JP2012530446A - 無線中継器及びその反響信号除去方法 - Google Patents

無線中継器及びその反響信号除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、無線中継器から出力された信号のうち、フィードバックされて再入力される反響信号を効果的に除去できる無線中継器及びその反響信号除去方法に関するものである。
【解決手段】このために、本発明は、反響信号除去のために無線中継器に入力される信号に含まれた反響信号成分を複製し、これを入力信号から除去することによって、高品質の通信サービスを提供することができ、反響信号成分が除去された入力信号の大きさを基準信号の大きさに制限することはもちろん、入力信号の大きさによって基準信号の大きさ値を可変し、無線中継器の発振を効果的に抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線中継器及びその反響信号除去方法に関するもので、より詳細には、無線中継器から出力された信号のうち、フィードバックされて再入力される反響信号を効果的に除去できる無線中継器及びその反響信号除去方法に関するものである。
一般に、中継器は、基地局と端末機との間に信号を伝送し、電波陰影地域のサービス拡張や品質の向上のために使用する。このような中継器の一つである無線中継器は、基地局又は端末機から伝送される信号を受信アンテナを介して受信し、これを増幅して送信アンテナを介して端末機又は基地局に送信する通信サービスを行う。
しかし、無線中継器の場合、受信アンテナを介して受信する信号と送信アンテナを介して送信する信号の周波数が同一であるので、送信アンテナを介して送信された信号の一部が無線環境を通して受信アンテナを介して反響信号(echo signal)の形態で入力され、入力された反響信号は、基地局又は端末機から受信される元の信号(以下、元信号という)と合わせられて増幅された後、送信アンテナを介して再び送信される。これら各過程が繰り返されると、無線中継器が発振を起こし、増幅が制限的に行われるので、無線中継器の性能を低下させる。
このような反響信号による発振問題を解決するために、基地局又は端末機から受信される元信号から反響信号を除去するICS(Interference Canceller System)中継器を用い、ICS中継器は、通常、反響信号除去のためにLMS(Least Mean Square)系列の適応アルゴリズムを使用する。
本発明は、反響信号除去のために無線中継器に入力される信号に含まれた反響信号成分を複製し、これを入力信号から除去することによって高品質の通信サービスを提供できる無線中継器及びその反響信号除去方法を提示しようとする。
また、本発明は、反響信号成分が除去された入力信号の大きさを基準信号の大きさに制限することはもちろん、入力信号の大きさによって基準信号の大きさ値を可変し、無線中継器の発振を効果的に抑制できる無線中継器及びその反響信号除去方法を提示しようとする。
このために、本発明の実施例は、基地局又は端末機から伝送される信号を受信する受信部と、前記の受信される入力信号に含まれた反響信号成分を除去する信号除去部と、前記反響信号成分が除去された中継信号の大きさを基準信号の大きさに制限するリミッターと、前記基準信号の大きさに制限された中継信号を前記端末機又は基地局に送信する送信部とを含む。
また、本発明の実施例は、前記反響信号が発生する無線環境を推定し、前記反響信号成分と一致する反響複製信号を生成する信号生成部をさらに含む。
また、本発明の実施例は、前記中継信号の出力を前記信号生成部に遅延させて入力する信号遅延部をさらに含み、前記信号生成部は、前記の入力される遅延フィードバック信号と前記中継信号の複素適応アルゴリズムを用いて前記無線環境を推定することを特徴とする。
前記信号除去部は、前記の受信される入力信号から前記反響複製信号を減算し、前記反響信号成分が除去された前記中継信号を生成することを特徴とする。
前記の受信される入力信号は、前記基地局又は端末機から受信される元信号と前記無線環境を通して再入力される前記反響信号成分とが合わせられた信号であることを特徴とする。
また、本発明の実施例は、前記リミッターに入力される中継信号の大きさを測定する信号測定部をさらに含み、前記リミッターは、前記中継信号の大きさによって前記基準信号の大きさ値を可変し、出力信号の大きさを制限する可変リミッターであることを特徴とする。
また、本発明の実施例は、前記リミッターによって前記出力信号の大きさを前記基準信号の大きさに制限することによって発生する不要波を除去するフィルターをさらに含む。
