JP5848722B2 - ナビゲーション装置、及びナビゲーションプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、出発地と目的地とを含む推奨移動経路の探索要求に対して推奨移動経路をユーザに案内するナビゲーション装置、およびナビゲーション装置に動作制御させるためのナビゲーションプログラムに関する。
従来から、車両や人間などの移動体の目的地への到達を支援するための装置として、ナビゲーション装置が知られている。このナビゲーション装置は、例えば、GPS(Global Positioning System)によって移動体の現在位置を導出し、この移動体の現在位置情報と道路地図情報とを基に経路探索処理によって推奨移動経路を求める。
このようなナビゲーション装置には、鉄道や路線バスなどの交通機関(特に、公共交通機関)を利用して目的地まで移動する場合に推奨される経路(例えば、乗車地点、乗換地点、および降車地点などで示される経路)をユーザに案内するものがある。
そして、このような案内を行うナビゲーション装置には、ユーザの目的地の最寄り駅までの移動時間を考慮した上で、ユーザに終電乗換案内情報を通知するものもある(特許文献1参照)。
特開2004−362175号公報
しかしながら、終電乗換案内の通知を受けても、最終電車を逃してしまった場合には、ユーザは、通知された終電乗換案内を有効に利用することができない。すなわち、従来のナビゲーション装置では、最終電車(例えば、自宅最寄り駅に到着可能な経路を案内する乗換案内が示す最終電車)を逃してしまったユーザに対して有効な情報を提供することができていない場合があるという課題があった。そして、このような課題は、ユーザが最終電車を逃す前の時間帯(終電時)においても同様に発生していると考えられる。
本発明は、上述した問題を解決すべく、終電時により有効な情報を提供することができるようにすることを目的とする。
本発明のナビゲーション装置は、出発地と目的地とを含む推奨移動経路の探索要求に対して推奨移動経路をユーザに案内するナビゲーション装置であって、探索時刻と出発地と目的地とに基づいて、当該出発地から当該目的地に鉄道を利用して移動する場合の推奨移動経路である鉄道ルートを探索する鉄道ルート探索手段と、前記鉄道ルートが予め定められた鉄道利用条件を満たしているか否かを判定する鉄道ルート利用判定手段と、該鉄道ルート利用判定手段によって前記鉄道利用条件を満たしていないと判定された場合に、ユーザに対応する利用可能条件に基づいて、移動手段を鉄道に限らない推奨移動経路である利用可能ルートを探索する利用可能ルート探索手段と、該利用可能ルート探索手段によって探索された利用可能ルートを利用しないと判定されたことに応じて、設定された検索条件に基づいて施設を検索する施設検索手段と、該施設検索手段によって検索された施設を案内する施設案内手段とを含み、該施設案内手段は、タクシーを利用して現在位置から検索された施設まで移動する場合の推奨移動経路を探索し、ユーザの現在位置と推奨移動経路とに基づいて、ユーザがタクシーに乗車するときに乗車位置をどこにしたらよいかを案内することを特徴とする。
上記の構成としたことで、終電時により有効な情報を提供することができるようになる。
前記利用可能ルートが上限所要時間未満の時間または上限所要金額未満の金額で移動可能か否かを判定する利用可能ルート利用判定手段を含み、前記施設検索手段は、前記利用可能ルート利用判定手段によって移動可能でないと判定されたことに応じて、前記検索条件に基づいて施設を検索する構成とされていてもよい。
ユーザが推奨移動経路として利用し得る経路の所要金額の上限である上限所要金額を含むユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、利用料金と位置情報とを含む施設に関する情報である施設情報を記憶する施設情報記憶手段を含み、前記施設検索手段は、前記施設情報記憶手段に記憶された施設情報の中から、前記利用料金が上限所要金額を超えない施設を示す施設情報を検索する構成とされていてもよい。
また、本発明のナビゲーションプログラムは、出発地と目的地とを含む推奨移動経路の探索要求に対して推奨移動経路をユーザに案内するようにナビゲーション装置に動作制御させるためのナビゲーションプログラムであって、前記ナビゲーション装置を、探索時刻と出発地と目的地とに基づいて、当該出発地から当該目的地に鉄道を利用して移動する場合の推奨移動経路である鉄道ルートを探索する鉄道ルート探索手段と、前記鉄道ルートが予め定められた鉄道利用条件を満たしているか否かを判定する鉄道ルート利用判定手段と、該鉄道ルート利用判定手段よって前記鉄道利用条件を満たしていないと判定された場合に、ユーザに対応する利用可能条件に基づいて、移動手段を鉄道に限らない推奨移動経路である利用可能ルートを探索する利用可能ルート探索手段と、該利用可能ルート探索手段によって探索された利用可能ルートを利用しないと判定されたことに応じて、設定された検索条件に基づいて施設を検索する施設検索手段と、該施設検索手段によって検索された施設を案内する施設案内手段として機能させ、該施設案内手段は、タクシーを利用して現在位置から検索された施設まで移動する場合の推奨移動経路を探索し、ユーザの現在位置と推奨移動経路とに基づいて、ユーザがタクシーに乗車するときに乗車位置をどこにしたらよいかを案内するためのものである。
本発明によれば、終電時により有効な情報を提供することができるようになる。
