JP5628228B2 - 微粒化装置 - Google Patents

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    • B02C19/00Other disintegrating devices or methods
    • B02C19/06Jet mills

Description

本発明は、ジェットミルとビーズミルとによる複合処理で原料粒子の微粒化を行う微粒化装置に関するものである。
従来から、各種原料粒子を微粒化する際、高圧ホモジナイザー(例えば、特許文献1参照。)や湿式ジェットミル、あるいはビーズミルやボールミル等で原料の粉砕、分散処理を行っていた。
湿式ジェットミルは、ウォータージェットを用いて原料を245MPaに加圧し、口径0.1〜0.5mmの微細ノズルから高速噴射させることによって、噴射の際の粒子同士または硬質体への衝突やノズル通過及び対向流により生じる剪断力、また噴流キャビテーションによる衝撃力で、主に1次粒子が集まってなる2次粒子の粉砕、分散を行う装置である(例えば、特許文献2,3,4参照。)。
さらに、原料粒子を1μm以下という超微細径まで微粒化するためには、上記のような湿式ジェットミルや高圧ホモジナイザー等で原料の粉砕、分散処理を行った後、ビーズミルやボールミル等を用いてさらに粉砕、分散処理を行って微粒子を製造する方法が採用されていた。
ビーズミルは、容器内に球形ビーズを投入しておき、互いに平面同士が平行な複数の円板翼が設けられている回転軸を容器内で回転させてビーズを撹拌しながら、原料粒子を含むスラリーを容器の一端側スラリー導入口から他端側スラリー排出口へ向かって流動させるものである(例えば、特許文献5参照。)。従って、容器内では、回転力により撹拌流動するスラリー中で、ビーズ間を移動する原料粒子がビーズに挟み込まれ、その圧壊力や摩擦力で粉砕される。
しかしながら、従来の湿式ジェットミルおよびビーズミルをそれぞれ別工程で用いる場合において、ビーズミルではビーズ等の媒体を原料に混合して撹拌するため、その媒体のかけら等が不純物として原料液に混入してしまう可能性があった。さらに、1次粒子と2次粒子の粉砕、分散の場合では原料の状態が異なるため、原料粒子の径、硬度、表面形状等に応じて最適な装置を選択する必要があった。しかも、各装置を用いて別工程にて処理を行うのは、空間的な移動を含め、作業が繁雑で非常に時間が掛かり、冷却機構も装置毎に必要となるため、作業自体の非効率を招くとともに余分なコストを要していた。
そこで、湿式ジェットミルとビーズミルとを複合化させた装置が考えられている。これは、原料タンクに対する直列循環回路上に各装置を設置することにより、実質的に双方の処理がほぼ同時期に行われるものであり、別工程の場合のような煩雑さがなく、冷却機構も単一化でき、効率的でより均一な原料粒子の微粒化が可能となったものである(引用文献6参照。)。また、超微粒化への処理も、全てビーズミルによる圧壊力に頼る必要がなくなるため、単独使用の場合よりも必要な圧壊力を抑えることができる分、ビーズ由来の不純物の混合も大幅に低減できる。
特開2003−113390号公報 特許第3151706号公報 特許第3686528号公報 特開2000−33249号公報 特開2000−83622号公報 特開2011−115729号公報
しかしながら、単に既存の装置同士を連結した場合、全体の装置構成が大型化し、装置内に比較的大きなデッドボリュームが存在してしまう。特に、ビーズミルの容器内でビーズの存在に局所偏りが生じ、粉砕された原料の均一な粒度分布を得ることは困難であった。しかも、連続的な処理を行う際には、装置を長時間運転させる必要があり、容器と駆動系との間で回転軸や軸受け周辺をシールする液体シール部に破損が生じると、該破損したシール部へスラリーが流入し、不純物の混入を招く恐れもあった。