そして、本発明の他の実施例は、基地局又は端末機から伝送される信号を受信すること、前記の受信される入力信号に含まれた反響信号成分を除去すること、前記反響信号成分が除去された中継信号の大きさを基準信号の大きさに制限すること、及び前記基準信号の大きさに制限された中継信号を前記端末機又は基地局に送信することを含む。
また、本発明の他の実施例は、前記反響信号が発生する無線環境を推定し、前記反響信号成分と一致する反響複製信号を生成することをさらに含む。
また、本発明の他の実施例は、前記中継信号の出力を複素適応アルゴリズムに遅延させて入力することをさらに含み、前記無線環境を推定することは、前記の入力される遅延フィードバック信号と前記中継信号の複素適応アルゴリズムを用いて行うことを特徴とする。
前記信号を除去することは、前記の受信される入力信号から前記反響複製信号を減算し、前記反響信号成分が除去された前記中継信号を生成することを特徴とする。
また、本発明の他の実施例は、前記反響信号成分が除去された前記中継信号の大きさを測定すること、及び前記の測定された中継信号の大きさによって前記基準信号の大きさ値を可変し、出力信号の大きさを制限することをさらに含む。
また、本発明の他の実施例は、前記出力信号の大きさを前記基準信号の大きさに制限することによって発生する不要波を除去することをさらに含む。
このような本発明の実施例によると、反響信号除去のために、無線中継器に入力される信号に含まれた反響信号成分をICS中継器のLMS適応アルゴリズムのうちリソースを少なく要するCSS―LMSアルゴリズムを使用して複製し、これを入力信号から除去することによって、基地局又は端末機から受信される元信号から反響信号を効果的に除去することができる。
また、本発明の実施例は、リミッターを用いて反響信号成分が除去された入力信号の大きさを基準大きさに制限することによって、一時的に反響信号の除去に失敗するとしても無線中継器の発振を効果的に抑制することができ、入力信号の大きさによって基準大きさ値を可変し、出力信号の大きさを制限することによって無線中継器の発振抑制効果を高めることができる。
また、本発明の実施例は、入力信号の大きさを基準大きさに制限することによって他の信号帯域で発生する不要波をフィルター(Shapping Filter)を用いて除去し、他の信号帯域での影響を最小化することができる。
本発明の実施例による無線中継器の中継環境を示した例示図である。 本発明の実施例による反響除去システムを有する無線中継器の構成ブロック図である。 本発明の実施例による反響除去システムの制御ブロック図である。 本発明に適用される可変リミッターの詳細ブロック図である。 本発明の実施例による無線中継器の反響信号除去方法を示した動作フローチャートである。 図5の反響信号成分を除去する過程を示した動作フローチャートである。 図5の反響信号の成分が除去された中継信号の大きさを制限する過程を示した動作フローチャートである。
以下、本発明の実施例を添付の図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例による無線中継器の中継環境を示した例示図である。
図1で、本発明の実施例による無線中継器100は、送信と受信の機能を全て行うドナーアンテナ110とサービスアンテナ120を含み、ドナーアンテナ110を介して受信された基地局10のダウンリンク信号は、増幅してサービスアンテナ120を介して端末機20に送信し、サービスアンテナ120を介して受信された端末機20のアップリンク信号は、増幅してドナーアンテナ110を介して基地局10に送信する。
このとき、送信及び受信される信号の周波数が同一であるので、送信アンテナ(ドナーアンテナ又はサービスアンテナ)110、120を介して送信された信号の一部が無線環境を通して受信アンテナ(サービスアンテナ又はドナーアンテナ)120、110を介して反響信号(y'[n])の形態で入力され、入力された反響信号(y’[n])は、基地局10又は端末機20から受信される元信号と合わせられて増幅されるので、無線中継器100が発振するようになる。このような発振問題を解決するために、本発明の実施例は、無線中継器100に入力される信号に含まれた反響信号(y’[n])を効果的に除去できる反響除去システムを導入した。
図2は、本発明の実施例による反響除去システムを有する無線中継器の構成ブロック図である。
