JP5634028B2 - Dc−dcコンバータの制御回路、dc−dcコンバータ、dc−dcコンバータの制御方法 - Google Patents

Dc−dcコンバータの制御回路、dc−dcコンバータ、dc−dcコンバータの制御方法 Download PDF

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Description

DC−DCコンバータの制御回路、DC−DCコンバータ、及びDC−DCコンバータの制御方法に関するものである。
スイッチをオンオフ制御して直流入力電圧を昇圧・降圧して出力電圧を生成するDC−DCコンバータは、負荷に供給する上記出力電圧を一定の目標電圧に保つようにフィードバック制御を行っている(例えば、特許文献1,2参照)。スイッチを制御する方式として、PWM(Pulse Width Modulation)方式やPFM(Pulse Frequency Modulation)方式などが知られている。
PWM方式のDC−DCコンバータは、スイッチング周波数を固定し、出力電圧と基準電圧とに基づいて生成されるエラーアンプ出力と、鋸歯状の信号波形との比較結果に応じてスイッチのオン時間を調整することで、出力電圧を調整する。このPWM方式は、スイッチング周波数が固定されているため、既知の周波数のスイッチング動作等に起因するノイズの発生が予想しやすく、設計において、システム側としてはノイズを回避しやすい。
PWM方式では、エラーアンプの周波数特性を、例えばスイッチング素子のスイッチング周波数の1/10〜1/20程度にしないと、ダブルパルシング等の誤動作を生ずるおそれがある。すなわち、DC−DCコンバータの出力電圧に応じたフィードバック応答の帯域をスイッチング周波数よりも十分に低くしないと、異常なスイッチング動作を起こしてしまうおそれがある。このため、負荷急変に対して高速に応答ができないという問題がある。
PFM方式のDC−DCコンバータは、スイッチのオン時間を固定出力電圧と基準電圧を比較してスイッチをオンオフ制御する制御信号の周波数を調整することで、出力電圧を調整する。このため、PFM方式のDC−DCコンバータは、エラーアンプを必要としないため、負荷急変に対して高速応答が可能である。
米国特許出願公開第2005/0286269号明細書 米国特許出願公開第2007/0120547号明細書
しかしながら、上記PFM方式のDC−DCコンバータでは、入出力電圧差や負荷変動などによってスイッチング周波数が変動するため、ノイズ対策が困難となり、一般にAV機器のような高周波の微小信号を扱う機器では性能低下を招くおそれがある。
このDC−DCコンバータで、固定されたスイッチング周波数で動作し、高速な応答を可能とすることを目的とする。
開示の回路は、入力電圧が印加される入力端子と出力電圧が出力される出力端子との間に接続されるインダクタと前記入力端子との間に接続されるスイッチを、参照電圧と前記出力電圧との比較結果に応じてオンさせ、パルス信号に応じてオフさせる制御信号生成回路と、前記スイッチがオンするタイミングに同期して基準電圧から第1の傾斜で増加し、前記スイッチがオフするタイミングに同期して前記基準電圧にリセットされる参照電圧を生成するスロープ信号生成回路と、前記参照電圧と前記出力電圧とを比較した結果に応じた信号を生成し、前記制御信号生成回路へ出力する比較器と、前記パルス信号を一定周期で生成する発振器と、を有し、前記第1の傾斜は、前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧に応じて変化する
開示の方法は、固定されたスイッチング周波数で動作し、高速な応答を可能とすることができる。
第1実施形態にかかるDC−DCコンバータのブロック回路図である。 (a)(b)は図1のDC−DCコンバータの基本動作を示す波形図である。 図1の制御回路12の回路図である。 図1のDC−DCコンバータの動作波形図である。 図1のDC−DCコンバータの別の動作波形図である。 第2実施形態にかかるDC−DCコンバータのブロック回路図である。 図6のスロープ信号生成回路22aの回路図である。 図6の制御回路12aの回路図である。 図6のDC−DCコンバータの動作波形図である。 第3実施形態にかかるDC−DCコンバータの制御回路の回路図である。 第4実施形態にかかるDC−DCコンバータの制御回路の回路図である。 第5実施形態にかかる制御回路の回路図である。 図12の制御回路の動作を示す波形図である。 図12の制御回路の動作を示す特性図である。 第6実施形態にかかる制御回路の回路図である。 図15の制御回路の動作を示す波形図である。 第7実施形態にかかるDC−DCコンバータのブロック回路図である。 第8実施形態にかかるDC−DCコンバータのブロック回路図である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、DC−DCコンバータは、入力電圧Viに基づいて出力電圧Voを生成するコンバータ部11と、出力電圧Voに基づいてコンバータ部11を制御する制御回路12とを含む。
コンバータ部11は、スイッチSW、ダイオードD1、インダクタL1、平滑用コンデンサC1を含む。スイッチSWは入力電圧Viを供給する電源線とダイオードD1との間に接続されている。スイッチSWの制御端子には、制御回路12から制御信号Scが供給される。スイッチSWは例えばNチャネルMOSトランジスタであり、第1端子(ドレイン端子)は入力電圧Viを供給する電源線に接続され、第2端子(ソース端子)はダイオードD1に接続され、制御端子(ゲート端子)には制御信号Scが供給される。
ダイオードD1のアノードは入力電圧Viより低い電位の電源線(本実施形態ではグランド)に接続され、ダイオードD1のカソードはスイッチSWに接続されている。スイッチSWとダイオードD1との間の接続点は、インダクタL1の第1端子(入力側端子)に接続されている。インダクタL1の第2端子(出力側端子)は平滑用コンデンサC1の第1端子に接続され、コンデンサC1の第2端子はグランドに接続されている。コンデンサC1は、出力電圧Voを平滑化する平滑回路に含まれる。なお、図1には、コンデンサC1とグランドとの間に接続された抵抗R1を図示しているが、この抵抗R1はコンデンサC1を形成することによりインダクタL1とグランドとの間に生成される抵抗成分(等価直列抵抗ESR)である。
スイッチSWは、制御信号Scに応答してオンオフする。スイッチSWがオンした場合、インダクタL1に入力電圧Viと出力電圧Voとの差に応じたインダクタ電流ILが流れ、インダクタL1はエネルギーを蓄積する。スイッチSWがオフすると、インダクタL1は蓄えたエネルギーを放出し、誘導電流(インダクタ電流IL)を流す。
制御回路12は、比較器21、スロープ信号生成回路22、制御信号生成回路としてのRS−フリップフロップ回路(RS−FF回路)23、発振器24、基準電源E1を含む。
比較器21の反転入力端子には出力電圧Voが供給されている。従って、出力電圧Voの変動分は、迅速に比較器21に伝達される。比較器21の非反転入力端子には、スロープ信号生成回路22が接続されている。スロープ信号生成回路22には、基準電源E1から基準電圧Vrefが供給される。基準電圧Vrefは、出力電圧Voの目標電圧に応じて設定されている。
スロープ信号生成回路22は、所定の傾斜を有する波形のスロープ信号を生成する。このスロープ信号は、スイッチSWをオンしてから次にスイッチをオンするまでのスイッチングサイクルにおいて、リセット電位から所定の傾斜で増加し、スイッチSWをオフするタイミングに同期してリセット電圧にリセットされる信号である。例えば、スロープ信号生成回路22は、このスロープ信号の電圧を基準電圧Vrefに重畳する。即ち基準電圧Vrefをリセット電圧として所定の傾斜を有する波形の参照電圧Vsを生成する。つまり、参照電圧Vsは、スイッチSWをオンしてから次にスイッチSWをオンするまでの期間、即ちスイッチング期間に、基準電圧Vrefから所定の傾斜(変化量)にて増加し、基準電圧Vrefにリセットされる信号である。例えば、リセット電圧は基準電圧Vrefであって、スロープ信号は基準電圧Vrefから所定の傾斜で増加し、スイッチSWをオフするタイミングに同期して基準電圧Vrefにリセットされる。
ところで、スロープ信号のスロープ量が少ないと、1スイッチングサイクル内で出力電圧Voが参照電圧Vsを下回らなくなる。即ち出力電圧Voの波形と参照電圧Vsの波形が交わらなくなる。つまり、1スイッチングサイクル内でスイッチSWがオンされずにスイッチングサイクルの飛び越しが発生する。または、極めて短い時間しかスイッチSWがオンされない場合が発生する。すると、平滑化されたインダクタ電流IL(出力電圧Vo)の値が下がってしまう。その結果、低調波発振が発生する。
そこで、スロープ信号生成回路22においてスロープ信号の振幅(スロープ量)は、比較器21の反転入力端子における電圧のリップル量よりも大きく設定されている。本実施形態では、比較器21に出力電圧Voが帰還されているため、スロープ信号のスロープ量は、出力電圧Voのリップルよりも大きく設定されている。そのため、電圧Voが上昇する傾斜よりも、スロープ信号が上昇する傾斜の方が大きく、このように設定されるスロープ信号が基準電圧Vrefに与えられている。
上述するスロープ量を設定することにより、低調波発振が抑制される。なお、後述するように、スロープ量は可変としてもよい。
比較器21は、出力電圧Voと参照電圧Vsとを比較し、その比較結果に応じた出力信号S1を生成する。具体的には、比較器21は、出力電圧Voが参照電圧Vsよりも高いときはリセット信号であるLレベルの出力信号S1(検出信号)を生成する。一方、比較器21は、出力電圧Voが参照電圧Vsよりも低いときはHレベルの出力信号S1を生成する。
RS−FF回路23は、セット端子Sに比較器21が接続され、リセット端子Rに発振器24が接続されている。発振器24は、所定周波数のクロック信号CLK(例えば、一定周期で生成されるパルス信号を有する)を生成する。RS−FF回路23は、セット端子Sに供給されるHレベルの信号S1に応答してHレベルの制御信号Scを出力し、リセット端子Rに供給されるHレベルのクロック信号CLKに応答してLレベルの制御信号Scを出力する。この制御信号ScがスイッチSWに供給され、スイッチSWは制御信号Scに応答してオン・オフする。
上記したように、参照電圧Vsは所定の傾斜にて増加する電圧である。従って、制御回路12は、出力電圧Voに応じてHレベルの制御信号Scを出力するタイミングを変更する。出力電圧Voが高いとき、その出力電圧Voが参照電圧Vsを下回るタイミングは、出力電圧Voが低いときと比べて遅くなる。即ちLレベルの制御信号Scを出力してからHレベルの出力信号Scを出力するまでの期間が長くなる。制御回路12は、一定周期で制御信号ScをLレベルにリセットする。従って、制御回路12は、出力電圧Voが高いときに、出力電圧Voが低いときと比べてHレベルの制御信号Scを出力する期間を短くする。つまり、制御回路12は、出力電圧Voに反比例してHレベルの制御信号Scのパルス幅を変更する。
