JP4579443B2 - 商品検索方法、商品検索装置及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットまたは双方向テレビ通信等のコンピュータネットワーク上で、ユーザが所望する商品を探し出す検索を支援する商品検索方法、商品検索装置及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばインターネット上で希望する商品を検索するときには、サーチエンジンが使用される。サーチエンジンには例えばディレクトリ型やロボット型、あるいは両者の折衷型が知られている。検索結果は、検索ページの文章の一部が1,2行示される一覧で表示される。検索者はその断片的な文章を読んでそのサイトの内容を大まかに予測し、希望する商品を販売すると予想されるウェブページを1つずつ表示させて内容を確かめながら、希望する商品を販売するウェブページを探し出す方法をとっていた。
【0003】
また特開平10−63749号公報には、商品の詳細情報やどの店で商品が安く手に入るかなどの情報を検索できる商品情報提示方法が開示されている。この商品情報提示方法では、多数の販売店から提供されたデータベースをサービスプロバイダが管理し、利用者は、販売店名、商品ジャンル、特売品等をキーとしてデータベースにアクセスし、所望の商品の詳細情報や価格等を知ることができたり、所望の商品を安く入手できる店を知り、買物に役立てることができる。例えば所望する商品について各店ごとの写真がイメージデータで一覧表示され、所望の商品を選択するとその選択した商品の詳細情報が表示されるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、サーチエンジンは、商品の検索の用途に特化したものではない。そのため、ロボット型サーチエンジンを使用して検索する場合、適切なキーワードや条件式が入力されないと、膨大な数の検索結果が得られたり、また反対に絞り込み過ぎて所望する情報が得られないという問題があった。またある程度適切な件数に絞り込みできても、ユーザが希望する商品とは全く関係のない不要な多くのウェブページが混在しており、一通り各ウェブページの内容を確認しなければならず、商品を非常に探し難かった。このため、仮に適切な数で検索できたとしても、その検索された中から所望の商品を探し出して注文をするまでの過程が非常に面倒であった。また、ディレクトリ型サーチエンジンであっても、商品を販売するウェブページがあるばかりでなく不要なウェブページも多数混在するため、その中から商品販売ウェブページを1つずつ開いて探し出す他なかった。このため、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)に不慣れな者にとって、インターネットで買い物をしたくても、所望する商品の販売元のウェブページを効率よく検索できないという問題があった。また従来のサーチエンジンでは、検索結果の一覧で文字情報は表示されるものの、画像は表示されないので、1件ずつウェブページを開いて商品の画像や値段、品質を見極めることをしなければならなかった。
【0005】
またインターネット上に置かれた仮想商店のサイトも知られている。しかし、販売店ごとの商品を画像で見ることができるが、販売店同士の商品の比較がしづらかった。また、サーチエンジンで検索した商品や仮想商店で提供された商品を、1件ずつウェブページを開いて比較することをしても、商品の価格や品質の表示の仕方に統一性や規則性がないので、比較しづらいものであった。
【0006】
また特開平10−63749号公報に開示された商品情報提示方法では、商品の詳細情報やどの店で安く手に入るかなどの情報を検索することができる。しかし、この商品情報提示方法でも、商品の詳細情報を確認するために一つひとつ選択して詳細情報を表示させていく手順は踏まなければならず、所望の商品を決めるまでに時間を要していた。またパソコンの画面上で商品の外観を写真画像の一覧表示で見たり、その商品に付随する詳細情報の説明文章は表示される。しかし、この商品情報提供提示方法では、しらち広告の比較として利用されるもので、地域の販売店を対象としてるのが前提であるので、一覧表示される数に限りはあった。しかし、インターネット上の多数の販売店を対象とする場合、多数の販売店や商品の検索結果が得られたときは、一覧表示されてもあまり商品や販売店が多過ぎて比較することは困難であった。
【0007】
本発明は前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ネットワークを介して提供される多数の商品のウェブページからユーザが希望する商品の販売を目的とするウェブページを端末から比較的簡単かつ的確に検索でき、しかも検索結果を商品の画像の一覧表示で見ることができて商品同士を比較し易いとともに、希望する条件に合った商品を比較的簡単に見つけ出すことができる商品検索方法、商品検索装置及びプログラムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、販売商品又は販売役務よりなる商品を検索するために端末で入力指定された商品検索データを受け付けてコンピュータがコンピュータネットワーク上のウェブページデータを対象とする商品の検索処理を実行し、前記端末の画面に商品検索結果を表示させる商品検索方法であって、コンピュータネットワーク上のサーバに置かれた商品販売用ウェブページデータは、商品販売を目的とするウェブページであることを識別させる識別子と、商品の詳細情報データと、商品の画像データとが備えられた状態に用意されており、コンピューターのデータベースの識別子記憶部には、前記商品販売を目的とするウェブページであることを識別させる識別子が記憶されており、コンピュータが、端末から商品検索データを受け付けると、前記識別子記憶部から前記識別子を読み出し、当該商品検索データから特定される商品を検索するための検索式を、当該識別子をキーワードとして含む形態で作成し、当該作成した検索式に基づくサーチと、当該サーチした商品販売用ウェブページデータにおける少なくとも商品の詳細情報データと商品の画像データとを含む部分の取得とをサーチエンジンに指令するサーチ段階と、コンピューターが、前記サーチエンジンから前記検索式に基づく検索結果として商品販売用ウェブページにおける少なくとも商品の詳細情報データと画像データとを含む部分を取得すると、少なくとも該商品の画像データを基にその検索結果の商品の画像を所定配列形式で一覧表示させるための一覧表示用データを生成して前記端末の画面に検索された商品の画像が一覧表示された商品注文画面を表示させる表示段階とを備えたことを要旨とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の商品検索方法において、前記識別子は、商品販売用のウェブページであることを識別させる販売識別子と、取り扱い商品を識別させる商品識別子を含み、前記サーチ段階では、コンピュータは、端末から商品検索データを受け付けると、前記識別子記憶部から、前記販売識別子と、当該商品検索データから特定される商品に対応する商品識別子とを読み出し、当該販売識別子と当該商品識別子とをキーワードとして含む検索式を作成し、当該作成した検索式に基づくサーチと、当該サーチした商品販売用ウェブページデータにおける少なくとも商品の詳細情報データと商品の画像データとを含む部分の取得とをサーチエンジンに指令することを要旨とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の商品検索方法において、前記サーチ段階では、コンピュータは、前記識別子記憶部から読み出した前記商品識別子と前記販売識別子とをAND条件で含む前記検索式を作成することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の商品検索方法において、前記端末から受け付ける商品検索データは、商品名のキーワードを含み、前記サーチ段階では、コンピュータは、前記商品検索データに含まれる前記商品名のキーワードと、前記識別子のキーワードとをAND条件で含む検索式を作成することを要旨とする。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の商品検索方法において、前記端末から受け付ける商品検索データは、商品名のキーワードを含み、前記サーチ段階では、コンピュータは、前記商品検索データに含まれる前記商品名のキーワードに対応する補助キーワードをデータベースを検索して取得し、当該補助キーワードをAND条件又はNOT条件で含むとともに前記商品名のキーワードと前記識別子とをAND条件で含む前記検索式を作成することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の商品検索方法において、前記端末から受け付ける商品検索データは、商品名のキーワードを含み、前記サーチ段階では、コンピュータは、前記商品検索データに含まれる前記商品名のキーワードに対応する検索条件書式をデータベースにおける検索式記憶部から読み出し、当該検索条件書式に少なくとも前記識別子を組み込んで前記検索式を作成することを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の商品検索方法において、前記商品識別子は、商品ジャンルを識別するための商品ジャンル用識別子と、商品を識別するための商品用識別子とを含むことを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の商品検索方法において、前記識別子は、暗号キーワードであることを要旨とする。
【0015】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の商品検索方法において、前記端末で商品の情報を表示させるために前記商品注文画面中の1つの商品を選択入力した情報表示依頼データを受け付けると、コンピュータが該指定された商品の詳細情報データを基に前記端末の画面にその選択された商品の詳細情報を表示させる段階を備えたことを要旨とする。
【0016】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の商品検索方法において、端末で入力された優先順指定データを受け付けると、コンピュータが該優先順指定データに従う優先順となるように一覧表示中の商品の配列順序を再配列する処理を実行し、前記端末の画面に指定された優先順に再配列された一覧表示で商品注文画面を表示させる段階を備えていることを要旨とする。
【0017】
請求項11に記載の発明は、請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の商品検索方法において、端末では前記商品注文画面又は該商品注文画面にリンクされた画面で絞込条件データ及び優先順指定データを検索実行前に入力指定できるようになっており、端末から該絞込条件データ及び優先順指定データを受け付けると、コンピュータが該商品注文画面の商品群について前記絞込条件に基づく絞込検索処理を実行するとともに、該絞込検索結果の商品の画像が前記優先順に従う配列順序で一覧表示されるように一覧表示用データを生成して、前記端末の画面に絞込検索結果の商品の画像が指定された優先順の配列順序で一覧表示された商品注文画面を表示させる段階を備えていることを要旨とする。
【0018】