図2で、本発明の実施例による無線中継器100は、基地局10やギャップフィラー(Gap Filler)などの信号送出局との信号送受信のためのドナーアンテナ110と、ドナーアンテナ110を介した信号の送受信が全て可能になるように送信端と受信端を分岐させる第1のデュプレクサ111と、端末機20や無線LAN(wireless LAN)受信モデムなどのユーザー端末機との信号送受信のためのサービスアンテナ120と、サービスアンテナ120を介した信号の送受信が全て可能になるように送信端と受信端を分岐させる第2のデュプレクサ121と、ドナーアンテナ110を介して受信された信号を処理してサービスアンテナ120に出力するダウンリンク130と、サービスアンテナ120を介して受信された信号を処理してドナーアンテナ110に出力するアップリンク140とを含む。
ダウンリンク130とアップリンク140は、低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)131、141、周波数ダウン変換器(DNC:Down Converter)132、142、A/D変換器(ADC:Analog/Digital Converter)133、143、反響除去システム(EUC:Echo Canceller Unit)134、144、D/A変換器(DAC:Digital/Analog Converter)135、145、周波数アップ変換器(UPC:Up Converter)136、146及び電力増幅器(LPA:Linear Power Amplifier)137、147をそれぞれ含む。
以下、ドナーアンテナ110とサービスアンテナ120を介して受信された信号を処理してサービスアンテナ120とドナーアンテナ110に出力するダウンリンク130とアップリンク140の動作を説明する。
無線中継器100のドナーアンテナ110を介して受信された信号は、第1のデュプレクサ111を通して低雑音増幅器131に入力される。このとき、ドナーアンテナ110を介して受信された信号は、無線周波数帯域(Radio Frequency Band;RF Band)のアナログ信号として、基地局10からの元信号と以前に出力された信号の反響信号(y’[n])成分とが合わせられた信号である。低雑音増幅器131では、入力される信号の雑音を最小化して信号を増幅し、低雑音増幅器131によって増幅された信号は、周波数ダウン変換器132を通して無線周波数帯域の信号から中間周波数帯域(Intermediate Frequency Band;IF Band)の信号に変換される。そして、この中間周波数帯域のアナログ信号は、A/D変換器133を通してデジタル信号に変換されて反響除去システム134に入力される。反響除去システム134では、A/D変換器133によって変換されたデジタル入力信号から反響信号(y’[n])成分を除去し、送出しようとする元信号のみを抽出する。抽出された元信号は、再び逆信号変換過程を経て無線周波数帯域のアナログ信号に変換されて端末機20に送出される。詳細に説明すると、反響除去システム134によって抽出された元信号は、D/A変換器135を通してアナログ信号に変換され、周波数アップ変換器136を通して無線周波数帯域の信号に変換された後、電力増幅器137を通して増幅され、第2のデュプレクサ121を経てサービスアンテナ120を介して端末機20に送出されるダウンリンク130の動作を行う。一方、周波数ダウン変換器132と周波数アップ変換器136での中間周波数帯域の信号への変換は省略可能である。
無線中継器100のサービスアンテナ120を介して受信された信号は、第2のデュプレクサ121を通して低雑音増幅器141に入力される。このとき、サービスアンテナ120を介して受信された信号は、無線周波数帯域のアナログ信号として、端末機20からの元信号と以前に出力された信号の反響信号(y’[n])成分とが合わせられた信号である。低雑音増幅器141では、入力される信号の雑音を最小化して信号を増幅し、低雑音増幅器141によって増幅された信号は、周波数ダウン変換器142を通して無線周波数帯域の信号から中間周波数帯域の信号に変換される。そして、この中間周波数帯域のアナログ信号は、A/D変換器143を通してデジタル信号に変換されて反響除去システム144に入力される。反響除去システム144では、A/D変換器143によって変換されたデジタル入力信号から反響信号(y’[n])成分を除去し、送出しようとする元信号のみを抽出する。抽出された元信号は、再び逆信号変換過程を経て無線周波数帯域のアナログ信号に変換されて基地局10に送出される。すなわち、反響除去システム144によって抽出された元信号は、D/A変換器145を通してアナログ信号に変換され、周波数アップ変換器146を通して無線周波数帯域の信号に変換された後、電力増幅器147を通して増幅され、第1のデュプレクサ111を経てドナーアンテナ110を介して基地局10に送出されるアップリンク140の動作を行う。
