JP5631158B2 - 遅延波キャンセラ及び中継装置 - Google Patents
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Description
前記受信信号の中から前記OFDM信号を抽出する信号抽出手段と、
前記信号抽出手段にて抽出されたOFDM信号の周波数軸上のスペクトルを抽出するフーリエ変換手段と、
該フーリエ変換手段にて抽出されたOFDM信号のスペクトルから、前記OFDM信号の振幅特性を算出する振幅特性算出手段と、
前記振幅特性算出手段にて算出された前記OFDM信号の振幅特性から、当該OFDM信号の主波成分のスペクトルを抽出し、該主波成分のスペクトルを前記OFDM信号のスペクトルから除去することで、前記送信アンテナからの送信電波の回り込みにより生じる遅延波成分のスペクトルを算出する回り込み算出手段と、
前記振幅特性算出手段にて算出された前記OFDM信号の振幅特性から、当該OFDM信号の主波成分のスペクトルを抽出し、該主波成分のスペクトルを前記OFDM信号のスペクトルから除去することで、マルチパスによって生じる遅延波成分のスペクトルを算出するマルチパス算出手段と、
外部からの指令に従い、前記回り込み算出手段と前記マルチパス算出手段との何れか一方を選択的に動作させる遅延波算出切換手段と、
前記遅延波算出切換手段により動作が選択された回り込み算出手段又はマルチパス算出手段からの出力を逆フーリエ変換し、該逆フーリエ変換結果から前記遅延波成分を除去するためのキャンセル信号を生成するキャンセル信号生成手段と、
を備え、前記キャンセル信号生成手段にて生成されたキャンセル信号に基づき、前記受信信号から遅延波成分を除去することを特徴とする。
前記振幅特性算出手段にて算出された前記OFDM信号の振幅特性を逆フーリエ変換して、前記OFDM信号の遅延プロファイルを算出する遅延プロファイル算出手段と、
該遅延プロファイル算出手段にて算出された前記OFDM信号の遅延プロファイルから、前記OFDM信号の遅延波成分に対し大きく影響を与えているのは、回り込み及びマルチパスの内の何れであるかを判定し、該判定結果に従い前記遅延波算出切換手段が動作させる算出手段を設定する切換制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記受信信号から、前記OFDM信号の主波に対する遅延波成分を除去する遅延波キャンセラとして、請求項1又は請求項2に記載の遅延波キャンセラを備えたことを特徴とする。
そして、遅延波算出切換手段が、外部からの指令に従い、回り込み算出手段とマルチパス算出手段との何れか一方を選択的に動作させ、キャンセル信号生成手段が、遅延波算出切換手段により動作が選択された回り込み算出手段又はマルチパス算出手段からの出力を逆フーリエ変換し、その逆フーリエ変換結果から遅延波成分を除去するためのキャンセル信号を生成する。
まず、回り込みによる遅延波成分とマルチパスによる遅延波成分との割合は、中継装置の設置場所によって異なり、回り込みによる障害とマルチパスによる障害とが同時に同レベルで発生することは極めて少ない。
まず、中継装置において本発明の遅延波キャンセラを回り込みキャンセラとして動作させる際の基本モデル(図3(a)参照)について説明する。
この場合、中継局における主受信信号D(ω)は、雑音を無視すると、式(1)で表される。
また、回り込みキャンセラによる観測点Pにおける信号スペクトルをS(ω)、回り込みの伝達関数をC(ω)とすると、中継局で受信される回り込み信号スペクトルU(ω)は、式(2)で表される。
ここで、中継局において受信される信号R(ω)は、
R(ω)=D(ω)+U(ω)
=X(ω)+C(ω)・S(ω) …(3)
となる。
S(ω)=R(ω)−W(ω)・S(ω) …(4)
であるから、式(3)を式(4)に代入し、整理すると、次式が得られる。
従って、観測点Pにおける系金体の総合伝達関数F(ω)は次式のようになる。
F(ω)=S(ω)/X(ω)
=1//[1−{C(ω)−W(ω)}] …(6)
ここで、図3(a)の基本モデルにおける回り込みキャンセラのキャンセル条件を考える。
S(ω)=X(ω) …(7)
である。
C(ω)=W(ω) …(8)
また、式(6)を変形すると、次式が得られる。
式(9)の左辺は、回り込みキャンセラのFBFの伝達関数と、実際の回り込みとの誤差(キャンセル誤差)を表している。これをE(ω)と置く。
さらに、F(ω)を観測点Pにおける信号のスペクトルS(ω)と上位局送信信号のスペクトルX(ω)で表すと、
E(ω)=1−1/F(ω)
=1−X(ω)/S(ω) …(11)
となる。
図3(b)に示すように、上位局からの送信信号のスペクトルをX(ω)、マルチパスの伝達関数をC(ω)とすると、中継局で受信されるマルチパス信号スペクトルU(ω)は、式(2)で表される。
ここで、中継局において受信される信号R(ω)は、
R(ω)=X(ω)+U(ω)
=X(ω)+C(ω)・X(ω) …(13)
となる。
S(ω)=R(ω)−W(ω)・S(ω) …(14)
であるから、式(13)を式(14)に代入し、整理すると、次式が得られる。
従って、観測点Pにおける系全体の総合伝達関数F(ω)は次式のようになる。
F(ω)=S(ω)/X(ω)
={1+C(ω)}/{1+W(ω)} …(16)
ここで、図3(b)の構成におけるマルチパスキャンセラのキャンセル条件を考える。
S(ω)=X(ω) …(17)
である。
C(ω)=W(ω) …(18)
