JP5633678B2 - 経路案内システム、センタ及び経路案内情報を表示する表示装置を備える車両 - Google Patents

経路案内システム、センタ及び経路案内情報を表示する表示装置を備える車両 Download PDF

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本発明は、経路案内システム、そのシステムを構成する「センタ及び車両」に関する。
従来の経路案内方法の一つとして、次に述べる方法が知られている。車両は複数の基準に従って、複数の「第1地点(例えば、出発地)と第2地点(例えば、目的地)との間の経路」を計算する。車両はその情報を車両の経路案内装置に表示する。運転者は、表示された複数の経路のうちの一つを選択する。経路案内装置は、選択された経路に従って経路案内を行う(例えば、特許文献1を参照。)。
前述した複数の基準は、第2地点に最短時間で到着することを可能とする基準、第2地点に最短距離で到着することを可能とする基準、及び、第2地点までなるべく広い道路を通過することを可能とする基準等を含む。従って、運転者は、異なる基準で計算された複数の経路の中から自分の希望する経路を選択することができる。
即ち、運転者は、早く目的地に到着することを望む場合、第2地点に最短時間で到着する経路を選択することができる。運転者は、第2地点に最短時間で到着できなくても、運転距離を短くすることを望む場合、第2地点に最短距離で到達する経路を選択することができる。
特開平10−11693号公報
しかしながら、従来の経路案内方法によれば、運転者は、「自分にとって好都合である経路」以外の経路を選択することにより道路資源をどの程度有効に活用することになるのかに関する情報(例えば、自分にとって好都合である経路に存在する他の車両の走行をどの程度円滑にさせることになるのか等の情報)を得ることができない。従って、従来の経路案内方法によれば、運転者は一般に自分にとって好都合である経路を選択することになる。その結果、「有限な道路資源を有効に活用する」ことが難しいという問題がある。
本発明は上記の問題を解決するためになされた発明であり、その目的の一つは有限な道路資源を活用するための経路を運転者に選択させ得る経路案内システムを提供することである。以下、このシステムにて用いられる経路案内方法に基づいて説明を行う。
本発明の経路案内方法は、表示装置を備える車両とセンタとの間で通信を行って、第1地点と第2地点との間の経路案内を行うための情報を前記表示装置に表示する経路案内方法に関し、経路計算ステップと、推奨度計算ステップと、表示ステップと、を含む。
前記経路計算ステップは、前記第1地点と前記第2地点とを結ぶ複数の推奨経路を計算するステップである。この計算において、ある一つの経路であっても、その一つの経路を通過する時刻が異なる場合には、その一つの経路は異なる経路と見做される。
前記推奨度計算ステップは、前記車両が前記複数の推奨経路のそれぞれを通過することによりもたらされる同それぞれの推奨経路の混雑度の変化に応じた値に基いて、前記それぞれの推奨経路についての推奨度を計算するステップである。なお、前記経路計算ステップと、前記推奨度計算ステップと、は同時実行されてもよい。即ち、推奨度の計算と経路の計算とは同時並行的に実施され得る。
前記表示ステップは、前記複数の推奨経路のそれぞれと、前記複数の推奨経路のそれぞれについて計算された前記推奨度と、を互いに関連付けながら前記車両の表示装置に表示するステップである。
例えば、自己の車両が「複数の推奨経路のうちの第1経路」を通過する場合、第1経路の混雑度は増大する。一方、自己の車両が「複数の推奨経路のうちの第1経路とは異なる第2経路」を通過する場合、第2経路の混雑度は増大する。ここで、第1経路の距離は第2経路の距離よりも短いが、第1経路の混雑度が第2経路の混雑度よりも高いと仮定する。この場合、仮に「自己の車両が第1経路を走行することによりもたらされる第1経路の混雑度の増大」が「第1経路上に存在する他の車両の走行を著しく悪化させる」一方で、「自己の車両が第2経路を走行することによりもたらされる第2経路の混雑度の増大」が「第2経路上に存在する他の車両の走行を殆ど悪化させない」場合、「有限な道路資源を有効に活用する」という観点からは第2経路を推奨すべきである。
本発明の経路案内方法によれば、前記推奨度は、「自己の車両が前記複数の推奨経路のそれぞれを通過することによりもたらされる同それぞれの推奨経路の混雑度の変化に応じた値」に基いて計算されるので、例えば、自己の車両の走行のみでなく他の車両の走行を円滑にすることにより「道路資源をより有効に活用することができるほど高くなる値」として算出され得る。道路資源を有効に活用するとは、例えば、自己の車両がある経路を選択した場合における「自己の車両の燃料消費量と、その経路の選択により影響を受ける他の車両の燃料消費量と、の和」が小さくなることであっても良い。或いは、より簡便に、道路資源を有効に活用するとは、関連する経路の混雑度(例えば、車両密度)をできるだけ平均化することであってもよい。
