JP5628729B2 - モータ制御装置及び車両用シート装置 - Google Patents
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Description
モータ制御装置が、駆動されると電流信号に周期的なリプルを発生させるモータと、前記モータの前記電流信号からリプル成分を抽出して、そのリプル成分をパルス化したパルス信号を出力する抽出回路と、前記パルス信号を入力するとともに、前記モータを制御する制御部と、を備え、前記制御部が、前記パルス信号のパルス数を計数する第一処理と、前記パルス信号のパルスごとにパルス周期を計時する第二処理と、前記第二処理で計時されたパルス周期が正常周期を含む正常範囲から外れた時から前記第二処理で計時されたパルス周期が前記正常範囲内に収まった時まで、前記第二処理で計時されたパルス周期を積算して得られた値を累積期間として算出する第三処理と、前記第二処理で計時されたパルス周期が前記正常範囲から外れた時から前記第二処理で計時されたパルス周期が前記正常範囲内に収まった時まで、前記パルス信号のパルス数を計数する第四処理と、前記第三処理で算出された累積期間を前記正常周期で除することで得られた値を推定パルス数として算出する第五処理と、前記第一処理で計数されたパルス数に前記第五処理で算出された推定パルス数を加算して、それに前記第四処理で計数されたパルス数を減じて得られる値に、前記第一処理で計数されたパルス数を更新する第六処理と、を実行する。
前記モータ制御装置が、前記モータの電圧を検出する電圧検出部と、前記モータの電流を検出する電流検出部と、を更に備え、前記第二処理では、前記制御部が、計時したパルス周期を順次記憶し、前記制御部が、前記パルス信号のパルスごとに前記正常周期及び前記正常範囲を設定する第七処理を実行し、前記第七処理は、前記電圧検出部によって検出された電圧及び前記電流検出部によって検出された電流に基づいて前記モータの回転速度に相当する基準周期を算出するとともに、前記基準周期を含む基準範囲を算出する処理と、前記第二処理で計時されたパルス周期が前記基準範囲内及び前記正常範囲内に収まっている場合、前記第四処理で記憶されたパルスごとのパルス周期の平均値に前記正常周期を更新し、その平均値から所定値を減算して得られた値に前記正常範囲の下限値を更新し、その平均値に所定値を加算して得られた値に前記正常範囲の上限値を更新する処理と、前記第二処理で計時されたパルス周期が前記基準範囲から外れている場合又は前記第二処理で計時されたパルス周期が前記正常範囲から外れている場合、前記正常周期及び前記正常範囲を更新せずに維持する処理と、を含む。
前記モータ制御装置が、前記モータの電圧を検出する電圧検出部と、前記モータの電流を検出する電流検出部と、を更に備え、前記制御部が、前記パルス信号のパルスごとに前記正常周期及び前記正常範囲を設定する第七処理を実行し、前記第七処理は、前記電圧検出部によって検出された電圧及び前記電流検出部によって検出された電流に基づいて前記モータの回転速度に相当する基準周期を算出し、前記正常周期を前記基準周期に更新し、前記基準周期から所定値を減算して得られた値に前記正常範囲の下限値を更新し、前記基準周期に所定値を加算して得られた値に前記正常範囲の上限値を更新する処理を含む。
車両用シート装置が、請求項1から3の何れか一項に記載のモータ制御装置と、前記モータによって駆動される可動部を有するシート本体と、を備える。
モータ制御装置1は、モータ2、抽出回路3、制御部4、記憶部5、モータドライバ6、A/Dコンバータ7及びA/Dコンバータ8等を備える。
ハイパスフィルタ20は、オペアンプを用いたもの(例えば、負帰還型ハイパスフィルタ、正帰還型ハイパスフィルタ)又は抵抗器・キャパシタを用いたもの(例えば、CRハイパスフィルタ)である。
バンドパスフィルタ30は、オペアンプを用いたもの(例えば、多重負帰還型バンドパスフィルタ、多重正帰還型バンドパスフィルタ)又は抵抗器・キャパシタを用いたものである。