図3は、本発明の実施例による反響除去システムの制御ブロック図であって、反響除去システムは、信号入力部151、信号生成部152、信号除去部153、信号遅延部154、リミッター155、信号測定部156及びフィルター157を含んで構成される。
信号入力部151は、A/D変換器133、143によって変換されたデジタル入力信号(d[n])、すなわち、基地局10又は端末機20から受信される元信号(s[n])と無線環境(w'[n])を通して再入力される反響信号(y’[n])成分とが合わせられた信号(d[n]=s[n]+y'[n])の入力を受ける。
信号生成部152は、CSS―LMS(Complex Signed―Signed Least Mean Square)アルゴリズムを使用して反響信号(y’[n])が発生する実際の無線環境(w'[n])と同一の無線環境(w[n])を推定し、推定された無線環境(w[n])を用いて無線中継器100に入力される信号に含まれた反響信号(y’[n])成分と一致する反響複製信号(y[n])を生成する。
信号除去部153は、信号入力部151を通して入力されるデジタル入力信号(d[n]=s[n]+y'[n])から信号生成部152によって生成された反響複製信号(y[n])を減算して中継信号(e[n])を生成する方法で反響信号(y’[n])の成分を除去する。
信号遅延部154は、信号除去部153によって反響信号(y’[n])の成分を除去した出力信号を一定時間遅延させ、信号生成部152に遅延フィードバック信号(x[n])を伝達するものであって、信号生成部152での反響複製信号(y[n])の生成のためにCSS―LMSアルゴリズムを行うための入力変数値である。
リミッター155は、反響信号(y’[n])の成分が除去された中継信号(e[n])の大きさを基準信号の大きさに制限し、信号除去部153を通して一時的に反響信号(y’[n])の除去に失敗するとしても、無線中継器100の発振を抑制できるようにするものであって、入力される中継信号(e[n])の大きさによって基準信号の大きさ値を可変し、出力信号の大きさを制限できるようにする可変リミッターである。
信号測定部156は、リミッター155に入力される中継信号(e[n])の大きさを測定してリミッター155に伝達し、フィルター157は、リミッター155によって中継信号(e[n])の大きさを基準信号の大きさに制限することによって他の信号帯域で発生する不要波を除去し、他の信号帯域での影響を最小化する。
図4は、本発明に適用される可変リミッターの詳細ブロック図であって、可変リミッターは、基準値設定部160、比較器161及び信号制限器162を含む。
基準値設定部160は、信号測定部156によって測定された中継信号(e[n])の大きさ(具体的に、中継信号のパワー平均値)によって基準信号の大きさ値(パワー範囲)を設定し、比較器161は、入力される中継信号(e[n])と基準信号の大きさ値とを比較し、その比較結果を信号制限器162に伝達する。
信号制限器162は、比較器161の比較結果、中継信号(e[n])の大きさが基準信号の大きさ値範囲を逸脱する場合、出力信号の大きさを基準信号の範囲内に制限して信号を伝達し、中継信号(e[n])の大きさが基準信号の大きさ値範囲を逸脱しない場合、出力信号をそのまま伝達する。
以下、前記のように構成された無線中継器及びその反響信号除去方法の動作過程及び作用効果を説明する。
本発明の無線中継器100では、ドナーアンテナ110を介して受信された基地局10のダウンリンク信号は、増幅してサービスアンテナ120を介して端末機20に送信し、サービスアンテナ120を介して受信された端末機20のアップリンク信号は、増幅してドナーアンテナ110を介して基地局10に送信する通信サービスを行う。
本発明は、このような通信サービスを行うとき、送信アンテナ(ドナーアンテナ又はサービスアンテナ)110、120を介して送出された信号のうち、無線環境(w'[n])を通して直接又は反射によって受信アンテナ(サービスアンテナ又はドナーアンテナ)120、110を介して再入力される反響信号(y’[n])を除去できる反響除去システム134、144を有する無線中継器100において、反響信号(y’[n])の除去方法を改善したことを特徴とする。
本発明の反響除去システム134、144を有する無線中継器100は、受信アンテナ(ドナーアンテナ又はサービスアンテナ)110、120に入力される信号に含まれた反響信号(y’[n])成分と一致する反響複製信号(y[n])を生成し、生成された反響複製信号(y[n])を用いて基地局10又は端末機20から受信される元信号(s[n])から反響信号(y’[n])成分を除去する。
このために、本発明の無線中継器100は、CSS―LMSアルゴリズムを使用して無線環境(w[n])を推定し、推定された無線環境(w[n])を用いて無線中継器100に入力される信号(d[n])に含まれた反響信号(y’[n])成分と一致する反響複製信号(y[n])を生成する。