そして、本発明の経路案内方法は、係る推奨度を推奨経路毎に計算し、各推奨経路とともに運転者に表示装置を介して提供する。従って、運転者は、推奨度を参考にしながら、経路を選択することができる。この結果、運転者は、「推奨度の高い経路、即ち、例えば、道路資源の有効活用に資する経路」を選択することが可能となるので、道路資源が有効に活用される可能性を高くすることができる。
更に、本発明の経路案内方法によれば、第1地点と第2地点とを結ぶ一つの経路であっても、その経路を通過する時刻が異なる場合には、互いに異なる経路として計算される。従って、推奨経路の選択肢を増やすことができるので、より推奨度の高い経路を推奨経路として運転者に提供する可能性が高まる。その結果、道路資源が有効に活用される可能性をより一層高くすることができる。
ところで、各経路の推奨度は、「所定の基準に基いて特定される基準経路」に対する推奨度(基準経路を選ぶ代わりに他の経路(非基準経路)を選択する場合の他の経路の推奨度)として計算されることが望ましい。基準経路は、例えば、推奨度に関する情報が提供されないと仮定した場合に「運転者が選択する可能性が最も高い経路(例えば、最短時間にて目的地に到達する経路、最短距離にて目的地に到達する経路、及び、到着希望時刻通りに目的地に到着する経路等)」に設定することができる。これにより、運転者は、基準経路に代えて他の経路を選択した場合に道路資源をどの程度有効活用することになるのかを知ることができる。
例えば、自己の車両が基準経路を通過する場合、基準経路の混雑度は増大する。一方、自己の車両が「基準経路とは異なる経路(非基準経路)」を通過する場合、自己の車両が基準経路を通過する場合に比べて基準経路の混雑度は減少し、且つ、非基準経路の混雑度は増大する。この場合、仮に、「自己の車両が非基準経路を走行することによりもたらされる基準経路の混雑度の減少」が「基準経路上に存在する他の車両の走行を円滑にする」とともに、「自己の車両が非基準経路を走行することによりもたらされる非基準経路の混雑度の増大」が「非基準経路上に存在する他の車両の走行を殆ど悪化させない」場合、「有限な道路資源を有効に活用する」という観点からは非基準経路を推奨すべきである。
そこで、前記推奨度計算ステップは、前記複数の推奨経路の中から所定の基準に基いて特定される一つの基準経路を前記車両が通過することによりもたらされる同基準経路の混雑度の変化に応じた値と、前記複数の推奨経路のうちの前記基準経路以外の一つの経路を前記車両が通過することによりもたらされる同基準経路以外の一つの経路の混雑度の変化に応じた値と、に基いて、「前記基準経路以外の一つの経路の推奨度」を「前記基準経路を基準とした場合の推奨度」として計算するステップとすることができる。
この推奨度計算ステップによれば、推奨度は、例えば、自己の車両が基準経路に代えて基準経路以外の一つの経路(非基準経路)を通行した場合、基準経路を通行したときに比べて「どの程度有効に道路資源を活用することになるのか」を示す値として算出され得る。従って、運転者は、基準経路を通行することと、非基準経路を通行することと、の得失を容易に把握することができる。この結果、「推奨度の高い経路、即ち、例えば、道路資源の有効活用に資する経路」を運転者に容易に選択させることができるので、道路資源が有効に活用される可能性をより一層高くすることができる。
また、前記経路案内方法において、前記第2地点は前記経路案内が行われる車両の目的地とすることができる。この場合、前記経路案内方法は、前記車両の前記目的地への到着希望時刻及び到着許容時間についての情報を入力するステップを含み、前記経路計算ステップは、前記車両の前記目的地への到着予定時刻が、前記到着希望時刻及び前記到着許容時間により定まる到着許容時間帯内となる経路を前記推奨経路として計算するステップであることが望ましい。
これによれば、前記目的地に到着する到着予定時刻が到着許容時間帯内となる複数の推奨経路を運転者に表示することができる。つまり、運転者は、自らが決めた条件の中から計算された推奨経路を選択することになる。従って、何れの推奨経路であっても、到着希望時刻までに目的地へ到着することができる経路であるから、推奨度が高い経路である道路資源の有効活用に資する経路を運転者に容易に選択させることができる。この結果、道路資源が有効に活用される可能性をより一層高くすることができる。
更に、前記経路案内方法において、前記第1地点は前記経路案内が行われる車両の出発地とすることができる。この場合、前記経路案内方法は、前記車両の前記目的地への出発希望時刻及び出発許容時間についての情報を入力するステップを含み、前記経路計算ステップは、前記車両の出発予定時刻が、前記出発希望時刻及び前記出発許容時間により定まる出発許容時間帯内となる経路を前記推奨経路として計算するステップであってもよい。
これより、運転者は出発予定時刻が出発希望時刻及び出発許容時間内により定まる出発許容時間帯内となる複数の推奨経路から希望する経路を選択することができる。この場合においては、何れの推奨経路であっても、出発予定時刻が出発許容時間帯内となる経路であるから、推奨度が高い経路である道路資源の有効活用に資する経路を運転者に容易に選択させることができる。この結果、道路資源が有効に活用される可能性をより一層高くすることができる。
