まず、本発明を用いるネットスーパーシステムについて説明する。
図1はかかるネットスーパーシステムの一具体例を示すシステム構成図であって、1はユーザ端末機器、1aは表示画面、2はネットスーパー事業者、2aは商品管理サーバ、2bは商品データベース、2cは受注サーバ、3はクレジットカード会社、3aは決済サーバ、4は物流会社、4aは配送管理サーバである。
同図において、ネットスーパーシステムは、ユーザ端末機器1とネットスーパー事業者2とクレジットカード会社3と物流会社4とから構成されている。ユーザ端末機器1には、表示画面1aと、図示しない音声入力部及び姿勢センサが設けられている。表示画面1aにタッチパネルが設けられており、この表示画面1aでタッチ操作をすることができ、音声入力部より音声による操作が可能である。また、姿勢センサにより、ユーザ端末機器1がどのような向きで保持されているかを検知することができる。
ネットスーパー事業者2は、スーパーマーケットなどの店舗であって、商品管理サーバ2aと受注サーバ2cとを備えており、これらはユーザ端末機器1とインターネット(図示せず)を介して接続されている。商品管理サーバ2aは、顧客(ユーザ)に関する情報を記憶した顧客DB(データベース)や在庫商品を管理するための在庫商品に関する情報を記憶した在庫DB,ユーザの商品購入履歴に関する情報を記憶する履歴DB,商品の画面表示のためのメニューの情報(メニュー情報)を記憶したメニューDB,メニューで表わされる商品に類似した商品の情報を記憶した類似DBなどを備えた商品DBを有しており、また、制御部や画面生成部などを備えて、ユーザ端末機器1からの要求により、商品DB2bから所定の情報を取得して画面表示のための商品情報を作成し、ユーザ端末機器1に送信する。そして、ユーザが所望とする商品を選択してその商品の注文をすると、ユーザ端末機器1から注文情報がネットスーパー事業者2に送信され、このネットスーパー事業者2では、この注文情報が受注サーバ2cで受信される。これにより、ネットスーパー事業者2はユーザからの商品の注文を受注する。
クレジットカード会社3の決済サーバ3aや物流会社4の配送管理サーバ4aは、インターネットなどのネットワークを介して、ネットスーパー事業会社2の受注サーバ2cに接続されている。
ネットスーパー事業者2の受注サーバ2cは、ユーザ端末機器1から注文情報を受注すると、ユーザに関する情報や注文商品の値段などからなるクレジット情報をクレジット会社3の決済サーバ3aに送信する。決済サーバ3aは、このクレジット情報を基に、このユーザに対して注文した商品の決済をする。
ネットスーパー事業者2の受注サーバ2cは、ユーザ端末機器1から注文情報を受注すると、物流会社4の配送管理サーバ4aに配送先(商品を注文したユーザ)の情報やこの配送先への配送商品(受注した商品)に関する情報を送信する。配送管理サーバ4aがこの配送先・配送商品の情報を受信すると、物流会社4はこの配送商品を配送先に配送する。そして、この配送が行なわれると、配送管理サーバ4aから配送したことを連絡するための配送状況情報をネットスーパー事業者2の受信サーバ2cに送信する。ネットスーパー事業者2の受信サーバ2cがこの配送状況情報を受信すると、商品管理サーバ2が商品DB2bの履歴DBでのこのときのユーザの履歴情報を更新する。
次に、ユーザ端末機器1での本発明によるネットスーパーシステムにおける画面表示方法の実施形態を図面を用いて説明する。この実施形態による画面は、図1でのネットスーパー事業者2の商品管理サーバ2aからの商品情報を基に作成されるものであって、かかる画面の作成は、ネットスーパー事業者2での商品管理サーバ2aで作成されるようにしてもよいし、ユーザ端末機器1で作成されるようにしてもよい。
図2(a)は本発明によるネットスーパーシステムの一実施形態における画面表示方法によるトップ画面の一具体例を示す図であって、10aはトップ画面、11は商品表示エリア、12a〜12cは商品画像、13は紹介人画像、13aは吹き出し、14はチェックボタン、15は指定商品表示エリア、15aは指定画像保持部、16は操作エリア、16aは「ホーム」ボタン、16bは「献立」ボタン、16cは「履歴」ボタン、16dは「売り場」ボタン、16eは「買い物かご」アイコン、16e1は買い物個数表示、16fは「支払い」決定ボタン、17は操作エリア、17aはユーザ設定ボタン、17bは音声認識モードONボタン、17cは音声認識モードOFFボタン、17dは「キーワード」指定部、17eは「詳細検索」ボタン、18aは「新着順」指定ボタン、18bは「種類順」指定ボタンである。
同図において、ユーザ端末機器1(図1)で買い物のための所定の操作がなされると、立上り画面として図2(a)に示す買い物のためのトップ画面10aがこのユーザ端末機器1の表示画面1aに表示される。このトップ画面10aは、その縦方向に商品表示エリア11と指定商品表示エリア15と操作エリア16,17とに区分されている。
商品表示エリア11には、現在販売されている全ての商品を紹介するその商品毎の商品画像12が配置されて表示される。この商品画像12としては、ここでは、夏野菜スープカレーやオムライスなどの料理のレシピを紹介する「レシピ」紹介画像12a、味噌やふじりんご,キャベツなどの料理の素材を紹介する「料理素材」紹介画像12b、ティシューなどの日用品を紹介する「日用品」紹介画像12cなどとしており、このような商品画像12が、恰も川の流れに乗って流れるように、画面上横方向(以下、単に横方向という)にスクロールしている。そして、これら商品画像12で紹介される商品のうち、特に、顧客に強く紹介したいおすすめ商品があって、かかるおすすめ商品の商品画像12が商品表示エリア11に表示されると、この商品画像12にそのおすすめ商品を紹介している状態の紹介人画像13が、例えば、「残り物 活用!」といったメッセージの吹き出し13aとともに、表示される。また、各商品画像12には、チェックボタン14が設けられている。
指定商品表示エリア15には、複数の指定画像保持部15aが設けられており、商品表示エリア11で表示される商品画像12のいずれかのチェックボタン14がタッチ操作されると、この商品画像12が指定画像保持部15aの1つに保持され、この指定画像保持部15aに指定された商品画像12が表示される。
操作エリア16には、「ホーム」ボタン16aや「献立」ボタン16b,「履歴」ボタン16c,「売り場」ボタン16d,「買い物かご」アイコン16e,「支払い」決定ボタン16fが表示されている。かかる操作エリア16は、後述するいずれの画面でも設けられている。