即ち、制御回路12は、出力電圧Voに基づいてスイッチSWを第1の状態(オン状態)に制御するための制御信号Scを生成し、所定の周期にてスイッチSWを第2の状態(オフ状態)に制御するための制御信号Scを生成する。上記に例示したスイッチSWはNチャネルMOSトランジスタである。以下、この例示に従って、回路構成、信号レベルを説明する。即ち、制御回路12は、スイッチSWをオンするためにHレベルの制御信号Scを生成し、スイッチSWをオフするためにLレベルの制御信号Scを生成する。
更に、制御回路12は、出力電圧Voに基づいてHレベルの制御信号Scを生成するタイミングを変更する。つまり、制御回路12は、一定の周期でスイッチSWをオフするように制御信号Scを生成するとともに、出力電圧Voに基づいて制御信号Scのパルス幅を調整する。このスイッチSWを制御する制御信号Scの周期がDC−DCコンバータのスイッチング動作の周期、即ちスイッチング周波数である。
次に、スロープ信号生成回路22の構成例を説明する。
図3に示すように、スロープ信号生成回路22は、電流生成回路31と充放電回路32を含む。
電流生成回路31は、スロープ信号を生成するための電流を生成する。充放電回路32は、基準電圧Vrefを基準レベルとして動作し、電流生成回路31にて生成された電流を充放電することにより、基準電圧Vrefにスロープ信号を重畳した参照電圧Vsを生成する。
電流生成回路31は、オペアンプ33、カレントミラー回路34、抵抗R11、及びトランジスタT11を含む。
オペアンプ33の非反転入力端子には出力電圧Voが供給されている。オペアンプ33の反転入力端子は抵抗R11の第2端子に接続され、その抵抗R11の第1端子には入力電圧Viが供給されている。また、抵抗R11の第2端子はトランジスタT11に接続されている。トランジスタT11はPチャネルMOSトランジスタであり、ソースが抵抗R11に接続され、ゲートがオペアンプ33の出力端子に接続され、ドレインはカレントミラー回路34に接続されている。
抵抗R11は、この抵抗R11に流れる電流と、その抵抗値とに応じた電圧降下を発生させる。従って、抵抗R11とトランジスタT11との間のノードN11における電圧V11は、入力電圧Viから抵抗R11により降下した電圧となる。この電圧V11がオペアンプ33に供給される。オペアンプ33は、出力電圧Voとノード電圧V11との差電圧に応じた信号S11をトランジスタT11のゲートに出力する。トランジスタT11は、その信号S11の電圧に応じた電流を流す。そして、オペアンプ33は、出力電圧Voにノード電圧V11を一致させるように信号S11を生成する。この構成により、トランジスタT11には、入力電圧Viと出力電圧Voとの差電圧に応じた電流が流れる。
カレントミラー回路34は、第1カレントミラー回路35と第2カレントミラー回路36を含む。第1カレントミラー回路35は、トランジスタT12,T13を含む。トランジスタT12,T13はNチャネルMOSトランジスタである。トランジスタT12のドレインはトランジスタT11に接続されている。トランジスタT12,T13のソースはグランドに接続されている。トランジスタT12のゲートはトランジスタT13のゲートとトランジスタT12のドレインに接続されている。従って、電気的特性に応じて、トランジスタT12,T13を含むカレントミラー回路35により、トランジスタT12に流れる電流と比例した電流がトランジスタT13に流れる。
第2カレントミラー回路36は、トランジスタT14,T15を含む。トランジスタT14,T15はPチャネルMOSトランジスタである。トランジスタT14のドレインはトランジスタT13に接続されている。トランジスタT14,T15のソースには入力電圧Viが供給されている。トランジスタT14のゲートはトランジスタT15のゲートとトランジスタT14のドレインに接続されている。従って、電気的特性に応じて、トランジスタT14,T15を含むカレントミラー回路36により、トランジスタT14に流れる電流と比例した電流がトランジスタT15に流れる。
上記のように構成されたカレントミラー回路34において、トランジスタT12にはトランジスタT11に流れる電流と等しい入力電流I0が流れる。そして、トランジスタT15は、トランジスタT12に流れる電流I0と比例した出力電流I1を流す。そして、カレントミラー回路34は、例えば、出力電流I1を入力電流I0の1/n倍とする。入力電流I0と出力電流I1の比率(n:1)は、このスロープ信号生成回路22が生成するスロープ信号の傾きに応じて設定されている。そして、本実施形態では、第1カレントミラー回路35に含まれるトランジスタT12の大きさをトランジスタT13の大きさのn倍とし、第2カレントミラー回路36に含まれるトランジスタT14,T15の大きさを互いに等しくしている。これにより、トランジスタT13にはトランジスタT12に流れる入力電流I0の1/nの電流が流れる。そして、トランジスタT15にはトランジスタT13に流れる電流と等しい出力電流I1、つまり入力電流I0の1/nの電流が流れる。この出力電流I1は充放電回路32に供給される。
充放電回路32は、コンデンサC11、スイッチSW11を含む。コンデンサC11の第1端子はトランジスタT15のドレインに接続され、コンデンサC11の第2端子は基準電源E1に接続されている。従って、コンデンサC11の第2端子における電位は、基準電圧Vrefレベルである。スイッチSW11はコンデンサC11と並列に接続されている。スイッチSW11は例えばNチャネルMOSトランジスタであり、そのトランジスタのソース及びドレインがコンデンサC11の両端子にそれぞれ接続され、スイッチSW11の制御端子、即ちトランジスタのゲートにはクロック信号CLKが供給されている。スイッチSW11は供給されるクロック信号CLKに応答してオンオフする。そして、カレントミラー回路34と充放電回路32との間のノード、即ちトランジスタT15とコンデンサC11との間のノードN12が比較器21に接続されている。
コンデンサC11には、カレントミラー回路34の出力電流I1が供給される。スイッチSW11がオンしているとき、そのオンしたスイッチSW11によりコンデンサC11の両端子が短絡されるため、ノードN12の電位は基準電圧Vrefレベルとなる。スイッチSW11がオフすると、出力電流I1によりコンデンサC11が充電され、ノードN12の電圧Vsは、コンデンサC11の容量値と出力電流I1に応じて基準電圧Vrefから上昇する。やがて、スイッチSW11がオンすると、コンデンサC11に蓄積された電荷が放電され、ノードN12の電圧は基準電圧Vrefレベルに戻る、即ちリセットされる。
上記のように構成されたDC−DCコンバータの動作を説明する。
制御回路12は、図2に示すように、Hレベルのクロック信号CLKに応答してLレベルの制御信号Scを出力する。このLレベルの制御信号ScによりスイッチSWがオフすると、インダクタL1に蓄積された電磁エネルギーが負荷に向けて放出され、出力電圧Voが徐々に減少する。また、制御回路12は、Hレベルのクロック信号CLKに応答して図3に示すスイッチSW11をオンすることによりコンデンサC11から放電させ、参照電圧Vsを基準電圧Vrefレベルにリセットする。
次に、制御回路12は、Lレベルのクロック信号CLKに応答して図3に示すスイッチSW11をオフすることによりコンデンサC11の充電を開始し、参照電圧Vsを所定の傾きで増加させる。やがて、実線で示した出力電圧Voよりも参照電圧Vsが高くなると、比較器21の出力信号S1によってRS−FF回路23をセットすることによりHレベルの制御信号Scを出力する。このHレベルの制御信号Scに応答してスイッチSWがオンすると、入力電圧Viと出力電圧Voとの差電圧に応じてインダクタL1のインダクタ電流ILが増加し、インダクタL1に電磁エネルギーが蓄積されて出力電圧Voが徐々に上昇する。
例えば負荷急変等により、出力電圧Voが低下すると、出力電圧Voが参照電圧Vsより低くなるタイミングが早くなり、Hレベルの制御信号Scが出力される期間が長くなる。即ち、スイッチSWのオン時間が長くなる。一方、出力電圧Voが上昇すると、出力電圧Voが参照電圧Vsより低くなるタイミングが遅くなり、Hレベルの制御信号Scが出力される期間が短くなる。即ち、スイッチSWのオン時間が短くなる。
このような動作により、スイッチSWが発振器24の発振周波数に基づいて一定周期でオフされるとともに、スイッチSWがオンされるタイミングは、出力電圧Voと参照電圧Vsとの比較結果に基づいて決定される。したがって、出力電圧Voの高低に基づいてオンタイミング(オン時間)が調整され、出力電圧Voが基準電圧Vrefに基づく一定電圧(目標電圧)に維持される。
図4は、本実施形態のDC−DCコンバータの構成を簡略化した回路によりシミュレーションを行った結果を示す。負荷電流が増加すると、負荷電流の増加に応じて、インダクタ電流ILが増加し、出力電圧Voが低下する。本実施形態のDC−DCコンバータでは、上述のようにスイッチSWを一定周期でオフし、出力電圧Voの高低に基づいてオンタイミングを変化させる。従って、スイッチSWをオフした直後に負荷電流が急変した場合にも、スイッチSWをオンすることができ、応答性が良い。
なお、図4には、インダクタ電流ILと出力電圧Voを、それぞれ実線と破線で示している。実線は、図1に示す抵抗R1、即ち等価直列抵抗ESRの値を「0Ω」とした場合のシミュレーション結果を示し、破線は等価直列抵抗ESRの値を「20mΩ」とした場合のシミュレーション結果を示す。制御信号Scは、等価直列抵抗ESRの値を「20mΩ」とした場合の波形を示す。また、図2(a)に一点鎖線で示す波形は、等価直列抵抗ESRの値が高いときの出力電圧を示す。この出力電圧の傾きは、参照電圧Vsの傾きよりも傾斜が大きい。このとき、図4に示すように、スイッチング周期内でHレベルの制御信号Scが出力されない、いわゆるスイッチングサイクルの飛び越しが発生する。また、図2の例では、出力電圧Voと参照電圧Vsとの交差するタイミングが大きくずれており、出力電圧Voのリップルが大きくなることがわかる。このように、本実施形態のDC−DCコンバータは、等価直列抵抗ESRの値が小さいほうが出力電圧Vo,インダクタ電流ILのリップルが小さく安定する。
従来のPFM方式のDC−DCコンバータでは、一般的に平滑用コンデンサの等価直列抵抗ESRの値が小さいと、フィードバック系が不安定になりやすい。これは、出力電圧Vo含まれるリップル成分を検出してスイッチング動作を行うので、等価直列抵抗ESRの値が小さなコンデンサを平滑用コンデンサC1に使用すると、リップル成分が小さくなって出力電圧Voや出力電流の変動検出が困難になってスイッチング制御が不安定になる。