また、本発明の経路案内方法を、経路案内システムと、そのシステムを構成する「センタ及び車両」と、に適用する場合においても、同様の効果が得られる。
本発明の実施形態に係る経路案内システムの概略構成図である。 図1に示した経路案内システムの作動を説明するためのフローチャートである。 図1に示した車両の表示装置の表示画面に表示される内容を示した図である。 図1に示したセンタが行う推奨度の計算例を説明するための図である。 図1に示したセンタが、推奨度の計算に用いる所定の経路におけるデータ例を示す図である。 図1に示したセンタが、推奨度の計算に用いる一つの経路の種々の時刻におけるデータ例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る「経路案内方法を採用した経路案内システム」について説明する。この経路案内システム10は、図1に示したように、センタ20及び車両30から構成される。
センタ20は、センタECU(コンピュータ)21と、送受信装置22と、データベース23とを備える。センタECU21は、送受信装置22を通して、車両30から送信される種々の情報(例えば、車両30の現在位置及び目的地に関する位置情報、並びに、出発希望時刻及び到着希望時刻等に関する時刻に関する情報等)を受け取るようになっている。また、センタECU21は、経路計算手段及び推奨度計算手段を備え、前記種々の情報に基いて、車両30の推奨経路及び同推奨経路を選択することによるポイントを計算するようになっている。そして、センタECU21は、送受信装置22を通して、車両30へ推奨経路及びポイントを送信するようになっている。このポイントは、本発明の「推奨度」の一実施例に対応する。
データベース23は、他のセンタから得られる渋滞情報及び複数の車両30から送信される種々の情報、並びに、道路情報等を保存するようになっている。更に、データベース23は、後述するポイントの計算に必要なデータを保存するようになっている。
車両30は、経路案内装置31を備える。経路案内装置31は、車両ECU(コンピュータ)32と、表示装置33と、送受信装置34と、GPS受信機35と、を備える。
車両ECU32は、種々の計算を行うとともに、表示装置33、送受信装置34及びGPS受信機35と接続され、これらとの間で情報の交換を行うようになっている。
表示装置33は、車両ECU32からの指示に基いて、種々の画面情報を表示するようになっている。より具体的に述べると、表示装置33は、出発希望時刻と、出発許容時間と、到着希望時刻と、到着許容時間と、の情報を入力するための入力画面、及び、センタ20から送信された「複数の推奨経路及び推奨度」等を表示するようになっている。
送受信装置34は、車両ECU32の指示に基いて所定の情報をセンタ20へ送信するとともに、センタ20から送信された情報を車両ECU32に提供するようになっている。
GPS受信機35は、自己の車両30の位置情報(現在の位置)を衛星等から受信し、車両ECU32に位置情報を提供するようになっている。
次に、この経路案内システムの作動について図2に示したフローチャートに従って説明する。
先ず、ある車両30(以下、他の車両と区別するために「自車両(自己の車両)30」と称呼する。)の運転者は経路案内を開始するために、経路案内装置31に設けられた図示しないスイッチを操作する。これにより、車両ECU32は図2に示した経路案内プログラムを開始してステップ300に進み、GPS受信機35を通して自車両30の位置を取得する。この車両の現在の位置は出発地であり、第1地点とも称呼される。運転者は表示画面33を操作することにより経路案内装置31に目的地を入力する。この入力された目的地は、第2地点とも称呼される。以下、自車両30の位置及び目的地を位置情報と総称する。
次に、車両ECU32はステップ305に進み、運転者が「経路案内に必要な時刻に関する情報」を入力するための入力画面を表示装置33に表示する。この入力画面の一つは、図3に示したように、到着希望時刻を示す「目的地への到着希望時刻」についての情報と、到着許容時間を示す「到着は、到着希望時刻の何分前から許容できるか」についての情報と、出発希望時刻及び出発許容時間を示す「何時以降なら出発できるか(出発可能時間)」についての情報と、を入力するボックスを備える。つまり、入力される出発可能時間と到着希望時刻とにより出発許容時間帯が定まる。以下、これら到着希望時刻と、到着許容時間と、出発希望時刻と、出発許容時間と、を時刻情報と総称する。なお、入力画面は、出発希望時刻及び出発許容時間を入力させるための「何時から何時までなら出発できるか」についての情報を入力させるブロックを備えてもよい。
その後、車両ECU32はステップ310に進み、前記時刻情報が入力されたか否かを監視する。運転者は前記時刻情報を入力後に入力画面上の経路探索スイッチを押す。これにより、車両ECU32は前記時刻情報が入力されたと判定してステップ310からステップ315に進み、センタ20へ前記位置情報及び前記時刻情報を自己の車両を特定する車両ID情報とともに送信する。
