108を導入するようにしてもよい。
上述した伝熱部材103は、この流動層111内に配置されている。伝熱部材103内には、150℃の過熱蒸気Aが供給され、その高温の過熱蒸気Aの潜熱を利用して褐炭101を間接的に乾燥させるようにしている。乾燥に利用された過熱蒸気Aは、例えば150℃の凝縮水Bとして流動層乾燥装置102の外部に排出されている。
すなわち、加熱手段である伝熱部材103内面では、過熱蒸気Aが凝縮して液体(水分)になるので、この際に放熱される凝縮潜熱を、褐炭101の乾燥の加熱に有効利用している。なお、高温の過熱蒸気A以外としては、相変化を伴う熱媒であれば何れでも良く、例えばフロンやペンタンやアンモニア等を例示することができる。また、伝熱部材103として熱媒体を用いる以外に電気ヒータを設置してもよい。
伝熱部材103によって褐炭101が乾燥される際に発生する発生蒸気104は、流動層乾燥装置102内において、流動層111の上部空間に形成されるフリーボード部Fから発生蒸気ラインLにより流動層乾燥装置102の外部に排出される。この発生蒸気104は、褐炭101が乾燥し微粉化したものが含まれているので、サイクロンや電気集塵機等の集塵装置105により集塵して固体成分115として分離する。
この固体成分115は、分離ラインL3を介して流動層乾燥装置102から抜き出された製品ラインL4において乾燥褐炭108に混合し、冷却器110で冷却し、製品炭109としている。この製品炭109は、例えばボイラ、ガス化炉等の原料として利用に供される。
一方、集塵装置105により集塵された後の発生蒸気104は、例えば105〜110℃の蒸気であるので、熱回収システム106で熱回収された後、水処理部112で処理され、排水113として流動層乾燥設備100の外部に排出されている。なお、集塵装置105により集塵された後の発生蒸気104は、例えば、熱交換器や蒸気タービン等に適用してその熱を有効利用するようにしてもよい。
また、集塵装置105により集塵された後の発生蒸気104の一部は、分岐ラインLに介装された循環ファン114により流動層乾燥装置102内に送られて、褐炭101の流動層111を流動させる流動化蒸気107として利用される。なお、流動層111を流動化させる流動化媒体としては、発生蒸気104の一部を再利用しているが、これに限定されず、例えば窒素、二酸化炭素またはこれらのガスを含む低酸素濃度の空気を用いてもよい。
なお、上述した流動層乾燥装置102は、伝熱部材103として、本実施例はチューブ形状の伝熱部材を例示しているが、本発明はこれに限定されず、例えば板状の伝熱部材を用いるようにしてもよい。
また、過熱蒸気Aを伝熱部材103に供給して褐炭101を間接的に乾燥させる構成を説明したが、これに限らず、褐炭101の流動層111を流動させる流動化蒸気107により褐炭101を直接乾燥させる構成、さらに加熱用の流動化ガスを供給して乾燥させる構成としてもよい。
なお、被乾燥物として褐炭101を例示したが、水分含量の高いものであれば、亜瀝青炭等を含む低品位炭や、スラッジ等の被乾燥物を乾燥対象としてもよい。
本発明の実施例2について、図面を参照して説明する。図2は、本実施例に係る流動層乾燥装置を適用した流動層乾燥設備の一例を示す概略図である。なお、実施例1に係る流動層乾燥設備と同一部材については、同一符号を付してその説明は省略する。
図2に示すように、本実施例に係る流動層乾燥設備100Bは、乾燥された乾燥褐炭108を保管する乾燥褐炭供給ホッパ121を設け、乾燥褐炭108の一部を、供給ホッパ120へ循環させるようにしたものである。
この際、受入粉体の水分量によって、乾燥粉体の混合量を調節するように制御するために、供給ホッパ120内の水分量を計測する水分計122を設けている。
この水分計122により、供給ホッパ120内部の水分量を計測し、その水分割合に応じて、乾燥褐炭108の供給量を調整するようにしている。
また、システムの起動の際には、予め乾燥した乾燥褐炭108用いて、供給系を乾燥状態とすると共に、流動床を形成させる。次いで、水分の多い褐炭101を供給して徐々に乾燥を開始させるようにするのが好ましい。
これにより、流動層乾燥装置の粉体供給系統において、付着性の高い水分含有量が高い褐炭等を供給した場合の、1)粉体供給系における粉体付着性、アグロメ性の抑制効果、装置稼働率の向上、2)パージ設備の低減、供給系統の簡素化、パージ運用費の低減を図ることができる。
本発明の実施例3について、図面を参照して説明する。図3は、本実施例に係る流動層乾燥装置を適用した流動層乾燥設備の一例を示す概略図である。なお、実施例1に係る流動層乾燥設備と同一部材については、同一符号を付してその説明は省略する。
図3に示すように、本実施例に係る流動層乾燥設備100Cは、実施例1に係る流動層乾燥設備100Aにおいて、集塵装置105で分離した粉塵の固体成分115を分離ラインL3により供給ホッパ120に供給している。これにより、被乾燥物である褐炭101の供給系統の付着対策を講じるようにしてもよい。