しかし、本実施形態のDC−DCコンバータは、スイッチSWのスイッチング周期毎に昇降するスロープ電圧を基準電圧Vrefに重畳して参照電圧Vsを生成し、この参照電圧Vsと出力電圧Voとを比較してスイッチSWをオンするタイミングを決定している。従って、本実施形態のDC−DCコンバータは、出力電圧Voの等価直列抵抗ESRによるリップル成分を検出しておらず、等価直列抵抗ESRの値が小さい、又は抵抗ESRが無い場合でも、安定してスイッチング動作を行うことができる。
平滑用コンデンサとして、一般的に、導電性高分子コンデンサや積層セラミックコンデンサが用いられる。積層セラミックコンデンサは導電性高分子コンデンサに比べて小型で安価であるが、等価直列抵抗ESRの値が導電性高分子コンデンサに比べて小さい。従って、従来のDC−DCコンバータでは、積層セラミックコンデンサに直列に抵抗を接続して安定化を図る場合があった。
しかし、本実施形態のDC−DCコンバータは、等価直列抵抗ESRの値が小さい方が好ましい。従って、積層セラミックコンデンサを用いることが好ましく、DC−DCコンバータの小型化及び低コスト化を図ることができる。
上記のように、図3に示すスロープ信号生成回路22は、入力電圧Viと出力電圧Voの差に応じた入力電流I0を生成し、その電流I0を1/n倍して電流I1を生成する。そして、この電流I1を充放電回路32のコンデンサC11を充電してスロープ信号を基準電圧Vrefに重畳した参照電圧Vsを生成している。従って、制御回路12は、入力電圧Viを変更した場合、図5に示すように、その入力電圧Viに応じて参照電圧Vsのスロープの高さを変更する。
図2(a)の一点鎖線で示すように、出力電圧Voの傾斜は、入力電圧Viが高いほど急峻となる。即ち入力電圧Viが高いほど出力電圧Voの単位時間当たりの変化量が大きい。このため、参照電圧Vsのスロープの高さを一定にしておくと、入力電圧Viが大きい場合や入力電圧及び出力電圧の電圧差が大きい場合には、スイッチングサイクルの飛び越しや、間欠的なスイッチングが発生し易くなる。これは、出力電圧の変動におけるピーク値のばらつきを引き起こす。
ここで、入力電圧Viが大きい場合や入力電圧及び出力電圧の電圧差が大きい場合には、図2(b)に実線で示すように、参照電圧Vsのスロープの変化率を出力電圧の変化率よりも大きくしておくことにより、スイッチングサイクルの飛び越しや間欠的なスイッチングを防止することができ、出力電圧Voの変動におけるピーク値のばらつきが低減する。すなわち、スイッチング周期において、増加した出力電圧Voを減少させる期間が足りない場合であっても、スロープの傾きを増加させることにより、出力電圧の増加と減少と割合がスイッチング周期内でバランスをとれるようにすることができる。なお、図2(b)において、一点鎖線で示す出力電圧Voは図2(a)に一点鎖線で示した出力電圧と同じ波形である。また、図2(b)に二点鎖線で示す参照電圧Vsは、図2(a)に示す参照電圧Vsと同じ波形である。
なお、スロープの高さの範囲で出力電圧Voが変動しうる、つまり出力電圧Voの変動が大きくなるため、入力電圧Viが小さい場合や入力電圧及び出力電圧の電圧差が小さい場合には、出力電圧Voの変動を低減するために、スロープの高さは小さい方が望ましい。以上に述べたように、本実施形態のスロープ信号生成回路22は、入力電圧Viと出力電圧Voの差電圧に応じて参照電圧Vsのスロープの高さを調整する。このため、図3に示すように、低い入力電圧Viの時には参照電圧Vsのスロープの高さを抑えて出力電圧Voの変動を低減し、高い入力電圧Viの時には参照電圧Vsのスロープの高さを高くしてスイッチングサイクルの飛び越しや間欠的なスイッチングを防止して動作の安定化を図ることができる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)スロープ信号生成回路22は、基準電圧Vrefにスロープ電圧を重畳して参照電圧Vsを生成する。比較器21は、参照電圧Vsと出力電圧Voとを比較し、その比較結果に応じた信号S1を生成する。発振器24は、一定周期のクロック信号CLKを生成する。RS−FF回路23は、比較器21の出力信号S1によりスイッチSWをオンするように制御信号Scを生成し、クロック信号CLKによりスイッチSWをオフするように制御信号Scを生成する。即ち、スイッチSWを一定周期でオフし、出力電圧Voと参照電圧Vsとの比較結果に基づいてオンタイミングを変化させるようにした。これにより、エラーアンプを必要としないため、高速応答が可能である。また、スイッチSWをオフした直後であっても、出力電圧Voが参照電圧Vs以下となった場合にスイッチSWをただちにオンするため、負荷変動に対して短時間で応答する。つまり負荷急変に対して高速応答が可能である。なお、この効果は、入力電圧Viが出力電圧Voの2倍を超えて、デューティが50%以下の場合に顕著となる。
(2)スイッチSWを一定周期でオフするため、スイッチング周波数の変動が抑制される。これにより、ノイズ対策を容易に行うことができる。
(3)基準電圧Vrefにスロープ信号を重畳して参照電圧Vsを生成するようにした。これにより、負荷電流の変化に対してスイッチSWのオン時間が極端に長くなる場合でも、スイッチングサイクルの飛び越しの発生を抑制でき、低調波発振の発生も抑制することができる。
(4)平滑用コンデンサC1を接続することによる等価直列抵抗ESRの抵抗値を小さくすることができるため、コンデンサC1に積層セラミックコンデンサを用いることができ、DC−DCコンバータの小型化及び低コスト化を図ることができる。
(5)スロープ信号生成回路22は、入力電圧Viと出力電圧Voの差電圧に応じて参照電圧Vsのスロープの高さを調整する。このため、低い入力電圧Viの時には参照電圧Vsのスロープの高さ(又はスロープの傾き)を抑えて出力電圧Voの変動を低減し、高い入力電圧Viの時には参照電圧Vsのスロープの高さを高くしてスイッチングサイクルの飛び越しを防止して動作の安定化を図ることができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態を図6〜図9に従って説明する。なお、上記した実施形態と同じ部材等については同じ符号を付し、説明の全て又は一部を省略する。
図6に示すように、DC−DCコンバータは、入力電圧Viに基づいて出力電圧Voを生成するコンバータ部11と、出力電圧Voに基づいてコンバータ部11を制御する制御回路12aとを含む。
制御回路12aは、比較器21、スロープ信号生成回路22a、RS−フリップフロップ回路(RS−FF回路)23、発振器24、基準電源E1、基準電圧補正回路(Vref補正回路:電圧補正回路)25を含む。
スロープ信号生成回路22aと基準電圧補正回路25は、入力電圧Viが変動した場合、スイッチSWのデューティ比が変化することによる出力電圧Voの変動を抑制するために設けられている。
基準電圧補正回路25は、スイッチSWのデューティ比と、入力電圧Viと出力電圧Voの差電圧に応じて基準電圧Vrefを補正した補正基準電圧Vr2を生成する。スロープ信号生成回路22aは、補正基準電圧Vr2をリセット電圧としたスロープ波形の参照電圧Vs2を生成する。従って、この参照電圧Vs2は、基準電圧Vrefをリセット電圧とする参照電圧Vsをオフセットした電圧となる。この参照電圧Vsに対する参照電圧Vs2のオフセット量は、スイッチSWのデューティ比等による出力電圧Voの変動量に対応する。従って、参照電圧Vs2を用いることにより、出力電圧Voの変動を抑制することができる。
各回路の構成を説明する。
図7に示すように、本実施形態のスロープ信号生成回路22aと第1実施形態のスロープ信号生成回路22の相違点は、オペアンプ33の非反転入力端子に基準電圧Vrefが供給され、コンデンサC11に補正基準電圧Vr2が供給されている点である。
後述するが、基準電圧補正回路25は、スイッチSWのデューティ比等に応じて、基準電圧Vrefから低下した補正基準電圧Vr2を生成する。基準電圧Vrefは一定電圧であり変動せず、通常動作時は、出力電圧Voとほぼ同電位となるが、出力電圧Voにはリップル成分が存在する。従って、出力電圧Voに変えて基準電圧Vrefを用いて電流I0,I1を生成することにより、この電流I0,I1は出力電圧Voの変動分を含まない、即ち安定した電流を生成することができ、ひいては安定した参照電圧Vs2を生成することができる。
図8に示すように、基準電圧補正回路25は、デューティ変換回路41、差動回路42、基準電圧生成回路43、オペアンプ44を含む。
デューティ変換回路41は、図6に示すスイッチSWのオンデューティを電圧に変換する。デューティ変換回路41は、例えば、抵抗R21とコンデンサC21とを含むローパスフィルタである。抵抗R21の第1端子はRS−FF回路23の出力端子Qに接続され、抵抗R21の第2端子はコンデンサC21の第1端子に接続され、コンデンサC21の第2端子はグランドに接続されている。即ち、抵抗R21及びコンデンサC21は、RS−FF回路23の出力端子Qとグランドとの間に直列に接続されている。デューティ変換回路41は、RS−FF回路23から出力される制御信号Scを平滑化する。従って、抵抗R21とコンデンサC21との間の接続点における電圧V21は、制御信号Scのデューティ比に応じた電圧となる。即ち、デューティ変換回路41は、制御信号Scのオンデューティ、即ち図6に示すスイッチSWのオンデューティを電圧V21に変換する。この電圧V21は、差動回路42に供給される。
差動回路42は、トランジスタT21〜T24、抵抗R22,R23を含む。トランジスタT21〜T23はPチャネルMOSトランジスタであり、トランジスタT24はNチャネルMOSトランジスタである。トランジスタT21のソースには入力電圧Viが供給され、ゲートは図7に示すトランジスタT14のゲートに接続されている。そして、トランジスタT21はトランジスタT14と同じ大きさに形成され、同じ電気的特性を有している。従って、トランジスタT21は、図7に示すトランジスタT15に流れる電流I1と同じ電流I2を流す。この電流I2の電流値は、上記したように、入力電圧Viと基準電圧Vref(出力電圧Vo)の差電圧に対応している。
トランジスタT21のドレインには抵抗R22,R23の第1端子が接続されている。抵抗R22の第2端子はトランジスタT22のソースに接続されている。トランジスタT22のゲートはデューティ変換回路41の抵抗R21とコンデンサC21との間の接続点に接続され、その接続点における電圧V21が供給される。トランジスタT22のドレインはトランジスタT24のドレインに接続され、トランジスタT24のソースはグランドに接続されている。トランジスタT24のゲートは同トランジスタT24のドレインに接続されている。抵抗R23の第2端子はトランジスタT23のソースに接続されている。トランジスタT23のソースはグランドに接続され、ゲートは基準電圧生成回路43に接続されている。