ナビゲーション装置の構成の例を示すブロック図である。 制御部と記憶部の構成の例を説明するための説明図である。 ユーザ情報の格納状態の例を示す説明図である。 施設情報の格納状態の例を示す説明図である。 ナビゲーション処理の概要について説明するための説明図である。 ナビゲーション処理の例を示すフローチャートである。 利用可能ルート探索処理の例を示すフローチャートである。 施設ルート探索処理の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るナビゲーション装置100の構成の例を示すブロック図である。ナビゲーション装置100は、例えば、モバイルタイプのパーソナルコンピュータ、PND(Portable
Navigation Device)や専用デバイスなどの情報処理装置によって構成されるものである。以下、ナビゲーション装置100が、ユーザにより携帯される場合(すなわち、携帯型の情報検索装置)である場合を例にして説明する。
図1に示すように、ナビゲーション装置100は、制御部10と、記憶部20と、メモリ30と、出力部40と、センサ部50と、通信部60と、入力部70とを含む。なお、図示しないが、ナビゲーション装置100は、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、OS(オペレーティング・システム)等、一般的な情報検索装置としての機能を発揮するための構成を有する。
制御部10は、例えばCPUにより構成され、記憶部20に記憶されたコンピュータプログラム(ナビゲーション装置100に動作制御させるためのコンピュータプログラムであり、情報検索プログラムを含む。)に従い、ナビゲーション装置100を構成する各要素を統括制御し、サービス情報(ガソリンスタンドやコンビニエンスストア、ラーメン店、ホテル・旅館といった店舗情報や、有名な施設情報、行楽地情報といったPOI(Point Of Interest)情報)を検索する情報検索機能を含む各種の処理を実行するための各種の機能を有する。制御部10の構成については、後で詳しく説明する(図2参照)。
記憶部20は、ROMやRAMなどで構成され、ナビゲーション装置100が使用する各種コンピュータプログラムや、POI情報など、情報検索装置として必要な各種情報を記憶する記憶媒体である。記憶部20の構成については、後で詳しく説明する(図2参照)。
メモリ30は、制御部10が処理する各種情報を一時的に保持する記憶媒体であり、RAMなどの半導体記憶装置により構成される。
出力部40は、各種情報、特にナビゲーションに関する各種情報をユーザが認識可能な形で出力する機能を備え、例えば画像情報を表示する画像表示装置(ディスプレイ装置、モニタ)と、音声情報を音声出力する音声出力装置(スピーカ装置)とを含む。画像表示装置は、道路地図情報や路線情報、ユーザの現在位置情報などを表示画面上に表示するとともに、目的地までの推奨移動経路を表示画面上に併せて表示することで、視覚によって道順などを報知する。なお、ここでの「推奨移動経路」とは、地図上に画像として示される経路だけでなく、経由地の名称や移動方向などを示す文字列により特定可能な経路を含むものとする。
センサ部50は、ナビゲーション装置100の現在位置(すなわち、ユーザの現在位置)を測位する機能を備えており、例えば、GPS衛星から送られてくるGPS信号を受信し、このGPS信号に基づいて位置を測定するGPSセンサや、初期位置から移動量(距離)を計測する速度センサ、進行(移動)方位を計測するジャイロセンサ等からなる。
GPSセンサは、いわゆるGPS受信機と称されるものであり、GPS衛星から放射されるGPS信号を受信してGPS衛星とGPS受信機自身との距離(疑似距離)を測定し、複数の衛星からのGPS信号を同時に受信することによりGPS受信機自身の現在位置(GPS測位解)を算出する。
また、センサ部50は、GPS信号を受信するGPS受信機(アンテナ)の他、受信したGPS信号のデコード等の処理を行い、制御部10に通知する機能を有する。
通信部60は、インターネットなどの通信ネットワークに無線あるいは有線によって接続し、通信ネットワークに接続された管理サーバなどの外部の装置と情報の送受信を行うための機能を有する。
入力部70は、制御部10に対する各種指示をユーザから受け付ける機能を有する。本例では、入力部70は、例えば画像表示装置の表示画面上に表示される仮想ボタンによって構成される。なお、入力部70の構成は特に限定されず、例えばナビゲーション装置100を構成する筐体に設けられる物理的ボタン(物理ボタン)を含む構成としてもよい。
図2は、本例における制御部10と記憶部20の構成の例を説明するための説明図である。図2に示すように、制御部10は、センサ情報処理部11と、通信処理部12と、経路探索部13と、判定部14と、検索部15と、案内部16とを含む。
センサ情報処理部11は、センサ部50により位置情報や速度情報などのセンサ情報の特定や記憶などを行うための処理を実行する機能を有する。
通信処理部12は、通信部60により各種情報の送受信を行うための処理を実行する機能を有する。