ジェットミルとビーズミルの複合化による微粒化装置においては、短時間に高精度の微粒化処理が行えるとともに、均一な粒度分布を有する処理能力が求められている。また、より効率的な微粒化処理を実現する上で、必要構成部分の長寿命化も望まれている。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、湿式ジェットミルとビーズミルとの複合化において、粒度分布の不均一を解消するとともに、微粒化処理の作業効率を向上させることのできる微粒化装置を提供することにある。また本発明は、装置の小型化を図ると同時にデッドボリュームを低減し、ビーズミルの構成部分の長寿命化だけでなく不純物の低減も目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る微粒化装置は、原料粒子を含むスラリーを収容する原料タンクと、該原料タンクに対して直列循環回路で接続され、スラリー中で回転力を与えられたビーズによって原料粒子を挟み込んで粉砕するビーズミルと、前記原料タンクに対して直列循環回路で接続され、加圧された高圧スラリーをノズル装置によって高速噴射するジェットミルと、を備えている微粒化装置において、
前記ジェットミルは、前記高圧スラリーを高速噴射する1つ以上のノズル装置と、該ノズル装置からスラリーが噴射される微粒化空間を形成するチャンバと、を有し、
前記ビーズミルは、前記ビーズが投入されると共に一端側導入口から他端側排出口へスラリーが流動する容器と、容器内でビーズおよびスラリーを撹拌するための複数の略円盤状回転翼が互いに間隔を持って設けられている回転軸と、該回転軸を回転させる駆動装置とを有し、前記容器は、円筒形状を有し、該円筒の中心軸上に配置された前記回転軸と共に鉛直方向に対して予め定められた角度で傾斜していると共に、圧縮応力の付与及び鏡面仕上げが施された内壁面を有するものであり、
前記容器内のビーズは、互いに直径の異なる2種のビーズが混合されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明に係る微粒化装置は、請求項1に記載の微粒化装置において、前記2種のビーズは、それぞれ直径0.5mmと直径1.0mmのものである
請求項3に記載の発明に係る微粒化装置は、請求項1又は2に記載の微粒化装置において、前記ビーズミルの回転軸は、表面を覆うセラミック被覆部材が設けられているものである。
請求項4に記載の発明に係る微粒化装置は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の微粒化装置において、前記ビーズミルの駆動装置は、自己冷却機構を備えているものである。
請求項5に記載の発明に係る微粒化装置は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の微粒化装置において、前記ジェットミルのノズル装置は、同軸上に連結された2つ以上のオリフィスノズルを備えているものである。
請求項6に記載の発明に係る微粒化装置は、請求項5に記載の微粒化装置において、前記ジェットミルのノズル装置は、前記2つ以上連結されたオリフィスノズルのそれぞれ下流端に拡径部を有するものである。
請求項7に記載の発明に係る微粒化装置は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の微粒化装置において、前記ジェットミルは、互いに対向して配置された一対のノズル装置を備え、各ノズル装置から高速噴射されたジェット同士を衝突させることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明に係る微粒化装置は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の微粒化装置において、前記ジェットミルは、前記チャンバ内に配置されるとともにノズル装置から高速噴射されたジェットを衝突させる硬質体を備えていることを特徴とするものである。