式(16)を変形すると、次式が得られる。
ここで、式(19)の左辺は、マルチパスキャンセラのFBFの伝達関数と、実際のマルチパスとの誤差(キャンセル誤差)を表している。これをE(ω)と置く。
さらにF(ω)を観測点Pにおける信号のスペクトルS(ω)と上位局送信信号のスペクトルX(ω)で表すと、
E(ω)=F(ω)−1=S(ω)/X(ω)−1 …(21)
となる。
E(ω)=1−X(ω)/S(ω) …(11)
となり、マルチパスのキャンセル誤差は、
E(ω)=S(ω)/X(ω)−1 …(21)
となる。
本発明の回り込み算出手段及びマルチパス算出手段は、回り込み及びマルチパスによる遅延波成分を算出するものであるため、上記演算式(11)、(21)に従いそれぞれのキャンセル誤差を算出するようにすればよい。
つまり、S(ω)は観測点Pにおける信号のスペクトルを表すものであるため、入力信号(受信信号)からOFDM信号を抽出して、そのスペクトルをS(ω)として各算出手段に入力すればよい。
このように、回り込みとマルチパスでは、正規化のための除算と主波成分除去のための減算部が逆となるだけで、入力側及び出力側は同一構成にすることができる。
そこで、本発明の遅延波キャンセラには、請求項2に記載のように、振幅特性算出手段にて算出された前記OFDM信号の振幅特性を逆フーリエ変換して、OFDM信号の遅延プロファイルを算出する遅延プロファイル算出手段と、その算出されたOFDM信号の遅延プロファイルから、OFDM信号の遅延波成分に対し大きく影響を与えているのは、回り込み及びマルチパスの内の何れであるかを判定し、その判定結果に従い遅延波算出切換手段が動作させる算出手段を設定する切換制御手段と、を設けるようにしてもよい。
図1は、本発明が適用された中継装置全体の構成を表すブロック図である。
本実施形態の中継装置は、地上デジタルテレビ放送の放送電波を受信アンテナ2で受信し、その受信信号を増幅装置4にて増幅した後、送信アンテナ6から再送信するものである。
また、振幅スペクトル算出部24は、離散フーリエ変換部22にて抽出されたスペクトル毎に、そのスペクトルの振幅の二乗値の平方根を求めることにより、各スペクトルの振幅(詳しくは絶対値)を算出し、振幅特性算出部26は、振幅スペクトル算出部24にて算出された各スペクトルの振幅(詳しくは絶対値)を移動平均することにより、各スペクトルの振幅特性を算出する。
また、上記実施形態では、地上デジタルテレビ放送信号を中継する中継装置に本発明を適用する場合について説明したが、本発明の回り込みキャンセラは、OFDM信号を中継する中継装置であれば、上記実施形態と同様に適用して、同様の効果を得ることができる。
Claims (3)
- OFDM信号を受信アンテナにて受信し、該受信信号を送信アンテナから再送信する中継装置に設けられ、前記受信信号から、前記OFDM信号の主波に対する遅延波成分を除去する遅延波キャンセラであって、
前記受信信号の中から前記OFDM信号を抽出する信号抽出手段と、
前記信号抽出手段にて抽出されたOFDM信号の周波数軸上のスペクトルを抽出するフーリエ変換手段と、
該フーリエ変換手段にて抽出されたOFDM信号のスペクトルから、前記OFDM信号の振幅特性を算出する振幅特性算出手段と、
前記振幅特性算出手段にて算出された前記OFDM信号の振幅特性から、当該OFDM信号の主波成分のスペクトルを抽出し、該主波成分のスペクトルを前記OFDM信号のスペクトルから除去することで、前記送信アンテナからの送信電波の回り込みにより生じる遅延波成分のスペクトルを算出する回り込み算出手段と、
前記振幅特性算出手段にて算出された前記OFDM信号の振幅特性から、当該OFDM信号の主波成分のスペクトルを抽出し、該主波成分のスペクトルを前記OFDM信号のスペクトルから除去することで、マルチパスによって生じる遅延波成分のスペクトルを算出するマルチパス算出手段と、
外部からの指令に従い、前記回り込み算出手段と前記マルチパス算出手段との何れか一方を選択的に動作させる遅延波算出切換手段と、
前記遅延波算出切換手段により動作が選択された回り込み算出手段又はマルチパス算出手段からの出力を逆フーリエ変換し、該逆フーリエ変換結果から前記遅延波成分を除去するためのキャンセル信号を生成するキャンセル信号生成手段と、
を備え、前記キャンセル信号生成手段にて生成されたキャンセル信号に基づき、前記受信信号から遅延波成分を除去することを特徴とする遅延波キャンセラ。 - 前記振幅特性算出手段にて算出された前記OFDM信号の振幅特性を逆フーリエ変換して、前記OFDM信号の遅延プロファイルを算出する遅延プロファイル算出手段と、
該遅延プロファイル算出手段にて算出された前記OFDM信号の遅延プロファイルから、前記OFDM信号の遅延波成分に対し大きく影響を与えているのは、回り込み及びマルチパスの内の何れであるかを判定し、該判定結果に従い前記遅延波算出切換手段が動作させる算出手段を設定する切換制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遅延波キャンセラ。 - OFDM信号を受信アンテナにて受信し、該受信信号を送信アンテナから再送信する中継装置において、
前記受信信号から、前記OFDM信号の主波に対する遅延波成分を除去する遅延波キャンセラとして、請求項1又は請求項2に記載の遅延波キャンセラを備えたことを特徴とする中継装置。
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