請求項12に記載の発明は、請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の商品検索方法において、コンピュータが端末の画面に商品検索データ及び優先順指定データを検索実行前に入力可能な検索画面を表示させる段階を備え、前記商品注文画面を表示させる段階では、コンピュータは、端末から受け付けた該商品検索データを基に該商品を検索する検索処理を実行して得たその検索結果の商品の画像が前記優先順指定データに従う配列順序で一覧表示された商品注文画面を表示させることを要旨とする。
【0019】
請求項13に記載の発明は、請求項1〜12のいずれか一項に記載の商品検索方法において、前記優先順は価格順であることを要旨とする。
【0020】
請求項14に記載の発明は、請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載の商品検索方法において、前記商品注文画面中の商品を産地又はメーカで絞り込むために端末で入力指定された生産元データを受け付けると、コンピュータが該生産元データを基に前記商品注文画面中の商品を産地又はメーカで絞り込む絞込処理を実行し、前記端末の画面に産地又はメーカで絞り込んだ商品の画像が一覧表示された商品注文画面を表示させる段階を備えていることを要旨とする。
【0021】
請求項15に記載の発明は、請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載の商品検索方法において、前記端末で前記商品注文画面中の1つの商品が選択された商品指定データを該端末から受け付けると、コンピュータが該商品指定データにより指定された商品の販売元のウェブページを前記端末の画面に開く段階を備えていることを要旨とする。
【0022】
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の商品検索方法において、前記販売元のウェブページを前記端末の画面に開く段階では、コンピュータは該商品指定データにより指定された商品に対応するウェブページ中の注文画面ページを前記端末の画面に開くことを要旨とする。
【0024】
請求項17に記載の発明は、請求項1〜請求項16のいずれか一項に記載の商品検索方法において、端末で前記商品注文画面の中から一つの商品が選択された商品指定データを該端末から受け付けると、コンピュータが該商品指定データにより特定される商品の宣伝用動画画像データを読み出して、該端末の画面に該動画画像の宣伝を表示させる段階を備えたことを要旨とする。
【0025】
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の商品検索方法において、前記宣伝用動画画像データは、当該商品を体験した著名人が感想を述べるコマーシャル画像データであり、前記宣伝を表示させる段階では、コンピュータはコマーシャル画像データを基に前記端末の画面に著名人が感想を述べるコマーシャル画像を表示させることを要旨とする。
【0027】
請求項19に記載の発明は、請求項1〜18のいずれか一項に記載の商品検索方法をコンピュータに実行させるために使用されるプログラムであって、コンピュータに、請求項1〜18のいずれか一項に記載の前記各段階を実行させるためのものであることを要旨とする。
【0030】
請求項20に記載の発明は、販売商品又は販売役務よりなる商品を検索するために端末で入力指定された商品検索データを受け付けてコンピュータネットワーク上のサーバに置かれたウェブページデータを検索する商品の検索処理を実行して、前記端末の画面に商品検索結果を表示させる商品検索処理をコンピュータネットワーク上で行うコンピュータを備えた商品検索装置であって、コンピュータネットワーク上のサーバに置かれた商品販売用ウェブページデータは、サーチエンジンのサーチ対象領域に、商品販売を目的とするウェブページであることを識別させる識別子と、商品の詳細情報データと、商品の画像データとが備えられた状態に用意されており、前記商品販売を目的とするウェブページであることを識別させる識別子を記憶する識別子記憶部と、端末から商品検索データを受け付けると、前記識別子記憶部から識別子を読み出し、当該商品検索データから特定される商品を検索するための検索式を、当該識別子をキーワードとして含む形態で作成し、当該作成した検索式に基づくサーチと、当該サーチされた商品販売用ウェブページデータにおける少なくとも予め登録された商品の詳細情報データと商品の画像データとを含む部分の取得とをサーチエンジンに指令するサーチ手段と、前記サーチエンジンがサーチした商品販売用ウェブページにおける少なくとも商品の詳細情報データと画像データとを含む部分を前記サーチエンジンから取得すると、少なくとも該商品の画像データを基にその検索結果の商品の画像を所定配列形式で一覧表示させるための一覧表示用データを生成して前記端末の画面に検索した商品の画像が一覧表示された商品注文画面を表示させる画面表示手段とを備えたことを要旨とする。
【0031】
請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の商品検索装置において、前記識別子は、商品販売用のウェブページであることを識別させる販売識別子と、取り扱い商品を識別させる商品識別子を含み、前記サーチ手段は、端末から商品検索データを受け付けると、前記識別子記憶部から、前記販売識別子と、当該商品検索データから特定される商品に対応する商品識別子とを読み出し、当該販売識別子と当該商品識別子をキーワードとして含む検索式を作成し、当該作成した検索式に基づくサーチと、当該サーチした商品販売用ウェブページデータにおける少なくとも商品の詳細情報データと商品の画像データとを含む部分の取得とをサーチエンジンに指令することを要旨とする。
請求項22に記載の発明は、請求項21に記載の商品検索装置において、前記サーチ手段は、前記識別子記憶部から読み出した前記商品識別子と前記販売識別子とをAND条件で含む前記検索式を作成することを要旨とする。
【0032】
請求項23に記載の発明は、請求項20〜請求項22のいずれか一項に記載の商品検索装置において、前記端末から受け付ける商品検索データは、商品名のキーワードを含み、前記サーチ手段は、前記商品検索データに含まれる前記商品名のキーワードに対応する検索条件書式を検索式記憶部から読み出し、当該検索条件書式に少なくとも前記識別子を組み込んで前記検索式を作成することを要旨とする。
請求項24に記載の発明は、請求項20〜請求項23のいずれか一項に記載の商品検索装置において、前記識別子は、暗号キーワードであることを要旨とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を、図1〜図14に基づいて説明する。
【0034】
図1は、商品検索支援システムを示す。商品検索支援用のサーバシステム1は、商品検索支援ホームページ(サイト)を提供するものである。サーバシステム1は、商品販売用ウェブサイト提供者(販売店等)の端末2および顧客(ユーザ)の端末3と、コンピュータネットワークとしてのインターネット4を介して接続されている。端末3にはパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)5やインターネット通信対応(例えばiモード対応)の携帯電話6が挙げられる。
パソコン5は例えばプロバイダのサーバ7を介してインターネット4に接続され、また携帯電話6はパケット通信接続局8を介してインターネット4に接続されている。
【0035】
サーバシステム1は、Webサーバ10と、表示装置11、キーボードやマウス等の入力装置12およびデータベース13を備えている。サーバ10のハードディスクには、商品検索支援サイトなどコンテンツの提供に必要な各種プログラムや各種データが記憶されている。またデータベース13には商品検索を支援するために必要な各種データが格納されている。
【0036】
図2は、商品検索支援用サーバシステムの機能構成図を示す。
サーバシステム1は、通信部21、制御部22、一覧表示生成部23、表示順序処理部24、絞込処理部25、検索データ格納部26および主記憶部27を備えている。主記憶部27は、商品階層データ記憶部27Aおよび商品データ記憶部27Bを備えている。商品階層データ記憶部27Aには商品のカテゴリーが階層的に分類されている商品階層データが記憶されている。また、商品データ記憶部27Bには商品データが記憶されている。商品データは、商品個々の画像データおよび詳細情報データから構成される。画像データは販売店等から提供された商品の写真画像データである。また、詳細情報データは、商品の品質や価格などユーザが希望する商品を見極めるための各種情報を文書で表示するために使用される文書データからなり、この仲介業者が指定した統一フォーマットに従って各販売店等が提供した商品説明に基づいて仲介業者がその内容について審査され一定の規則性をもった標準化された内容に作成されている。なお、各部21〜26は、サーバ10内のコンピュータおよびそのハードディスク等の記憶手段に記憶されたプログラムデータ等により構成され、主記憶部27はデータベース13から構成される。
【0037】
サーバ10が端末3に提供する商品検索支援ホームページは、ショッピングモールサイトの形式をとる。このサイトでは、図3〜図6に示すように商品を分類する各階層毎の一覧表示画面D1,D2,D3が、商品階層データ記憶部27Aに記憶された商品階層データを基に表示される。一覧表示画面D1,D2,D3はどれも商品の分類された個々の画像が、所定配列形式(本例ではマトリクス状)に配列された状態で表示され、ユーザが一目で商品を識別および比較できるようになっている。一覧表示画面D1,D2,D3の上段部位には件数が表示される。一覧表示画面D1,D2,D3は、件数の数(X)で分割したマトリクス状の各桝目(セル)に各商品の画像が配列される。一覧表示画面D1,D2,D3で一覧表示できる件数の数には上限があるため、件数が多い場合は画面を切り替えることで全部の商品を見ることができる。
【0038】
図3は、最上位階層の一覧表示画面D1で、カテゴリー別に分類されている。
「食品」、「衣服」、「家電」、「ホーム用品」、… などのカテゴリー別の画像を持つ選択欄SC1が用意されている。ショッピングするときにはこの一覧表示画面D1中の希望するカテゴリーの選択欄SC1を選択入力(クリック等)すると、その選択したカテゴリーに属する下位階層の商品分類が表示される。
【0039】
例えば「食品」のカテゴリーを選択すると、図4に示す「食品」の種類を分類する一覧表示画面D2が表示される。この一覧表示画面D2には、「野菜」、「果物」、「魚」、「肉」、… などの食品の種類別の画像を持つ選択欄SC2が用意されている。例えばこの一覧表示画面D2の中で希望する食品の種別の選択欄SC2を選択入力(クリック等)すると、その選択した食品の種別の下位に属する種類が表示される。例えば「果物」を選択すると、図5に示す「果物」を種別に分類する一覧表示画面D3が表示される。この一覧表示画面D3には、「リンゴ」、「みかん」、「バナナ」、… などの果物の種別の画像を持つ選択欄SC3が用意されている。例えばこの一覧表示画面D3の中で希望する果物の種別の選択欄SC3を選択入力(クリック等)すると、その選択した果物の種別の下位に属する分類が表示される。一覧表示画面D3は商品を選択する最下位の階層で、この画面D3で検索したい商品を選択することになる。
【0040】