経路探索部13は、探索条件に応じた推奨移動経路を探索するための処理を実行する機能を有する。本例においては、経路探索部13は、鉄道を利用して移動する場合の推奨移動経路(鉄道ルート)を探索する鉄道ルート探索部と、移動手段を鉄道に限らない推奨移動経路(利用可能ルート)を探索する利用可能ルート探索部とを含む(図示せず)。ここで、鉄道ルートの探索(現在位置から駅までの道のりや、乗車駅から降車駅までの乗換経路を含む推奨移動経路の探索)には公知の技術を用いるので、ここでの詳細な説明は省略する。また、利用可能ルートの探索については、後で詳しく説明する(図7参照)。なお、説明を容易にするため、以下「乗換」とは、交通手段の種類の変更(例えば、電車からバスへの変更。すなわち、例えば、電車降車位置、改札口、駅出口、次の交通機関までの経路、次の交通機関の入口、改札口、乗車位置、の順にユーザが移動すること。)だけでなく、交通手段の種類は変わらないが路線が変わること(例えば、電車の乗継。すなわち、例えば、降車位置、次の路線のホーム、乗車位置、の順にユーザが移動すること。)も意味するものとする。
判定部14は、経路探索部13によって探索された推奨移動経路が所定の利用条件を満たしているか否かを判定するための処理を実行する機能を有する。本例においては、判定部14は、例えばナビゲーション装置100の提供者またはユーザによって設定された利用条件を参照して、探索された推奨移動経路が利用条件を満たすか否かを判定する。なお、利用条件(例えば、鉄道ルートの探索条件とする鉄道利用条件や、利用可能ルートの探索条件とする利用可能条件)を示す利用条件情報は、例えば記憶部20の所定の記憶領域に格納されているものとする。
検索部15は、設定された検索条件に基づいて施設を検索するための処理を実行する機能を有する。本例においては、検索部15は、例えばユーザの状況に応じた検索条件を所定規則(例えば、現在位置を中心とする所定半径の円で示される範囲を検索範囲とする規則)に従って設定し、設定した検索条件を満たす施設情報を検索する。また、検索部15は、ユーザによって検索条件が設定された場合、設定された検索条件を満たす施設情報を検索する。
案内部16は、探索した推奨移動経路や検索したPOI情報(施設情報を含む)をユーザに案内するための処理を実行する機能を有する。本例においては、案内部16は、表示装置の表示画面に推奨移動経路や施設情報の一部または全部を表示することで、ユーザに対する案内を実行する。
記憶部20は、図2に示すように、道路地図情報記憶部21と、ユーザ情報記憶部22と、施設情報記憶部23と、鉄道関連情報記憶部24とを含む。
道路地図情報記憶部21は、所定のグリッド(本例においては、一定の緯度幅と緯度幅で区切られた矩形状の範囲)に分割して地図情報を記憶する記憶媒体である。この地図情報は、道路地図情報記憶部21に記憶されるほか、例えばSDメモリカードと呼ばれるリムーバルメディアとしての補助記憶装置や、CD−ROMやDVD−ROM等に保存することができる。また、インターネット等の通信ネットワークを介して地図情報をダウンロードするようにしてもよい。また、道路地図情報記憶部21は、交通規制や道路の構成などを示す道路情報として、道路をノードとリンクで表して管理し、各ノードとリンクに関して経路構成ノード情報と経路構成リンク情報とを記憶する記憶媒体である。すなわち、経路探索部11は、経路探索処理において必要な情報を道路地図情報記憶部21から取得することとなる。以下、適宜地図情報と道路情報とを対応付けした情報を「道路地図情報」と呼ぶ。なお、道路地図情報は、地図の縮尺や対応範囲に応じて複数種類存在し、環境設定などに応じて適宜使い分けされる場合があるものとする。
ユーザ情報記憶部22は、ナビゲーション装置100のユーザに関する情報(ユーザ情報)を記憶する記憶媒体である。ユーザ情報は、ナビゲーション装置100がユーザに対して有用な情報を提供するために利用される情報である。
図3は、ユーザ情報記憶部22におけるユーザ情報の格納状態の例を示す説明図である。図3に示すように、本例におけるユーザ情報は、現在位置と、自宅住所と、自宅最寄り駅と、上限所要時間と、上限所要金額とを含む。
ここで、現在位置とはユーザの現在位置であり、経路探索を行う場合の出発地となる位置である。なお、経路探索においては、ユーザによる出発地の入力を受け付ける構成としてもよい。
また、自宅最寄り駅とは、ユーザにより設定された自宅住所に対する最寄りの駅である。なお、最寄り駅の設定は、ユーザが使用する駅を設定する構成としてもよいし、ユーザによって設定された自宅住所に基づいて制御部10が設定する構成としてもよい。なお、自宅住所や最寄り駅は、複数登録されていてもよい。
また、上限所要時間とは、ユーザが推奨移動経路として利用し得る経路の所要時間の上限として設定する時間である。また、上限所要金額とは、ユーザが推奨移動経路として利用し得る経路の所要金額の上限として設定する金額である。本例においては、同値を許容する上限例にして説明するが、ユーザ情報に、同値を許容しない時間または金額が上限として設定されていてもよい。なお、上限所要時間または上限所要金額がユーザによって設定されるまでは、これらの値がユーザ情報に含まれない構成としてもよいし、初期値が含まれる構成としてもよい。
施設情報記憶部23は、施設に関する情報(施設情報)を記憶する記憶媒体である。なお、本例においては、終電を逃したユーザに対して提供し得る施設に関する施設情報(例えば、宿泊施設、カラオケボックス、漫画喫茶、居酒屋、ファミリーレストランなどに関する情報)が記憶されている場合を例にして説明する。ただし、記憶部20が、施設に限定されない案内対象物を示すPOI情報を記憶する記憶媒体を含む構成としてもよい。
図4は、施設情報記憶部23における施設情報の格納状態の例を示す説明図である。図4に示すように、本例における施設情報は、施設名称と、位置情報と、利用料金と、ジャンルとを含む。
