JP2005222390A - お薦め情報提供装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 ユーザのニーズにより適合したお薦め商品を表示することができるお薦め情報提供装置を提供する。
【解決手段】 お薦め情報提供装置１００は、商品情報を端末装置へ提供するとともに、端末装置から購入希望商品の品番が通知された際に、この購入希望商品の品番をバスケット記憶部１０５へ格納する購入処理部１０２と、購入希望商品の品番により購入履歴を検索し、購入希望商品と同時に購入された商品の中からお薦め情報に含めるための商品を検索する商品検索部１０３と、購入希望商品の品番により広告商品の情報を検索し、この広告商品の情報および検索部１０３によって検索された商品の情報を用いてお薦め情報を作成するお薦め作成部１０４とを備える。
【選択図】 図２

Description

本発明は、オンラインショッピング等を利用している端末装置に対してお薦め商品の情報を提供するお薦め情報提供装置に関する。

近年、インターネット等を利用して商品を購入するオンラインショッピング等が普及してきている。このようなオンラインショッピングでは、ユーザは、商品の販売者が運営するＷｅｂサイト上のホームページにアクセスし、商品を選択して購入することになる。
このようなオンラインショッピングを提供するシステムでは、例えば、ユーザが、購入対象の商品をショッピングカートに入れると、本体とオプション、または、同時に使用される傾向のある商品等、相互に関連する商品とを対応付けて記憶している関連商品ＤＢにアクセスし、関連商品を検索し、ユーザに推奨する関連商品推奨システムが提案されている（例えば、特許文献１参照。）。
特開２００１−２６５８５３号公報

しかしながら、上記のような従来のシステムでは、ショッピングカートに入れられた購入対象の商品単品に関連した商品がユーザに推奨されるだけである。ユーザのニーズが複雑、多種多様になっている今日、このような方法で充分な推奨商品を提示しているとは言い難い。
そこで、本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、ユーザのニーズにより適合したお薦め商品を表示することができるお薦め情報提供装置を提供することを目的とする。

上記目的を達成するため、本発明に係るお薦め情報提供装置は、ネットワークを介して接続された端末装置から購入希望商品を特定する情報が通知された際に、お薦め商品の情報を提供するお薦め情報提供装置であって、前記購入希望商品を特定する情報を一時的に格納するためのバスケット記憶手段と、前記購入希望商品を特定する情報が通知された際に、前記購入希望商品を特定する情報を前記バスケット記憶手段へ格納する購入処理手段と、前記バスケット記憶手段に格納されている前記購入希望商品を特定する情報および過去に購入された商品に関する購入履歴に基づいて、商品を検索する商品検索手段と、前記検索された商品の情報をお薦め情報として前記端末装置へ通知するお薦め作成手段とを備えることを特徴とする。

これによって、過去に購入された商品に関する購入履歴に基づいてお薦め商品を検索することができるので、購入希望商品に応じて適切なお薦め情報を提供することができる。
ここで、前記商品検索手段は、前記バスケット記憶手段に格納されている前記購入希望商品を特定する情報が複数ある場合には、複数の前記購入希望商品を特定する情報の組み合わせにより前記購入履歴を検索ことが好ましい。

これによって、購入希望商品が複数になった場合であっても、その複数の商品に応じてお薦め情報を提供することができる。
また、前記商品検索手段は、新たに前記購入希望商品を特定する情報が前記バスケット記憶手段へ格納された際に、新たに格納された前記購入希望商品を特定する情報、元から格納されていた前記購入希望商品を特定する情報、および前記購入履歴に基づいて商品を検索し、前記お薦め作成手段は、前記検索された商品の情報によりお薦め情報を更新して前記端末装置へ通知してもよい。