センタECU21は、ステップ200にて任意の車両30(車両ECU32)から前記位置情報及び前記時刻情報を受信したか否かを監視している。センタECU21は、前記位置情報及び前記時刻情報を車両30(自車両30)から受信した場合、ステップ205に進み、経路計算手段を用いて経路計算を行う。具体的には、センタECU21は出発予定時刻が「前記出発希望時刻及び出発許容時間により定まる出発許容時間帯」内となり、且つ、到着予定時刻が「前記到着希望時刻及び前記到着許容時間により定まる到着許容時間帯」内となる経路を、複数計算(探索)する。
この経路計算(探索)において、センタECU21は、出発予定時刻が「前記出発希望時刻及び出発許容時間により定まる出発許容時間帯」内にあり、且つ、到着予定時刻が「前記到着希望時刻及び前記到着許容時間により定まる到着許容時間帯」内にある総ての経路を推奨経路として計算する。換言すると、経路は、「通過する途中の地点及び通過する道路により一つに定まる経路(空間上の経路)、出発予定時刻及び到着予定時刻」に基いて特定される。従って、例えば、出発地と目的地とを結ぶ経路(道路)が一つしか存在しない場合であっても、「計算される出発予定時刻が上記出発許容時間帯内にあり、且つ、計算される到着予定時刻が上記到着許容時間帯内となる場合」が複数存在しているとき、センタECU21は複数の推奨経路が存在していると見做して推奨経路の計算を行う。即ち、この経路計算においては、空間上の経路としては同一の経路であったとしても、出発予定時刻及び到着予定時刻のうちの少なくとも一方が異なれば、異なる経路が存在していると見做される。
センタECU21は、経路の計算を終了すると、ステップ205からステップ210に進み、推奨度計算手段を用いてポイントを計算する。このステップ210のポイント計算について図4を参照しながら説明する。ここでは、説明を簡略化するために、出発地S(第1地点)と目的地G(第2地点)を結ぶ経路として「経路A及び経路B」が探索されたと仮定する。更に、経路Aは、「到着希望時刻通りに目的地に到着し、且つ、最短時間にて目的地に到達するという基準」に基いて特定される基準経路であると仮定する。
このとき、センタECU21は、以下に記述するパラメータを使用する(図4の下表を参照。)。
:自車両30が経路Aを通過する場合の自車両30及び経路A上に存在している他の車両(他車両30)が経路Aを通過するために要する時間
:自車両30が経路Aを通過する場合の経路B上に存在している他車両30が経路Bを通過するために要する時間
:自車両30が経路Bを通過する場合の経路A上に存在している他車両30が経路Aを通過するために要する時間
:自車両30が経路Bを通過する場合の自車両30及び経路B上に存在している他車両30が経路Bを通過するために要する時間
N:経路A上に存在する車両の台数(自車両30を除く。)
M:経路B上に存在する車両の台数(自車両30を除く。)
この例において、経路Bについてのポイントは、自車両30が「経路Aを選択することに代えて経路Bを選択する」場合の相対的なポイントとして計算される。つまり経路Aのポイントを基準値「0」として(経路Aを基準経路として)経路Bのポイントが計算される。
より具体的に述べると、自車両30が経路Aに代わり経路Bを選択した場合、経路A上の他車両30それぞれの移動時間は、(t−t )だけ短くなる。よって、経路A上の他車両30全体の移動時間は、N台・(t−t )だけ短くなる。更に、自車両30が経路Aに代わり経路Bを選択した場合、経路B上の他車両30それぞれの移動時間は、(t −t)だけ長くなる。よって、経路B上の他車両30全体の移動時間は、M台・(t −t)だけ長くなる。一方、前記自車両30自体の移動時間は、経路Aに代わり経路Bを選択したことにより、(t −t)だけ長くなる。
センタECU21は、経路Bについてのポイントを「自車両30が経路Aの代わりに経路Bを選択した場合において、その自車両30の経路の選択に関与する総ての車両30(自車両30を含む。)の移動時間の総和の短縮分」として計算する。換言すると、センタECU21は、一台の車両30の出発地Sから目的地Gまでの移動時間が1秒短くなることにより所定単位量の燃料が消費されなくて済むとの考えに基いて、消費されなくて済む燃料の量が大きいほど大きくなるようにポイントを計算する。即ち、センタECU21は、下記の(1)式に示したように、経路BについてのポイントP(経路Aを基準経路と仮定し且つその基準経路を基準とした場合の経路BについてのポイントP)を計算する。

P=N(t−t )−M(t −t)−(t −t)・・・(1)
以下、具体的なポイントPの計算例について図5を参照しながら説明する。図5のブロックB1は、ある時刻において経路A上に存在する車両の台数Nに対応する前述した時間t及び時間t の具体例を示している。図5のブロックB2は、ある時刻において経路B上に存在する車両の台数Mに対応する前述した時間t及び時間t の具体例を示している。なお、これらの時間の単位は「秒」である。図5に示したデータは、センタ20のデータベース23内に格納されている。