ここで、利用料金とは、施設を利用する場合に必要となる料金である。利用料金は、予め調査された料金(例えば、平均予算や時間毎の利用料)が設定されているものとする。なお、利用料金については、例えばユーザが過去に利用した際にかかった費用を利用料金として登録可能とするなど、ユーザの操作に応じて更新される構成としてもよい。
鉄道関連情報記憶部24は、駅の住所や路線図、時刻表など、鉄道に関連する各種情報(鉄道関連情報)を記憶する記憶媒体である。本例においては、経路探索部13は、鉄道関連情報を参照して鉄道ルートを探索する。
次に、本例におけるナビゲーション処理の概要について図を参照して説明する。
図5は、ナビゲーション処理の概要について説明するための説明図である。図5に示すように、本例におけるナビゲーション処理では、現在位置Pから自宅Hまでの推奨経路として鉄道を利用する経路(鉄道ルート)を探索する。そして、現在時刻から徒歩で現在位置Pを出発した場合に、最終電車でも自宅Hの最寄り駅514(ユーザが普段利用している駅)まで行けないと判定した場合に、ユーザが終電を逃したと判定して、他の移動手段(例えば、他の路線を走る電車、タクシー、バス、徒歩)によりどのように帰れば安価に帰ることができるのかを調べる。すなわち、例えば、現在位置Pから乗車可能な電車がある駅511を検索し、乗車可能な電車が通る自宅Hから最も近い駅(例えば、駅512)までの推奨移動経路を探索する。さらに、本例におけるナビゲーション処理では、駅512から自宅Hまで(または、最寄り駅514など自宅Hの周辺まで)タクシーを利用した経路UR1を探索し、利用料金を算出する。そして、合計料金(電車とタクシーの利用料の和)が設定金額(本例においては、上限所要金額。図3参照。)を超えている場合、現在位置Pの近くの施設(例えば、宿泊施設521〜524)を検索し、ユーザに案内する。なお、経路UR1を探索するとき、現在位置P(または、現在位置周辺のタクシー乗り場)からタクシーを利用して自宅Hまで移動する経路UR2を探索し、利用料金を算出し、経路UR1と併せてユーザに報知する構成としてもよい。また、ユーザの上限所要時間と上限所要金額とを超えない範囲で、経路UR1とは異なる経路(例えば、現在位置Pから徒歩で駅511に移動し、駅511から電車で駅512よりは自宅Hから離れている駅513まで移動し、駅513周辺にあるタクシー乗り場から自宅Hまで移動する経路UR3)を探索し、探索した複数の経路をユーザに案内する構成としてもよい。
次に、本例におけるナビゲーション装置100の動作について図を参照して説明する。なお、本発明に特に係わらない処理については、その詳細な説明を省略している場合がある。
図6は、ナビゲーション装置100が実行するナビゲーション処理の例を示すフローチャートである。ナビゲーション処理では、鉄道の利用の可否に応じた情報を案内するための処理が行われる。
本例におけるナビゲーション処理は、例えば、制御部10が、ナビゲーション装置100のユーザによるナビゲーション処理の実行要求を受け付けたことに応じて開始される。
ナビゲーション処理において、先ず、制御部10は、目的地を設定する(ステップS101)。本例においては、制御部10は、ユーザ情報が含む自宅住所を目的地に設定する。なお、制御部10が、ユーザによる目的地の設定を受け付ける構成としてもよい。
目的地を設定すると、制御部10は、主な移動手段を鉄道とするルート(鉄道ルート)を探索する(ステップS102)。本例においては、制御部10は、現在位置周辺の駅までの徒歩ルートを探索し、現在位置周辺の駅から自宅最寄り駅までの乗換経路を探索し、現在位置から自宅最寄り駅までの経路を鉄道ルートとして特定する。なお、ナビゲーション装置100が、自宅最寄り駅から自宅住所までの経路探索は省略する構成としてもよい。
鉄道ルートを探索すると、制御部10は、探索結果が鉄道利用条件を満たすか否かを判定する(ステップS103)。本例においては、制御部10は、「探索時刻以後、ユーザが利用可能な鉄道を走行する車両のみを利用すること」を含む条件を鉄道利用条件として用いる。なお、ここでの「探索時刻」とは、制御部10がナビゲーション処理の実行要求を受け付けた時刻(現在時刻)でもよいし、ユーザにより指定された時刻(指定時刻)であってもよい。また、「ユーザが利用可能な鉄道を走行する車両」の内容は特に限定されないが、例えば「探索時刻以後、最終電車以前の電車であること」や、「探索時刻以後、乗換回数や路線の種類などユーザにより設定された条件を満たす車両であること」など、ユーザの利便性を考慮して予めまたはユーザによって設定された条件であることが望ましい。
ここで、探索結果が鉄道利用条件を満たすと判定すると(ステップS103のY)、制御部10は、後述するステップS104の処理に移行する。一方、探索結果が鉄道利用条件を満たさないと判定すると(ステップS103のN)、制御部10は、ユーザに対応する利用可能条件に基づいて、移動手段を鉄道に限らない推奨移動経路である利用可能ルートを探索するための処理(利用可能ルート探索処理)を実行する(ステップS200)。利用可能ルート探索処理については、後で詳しく説明する(図7参照)。
利用可能ルート探索処理を実行すると、制御部10は、探索結果を表示する(ステップS104)。本例においては、制御部10は、鉄道利用条件を満たす鉄道ルートまたは利用可能ルート探索処理にて探索した利用可能ルートを示す探索結果画面を表示装置の表示画面に表示する(図示せず)。
探索結果を表示すると、制御部10は、ユーザに案内するルート(案内ルート)を決定する(ステップS105)。本例においては、制御部10は、探索結果としてのルートの概要を選択可能に表示し、ユーザに選択されたルートを案内ルートに決定する。