例えば「リンゴ」を選択すると、検索処理が実行され、その検索結果として図6に示す商品注文画面D4が表示される。商品注文画面D4には検索された「リンゴ」の画像が所定配列形式(本例ではマトリクス状)で一覧表示される。この例では「青森リンゴ」、「安心農園」、「岩手山農園」、… など、このサイトに販売目的で登録された商品としてのリンゴが一覧表示される。この一覧表示の仕方は一覧表示画面D1〜D3と基本的に同様で、検索数の数(X)で分割したマトリクス状の各桝目(セル)に商品(リンゴ)の画像が一覧表示される。このようにユーザが一覧表示画面D3で商品を選択すると、これがそのまま検索操作となりその商品の検索を依頼する商品検索データが端末3から制御部22に送られる。制御部22は端末2から商品検索データを受け付けると、商品データ記憶部27Bに格納された商品データを対象とするデータベース検索処理を実行する。そしてその検索結果の商品データを基に一覧表示生成部23は商品の画像をマトリクス状に配列する一覧表示用データを生成する。この一覧表示用データが端末3に送信されてその画面に商品注文画面D4が表示される。商品注文画面D4の商品の画像を持つ一つひとつの桝目が注文欄SC4となっている。
【0041】
この商品注文画面D4内の各商品には番号が付与されている。商品注文画面D4で商品の番号をクリックすると、図6に示すようにその選択された番号の商品に関する詳細情報31が表示される。詳細情報31は、商品毎に登録されたその商品に適した項目についての情報で、例えば、A「種目(例えば食品)」、B「品別(例えば果物)」、C「種類(例えばリンゴ)」、D「商品名(例えばリンゴパック)」、E「特質(無農薬、有機農法等)」、F「価格(例えば商品価格+送料+消費税(「10個2000円+360 円+100 円」)」、G「産地」、H「発送までの日数」、I「会社名」、J「その他」が用意されている。J「その他」には、例えば「1箱2000円→3箱5000円」といった売り手のメッセージが表示される。これらの詳細情報は、販売者(売り手)から提示されたものをデータベース13(商品データ記憶部27B)に記録したものを使用する。同図では詳細情報31は、項目名のみ表示し各項目毎の具体的な内容は省略されている。実際には、A〜Jの各項目毎に詳細な説明文が表示される。もちろん説明文が長い場合は、項目のアルファベットキーを操作したりクリック等することで説明文が表示されるようにしてもよい。なお、詳細情報31には、購入者が商品を購入する際に考慮するであろう商品の種類に応じた適切な項目が表示される。
【0042】
また商品注文画面D4に表示された各商品の販売元のホームページアドレス(ULR)が登録されており、希望する商品の注文欄SC4の画像部分をクリックしたり所定キー操作をすることにより、商品販売元(販売店等)のホームページが開かれるようになっている。ここで、商品注文画面D4で詳細情報を提示するのは、いちいち販売元のホームページ(ウェブページ)を開く前に予め商品の詳細情報から希望の商品であるかどうかを判断する判断材料を提供するためである。なお、この実施形態では、注文欄SC4を選択したときに販売元ウェブページのトップページではなく、そのウェブページ内の注文画面ページが直接開かれる処理を採用している。
【0043】
また、商品注文画面D4には指定コーナーのボタン32が用意されている。指定コーナーのボタン32は、商品注文画面D4中に表示された検索結果の商品の中からさらに件数を絞込みするときに使用するものである。このボタン32を選択すると、図7に示す指定コーナー欄33が表示される。指定コーナー欄33では、絞込み条件や商品注文画面D4における商品配列の優先順を指定することができるようになっている。
【0044】
図7の例では、リンゴの品種で絞込みできるように品種別の選択項目などからなる品種選択項目34と、絞込検索で得られた商品を一覧表示する際の配列の優先順を決めるための優先順選択項目35とが用意されている。品種の項目には、例えば「普通」「紅玉」「ゴールデンスター」「姫リンゴ」「全てのリンゴ」がある。また優先順の項目には、A「価格順」、B「産地順」、C「会社名順」または「商品名順」、D「条件」が用意されている。C「会社名順」または「商品名順」を選んだ場合は、その表示順として、1「あいうえお順」、2「アルファベット順」、3「いろは順」を選択できるようになっている。またD「条件」は優先順を設定するものではなく、さらなる絞込みをするときの絞込み条件を設定する際に選択するものである。選択する商品毎にその商品に適した条件が設定されており、例えば果物や野菜などの場合、近年では自然食ブームで無農薬果物や無農薬野菜などを希望するユーザが多いことから、無農薬等の農法などを条件に絞込み検索できるようにしている。指定コーナー欄33では、該当する品種の項目にチェックを入れた後、優先順の項目でアルファベットを選択する。すると、優先順選択項目35で選択したアルファベットに応じた次画面が表示される。
【0045】
以下、優先順選択項目35で選択した各項目毎の各処理を順次説明する。
まずA「価格順」を選択したときは、図8に示す詳細設定欄36が表示される。
詳細設定欄36は、価格範囲を絞込むための価格帯選択項目37と、価格の並び順を選択するための価格順選択項目38と、OKボタン39とNOボタン40とが用意されている。価格帯選択項目37では、1「1000円未満」、2「1000円〜2000円未満」、3「2000円〜3000円未満」、4「3000円以上」が用意されている。この価格帯は商品に応じて設定されている。この価格帯は絞込み条件となっており、選択した価格帯で絞込み検索が行われ、一方、どの価格帯も選択しなければ価格帯による絞込み検索は行われない。価格順選択項目38には、a「安い順」とb「高い順」とが用意されており、a「安い順」を選択すれば検索された商品が安い順に一覧表示され、またb「高い順」を選択すれば検索された商品が高い順に一覧表示されるようになっている。
【0046】
例えば図7の指定コーナー欄33において、2「普通」を選んでから、A「価格順」を押した場合は、図8の詳細設定欄36が表示される。この詳細設定欄36において、価格範囲を押した後に価格の並び順を押す。例えば、3「2000円〜3000円未満」で、b「安い順」を押す。これでよいとユーザ(買い手)が決めたらOKボタン39を押す。間違えたりやり直すときはNOボタン40を押して再度選択をやり直す。OKボタン39を押した場合は、「普通」で絞込み検索が実行され、絞込検索結果がY件であれば、Y分割された各桝目(セル)に指定した優先順通りの配列順序で商品の画像(注文欄SC4)が並ぶ商品注文画面D4が表示される。商品注文画面D4には絞り込んだ検索結果の商品が優先順(この場合は価格の安い順)に番号の若い方から配列される。例えばユーザが価格の安い商品「リンゴ」を希望するときは、希望する商品を直ぐに見つけられる。
【0047】
この絞込検索がサーバシステム1でどのように処理されるかを説明すると、OKボタン39が選択されると、品種選択項目34で指定された品種「普通」を絞込検索条件とする絞込条件データと、優先順選択項目35で指定された「安い順」を一覧表示配列の優先順序とする優先順指定データとを端末3から制御部22は受信する。そして絞込処理部25が、絞込条件データを基に絞込検索を実行し、図6の商品注文画面D4の商品群の中から品種「普通」のリンゴのみを絞込む。表示順序処理部24は、この絞込検索結果の商品データを基に絞込検索された商品の詳細情報データ中の価格を調べ、優先順指定データで指定された優先順(この場合は安い順)の商品配列順序を決める。そして、一覧表示生成部23は、絞込検索された商品の画像が優先順の商品配列順序(価格の安い順)となるよう一覧表示用データを生成する。この一覧表示用データは制御部22から端末3に送信され、端末3の画面に絞込検索結果の商品注文画面D4が表示される。
【0048】
また指定コーナー欄33で、B「産地順」を選択したときは、図9に示す各詳細設定欄41,42,43,44が選択内容に応じて順次表示される。ここで、最初に詳細設定欄41が表示され、この詳細設定欄41では「産地順」として、1「国内」と2「海外」とを選択できるようにしてある。この詳細設定欄41で1「国内」を選択したときは図9(a)に示す詳細設定欄42,43が順次表示され、2「海外」を選択したときは図9(b)に示す詳細設定欄44が表示される。
【0049】
図9(a)に示すように、詳細設定欄41で、1「国内」を選択してOKボタン45を押したときは、次に詳細設定欄42が表示される。詳細設定欄42には、a「北海道」、b「沖縄」、c「産地限定」が用意されている。この詳細設定欄42で、a「北海道」またはb「沖縄」を選択してOKボタン46を押したときはこれで産地が確定するが、c「産地限定」を選択してOKボタン46を押したときは、次に詳細設定欄43が表示される。詳細設定欄43には、北海道と沖縄を除く各都道府県別に区分けされた日本地図が表示され、日本地図上で産地として希望する都道府県を選択する。各都道府県には1から順番に番号が付されている。同図の例では、1「青森」と16「長野」が選択されている。この状態でOKボタン47を押すと、選択された産地が確定される。
【0050】
また詳細設定欄41で、2「海外」を選択してOKボタン45を押したときは、次に図9(b)に示す詳細設定欄44が表示される。詳細設定欄44には、a「あいうえお順の国別」、b「アルファベット順の国別」、c「日本からの西順」、d「日本からの東順」、e「産地限定」が用意されている。この詳細設定欄44で、a〜dのいずれかを選択して国の順番を指定したOKボタン48を押したときはこれで順番が確定するが、e「産地国限定」を選択してOKボタン48を押したときは、次の画面で、国別に区分けされた世界地図(図示省略)が表示される。各国には1から順番に番号が付されている。世界地図上で産地として希望する国の領域または番号を押して産地を選択する。
【0051】
例えば図9(a)の選択でよければユーザ(買い手)はOKボタン47を押す。間違えたりやり直すときはNOボタン49を押して再度選択をやり直す。OKボタン47を押した場合は、指定コーナー欄33で選択した果物の「品種」と指定した「産地」とのAND 条件で絞込検索が実行され、Y分割した画面に優先順通りに商品が並ぶ商品注文画面D4が表示される。買い手はその中から希望の商品を選んでクリックもしくは商品の番号を押すと、その商品の詳細情報31を画面上で見ることができる。
【0052】
また指定コーナー欄33でC「会社名順または商品名順」を選択した場合は、例えば2「普通」を選んでいれば、「普通」で絞込検索が実行され、その検索数でY分割した画面に絞込検索された商品が図6の詳細情報31の中にあるD「商品名」またはI「会社名」の名前順で並んだ商品注文画面D4が表示される。買い手がその中から希望する商品を選んでクリックもしくは商品の番号を押すと、その商品の詳細情報31が画面上に表示される。
【0053】
さらに指定コーナー欄33で、D「条件」を選択した場合は、図10に示す詳細設定欄51が表示される。詳細設定欄51には、商品の特質を選択する特質選択項目52と、特質を満たした商品を一覧表示させる優先順を選択する優先順選択項目53とが用意されている。特質選択項目52は、1「無農薬」、2「有機農法」、3「低農薬」、4「完熟物」からなり、複数選択可能となっている。また優先順選択項目53には、a「価格順」、b「商品到着順」、c「産地順」、d「あいうえお順」が用意されている。
【0054】