図5に示すように、フィルタ40は、バンドパスフィルタである。フィルタ40は、電流電圧変換器10によって変換された電圧信号(バンドパスフィルタ30の出力信号)のうち、低カットオフ周波数fc1から高カットオフ周波数fc2までの間の中間周波数帯域の成分を通過させる。低カットオフ周波数fc1はフィルタ40のハイパスフィルタ部のカットオフ周波数であり、高カットオフ周波数fc2はフィルタ40のローパスフィルタ部のカットオフ周波数であり、低カットオフ周波数fc1<高カットオフ周波数fc2である。なお、カットオフ周波数とは、出力電力が入力電力の1/2となる周波数を指す。つまり、ゲインGが−3dbとなる周波数がカットオフ周波数である。
ハイパスフィルタ43は、キャパシタ43aからなる。
制御部4は、A/Dコンバータ7から入力した電圧データを監視して、電圧データを所定の閾値と比較する(ステップS21)。上述のように制御部4がモータ2を起動させると(ステップS13)、モータ2に電流が通電するから、制御部4は電圧データが所定の閾値を上回ったと判定して、モータ2の通電・起動を検出する(ステップS21:YES)。そして、制御部4が記憶部5から初期位置データ5Aを読み込んで、制御部4の処理がステップS22に移行する。なお、制御部4がA/Dコンバータ8から入力した電流データを監視して、制御部4が電流データを所定の閾値と比較してもよい(ステップS21)。この場合、モータ2に電流が通電した場合、制御部4は電流データが所定の閾値を上回ったと判定して、モータ2の通電・起動を検出する(ステップS21:YES)。
まず、制御部4は、ステップS34で終了した計時時間(パルス周期T_pulse)をリセットする(ステップS31参照)前に、その計時時間をパルス周期T_pulseとして取得する(ステップS41)。なお、制御部4が図13に示す処理を再実行した場合、制御部4はパルス周期T_pulseを取得したら(ステップS41)、前に実行した際に取得したパルス周期T_pulseを消去して、今回取得したパルス周期T_pulseに更新する。
次に、制御部4は、正常周期T_normal及び正常範囲を設定する(ステップS42)。正常周期T_normalとは、パルス抜け及びパルス割れが発生していない場合のパルス周期を示す。正常範囲とは、正常周期T_normalを含む範囲である。具体的には、正常範囲は、正常周期T_normalを中心とした範囲あって、正常周期T_normalから所定値を減算して得られる下限値T_min1から正常周期T_normalに所定値を加算して得られる上限値T_max1までの範囲である。下限値T_min1<上限値T_max1である。なお、正常周期T_normalが下限値T_min1と上限値T_max1の平均値であってもよいし、正常周期T_normalが下限値T_min1と上限値T_max1の平均値からずれていてもよい。制御部4が正常周期T_normal及び正常範囲を設定する処理(図14参照)については、後に詳述する。
まず、制御部4が、A/Dコンバータ7によって検出された電流データ及びA/Dコンバータ8によって検出された電圧データを入力する(ステップS61)。
(1) パルス割れが生じて、制御部4によって数えられたパルス数(計数値N)が実際のモータ2の回転量に相当するパルス数よりも多くなってしまっても、制御部4によって数えられたパルス数(計数値N)がその増量分(補正値nの絶対値)だけ減算されるように補正される(ステップS49参照)。一方、パルス抜けが生じて、制御部4によって数えられたパルス数(計数値N)が実際のモータ2の回転量に相当するパルス数よりも少なくなっても、制御部4によって数えられたパルス数(計数値N)がその減量分(補正値nの絶対値)だけ加算されるように補正される(ステップS49参照)。よって、モータ2の回転量や位置等の検出を正確に行えることができる。
(2) 正常周期T_normalが一定値ではなく、実測されたパルス周期に基づいて設定されるから(ステップS68参照)、モータ2等の状態、誤差、個体差、経年変化等にも対応することができる。
(3) フィルタ40の回路設計においてフィルタ40の高カットオフ周波数fc2がリプル成分の周波数よりも低く設定されているから、フィルタ40によってリプル成分を除去することができる。