これによって、バスケット記憶手段に格納されている購入希望商品が替わるたびに、お薦め情報が更新されることになるので、よりユーザのニーズにあったお薦め情報を提供することができる。
また、前記お薦め情報提供装置は、さらに、同時に購入された商品をまとめて購入履歴として格納するための売上情報記憶手段を備え、前記商品検索手段は、前記購入希望商品を特定する情報により前記購入履歴を検索し、過去に前記購入希望商品と同時に購入された商品の中で購入数が多い順に所定数の商品を検索してもよい。

これによって、過去に購入希望商品と同時に購入された商品の中から購入数が多いお薦め商品を検索することができるので、購入希望商品に応じて適切なお薦め情報を提供することができる。
また、前記お薦め情報提供装置は、さらに、各ユーザ単位に購入された商品をまとめて購入履歴として格納するためのユーザ情報記憶手段を備え、前記商品検索手段は、前記購入希望商品を特定する情報により前記購入履歴を検索し、過去に前記購入希望商品を購入しているユーザが他に購入している商品の中で購入数が多い順に所定数の商品を検索してもよい。

これによって、同じ商品を過去に購入したユーザがその他に購入している商品の中から購入数が多いお薦め商品を検索することができるので、購入希望商品に応じた適切なお薦め情報を提供することができる。
また、前記お薦め情報提供装置は、さらに、あらかじめ設定された広告商品を特定する情報を格納するための広告情報記憶手段を備え、前記お薦め作成手段は、前記広告情報記憶手段に格納された前記広告商品の情報および前記商品検索手段によって検索された商品の情報により前記お薦め情報を作成して前記端末装置へ通知してもよい。

これによって、商品検索手段の検索結果だけでなく、購入希望商品に対応する広告商品を必要に応じてお薦め情報の中に含めているので、販売者側は、例えば新製品やお買い得商品等といった広告したい商品の情報をお薦め情報として提供することができる。
なお、本発明は、このようなお薦め情報提供装置として実現することができるだけでなく、このようなお薦め情報提供装置が備える特徴的な手段をステップとするお薦め情報提供方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、ＣＤ−ＲＯＭ等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのは言うまでもない。

以上の説明から明らかなように、本発明に係るお薦め情報提供装置によれば、過去に購入希望商品と同時に購入された商品の中からお薦め商品を検索することができるので、ユーザにとって適切なお薦め情報を提供することができる。
よって、購入対象の商品が複数になった場合に、その複数の商品に応じたお薦め商品を表示することができ、オンラインショッピング等が普及している今日における実用的価値は極めて高い。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図１は本発明に係るお薦め情報提供装置を用いたシステムの構成を示すハードウェア構成図であり、図２はお薦め情報提供装置の構成を示すブロック図である。
このシステムは、例えばオンラインショッピングにより商品を販売する販売者側に設置されるお薦め情報提供装置１００と、例えばインターネット等のネットワーク３００を介してお薦め情報提供装置１００と接続され、例えばオンラインショッピング等により商品を購入するユーザの自宅等に設置される端末装置２００ａ、２００ｂ、２００ｃ…とを備えている。なお、端末装置２００（２００ａ、２００ｂ、２００ｃ…）は、例えば通信機能を有するパーソナルコンピュータや携帯情報端末等であればよい。

お薦め情報提供装置１００は、オンラインショッピングを実現するとともに、端末装置２００から購入希望商品を特定する情報が通知された際に、お薦め商品の情報を提供するための装置であり、通信部１０１、購入処理部１０２、商品検索部１０３、お薦め作成部１０４、バスケット記憶部１０５、ユーザ情報記憶部１０６、商品情報記憶部１０７、売上情報記憶部１０８、および広告情報記憶部１０９を備えている。

通信部１０１は、ネットワーク３００を介して接続されている端末装置２００との通信を行う。
購入処理部１０２は、端末装置２００からアクセスが行われると、一般的なオンラインショッピングのサイト等と同様にホームページを端末装置２００へ送信する。そして、端末装置２００から商品分野や商品名等が選択されると、購入処理部１０２は、商品情報記憶部１０７に格納されている商品情報を端末装置２００へ提供する。このとき、端末装置２００では、例えば図８に示すような商品情報が表示画面上に表示されることになる。また、購入処理部１０２は、端末装置２００から購入希望商品を特定する情報が通知された際に、この購入希望商品を特定する情報をバスケット記憶部１０５へ格納し、購入が決定された際には、バスケット記憶部１０５に格納されている購入希望商品の購入処理を行う。ここでは、購入希望商品を特定する情報として品番が通知されるものとする。