基準電圧生成回路43は、図6に示すスイッチSWにおける基準デューティに応じた基準電圧を生成する。基準電圧生成回路43は、抵抗R24,R25を含む。抵抗R24,R25は入力電圧Viの電源線とグランドの電源線との間に直列に接続されている。両抵抗R24,R25の抵抗値は、基準電圧に対応して設定されている。両抵抗R24,R25は、入力電圧Viとグランドとの間の電位差を、それぞれの抵抗値に応じて分圧して基準電圧を生成する。
基準デューティはスイッチSWのオンデューティの範囲に応じて設定され、例えば50パーセントに設定されている。Hレベルの制御信号Scは、RS−FF回路23に供給される高電位側の電源電圧、即ち入力電圧Viレベルであり、Lレベルの制御信号Scは、RS−FF回路23に供給される低電位側の電源電圧、即ちグランドレベルである。従って、50パーセントに対応する電圧は、入力電圧Viの1/2となる。従って、両抵抗R24,R25の抵抗値は互いに同じ値に設定されている。基準電圧生成回路43は、両抵抗R24,R25間に生成した電圧を基準電圧V22として差動回路42に供給する。
差動回路42は、トランジスタT21に流れる電流I2を、抵抗R22とトランジスタT22,T24を直列接続した経路と、抵抗R23とトランジスタT23を直列接続した経路とに分流する。そして、トランジスタT22のゲートにはスイッチSWのオンデューティに応じた電圧V21が供給され、トランジスタT23のゲートには基準電圧V22が供給されている。両トランジスタT22,T23は、それぞれゲートに供給される電圧V21,V22に応じた抵抗値の抵抗体として機能する。
従って、両トランジスタT22,T23のゲート電圧が互いに同じ値の場合、それぞれのトランジスタT22,T23には、互いに同じ値の電流が流れる。そして、両トランジスタT22,T23には、それぞれのゲート電圧の差電圧に応じた電流が流れる。
トランジスタT24のゲートは、電位差発生回路としてのトランジスタT25のゲートに接続されている。トランジスタT25はNチャネルMOSトランジスタであり、ソースがグランドに接続されている。そして、トランジスタT25は、トランジスタT24と同じ大きさに形成されているため、同じ電気的特性を持つ。従って、トランジスタT24とトランジスタT25とを含むカレントミラー回路により、トランジスタT24に流れる電流がトランジスタT25にミラーされる。そして、トランジスタT24に流れる電流量は、トランジスタT22,T23のゲート電圧の差と、両トランジスタT22,T23に電流を供給するトランジスタT21の電流量に対応する。従って、トランジスタT25は、入力電圧Viと基準電圧Vref(出力電圧Vo)の差電圧(入出力電圧差)と、スイッチSWのオンデューティに応じた電流を流す。
トランジスタT25のドレインは抵抗R26を介して基準電源E1のプラス端子に接続されている。また、トランジスタT25のドレインはオペアンプ44の非反転入力端子に接続されている。オペアンプ44の反転入力端子はオペアンプ44の出力端子と接続され、バッファアンプの機能を有する。
トランジスタT25は、入出力電圧差とオンデューティに応じた電流を流すため、抵抗R26の両端子間には、オンデューティに応じた電位差を生じる。抵抗R26は、トランジスタT25と基準電源E1との間に接続されている。そして、トランジスタT25は、基準電源E1からグランドに向かって電流を流す。従って、抵抗R25には、基準電圧Vrefから、入出力電圧差とスイッチSWのオンデューティに応じた電圧降下が発生する。従って、抵抗R25とトランジスタT25の間のノードの電位は、基準電圧Vrefから、抵抗R25に発生する電圧降下分だけ低下した電位となる。オペアンプ44は、このノードの電圧と等しい補正基準電圧Vr2を出力する。
以上説明したように、基準電圧補正回路25は、入出力電圧差とオンデューティに応じて、基準電圧Vrefから補正した補正基準電圧Vr2を生成する。そして、スロープ信号生成回路22aは、補正基準電圧Vr2をリセット電圧としてスロープ電圧を重畳した参照電圧Vs2を生成する。
上記のように構成されたDC−DCコンバータの動作を説明する。
入力電圧Viが変動する、又は既定値と異なる入力電圧ViをDC−DCコンバータに供給する場合、出力電圧Voを所望の電圧とするために、入力電圧Viに応じてスイッチSWのデューティ、即ちスロープ信号の振幅(スロープの傾き)を変更する。基準電圧Vrefにスロープ信号を重畳する構成では、スロープ信号の傾きによって比較器21が出力信号を反転する(Hレベルの信号S1を出力する)ときにその比較器21の入力端子に供給される電圧、即ち出力電圧Voがスロープ量の差によってわずかに変化する。このため、充放電回路32のリセット電圧を、入力電圧Viに応じて変更することで、入力電圧Viに対する出力電圧Voの変動を低減することが望ましい。
図9に示すように、入力電圧Viが低下すると、その入力電圧Viに応じて基準電圧補正回路25は、補正基準電圧Vr2を上昇させる。この時、スロープ信号生成回路22aは、入力電圧Viに基づいて、生成するスロープ信号の振幅を小さくする。これらの動作により、比較器21に入力される出力電圧Voと参照電圧Vsとが交差する電圧をほぼ一定の値に保つ。その結果、制御回路12aは、出力電圧Voをほぼ一定の値に安定化する。
次に、負荷の軽減によってインダクタ電流ILが減少し、インダクタ電流ILが一時的に0となる不連続モードとなると、制御信号Scのパルス幅が変化する。そのパルス幅の変化により、補正基準電圧Vr2が低下する。その結果、比較器21に入力される出力電圧Voと参照電圧Vsとが交差する電圧をほぼ一定の値に保ち、出力電圧Voをほぼ一定の値に安定化する。
なお、基準電圧補正回路25は、入力電圧又は入力電圧と出力電圧との差電圧に応じて制御されたスロープの量(スロープの傾き)の変化量に応じて、補正基準電圧Vr2を生成してもよい。例えば、図2のように、入力電圧Viや入力電圧及び出力電圧の差電圧に応じてスロープの傾きを変えた場合に、入力電圧Viや入力電圧及び出力電圧の差電圧に応じて基準電圧Vrefを変化させてもよい。具体的には、入力電圧Viが大きい場合や入力電圧及び出力電圧の電圧差が大きい場合に基準電圧Vrefを小さくしたり、入力電圧Viが小さい場合や入力電圧及び出力電圧の電圧差が小さい場合にVrefを大きくなるよう制御してもよい。このような制御により、スロープの量(スロープの傾き)を変化させる前後で、出力電圧の絶対値をそろえることができる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)制御回路12aは、スイッチSWのデューティ比と、入力電圧Viと出力電圧Voの差電圧に応じて基準電圧Vrefを補正した補正基準電圧Vr2を生成し、補正基準電圧Vr2をリセット電圧としたスロープ波形の参照電圧Vs2を生成する。従って、この参照電圧Vs2は、基準電圧Vrefをリセット電圧とする参照電圧Vsをオフセットした電圧となり、この参照電圧Vsに対する参照電圧Vs2のオフセット量は、スイッチSWのデューティ比等による出力電圧Voの変動量に対応する。従って、参照電圧Vs2を用いることにより、出力電圧Voの変動を抑制することができる。
(2)出力電圧Voに変えて基準電圧Vrefを用いて電流I0,I1を生成することにより、この電流I0,I1は出力電圧Voの変動分を含まない、即ち安定した電流を生成することができ、ひいては安定した参照電圧Vs2を生成することができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態を図10に従って説明する。なお、上記した実施形態と同じ部材等については同じ符号を付し、説明の全て又は一部を省略する。
図10は、本実施形態の制御回路12bの回路図である。この制御回路12bは、上記各実施形態の制御回路と置き換えて用いられる。
制御回路12bは、RS−フリップフロップ回路(RS−FF回路)23、基準電源E1、基準電圧補正回路(Vref補正回路)25aを含む。なお、制御回路12bは、図示しないが、第2実施形態の制御回路12aと同様に、比較器21、スロープ信号生成回路22a、発振器24を含む(図6参照)。
基準電圧補正回路25aは、デューティ変換回路41a、差動回路42、基準電圧生成回路43a、オペアンプ44、サンプルホールド回路(S/H)45、インバータ回路46を含む。
デューティ変換回路41aは、第2実施形態と同様に、スイッチSW(図1,6参照)のオンデューティを電圧に変換する。基準電圧生成回路43aは、スイッチSWにおける基準デューティに応じた基準電圧を生成する。
デューティ変換回路41aは、定電流源51、トランジスタT31,T32、コンデンサC31を含む。定電流源51は入力電圧Viが供給され、一定の電流をトランジスタT31に供給する。トランジスタT31はNチャネルMOSトランジスタである。トランジスタT31のドレインは定電流源51に接続され、ソースはコンデンサC31の第1端子に接続され、ゲートには制御信号Scが供給されている。コンデンサC31の第2端子は基準電源E2のプラス端子に接続され、基準電源E2のマイナス端子はグランドに接続されている。コンデンサC31にはトランジスタT32が並列に接続されている。トランジスタT32はNチャネルMOSトランジスタであり、ソース及びドレインがそれぞれコンデンサC31の両端子に接続されている。トランジスタT32のゲートにはインバータ回路46の出力端子が接続され、制御信号Scをインバータ回路46により論理反転した信号が供給される。
トランジスタT31は、制御信号Scに従って、スイッチSW(図1,6参照)のオン期間に定電流源51によって流れる電流をコンデンサC31に供給し、スイッチSWのオフ期間に電流供給を停止する。トランジスタT32は、反転された制御信号Scにより、スイッチSWのオン期間にコンデンサC31の両端子間を開放し、スイッチSWのオフ期間にコンデンサC31の両端子間を短絡する。そして、コンデンサC31の第2端子には基準電源E2から基準電圧Vrefが供給されている。
従って、コンデンサC31の第1端子における電圧は、スイッチSWのオン期間に、基準電圧Vrefから時間経過に従って上昇し、スイッチSWのオフ期間に基準電圧Vrefにリセットされる。そして、定電流源51の電流量は、コンデンサC31の第1端子における電圧の変化量(傾斜)を決定している。
このコンデンサC31とトランジスタT31の間の電圧V31はサンプルホールド回路45に供給される。サンプルホールド回路45は、Hレベルのクロック信号CLKに応答して、供給される電圧を保持する。上記したように、RS−FF回路23は、Hレベルのクロック信号CLKに応答して制御信号Scをリセットする、つまりLレベルの制御信号Scを出力する。従って、サンプルホールド回路45は、Lレベルの制御信号Scに応答してスイッチSWがオフする時のコンデンサC31の充電電圧V31を保持する。コンデンサC31の充電電圧V31は、スイッチSWがオンしている期間、基準電圧Vrefから徐々に増加し、スイッチSWがオフすると基準電圧Vrefにリセットされる。従って、コンデンサC31の充電電圧V31は、スイッチSWがオンしている期間に対応する。即ち、サンプルホールド回路45は、スイッチSWのオンデューティに応じた電圧V31を保持する。そして、サンプルホールド回路45は、保持した電圧(デューティ電圧)を、差動回路42のトランジスタT22に供給する。