例えば図10に示すように、1「無農薬」および2「有機農法」と、a「価格順」とを選択してOKボタン54を押すと、価格順が選ばれたこのときは図8の詳細設定欄36が表示されるので、ここで価格範囲および価格の並び順を指定してからOKボタン39を押す。すると、例えば「普通」を選んでいれば、「普通」と「無農薬」および2「有機農法」(「普通」AND (「無農薬」OR「有機農法」))で絞込検索が実行され、普通リンゴのうち無農薬または有機農法のものが選ばれて、その検索数でY分割した画面に商品が価格順に一覧表示される商品注文画面D4が表示される。買い手がその中から希望する商品を選んでクリックもしくは商品の番号を押すと、その商品の詳細情報31が画面上に表示される。なお、図6の詳細情報31の中にある項目であればデータベースとして備えているため、一覧表示する際の商品の並び順を決めるための絞込条件として他の項目を使用することができる。
【0055】
このようにユーザが予め設定された選択項目の中から指定した絞込検索条件で絞込検索が行われ、その絞込検索結果の商品注文画面D4には、絞込検索された商品の画像がユーザが指定した優先順の配列順序で表示される。もちろん、絞込条件設定がなされなかったときは、商品注文画面D4中の各商品が優先順の配列順序に並び替えられる。ユーザが他の詳細設定欄で絞込条件や優先順を指定したときにも、サーバシステム1で行われる処理は同様である。
【0056】
各一覧表示画面D1,D2,D3および商品注文画面D4では各商品に番号が付され、指定コーナー欄33などの各種選択画面では各項目に番号またはアルファベットが付されている。これはマウスでクリック操作をしなくても、例えば図11(a)に示すように、キーボード56の操作で「番号」や「アルファベット」を押せば、商品や項目などの選択ができるようにするためである。商品注文画面D4では、希望する商品の番号をキーボード56を用いて押すと、その番号に該当する商品の詳細情報31が表示され、また希望する商品の番号を押して選択状態にしてから実行キー(エンターキー)を押すと、販売元のウェブページの注文画面ページが直接開かれる。
【0057】
よって、ユーザ(買い手)は、商品の写真が配列された一覧表示と、これが備える絞込検索機能および商品並び替え機能とを使って、効率よく商品を絞り込むことができ、さらに商品が決まるとその一覧表示上の商品から直接その販売元のウェブページを開いて、さらなる詳細情報を得たり、その商品の注文をすることができる。
【0058】
なお、端末3は、マウスやキーボードを使用するパーソナルコンピュータ3などに限定されない。以下、商品購入専用の入力装置を有する端末や、パソコン以外の端末を使用する例について、図11,図12を用いて説明する。
【0059】
図11(a)ではキーボード56を使用したのに対し、図11(b)は、商品購入専用の入力装置60を使用する例である。入力装置60はキーボードではあるが、商品のジャンル別の商品キーボタン61、数字キーボタン62、アルファベットキーボタン63、OKキーボタン64、NOキーボタン65が備えられている。この入力装置60が接続されるパソコンなどの本体には、そのハードディスクにキーを操作されたときにそれと対応する食品等を認識するプログラムが記憶されている。またハードディスクに予め商品一覧表示用プログラムやデータベース等が記憶されていて、注文時のみインターネット接続する方法でもよい。また入力装置60はその底部にマイクロコンピュータやハードディスクを内蔵し、それ自体を「簡単御用聞き」端末機器として構成することもできる。この入力装置60を使用すれば、パソコンに不慣れないわゆる情報弱者であっても、簡単なキー操作によって商品の検索を簡単にすることができる。
【0060】
また図11(c)では、携帯端末71や電子手帳72に予めショッピングモールの種目別ボタン71A,72Aが組み込まれていて、それでシステムに繋いで商品を検索して注文する。電子手帳72は例えば語学電子手帳でもよく、この場合は会話別ボタンにIT機器を組み込んでシステムに繋いで取引をする。例えばIT機器と飛行機会話とシステムとを駆使して、航空券の購入や飛行機運行情報を取り込むことができる。図11(c)の端末機器71,72を使用した場合も、マイコンやインターネットが不得意な人でも簡単に操作し易い。さらにバーチャルモール(仮想商店)に繋げる時もカードを差し込むか、スティックメモリを端末に差し込めば、自動的にバーチャルモールに繋がるようにすれば至極簡単である。さらに初めから端末機器71,72に組み込んでボタンを押すだけで繋がる専用御用聞き端末機として実施することもできる。
【0061】
またユーザ(買い手)がパソコン以外でネットワーク上の商品検索システムに繋ぐ別の方法を図12,図13に示す。図12(a)は、電話機74とテレビ75を繋いで、電話線で商品検索支援システムに直接繋ぐ構成である。図12(b)は、外部との通信可能なテレビ75を使って商品検索支援システムに繋ぎ、テレビ75のリモコン発信器76で選択ボタンを操作して商品や項目等を選ぶ方法である。テレビ75としては、有線テレビ、光ケーブルテレビ、インターネットテレビなどが挙げられる。図13は、ファックス電話77とテレビ75とを繋いで電話線で直接に商品検索支援システムに繋ぎ、テレビ画面の表示(商品注文画面)上で商品を指定してOKボタンを押すと、売り手側からその商品の内容と振込み方法をファックスで知らせてくれる方法である。図14は、携帯端末78や電子手帳72から商品検索システムに繋いで取引を行う方法である。
【0062】
またユーザ(買い手)が商品を最終的に決定した時、売り手側は商品と振込み方法等を買い手側に知らせなければならない。そこで、売り手側の表示プログラムは、図15に示すような商品注文画面D5の一覧表示用データを生成する。この商品注文画面D5には、商品を紹介する商品一覧コーナー79Aと、振り込み方法等を紹介する振込コーナー79B、その他のインフォメーションを表示するインフォメーションコーナー79C等が作られている。買い手の最終決定時に商品注文画面D5で1つの商品を選択すると、商品一覧コーナー79A中の選択された商品、その選択した商品の振込み方法とインフォメーション等が1つの画面D6に一緒に表示される。cコーナーとしては、発送から買い手の到着日数の地域区分表や破損や不良品の返品方法等を表示する。
【0063】
以上詳述したようにこの第1の実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)検索した商品の画像(写真)が一覧表示されると共に、商品に関する詳細情報が表示されるので、ユーザは販売元のホームページを開く前に予め購買希望の商品を決定または絞り込むことができる。
【0064】
(2)絞込み検索機能を備え、ユーザの希望に合った条件で簡単に絞込みができるので、購買希望の商品を簡単に見つけられる。また絞込み機能として、品種、価格帯、産地などを予め用意したので、絞込み操作が簡単にできる。
【0065】
(3)一覧表示画面D4からさらに検索を進めるときなどには、商品を表示する優先順を指定することができ、ユーザにとって都合のいい順序で商品が配列されるため、購入希望の商品を早く見つけ出すことができる。
【0066】
(4)表示優先順としては、価格順であれば商品を「安い順」または「高い順」に一覧表示でき、商品名または会社名であれば「あいうえお順」、「アルファベット順」または「いろは順」に一覧表示できる。
【0067】
(5)産地として海外を選択したときは、国別に「あいうえお順」、「アルファベット順」、「日本から西順」または「日本から東順」に一覧表示できる。
(6)国内または海外共に「産地限定」を選択したときは、国内であれば日本地図が表示されて都道府県別に番号で産地を指定でき、一方、海外であれば世界地図が表示されて国別に番号で産地を指定できる。
【0068】
(7)数字やアルファベットを入力して選択項目を指定できるので、マウス操作に不慣れなユーザでも、ほとんどキーボード操作だけで簡単に商品検索を行うことができる。また双方向テレビに利用したときは、チャンネル操作用リモコンを使用しても選択項目を指定できる。
【0069】
(8)商品の写真が配列される一覧表示は、絞込み検索機能および商品並び替え機能を備えるので、効率よく希望する商品を絞り込むことができ、さらに商品一覧表示上の希望する商品を選ぶことで、直接販売元のホームページを開くことができる。よって、商品を決めた後に、その商品の販売元のホームページでさらなる詳細情報を得たり、その商品の注文をするときにも手間がかからない。
【0070】
(9)一覧表示上の商品を選択すればその商品の販売元のホームページを開くことができ、しかも直接注文ページが開かれるので、一覧表示上で商品を決めた後、直ぐに注文に移ることができる。
【0071】
(10)商品の検索の一つに値段があるが配送料まで含んでいるので、またネット商品によって配送料がまちまちであっても配送料を考慮してどの商品を買うのがユーザにとって都合がよいのかまで判断できる。
【0072】
(11)ユーザが必要とする情報や商品などに対して価値や品質、価格など一つの統合されたホームページやサイトとなっているので、統一性・規則性があるフォーマットに沿って品質と価格や価値を比較できるので、ユーザは自分にとって真に優位な商品がどれであるかを容易に判断できる。
【0073】
(12)ユーザが求めている商品の条件や品質が十分に提供されるので、売り手と買い手が共に満足する取引が行われるようになる。この結果、売買成立後の商品受け渡し時、料金支払い時になって、予想と違った商品が届いたことに原因するトラブルも発生し難くなる。
【0074】
(13)売り手は予め統一されたフォーマットに登録するため、売り手が提供する商品の品質や価格、納期など、売り手の特色やビジネスセンスが色濃く打ち出されることになるためインターネットを利用した売買や取引がより活発化していくことになる。
【0075】
(14)更にこのようなサイトを提供する仲介者は特定の商品や情報の売れ行き、人気度、消費者層などの情報がデータベースとして蓄積することができるため、様々な特定された商品や情報に対してその各種条件別に実績に基づく統計的な予測が可能となる。予測が可能となった仲介者はこのサイトにより特定の商品や情報等に対して市場形成を誘発することが可能となり、売り手と買い手に対して競争原理を働かせることがより現実的になる。
【0076】
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を、図16〜図24に基づいて説明する。
【0077】
図16に示すように、商品検索支援ホームページ(サイト)を提供する商品検索支援用サーバシステム1は、第1の実施形態と同様にしてインターネット4を介して、Webサイト提供者(販売店等)の端末2および顧客の端末3と接続されると共に、サーチエンジン用サーバ(サーチエンジン)9とも接続されている。サーチエンジン用サーバ9は、キーワード検索等の検索機能を持つサーチエンジンサイトをインターネット4上に提供する。
【0078】
商品検索支援用サーバシステム1は、Webサーバ10と、表示装置11、キーボードやマウス等の入力装置12およびデータベース13を備えている。サーバ10のハードディスクには商品検索支援サイトのための各種プログラムや各種データが記憶されている。
【0079】
本実施形態では、販売店等のWebサイト提供者は、商品検索支援用サーバシステム1のデータベースに商品データ等を登録しておくのではなく、インターネット上の販売店用サーバ2あるいはプロバイダのサーバ上にサイトを置いているだけである。ユーザが入力した希望する商品の商品名をキーワードとしてサーチエンジンで検索するだけでは、その商品のウェブページを的確に検索できず、商品を販売していないウェブページなど商品購入には無関係なものまで検索してしまう。そこで、販売店等が提供するウェブページが商品販売を目的とするものであることを識別させる識別子をウェブページデータに仕込ませている。この識別子は、サーバシステム1を運営する仲介業者が商品検索用に販売店等に知らせたものであり、販売店等は自分のサイトのウェブページ中にこの識別子を仕込ませてインターネット4上に置いている。サーバシステム1がサーチエンジンを使ってウェブページを検索するときには識別子をみるため商品販売用ウェブページのみが検索される。