商品検索部１０３は、購入希望商品の品番がバスケット記憶部１０５へ格納されると、この購入希望商品の品番により売上情報記憶部１０８に格納されている購入履歴を検索し、購入希望商品と同時に購入された商品の中から例えば多く購入された順に５つの商品を検索する。ここで、商品検索部１０３が検索を行う商品の数は５つに限られるものではなく、例えば最も多く購入された商品１つであってもよいし、多く購入された順に１０の商品であってもよい。

お薦め作成部１０４は、購入希望商品の品番により広告情報記憶部１０９に格納されている広告商品の情報を検索し、商品検索部１０３によって検索された商品の情報および広告商品の情報を用いてお薦め情報を作成する。また、お薦め作成部１０４は、決定したお薦め情報を端末装置２００へ通知する。
バスケット記憶部１０５は、端末装置２００から通知された購入希望商品の品番を端末装置２００ごとに一時的に格納する。

ユーザ情報記憶部１０６は、ユーザに関する情報を登録したデータベースを保持している記憶部である。ここでは、例えば図３に示すように、ユーザを特定する「ユーザＩＤ」ごとに、「ユーザ名」、「パスワード」、「性別」、「年齢」、および「地域」が登録されている。
商品情報記憶部１０７は、商品に関する情報を登録したデータベースを保持している記憶部である。ここでは、例えば図４に示すように、商品を特定する「品番」ごとに、「商品名」、「価格」、「性別」、「年齢」、および「在庫」が登録されている。

売上情報記憶部１０８は、売上に関する情報を登録したデータベースを保持している記憶部である。ここでは、例えば図５に示すように、売上単位ごとに、売上商品の数に応じて売上商品の品番を示す「売上商品１」、「売上商品２」、「売上商品３」…と、商品の購入したユーザの「性別」、「年齢」、「地域」、商品の購入時の状態を示す「時間帯」、および「季節」等が登録されている。

広告情報記憶部１０９は、広告商品に関する情報を登録したデータベースを保持している記憶部である。ここでは、例えば図６（ａ）に示すように、商品を特定する「品番」ごとに、この商品の購入が希望された際に広告を行いたい商品を特定する「広告商品の品番」が登録されている。
次に、上記のように構成されたお薦め情報提供装置１００の動作について説明する。

図７は端末装置２００からお薦め情報提供装置１００に対して商品の購入操作が行われる際の動作の流れを示すフローチャートである。
まず、端末装置２００において商品を購入するためにユーザによって例えば図８に示すような表示画面から商品が選択されて、「バスケットに入れる」ボタンが押下されると、端末装置２００からネットワーク３００および通信部１０１を介して購入処理部１０２へ購入希望商品の品番が通知される（ステップＳ１０１）。購入処理部１０２は、購入希望商品の品番が通知されると、この品番を端末装置２００ごとにバスケット記憶部１０５へ格納する（ステップＳ１０２）。