案内ルートを決定すると、制御部10は、ルート案内を開始して(ステップS106)、ここでの処理を終了する。本例においては、制御部10は、ユーザに選択されたルートの詳細を表示画面に表示する。なお、制御部10が、ユーザの現在位置と、案内ルートを示す推奨移動経路情報(案内ルート情報)とに基づいて、ユーザを目的地(自宅住所または自宅最寄り駅)まで誘導する構成としてもよい。この場合、例えばナビゲーション装置100が、現在位置を含む推奨移動経路の一部を表示し、交差点付近などでは適宜音声出力を行うことでユーザを誘導する構成としてもよい。
なお、ナビゲーション処理を構成する各ステップの順番や内容は図6に示すものに限定されず、例えばステップS104の処理において、制御部10が、鉄道利用条件を満たさない鉄道ルートを、鉄道利用条件を満たさない鉄道ルートとして選択可能に表示する構成や、制御部10が、鉄道ルートを探索するとき(ステップS102)、鉄道利用条件を満たす鉄道ルートを探索する構成など、ユーザの状況に応じた探索結果を提供し得る構成であればよい。この場合、例えば制御部10が、鉄道ルートが探索できた場合(すなわち、鉄道利用条件を満たす鉄道ルートが見つかった場合)、探索できた鉄道ルートを表示し、鉄道ルートが探索できなかった場合に、利用可能ルート探索処理を実行する構成としてもよい。
図7は、ナビゲーション装置100が実行する利用可能ルート探索処理の例を示すフローチャートである。利用可能ルート探索処理では、主な移動手段に鉄道以外の移動手段を含むことを許容する場合の推奨移動経路である利用可能ルートを探索するための処理が行われる。
利用可能ルート探索処理において、先ず、制御部10は、移動手段を設定する(ステップS201)。本例においては、制御部10は、タクシー、バス、徒歩を、移動手段として設定する。なお、制御部10が、ユーザによる移動手段の設定を受け付ける構成としてもよい。また、鉄道ルートも徒歩での移動を含むが、利用可能ルートの場合の移動手段としての徒歩は、主な移動手段(例えば、長距離移動を含む移動手段)となり得る点で、鉄道ルートにおける移動手段とは異なる。すなわち、本例において鉄道ルートを探索する場合、制御部10は、現在位置周辺の駅までの徒歩ルートを探索する。一方、本例において利用可能ルートを探索する場合、制御部10は、ユーザの状況によっては(例えば、鉄道やタクシーなどの交通機関がしばらく機能していない時刻である状況では)、現在位置から目的地までの徒歩ルートを探索する。
移動手段を設定すると、制御部10は、移動手段を鉄道に限らない推奨移動経路を利用可能ルートとして探索する(ステップS202)。本例においては、制御部10は、設定した移動手段を考慮して現在位置から自宅住所まで移動する場合の推奨移動経路を探索する。すなわち、利用可能条件は、「移動手段を鉄道に限らない」こと以外鉄道ルートを探索する場合と同様の一般的条件(例えば、最短経路であること)を用いる。なお、利用可能条件が一般的な推奨移動経路の探索条件である必要はなく、例えば利用可能条件をユーザが設定可能な構成としてもよい。また、本例においては、制御部10は、探索した利用可能ルートをユーザが移動する場合に必要となり得る時間(所要時間)と、必要となり得る金額(所要金額)とを推定する。これらの推定には、各種交通機関が公開している情報を利用する構成としてもよいし、独自の算出式を利用する構成としてもよい。
また、本例においては、制御部10は、タクシー乗り場をタクシーの乗車位置として取り扱う。なお、制御部10が、タクシーを移動手段とする場合、どの道を歩きながらタクシーを捕まえるのが良いかをユーザに案内する構成としてもよい。この場合、例えば制御部10が、徒歩で移動する経路としてタクシーが通過し得る通りを優先して選択する構成としてもよい。また、制御部10が、例えばユーザの現在位置と推奨移動経路とに基づいて、ユーザがタクシーに乗車するときに道のどちら側から乗車したらよいかを案内する構成としてもよい。
利用可能ルートを探索すると、制御部10は、探索結果の中に、所要時間が上限所要時間を超えない利用可能ルートがあるか否かを判定する(ステップS203)。本例においては、制御部10は、ユーザ情報を参照して、所要時間が上限所要時間を超えない利用可能ルートがあるか否かを判定する。また、利用可能ルートを移動する場合に必要となると考えられる時間の算出結果は推定値であり、厳密な算出方法であることを必須条件とはしない。そのため、所要時間の算出方法についてはここでの詳細な説明は省略する。
ここで、探索結果の中に所要時間が上限所要時間を超えない利用可能ルートがないと判定すると(ステップS203のN)、制御部10は、現在位置周辺の施設まで推奨移動経路である施設ルートを探索するための処理(施設ルート探索処理)を実行して(ステップS300)、ナビゲーション処理におけるステップS104の処理に移行する(図6参照)。本例においては、制御部10は、施設ルート探索処理にて探索した施設ルートを、探索結果として表示する(ステップS104)。施設ルート探索処理については、後で詳しく説明する(図8参照)。
一方、探索結果の中に所要時間が上限所要時間を超えない利用可能ルートがあると判定すると(ステップS203のY)、制御部10は、当該利用可能ルートの中に所要金額が上限所要金額を超えない利用可能ルートがあるか否かを判定する(ステップS204)。本例においては、制御部10は、ユーザ情報を参照して、所要金額が上限所要金額を超えない利用可能ルートがあるか否かを判定する。また、利用可能ルートを移動する場合に必要となると考えられる金額の算出結果は推定値であり、厳密な算出方法であることを必須条件とはしない。そのため、所要金額の算出方法についてはここでの詳細な説明は省略する。