「ホーム」ボタン16aは、トップ画面10aを表示させるための操作ボタンであって、このユーザ端末機器1の買い物案内の立上りでは、立上り画面としてこのトップ画面10aが表示されたときには、この、「ホーム」ボタン16aがタッチ操作された状態(この状態をハッチングで示す)にあるが、また、後述する他の画面でこの「ホーム」ボタン16aがタッチ操作されると、このトップ画面10aの表示状態に切り替えられる。
「献立」ボタン16bは献立を指定してその素材を購入できる画面を表示させるためのものであり、「履歴」ボタン16cは現在までの所定期間の商品の購入履歴を示す画面を表示させるためのものであり、「売り場」ボタン16dは現在売出し中の商品をその種類(ジャンル)別に示す画面を表示させるためのものである。
「買い物かご」アイコン16eは、操作ボタンではなく、購入する商品を溜めておく領域を示すものであって、かかる商品を手に取って買い物かごにいれる動作を想定しているものである。この「買い物かご」アイコン16eには、買い物商品の個数を表わす買い物個数表示部16e1が設けられている。商品表示エリア11内の買いたい所望の商品の商品画像12(チェックボタン14以外の部分)をタッチ操作すると、この商品が「買い物かご」アイコン16eの場所に移された(即ち、買い物かごに入れられた)ものとして、買い物個数表示部16e1での数値が値「1」だけインクリメントされる。また、指定商品表示エリア15の指定画像保持部15aに表示される指定された商品紹介画像をタッチ操作しても、この商品紹介画像の商品が買い物かごに入れられたものとして、買い物個数表示部16e1での数値が値「1」だけインクリメントされる。これにより、ユーザはどの程度買い物したかを確認することができる。
この場合、商品表示エリア11でタッチ操作された商品画像12は、例えば、ハッチングするなどして買い物かごに入れたものであることを表示するようにし、また、タッチ操作された商品紹介画像12の指定画像保持部15aは、この商品紹介画像12を消去するようにしてもよいが、例えば、ハッチングするなどして買い物かごに入れたものであることを表示するようにする。これにより、買い物かごに入れた商品を容易に確認することができる。
「支払い」決定ボタン16fは、買い物が終わって支払いをする場合にタッチ操作されるものであって、この「支払い」決定ボタン16fがタッチ操作されると、「買い物かご」アイコン16eで買い物かごに入れられた商品についての注文情報が作成され、図1に示すように、ネットスーパー事業者2の受注サーバー2cに送信される。
操作エリア17には、このシステムを利用するユーザに関する情報を設定するための「ユーザプロフィール」設定ボタン17aと、音声認識モードを設定するための「音声認識モードON」ボタン17bと、音声認識モードを解除するための「音声認識モードOFF」ボタン17cと、買うものを文字や音声のキーワードとして指定することができる「キーワード」指定部17dと、商品の絞り込みを行なうことができる「詳細検索」ボタン17eとが設けられている。
さらに、商品表示エリア11には、「新着順」指定ボタン18aと「種類順」指定ボタン18bとが設けられている。「新着順」指定ボタン18aは商品表示エリア11に表示される。「新着順」指定ボタン18aは、商品表示エリアに表示される商品画像12が商品の新着順に表示させるためのものであり、トップ画面10aでは、かかる表示状態を示すものであって、この「新着順」指定ボタン18aが、例えば、ハッチングや明るく表示されたフォーカス状態にある。これに対して、「種類順」指定ボタン18bは、表示する商品画像12を商品の種類別に示すトップ画面を表示させるものである。
図2(b)は図2(a)に示すトップ画面10aで「種類順」指定ボタン18bがタッチ操作されたときに表示される商品の種類別に商品画像12を表示するかかるトップ画面の一具体例を示す図であって、10bはトップ画面、13b,13cはジャンル(商品の種別)画像であり、図2(a)に該当する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、このトップ画面10bでは、商品表示エリア11において、商品画像12が商品の種類毎にまとめられ、同じ種類の商品のまとまり毎に、例えば、「残り物活用」,「おすすめレシピ」といったような商品の種類を表わすジャンル画像13b,13cが、スクロールしながら、表示される。また、かかるトップ画面10bでは、「種類順」指定ボタン18bがフォーカスされ、「新着順」指定ボタン18aがフォーカスが解除されている。かかるトップ画面10bで「新着順」指定ボタン18aがタッチ操作されると、図2(a)に示す新着順に商品画像12が表示されるトップ画面10aの表示に切り替わる。
このようにして、この実施形態では、商品画像12の配列表示の仕方を切り替えることができ、ユーザは商品を選びやすい表示方法を選択することができる。
なお、このトップ画面10bにおいて、「ホーム」ボタン16aがタッチ操作されると、立上り画面である図2(a)に示すトップ画面10aの表示に切り替わる。
また、図2(b)では、省略しているが、各商品画像12には、当該商品の数量や値段なども記載されている。
ところで、図2(a),(b)に示すトップ画面10a,10bにおいては、表示される商品画像12にその商品の数量や値段が記載されているが、かかる数量は、このトップ画面10a,10bを表示しているユーザ端末機器1(図1)を使用しているユーザの家族構成などに応じて決められているものであり、ネットスーパー事業者2の商品管理サーバ2aの商品DB2bでの顧客DBを基に設定されているものである。従って、ユーザ毎にその家族構成に応じた数量の商品画像が表示されることになる。このことは、後述する画面についても、同様である。トップ画面10aでの商品「千葉県のキャベツ」の商品画像12bについてみると、その数量は「1個」としているが、これはユーザの家族構成などからして、かかるキャベツは1個購入すれば充分であることによるものである。このように、ユーザ毎にその家族構成などの情報に応じて表示される商品画像12での商品の数量が設定されるものであるから、かかる商品を購入するユーザとしては、商品の数量までも考慮することなく、商品画像12を指定操作するという簡単な操作でもって購入する商品を決めることができる。
そこで、物流会社4が注文があったユーザに注文商品を配送するためと、商品画像12での販売商品の数量を家族構成などに応じて決めるために、このネットスーパーシステムでは、これを利用するためのシステムへの加入時に、ユーザはそのプロフィール(家族構成に関する情報)の設定を行なう。かかるユーザプロフィールの設定は、トップ画面10a,10bでのユーザ設定ボタン17aをタッチ操作することにより、行なうことができる。