以下、本発明の無線中継器100で使用するCSS―LMSアルゴリズムについて図3を参照して簡略に説明する。
L個のタップ(tap―weight)を有するFIR(Finite Impulse Response)形態の複素適応フィルターで信号入力部151を通して入力されるデジタル入力信号(d[n])、信号遅延部154を通して伝達される遅延フィードバック(Regressor)信号(x[n])、信号生成部152によって生成された反響複製信号(y[n])、信号除去部153によって生成された中継信号(e[n])の関係は、下記の[数1]のように表現することができる。
[数1]でk番目の複素タップ(tap―weight)Wk[n]の無線環境を推定するためのSS―LMS適応式は、下記の[数2]のように定義する。
[数2]で複素サイン関数(csgn(x))は、下記の[数3]のように定義する。
[数3]で定義されたサイン関数は、一般的な数学的sgn(x)関数とは異なって、関数値が0である場合がない。すなわち、sign(0)=1である。このような定義を使用すると、CSS―LMSアルゴリズムを、図3に示すように非常に簡単にハードウェアで具現することができる。[数2]のステップパラメーター(Step Parameter)△Wk[n]を実数部と虚数部に分離して示すと、下記の[数4]のように表現することができる。
[数4]で、△w re[n]、△w im[n]値は、{−2,0,2}の3つの値を有する。
図5は、本発明の実施例による無線中継器の反響信号除去方法を示した動作フローチャートである。
図5で、本発明の無線中継器100は、基地局10又は端末機20から伝送される信号をドナーアンテナ又はサービスアンテナ110、120を介して受信する。ドナーアンテナ又はサービスアンテナ110、120を介して受信された信号は、第1及び第2のデュプレクサ111、121を通して低雑音増幅器131、141に入力される。低雑音増幅器131、141では、入力される信号の雑音を最小化して信号を増幅し、低雑音増幅器131、141によって増幅された信号は、周波数ダウン変換器132、142を通して無線周波数帯域の信号から中間周波数帯域の信号に変換される。そして、この中間周波数帯域のアナログ信号は、A/D変換器133、143を通してデジタル信号に変換されて反響除去システム134、144に入力される(200)。
反響除去システム134、144では、A/D変換器133、143によって変換されたデジタル入力信号(d[n])から反響信号(y’[n])成分を除去し、送出しようとする元信号(s[n])に該当する中継信号(e[n])を生成する(300)。
また、反響信号(y’[n])成分が除去された中継信号(e[n])の大きさをリミッター155を用いて基準信号の大きさに制限し、一時的に反響信号(y’[n])の除去に失敗するとしても、無線中継器100の発振を効果的に抑制できるようにする(400)。
その後、基準信号の大きさに制限された中継信号(e[n])は、D/A変換器135、145を通してアナログ信号に変換され、周波数アップ変換器136、146を通して無線周波数帯域の信号に変換された後、電力増幅器137、47を通して増幅され、第2及び第1のデュプレクサ121、111を経てサービスアンテナ又はドナーアンテナ120、110を介して端末機20又は基地局10に送信される(500)。
図6は、図5で反響信号成分を除去する過程を示した動作フローチャートである。
図6で、反響除去システム134、144は、信号除去部153によって生成された中継信号(e[n])と信号遅延部154を通して伝達される遅延フィードバック信号(x[n])の複素適応アルゴリズム(CSS―LMSアルゴリズム)を用いて無線中継器100での通信サービス遂行中に反響信号(y’[n])が発生する実際の無線環境(w'[n])と同一の無線環境(w[n])を推定する(302)。
その後、推定された無線環境(w[n])を用いて無線中継器100に入力される信号に含まれた反響信号(y’[n])成分と一致する反響複製信号(y[n])を信号生成部152を通して生成し、これを信号除去部153に伝達する(304)。
したがって、信号除去部153では、信号入力部151を通して入力されるデジタル入力信号(d[n]=s[n]+y'[n])から信号生成部152によって生成された反響複製信号(y[n])を減算し、反響信号(y’[n])の成分が除去された中継信号(e[n])を生成してリミッター155に伝達する(306)。
図7は、図5で反響信号の成分が除去された中継信号の大きさを制限する過程を示した動作フローチャートである。