【0080】
識別子には、販売目的であることを識別させる販売識別子(販売ID)に加え、商品ジャンルおよび商品を識別させる商品識別子(商品ID)がある。商品識別子を見ることにより、そのウェブページが販売する商品分類と商品を識別することが可能になる。ウェブページデータには販売される商品の一覧表示用の画像データと、商品の詳細情報データが備えられている。商品識別子ごとに商品の画像データおよび詳細情報データが対応付けられている。
【0081】
図17は、商品検索支援用サーバシステムの機能構成を示す。
商品検索支援用サーバシステム1は、通信部21、制御部22、一覧表示生成部23、表示順序処理部24、絞込処理部25、検索式作成部28、検索データ格納部26および主記憶部29を備えている。主記憶部29は、商品階層データ記憶部29A、識別子記憶部29B、検索適正化キーワード記憶部29Cおよび検索式記憶部29Dを備えている。また各部21〜26,28は、サーバ(コンピュータ)10およびそのハードディスクに記憶されたプログラム等により構成され、主記憶部29はデータベース13から構成される。
【0082】
一覧表示生成部23、表示順序処理部24および絞込処理部25は、前記第1の実施形態と同様の処理を行う。但し、使用する商品データがインターネット4上のウェブページから取得したものであることが異なる。検索式作成部28は、インターネット4上のウェブページからユーザが指定した商品のウェブページを検索(サーチ)する際の検索式を作成する処理を実行する。
【0083】
主記憶部29に備えられた各記憶部29A〜29Dについて説明する。
商品階層データ記憶部29Aは、第一の実施形態におけるもの27Aと基本的に同じ処理を行う。但し、本例では、画像の一覧表示ではなく文字記載のボタン操作により階層を下って商品を特定する方式(図19参照)である。
【0084】
識別子記憶部29Bには、販売識別子(販売ID)および商品識別子(商品ID)が記憶されている。販売識別子は少なくとも1種類用意されている。商品識別子は商品ジャンル用IDと商品用IDとがあり、それぞれ商品ジャンルごと、商品ごとに1種類ずつ用意されている。
【0085】
検索適正化キーワード記憶部29Cは、補助キーワードを記憶する。ユーザ(買い手)が商品を検索するときにキーワードとして商品名だけを入力すると検索結果が多過ぎるので、検索結果を適切な数に抑えるために、ユーザが入力したキーワードに付加する補助キーワードが記憶されている。この補助キーワードは検索結果が適切な数に抑えられるよう商品ごとに予め適切と実証されたものが使用されているが、その詳細については後述する。 検索式記憶部29Dは、検索の条件式を記憶する。ここでいう条件式はキーワードを含まない式であり、キーワード(補助キーワード含む)が決まるとこの条件式に当てはめて検索式を作成するために使用されるものである。例えば(…AND (…OR…))のような式である。但し、「…」はキーワードまたは補助キーワードが入る場所で、それぞれがどこに入るかも予め決まっている。
【0086】
本実施形態では、インターネット上のウェブページを検索の対象とするため、商品販売用ウェブページだけを適切に探し出す必要がある。その方法として2通りの方法を採用する。一つは識別子をキーワードとして検索する方法(識別子検索)、他の一つはキーワード検索した後に識別子で絞込検索をする方法(2段式検索)である。
【0087】
(1) 「識別子検索」では、サーチエンジンを駆使して検索するときに最初から商品識別子を手掛かりにして検索処理を行う。すなわち、ユーザにより指定された商品に対応する商品識別子で検索することで商品販売用ウェブページを直接的に検索する。
【0088】
(2) 「2段式検索」では、サーチエンジンを使って一次検索をし、一次検索結果をさらに識別子で二次検索(絞込検索)をする。一次検索時は、補助キーワードを追加して検索式が作成され、絞り過ぎにならない範囲で検索結果が適切な数に抑えられるようにする。補助キーワードおよび条件式作成方法は予め経験則または論理規則などを基に設定されている。二次検索時は、ユーザが端末から指定した商品(商品指定データ)から特定される商品識別子を絞込検索用に使い、商品識別子による絞込検索を行って商品販売用ウェブページのみを抽出する。この二次検索は、検索データ格納部26に格納された一次検索結果のデータを検索対象とするサーバ10の内部処理として行われる。
【0089】
図18は、サイト提供者(販売店等)が提供するウェブページデータを示す。
ウェブページデータWPDには、検索対象ページ81と、商品を注文するための注文画面データ82と、画像データ83が備えられている。検索対象ページ81はサーチエンジンでサーチするときに少なくとも検索の対象とされる。検索対象ページ81には、販売識別子(販売ID)、商品識別子(商品ID)、画像データファイル名、商品の詳細情報データ84が備えられている。同図は、商品が「リンゴ」の例であり、画像データ83として同図下段に示すものが用意されている。この中で下段3つのうち一番左側の「リンゴ」の写真画像データ83A(ファイル名「商品.gif」)が、一覧表示用に使用される。
【0090】
商品の詳細情報データ84は、前記第1の実施形態と同様の内容の文書データであり、同図では、商品名「リンゴ」、品質、産地、サイズ、価格、個数、…などが書き込まれている。同図では商品名以外は項目のみが記載されて他は省略されているが、各項目の詳細内容も実際には記載されている。これらはサーバシステム1を運営する仲介業者が求めた統一フォーマットで販売店等が記載したものを基に作成された標準化された内容となっている。
【0091】
図19は、「識別子検索」をする際の検索式作成部28の処理を説明するものである。
商品選択画面85においてショッピングを選んだ後、前記第1の実施形態と同様の要領で階層を順次下って商品(この例では「果物」)を特定する。すると、検索画面86が表示される。そしてユーザは入力欄87に商品を特定するキーワード(商品名)を入力する。商品「果物」に属するうちの具体的な名称、例えば「リンゴ」を入力する。そしてユーザは、「リンゴ」を入力すると検索ボタン88を操作する。
【0092】
検索ボタン88が操作されたときにまず作動されるのが、検索式作成部28である。検索式作成部28は、例えばカテゴリーが「ショッピング」であることから、販売識別子(販売ID)を割り付け、さらに入力キーワード「リンゴ」から商品が「リンゴ」と特定されるため、識別子記憶部29Bから「リンゴ」の商品識別子(商品ID)を探し出しこれを割り付ける。
【0093】
商品識別子(ID)は、各商品ごとに対応付けられたテーブルデータ(図示せず)として識別子記憶部29Bに記憶されている。本実施形態では、識別子を通常の検索ではまず使用されることが無い暗号キーワードとして書き込んであり、サーチエンジン9に商品名のキーワードと、販売識別子および商品識別子の各暗号キーワードとのAND検索をさせるようにしている。なお、識別子は、販売用と商品用の2種類使用しているが、商品1種のみ採用するだけでも構わない。2種類の識別子を使用する方が、暗号キーワードがたまたま商品販売用ウェブページ以外のウェブページ中に記載されている場合でも、そのような関係ないものをなるべく検索結果としてしまわない。もちろん、2つの識別子のみのAND検索としたり、あるいは商品識別子1つのみで検索する方法を採用してもよい。
【0094】
サーバ10は検索式作成部28が作成した検索式を使用してサーチエンジン9に対し検索指令する。サーチエンジン9は、商品名のキーワードと両識別子が付与されたウェブページを検索する。そして検索して得られたウェブページのうち検索対象ページ81中の詳細情報データ84と、該ページ81中に登録された画像データファイル名の画像データ83Aと、注文画面データのアドレス(URL)を少なくとも取得し、これらを検索結果としてサーバ10に送信する。サーバ10では、サーチエンジン9から受け取った検索結果は、検索データ格納部26に記憶される。一覧表示生成部23は、検索データ格納部26から一覧表示を生成するために必要な画像データ等の必要データを読み出し、一覧表示用データを生成する。
【0095】
次に、「識別子検索」をして商品注文画面を表示させるまでの処理について図21のフローチャートを用いて説明する。これは、制御部22および各処理部23〜25,28等を構成するCPUが実行するプログラムである。
【0096】
ステップ210では、ユーザが端末3の画面上で図19に示すようにカテゴリーを「ショッピング」→「食品」→「果物」というように階層を下って商品を選択する商品選択処理を行う。すなわち端末3からカテゴリー一覧の中から1つを選択した選択データを受け付けるごとにその下位の階層を一覧表示させ、検索したい商品である「果物」までカテゴリーを選択する処理をする。
【0097】
S220では、ユーザが入力したキーワードを端末3から入力する。例えば商品名「リンゴ」をキーワードとして入力する。
S230では、ユーザが端末3で検索ボタン88を操作した検索実行操作がなされたか否かを判断する。検索実行操作がなされなければ待機し、検索実行操作がなされればS240に進む。
【0098】
S240では、識別子を追加する。すなわち、商品販売用ウェブページを識別する販売識別子と、キーワード(商品名)の商品に対応する商品識別子とを追加する。
【0099】
S250では、検索式を作成する処理を行う。この場合、キーワード、販売識別子、商品識別子をAND検索する検索式とする。
S260では、検索式を基にサーチエンジン9に検索指令をする。
【0100】
S270では、サーチエンジンが検索処理をする。
S280では、検索結果を受信したか否かを判断する。検索結果を受信しなければ待機し、検索結果を受信すればS290に進む。
【0101】
S290では、検索数が1以上であるか否かを判断する。検索数が0であるときはS320に進んで該当なしの表示をする。一方、検索数が1以上であるときはS300に進む。
【0102】
S300では、検索された1つ以上のウェブページデータから表示用データを抽出する。すなわち、検索されたウェブページデータWPDから商品の画像データおよび詳細情報データを取得する。
【0103】
S310では、一覧表示をする。すなわち端末3の画面に商品注文画面を表示する。
そしてサーバ10は一覧表示欄データを端末3に送信して端末3の画面に商品注文画面D7(図20)を表示させる。この例では商品の詳細説明を一覧表示の中で一部表示させているが、もちろん第1の実施形態の図6のような表示の仕方としてもよいことは当然である。図20の場合も、詳細内容が一覧表示中に表示されることが異なるのみで、絞込検索や配列順序変更機能など、表示順序処理部24および絞込処理部25の処理内容については、前記第1の実施形態と同様である。すなわち、番号を選択すると詳細情報が画面表示され、注文ボタン89を操作すると販売元ウェブページの注文画面ページが直接開かれる。またホームページボタン90を操作すると、販売元のホームページ(トップページまたは商品のページ)が開かれる。
【0104】