商品検索部１０３は、購入希望商品の品番がバスケット記憶部１０５へ格納されると、購入希望商品と同時に購入された商品の中から例えば多く購入された順に５つの商品を検索し、検索結果をお薦め作成部１０４へ通知する。すなわち、この品番により売上情報記憶部１０８を検索し、「売上商品１」、「売上商品２」、「売上商品３」…にこの品番が含まれているレコードを抽出する（ステップＳ１０３）。抽出したレコードを、レコード内に含まれる品番により並べ替えを行う（ステップＳ１０４）。例えば、図５に示す例では、購入希望商品の品番が「ＤＶＤ００２」であり、品番「ＤＶＤ００２」を含むレコードを抽出した後、品番「ＤＶＤ００２」以外の売上商品の中で品番の数が多い順（購入数が多い順）に並べ替えを行った状態を示している。この例では、１番多い品番は「ＰＲＯ００１」で３、次に「ＴＶ００１」と「ＫＡＲ００５」が２、「ＶＭＶ００４」と「ＳＰ００３」が１となっている。なお、この例では、レコード数が少ないために品番は５種類であるが、実際にはレコード数も多く品番の種類も多くなる。次に、商品検索部１０３は、品番の数が多い順に５つの品番および購入希望商品の品番をお薦め作成部１０４へ通知する（ステップＳ１０５）。

お薦め作成部１０４は、購入希望商品の品番により広告情報記憶部１０９を検索し、この商品の購入が希望された際に広告を行いたい商品である広告商品の品番を取得する（ステップＳ１０６）。ここで、広告商品の品番を取得できない場合（ステップＳ１０６でＮＯ）、すなわち購入希望商品に対応した広告商品がない場合には、お薦め作成部１０４は、商品検索部１０３より通知された品番の数が多い順の５つの品番の商品情報を商品情報記憶部１０７より読み出してお薦め情報として作成し（ステップＳ１０７）、通信部１０１およびネットワーク３００を介して端末装置２００へ送信する（ステップＳ１０９）。同時に、購入処理部１０２は、購入希望商品の商品名、品番、合計金額等をバスケット表示画面として端末装置２００へ送信し、お薦め作成部１０４が作成したお薦め情報を例えば図９に示すようにバスケット表示画面内に表示させる。

一方、広告商品の品番を取得した場合（ステップＳ１０６でＹＥＳ）、すなわち購入希望商品に対応した広告商品がある場合には、お薦め作成部１０４は、あらかじめ設定されている表示させるべき順位（例えば３番目）に広告商品を配置してお薦め情報を作成する（ステップＳ１０８）。すなわち、お薦め作成部１０４は、商品検索部１０３より通知された品番の数が多い順の５つの品番の中の３番目の商品を広告商品に入れ替え、３番目の商品を４番目へ、４番目の商品を５番目へ移動させる。これにより、商品検索部１０３より通知された品番の数が多い順の５つの品番の５番目の商品については、お薦め情報には入らないことになる。例えば、図６に示すような例では、購入希望商品の品番が「ＤＶＤ００２」であれば、広告商品の品番は「ＰＲＯ００５」となる。そして、上記のように商品検索部１０３より通知された品番の数が多い順の５つの品番が「ＰＲＯ００１」、「ＴＶ００１」、「ＫＡＲ００５」、「ＶＭＶ００４」、「ＳＰ００３」の順である場合、３番目に広告商品の品番「ＰＲＯ００５」が配置されて、「ＰＲＯ００１」、「ＴＶ００１」、「ＰＲＯ００５」、「ＫＡＲ００５」、「ＶＭＶ００４」となり、「ＳＰ００３」はお薦め情報には入らないことになる。

お薦め作成部１０４は、このように広告商品を配置して作成したお薦め情報を、通信部１０１およびネットワーク３００を介して端末装置２００へ送信する（ステップＳ１０９）。この場合も上記同様に、購入処理部１０２は、購入希望商品の商品名、品番、合計金額等をバスケット表示画面として端末装置２００へ送信し、お薦め作成部１０４が作成したお薦め情報を例えば図９に示すようにバスケット表示画面内に表示させる。