図3はユーザ端末機器1(図1)に表示されるかかるユーザプロフィール設定画面の一具体例を示す図であって、19はユーザプロフィール設定画面、19aは「住所」欄、19bは「家族構成」欄、19cは家族追加ボタンであり、図2(a),(b)に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、このユーザプロフィール設定画面19には、「住所」欄19aと「家族構成」欄19bと家族追加ボタン19cとが設けられている。かかる欄19a,19bには、ユーザ端末機器1のキーボードなどを操作して必要な情報が入力されるが、「家族構成」欄19bでは、家族構成員の性別,年齢とともに、嫌いな商品やアレルギーが出る商品などを家族構成員毎に入力することができる。また、各家族構成員の氏名も入力することができるが、注文商品の配送先を明確にするために、このネットスーパーシステムのサービスを受けるために加入の申込みをする家族構成員に対してのみ、氏名を入力し、他の家族構成員については、夫,妻,子といったような申込み本人に対する続柄を入力するようにしてもよい。さらに、「家族構成」欄19bは、家族追加ボタン19cがタッチ操作される毎に1つずつ追加されていき、これにより、家族構成員全員を入力することができる。
「住所」欄19aと「家族構成員」欄19bの全ての入力が終了し、「送る」ボタン19dがタッチ操作されると、このユーザプロフィール情報が顧客情報としてネットスーパー事業者2(図1)に送信される。ネットスーパー事業者2では、この顧客情報が商品管理サーバ2aの商品DB2bに顧客DBとして格納される。
なお、かかるユーザプロフィール設定画面19は、後述する他の画面の表示状態のときにも、表示させることができ、このため、これら画面にも、プロフィール設定ボタン17a(図2(a),(b))が設けられている。これにより、例えば、住所や家族構成が変更したときなどでは、このプロフィール設定ボタン17aを表示されて新たな住所や家族構成を入力することにより、ユーザプロィールを更新することができる。新たに入力されたユーザプロフィール情報は、ネットスーパー事業者2の商品管理サーバ2aの商品DB2bでこれまでの顧客DBを更新する。
また、ユーザプロフィール設定画面19で「戻る」ボタン19eがタッチ操作されると、1つ前の画面の表示状態に戻る。
次に、図2(a),(b)に示すトップ画面10a,10bでの操作エリア16の「献立」ボタン16bがタッチ操作されたときに表示される献立画面について説明する。
図4(a)は図2における操作エリア16の「献立」ボタン16bがタッチ操作されたときに最初に表示される献立メニュー画面の一具体例を示す図であって、20aは献立メニュ画面、21は献立一覧メニュー、22,22a〜22gは献立欄であり、図2(a),(b)に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、図2(a),(b)に示すトップ画面10a,10bでの操作エリア16の「献立」ボタン16bがタッチ操作されると、第1階層の献立画面としての図示する献立メニュー画面20aが表示される。この献立メニュー画面20aでは、その商品表示エリア11に各献立を示す献立欄22、例えば、「ごはんもの」の献立欄22aや「麺・パスタ」の献立欄22b,「おかず」の献立欄22c,「サラダ」の献立欄22d,「汁物・スープ」の献立欄22e,「お弁当」の献立欄22f,「ソース・ドレッシング」の献立欄22gを示す献立一覧メニュー21が表示される。
なお、献立メニュー画面20aでは、操作エリア16での「献立」ボタン16bがフォーカスされて選択状態にある。また、商品表示エリア11で表示可能な個数を越える献立欄22がある場合には、ユーザが指先で献立一覧メニュー21の部分をタッチして献立欄22の配列方向(ここでは、上下方向)に掃う操作(フリック操作)を行なうことにより、献立一覧メニュー21が上下にスクロールしてこれまで表示されていなかった献立欄21を表示させることができる。
かかる献立一覧メニュー21の中で希望する献立があって、ユーザがその献立欄22をタッチ操作をすると、このタッチ操作された献立欄22に対する次の階層の、即ち、第2階層の献立画面としての詳細献立一覧画面が表示される。ここで、詳細献立とは、献立メニュー画面20aでの献立欄22に記載の献立の下位階層の詳細を言うものである。
図4(b)はかかる詳細献立一覧画面の一具体例を示す図であって、20bは詳細献立一覧画面、23は詳細献立配列欄、24は詳細献立範囲指定マーカ、25は詳細献立範囲欄、26は料理列配列欄、28R,28Lはスクロールボタン、29aは「人気順」ボタン、29bは「値段順」ボタンであり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、詳細献立一覧画面20bは、一例として、図4(a)に示す献立メニュー画面20aで「ごはんもの」の献立欄22aをタッチ操作して選択した場合に表示される画面であって、商品表示エリア11に、上から順に、詳細献立配列欄23,詳細献立範囲指定マーカ24,詳細献立範囲欄25、料理配列欄26が表示される。
詳細献立配列欄23には、「ごはんもの」の献立の詳細献立として、ここでは、「カレー」,「オムライス」,「すし」,「どんぶり」,「炒めご飯」,「炊き込みご飯」及び「リゾット雑煮」といった詳細献立が配列されており、これら詳細献立のうち、詳細献立範囲指定マーカ24が指定する範囲内の詳細献立に属する料理一覧が料理配列欄26に表示されている。ここで、詳細献立範囲指定マーカ24が詳細献立配列欄23での詳細献立「カレー」から「オムライス」までにわたる範囲を指定しているものとすると、詳細献立範囲欄25によって料理配列欄26で詳細献立「カレー」の領域と詳細献立「オムライス」の領域とに区分され、詳細献立「カレー」の領域では、詳細献立「カレー」の料理としての、例えば、「野菜カレー」,「リンゴとはちみつのカレー」,「こってりカツカレー」,「ヘルシー豆腐ドライカレー」,「インド風ナンカレー」を表わす料理画像27が配列されて表示され、さらに、詳細献立「オムライス」の領域では、詳細献立「オムライス」の料理としての、例えば、「定番チキンオムライス」,「オムハヤシ」,「たっぷり卵のオムライス」,「簡単!おいしいオムライス」を表わす料理画像27が配列されて表示される。
詳細献立範囲指定マーカ24は、タッチ操作により、詳細献立配列欄23での詳細献立の配列方向に移動させることにより、この移動により、詳細献立範囲指定マーカ24端呈する範囲が変化することになって、詳細献立範囲欄25に表示される詳細献立が変化し、料理配列欄26に配列される料理画像27が入れ替わることになる。従って、ユーザは、詳細献立範囲指定マーカ24を移動操作することにより、料理配列欄26に所望とする詳細献立の各種料理画像27を表示させることができる。