また本実施形態では、販売主は希望に応じて商品のコマーシャル画像データを登録しておくことができるようになっている。コマーシャル画像データはウェブページデータWPDに用意しておいてもよいし、サーバシステム1のデータベース13に予め格納して登録しておくこともできる。後者の場合は、販売主のウェブページのアドレスまたは識別子と、データベース13内のコマーシャル画像データとの対応付けを行っておく。さらに本実施形態では、商品検索支援システムを提供する仲介業者が商品コマーシャルを作成する支援をし、販売店等の依頼主からの依頼を受けて商品コマーシャル用画像データを作成する。なお、コマーシャル画像データは例えば動画で用意されている。
【0105】
コマーシャル用の動画画像データおよび音声データは、ウェブページデータWPDに用意してもよいが、本実施形態では例えばデータベース13に格納されている。検索後は一時的に検索データ格納部26に格納される。例えば図20の注文欄SC6で画像をクリックしたり所定キー操作をすると、商品の宣伝用動画画像データを読み出して、端末3の画面に動画画像の宣伝を表示させる。
【0106】
宣伝動画画像としては、図20に示す3種類の方法を用意している。同図に示すように、例えば著名人がその商品を試してみた感想を述べている宣伝画像CD1、商品評価をユーザに知らせる宣伝画像CD2、商品と関連のある土地、風景、会社などの宣伝画像CD3である。データベース13には、各商品のうち一部について宣伝用の画像・音声データが格納されている。
【0107】
商品評価の宣伝内容は、利害関係のない第三者、あるいは第三機関に商品を評価してもらい、その評価内容を宣伝として表示を見ながらその説明を聞くことができるようになっている。利害関係のない第三機関等の評価であればユーザはその評価を信用し安心して商品を購入することができるうえ、実際に商品が届いたときにはその商品に満足する。また商品を選択するときの専門家のアドバイスが表示・音声で示され、ユーザは専門家のアドバイスを基にどの商品を購入すべきかを納得して決めることができる。例えば商品「果物」であれば、味の評価(糖度、酸味など)の評価データをグラフ等で示し、またいつごろ食べ頃であるか、また食べ方などのユーザにとって有益な様々な情報も、商品注文画面の商品を選択することによりその商品についてこの種の情報を表示や音声を駆使した画像としてユーザは知ることができる。また著名人ではなく動植物などを宣伝画像に出してもよい。宣伝画像を表示させる処理は、制御部22が行う。商品注文画面D7で商品を選択すると商品指定データがサーバ10に送られ、このデータを受け付けたサーバ10は、その商品に登録されたコマーシャル画像データを読み出して端末3に送信し、端末3の画面上に宣伝画像が表示される。
【0108】
また商品注文画面の商品は3次元画像データで登録されているのもよい。すなわち商品をどの角度方向からでも見た画像も見ることができる。一覧表示画面に表示される商品の画像は3次元画像で表示される。3次元画像で商品が表示されるので、商品を希望する方向から見ることができる。拡大機能も備えており、商品を拡大した画像を見ることができる。
【0109】
次に「2段式検索」を行うときの処理内容を説明する。
サーチエンジン9に識別子をキーワードとして検索させるのではなく、通常のキーワード検索を行わせ、その検索結果の検索データの中から商品販売用ウェブページを抽出する処理をサーバ10が行う例である。商品名だけで検索をかけた場合は、非常に多数の検索結果が得られてしまいその後の抽出処理に時間がかかるため、サーチエンジン9での検索数がある程度適切な数に絞り込まれるように、補助キーワードを付加した検索式を作成する処理をする。
【0110】
検索適正化キーワード記憶部29Cには、その商品の適切なウェブページが検索されるようにキーワードを補完するための補助キーワードが記憶されている。
図22は、検索適正化キーワード記憶部29Cに記憶されたテーブルデータ91である。入力キーワードごとに検索適正化キーワードのキーワード列がデータとして予め記憶されている。この実施形態では、入力キーワードには商品名が用いられる。
【0111】
検索適正化キーワードとは、商品名「リンゴ」の場合を例に説明すると、入力キーワードである商品名「リンゴ」に加え、その検索目的であるショッピングに関するウェブページが検索されるように、商品名のキーワードを補完するための補助キーワードである。商品名「リンゴ」であれば、補助キーワードとして例えば「販売」「価格」「円」「玉」など販売を目的とするウェブページが検索され易くするために付加するキーワード列が用意されている。このキーワード補完データは、経験則やサーチ専門家などのノウハウを基に作成されたもので定期的にヒット率などの検証を行ってメンテナンスされる。また検索式記憶部29Dには検索適正化条件を満たす適切な検索式が作成されるような検索式データが記憶されており、検索適正化キーワード列と検索式データ(条件式データ)を基に、入力キーワードに適した検索式が作成される。検索式適正化データは、ユーザがやり直し検索をするごとに前回の検索結果の検索数などを基に適切な検索式が作成されるように適宜更新されるようになっている。なお、キーワードを補完するとは、単にキーワードを加えてAND検索することを必ずしも指すものではなく、例えば適さないキーワードがある場合にはそのウェブページを対象から外す処理や、所定のキーワードについてはOR検索をする場合もある。
【0112】
図23は、検索式作成部28の処理を説明するものである。
商品検索画面86においてショッピングを選んだ後、前記第1の実施形態と同様の要領でカテゴリーを階層的に商品レベル(この例では商品は「果物」)まで選ぶ。すると、検索画面86が表示される。
【0113】
次の入力欄87に検索者はキーワード(例えば商品名)を入力する。この例では商品「果物」に属するうちの具体的な名称、例えば「リンゴ」を入力する。そしてユーザは、「リンゴ」を入力すると、検索ボタン88を選択する。
【0114】
検索ボタンが操作されたときにまず作動されるのが、検索式作成部28である。すなわちマイコンはプログラムの実行により、検索適正化キーワード記憶部29Cから入力キーワードに対応する図22に示すテーブルデータ91を読み出し、このテーブルデータ91を参照し、その入力キーワード「リンゴ」に対応する検索適正化キーワード「販売」、「価格」、「円」、「玉」、…を取得する。そしてユーザが入力した入力キーワード「リンゴ」に、検索適正化キーワードを補助キーワードとして付加し、さらに検索式記憶部○○からショッピングで商品名が入力キーワードとされた場合に適した検索式が抽出され、その抽出した検索式データと検索キーワードとを用いて検索式作成部28は検索式を作成する。そしてその検索式をサーチエンジン9に対し検索指令する。
【0115】
サーチエンジン9では、サーバ10から受け取った検索式で検索した検索結果をサーバ10に返す。このとき、検索対象ページ81のデータと、登録された画像データと、注文画面データ82のアドレス(URL)が検索データとしてサーバ10はサーチエンジン9から受け取る。そして、検索データは検索データ格納部26に格納され、一覧表示生成部23は検索データ格納部26から検索データを読み出して一覧表示欄データを生成する。そしてサーバ10は一覧表示欄データを端末3に送信して端末3の画面に一覧表示(図20)を表示させる。
【0116】
次に「2段式検索」をして商品注文画面を表示させるまでの処理について図24のフローチャートを用いて説明する。これは、制御部22および各処理部23〜25,28等を構成するCPUが実行するプログラムである。
【0117】
ステップ410では、ユーザが端末3の画面上で図23に示すようにカテゴリーを「ショッピング」→「食品」→「果物」というように階層を下って商品を選択する商品選択処理を行う。すなわち端末3からカテゴリー一覧の中から1つを選択した選択データを受け付けるごとにその下位の階層の一覧を表示させ、検索したい商品である「果物」まで商品を選択する処理をする。
【0118】
S420では、ユーザが入力したキーワードを端末3から入力する。例えば商品名「リンゴ」をキーワードとして入力する。
S430では、ユーザが端末3で検索ボタン88を操作した検索実行操作がなされたか否かを判断する。検索実行操作がなされなければ待機し、検索実行操作がなされればS440に進む。
【0119】
S440では、検索適正化キーワード(補助キーワード)を追加する。例えばキーワード「リンゴ」であれば、図23に示すテーブルデータ91を参照し、検索適正化キーワードとして「販売」「円」「玉」… を追加する。
【0120】
S450では、検索式を作成する処理を行う。この場合、キーワードと補助キーワードを用いて所定の検索式を作成する。
S460では、検索式を基にサーチエンジン9に検索指令をする。
【0121】
S470では、サーチエンジンが検索処理をする。
S480では、検索結果を受信したか否かを判断する。検索結果を受信しなければ待機し、検索結果を受信すればS490に進む。
【0122】
S490では、検索数が1以上かつM以下である(1≦検索数≦M)か否かを判断する。この条件不成立のときはS500に進み、キーワードの見直し処理を行う。すなわち、補助キーワードの見直しをする。一方、上記条件成立時は、S510に進む。
【0123】
S510では、検索数が1以上であるか否かを判断する。検索数が0であるときはS550に進んで該当なしの表示をする。一方、検索数が1以上であるときはS530に進む。
【0124】
S530では、検索された1つ以上のウェブページデータから表示用データを抽出する。すなわち、検索されたウェブページデータから商品の画像データおよび詳細情報データを取得する。
【0125】
S540では、一覧表示をする。すなわち端末3の画面に商品注文画面を表示する。
実施の形態は、上記に限定されず、以下の態様で実施することもできる。
【0126】
・ 一覧表示における表示数が多い場合は画像や文字が小さく見難い心配があるので、例えば画像または枠内をダブルクリックすると、選択した枠の表示が拡大されるようにしてもよい。
【0127】
・ 商品の購入する場合を例に挙げて説明したが、商品に限らず、役務(サービス)の購入にも対応できるように各種データが用意されている。例えば清掃業者、家庭教師、配達業者などのサービスを購入するために、検索支援サイトを利用すれば商品同様に検索結果がでた段階でサービスを比較検討することができる。もちろん商品や役務にも限定されず、検索の目的がどのようなものであっても、一覧表示に比較検討に必要なデータが表示されるので、この一覧表示で比較検討ができ、いちいちサイトを開く面倒を減らすことができる。
【0128】
・ 気に入った一覧表示を得た場合は、その検索条件をお気に入りとして保存できる機能を設けてもよい。この機能があれば、次回からはお気に入りの中から選択した検索条件に従って気に入った一覧表示が何度でも表示できる。この場合、最初の検索時の一覧表示の中に不適切な内容(枠)があれば、その枠を削除できる機能を設けてもよい。例えば削除した場合は、そのアドレス(URL)を記憶し、次回からは検索された中からそのURLのデータを対象から削除する処理を行う。こうすれば一覧表示の内容が個人の好みに合わせてだんだん進化する。
また一覧表示の中に不適切な画像が表示された枠があった場合は、次回からその画像を変更できる機能を設けてもよい。一覧表示中である画像が選択されて画像変更の指定がなされた場合は、プログラムが実行されてその画像の属する枠に該当するサイト(ページ)が開かれ、そのサイト中の別の画像を選択するとその画像のファイル名が記憶され、次回からは変更後の画像が抽出されて一覧表示される。もちろん他に適切な画像が見当たらない場合は、その枠に対し画像表示なしを選択することもできる。