ここで、所要金額が上限所要金額を超えない利用可能ルートがないと判定すると(ステップS204のN)、制御部10は、後述するステップS300の処理に移行する(図8参照)。
一方、所要金額が上限所要金額を超えない利用可能ルートがあると判定すると(ステップS204のY)、制御部10は、ナビゲーション処理におけるステップS104の処理に移行する(図6参照)。本例においては、制御部10は、所要金額が上限所要金額を超えない利用可能ルートを、探索結果として表示する(ステップS104)。
なお、利用可能ルート探索処理を構成する各ステップの順番や内容は図7に示すものに限定されず、例えば、ステップS104の処理において、制御部10が、上限所要時間と上限所要金額のうち少なくとも何れか一方を満たさない利用可能ルートを、上限所要時間と上限所要金額のうち少なくとも何れか一方を満たさない利用可能ルートとして選択可能に表示する構成や、制御部10が、利用可能ルートを探索するとき(ステップS202)、上限所要時間と上限所要金額とを満たす利用可能ルートを探索する構成など、鉄道ルートに代わる推奨移動経路をユーザに提供し得る構成であればよい。この場合、例えば制御部10が、利用可能ルートが探索できた場合(すなわち、上限所要時間と上限所要金額とを満たす利用可能ルートが見つかった場合)、探索できた利用可能ルートを表示し、利用可能ルートが探索できなかった場合に、施設ルート探索処理を実行する構成としてもよい。
図8は、ナビゲーション装置100が実行する施設ルート探索処理の例を示すフローチャートである。施設ルート探索処理では、目的地を現在位置周辺の施設とする場合の推奨移動経路である施設ルートを探索するための処理が行われる。
施設ルート探索処理において、先ず、制御部10は、施設の検索条件を設定する(ステップS301)。本例においては、制御部10は、現在位置と、ユーザにより設定された施設のジャンルとを検索条件として設定する。なお、ユーザによる施設の検索条件の設定時機や設定内容は特に限定されず、例えば制御部10が、利用可能ルートの探索後にユーザによる検索条件の設定画面を表示する構成としてもよいし、検索条件として移動距離や利用料金の設定をユーザから受け付ける構成としてもよい。
施設の検索条件を設定すると、制御部10は、設定した検索条件を満たす施設を検索する(ステップS302)。本例においては、制御部10は、施設情報記憶部23を参照して、検索条件を満たす施設を検索する。
施設を検索すると、制御部10は、検索結果を表示する(ステップS303)。本例においては、制御部10は、検索した施設を示す施設情報の少なくとも一部を表示装置の表示画面に表示する(図示せず)。なお、検索結果の表示方法は特に限定されず、施設の位置を示すアイコンを配置した地図画像を表示する構成としてもよいし、検索結果に複数の施設が含まれる場合には所定の優先規則(例えば、現在位置に近い順や利用料金が安い順)に従って特定数の施設の施設名称を表示する構成としてもよい。
検索結果を表示すると、制御部10は、ユーザに案内する施設(案内施設)を決定する(ステップS304)。本例においては、制御部10は、表示画面に表示した施設のうち、ユーザの選択を受け付けた施設を案内施設に決定する。
案内施設を決定すると、制御部10は、現在位置から案内施設までの推奨移動経路である施設ルートを探索し(ステップS305)、ナビゲーション処理におけるステップS104の処理に移行する(図6参照)。本例においては、制御部10は、ユーザが現在位置から案内施設まで徒歩で移動する場合の推奨移動経路を探索する。なお、この場合に、制御部10が、徒歩以外の移動手段(例えば、タクシー)を利用して現在位置から施設まで移動する場合の推奨移動経路を探索する構成としてもよい。
以上に説明したように、上述した実施の形態では、出発地と目的地とを含む推奨移動経路の探索要求に対して推奨移動経路をユーザに案内するナビゲーション装置100が、探索時刻(例えば、現在時刻)と出発地(例えば、現在位置)と目的地(例えば、自宅住所)とに基づいて、当該出発地から当該目的地に鉄道を利用して移動する場合の推奨移動経路である鉄道ルートを探索し(例えば、ステップS102)、鉄道ルートが予め定められた鉄道利用条件(例えば、探索時刻以後、ユーザが利用可能な鉄道を走行する車両のみを利用すること)を満たしているか否かを判定し(例えば、ステップS103)、鉄道利用条件を満たしていないと判定した場合に、ユーザに対応する利用可能条件(例えば、移動手段を鉄道に限らない最短経路であること)に基づいて、移動手段を鉄道に限らない推奨移動経路である利用可能ルートを探索し(例えば、ステップS202)、鉄道利用条件を満たしていないと判定した場合に、設定された検索条件に基づいて施設を検索し(例えば、ステップS300)、検索した施設を案内する(例えば、ステップS303,S304,S305)構成としているので、終電時により有効な情報を提供することができるようになる。
すなわち、例えば自宅や宿泊先に電車で帰るつもりだったユーザが、ナビゲーション装置100を用いて経路探索をした結果最終電車を逃してしまったことに気が付いたとする。このような場合に、ナビゲーション装置100は、他の移動手段(例えば、ユーザが検索した路線とは異なる路線を走る電車や、タクシー、バス、徒歩)によりどのように帰ればよいのかを提案するとともに、検索条件を満たす施設の利用を提案するので、ユーザにとって有効な情報となると考えられる。