次に、商品検索部１０３は、新たに購入希望商品の品番が通知されてバスケット記憶部１０５へ格納されたか否かを判定する（ステップＳ１１０）。この結果、新たに購入希望商品の品番が格納された場合（ステップＳ１１０でＹＥＳ）には、上記同様にお薦め情報を作成し、端末装置２００へ送信する（ステップＳ１０３〜Ｓ１０９）。例えば、購入希望商品の品番「ＤＶＤ００２」がバスケット記憶部１０５に格納されている場合において、図９に示すようなバスケット表示画面でユーザによって品番「ＰＲＯ００１」の商品が選択されて、「バスケットに入れる」ボタンが押下されたとすると、端末装置２００から購入希望商品の品番「ＰＲＯ００１」が通知され、バスケット記憶部１０５へ格納される。このとき、商品検索部１０３は、既にバスケット記憶部１０５に格納されていた購入希望商品の品番「ＤＶＤ００２」、および今回バスケット記憶部１０５に格納された購入希望商品の品番「ＰＲＯ００１」と同時に購入された商品の中から例えば多く購入された順に５つの商品を検索し、検索結果をお薦め作成部１０４へ通知することになる。

すなわち、図５に示す例では、商品検索部１０３は、品番「ＤＶＤ００２」および「ＰＲＯ００１」を含むレコードを抽出した後、品番「ＤＶＤ００２」および「ＰＲＯ００１」以外の売上商品の中で品番の数が多い順に「ＫＡＲ００５」、「ＳＰ００３」をお薦め作成部１０４へ通知することになる。そして、お薦め作成部１０４が上記同様にお薦め情報を作成して端末装置２００へ送信することで、端末装置２００では例えば図１０に示すようなお薦め情報がバスケット表示画面内に表示される。なお、商品検索部１０３は、さらに購入希望商品の品番が通知されてバスケット記憶部１０５へ格納された場合も同様に、既にバスケット記憶部１０５に格納されていた品番および新たに格納された品番の複数の購入希望商品と、同時に購入された商品の中から例えば多く購入された順に商品を検索する。

一方、新たに購入希望商品の品番が格納されていない場合（ステップＳ１１０でＮＯ）には、購入処理部１０２は、端末装置２００から精算処理が通知されたか否かを判定する（ステップＳ１１１）。この精算処理が通知は、例えば図９に示すようにバスケット表示画面内に表示されている「精算」ボタンがユーザによって押下された場合に端末装置２００から送信される。この判定結果、精算処理が通知されていない場合（ステップＳ１１１でＮＯ）には、購入希望商品の品番が通知されてバスケット記憶部１０５へ格納されたか否かの判定処理（ステップＳ１１０）を再度行う。

一方、精算処理が通知された場合（ステップＳ１１０でＹＥＳ）には、購入処理部１０２は、その時点でバスケット記憶部１０５に格納されている購入希望商品の品番の商品についての精算処理を行う（ステップＳ１１２）。この精算処理では、一般的に行われている、例えばユーザが登録されているユーザであるかの認証、支払方法の確認、送付先の確認等の処理を行う。次に、購入処理部１０２は、精算処理が行われた商品、商品の購入したユーザの情報、商品の購入時の状態を示す情報を売上情報記憶部１０８へ記録する（ステップＳ１１３）。ここで、商品の購入時の「時間帯」および「季節」は、例えばお薦め情報提供装置１００が有する時計およびカレンダー機能（図示しない）を用いて時間と時間帯、月日と季節を関連付けるテーブル等に基づいて決定することができる。

以上のように、バスケット記憶部１０５に購入希望商品の品番が格納されるごとに、その時点でバスケット記憶部１０５に格納されている購入希望商品の品番に基づいて、売上情報記憶部１０８から購入希望商品と同時に購入された商品の中から多く購入された順に所定数の商品を検索しているので、ユーザにとって適切なお薦め情報を提供することができる。すなわち、バスケット記憶部１０５に格納されている購入希望商品が替わるたびに、お薦め情報の替わることになるので、よりユーザのニーズにあったお薦め情報を提供することができる。