【0129】
・ キーワードを入力欄に入力する態様を採ったが、ディレクトリの選択だけでキーワードを選択できるようにしてもよい。例えば図25に示すように、階層的なディレクトリを用意した一覧表示画面D7とし、例えばカテゴリーで「ショッピング」を選択し、その下位のディレクトリで「果物」を選択し、さらにその下位のディレクトリで「リンゴ」を選択することによって、「リンゴ」のキーワードを指定する。
【0130】
図26に示すように、商品検索支援用サーバシステム1から商品検索支援プログラムを端末3にダウンロードし、端末3からサーチエンジン9を利用して商品を検索し商品注文画面を表示させる使用方法を採用することもできる。
【0131】
第1の実施形態の商品注文画面において第2の実施形態で採用した宣伝画像を表示させてもよい。
・ 検索支援サイトのキーワード入力欄に、所望する商品名や役務名を入力し、その後に「ショッピング」のボタンを選択すると(あるいは検索目的入力欄を用意してその入力欄に「ショッピング」を入力した後に検索ボタンを選択すると)、その入力欄に先に入力した商品名や役務名の他に、ショッピングの検索に適切なキーワードが自動的に付与される方法を採用することもできる。この場合、・ 第1の実施形態の画面で商品を選択すると、その選択された商品からキーワードを含む検索式を作成し、商品をサーチエンジンにサーチさせる方法を採用することもできる。
【0132】
・ 第1の実施形態において商品を選択するために階層を下る方法ではなく、キーワード検索で商品を選択する方法を採用することができる。例えば商品名「リンゴ」を入力し、
・ 指定コーナー欄33や詳細設定欄36,41,42,43,44,52は、別画面が開かれるのではなく商品注文画面内に例えば別の表示枠内に表示されても構わない。
【0133】
・ 一覧表示をマトリクス状に配列したが、一覧表示の配列方法は適宜変更できる。例えば縦列表示や横列表示にしてもよい。またその他、意匠を懲らした所定の配列形状(例えば環状、菱形、星型等)を採用しても構わない。
【0134】
・ 一覧表示を画像のみの表示としてもよい。また画像のみであるが画像上にポインタを移動させるとその商品や役務の文字情報が表示されるようにしてもよい。
【0135】
・ 一覧表示を画像なしの商品や役務を購入するうえで検討比較に必要な文字情報だけを提供してもよい。
前記実施形態から把握される請求項以外の技術的思想を、以下に記載する。
【0136】
(1)請求項20〜請求項24のいずれか一項に記載の商品検索装置において、前記端末で前記商品注文画面中の1つの商品を選択指定して詳細情報表示依頼データを受け付けると、コンピュータが該指定された商品の詳細情報データを基に前記端末の画面に選択指定された商品の詳細情報を表示させる情報表示手段(22,27B)を備えたことを特徴とする商品検索装置。
【0137】
(2)請求項21〜請求項24及び前記(1)の技術的思想のいずれか一つの商品検索装置において、端末で入力された優先順序指定データを受け付けると、前記商品注文画面中の商品の画像が前記優先順に従う配列順序で一覧表示されるように一覧表示用データを生成して、前記端末の画面に商品の画像が優先順の配列順序で一覧表示された商品注文画面を表示させる配列変更手段を備えていることを特徴とする商品検索装置。
【0138】
(3)請求項20〜請求項24前記(1)の技術的思想のいずれか一つに記載の商品検索装置において、前記商品注文画面が表示された端末で入力指定された絞込条件データ及び優先順指定データを受け付けると、コンピュータが該商品注文画面の商品群について前記絞込条件に基づく絞込検索処理を実行するとともに、該絞込検索結果の商品の画像が前記優先順に従う配列順序で一覧表示されるように一覧表示用データを生成して、前記端末の画面に絞込検索結果の商品の画像が優先順の配列順序で一覧表示された商品注文画面を表示させる絞込手段を備えていることを特徴とする商品検索装置。
【0139】
(4)前記(2),(3)の技術的思想において、前記優先順序は価格順であることを特徴とする商品検索装置。
(5)前記(2),(3)の技術的思想において、前記優先順序は、商品の名称について、あいうえお順、いろは順またはアルファベット順であることを特徴とする商品検索装置。
【0140】
(6)請求項20〜請求項24及び前記(1)〜(5)の技術的思想のいずれか一つにおいて、前記商品注文画面中の商品を産地又はメーカで絞り込むために端末で入力指定された生産元データを受け付けると、コンピュータが該生産元データを基に前記商品注文画面中の商品を産地又はメーカで絞り込む絞込処理を実行し、前記端末の画面に産地又はメーカで絞り込んだ商品の画像が一覧表示された商品注文画面を表示させる生産元絞込手段を備えていることを特徴とする商品検索装置。
【0141】
(7)請求項20〜請求項24及び前記(1)〜(6)の技術的思想のいずれか一つにおいて、前記端末で前記商品注文画面中の1つの商品が選択された商品指定データを該端末から受け付けると、該商品指定データにより指定された商品の販売元のウェブページを前記端末の画面に開くリンク手段を備えていることを特徴とする商品検索装置。
【0142】
(8)前記(7)の技術的思想において、前記リンク手段は、前記商品指定データにより指定された商品に対応するウェブページ中の注文画面ページを前記端末の画面に開くことを特徴とする商品検索装置。
【0143】
(9)請求項20〜請求項24及び前記(1)〜(8)の技術的思想のいずれか一つにおいて、前記一覧表示画面に表示される商品の画像は、3次元画像で表示されることを特徴とする商品検索装置。
【0144】
(10)請求項20〜請求項24及び前記(1)〜(9)の技術的思想のいずれか一つにおいて、端末で前記商品注文画面の中から一つの商品が選択された商品指定データを該端末から受け付けると、該商品指定データにより特定される商品の宣伝用動画画像データを読み出して、該端末の画面に該動画画像の宣伝を表示させる宣伝表示手段を備えたことを特徴とする商品検索装置。
【0145】
(11)前記(10)の技術的思想において、前記宣伝用動画画像データは、当該商品を体験した著名人が感想を述べるコマーシャル画像データであり、前記宣伝表示手段は、コマーシャル画像データを基に前記端末の画面に著名人が感想を述べるコマーシャル画像の宣伝を表示させることを特徴とする商品検索装置。
【0146】
(12)請求項20〜請求項24及び前記(1)〜(11)の技術的思想のいずれか一つにおいて、前記端末の入力手段に備えられた番号キー又はアルファベットキーを用いて入力操作ができるように、前記商品注文画面には各商品を番号またはアルファベットで選択可能な選択ボタンが表示され、また絞込条件の指定あるいは配列順序変更の指定は、番号又はアルファベットで選択可能な表示画面が表示されることを特徴とする。
【0147】
(13)請求項16において、前記宣伝画像は、前記商品を、動植物、企業、有名な場所、地域などの動画画像で宣伝することを特徴とする商品検索方法。
(14)請求項20〜請求項24及び前記(1)〜(12)の技術的思想のいずれか一つにおいて、コンピュータを前記各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
【0148】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1〜24に記載の発明によれば、ネットワークを介して提供される多数の商品のウェブページからユーザが希望する商品の販売を目的とするウェブページを端末から簡単に検索でき、しかも検索結果を商品の画像の一覧表示で見ることができて商品同士を比較し易いとともに、希望する条件に合った商品を比較的簡単に見つけ出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における商品検索システムの概略構成図。
【図2】商品検索装置の概略機能構成を示すブロック図。
【図3】カテゴリーの一覧表示画面を示す画面図。
【図4】商品分類の一覧表示画面を示す画面図。
【図5】商品の一覧表示画面を示す画面図。
【図6】商品注文画面を示す画面図。
【図7】指定コーナーの画面図。
【図8】詳細設定欄の画面図。
【図9】詳細設定欄の画面図。
【図10】詳細設定欄の画面図。
【図11】端末やその入力装置を示す模式図。
【図12】(a)テレビと電話機の模式図、(b)はテレビとリモコン通信器の模式図。
【図13】テレビとファックスの模式図。
【図14】携帯電話と電子手帳の模式図。
【図15】商品注文画面の動作説明をする説明図。
【図16】第2の実施形態における商品検索システムの概略構成図。
【図17】商品検索装置の概略機能構成を示すブロック図。
【図18】ウェブページデータ図。
【図19】検索処理を説明する模式図。
【図20】商品注文画面の動作を説明する模式図。
【図21】検索処理のフローチャート。
【図22】テーブルデータ図。
【図23】検索処理を説明する模式図。
【図24】検索処理のフローチャート。
【図25】一覧表示画面図。
【図26】別例の商品検索支援システムの概略構成図。
【符号の説明】
1…商品検索支援用のサーバシステム、3…端末、5…端末としてのパーソナルコンピュータ、6…端末としての携帯電話、9…サーチエンジン、10…コンピュータとしてのウェブサーバ、13…データベース、22…画面表示手段、配列変更手段、商品選択手段を構成するとともにサーチ手段としての制御部、23…画面表示手段及び絞込手段を構成する一覧表示生成部、24…配列変更手段を構成する表示順序処理部、25…画面表示手段及び絞込手段を構成する絞込処理部、27,29…主記憶部、27A,29A…商品選択手段を構成する商品階層データ記憶部、27B…商品データ記憶部、28…検索式作成手段を構成する検索式作成部、29B…識別子記憶部、29C…検索式作成手段を構成する検索適正化用キーワード記憶部、29D…検索式作成手段を構成する検索式記憶部、56…入力手段としてのキーボード、60…入力手段としての入力装置、71…端末としての携帯端末、72…端末としての電子手帳、74…端末を構成する電話機、75…端末を構成するテレビ、76…端末を構成するリモコン発信器、77…端末を構成するファックス電話、78…端末を構成する携帯端末、D4,D5,D7…商品注文画面。
Claims (24)
- 販売商品又は販売役務よりなる商品を検索するために端末で入力指定された商品検索データを受け付けてコンピュータがコンピュータネットワーク上のウェブページデータを対象とする商品の検索処理を実行し、前記端末の画面に商品検索結果を表示させる商品検索方法であって、
コンピュータネットワーク上のサーバに置かれた商品販売用ウェブページデータは、商品販売を目的とするウェブページであることを識別させる識別子と、商品の詳細情報データと、商品の画像データとが備えられた状態に用意されており、
コンピューターのデータベースの識別子記憶部には、前記商品販売を目的とするウェブページであることを識別させる識別子が記憶されており、
コンピュータが、端末から商品検索データを受け付けると、前記識別子記憶部から前記識別子を読み出し、当該商品検索データから特定される商品を検索するための検索式を、当該識別子をキーワードとして含む形態で作成し、当該作成した検索式に基づくサーチと、当該サーチした商品販売用ウェブページデータにおける少なくとも商品の詳細情報データと商品の画像データとを含む部分の取得とをサーチエンジンに指令するサーチ段階と、