基準電圧生成回路43aは、定電流源52と抵抗R31を含む。定電流源52は入力電圧Viが供給され、一定の電流を抵抗R31に供給する。抵抗R31の第1端子は定電流源52に接続され、抵抗R31の第2端子は基準電源E2のプラス端子に接続されている。従って、定電流源52と抵抗R31との間の接続点における電圧V32は、基準電圧Vrefから、抵抗R31の両端子間電圧だけ高い電圧となる。抵抗R31の両端子間電圧は、抵抗R31の抵抗値と、定電流源52が抵抗R31に供給する電流量により決定される。そして、抵抗R31の抵抗値及び定電流源51の電流量は、第2実施形態と同様に、基準デューティ(例えば50パーセント)に対応する値に設定されている。この基準電圧生成回路43aにより生成された電圧V32は、差動回路42のトランジスタT23に供給される。
従って、差動回路42のトランジスタT22,T23のゲートには、スイッチSWのオンデューティに応じた電圧V31と、基準デューティに応じた電圧V32が供給される。差動回路42は、第2実施形態と同様に、入出力電圧差とオンデューティに応じた電流をトランジスタT24に流す。そのトランジスタT24に流れる電流に対応する電流I3がトランジスタT25に流れる。従って、基準電圧補正回路25aは、入出力電圧差とオンデューティに応じて、基準電圧Vrefから補正した補正基準電圧Vr2を生成する。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)コンデンサC31に対する充放電によりスイッチSWのオンデューティに応じた電圧V31を生成する。この電圧V31をサンプルホールド回路45により保持する。そして、保持した電圧と、基準デューティに応じた電圧V32とに基づいて、入力電圧Viと出力電圧Voの差電圧に応じた電流I21を分流した電流を変更する。そして、この変更した電流により抵抗R26の両端子間に電位差を生じさせて基準電圧Vrefを入出力電圧とスイッチSWのデューティに応じて補正した補正基準電圧Vr2を生成するようにした。その結果、第2実施形態と同様に、出力電圧Voの変動を抑制することができる。なお、第2実施形態におけるローパスフィルタを省くことにより、デューティの変化に対して即座に応答するようにしてもよい。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態を図11に従って説明する。なお、上記した実施形態と同じ部材等については同じ符号を付し、説明の全て又は一部を省略する。
図11は、本実施形態の制御回路12cの一部回路図である。この制御回路12cは、上記各実施形態の制御回路と置き換えて用いられる。
制御回路12cは、比較器21、スロープ信号生成回路22c、基準電源E1、基準電圧補正回路(Vref補正回路)25c、信号合成回路26を含む。なお、制御回路12cは、図示しないが、第2実施形態の制御回路12aと同様に、RS−フリップフロップ回路(RS−FF回路)23、発振器24を含む(図6参照)。
スロープ信号生成回路22cは、電流生成回路31cと充放電回路32を含む。
電流生成回路31cは、スロープ信号を生成するための電流を生成する。充放電回路32は、基準電圧Vrefを基準レベルとして動作し、電流生成回路31cにて生成された電流を充放電することにより、基準電圧Vrefにスロープ信号(スロープ電圧)を重畳した参照電圧Vs3を生成する。
電流生成回路31cは、オペアンプ33、カレントミラー回路34a、抵抗R11、トランジスタT11を含む。
本実施形態に於いて、オペアンプ33の非反転入力端子には基準電圧Vrefが供給される。オペアンプ33は、抵抗R11とトランジスタT11との間のノードの電圧を基準電圧Vrefと等しくするようにトランジスタT11のゲート電圧を生成する。カレントミラー回路34aは、第1カレントミラー回路35と第2カレントミラー回路36aを含む。本実施形態のカレントミラー回路36aは、一対のトランジスタT14,T15aを含み、トランジスタT15aはトランジスタT14の電流量の2倍の電流I1aを流すように形成されている。この電流I1aは、充放電回路32に供給される。
また、充放電回路32には基準電圧Vrefが供給される。即ち、充放電回路32のコンデンサC11及びスイッチSW11は、基準電源E1のプラス端子に接続されている。従って、スロープ信号生成回路22aは、基準電圧Vrefをリセット電圧として、スイッチSWのオン期間に上昇し、スイッチSWのオフ期間に基準電圧Vrefにリセットされる電圧V41(スロープ電圧)を生成する。コンデンサC11に供給される電流I1aの電流量は、第1実施形態(図3参照)の電流I1の値のn倍(例えば2倍)である。従って、コンデンサC11により生成されるスロープ信号の電圧V41の振幅は、第1実施形態の2倍となる。
基準電圧補正回路25cは、図11に示すトランジスタT25a及び抵抗R26aと、図8に示すデューティ変換回路41と差動回路42と基準電圧生成回路43とオペアンプ44を含む。
基準電圧補正回路25cは、入出力電圧差とオンデューティに応じて、基準電圧Vrefから補正した補正基準電圧Vr2a(第2の補正電圧)を生成する。本実施形態において、基準電圧補正回路25cは、抵抗R26aの両端子間に、第2実施形態の抵抗R26の両端子間電圧のn倍(例えば2倍)の電位差を生じさせる。例えば、トランジスタT25aは、第2実施形態のトランジスタT25(図8参照)の1/2倍の電流I3aを流すように形成され、抵抗R26aの抵抗値を第2実施形態の抵抗R26の抵抗値の4倍とする。そして、この抵抗R26の両端子間の電位差により、基準電圧Vrefを補正した補正基準電圧Vr2aを生成する。この補正基準電圧Vr2aは、基準電圧Vref低下させた電圧である。
信号合成回路26は、スロープ信号生成回路22aにて生成した電圧V41と、基準電圧補正回路25にて生成した補正基準電圧Vr2aとを合成して参照電圧Vs3を生成する。例えば、信号合成回路26は2つの抵抗R41,R42を含む。抵抗R41の第1端子には電圧V41が供給され、抵抗R42の第1端子には補正基準電圧Vr2が供給される。両抵抗R41,R42の第2端子は互いに接続され、その接続点は比較器21の非反転入力端子に接続されている。
本実施形態において、両抵抗R41,R42の抵抗値は、スロープ電圧V41と補正基準電圧Vr2aとの混合比に応じて設定されている。上記したように、電流I1a,I3aはそれぞれ2倍の電流量に設定されていることにより、それぞれの電圧が2倍となっている。従って、抵抗R41,R42の抵抗値は、互いに同じ値に設定されている。なお、電流I1a,I3aがn倍に設定されている場合、抵抗R41の抵抗値と抵抗R42の抵抗値の比は、(n−1):1に設定される。
上記のように接続されるとともに抵抗値が設定された抵抗R41,R42は、スロープ電圧V41と補正基準電圧Vr2aとの間の電位差を、それぞれの抵抗値の比により分圧した分圧電圧を両抵抗R41,R42間の接続点に生成する。上記したように、本実施形態では、両抵抗R41,R42の抵抗値は互いに同じ値に設定されている。従って、信号合成回路26は、スロープ電圧V41と補正基準電圧Vr2aとの間の電位差を1/2した電圧を、参照電圧Vs3として生成する。スロープ電圧V41は、基準電圧Vrefから2倍のスロープ電圧分高い電圧であり、補正基準電圧Vr2aは、基準電圧Vrefから2倍の補正電圧分低い電圧である。従って、参照電圧Vs3は、基準電圧Vrefより1倍の補正電圧分低い電圧をリセット電圧とし、このリセット電圧から1倍のスロープ電圧分高くなる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)スロープ信号生成回路22cにおいて基準電圧Vrefをリセット電圧として生成したスロープ電圧V41を生成し、基準電圧補正回路25cにおいて基準電圧Vrefより低い補正基準電圧Vr2aを生成する。そして、電圧V41と補正基準電圧Vr2aとを信号合成回路26により合成して参照電圧Vs3を生成するようにした。その合成結果の参照電圧Vs3の電位は、第3実施形態の補正基準電圧Vr2をリセット電圧とする参照電圧Vsと等しくなる。本実施形態では、図6において直列に接続されている、基準電圧補正回路と、スロープ信号生成回路を、並列に設けてそれぞれにて生成した電圧を合成することにより、図8にあるオペアンプ44を省くことができる。
(第5実施形態)
以下、第5実施形態を図12〜図14に従って説明する。なお、上記した実施形態と同じ部材等については同じ符号を付し、説明の全て又は一部を省略する。
図12は、本実施形態の制御回路12dの回路図である。この制御回路12dは、上記各実施形態の制御回路と置き換えて用いられる。
制御回路12dは、比較器21、スロープ信号生成回路22d、基準電源E1、基準電圧補正回路(Vref補正回路)25dを含む。なお、制御回路12dは、図示しないが、第2実施形態の制御回路12aと同様に、RS−フリップフロップ回路(RS−FF回路)23、発振器24を含む(図6参照)。
スロープ信号生成回路22dは、電流生成回路31dと充放電回路32を含む。電流生成回路31dは、電流源61を含む。この電流源61は、充放電回路32のコンデンサC11を充電してスロープ信号を生成する電流I61を充放電回路32に供給するためのものである。1スイッチングサイクルにおける参照電圧Vsのピーク電圧をVtopとする。電流源61は、1スイッチングサイクル(スイッチSW(図1,6参照)をオンする間隔)にリセット電圧から所定電圧(ピーク電圧Vtop)まで参照電圧Vsを変更するために必要な電流I61を流すように設定されている。
基準電圧補正回路25dは、電流源62、オペアンプ63、抵抗R51を含む。
電流源62の第1端子には入力電圧Viが供給され、電流源62の第2端子は抵抗R51の第1端子に接続されている。抵抗R51の第2端子はオペアンプ63の出力端子に接続されている。オペアンプ63の反転入力端子は電流源62と抵抗R51との間のノードに接続され、オペアンプ63の非反転入力端子には基準電源E1から基準電圧Vrefが供給されている。
電流源62は、1スイッチングサイクルに於いて、充放電回路32により生成されるスロープ信号の振幅に応じた電位差を抵抗R51の両端子間に生成するように電流I62を供給する。オペアンプ63は、反転入力端子が接続されたノード、即ち電流源62と抵抗R51との間のノードにおける電圧V51を、非反転入力端子に供給される基準電圧Vrefと等しくするように動作する。従って、オペアンプ63の出力端子における電圧、即ち抵抗R51の第2端子における電圧は、基準電圧Vrefから抵抗R51の両端子間に発生する電位差分だけ低い電圧となる。この電圧は、補正基準電圧Vr4としてスロープ信号生成回路22dの充放電回路32に供給される。