図7で、反響除去システム134、144は、反響信号(y’[n])の成分が除去された中継信号(e[n])の大きさ(具体的に、中継信号のパワー平均値)を信号測定部156を通して測定する(402)。
したがって、リミッター155の基準値設定部160は、信号測定部156によって測定された中継信号(e[n])の大きさによって基準信号の大きさ値(パワー範囲)を可変して設定し(404)、リミッター155の比較器161は、入力される中継信号(e[n])と基準信号の大きさ値を比較し、その比較結果をリミッター155の信号制限器162に伝達する。
比較器161の比較結果、中継信号(e[n])の大きさが基準信号の大きさ値範囲を逸脱する場合、信号制限器162は、出力信号の大きさを基準信号の範囲内に制限し、中継信号(e[n])の大きさが基準信号の大きさ値範囲を逸脱しない場合、出力信号をそのまま伝達し、無線中継器100の発振抑制効果を高める(406)。
このように、リミッター155を通して出力信号の大きさを基準信号の大きさに制限することによって他の信号帯域で発生する不要波をフィルター157を通して除去し、他の信号帯域での影響を最小化する。

Claims (13)

  1. 基地局又は端末機から伝送される信号を受信する受信部と、
    前記の受信される入力信号に含まれた反響信号成分を除去する信号除去部と、
    前記反響信号成分が除去された中継信号の大きさを基準信号の大きさに制限するリミッターと、
    前記基準信号の大きさに制限された中継信号を前記端末機又は基地局に送信する送信部と、を含む無線中継器。
  2. 前記反響信号が発生する無線環境を推定し、前記反響信号成分と一致する反響複製信号を生成する信号生成部をさらに含む、請求項1に記載の無線中継器。
  3. 前記中継信号の出力を前記信号生成部に遅延させて入力する信号遅延部をさらに含み、
    前記信号生成部は、前記の入力される遅延フィードバック信号と前記中継信号の複素適応アルゴリズムを用いて前記無線環境を推定する、請求項2に記載の無線中継器。
  4. 前記信号除去部は、前記の受信される入力信号から前記反響複製信号を減算し、前記反響信号成分が除去された前記中継信号を生成する、請求項2に記載の無線中継器。
  5. 前記の受信される入力信号は、前記基地局又は端末機から受信される元信号と前記無線環境を通して再入力される前記反響信号成分とが合わせられた信号である、請求項4に記載の無線中継器。
  6. 前記リミッターに入力される中継信号の大きさを測定する信号測定部をさらに含み、
    前記リミッターは、前記中継信号の大きさによって前記基準信号の大きさ値を可変し、出力信号の大きさを制限する可変リミッターである、請求項1に記載の無線中継器。
  7. 前記リミッターによって前記出力信号の大きさを前記基準信号の大きさに制限することによって発生する不要波を除去するフィルターをさらに含む、請求項6に記載の無線中継器。
  8. 基地局又は端末機から伝送される信号を受信すること、
    前記の受信される入力信号に含まれた反響信号成分を除去すること、
    前記反響信号成分が除去された中継信号の大きさを基準信号の大きさに制限すること、及び
    前記基準信号の大きさに制限された中継信号を前記端末機又は基地局に送信することを含む無線中継器の反響信号除去方法。
  9. 前記反響信号が発生する無線環境を推定し、前記反響信号成分と一致する反響複製信号を生成することをさらに含む、請求項8に記載の無線中継器の反響信号除去方法。
  10. 前記中継信号の出力を複素適応アルゴリズムに遅延させて入力することをさらに含み、
    前記無線環境を推定することは、前記の入力される遅延フィードバック信号と前記中継信号の複素適応アルゴリズムを用いて行う、請求項9に記載の無線中継器の反響信号除去方法。
  11. 前記信号を除去することは、前記の受信される入力信号から前記反響複製信号を減算し、前記反響信号成分が除去された前記中継信号を生成する、請求項9に記載の無線中継器の反響信号除去方法。
  12. 前記反響信号成分が除去された前記中継信号の大きさを測定すること、及び
    前記の測定された中継信号の大きさによって前記基準信号の大きさ値を可変し、出力信号の大きさを制限することをさらに含む、請求項8に記載の無線中継器の反響信号除去方法。
  13. 前記出力信号の大きさを前記基準信号の大きさに制限することによって発生する不要波を除去することをさらに含む、請求項8に記載の無線中継器の反響信号除去方法。
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