なお、料理配列欄26の右辺部には、右方スクロールボタン28Rが、左辺部には、左法スクロールボタン28Lが夫々設けられており、これらスクロールボタン28R,28Lをタッチ操作することにより、料理配列欄26での料理画像27の列を右方または左方にスクロールさせることもできる。このようにして、料理画像27の配列がスクロールする場合には、詳細献立範囲指定マーカ24も料理画像27の配列のスクロール方向と同方向に移動し、詳細献立範囲指定マーカ24が指定する詳細献立の範囲と詳細献立範囲欄25での詳細献立の範囲とが対応するようにする。
また、料理配列欄26での詳細献立毎の料理画像27の配列方法としては、「人気順」ボタン29a,「値段順」ボタン29bの操作によって切り替えることができる。「人気順」ボタン29aが選択された場合には(図示する状態はこの状態を示しており、このため、この「人気順」ボタン29aがフォーカスされている)、各詳細献立毎の料理画像27は人気順(売上げが多い順)に表示され、「値段順」ボタン29bが選択された場合には(この場合には、「値段順」ボタン29bがフォーカスされる)、各詳細献立毎の料理画像27は値段が安い順、もしくは値段が高い順に表示される。
かかる詳細献立一覧画面20bの料理配列欄26の中で希望する料理があって、ユーザがその料理画像27をタッチ操作をすると、このタッチ操作された料理画像27に対する次の階層の、即ち、第3階層の献立画面としての素材を表わす料理素材一覧画面が表示される。ここで、料理素材とは、詳細献立一覧画面20bでの料理配列欄26に表示される料理のの下位階層の素材を言うものである。
図4(c)はかかる料理素材一覧画面の一具体例を示す図であって、20cは料理素材一覧画面、30は素材配列欄、31は素材画像、31aは素材情報、31bは状況変更ボタン、32は料理見出し欄、32aは料理情報、32bは「今すぐ買う」ボタン、33は「戻る」ボタンであり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、料理素材一覧画面20cは、一例として、図4(b)に示す詳細献立一覧画面20bで「リンゴとはちみつのカレー」の料理画像27をタッチ操作して選択した場合に表示される画面であって、商品表示エリア11に、素材配列欄30と料理見出し欄32とが表示される。
料理見出し欄32には、選択された料理の名称(この場合、「リンゴとはちみつのカレー」)や素材の品数「8品」,この料理の素材全部を購入した場合の値段「1.858円」などの料理情報32aが表示されるとともに、「今すぐ買う」ボタン32bが設けられている。
素材配列欄30には、この選択された料理の素材を表わす素材画像31が配列されて表示されている。夫々の素材画像31では、素材の名称や値段などの素材に関する素材情報31aや素材の買う,買わないの状況を変更するための状況変更ボタン31bが設けられている。この素材配列欄30のデフォルトでは、これら素材はセットで購入することを想定しているので、全ての素材画像31で「買う」状態を初期値としており、状況変更ボタン31bは「買わない」状況に変更するための表示がされている。
かかる料理素材一覧画面20cにおいて、料理見出し欄32での「今すぐ買う」ボタン32bがタッチ操作されると、この料理「リンゴとはちみつのカレー」での素材が全て買われることになり、この料理の全ての素材についての注文情報がネットスーパー事業者2の受注サーバ2c(図1)に送信される。これにより、ユーザはこの料理についての素材の宅配サービスを受けることができる。
また、例えば、料理素材一覧画面20cの料理の素材のうち、いずれかの素材の予備があり、全ての素材については必要でない場合には、不要な素材の状況変更ボタン31bをタッチ操作することにより、不要な素材について「買わない」状況に変更し、この状況で「今直ぐ買う」ボタン32bをタッチ操作することにより、不要な素材を除いた素材を購入することができる。
なお、商品表示エリア11に設けられた「戻る」ボタン33がタッチ操作されると、1つ前の図4(b)に示す詳細献立一覧画面20bの表示状態に戻る。
図4(d)は図4(c)に示す料理素材一覧画面20cで不要な素材が選択された時の料理素材一覧画面を示す図であって、311,312は素材画像、31b1,31b2は状況変更ボタンであり、図4(c)に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、料理素材一覧画面20cでは、素材画像311,312が不要な素材としてタッチ操作された状態を示している。これら素材画像311,312は、ハッチングなどによって他の素材画像31bと区別される表示がなされているとともに、その状況変更ボタン31b1,31b2では、「買う」という表示がなされている。
そして、料理見出し欄32の料理情報32aは、不要な素材として選択されたこれらの素材を除いた素材の品数「6品」,この6品の素材を購入した場合の値段「1,452円」の表示となる。
この状態で、料理見出し欄32での「今直ぐ買う」ボタン32bがタッチ操作されると、この料理「リンゴとはちみつのカレー」の素材のうち「千葉産 にんじん」と「カレースパイスセット」を除く6品が買われることになり、これに伴って「買物かご」アイコン16eの買物個数表示16e1の個数が更新される。
このように、料理素材一覧画面20cでは、選択された料理に必要な素材を全て買う状態を初期状態として示し、不要な食材だけを「買わない」状況に変更して一括して購入操作ができるので、その料理に使用し、かつ、購入が必要な素材を素早く選択して購入することができる。また、初期状態として必要な素材を全て表示することにより、素材の買い忘れを防止することができる。
かかる状態で購入を注文する場合には、「支払い」決定ボタン16fをタッチ操作すればよい。これにより、かかる素材についての注文情報がネットスーパー事業者2の受注サーバ2c(図1)に送信される。これにより、ユーザはこの料理についての素材の宅配サービスを受けることができる。
このように、料理素材一覧画面20cでは、選択された料理に必要な素材を全て買う状態を初期状態として示し、不要な食材だけを「買わない」状況に変更して一括購入操作ができるので、その料理に使用し、かつ、購入が必要な素材を素早く選択して購入することができる。また、初期状態として必要な素材を全て表示することにより、素材の買い忘れを防止することができる。
さらに、図4(a)〜(d)に示す画面20a〜20dで「ホーム」ボタン16aがタッチ操作されると、図2(a)に示すトップ画面10aの表示状態に切り替わる。
さらにまた、商品表示エリア11に設けられた「戻る」ボタン32がタッチ操作されると、1つ前の図4(c)に示す料理素材一覧画面20cの表示状態に戻る。