また、売上情報記憶部１０８を対象にした検索結果だけでなく、購入希望商品に対応する広告商品を必要に応じてお薦め情報の中に含めて端末装置２００へ提供しているので、販売者側は、例えば新製品やお買い得商品等といった広告したい商品の情報をお薦め情報として提供することができる。
なお、本実施の形態では、商品検索部１０３は、購入希望商品の品番により売上情報記憶部１０８を検索し、購入希望商品と同時に購入された商品の中から多く購入された順に商品を検索しているが、これに限られるものではない。例えば、商品検索部１０３は、購入希望商品の品番によりユーザ情報記憶部１０６を検索し、購入希望商品と同じ商品を過去に購入したユーザがその他に購入している商品の中から多く購入されている順に商品を検索しても構わない。この場合、ユーザ情報記憶部１０６には、図１１に示すように「ユーザＩＤ」、「ユーザ名」、「パスワード」、「性別」、「年齢」、および「地域」に加えて、ユーザが過去に購入した商品の品番を示す「購入商品１」、「購入商品２」…を登録しておけばよい。これによって、購入希望商品と同時に購入された商品だけでなく、同じ商品を過去に購入したユーザがその他に購入している商品の中からお薦め商品を検索することができる。

また、本実施の形態では、商品検索部１０３は、購入希望商品の品番により売上情報記憶部１０８を検索する際、あらかじめ設定された数の商品を検索しているが、これに限られるものではない。例えば、図９に示すようなバスケット表示画面においてユーザによって「ベスト１」、「ベスト５」、「ベスト１０」というように選択することができるように構成することも可能である。

また、本実施の形態では、商品検索部１０３は、購入希望商品の品番により検索を行う際に売上情報記憶部１０８に格納されている売上情報すべてを検索対象にしているが、これに限られるものではない。例えば、図９に示すようなバスケット表示画面においてユーザによって性別、地域等を選択することができるように構成することも可能である。この場合、商品検索部１０３は、売上情報記憶部１０８に格納されている売上情報の中で、端末装置２００から通知された性別、地域等の条件に一致するデータを対象に検索を行えばよい。例えば、図５に示す例において、性別が女性であるという条件が設定されると、１番多い品番は「ＴＶ００１」で２、次に「ＰＲＯ００１」と「ＳＰ００３」が１となる。これによって、ユーザが希望する条件にあったお薦め情報を提供することができる。

また、本実施の形態では、お薦め作成部１０４は、あらかじめ設定されている表示させるべき順位に広告商品を配置してお薦め情報を作成しているが、これに限られるものではない。例えば、お薦め作成部１０４は、多く購入された順で所定数（例えば５つ）の商品の品番に加えてその他の商品の品番および購入数についても商品検索部１０３から通知を受け取るものとして、広告商品をどの程度お薦め情報に反映させるかを示す優先度を用いて、広告商品の購入数を操作した上で、所定数の商品を決定しても構わない。この場合、広告情報記憶部１０９に、例えば図６（ｂ）に示すように、「品番」および「広告商品の品番」に加えて、その広告商品をどの程度お薦め情報に反映させるかを示す「優先度」を登録しておけばよい。

例えば、図６（ｂ）に示す例で、購入希望商品の品番が「ＤＶＤ００２」であれば広告商品の品番は「ＰＲＯ００５」で優先度は「＋３０」であるので、お薦め作成部１０４は、広告商品の品番「ＰＲＯ００５」の購入数を３０％増加させた上で、再度多く購入された順を決定してお薦め情報とする所定数の商品を決定する。なお、ここでは優先度は購入数を何％増加させるかを示しているが、この他にも、購入数の数そのものをいくつ増加させるか等でも構わない。これによって、お薦め情報の内で広告商品がいつも同じ位置に配置されるというようなことはない。

また、本実施の形態では、広告情報記憶部１０９には、図６（ａ）に示すように商品ごとに、この商品の購入が希望された際に広告を行いたい商品を対応させて登録されているが、これに限られるものではない。例えば、商品を所定の分類に分けてこの分類ごとに、この分類の商品の購入が希望された際に広告を行いたい商品を対応させて登録しても構わない。