なお、実施例3において、固体成分115を供給ホッパ120により供給するようにしたが、実施例2の乾燥設備においても同様に操作するようにして、供給系統の付着対策を講じるようにしてもよい。
本発明の実施例4について、図面を参照して説明する。図4は、本実施例に係る流動層乾燥装置を適用した流動層乾燥設備の一例を示す概略図である。なお、実施例1に係る流動層乾燥設備と同一部材については、同一符号を付してその説明は省略する。
図4に示すように、本実施例に係る流動層乾燥設備100Dは、実施例2に係る流動層乾燥設備100Bにおいて、さらに、被乾燥物とは異なる種類の乾燥粒子123を供給ホッパ120から供給ラインL6を介して乾燥粒子供給ホッパ124により、供給ホッパ120側に供給している。これにより、被乾燥物である褐炭101とは異なる種類の乾燥粒子123により、供給系統の付着対策を講じるようにしてもよい。
なお、実施例4において、乾燥粒子123を供給するようにしたが、実施例2又は3の乾燥設備においても同様に操作するようにして、供給系統の付着対策を講じるようにしてもよい。
本実施例に係る流動層乾燥装置102で乾燥した製品炭109を用い、石炭ガス化複合発電(Integrated Coal Gasification Combined Cycle:IGCC)システムに適用した一例を説明する。図5は、図1に示す流動層乾燥設備100Aを適用した石炭ガス化複合発電システムの一例を示す概略図である。
図5に示すように、石炭ガス化複合発電システム200は、燃料である製品炭(乾燥褐炭)109がミル210により粉砕された微粉炭201aを処理してガス化ガス202に変換する石炭ガス化炉203と、前記ガス化ガス202を燃料として運転されるガスタービン(GT)204と、前記ガスタービン204からのタービン排ガス205を導入する排熱回収ボイラ(Heat Recovery Steam Generator:HRSG)206で生成した蒸気207により運転される蒸気タービン(ST)208と、前記ガスタービン204および/または前記蒸気タービン208と連結された発電機(G)209とを備えるものである。ここで、石炭201は、図1に示す本実施例に係る流動層乾燥設備100(100A〜100D)を用いて乾燥した製品炭109を用いている。
この石炭ガス化複合発電システム200は、ミル210で粉砕された微粉炭201aを石炭ガス化炉203でガス化し、生成ガスであるガス化ガス202を得る。このガス化ガス202は、サイクロン211およびガス精製装置212で除塵およびガス精製された後、発電手段であるガスタービン204の燃焼器213に供給され、ここで燃焼して高温・高圧の燃焼ガス214を生成する。そして、この燃焼ガス214によってガスタービン204を駆動する。このガスタービン204は、発電機209と連結されており、ガスタービン204が駆動することによって発電機209が電力を発生する。ガスタービン204を駆動した後のタービン排ガス205は、まだ約500〜600℃の温度を持っているため、排熱回収ボイラ(HRSG)206へ送られ、ここで熱エネルギーが回収される。この排熱回収ボイラ(HRSG)206では、タービン排ガス205の熱エネルギーによって蒸気207が生成され、この蒸気207によって蒸気タービン208を駆動する。この排熱回収ボイラ(HRSG)206で熱エネルギーが回収された排ガス215は、ガス浄化装置216で排ガス215中のNOxおよびSOx分が除去された後、煙突217を介して大気中へ放出される。なお、図中、符号218は復水器、219は空気、220は圧縮機、221は空気を窒素(N)と酸素(O)とに分離する空気分離装置(ASU)を各々図示する。
この石炭ガス化複合発電システム200によれば、高い水分を有する褐炭101を用いてガス化する場合においても、効率的な流動層乾燥装置102により褐炭101を乾燥しているので、ガス化効率が向上し、長期間に亙って安定して発電を行うことができる。
また、石炭ガス化複合発電システム200においては、ガスタービンおよび蒸気タービンの組み合わせによって、従来40%程度であった石炭焚発電プラントの効率を約46%まで向上させることができる。このプラント効率の向上によって、COの排出量は従来の石炭焚ボイラに対して約13%削減できる。
なお、本実施の形態に係る流動層乾燥設備100で乾燥した製品炭109を用いた発電システムとしては、上述した石炭ガス化複合発電システム200に限らない。例えば、図には明示しないが、流動層乾燥設備100で乾燥した製品炭109をボイラ火炉に供給し、当該ボイラ火炉で発生した蒸気で蒸気タービンを駆動して発電機により出力を得る褐炭炊ボイラによる発電システムであってもよい。
以上のように、本発明に係る流動層乾燥装置及び設備は、被乾燥物の供給の際に、簡易な構成で付着防止等を図る対策を実施することに適している。
100A〜100D 流動層乾燥設備
101 褐炭
102 流動層乾燥装置
103 伝熱部材
104 発生蒸気
105 集塵装置
106 熱回収システム
107 流動化蒸気
108 乾燥褐炭
109 製品炭
110 冷却器
111 流動層
112 水処理部
113 排水