以上のように、この実施形態では、献立を選択することにより、ユーザが献立から必要とする料理の素材を選択して購入することができる。
次に、図2(a),(b)に示すトップ画面10a,10bでの操作エリア16の「履歴」ボタン16cがタッチ操作されたときに表示される履歴画面について説明する。
図5(a)は図2における操作エリア16の「履歴」ボタン16cがタッチ操作されたときに最初に表示される履歴画面の一具体例を示す図であって、40aは履歴画面、41は期間長指定ボタン、42は買いもの日表示欄、43はカレンダ、44は買いもの日表示マーカ、45は現在日表示マーカ、46は表示指定マーカ、47は期間変更ボタン、48は商品画像配列欄、49は商品画像、49aは商品情報、49bは現状表示欄、49cは買い物指示ボタン、49dは商品検索ボタン、50は絞り込み状況表示部であり、前出図面に対応する部分に同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、図2(a),(b)に示すトップ画面10a,10bでの操作エリア16の「履歴」ボタン16cがタッチ操作されると、図示する履歴画面40aが表示される。この履歴画面40aでは、その商品表示エリア11に買い物日表示欄42と商品画像配列欄48とが表示される。買い物日表示欄42では、指定された期間でのユーザが買い物した日にちが表示され、商品画像配列欄48では、買い物日表示欄42で指定される買い物した日にちでの買い物した商品の商品画像が表示される。
買い物日表示欄42では、期間指定ボタン47で指定された期間のカレンダ43が表示され、このカレンダ43上で買い物した日にちに買い物日表示マーカ44が付加されているとともに、現在の日にち(即ち、今日)の日付に現在日表示マーカ45が付されている。期間指定ボタン41は、複数の期間を選択できるものであって、例えば、「1ヶ月」,「3ヶ月」,「6ヶ月」の3種の期間を選択できるものとしており、ここでは、そのうちの「1ヶ月」が選択された状態にあるものとする。このため、カレンダ43は1ヶ月の期間(ここでは、2011年4月としている)を表わしており、現在の日にちを4月27日、この1ヶ月館での買い物があった日にちを、例えば、4月3日,9日,16日,17日,22日,26日としている。なお、期間変更ボタン47をタッチ操作することにより、期間長指定ボタン41で指定された期間長の期間を、例えば、2011年4月から2011年3月というように、変更させることができる。
商品画像配列欄48では、指定された日にちでの買い物商品の商品画像49が配列されて表示されるが、この日にちの指定は買い物日表示欄42でカレンダ43にそって表示される表示指定マーカ46によって指定される。ここでは、2011年4月26日がこの表示指定マーカ46で指定されているので、商品画像配列欄48には、この4月26日に購入した商品の商品画像49が配列されて表示される。
なお、表示指定マーカ46はタッチ操作によってカレンダ43にそって移動させることができ、これにより、商品画像配列欄48に商品画像49の配列を表示させる日にちを変更させることができる。但し、表示指定マーカ46がカレンダ43での買いもの日表示マーカ44が付加されていない日にちに位置設定されたときには、その日は買いものをしていないので、商品画像配列欄48には、商品画像49は表示されない。
なお、ここでは、商品の絞り込みが行なわれていないものとしており、この場合には、商品画像配列欄48でこれまで注文された商品の商品画像49が表示されている。このような場合には、絞り込み状況表示部50では、「すべて表示」という文字情報が表示される。
商品画像49には、商品名や数量,値段などを示す商品情報49aとその商品の現在の状況(在庫の有無や在庫があれば、本日の値段)を示す現状表示欄49bとが表示されている。この現状表示欄49bでは、在庫があって、買い物ができる商品に対しては、本日の値段を表わす情報とともに、購入をしていするための買い物指示ボタン49cが表示され、在庫がなくて買い物ができない商品に対しては、「在庫なし」とのメッセージとともに、表品検索ボタン49dが表示される。そこで、在庫がある商品に対して、その商品画像49での買い物指示ボタン49cがタッチ操作されると、その商品画像49の商品が「買い物かご」アイコン16eで表わされる買い物かごに入れられた状態になり、これに伴って「買い物かご」アイコン16eの買い物個数表示16e1の個数が更新される。また、在庫がない商品に対して、その商品画像49の商品検索ボタン49dがタッチ操作されると、この商品に関連する商品に絞り込む商品絞り込み検索画面が表示される。
図5(b)は図5(a)における在庫なしの商品画像49の商品検索ボタン49dがタッチ操作されたときに表示される商品絞り込み検索画面の一具体例を示す図であって、40bは商品絞り込み検索画面、52,52a〜52dは検索事項欄、53はプルダウンボタン、54は「絞り込み」ボタンであり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、商品絞り込み検索画面40bには、商品の種類を絞り込むための検索項目欄52aと値段を絞り込むための検索項目欄52bと商品の産地を絞り込むための検索項目欄52cと商品入力欄52dとが設けられており、検索項目欄52a〜52cには夫々、プルダウンボタン53が設けられている。
図5(a)に示す履歴画面40aで在庫なしの商品画像49の商品検索ボタン49dがタッチ操作されてこの商品絞り込み検索画面40bが表示されたデフォルトでは、この商品検索ボタン49dがタッチ操作された商品画像49の商品の種類が「肉類」であることから、検索項目欄52aに、商品の種類として、「肉類」が表示され、検索画面52bには、値段として、「指定しない」が表示され、検索項目欄52cには、産地として、「指定しない」が表示される。
各検索項目欄52a〜52bには、プルダウンボタン53が設けられており、このプルダウンボタン53をタッチ操作することにより、メニューが表示される。検索項目欄52aに対しては、そのプルダウンボタン53がタッチ操作されることにより、肉類や野菜などといった商品の種類のメニュー(図示せず)が表示され、このメニューで所望とする商品の種類をタッチ操作して選択することにより、検索項目欄52aがこの選択された商品の種類に更新される。検索項目欄52b,52cについても同様であり、プルダウンボタン53がタッチ操作されると、検索項目欄52bでは、値段の範囲を絞り込むように更新され、検索項目欄52cでは、産地を絞り込むように更新される。