(4) 差動増幅器50が、バンドパスフィルタ30の出力信号(電流電圧変換器10によって変換された電圧信号のうち直流成分及び高周波ノイズ成分等が除去されたもの)と、フィルタ40の出力信号(電流電圧変換器10によって変換された電圧信号のうち直流成分、高周波ノイズ成分及びリプル成分等が除去されたもの)の差分を取って、それを差分信号として出力する。そのため、差動増幅器50の出力信号は、電流電圧変換器10によって変換された電圧信号のうちリプル成分である。差動増幅器50の出力信号が差分信号であるからこそ、モータ2の電流信号の各成分の周波数が環境変化によって変動しても、リプル成分が正確に抽出されて、モータ2の電流信号中のリプルを高精度に検出することができる。
(5) 図5に示す周波数特性のうち、高カットオフ周波数fc2よりも高い領域の傾斜部分を利用したからこそ、リプル成分の周波数が温度変化により変動したものとしても、差動増幅器50の出力信号がリプル成分として正確に抽出される。
(6) フィルタ40の周波数特性を利用して、フィルタ40と差動増幅器50によってリプル成分を抽出したから、フィルタ40にカットオフ周波数可変型フィルタを用いなくても済む。そのため、フィルタ40のコストを削減することができる。
(7) 抽出回路3がフィードバック制御回路のような閉ループ回路でないから、モータ2の電流信号の各成分の周波数が過渡的に又は急激に変化したものとしても、リプルを正確に検出することができる。
(8) フィルタ40が抵抗器41b,41d,41a,41c及びキャパシタ41a,41c,41b,41d,43aからなるフィルタであるから、フィルタ40の構成がシンプルであり、フィルタ40のコストアップを抑えることができる。
(9) フィルタ40の周波数特性を利用して、フィルタ40と差動増幅器50によってリプル成分を抽出したから、ハイパスフィルタ20やバンドパスフィルタ30にカットオフ周波数可変型フィルタを用いなくても済む。そのため、ハイパスフィルタ20やバンドパスフィルタ30のコストアップを抑えることができる。
(10) 電流電圧変換器10によって変換された電圧信号のうち直流成分がハイパスフィルタ20によって除去されるから、そのハイパスフィルタ20の後段のバンドパスフィルタ30、フィルタ40及び差動増幅器50の処理が正確に行われる。
(11) 電流電圧変換器10によって変換された電圧信号のうち所定周波数帯域外の成分がバンドパスフィルタ30によって減衰するから、そのバンドパスフィルタ30の後段のフィルタ40や差動増幅器50の処理が正確に行われる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。
図14に示す処理において、制御部4の処理がステップS62からステップS64に移行するとともに、制御部4の処理がステップS65の後に終了してもよい。そうすれば、パルス信号のパルスごとに、制御部4は入力した電流データ及び電圧データに基づいて、モータ2の回転速度に相当するパルス周期を基準周期T_standardとして算出するとともに基準範囲を算出し(ステップS62)、正常周期T_normalを基準周期T_standardの値に更新し(ステップS64)、正常範囲の下限値T_min1を基準範囲の下限値T_min2の値に更新するとともに正常範囲の上限値T_max1を基準範囲の上限値T_max2の値に更新する(ステップS65)。
図13に示す処理のステップS42において、制御部4が予め求められた一定の値を正常周期T_normalとして設定し、その一定値を含む範囲を正常範囲として設定してもよい。
上述のステップS22において、制御部4は、計数値Nをゼロにリセットするのではなく、計数値Nを初期位置データ5Aに設定してもよい。この場合、ステップS25における処理が省略される。更に、ステップS24においては、制御部4が、抽出回路3によって出力されたパルス信号のパルスを入力するごとに、計数値Nに1を加算し又は減算することで計数値Nを更新する。また、ステップS49においては、制御部4が、計数値Nに補正値nを加算することで得られた値に計数値Nを更新するか、計数値Nに補正値nを減算することで得られた値に計数値Nを更新する(ステップS49)。制御部4は、ステップS24及びステップS49の演算をステップS11で決定した向きに従って決定する。例えば、ステップS11で決定した回転の向きが正回転である場合には、制御部4がステップS24及びステップS49で加算を行い、ステップS11で決定した回転の向きが逆回転である場合には、制御部4がステップS24及びステップS49で減算を行う。勿論、回転の向きと演算の関係が逆であってもよい。