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、ナビゲーション装置100が、探索結果が鉄道利用条件を満たさないと判定した場合に(例えば、ステップS103のN)、その旨を示す画面の表示と同時にまたは直後に、利用可能ルートまたは施設ルートを案内する画面を表示する構成としてもよい。この場合、例えばナビゲーション装置100が、利用可能ルートまたは施設ルートの探索が済んでから、鉄道ルートの探索結果が鉄道利用条件を満たさない旨を示す画面を表示する構成としてもよい。このような構成とすることにより、利用可能ルートや施設ルートをユーザの関心が得やすい時機にユーザに案内することができるようになる。
また、上述した実施の形態では、ナビゲーション装置100が利用可能ルート探索処理を行う場合について説明したが、ナビゲーション装置100が、利用可能ルート探索処理を省略して施設を検索する構成(または利用可能ルートとは別個に施設を検索する構成)としてもよい。すなわち、ナビゲーション装置100が、鉄道ルートを探索し(例えば、ステップS102)、探索結果(すなわち、鉄道ルート)が鉄道利用条件を満たしていないと判定した場合に、設定された検索条件に基づいて施設を検索し(例えば、ステップS300)、検索した施設を案内する(例えば、ステップS303,S304,S305)構成としてもよい。このような構成とすることで、利用可能ルートの探索結果にかかわらず、ユーザに対して終電時に有効な施設を案内することができるようになる。
また、上述した実施の形態では、ナビゲーション装置100が、探索した利用可能ルートが上限所要時間未満の時間または上限所要金額未満の金額で移動可能か否かを判定し(例えば、ステップS203,S204)、移動可能でないと判定したことに応じて(例えば、ステップS203のN,S204のN)、設定した検索条件(例えば、ステップS301)に基づいて施設を検索する(例えば、ステップS302)構成としているので、ユーザが鉄道以外の移動手段を用いる場合と宿泊施設などの施設を用いる場合とを比較することができる有用な情報を提供することができるようになる。なお、ナビゲーション装置100が、施設を検索するか否かを判定するための要素として、時間と金額のほか、ユーザにとって上限を設定し得る要素(例えば、歩行距離)を利用する構成としてもよい。
なお、上述した実施の形態では施設の検索条件に利用料金を含む場合について説明したが、ナビゲーション装置100が、ユーザが推奨移動経路として利用し得る経路の所要金額の上限である上限所要金額を含むユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部22と、利用料金と位置情報とを含む施設に関する情報である施設情報を記憶する施設情報記憶部23とを含み、施設情報記憶部23に記憶された施設情報の中から、利用料金が上限所要金額を超えない施設を示す施設情報を検索する構成としてもよい。このような構成とすることで、施設の検索時にユーザによる利用料金の設定を受け付けずにユーザに応じた価格帯の施設を案内することができるようになる。
また、上述した実施の形態では、鉄道利用条件が、探索時刻以後、ユーザが利用可能な鉄道を走行する車両のみを利用することを含み、ナビゲーション装置100が、出発地(例えば、現在位置)から移動可能な駅であって、目的地(例えば、自宅住所)までの経路が特定条件を満たす駅を降車駅として特定し、徒歩やタクシーなど鉄道以外の移動手段を利用して出発地または降車駅から目的地まで移動する場合の推奨移動経路である非鉄道ルート(例えば、利用可能ルート)を探索し(例えば、ステップS202)、非鉄道ルートを利用する場合に必要となる時間と金額とを推定し(例えば、ステップS202)、推定した時間と金額とに基づいて、当該非鉄道ルートを含む出発地から目的地までの経路を利用可能ルートとするか否かを判定する(例えば、ステップS203,S204)構成としているので、ユーザが時間と費用のバランスを考慮してルートを選択できる有用な情報を提供することができるようになる。
なお、上述した実施の形態では、ユーザ情報が既に作成されている場合、すなわち、例えば前段階の設定として、自宅住所の登録(例えば、自宅周辺の駅の探索やタクシーの利用料金の計算に使用)、自宅までの徒歩距離の設定(例えば、設定範囲にある駅までいければタクシーを利用しなくてよい)、料金設定(例えば、設定金額を超えない範囲でルートを探索するのに使用)、距離設定(例えば、現在地から電車に乗れる駅の検索に使用。具体的には、例えば距離を1kmと設定すると、略15分以内で行けて電車に間に合う駅を検索する。)などを初期設定する構成とする場合について説明したが、各設定を事後的に(例えば、推奨移動経路を複数探索した後、ユーザの設定操作を受け付けて、設定されたユーザ情報に基づいて情報を絞り込む構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、ナビゲーション装置100が、探索結果を表示する場合について説明したが、ナビゲーション装置100が、ナビゲーション処理の開始要求を受け付けたことに応じて、まだユーザが乗車できる電車を抽出し、その中で自宅の最寄り駅を検索し、現在地から乗車可能な電車の最寄り駅を検索し(特に、所要時間を考慮した検索を行い)、自宅最寄り駅から徒歩が可能か否かを判定し、徒歩が可能と判定した場合自宅までのルートも探索し、自宅最寄り駅からタクシーを利用したときの料金を計算し、計算結果が設定金額内で収まるか否かを判定し、収まらないと判定したときは、現在地付近の宿泊施設、カラオケボックス、漫画喫茶、居酒屋、ファミレス等を検索する処理の一部または全部を一発で(すなわち、ユーザの操作を要求せずに)行い、結果を出力する構成としてもよい。