検索項目欄52dでは、商品の種類などをさらに絞り込むことができるようにしたものであって、図示するように、「豚肉」を入力することにより、検索対象として、「肉類」とする商品の種類のうちで「豚肉」に絞り込まれることになる。
検索項目欄52a〜52cでの検索条件の設定を終了し、さらに、必要ならば、検索項目52dでの検索条件の入力を終了し、「絞り込み」ボタン54がタッチ操作されると、この検索条件がユーザ端末機器1からネットスーパー事業者2の商品管理サーバ2a(図1)に送信される。この商品管理サーバ2aでは、商品DB2bの在庫DBからこの検索条件に該当する在庫の商品が検索され、その検索結果がユーザ端末機器1に送信される。ユーザ端末機器1では、この検索結果を受信し、検索項目に該当する商品の商品画像の一覧画面が表示される。この一覧から、ユーザは希望する商品の商品画像をタッチ操作で選択することにより、この商品を購入することができる。この商品画像の一覧画面でも、「戻る」ボタンが設けられており、これをタッチ操作すると、図5(a)に示す履歴画面40aの表示状態に戻る。
このような過去に購入した商品の検索は、「詳細検索」ボタン17eと「キーワード」指定部17dとを用いることにより、実行することができる。
図6(a)は「詳細検索」ボタン17eのタッチ操作によって表示される商品絞り込み検索画面の一具体例を示す図であって、40cは商品絞り込み検索画面であり、図5(b)に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
例えば、図5(a)に示す履歴画面40aで必要な製品が見当らない場合、その「詳細検索」ボタン17eをタッチ操作すると、図6(a)に示す商品絞り込み検索画面40cが表示される。この商品絞り込み検索画面40cは図5(b)に示す商品絞り込み検索画面40cと同様のものであって、プルダウンボタン53の操作により、検索項目欄52a〜52cの検索項目を夫々設定することができる。ここでは、商品の検索項目欄52aには、プルダウンボタン53の操作により、商品の種類「野菜」が設定され、値段や産地の検索項目欄52b,52cでは夫々、デフォルトの「指定しない」が設定されているものとする。また、商品入力欄52dには、「キーワード」指定部17dを操作して所望とする野菜に関するキーワードを入力することができる。図5(b)に示す商品絞り込み検索画面40bでは、商品入力欄52dで入力されたキーワードを「豚肉」としている。図5(b)に示す商品絞り込み検索画面40bにおいては、かかるキーワードをキーボードなどの操作によって入力したものとしたが、「キーワード」指定部17dを操作して入力することもできる。
なお、「キーワード」指定部17dを操作して入力できるキーワードとしては、商品絞り込み検索画面40a,40bでの商品の種類の検索項目欄52aで設定された商品の種類に応じたキーワードを選択可能とするものであり、図5(b)に示す商品絞り込み検索画面40aが表示されている状態で「キーワード」指定部17dが操作された場合には、その商品入力欄52aに「肉類」が設定されているものであるから、「キーワード」指定部17dで設定できるキーワードはこの「肉類」に関するものである。また、図6(a)に示す商品絞り込み検索画面40cが表示されている状態で「キーワード」指定部17dが操作された場合には、その商品入力欄52aに「野菜」が設定されているものであるから、「キーワード」指定部17dで設定できるキーワードはこの「野菜」に関するものである。
図6(a)に示す商品絞り込み検索画面40cで「絞り込み」ボタン54がタッチ操作されると、図5(b)に示す商品絞り込み検索画面40bの場合と同様、商品絞り込み検索画面40cでの検索項目による検索結果を示す商品の商品画像一覧の画面が表示される。
図6(b)はかかる商品画像一覧を示す履歴画面の一具体例を示す図であって、40dは履歴画面であり、図5(a)などの前出画面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、この履歴画面40dでは、図5(a)に示す履歴画面40aと同様の表示が行なわれるが、図6(a)に示す商品絞り込み検索画面40cで商品の種類が「野菜」に絞り込まれたので、商品画像配列欄48には、期間指定ボタン41で指定された期間で注文した野菜の商品画像49が配列されて表示され、これとともに、絞り込み状況表示部50では、絞り込まれた商品の種類、即ち、「種類:野菜」という文字情報が表示される。
また、表示指示マーカ46は、タッチして移動させることができるが、両手の指先でこの表示指示マーカ46の両端部にタッチし、これら指先を互いに反対方向に移動させることにより、この表示指示マーカ46の長さを変化させることができる。図示する例では、この表示指示マーカ46を伸ばして過去の買い物日である4月17日から4月26日に掛かるようにしており、この場合には、商品画像配列欄48には、この4月17日に購入した商品の商品画像49と4月26日に購入した商品の商品画像49とが表示される。
そこで、配列表示されるかかる商品画像49の中から希望する商品の商品画像49をタッチすると、それが「買い物かご」アイコン16eの買い物かごに入れられた状態となる。
なお、図6(b)に示す履歴画面40dで「詳細検索」ボタン17eをタッチ操作すると、図6(a)に示す商品絞り込み検索画面40cが表示される状態に戻る。この商品絞り込み検索画面40cは履歴画面40dを表示させるための画面であって、商品の種類が「野菜」に絞り込まれたこの履歴画面40dの1つ前に表示されていたものである。この商品絞り込み検索画面40cで検索項目欄52aの設定されている「野菜」を解除して「指定せず」に設定し、「絞り込み」ボタン54をタッチ操作すると、商品の種類の絞り込みがなされない図5(a)に示す履歴画面40aが表示される状態となる。
このようにして、この実施形態では、過去に買い物した履歴情報の画面から所望とする商品を選択して注文することができ、買いたい商品の選択画より容易となる。
次に、図2(a),(b)に示すトップ画面10a,10bなどでの操作エリア16の「売り場」ボタン16dがタッチ操作されたときに表示される売り場画面について説明する。
図7(a)は図2(a),(b)などにおける操作エリア16の「売り場」ボタン16dがタッチ操作されたときに表示される売り場画面の一具体例を示す図であって、29cは「種類順」指定ボタン、60aは売り場画面、61は商品の種類(カテゴリ)表示欄、62はカテゴリ指定マーカであり、図5(a),図6(a)に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