また、本実施の形態では、精算処理が選択された際に、ユーザが登録されているユーザであるかの認証を行っているが、これに限られるものではない。例えば、事前にユーザ認証を行った後、購入希望商品の選択等を受け付ける構成であってもよい。この場合、商品検索部１０３は、売上情報記憶部１０８に格納されている売上情報の中で、認証されたユーザの性別、地域等の条件に一致するデータを対象に購入希望商品の品番により検索を行っても構わない。

また、売上情報記憶部１０８に、どの画面でユーザによって「バスケットに入れる」ボタンが押下されたか、すなわち、例えば図８に示すような通常の商品紹介の画面か、または例えば図９に示すようなお薦め情報を表示したバスケット表示画面かを示す「フラグ」を、例えば図１２に示すように各売上商品ごとに登録されるようにしても構わない。そして、商品検索部１０３は、購入希望商品の品番により検索を行う際に、例えば「フラグ」によりお薦め情報を表示したバスケット表示画面から購入された商品を対象に検索を行っても構わない。

以上のように、本発明に係るお薦め情報提供装置は、購入希望商品に応じた適切なお薦め情報をユーザに提供することができ、例えばインターネット等を利用して商品を購入するオンラインショッピング等においてお薦め情報をユーザに提供するのに有用である。

本発明に係るお薦め情報提供装置を用いたシステムの構成を示すハードウェア構成図である。 本発明に係るお薦め情報提供装置の構成を示すブロック図である。 ユーザ情報記憶部に記憶されているデータ例を示す図である。 商品情報記憶部に記憶されているデータ例を示す図である。 売上情報記憶部に記憶されているデータ例を示す図である。 広告情報記憶部に記憶されているデータ例を示す図である。 本発明に係るお薦め情報提供装置における動作の流れを示すフローチャートである。 端末装置に表示される表示画面例を示す図である。 端末装置に表示されるお薦め情報を含むバスケット表示画面例を示す図である。 端末装置に表示されるお薦め情報を含むバスケット表示画面例を示す図である。 ユーザ情報記憶部に記憶されている他のデータ例を示す図である。 売上情報記憶部に記憶されている他のデータ例を示す図である。

符号の説明

１００ お薦め情報提供装置
１０１ 通信部
１０２ 購入処理部
１０３ 商品検索部
１０４ お薦め作成部
１０５ バスケット記憶部
１０６ ユーザ情報記憶部
１０７ 商品情報記憶部
１０８ 売上情報記憶部
１０９ 広告情報記憶部
２００ 端末装置
３００ ネットワーク

Claims (13)