114 循環ファン
115 固体成分
120 供給ホッパ
121 乾燥褐炭供給ホッパ
122 水分計
123 乾燥粒子
200 石炭ガス化複合発電システム
201 石炭
201a 微粉炭
202 ガス化ガス
203 石炭ガス化炉
204 ガスタービン(GT)
205 タービン排ガス
206 排熱回収ボイラ(HRSG)
207 蒸気
208 蒸気タービン(ST)
209 発電機(G)
210 ミル
211 サイクロン
212 ガス精製装置
213 燃焼器
214 燃焼ガス
215 排ガス
217 煙突
218 復水器
219 空気
220 圧縮機
221 空気分離装置(ASU)
A 過熱蒸気
B 凝縮水
F フリーボード部

Claims (4)

  1. 乾燥室に流動化ガスを供給することで前記乾燥室に供給された被乾燥物を流動させて乾燥させる流動層乾燥装置において、
    前記乾燥室内で乾燥した乾燥物の一部を、流動層乾燥装置に供給する被乾燥物に混合してなることを特徴とする流動層乾燥装置。
  2. 請求項1において、
    前記流動層乾燥装置から排出される発生ガス中に混入する粉塵を分離した後、該粉塵を流動層乾燥装置に供給する被乾燥物に混合してなることを特徴とする流動層乾燥装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記流動層乾燥装置に供給する被乾燥物に、被乾燥物とは異なる種類の乾燥粒子を混合してなることを特徴とする流動層乾燥装置。
  4. 水分含量が高い被乾燥物を乾燥する請求項1乃至3のいずれか一つの流動層乾燥装置と、
    前記流動層乾燥装置内に設けられ、管状又は板状の内部に過熱蒸気を供給して被乾燥物中の水分を除去する伝熱部材と、
    前記伝熱部材によって被乾燥物が乾燥される際に発生する発生蒸気を流動層乾燥装置の外部に排出する発生蒸気ラインと、
    前記発生蒸気ラインに介装され、発生蒸気中の粉塵を除去する集塵装置と、
    発生蒸気ラインにおける集塵装置の下流側に介装され、発生蒸気の熱を回収する熱回収システムと、
    前記集塵装置から粉塵が除去された発生蒸気の一部を分岐し、流動化蒸気として流動層乾燥装置内に供給する分岐ラインと、
    前記流動層乾燥装置から抜き出された被乾燥物を冷却する冷却器とを備えることを特徴とする流動層乾燥設備。
JP2010086017A 2010-04-02 2010-04-02 流動層乾燥装置及び流動層乾燥設備 Pending JP2011214805A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010086017A JP2011214805A (ja) 2010-04-02 2010-04-02 流動層乾燥装置及び流動層乾燥設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010086017A JP2011214805A (ja) 2010-04-02 2010-04-02 流動層乾燥装置及び流動層乾燥設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011214805A true JP2011214805A (ja) 2011-10-27

Family

ID=44944731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010086017A Pending JP2011214805A (ja) 2010-04-02 2010-04-02 流動層乾燥装置及び流動層乾燥設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011214805A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104214992A (zh) * 2014-09-29 2014-12-17 秦振光 一种煤炭干燥水蒸汽热量回收装置及工作方法
CN108679969A (zh) * 2018-05-19 2018-10-19 芜湖中淇节能科技有限公司 一种用于低阶煤的均匀干燥装置
IT201800000755A1 (it) * 2018-01-11 2019-07-11 Daniele Lazzari Impianto di pirogassificazione a biomasse legnose
WO2021205060A1 (en) * 2020-04-06 2021-10-14 Andritz Oy Process for producing cellulose carbamate

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5710693A (en) * 1980-04-05 1982-01-20 Still Carl Gmbh Co Kg Drying and preheating of coal by utilizing coke sensible heat