前出の各画面での「売り場」ボタン16dがタッチ操作されると、図7(a)に示す売り場画面60aが表示される。この売り場画面60aには、商品の各種類がカテゴリとして配列表示される商品の種類表示欄61と商品画像65が配列されて表示される商品画像配列欄48とが設けられ、これら種類表示欄61と商品画像配列欄48との間にカテゴリ指定マーカ62や「人気順」指定ボタン29a,「値段順」指定ボタン29b,「種類順」指定ボタン29cが表示される。
種類表示欄61では、「特売」,「果物」,「野菜」,「魚類」,「肉類」,……といったような商品の種類(カテゴリ)が文字で表わされて配列表示されており、そのうちの商品画像配列欄48で商品画像49を表示する必要があるカテゴリをカテゴリ指定マーカ62によって指定することができる。このカテゴリ指定マーカ62はタッチして商品の種類の配列に沿って移動させることができ、これにより、商品画像配列欄48で商品画像49を表示させるカテゴリを変更させることができる。図示した状態は、カテゴリ指定マーカ62で商品の種類「特売」,「果物」が指定されており、これにより、商品画像配列欄48で商品の種類「特売」,「果物」の商品画像49が表示されている状態を示している。
「種類順」指定ボタン29cは、商品画像配列欄48で商品画像49を商品の種類順に表示させるためのものであり、図示した例では、商品の種類「特売」の商品画像49が表示され、その後(右側)に商品の種類「果物」の商品画像49が表示されている状態を示している。商品画像配列欄48で商品画像49が表示される商品の種類の順序は種類表示欄61での商品の種類の配列順序と同じであり、図示した状態でスクロールボタン28Lをタッチ操作すると、商品画像49の配列は左方にスクロールし、商品画像配列欄48の右端から商品の種類「果物」の商品画像49の配列に続いて、商品の種類「野菜」,「魚類」,「肉類」,……の順に商品画像49の配列が現われてくる。また、この場合には、このスクロールとともに、これに合わせてカテゴリ指定マーカ62も移動する。
なお、「人気順」指定ボタン29aは、商品画像配列欄48で商品の種類毎に商品画像49を人気がある順に配列させるものであり、「値段順」指定ボタン29bは、商品画像配列欄48で商品の種類毎に商品画像49を値段の安い順に配列するものである。
図7(b)はユーザ端末機器1が携帯端末であって、表示画面1aが横長となった状態から向きを変えて表示画面1aが縦長となる状態に変更したときの売り場画面の一具体例を示す図であって、10’aはトップ画面、60’aは売り場画面、70は売り場画面であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
ユーザ端末機器1を携帯端末1とした場合、その表示画面1aが横長となるように、携帯端末1を持っている場合には、これまで示した各画面は図示したように表示され、従って、図7(a)に示す売り場画面6aが図示する状態で表示される。この携帯端末1の表示画面1aに図7(a)に示す売り場画面60aが表示されている状態でこの携帯端末1をその表示画面1aが縦長となるように持ち替えて向きを変えると、携帯端末機器1の姿勢が変化したことが商品管理サーバ2aに通知され、商品管理サーバ2aの画面生成部で縦長の表示画面用にレイアウト変更された画面が生成されてユーザ端末機器1に送信される。その表示画面1aには、図7(b)に示す売り場画面70が表示される。
この売り場画面70は、表示画面1aが上下2つのエリアに区分され、例えば、上側の表示エリアに図2(a)に示すトップ画面10aと同様の現在販売されている全ての商品の商品画像が配列されながらスクロールして表示されるトップ画面10’aが表示され、下側の表示エリアに図7(a)に示す売り場画面60aと同様の売り場画面60’aが表示される。そして、トップ画面10’aの上側に操作エリア17が設けられ、売り場画面60’aの下側に操作エリア16が設けられている。また、売り場画面60’aでの商品の種類(カテゴリ)表示欄61では、夫々のカテゴリが代表となる商品の画像で表示される。
なお、これとは逆に、トップ画面10’aが下側の表示エリアに、売り場画面60’aが上側の表示エリアに夫々表示されるようにしてもよい。
売り場画面70では、トップ画面10’aを図2(a)に示すトップ画面10aと同様に取り扱うことができ、また、売り場画面60’aを図7(a)に示す売り場画面60aと同様に取り扱うことができる。また、トップ画面10’aで商品画像12をタッチ操作すると、その商品が「買い物かご」アイコン16eで表わされる買い物かごに入れられることになり、また、売り場画面60’aで商品画像49の買い物指示ボタン49cをタッチ操作すると、その商品が「買い物かご」アイコン16eで表わされる買い物かごに入れられることになる。即ち、トップ画面10’aででも、また、売り場画面60’aででも、商品の買い物をすることができる。
ここでは、図7(a)に示す売り場画面60aが表示されている場合について説明したが、図4(b)〜図4(d),図5(a),図6(b)に示す画面が表示されている場合も、携帯端末1をその表示画面が縦長となるようにした場合、同様である。
図8(a)は図7(a)に示す売り場画面60aが表示された状態で音声認識モードONボタン17bがタッチ操作されたときの売り場画面の一具体例を示す図であって、60bは売り場画面であり、図7(a)に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
図7(a)に示す売り場画面60aなどの上記各画面が表示されているときには、通常、音声認識モードがOFFの状態(設定解除状態)にあるが、例えば、図7(a)に示す売り場画面60aが表示された状態で音声認識モードONボタン17bがタッチ操作されると、図8(a)に示す売り場画面60bの表示状態となり、音声認識モードが設定される。
この音声認識モードのON状態(設定状態)では、この売り場画面60bに表示されている文字情報をユーザが声を出して読むと、ユーザ端末1(携帯端末の場合も含む)はその音声を検出し、その音声内容を認識する。そして、その認識結果、音声内容が売り場画面60bに表示される予め決められた文字情報を表わしているときには、この文字情報を認識してこの文字情報に応じた動作を実行する。
ここで、このように音声認識される文字情報としては、売り場画面60bで、例えば、特定の色で色付け表示されているなど、特定の状態で表示されているものである。かかる文字情報としては、縦破線で示す文字情報であり、具体的には、商品の種類(カテゴリ)表示欄61での各商品の種類(カテゴリ)の名称、「人気順」指定ボタン29aや「値段順」指定ボタン29b,「種類順」指定ボタン29cでの文字「人気順」,「値段順」,「種類順」、商品画像49での「りんご」,「キャベツ」,「鶏」などといった商品名、「キーワード」指定部17dや「詳細検索」ボタン17eでの文字「詳細検索」,「キーワード」などである。