例えば、経路Aが経路Bより混雑していて、N=100、M=10であったと仮定する。この場合、図5のブロックB1から、N=100に対応したt=100、t =99が得られる。また、図5のブロックB2から、M=10に対応したt=149、t =151が得られる。これより、経路A上に存在する車両全体の総移動時間は、100台・(100−99)秒、即ち、100秒短くなる。一方、経路B上に存在する車両全体の総移動時間は、10台・(151−149)秒、即ち、20秒長くなる。また、前記自車両30自体の移動時間は、(151−99)秒、即ち、52秒長くなる。従って、経路BについてのポイントPは上記(1)式に基いて、下記の(2)式のようにP=28であると計算される。

P=100・(100-99)-10・(151−149)-1・(161-99)=28・・・(2)
更に、上述したように、センタECU21は、空間的に出発地Sと目的地Gとを結ぶ一つの経路であっても、その経路を通過する時刻が異なれば、その経路は別の経路として扱う。従って、図6に示されるように、データベース23は、空間的には一つの経路である経路Aについて、経路Aを通過する時刻(例えば、出発地Sを出発する時点)別に経路Aの通過に要する時間に関するデータ(上記、t、t 等に相当するデータ)を格納している。
例えば、ブロックB12に示したように、経路Aを時刻20:00に通過する場合、時刻20:00において経路Aの道路工事が予定されていることから、時刻20:00に経路Aを通過するのに要する時間が他の時刻に経路Aを通過するのに要する時間よりも長くなっている。一方、ブロックB13に示したように、経路Aを時刻0:00に通過する場合、時刻0:00から経路Aの車線が1車線から2車線に増えることが確定していることから、時刻0:00に経路Aを通過するのに要する時間が他の時刻に経路Aを通過するのに要する時間よりも短くなっている。
これより、経路A上に存在する車両が100台の場合を考えると、時刻18:00において経路Aを通過するのに要する時間が100秒であったのに対して、時刻20:00において経路Aを通過するのに要する時間が130秒となり、時刻18:00における所要通過時間と比べて30秒長くなる。一方、時刻0:00において経路Aを通過するのに要する時間が70秒となるため、時刻18:00における所要通過時間と比べて30秒短くなり、時刻20:00における所要通過時間と比べると60秒も短くなる。
センタECU21は、それぞれの経路に対してポイントを計算し、全ての経路に対してポイントを計算し終えると、図2に示したステップ210からステップ215に進む。センタECU21は、ステップ215にて前記計算された推奨経路及びポイントを互いに関連付けて前記車両30(自車両30)へ送信する。
一方、車両ECU32は、ステップ320にて前記経路及びポイントを受信したか否かを監視している。車両ECU32は、前記経路及び前記ポイントを受信した場合ステップ325に進み、前記推奨経路およびポイントを互いに関連付けながら表示装置33に表示する。
次に、車両ECU32はステップ330に進み、表示画面33に表示された複数の推奨経路のうちの一つを運転者が選択したか否かを監視する。運転者は、複数の推奨経路およびそれぞれの経路に対するポイントを参照することにより希望の経路を選択し、その選択した経路を特定する情報について表示画面33を用いて入力する。車両ECU32は運転者が前記経路を選択したと判断した場合、ステップ335に進み選択された経路について周知の経路案内を表示装置33及び図示しない発音装置を用いて実行する。
運転者は、基本的には経路案内に従って走行するが、やむを得ない事情により経路を変更することがある。そこで、車両ECU32は、ステップ335において選択した経路を走行している積算距離と、選択した経路以外の経路を走行している積算距離と、を計算する。
車両ECU32は、ステップ340にて目的地に到着したか否かを監視する。そして、自車両30が目的地に到着すると、車両ECU32は経路案内を終了してステップ345に進み、実際に獲得するポイントを計算するために運転者が選択した経路の順守率を計算する。順守率の計算方法として、運転者が選択した経路を全て走行した場合を100%として、選択した経路のうちの何%を走行したかを計算する(下記(3)式を参照。)。

順守率(%)=100−(選択選択した経路以外の経路を走行している積算距離/選択した経路を走行している積算距離)×100・・・(3)
車両ECU32は、順守率が100%の場合には選択された経路に設定されているポイントを獲得ポイントとする。順守率が100%未満の場合、車両ECU32は「選択された経路に設定されているポイントに順守率を乗算した値」を実際の獲得ポイントとして計算する。次いで、車両ECU32は、ステップ350に進み、計算された獲得ポイントを自車両30を特定する車両ID情報とともにセンタ20へ送信する。
一方、センタECU21は、ステップ250にて前記車両30から送信されたポイントを受信したか否かを監視している。センタECU21はポイントを受信した場合、ステップ255に進んで「そのポイントを送信してきた車両30」ごとに送信されたポイントを加算し、その積算ポイントをデータベース23に格納する。
以上の説明から理解できるように、本発明の実施形態の経路案内システムは、車両30とセンタ20とから構成され、車両30とセンタ20との間で通信を行って第1地点と第2地点との間の経路案内を車両30の表示装置33を用いて行う。