JP2002306944A (ja) * 2001-04-12 2002-10-22 Okawara Mfg Co Ltd 造粒乾燥方法並びに流動層造粒乾燥装置
JP2004101127A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Okawara Mfg Co Ltd 高含水有機残渣の乾燥方法並びにその装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5710693A (en) * 1980-04-05 1982-01-20 Still Carl Gmbh Co Kg Drying and preheating of coal by utilizing coke sensible heat
JP2002306944A (ja) * 2001-04-12 2002-10-22 Okawara Mfg Co Ltd 造粒乾燥方法並びに流動層造粒乾燥装置
JP2004101127A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Okawara Mfg Co Ltd 高含水有機残渣の乾燥方法並びにその装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104214992A (zh) * 2014-09-29 2014-12-17 秦振光 一种煤炭干燥水蒸汽热量回收装置及工作方法
IT201800000755A1 (it) * 2018-01-11 2019-07-11 Daniele Lazzari Impianto di pirogassificazione a biomasse legnose
WO2019138339A1 (en) * 2018-01-11 2019-07-18 Lazzari Daniele Biomass pyrogasification plant
CN108679969A (zh) * 2018-05-19 2018-10-19 芜湖中淇节能科技有限公司 一种用于低阶煤的均匀干燥装置
WO2021205060A1 (en) * 2020-04-06 2021-10-14 Andritz Oy Process for producing cellulose carbamate
CN115335413A (zh) * 2020-04-06 2022-11-11 安德里兹公司 生产纤维素氨基甲酸酯的方法
CN115335413B (zh) * 2020-04-06 2023-10-27 安德里兹公司 生产纤维素氨基甲酸酯的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011214562A (ja) 石炭ガス化複合発電システム
US8349036B2 (en) Systems and method for heating and drying solid feedstock in a gasification system
CN110312780B (zh) 用于超临界二氧化碳电力循环系统的全蒸汽气化
JP5473732B2 (ja) 低品位炭乾燥システム
JP2012215316A (ja) 流動層乾燥装置、流動層乾燥設備および湿潤原料乾燥方法
RU2445471C2 (ru) Станция комбинированного цикла с внутрицикловой газификацией угля
JP5634100B2 (ja) 流動層乾燥装置及び流動層乾燥設備
JP2011214808A (ja) 乾燥装置、乾燥設備および乾燥方法
JP5535731B2 (ja) 流動層乾燥装置および流動層乾燥設備
JP2011214559A (ja) 低品位炭乾燥システム
JP2011214805A (ja) 流動層乾燥装置及び流動層乾燥設備
JP5535730B2 (ja) 流動層乾燥設備
WO2013011542A1 (ja) 流動層乾燥設備
JP5675671B2 (ja) 流動層乾燥装置
JP5461283B2 (ja) 流動層乾燥設備
JP5634101B2 (ja) 流動層乾燥設備
JP5851884B2 (ja) 流動層乾燥装置、ガス化複合発電設備および乾燥方法
JP2012233073A (ja) 流動層乾燥設備及び石炭を用いたガス化複合発電システム
JP2011214817A (ja) 流動層乾燥装置及び流動層乾燥設備
JP5634099B2 (ja) 流動層乾燥設備
JP2011214810A (ja) 低品位炭乾燥システム
JP5473734B2 (ja) 低品位炭乾燥システム
JP5812896B2 (ja) 流動層乾燥装置、ガス化複合発電設備および乾燥方法
JP5822504B2 (ja) 流動層乾燥設備
JP2012214578A (ja) 低品位炭供給設備及び低品位炭を用いたガス化複合発電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140603