充放電回路32のコンデンサC11は、供給される補正基準電圧Vr4をリセット電圧として、充放電により生成したスロープ電圧を補正基準電圧Vr4に重畳する。これにより、スロープ信号生成回路22dは、補正基準電圧Vr4にスロープ信号を重畳した参照電圧Vsを生成する。
上記したように、入力電圧Viが変動する、又は既定値と異なる入力電圧ViをDC−DCコンバータに供給する場合、出力電圧Voを所望の電圧とするためには、入力電圧Viに応じてスイッチSWのデューティ、即ちスロープ信号の振幅(スロープの傾き)を変更する。基準電圧Vrefにスロープ信号を重畳する構成では、スロープ信号の傾きによって比較器21が信号を反転する(Hレベルの信号S1を出力する)ときの入力電圧、即ち出力電圧Voが変化する。このため、図13に示すように、充放電回路32のリセット電圧を、入力電圧Viに応じて変更する必要がある。このためには、上記の電流源61,62が供給する電流I61,I62を入力電圧Viに応じて変更する。
この電流I61,I62を供給する電流源として、入力電圧Viと出力電圧Voに依存する電流を供給する回路構成と、入力電圧Viに依存する電流を供給する回路構成とすることが考えられる。
入力電圧Viと出力電圧Voに依存する電流を供給する電流源は、例えば、第1実施形態の電流生成回路31(図3参照)がある。電流源61,62の回路構成を、この電流生成回路31の回路構成と同様にする。
この場合、互いに異なる入力電圧ViをVi1,Vi2とする。入力電圧Vi1のときの参照電圧Vsと出力電圧Voとが交差する時の電位(交差電位)をV1、入力電圧Vi2のときの交差電位をV2とする。スイッチング周期をTとし、出力電圧Voと基準電圧Vrefとの関係により、ピーク電圧VtopをVtop=Vref+αとすると、このαは(Vi−Vo)に比例するため、無単位係数k2を持つ。スロープ傾き(1/sec)の係数をkとすると、上記の交差電位V1,V2は、
V1=Vref+k2*(Vi1-Vo))-k(Vi1-Vo)*(Vo/Vi1)*T ・・・(1)
V2=Vref+k2*(Vi2-Vo))-k(Vi2-Vo)*(Vo/Vi2)*T ・・・(2)
となる。出力電圧Voを安定化させるためには、V1=V2であるから、係数kは、
k=k2*Vi1*Vi2/(T*Vo^2) ・・・(3)
となる。
つまり、適当な値の係数kにより、任意の入力電圧Vi1,Vi2の時の参照電圧Vsとの交差電位V1,V2を合致させることができる。この係数kを用いて、入力電圧Viを変更した場合の交差電圧Vcとピーク電圧Vtopと補正基準電圧Vr4を算出すると、それらは図14に示すように変化する。この結果から明らかなように、入力電圧Viに対して交差電圧Vcをほぼ一定とすることができる。つまり、入力電圧Viの変化に対して出力電圧Voを安定させることができる。
入力電圧Viに依存する電流を供給する電流源は、例えば、第2実施形態の電流生成回路において、基準電圧Vrefに代わり、入力電圧Viに比例した電圧(例えばVi/2)を供給すれば良い。電流源61,62の回路構成を、この電流生成回路の回路構成と同様にする。
この場合、入力電圧Vi1の時のスロープ信号の振幅をVslとし、入力電圧Vi2の時のスロープ信号の振幅を、入力電圧Vi1の時の振幅Vslを基準としてβ×Vslとする。上記の交差電位V1,V2及び係数βは、
V1=Vtop-Vs1*(Vo/Vi1)*T ・・・(4)
V2=Vtop-β*Vs1*(Vo/Vi2)*T ・・・(5)
β=Vi2/Vi1 ・・・(6)
となる。この結果から、入力電圧Viの変化に対して、交差電圧Vcを一定にすることができる。また、入力電圧Viに依存する電流源を用いた場合、入力電圧Viの変動に対してピーク電圧Vtopは変化しない。そして、ピーク電圧Vtopは基準電圧Vrefと等しくなるため、無負荷でスイッチSWのオンデューティがほぼ0となったときに交差電圧Vcとピーク電圧Vtopと基準電圧Vrefとが等しくなり、入力電圧Viの変化に対して無負荷時の出力電圧Voの変動を抑制することができる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)抵抗R51の両端に、スロープ電圧を生成するためのコンデンサC11の両端子間電圧と等しい電位差を生じさせ、その抵抗R51と電流源62との間のノードの電位を、オペアンプ63により基準電圧Vrefと等しくするようにした。その結果、補正基準電圧Vr4を精度良く生成することができる。
(2)コンデンサC11に電流を供給する電流源61と、抵抗R51に電位差を生じさせる電流源62とを、入力電圧Viと出力電圧Voの差電圧に依存した電流を流す。このようにすると、入力電圧Viに対して交差電圧Vcをほぼ一定とすることができる。つまり、入力電圧Viの変化に対して出力電圧Voを安定させることができる。
(3)コンデンサC11に電流を供給する電流源61と、抵抗R61に電位差を生じさせる電流源62とを、入力電圧Viに依存した電流を流すように構成する。このようにすると、入力電圧Viに対して交差電圧Vcを一定とすることができる。つまり、入力電圧Viの変化に対して安定した出力電圧Voを得ることができる。
(第6実施形態)
以下、第6実施形態を図15,図16に従って説明する。なお、上記した実施形態と同じ部材等については同じ符号を付し、説明の全て又は一部を省略する。
図15は、本実施形態の制御回路12eの回路図である。この制御回路12eは、上記各実施形態の制御回路と置き換えて用いられる。
制御回路12eは、比較器21、スロープ信号生成回路22e、基準電源E1、基準電圧補正回路(Vref補正回路)25eを含む。なお、制御回路12eは、図示しないが、第2実施形態の制御回路12aと同様に、RS−フリップフロップ回路(RS−FF回路)23、発振器24を含む(図6参照)。
スロープ信号生成回路22eは、電流源71と充放電回路32を含む。電流源71は、入力電圧Viに依存し、充放電回路32のコンデンサC11を充電してスロープ信号を生成する電流I71を充放電回路32に供給する。1スイッチングサイクルにおける参照電圧Vsのピーク電圧をVtopとする。電流源71は、1スイッチングサイクル(スイッチSW(図1,6参照)をオンする間隔)にリセット電圧から所定電圧(ピーク電圧Vtop)まで参照電圧Vsを変更するために必要な電流I71を流すように設定されている。なお、電流源71を、入力電圧Viと出力電圧Voに依存する電流を流す回路構成としてもよい。
基準電圧補正回路25eは、電流源72、オペアンプ63、定電圧生成部73を含む。電流源72は、上記電流源71と同様に入力電圧Viに依存し、電流源71が流す電流I71の2倍の電流I72を定電圧生成部73に供給する。
定電圧生成部73は、コンデンサC71,C72、抵抗R71、スイッチSW71を含む。電流源71はコンデンサC71の第1端子に接続され、コンデンサC71の第2端子はオペアンプ63の出力端子に接続されている。コンデンサC71にはスイッチSW71が並列に接続されている。スイッチSW71は例えばNチャネルMOSトランジスタであり、ソース及びドレインがコンデンサC71の両端子にそれぞれ接続され、ゲート(制御端子)にはクロック信号CLKが供給される。即ち、コンデンサC71及びスイッチSW71は、充放電回路32のコンデンサC11及びスイッチSW11と同様に接続されている。そして、コンデンサC71の容量値は、コンデンサC11の容量値と等しく設定されている。従って、コンデンサC71は、スイッチSW71のオフ期間(スイッチSWのオン期間)に、電流源72が流す電流I72に応じた電荷を蓄積する。
コンデンサC71の充電電荷は、1スイッチングサイクルにおいて、スイッチSW71のオフ期間にリセット電圧(この場合はオペアンプ63の出力電圧)から電流I72に応じた傾斜で増加し、スイッチSW71のオンによりリセット電圧まで放電される。そして、電流源72は、電流源71の2倍の電流I71を流すように設定されている。従って、コンデンサC71の両端子間の電位差は、充放電回路32のコンデンサC11の両端子間の電位差の2倍の値となる。即ち、図16に示すように、電流源72とコンデンサC71との間の電圧V71は、充放電回路32により生成される参照電圧Vsの傾きの2倍の傾きで変化するスロープ波形となる。
また、電流源72は、抵抗R71の第1端子に接続され、抵抗R71の第2端子はオペアンプ63の反転入力端子とコンデンサC72の第1端子に接続され、コンデンサC72の第2端子はオペアンプ63の出力端子に接続されている。抵抗R71及びコンデンサC72を含むローパスフィルタにおいて、抵抗R71の抵抗値とコンデンサC72の容量値とによって設定されるローパスフィルタのカットオフ周波数は、スイッチSWのスイッチング周波数の数分の1倍(例えば1/10以下)となるように設定されている。
このローパスフィルタは、コンデンサC71の充電電荷による電圧V71を平滑化する。従って、コンデンサC72の両端子間の電位差は、コンデンサC71の両端子間の電位差の1/2の値、即ち充放電回路32のコンデンサC11の両端子間の電位差と等しい値となる。
そして、オペアンプ63は、抵抗R71とコンデンサC72との間の接続点における電圧V72を、基準電圧Vrefと等しくするように出力電圧を変更する。従って、補正基準電圧Vr2は、各コンデンサC11,C71の容量値と、電流I71,I72の電流値によって決定される。このように、コンデンサの相対精度により、補正基準電圧Vr2が決定されるため、補正基準電圧Vr2の誤差、及び参照電圧Vsの誤差を低減することができる。
なお、本実施形態では、充放電回路32のコンデンサC11の容量値と、定電圧生成部73のコンデンサC72の容量値とを等しくし、電流源72が電流源71の2倍の電流を流すように設定した。本実施形態は、コンデンサC72の両端子間の電位差が、充放電回路32において生成される参照電圧Vsの振幅(スロープ信号の振幅)と等しくなればよく、各素子の値、電流源の電気的特性を適宜変更してもよい。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)オペアンプ63は、抵抗R71とコンデンサC72との間の接続点における電圧V72を、基準電圧Vrefと等しくするように出力電圧を変更する。従って、補正基準電圧Vr2は、各コンデンサC11,C71容量値と、電流I71,I72の電流値によって決定される。このように、コンデンサの相対精度により、補正基準電圧Vr2が決定されるため、補正基準電圧Vr2の誤差、及び参照電圧Vsの誤差を低減することができる。
(第7実施形態)
以下、第7七実施形態を図17に従って説明する。なお、上記した実施形態と同じ部材等については同じ符号を付し、説明の全て又は一部を省略する。
図17に示すように、DC−DCコンバータは、入力電圧Viに基づいて出力電圧Voを生成するコンバータ部11と、出力電圧Voに基づいてコンバータ部11を制御する制御回路12fとを含む。