前記センタ20は、
前記第1地点(出発地S)と前記第2地点(目的地G)とを結ぶ一つの経路を通過する時刻が異なる場合には同一つの経路を異なる経路と見做しながら、前記第1地点と前記第2地点とを結ぶ複数の推奨経路を計算する経路計算手段(図2のステップ205を参照。)と、
前記車両30が前記複数の推奨経路のそれぞれを通過することによりもたらされる同それぞれの推奨経路の混雑度の変化に応じた値(上述した時間(t −t)又は時間M(t −t)を参照。)に基いて、前記それぞれの推奨経路についての推奨度(ポイントP)を計算する推奨度計算手段(図2のステップ210を参照。)と、
前記複数の推奨経路のそれぞれと、前記複数の推奨経路のそれぞれについて計算された推奨度と、を前記車両に送信する送信装置(図2のステップ215及び送受信装置22を参照。)と、
を備える。
更に、前記車両30は、
前記センタ20から送信される前記複数の推奨経路のそれぞれと、前記複数の推奨経路のそれぞれについて計算された推奨度と、を受信する受信装置(図2のステップ320及び送受信装置34を参照。)と、
前記複数の推奨経路のそれぞれと、前記複数の推奨経路のそれぞれについて計算された推奨度と、を互いに関連付けながら表示する表示装置(図2のステップ325及び表示装置34を参照。)と、
を備える。
従って、運転者は、推奨経路のそれぞれに付与された推奨度を参考にしながら、経路を選択することができる。その結果、運転者に「有限な道路資源を有効に活用する経路」を選択させ易くすることができる。
前記センタの推奨度計算手段は、
前記複数の推奨経路の中から所定の基準に基いて特定される一つの基準経路を前記車両が通過することによりもたらされる同基準経路の混雑度の変化に応じた値(上述した時間(t−t )又は時間N(t−t )を参照。)と、
前記複数の推奨経路のうちの前記基準経路以外の一つの経路を前記車両が通過することによりもたらされる同基準経路以外の一つの経路の混雑度の変化に応じた値(上述した時間(t −t)又は時間M(t −t)を参照。)と、
に基いて、前記推奨度(ポイントP)を前記基準経路を基準とした場合の推奨度として計算する(図2のステップ210を参照。)ように構成されている。
これより、運転者は、基準経路を通行することと、非基準経路を通行することと、の得失を容易に把握することができる。この結果、「推奨度の高い経路、即ち、例えば、道路資源の有効活用に資する経路」を運転者に容易に選択させることができる。
また、第2地点を前記経路案内が行われる前記車両の目的地(図2のステップ300を参照。)とし、
前記車両の表示装置は、
前記車両の前記目的地への到着希望時刻及び到着許容時間についての情報を入力可能とするように構成され(図2のステップ305及び図3を参照。)、
前記送信装置は、
前記入力される到着希望時刻及び前記到着許容時間を前記センタに送信するように構成され(図2のステップ315及び送受信装置34を参照。)、
前記センタの経路計算手段は、
前記車両の前記目的地への到着予定時刻が、前記到着希望時刻及び前記到着許容時間により定まる到着許容時間帯内となる経路を前記推奨経路として計算する(図2のステップ205を参照。)ように構成されている。
従って、前記目的地に到着する到着予定時刻が到着許容時間帯内となる複数の推奨経路を運転者に表示することができる。何れの推奨経路であっても、到着希望時刻までに目的地へ到着することができる経路であるから、道路資源の有効活用に資する経路を運転者に容易に選択させることができる。
更に、前記第1地点を前記経路案内が行われる車両の出発地(図2のステップ300を参照。)とし、
前記車両の表示装置は、
前記車両の前記目的地への出発希望時刻及び出発許容時間についての情報を入力可能とするように構成され(図2のステップ305及び図3を参照。)、
前記送信装置は、
前記出発希望時刻及び前記出発許容時間を前記センタに送信するように構成され(図2のステップ315及び送受信装置34を参照。)、
前記センタの経路計算手段は、
前記車両の出発予定時刻が、前記出発希望時刻及び出発許容時間により定まる出発許容時間帯内となる経路を前記推奨経路として計算する(図2のステップ205を参照。)ように構成されている。
従って、運転者は出発予定時刻が出発希望時刻及び出発許容時間内により定まる出発許容時間帯内となる複数の推奨経路から希望する経路を選択することができる。何れの推奨経路であっても、出発予定時刻が出発許容時間帯内となる経路であるから、道路資源の有効活用に資する経路を運転者に容易に選択させることができる。
以上のように、実施形態によれば、道路資源が有効に活用される可能性をより一層高くすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
例えば、上記実施形態においては、センタ20が経路計算のために必要とする「位置情報及び時刻情報」は車両30からセンタ20に送信されていたが、自宅のPC(パーソナルコンピュータ)及び携帯電話等からセンタ20に送信されてもよい。