抽出回路3は一例であり、上述の実施形態の回路に限るものではない。例えば、フィルタ40及び差動増幅器50を省略してもよい。その場合、リプル成分の周波数が変化しても、リプル成分を正確に抽出できるようにするために、スイッチト・キャパシタ・フィルタをバンドパスフィルタ30の後段であって増幅器60の前段に設けることが好ましい。スイッチト・キャパシタ・フィルタのカットオフ周波数が可変であり、リプル成分や低周波成分の周波数が変化した場合でも、スイッチト・キャパシタ・フィルタは、低周波成分を減衰させ、リプル成分を通過させる。
フィルタ40の回路設計において、温度変化によるリプル成分の周波数の変動も考慮しつつ、図5に示すフィルタ40の低カットオフ周波数fc1がリプル成分の周波数(例えば、常温時の周波数)よりも高く設定されている。従って、フィルタ40は、電流電圧変換器10によって変換された電圧信号(バンドパスフィルタ30の出力信号)のうちリプル成分を高周波成分(高周波成分はリプル成分よりも周波数が高い。)よりも高い減衰率で減衰させる。つまり、フィルタ40は、リプル成分を高周波成分よりも効率的に除去する。従って、フィルタ40は、リプル成分を除去した信号を差動増幅器50に出力する。
この場合、モータ2の電流信号やフィルタ40及び差動増幅器50の入力信号は、リプル成分と、そのリプル成分よりも周波数が高い高周波成分とを重畳したものである。
フィルタ40がバンドパスフィルタではなく、図16に示すような周波数特性を有したローパスフィルタであってもよい。フィルタ40は、電流電圧変換器10によって変換された電圧信号(バンドパスフィルタ30の出力信号)のうちカットオフ周波数fc3以下の成分を通過させ、カットオフ周波数fc3を超える成分を減衰させる。具体的には、カットオフ周波数fc3を超える高周波域において、フィルタ40は、電流電圧変換器10によって変換された電圧信号(バンドパスフィルタ30の出力信号)に含まれる成分の周波数が低いほど減衰率がより低くなるように、電流電圧変換器10によって変換された電圧信号(バンドパスフィルタ30の出力信号)を減衰させる。
フィルタ40がローパスフィルタである場合、図6に示すハイパスフィルタ41,43が省略され、バンドパスフィルタ30の出力がローパスフィルタ42の入力に接続され、ローパスフィルタ42の出力が抵抗器51を介してオペアンプ53の反転入力端子に接続される。
フィルタ40がバンドパスフィルタではなく、図17に示すような周波数特性を有したハイパスフィルタであってもよい。フィルタ40は、電流電圧変換器10によって変換された電圧信号(バンドパスフィルタ30の出力信号)のうちカットオフ周波数fc4以上の成分を通過させ、カットオフ周波数fc4を下回る成分を減衰させる。具体的には、カットオフ周波数fc4を下回る低周波域において、フィルタ40は、電流電圧変換器10によって変換された電圧信号(バンドパスフィルタ30の出力信号)に含まれる成分の周波数が低いほど減衰率がより高くなるように、電流電圧変換器10によって変換された電圧信号(バンドパスフィルタ30の出力信号)を減衰させる。
フィルタ40がハイパスフィルタである場合、図6に示すローパスフィルタ42が省略され、バンドパスフィルタ30の出力がハイパスフィルタ41の入力に接続されている。
フィルタ40がバンドパスフィルタではなく、バンドストップフィルタであってもよい。
ハイパスフィルタ20とバンドパスフィルタ30の一方又は両方を省略してもよい。ハイパスフィルタ20を省略した場合には、電流電圧変換器10の出力がバンドパスフィルタ30の入力に接続される。バンドパスフィルタ30を省略した場合には、ハイパスフィルタ20の出力がフィルタ40の入力及び差動増幅器50の入力に接続される。ハイパスフィルタ20とバンドパスフィルタ30の両方が省略されている場合には、電流電圧変換器10の出力がフィルタ40の入力及び差動増幅器50の入力に接続される。