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、ナビゲーション装置100が、ユーザの現在位置と目的地とに基づいて、上限所要時間または上限所要金額のうち少なくとも何れか一方の値を更新する構成としてもよい。この場合、例えばユーザ情報に、単位距離あたりの時間または金額を含み、ナビゲーション装置100が、現在位置と目的地との距離に応じた上限所要時間または上限所要金額を算出し、算出結果に応じてユーザ情報を更新する構成としてもよい。
なお、通信ネットワークに接続された不図示の管理サーバが、上述した実施の形態における各種処理の一部または全部を実行する構成としてもよい。また、通信ネットワークに接続された不図示の管理サーバが、上述した実施の形態における各種情報を記憶する記憶部を備える構成としてもよい。
本発明は、ユーザの進路案内を実現するデバイスを扱う業種において産業上有用であり、特に、複数の交通機関を用いた移動を支援するナビゲーション装置の利便性を向上させるのに有用である。
10 制御部
11 センサ情報処理部
12 通信処理部
13 経路探索部
14 判定部
15 検索部
16 案内部
20 記憶部
21 道路地図情報記憶部
22 ユーザ情報記憶部
23 施設情報記憶部
24 鉄道関連情報記憶部
30 メモリ
40 出力部
50 センサ部
60 通信部
70 入力部
100 ナビゲーション装置

Claims (4)

  1. 出発地と目的地とを含む推奨移動経路の探索要求に対して推奨移動経路をユーザに案内するナビゲーション装置であって、
    探索時刻と出発地と目的地とに基づいて、当該出発地から当該目的地に鉄道を利用して移動する場合の推奨移動経路である鉄道ルートを探索する鉄道ルート探索手段と、
    前記鉄道ルートが予め定められた鉄道利用条件を満たしているか否かを判定する鉄道ルート利用判定手段と、
    該鉄道ルート利用判定手段によって前記鉄道利用条件を満たしていないと判定された場合に、ユーザに対応する利用可能条件に基づいて、移動手段を鉄道に限らない推奨移動経路である利用可能ルートを探索する利用可能ルート探索手段と、
    該利用可能ルート探索手段によって探索された利用可能ルートを利用しないと判定されたことに応じて、設定された検索条件に基づいて施設を検索する施設検索手段と、
    該施設検索手段によって検索された施設を案内する施設案内手段とを含み、
    該施設案内手段は、
    タクシーを利用して現在位置から検索された施設まで移動する場合の推奨移動経路を探索し、
    ユーザの現在位置と推奨移動経路とに基づいて、ユーザがタクシーに乗車するときに乗車位置をどこにしたらよいかを案内する
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記利用可能ルートが上限所要時間未満の時間または上限所要金額未満の金額で移動可能か否かを判定する利用可能ルート利用判定手段を含み、
    前記施設検索手段は、前記利用可能ルート利用判定手段によって移動可能でないと判定されたことに応じて、前記検索条件に基づいて施設を検索する
    請求項1記載のナビゲーション装置
  3. ユーザが推奨移動経路として利用し得る経路の所要金額の上限である上限所要金額を含むユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    利用料金と位置情報とを含む施設に関する情報である施設情報を記憶する施設情報記憶手段を含み、
    前記施設検索手段は、前記施設情報記憶手段に記憶された施設情報の中から、前記利用料金が上限所要金額を超えない施設を示す施設情報を検索する
    請求項1または請求項2記載のナビゲーション装置
  4. 出発地と目的地とを含む推奨移動経路の探索要求に対して推奨移動経路をユーザに案内するようにナビゲーション装置に動作制御させるためのナビゲーションプログラムであって、
    前記ナビゲーション装置を、
    探索時刻と出発地と目的地とに基づいて、当該出発地から当該目的地に鉄道を利用して移動する場合の推奨移動経路である鉄道ルートを探索する鉄道ルート探索手段と、
    前記鉄道ルートが予め定められた鉄道利用条件を満たしているか否かを判定する鉄道ルート利用判定手段と、
    該鉄道ルート利用判定手段よって前記鉄道利用条件を満たしていないと判定された場合に、ユーザに対応する利用可能条件に基づいて、移動手段を鉄道に限らない推奨移動経路である利用可能ルートを探索する利用可能ルート探索手段と、
    該利用可能ルート探索手段によって探索された利用可能ルートを利用しないと判定されたことに応じて、設定された検索条件に基づいて施設を検索する施設検索手段と、
    該施設検索手段によって検索された施設を案内する施設案内手段として機能させ、
    該施設案内手段は、
    タクシーを利用して現在位置から検索された施設まで移動する場合の推奨移動経路を探索し、
    ユーザの現在位置と推奨移動経路とに基づいて、ユーザがタクシーに乗車するときに乗車位置をどこにしたらよいかを案内する
    ナビゲーションプログラム。
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