更に、上記実施形態においては、センタ20がポイント計算(推奨度計算)のために必要とする「混雑度の変化に応じた値」を「経路上に存在する車両の時間変化」としているが、「経路上に存在する車両の燃料消費量の変化」及び「経路上に存在する車両の平均時速の変化」等としてもよい。
また、運転者がポイント獲得に対するモチベーションを向上させるために、ポイント獲得状況をインタネットなどの媒体でランキング発表してもよい。また、ポイントを買い物等で使用できる形態(例えば、現金、商品券)に交換してもよい。或いは、米国などで実施されているHOV(High-Occupancy Vehicles)レーン及びバス専用レーン等の「許可された車両だけが通行できる専用レーン」を通行できる権利をポイントに応じて付与してもよい。このように、運転者に「有限な道路資源を有効に活用する経路」を選択させるために、獲得したポイントを運転者にとって生活で使い易い形態に変更できるようにしておくことが好適である。
更に、上記実施形態においては、センタECU21が「経路計算(推奨経路の探索)及びポイントの計算(推奨度計算)」を実行しているが、車両ECU32がこれらの計算を実施してもよい。このとき、車両ECU32は、センタ20から「これらの計算に必要な情報」を取得するように構成される。
更に、上記実施形態においては、表示装置は、複数の推奨経路及び推奨度を表示するようになっているが、単一の経路の「推奨度」に対応した情報のみを表示してもよい。すなわち、第1地点と第2地点とを結ぶ経路を自車両が通過することによりもたらされる、同経路の混雑度の変化に応じた情報を単に告知(表示や音声でもよい)するように構成してもよい。この構成においても、運転者は自車両が通行することにより、どれだけ混雑度が変化するか、すなわち自車両の走行が当該経路の混雑度にどれだけ影響を与えるかを把握できるため、経路の選択、または移動するか否かの選択に資する有益な情報を運転者に提供することができる。この結果、上述した実施形態と同様に道路資源の有効活用が促進される。なお、「混雑度の変化に応じた情報」は、その経路の通過を運転者に対して促す推奨度という観念で表す情報であっても良いし、逆に、その経路の通過を妨げる制限的な観念で表す情報であっても良い。要は、自車両の走行が混雑度にどれだけ影響を与えるかを考慮して、運転者が経路や、経路を通行する時間帯の選択に利用できる情報であれば如何なる情報であっても良い。
10…経路案内システム、20…センタ、21…センタECU、22…送受信装置、223…データベース、30…車両、31…経路案内装置、32…車両ECU、33…表示装置、34…送受信装置、35…GPS受信機。

Claims (12)

  1. 車両とセンタとから構成され同車両と同センタとの間で通信を行って第1地点と第2地点との間の経路案内を行う経路案内システムにおいて、
    前記センタは、
    前記第1地点と前記第2地点とを結ぶ一つの経路を通過する時刻が異なる場合には同一つの経路を異なる経路と見做しながら、前記第1地点と前記第2地点とを結ぶ複数の推奨経路を計算する経路計算手段と、
    前記車両が前記複数の推奨経路のそれぞれを通過することによりもたらされる同それぞれの推奨経路の混雑度の変化に応じた値に基いて、前記それぞれの推奨経路についての推奨度を計算する推奨度計算手段と、
    前記複数の推奨経路のそれぞれと、前記複数の推奨経路のそれぞれについて計算された推奨度と、を前記車両に送信する送信装置と、
    を備え、
    前記車両は、
    前記センタから送信される前記複数の推奨経路のそれぞれと、前記複数の推奨経路のそれぞれについて計算された推奨度と、を受信する受信装置と、
    前記複数の推奨経路のそれぞれと、前記複数の推奨経路のそれぞれについて計算された推奨度と、を互いに関連付けながら表示する表示装置と、
    を備える経路案内システム。
  2. 請求項1に記載の経路案内システムにおいて、
    前記センタの推奨度計算手段は、
    前記複数の推奨経路の中から所定の基準に基いて特定される一つの基準経路を前記車両が通過することによりもたらされる同基準経路の混雑度の変化に応じた値と、
    前記複数の推奨経路のうちの前記基準経路以外の一つの経路を前記車両が通過することによりもたらされる同基準経路以外の一つの経路の混雑度の変化に応じた値と、
    に基いて、前記推奨度を前記基準経路を基準とした場合の推奨度として計算するように構成された、
    経路案内システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の経路案内システムにおいて、
    前記第2地点は前記経路案内が行われる前記車両の目的地であり、
    前記車両の表示装置は、
    前記車両の前記目的地への到着希望時刻及び到着許容時間についての情報を入力可能とするように構成され、
    前記送信装置は、
    前記入力される到着希望時刻及び前記到着許容時間を前記センタに送信するように構成され、
    前記センタの経路計算手段は、
    前記車両の前記目的地への到着予定時刻が、前記到着希望時刻及び前記到着許容時間により定まる到着許容時間帯内となる経路を前記推奨経路として計算するように構成された、