モータ制御装置1が電動ドアミラー装置に組み込まれ、電動ドアミラー装置の可動部(例えば、ドアに対してミラーハウジングの格納及び展開をする格納機構、ミラーハウジングに対してミラーを上下に振るチルト機構、ミラーハウジングに対してミラーを左右に振るパン機構)がモータ制御装置1のモータ2によって駆動されてもよい。モータ制御装置1がパワーウィンドウ装置に組み込まれ、パワーウィンドウ装置の可動部(例えば、ウィンドウレギュレター)がモータ2によって駆動されてもよい。
フィルタ40がオペアンプを用いたもの(例えば、負帰還型ローパスフィルタ、正帰還型ローパスフィルタ、多重負帰還型バンドパスフィルタ、多重正帰還型バンドパスフィルタ)でもよい。
2 モータ
3 抽出回路
4 制御部
5 記憶部
7 A/Dコンバータ(電圧検出部)
8 A/Dコンバータ(電流検出部)
Claims (4)
- 駆動されると電流信号に周期的なリプルを発生させるモータと、
前記モータの前記電流信号からリプル成分を抽出して、そのリプル成分をパルス化したパルス信号を出力する抽出回路と、
前記パルス信号を入力するとともに、前記モータを制御する制御部と、を備え、
前記制御部が、
前記パルス信号のパルス数を計数する第一処理と、
前記パルス信号のパルスごとにパルス周期を計時する第二処理と、
前記第二処理で計時されたパルス周期が正常周期を含む正常範囲から外れた時から前記第二処理で計時されたパルス周期が前記正常範囲内に収まった時まで、前記第二処理で計時されたパルス周期を積算して得られた値を累積期間として算出する第三処理と、
前記第二処理で計時されたパルス周期が前記正常範囲から外れた時から前記第二処理で計時されたパルス周期が前記正常範囲内に収まった時まで、前記パルス信号のパルス数を計数する第四処理と、
前記第三処理で算出された累積期間を前記正常周期で除することで得られた値を推定パルス数として算出する第五処理と、
前記第一処理で計数されたパルス数に前記第五処理で算出された推定パルス数を加算して、それに前記第四処理で計数されたパルス数を減じて得られる値に、前記第一処理で計数されたパルス数を更新する第六処理と、を実行する、モータ制御装置。 - 前記モータの電圧を検出する電圧検出部と、
前記モータの電流を検出する電流検出部と、を更に備え、
前記第二処理では、前記制御部が、計時したパルス周期を順次記憶し、
前記制御部が、前記パルス信号のパルスごとに前記正常周期及び前記正常範囲を設定する第七処理を実行し、
前記第七処理は、
前記電圧検出部によって検出された電圧及び前記電流検出部によって検出された電流に基づいて前記モータの回転速度に相当する基準周期を算出するとともに、前記基準周期を含む基準範囲を算出する処理と、
前記第二処理で計時されたパルス周期が前記基準範囲内及び前記正常範囲内に収まっている場合、前記第四処理で記憶されたパルスごとのパルス周期の平均値に前記正常周期を更新し、その平均値から所定値を減算して得られた値に前記正常範囲の下限値を更新し、その平均値に所定値を加算して得られた値に前記正常範囲の上限値を更新する処理と、
前記第二処理で計時されたパルス周期が前記基準範囲から外れている場合又は前記第二処理で計時されたパルス周期が前記正常範囲から外れている場合、前記正常周期及び前記正常範囲を更新せずに維持する処理と、を含む、請求項1に記載のモータ制御装置。 - 前記モータの電圧を検出する電圧検出部と、
前記モータの電流を検出する電流検出部と、を更に備え、
前記制御部が、前記パルス信号のパルスごとに前記正常周期及び前記正常範囲を設定する第七処理を実行し、
前記第七処理は、
前記電圧検出部によって検出された電圧及び前記電流検出部によって検出された電流に基づいて前記モータの回転速度に相当する基準周期を算出し、前記正常周期を前記基準周期に更新し、前記基準周期から所定値を減算して得られた値に前記正常範囲の下限値を更新し、前記基準周期に所定値を加算して得られた値に前記正常範囲の上限値を更新する処理を含む、請求項1に記載のモータ制御装置。 - 請求項1から3の何れか一項に記載のモータ制御装置と、
前記モータによって駆動される可動部を有するシート本体と、を備える車両用シート装置。
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