1. ネットワークを介して接続された端末装置から購入希望商品を特定する情報が通知された際に、お薦め商品の情報を提供するお薦め情報提供装置であって、
   前記購入希望商品を特定する情報を一時的に格納するためのバスケット記憶手段と、
   前記購入希望商品を特定する情報が通知された際に、前記購入希望商品を特定する情報を前記バスケット記憶手段へ格納する購入処理手段と、
   前記バスケット記憶手段に格納されている前記購入希望商品を特定する情報および過去に購入された商品に関する購入履歴に基づいて、商品を検索する商品検索手段と、
   前記検索された商品の情報をお薦め情報として前記端末装置へ通知するお薦め作成手段と
   を備えることを特徴とするお薦め情報提供装置。
2. 前記商品検索手段は、前記バスケット記憶手段に格納されている前記購入希望商品を特定する情報が複数ある場合には、複数の前記購入希望商品を特定する情報の組み合わせにより前記購入履歴を検索する
   ことを特徴とする請求項１記載のお薦め情報提供装置。
3. 前記商品検索手段は、新たに前記購入希望商品を特定する情報が前記バスケット記憶手段へ格納された際に、新たに格納された前記購入希望商品を特定する情報、元から格納されていた前記購入希望商品を特定する情報、および前記購入履歴に基づいて商品を検索し、
   前記お薦め作成手段は、前記検索された商品の情報によりお薦め情報を更新して前記端末装置へ通知する
   ことを特徴とする請求項１または請求項２記載のお薦め情報提供装置。
4. 前記お薦め情報提供装置は、さらに、
   同時に購入された商品をまとめて購入履歴として格納するための売上情報記憶手段を備え、
   前記商品検索手段は、前記購入希望商品を特定する情報により前記購入履歴を検索し、過去に前記購入希望商品と同時に購入された商品の中で購入数が多い順に所定数の商品を検索する
   ことを特徴とする請求項１〜請求項３のいずれか１項に記載のお薦め情報提供装置。
5. 前記売上情報記憶手段には、さらに、前記購入履歴として前記商品の購入したユーザの情報を格納し、
   前記商品検索手段は、前記端末装置から通知された条件に基づいて前記購入履歴より商品を検索する
   ことを特徴とする請求項４記載のお薦め情報提供装置。
6. 前記お薦め情報提供装置は、さらに、
   各ユーザ単位に購入された商品をまとめて購入履歴として格納するためのユーザ情報記憶手段を備え、
   前記商品検索手段は、前記購入希望商品を特定する情報により前記購入履歴を検索し、過去に前記購入希望商品を購入しているユーザが他に購入している商品の中で購入数が多い順に所定数の商品を検索する
   ことを特徴とする請求項１〜請求項３のいずれか１項に記載のお薦め情報提供装置。
7. 前記お薦め情報提供装置は、さらに、
   あらかじめ設定された広告商品を特定する情報を格納するための広告情報記憶手段を備え、
   前記お薦め作成手段は、前記広告情報記憶手段に格納された前記広告商品の情報および前記商品検索手段によって検索された商品の情報により前記お薦め情報を作成して前記端末装置へ通知する
   ことを特徴とする請求項１〜請求項６のいずれか１項に記載のお薦め情報提供装置。
8. 前記広告情報記憶手段には、所定の商品ごとに前記広告商品を特定する情報を格納し、
   前記お薦め作成手段は、前記バスケット記憶手段に格納されている前記購入希望商品に対応する前記広告商品の情報および前記商品検索手段によって検索された商品の情報により前記お薦め情報を作成する
   ことを特徴とする請求項７記載のお薦め情報提供装置。
9. 前記広告情報記憶手段には、所定の商品分類ごとに前記広告商品を特定する情報を格納し、
   前記お薦め作成手段は、前記バスケット記憶手段に格納されている前記購入希望商品の商品分類に対応する前記広告商品の情報および前記商品検索手段によって検索された商品の情報により前記お薦め情報を作成する
   ことを特徴とする請求項７記載のお薦め情報提供装置。
10. 前記広告情報記憶手段には、前記広告商品ごとに前記お薦め情報として利用する際の優先度を格納し、
    前記お薦め作成手段は、前記広告商品の情報および前記商品検索手段によって検索された商品の情報の中からお薦め情報として利用する情報を前記優先度に基づいて決定する
    ことを特徴とする請求項７記載のお薦め情報提供装置。
11. 前記優先度は、対応する前記広告商品の購入数を変更するための値であり、
    前記お薦め作成手段は、前記商品検索手段によって検索された商品の中に含まれる前記広告商品の購入数を前記優先度により変更する
    ことを特徴とする請求項１０記載のお薦め情報提供装置。
12. 購入希望商品を特定する情報が通知された際に、お薦め商品の情報を提供するお薦め情報提供方法であって、
    前記購入希望商品を特定する情報が通知された際に、前記購入希望商品を特定する情報をバスケット記憶手段へ格納する購入処理ステップと、
    前記バスケット記憶手段に格納されている前記購入希望商品を特定する情報および過去に購入された商品に関する購入履歴に基づいて、商品を検索する商品検索ステップと、
    前記検索された商品の情報をお薦め情報として提供するお薦め作成ステップと
    を含むことを特徴とするお薦め情報提供方法。
13. 購入希望商品を特定する情報が通知された際に、お薦め商品の情報を提供するためのプログラムであって、
    請求項１２記載の方法に含まれるステップをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。

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