制御回路12fは、比較器21、スロープ信号生成回路22、RS−フリップフロップ回路(RS−FF回路)23、発振器24、基準電源E1、ローパスフィルタ(LPF)81を含む。
ローパスフィルタ81は、抵抗R81とコンデンサC81とを含む。抵抗R81の第1端子には出力電圧Voが供給され、抵抗R81の第2端子はコンデンサC81の第1端子と接続され、コンデンサC81の第2端子はグランドに接続されている。また、抵抗R81の第2端子は抵抗R82の第1端子と接続され、抵抗R82の第2端子には基準電源E1の基準電圧Vrefが供給されている。
抵抗R81の抵抗値は、抵抗R82の抵抗値の2〜5倍の抵抗値に設定されている。抵抗R81の抵抗値とコンデンサC81の容量値とによって設定されるローパスフィルタのカットオフ周波数は、スイッチSWのスイッチング周波数の数分の1倍になるように設定されている。
抵抗R81,R82は、加算回路として機能する。すなわち、基準電源E1と出力電圧Voが、抵抗R82とR81により合成され、その合成された電圧が、コンデンサC81によるローパスフィルタを介して、スロープ信号生成回路22に供給される。
出力電圧Voが低くなると、参照電圧Vsと出力電圧Voとが交差する電圧が低くなり、制御信号Scのパルス幅が長くなる。急激な出力電圧Voの変動は、急激な出力電流の変動を招き、出力電圧を不安定にする。本実施形態は、出力電圧Voが低くなると、それに伴ってスロープ信号生成回路22に供給される電圧が低くなり、制御信号Scのパルス幅の変化量が、出力電圧Voを加算しない構成と比べて小さくなる。従って、出力電流の変動を抑制し、出力電圧を安定化することができる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)出力電圧Voが低くなると、それに伴ってスロープ信号生成回路22に供給される電圧が低くなり、制御信号Scのパルス幅の変化量が、出力電圧Voを加算しない構成と比べて小さくなる。従って、出力電流の変動を抑制し、出力電圧を安定化することができる。
(第8実施形態)
以下、第8実施形態を図18に従って説明する。なお、上記した実施形態と同じ部材等については同じ符号を付し、説明の全て又は一部を省略する。
図18に示すように、DC−DCコンバータは、入力電圧Viに基づいて出力電圧Voを生成するコンバータ部11と、出力電圧Voに基づいてコンバータ部11を制御する制御回路12gとを含む。
制御回路12gは、比較器21、スロープ信号生成回路22g、RS−フリップフロップ回路(RS−FF回路)23、発振器24、基準電源E1、基準電圧補正回路25を含む。
スロープ信号生成回路22gは、電流生成回路31g、充放電回路32gを含む。
電流生成回路31gは、オペアンプ33、カレントミラー回路35、抵抗R11、トランジスタT11を含む。即ち、本実施形態の電流生成回路31gは、第1実施形態の電流生成回路31(図3参照)におけるカレントミラー回路36が省略され、カレントミラー回路35に含まれるトランジスタT13が充放電回路32に接続されている。従って、本実施形態のスロープ信号生成回路22gは、トランジスタT12に流れる電流I0の1/nの電流I1を充放電回路32gから引き抜くように動作する。
充放電回路32gは、第1実施形態の充放電回路32(図3参照)と同様に、コンデンサC11とスイッチSW11とを含む。コンデンサC11の第1端子には出力電圧Voが供給され、コンデンサC11の第2端子はトランジスタT13に接続されている。コンデンサC11にはクロック信号CLKに応答してオンオフするスイッチSW11が並列に接続されている。即ち、本実施形態のスロープ信号生成回路22gは、出力電圧Voにスロープ信号を重畳して、出力電圧Voから電流I1に応じて減少する比較電圧Vosを生成する。
基準電圧補正回路25は、電流源91と抵抗R26を含む。電流源91は、抵抗R26に電圧降下を生じさせるためのものであり、第2実施形態におけるデューティ変換回路41と差動回路42と基準電圧生成回路43とサンプルホールド回路45とトランジスタT25とを含む。基準電圧補正回路25は、基準電圧Vrefに補正電圧を付加して補正基準電圧Vr2を生成する。比較器21は、比較電圧Vosと、補正基準電圧Vr2とを比較し、その比較結果に応じた信号S1を出力する。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)制御回路12gは、出力電圧Voにスロープ電圧を重畳して比較電圧Vosを生成し、この比較電圧Vosと補正基準電圧Vr2とを比較し、その比較結果に基づいてスイッチSWをオンし、クロック信号CLKに応じてスイッチSWをオフするようにした。このように構成しても、エラーアンプを必要としないため、高速応答が可能であり、負荷変動に対して短時間で応答する、つまり負荷急変に対して高速応答が可能である。また、スイッチSWを一定周期でオフするため、スイッチング周波数の変動が抑制される。これにより、ノイズ対策を容易に行うことができる。
なお、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・第1実施形態では、入力電圧Viと出力電圧Voの差電圧に応じた電流I1によりコンデンサC11を充電し、入力電圧Viと出力電圧Voの差電圧に依存した傾斜(変化量)のスロープ信号を生成するようにした。入力電圧Viが変更されない、または、変動の程度が例えば2倍以内程度と小さい半導体装置の場合、差電圧に応じてコンデンサC11を充電する必要がないため、差電圧に依存しない、即ち定電流源にてコンデンサC11を充電してスロープ信号を生成するスロープ信号生成回路を用いて実施してもよい。
・上記各実施形態では、出力電圧Voを比較器21に入力するようにしたが、例えば分圧回路により出力電圧Voを分圧した分圧電圧のように、出力電圧Voに比例した電圧を比較器21に入力するようにしてもよい。
上記各実施形態に関し、以下の付記を開示する。
(付記1)
DC−DCコンバータの制御回路であって、
基準電圧にスロープ電圧を重畳して参照電圧を生成するスロープ信号生成回路と、
前記参照電圧と出力電圧とを比較し、その比較結果に応じた信号を生成する比較器と、
一定周期のパルス信号を生成する発振器と、
前記比較器の出力信号によりスイッチをオンするように制御し、前記パルス信号により前記スイッチをオフするように制御する制御信号を生成する制御信号生成回路と
を含むことを特徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
(付記2)
入力電圧が印加される入力端と出力電圧が出力される出力端との間に接続されるインダクタと前記入力端との間に接続されるスイッチを、スロープを有する参照電圧と前記出力電圧との比較に応じてスイッチング制御させる制御回路と、
前記入力電圧、又は前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧に応じて前記スロープ電圧のスロープ量を制御するスロープ信号生成回路と
を有することを特徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
(付記3)
前記スロープ信号生成回路は、前記入力電圧、又は前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧に応じて、前記出力電圧の増加率よりも前記スロープ電圧の増加率が大きくなるように前記スロープ量を制御することを特徴とする付記2に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記4)
入力電圧、又は前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧に応じて前記参照電圧を補正する電圧補正回路を含むこと、を特徴とする付記3に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記5)
前記電圧補正回路は、前記スロープ電圧の増加率が大きくなる場合に、前記参照電圧を低下させることを特徴とする付記4に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記6)
前記電圧補正回路は、更に、前記スイッチのデューティに応じて前記参照電圧を補正すること、を特徴とする付記4に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記7)
前記電圧補正回路は、前記スイッチのオンデューティに応じた第1の電圧を生成するデューティ変換回路と、
前記スイッチの基準デューティに応じた第2の電圧を生成する基準電圧生成回路と、
前記第1の電圧と前記第2の電圧の電位差に応じて、電流源の電流を第1の経路と第2の経路とに分流する差動回路と、
前記第1の経路に流れる電流に応じた電位差を素子の両端子間に発生させる電位差発生回路と、
を含み、
前記素子の両端子間の電位差にて前記参照電圧を補正すること、を特徴とする付記4に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記8)
前記スロープ信号生成回路は、前記スロープ電圧に比例した第2のスロープ電圧を生成し、
前記電圧補正回路は、前記参照電圧を補正する補正量の整数倍の電圧を所定の電圧から降下させた第2の補正電圧を生成し、
前記第2のスロープ電圧と前記第2の補正電圧を合成して前記参照電圧を生成する合成回路を有すること、
を特徴とする付記4に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記9)
前記スロープ信号生成回路は、コンデンサと、前記コンデンサに並列接続されたスイッチと、前記コンデンサに電流を供給する電流生成回路とを含み、前記スイッチを前記スイッチのスイッチングサイクルに応じてオンオフして前記コンデンサを充放電し、前記コンデンサの蓄積電荷により前記スロープ電圧を生成する、ことを特徴とする付記2〜8のうちの何れか1項に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記10)
前記電圧補正回路は、第1端子と第2端子との間に電位差を生じさせうる素子と、前記素子の第1端子と第2端子との間に前記コンデンサの両端子間の電位差に応じた電位差を生じさせるように電流を供給する電流源と、前記電流源と前記素子との間の電圧と所定の電圧が入力されるとともに出力端子が前記素子の第2端子に接続されたオペアンプと、を含むことを特徴とする付記9に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記11)