コンピューターが、前記サーチエンジンから前記検索式に基づく検索結果として商品販売用ウェブページにおける少なくとも商品の詳細情報データと画像データとを含む部分を取得すると、少なくとも該商品の画像データを基にその検索結果の商品の画像を所定配列形式で一覧表示させるための一覧表示用データを生成して前記端末の画面に検索された商品の画像が一覧表示された商品注文画面を表示させる表示段階とを備えたことを特徴とする商品検索方法。 - 前記識別子は、商品販売用のウェブページであることを識別させる販売識別子と、取り扱い商品を識別させる商品識別子を含み、
前記サーチ段階では、コンピュータは、端末から商品検索データを受け付けると、前記識別子記憶部から、前記販売識別子と、当該商品検索データから特定される商品に対応する商品識別子とを読み出し、当該販売識別子と当該商品識別子とをキーワードとして含む検索式を作成し、当該作成した検索式に基づくサーチと、当該サーチした商品販売用ウェブページデータにおける少なくとも商品の詳細情報データと商品の画像データとを含む部分の取得とをサーチエンジンに指令することを特徴とする請求項1に記載の商品検索方法。 - 前記サーチ段階では、コンピュータは、前記識別子記憶部から読み出した前記商品識別子と前記販売識別子とをAND条件で含む前記検索式を作成することを特徴とする請求項2に記載の商品検索方法。
- 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の商品検索方法において、
前記端末から受け付ける商品検索データは、商品名のキーワードを含み、
前記サーチ段階では、コンピュータは、前記商品検索データに含まれる前記商品名のキーワードと、前記識別子のキーワードとをAND条件で含む検索式を作成することを特徴とする商品検索方法。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の商品検索方法において、
前記端末から受け付ける商品検索データは、商品名のキーワードを含み、
前記サーチ段階では、コンピュータは、前記商品検索データに含まれる前記商品名のキーワードに対応する補助キーワードをデータベースを検索して取得し、当該補助キーワードをAND条件又はNOT条件で含むとともに前記商品名のキーワードと前記識別子とをAND条件で含む前記検索式を作成することを特徴とする商品検索方法。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の商品検索方法において、
前記端末から受け付ける商品検索データは、商品名のキーワードを含み、
前記サーチ段階では、コンピュータは、前記商品検索データに含まれる前記商品名のキーワードに対応する検索条件書式をデータベースにおける検索式記憶部から読み出し、当該検索条件書式に少なくとも前記識別子を組み込んで前記検索式を作成することを特徴とする商品検索方法。 - 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の商品検索方法において、
前記商品識別子は、商品ジャンルを識別するための商品ジャンル用識別子と、商品を識別するための商品用識別子とを含むことを特徴とする商品検索方法。 - 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の商品検索方法において、
前記識別子は、暗号キーワードであることを特徴とする商品検索方法。 - 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の商品検索方法において、
前記端末で商品の情報を表示させるために前記商品注文画面中の1つの商品を選択入力した情報表示依頼データを受け付けると、コンピュータが該指定された商品の詳細情報データを基に前記端末の画面にその選択された商品の詳細情報を表示させる段階を備えたことを特徴とする商品検索方法。 - 請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の商品検索方法において、
端末で入力された優先順指定データを受け付けると、コンピュータが該優先順指定データに従う優先順となるように一覧表示中の商品の配列順序を再配列する処理を実行し、前記端末の画面に指定された優先順に再配列された一覧表示で商品注文画面を表示させる段階を備えていることを特徴とする商品検索方法。 - 請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の商品検索方法において、
端末では前記商品注文画面又は該商品注文画面にリンクされた画面で絞込条件データ及び優先順指定データを検索実行前に入力指定できるようになっており、端末から該絞込条件データ及び優先順指定データを受け付けると、コンピュータが該商品注文画面の商品群について前記絞込条件に基づく絞込検索処理を実行するとともに、該絞込検索結果の商品の画像が前記優先順に従う配列順序で一覧表示されるように一覧表示用データを生成して、前記端末の画面に絞込検索結果の商品の画像が指定された優先順の配列順序で一覧表示された商品注文画面を表示させる段階を備えていることを特徴とする商品検索方法。 - 請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の商品検索方法において、
コンピュータが端末の画面に商品検索データ及び優先順指定データを検索実行前に入力可能な検索画面を表示させる段階を備え、
前記商品注文画面を表示させる段階では、コンピュータは、端末から受け付けた該商品検索データを基に該商品を検索する検索処理を実行して得たその検索結果の商品の画像が前記優先順指定データに従う配列順序で一覧表示された商品注文画面を表示させることを特徴とする商品検索方法。 - 請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の商品検索方法において、
前記優先順は価格順であることを特徴とする商品検索方法。 - 請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載の商品検索方法において、
前記商品注文画面中の商品を産地又はメーカで絞り込むために端末で入力指定された生産元データを受け付けると、コンピュータが該生産元データを基に前記商品注文画面中の商品を産地又はメーカで絞り込む絞込処理を実行し、前記端末の画面に産地又はメーカで絞り込んだ商品の画像が一覧表示された商品注文画面を表示させる段階を備えていることを特徴とする商品検索方法。 - 請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載の商品検索方法において、
前記端末で前記商品注文画面中の1つの商品が選択された商品指定データを該端末から受け付けると、コンピュータが該商品指定データにより指定された商品の販売元のウェブページを前記端末の画面に開く段階を備えていることを特徴とする商品検索方法。 - 請求項15に記載の商品検索方法において、
前記販売元のウェブページを前記端末の画面に開く段階では、コンピュータは該商品指定データにより指定された商品に対応するウェブページ中の注文画面ページを前記端末の画面に開くことを特徴とする商品検索方法。 - 請求項1〜請求項16のいずれか一項に記載の商品検索方法において、
端末で前記商品注文画面の中から一つの商品が選択された商品指定データを該端末から受け付けると、コンピュータが該商品指定データにより特定される商品の宣伝用動画画像データを読み出して、該端末の画面に該動画画像の宣伝を表示させる段階を備えたことを特徴とする商品検索方法。 - 請求項17に記載の商品検索方法において、
前記宣伝用動画画像データは、当該商品を体験した著名人が感想を述べるコマーシャル画像データであり、前記宣伝を表示させる段階では、コンピュータはコマーシャル画像データを基に前記端末の画面に著名人が感想を述べるコマーシャル画像を表示させることを特徴とする商品検索方法。 - 請求項1〜18のいずれか一項に記載の商品検索方法をコンピュータに実行させるために使用されるプログラムであって、
コンピュータに、請求項1〜18のいずれか一項に記載の前記各段階を実行させるためのプログラム。 - 販売商品又は販売役務よりなる商品を検索するために端末で入力指定された商品検索データを受け付けてコンピュータネットワーク上のサーバに置かれたウェブページデータを検索する商品の検索処理を実行して、前記端末の画面に商品検索結果を表示させる商品検索処理をコンピュータネットワーク上で行うコンピュータを備えた商品検索装置であって、
コンピュータネットワーク上のサーバに置かれた商品販売用ウェブページデータは、サーチエンジンのサーチ対象領域に、商品販売を目的とするウェブページであることを識別させる識別子と、商品の詳細情報データと、商品の画像データとが備えられた状態に用意されており、
前記商品販売を目的とするウェブページであることを識別させる識別子を記憶する識別子記憶部と、
端末から商品検索データを受け付けると、前記識別子記憶部から識別子を読み出し、当該商品検索データから特定される商品を検索するための検索式を、当該識別子をキーワードとして含む形態で作成し、当該作成した検索式に基づくサーチと、当該サーチされた商品販売用ウェブページデータにおける少なくとも予め登録された商品の詳細情報データと商品の画像データとを含む部分の取得とをサーチエンジンに指令するサーチ手段と、
前記サーチエンジンがサーチした商品販売用ウェブページにおける少なくとも商品の詳細情報データと画像データとを含む部分を前記サーチエンジンから取得すると、少なくとも該商品の画像データを基にその検索結果の商品の画像を所定配列形式で一覧表示させるための一覧表示用データを生成して前記端末の画面に検索した商品の画像が一覧表示された商品注文画面を表示させる画面表示手段とを備えたことを特徴とする商品検索装置。 - 前記識別子は、商品販売用のウェブページであることを識別させる販売識別子と、取り扱い商品を識別させる商品識別子を含み、
前記サーチ手段は、端末から商品検索データを受け付けると、前記識別子記憶部から、前記販売識別子と、当該商品検索データから特定される商品に対応する商品識別子とを読み出し、当該販売識別子と当該商品識別子をキーワードとして含む検索式を作成し、当該作成した検索式に基づくサーチと、当該サーチした商品販売用ウェブページデータにおける少なくとも商品の詳細情報データと商品の画像データとを含む部分の取得とをサーチエンジンに指令することを特徴とする請求項20に記載の商品検索装置。 - 前記サーチ手段は、前記識別子記憶部から読み出した前記商品識別子と前記販売識別子とをAND条件で含む前記検索式を作成することを特徴とする請求項21に記載の商品検索装置。
- 請求項20〜請求項22のいずれか一項に記載の商品検索装置において、
前記端末から受け付ける商品検索データは、商品名のキーワードを含み、
前記サーチ手段は、前記商品検索データに含まれる前記商品名のキーワードに対応する検索条件書式を検索式記憶部から読み出し、当該検索条件書式に少なくとも前記識別子を組み込んで前記検索式を作成することを特徴とする商品検索装置。 - 請求項20〜請求項23のいずれか一項に記載の商品検索装置において、
前記識別子は、暗号キーワードであることを特徴とする商品検索装置。
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