    経路案内システム。
  4. 請求項3に記載の経路案内システムにおいて、
    前記第1地点は前記経路案内が行われる車両の出発地であり、
    前記車両の表示装置は、
    前記車両の前記目的地への出発希望時刻及び出発許容時間についての情報を入力可能とするように構成され、
    前記送信装置は、
    前記出発希望時刻及び前記出発許容時間を前記センタに送信するように構成され、
    前記センタの経路計算手段は、
    前記車両の出発予定時刻が、前記出発希望時刻及び出発許容時間により定まる出発許容時間帯内となる経路を前記推奨経路として計算するように構成された、
    経路案内システム。
  5. センタと通信を行うことにより経路案内情報を表示する表示装置を備える車両において、
    前記表示装置は、
    第1地点と第2地点とを結ぶ一つの経路を通過する時刻が異なる場合には同一つの経路を異なる経路と見做しながら計算される同第1地点と同第2地点とを結ぶ複数の推奨経路と、
    前記複数の推奨経路のそれぞれと関連付けられる推奨度であって、前記車両が前記複数の推奨経路のそれぞれを通過することによりもたらされる同それぞれの推奨経路の混雑度の変化に応じた値に基いて計算される推奨度と、
    を互いに関連付けながら表示するように構成されてなる車両。
  6. 請求項5に記載の車両において、
    前記推奨度は、
    前記複数の推奨経路の中から所定の基準に基いて特定される一つの基準経路を前記車両が通過することによりもたらされる同基準経路の混雑度の変化に応じた値と、
    前記複数の推奨経路のうちの前記基準経路以外の一つの経路を前記車両が通過することによりもたらされる同基準経路以外の一つの経路の混雑度の変化に応じた値と、
    に基いて、計算される前記基準経路を基準とした場合の推奨度である車両。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の車両において、
    前記第2地点は前記経路案内が行われる車両の目的地であり、
    前記表示装置は、
    前記車両の前記目的地への到着希望時刻及び到着許容時間についての情報を入力可能とするように構成され、
    前記表示装置に表示される推奨経路は、前記推奨経路を選択した場合の前記目的地への到着予定時刻が前記到着希望時刻及び前記到着許容時間により定まる到着許容時間帯内となる経路である車両。
  8. 請求項7に記載の車両において、
    前記第1地点は前記経路案内が行われる車両の出発地であり、
    前記表示装置は、
    前記車両の前記目的地への出発希望時刻及び出発許容時間についての情報を入力可能とするように構成され、
    前記表示装置に表示される推奨経路は、前記推奨経路を選択した場合の前記車両の出発予定時刻が、前記出発希望時刻及び前記出発許容時間により定まる出発許容時間帯内となる経路である車両。
  9. 車両と通信を行うことにより前記車両の表示装置に経路案内情報を表示させるためのセンタであって、
    第1地点と第2地点とを結ぶ一つの経路を通過する時刻が異なる場合には同一つの経路を異なる経路と見做しながら、前記第1地点と前記第2地点とを結ぶ複数の推奨経路を計算する経路計算手段と、
    前記複数の推奨経路のそれぞれを通過することによりもたらされる同それぞれの推奨経路の混雑度の変化に応じた値に基いて、前記それぞれの推奨経路についての推奨度を計算する推奨度計算手段と、
    前記複数の推奨経路のそれぞれと、前記複数の推奨経路のそれぞれについて計算された推奨度と、を前記車両に送信する送信装置と、
    を備えたセンタ。
  10. 請求項9に記載のセンタにおいて、
    前記推奨度計算手段は、
    前記複数の推奨経路の中から所定の基準に基いて特定される一つの基準経路を前記車両が通過することによりもたらされる同基準経路の混雑度の変化に応じた値と、
    前記複数の推奨経路のうちの前記基準経路以外の一つの経路を前記車両が通過することによりもたらされる同基準経路以外の一つの経路の混雑度の変化に応じた値と、
    に基いて、前記推奨度を前記基準経路を基準とした場合の推奨度として計算するように構成されてなるセンタ。
  11. 請求項9又は請求項10に記載のセンタにおいて、
    前記第2地点は前記経路案内が行われる前記車両の目的地であり、
    前記経路計算手段は、
    前記車両の前記目的地への到着予定時刻が、到着希望時刻及び到着許容時間により定まる到着許容時間帯内となる経路を前記推奨経路として計算するように構成されてなるセンタ。
  12. 請求項11に記載のセンタにおいて、
    前記第1地点は前記経路案内が行われる車両の出発地であり、
    前記経路計算手段は、
    前記車両の前記目的地への出発予定時刻が、出発希望時刻及び出発許容時間により定まる出発許容時間帯内となる経路を前記推奨経路として計算するように構成されてなるセンタ。
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