前記電圧補正回路は、第2のコンデンサと、前記第2のコンデンサに並列接続された第2のスイッチと、前記第2のコンデンサの第1端子と第2端子との間に前記コンデンサの両端子間の電位差に応じた電位差を生じさせるように電流を供給する電流源と、前記第2のコンデンサの第1端子と第2端子との間に接続されたローパスフィルタと、前記ローパスフィルタにより前記第2のコンデンサの第1端子における電圧を平滑化した電圧と所定の電圧とが入力されるとともに出力端子が前記第2のコンデンサの第2端子に接続されたオペアンプと、を含むことを特徴とする付記9に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記12)
前記出力電圧が供給されるローパスフィルタを含み、
前記ローパスフィルタは直列接続された第1の抵抗とコンデンサとを含み、前記第1の抵抗とコンデンサとの間の接続点に第2の抵抗を介して所定の電圧が供給され、
前記スロープ信号生成回路は、前記接続点における電圧に前記スロープ電圧を重畳して前記参照電圧を生成すること、を特徴とする付記2〜11のうちの何れか1項に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記13)
入力電圧が印加される入力端と出力電圧が出力される出力端との間に接続されるインダクタと、
前記入力端と前記インダクタとの間に接続されるスイッチと、
スロープを有する参照電圧と前記出力電圧との比較に応じて前記スイッチをスイッチング制御させる制御回路と、
前記入力電圧、又は前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧に応じて前記スロープ電圧のスロープ量を変更するスロープ信号生成回路と
を有することを特徴とするDC−DCコンバータ。
(付記14)
DC−DCコンバータの制御方法であって、
出力電圧に比例した電圧と基準電圧の何れか一方を第1の電圧とし、何れか他方にスロープ電圧を重畳して第2の電圧を生成し、前記第1の電圧と前記第2の電圧とを比較した比較結果に基づいてスイッチをオン状態に切り替え、一定周期で出力されるパルス信号に基づいて前記スイッチをオフ状態にすること、
を特徴とするDC−DCコンバータの制御方法。
(付記15)
DC−DCコンバータの制御方法であって、
出力電圧に比例した電圧とスロープを有する参照電圧とを比較し、
前記電圧と前記参照電圧を比較した比較結果に基づいて、インダクタに直列に接続されるスイッチをスイッチング制御することにより前記出力電圧を出力し、
入力電圧、又は前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧に応じて前記スロープのスロープ量を変更すること、を特徴とするDC−DCコンバータの制御方法。
(付記16)
前記入力電圧、又は前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧に応じて、前記出力電圧の増加率よりも前記スロープ電圧の増加率が大きくなるように前記スロープ量を制御することを特徴とする付記15に記載のDC−DCコンバータの制御方法。
(付記17)
前記入力電圧、又は前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧に応じて前記参照電圧を補正すること、を特徴とする付記16に記載のDC−DCコンバータの制御方法。
(付記18)
前記スロープ電圧の増加率が大きくなる場合に、前記参照電圧を小さくすることを特徴とする付記17に記載のDC−DCコンバータの制御方法。
(付記19)
更に、前記スイッチのデューティに応じて前記参照電圧を補正すること、を特徴とする付記17に記載のDC−DCコンバータの制御方法。
(付記20)
前記スロープ電圧に比例した第2のスロープ電圧と、前記参照電圧を補正する補正量の整数倍の電圧を所定の電圧から降下させた第2の補正電圧を生成し、
前記第2のスロープ電圧と前記第2の補正電圧を合成して前記参照電圧を生成すること、
を特徴とする付記17に記載のDC−DCコンバータの制御方法。
11 コンバータ部
12,12a〜12g 制御回路
21 比較器
22 スロープ信号生成回路
24 発振器
25 基準電圧補正回路
31 電流生成回路
IL インダクタ電流
L1 インダクタ
S1,S11 信号
Sc 制御信号
SW スイッチ
Vi 入力電圧
Vo 出力電圧
Vs 参照電圧
Vref 基準電圧
Vos 比較電圧
Vr2,Vr4,Vr2a 補正基準電圧

Claims (9)

  1. 入力電圧が印加される入力端子と出力電圧が出力される出力端子との間に接続されるインダクタと前記入力端子との間に接続されるスイッチを、参照電圧と前記出力電圧との比較結果に応じてオンさせ、パルス信号に応じてオフさせる制御信号生成回路と、
    前記スイッチがオンするタイミングに同期して基準電圧から第1の傾斜で増加し、前記スイッチがオフするタイミングに同期して前記基準電圧にリセットされる前記参照電圧を生成するスロープ信号生成回路と、
    前記参照電圧と前記出力電圧とを比較した結果に応じた信号を生成し、前記制御信号生成回路へ出力する比較器と、
    前記パルス信号を一定周期で生成する発振器と、を有し、
    前記第1の傾斜は、前記出力電圧の増加率よりも前記第1の傾斜の増加率が大きくなるように、前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧に応じて変化する
    ことを特徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
  2. 前記スロープ信号生成回路は、
    前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧に応じた電流を生成する電流生成回路と、
    前記差電圧に応じた電流と前記基準電圧と前記パルス信号とに基づいて前記参照電圧を生成する充放電回路と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
  3. 入力電圧が印加される入力端子と出力電圧が出力される出力端子との間に接続されるインダクタと前記入力端子との間に接続されるスイッチを、参照電圧と前記出力電圧との比較結果に応じてオンさせ、パルス信号に応じてオフさせる制御信号生成回路と、
    前記スイッチがオンするタイミングに同期して基準電圧から第1の傾斜で増加し、前記スイッチがオフするタイミングに同期して前記基準電圧にリセットされる参照電圧を生成するスロープ信号生成回路と、
    前記参照電圧と前記出力電圧とを比較した結果に応じた信号を生成し、前記制御信号生成回路へ出力する比較器と、
    前記パルス信号を一定周期で生成する発振器と、
    前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧に応じて前記基準電圧を補正する電圧補正回路と、を有し、
    前記第1の傾斜は、前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧に応じて変化する
    ことを特徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
  4. 前記電圧補正回路は、前記第1の傾斜の電圧の増加率が大きくなる場合に、前記参照電圧を低下させることを特徴とする請求項に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
  5. 前記電圧補正回路は、前記スイッチのデューティ比に応じて前記参照電圧を補正すること、を特徴とする請求項に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
  6. 前記電圧補正回路は、前記スイッチのオンデューティ比に応じた第1の電圧を生成するデューティ変換回路と、
    前記スイッチの基準デューティ比に応じた第2の電圧を生成する基準電圧生成回路と、
    前記第1の電圧と前記第2の電圧の電位差に応じて、電流源の電流を第1の経路と第2の経路とに分流する差動回路と、
    前記第1の経路に流れる電流に応じた電位差を素子の両端子間に発生させる電位差発生回路と、
    を含み、
    前記素子の両端子間の電位差にて前記基準電圧を補正すること、を特徴とする請求項に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
  7. 前記スロープ信号生成回路は、前記差電圧に応じた電流に比例した第2の電流を生成し、
    前記電圧補正回路は、前記参照電圧を補正する補正量の整数倍の電圧を所定の電圧から降下させた第2の補正電圧を生成し、
    前記第2の電流に応じた電圧と前記第2の補正電圧を合成して前記参照電圧を生成する合成回路を有すること、
    を特徴とする請求項に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
  8. 入力電圧が印加される入力端子と出力電圧が出力される出力端子との間に接続されるインダクタと、
    前記入力端子と前記インダクタとの間に接続されるスイッチと、
    前記スイッチを、参照電圧と前記出力電圧との比較結果に応じてオンさせ、パルス信号に応じてオフさせる制御信号生成回路と、
    前記スイッチがオンするタイミングに同期して基準電圧から第1の傾斜で増加し、前記スイッチがオフするタイミングに同期して前記基準電圧にリセットされる前記参照電圧を生成するスロープ信号生成回路と、
    前記参照電圧と前記出力電圧とを比較した結果に応じた信号を生成し、前記制御信号生成回路へ出力する比較器と、
    前記パルス信号を一定周期で生成する発振器と、を有し、
    前記第1の傾斜は、前記出力電圧の増加率よりも前記第1の傾斜の増加率が大きくなるように、前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧に応じて変化する
    ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  9. DC−DCコンバータの制御方法であって、
    入力電圧が印加される入力端子と出力電圧が出力される出力端子との間に接続されるインダクタと前記入力端子との間に接続されるスイッチがオンするタイミングに同期して基準電圧から第1の傾斜で増加し、前記スイッチがオフするタイミングに同期して前記基準電圧にリセットされる参照電圧を生成し、
    パルス信号を一定周期で生成し、
    前記出力電圧と前記参照電圧とを比較し、
    前記スイッチを、前記出力電圧と前記参照電圧を比較した結果に応じてオンさせ、前記パルス信号に応じてオフさせ、
    前記第1の傾斜を、前記出力電圧の増加率よりも前記第1の傾斜の増加率が大きくなるように、前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧に応じて変更すること、を特徴とするDC−DCコンバータの制御方法。
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