そこで、例えば、商品の種類(カテゴリ)表示欄61のカテゴリ「特売」を「とくばい」と読み上げると、商品画像配列欄48に商品の種類が「特売」の商品画像49の配列が表示される。このとき、「種類順」指定ボタン29cの名称を「種類順」と読み上げると、商品画像配列欄48に表示されるカテゴリ「特売」の商品画像49が種類順に配列される。そして、所望の商品の商品画像49の商品情報49aでの商品名を、例えば、「りんご」と読み上げると、青森産ふじりんごについて、「買い物かご」アイコン16eで表わされる買い物かごに入れられる。
また、「詳細検索」ボタン17eでの文字「詳細検索」を「しょうさいけんさく」と読み上げると、図6(a)に示すような商品絞り込み検索画面40cが表示され、「キーワード」指定部17dでの文字「キーワード」を「きーわーど」と読み上げることにより、この商品絞り込み検索画面40cでキーワードを設定できる状態となる。この商品絞り込み検索画面40cでも、音声入力が可能であり、例えば、「種類」の検索項目欄52aについて、「しゅるい」と読み上げると、そのプルダウンボタン53がタッチ操作されたのと同じ状態となって商品の種類を音声で選択することができる。そして、「絞り込み」ボタン54について、「しぼりこみ」と読み上げると、絞り込みの検索が行なわれ、図6(b)に示す画面40aと同様の画面が表示されることになる。この画面も音声入力が可能であり、つまりは、音声認識モードが設定されたときには、表示される全ての画面について、音声入力による画面操作が可能となるものである。
図8(b)は図7(a)に示す売り場画面60aが表示された状態で音声認識モードONボタン17bがタッチ操作されたときの売り場画面の他の具体例を示す図であって、60cは売り場画面であり、図8(a)に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、この売り場画面60bでは、音声入力で操作の対象となるものに番号を付加し、操作を希望する対象物の番号を読み上げることにより、この対象物に対する所定の動作を行なわせるものである。
ここでは、操作エリア16の「ユーザプロフィール」設定ボタン17a,音声認識モードONボタン17b,音声認識モードOFFボタン17c,「キーワード」指定部17d,「詳細検索」ボタン17eには、その順に番号「1」,「2」,「3」,「4」が付加されており、また、操作エリア16の「ホーム」ボタン16a,「献立」ボタン16b,「履歴」ボタン16c,「売り場」ボタン16d,「買い物かご」アイコン16e,「支払い」決定ボタン16fには、その順に番号「5」,「6」,「7」,「8」,「9」,「10」が付加されており、「人気順」指定ボタン29a,「値段順」指定ボタン29b,「種類順」指定ボタン29c,「色で探す」ボタン63には、その順に番号「30」,「31」,「32」,「33」が付加されており、28R,28L スクロールボタン28R,28Lには夫々、番号「34」,「43」が付加されている。
そこで、例えば、商品の種類(カテゴリ)表示欄61のカテゴリ「特売」に付加されている番号「11」を読み上げると、商品画像配列欄48に商品の種類が「特売」の商品画像49の配列が表示される。このとき、「人気順」指定ボタン29aに付加されている番号「31」と読み上げると、商品画像配列欄48に表示されるカテゴリ「特売」の商品画像49が人気順に配列される。そして、所望の商品の商品画像49aに付加されている、例えば、番号「35」と読み上げると、この番号「35」が付加されている商品画像49の図示する「入れる」枠内に該当する商品、即ち、青森産ふじりんごが1個入れられる。同じ番号「35」が繰り返し読み上げられることにより、この読み上げ回数に等しい個数の青森産ふじりんごが「入れる」枠内に入れられることになる。この「入れる」枠に付加されている数値は、そこに入れられた商品の個数を表わす。他の商品画像49についても同様である。このようにして、必要な商品についてその指定とその個数の指定が終了し、「買い物かご」アイコン16eの番号「9」を読み上げると、上記のようにして指定された全ての商品画像49の「入れる」枠内の商品が「買い物かご」アイコン16eで表わされる買い物かごに入れられることになる。
また、「詳細検索」ボタン17eに付加されている番号「4」を読み上げると、先に説明した図8(a)の場合と同様に処理が可能となる。
なお、現在「種類順」指定ボタン29cがその番号の読み上げによって操作されたことになり、商品画像配列欄48で商品画像49が種類順に配列された状態にあるときには、この「種類順」指定ボタン29cはフォーカス状態にあり、また、この「種類順」指定ボタン29cに付加されている番号(=「30」)は表示されない。同様にして、現在表示画面1aに表示されている画面は売場画面60cであって、これは「売り場」ボタン16dの番号(=「9」)が読み上げられたことによった表示設定されたものであるから、これを設定するための「売り場」ボタン16dはフォーカスされているとともに、これに付加されている番号(=「8」)は表示されない。さらにまた、なお、音声認識モードONボタン17bはタッチ操作されて音声認識モードに設定されているものであるから、この音声認識モードONボタン17bには、番号が付加されていない。音声認識モードOFFボタン17cには、その番号「2」が付加されており、この番号「2」を読み上げることにより、音声認識モードが解除される。この音声認識モードの解除とともに、夫々に付加されていた上記の番号は表示されなくなる。
このように、商品画像49に付加された番号を読み上げることにより、この商品画像49に該当する商品の注文をすることができ、表示画面1aでのタッチ操作を省くことができるし、操作エリア16での各種操作ボタンに付加された番号を読み上げることにより、表示される画面を変更することもでき、直接表示画面1aに触れたり、触れるために近づいたりすることが必要でなくなる。
なお、かかる音声認識モードでの図8(b)に示す「売り場」画面60cの表示状態で、「ホーム」ボタン16aや「献立」ボタン16b,「履歴」ボタン16cの番号の読み上げが行なわれて、上記の他の画面の表示に変更された場合でも、音声認識モードはそのまま設定されており、同様にして、画面の各部に番号が付加されている。このことは、図8(a)に示す音声認識モードで「売り場」画面60bが表示されている場合も、同様である。
以上のように、この実施形態では、商品を購入するための各種の商品案内画面を選択的に表示させることかでき、ユーザは適宜好ましい商品案内画面を選択して使用することにより、購入し易い方法で商品を購入することが可能となる。