本発明の微粒化装置は、ビーズミルの容器を回転軸と共に鉛直方向に対して傾斜状態とすることによって精度の高い攪拌を可能にし、粉砕された原料の均一な粒度分布を得ることができるため、全体として微粒化性能の向上を図ることができる。また、本発明の微粒化装置では、ビーズミルの小型化とデッドボリュームの低減により、微粒化処理効率をさらに高めることができる。さらに、本発明の微粒化装置において、ジェットミルのノズル装置を1つのオリフィスノズルのみで構成したものに限らず、同軸上に更にオリフィスノズルを連結してオリフィスノズルを2つ以上に増やしてなるノズル装置の採用を可能とすることで、剪断力を向上させ、装置全体の微粒化性能の更なる向上を図ることが可能となる。
本発明の一実施例による微粒化装置の回路構成全体を示す説明図である。 図1の微粒化装置のジェットミルのノズル装置に備えられた3連オリフィスノズルを示す部分模式図である。 図1の微粒化装置のビーズミルの概略構成図である。 実験2−a(ビーズ直径0.5mm)における複合処理により微粒化した原料粒子のメジアン径を個別装置の単独処理の場合と比較して処理回数毎に示す線図である。 実験2−b(ビーズ直径1.0mm)における複合処理により微粒化した原料粒子のメジアン径を個別装置の単独処理の場合と比較して各処理回数毎に示す線図である。 実験2−cにおける直径の異なるビーズを使用した複合処理により微粒化した原料粒子のメジアン径を比較して各処理回数毎に示す線図である。 実験2−dにおける複合処理により微粒化した原料粒子のメジアン径を処理回数毎に示す線図である。 実験2−eにおける複合処理により微粒化した原料粒子のメジアン径を処理回数毎に示す線図である。 図1の微粒化装置のジェットミルと異なるジェット同士が衝突する型の一対のノズル装置部分を示す概略構成図である。 図1の微粒化装置のジェットミルと異なる硬質体衝突タイプのノズル装置部分を示す概略構成図である。 本発明による、図1とは異なる回路構成の微粒化装置を例示する説明図である。
本発明の微粒化装置においては、ジェットミルとビーズミルとが、原料粒子を含むスラリーを収容する同一の原料タンクに対してそれぞれ直列循環回路で接続されたものであるため、原料粒子は、ジェットミルにおけるノズル装置からの高速噴射による剪断力や衝撃力と、ビーズミルにおけるビーズの挟み込みによる圧壊力及び摩擦力との異なる処理作用を短時間で連続して受けることができる。即ち、原料粒子には、粒子破壊に影響の強い異なる種類の応力がほぼ同時期に複合的に働き、実質的に「繰り返し応力」相当の作用を受けることになり、直列循環回路を循環しながらこの複合的処理が繰り返されることにより、単一の処理装置での繰り返し処理よりも優れた微粒化性能が得られる。
また、このようなジェットミルとビーズミルとの複合化により、個別に必要であった冷却機構を単一化でき、余分な冷却用エネルギーを省いて省力化を図ることができる。しかも、本発明においては、既存のジェットミルとビーズミルを単に連結したのではなく、ジェットミルとビーズミルそれぞれの微粒化性能を向上させながら複合化へ適応させ、複合的な微粒化性能のさらなる向上を図るものである。
即ち、まず本発明のビーズミルにおいては、ビーズが投入されると共に一端側導入口から他端側排出口へスラリーが流動する容器を円筒形状とし、容器内でビーズおよびスラリーを撹拌するための複数の略円盤状回転翼が互いに間隔を持って設けられている回転軸が容器の円筒中心軸上に配置されるものであるが、これら容器と回転軸とを共に鉛直方向に対して予め定められた角度で傾斜させている。
従って、回転軸を鉛直方向に沿って設置したビーズミルでは原料粒子が容器の下方に溜まりやすく、ビーズの存在にも局所偏りが生じやすかったが、上記のように回転軸と共に傾斜させた容器内では、原料粒子とビーズがより均一に撹拌され、ビーズの挟み込みによる圧壊力も作用し、粉砕された原料の均一な粒度分布を得ることができる。しかも、円筒状とした容器は、その口径を適宜設定することにより、容器内容積を必要最小限にまで抑えてデッドボリュームを大幅に低減できるため、装置の小型化も図ることができ、微粒化処理能力が従来よりも大幅に向上する。
なお、容器の内壁面に圧縮応力の付与及び鏡面仕上げを施すことにより、スラリーと内壁面の摩擦が低減されるため、より均一な撹拌が行われる。しかも、ビーズの壁面接触時における破砕片の発生も抑えられ、混入不純物を低減する効果が期待できる。
また、粉砕対象の原料粒子自体が比較的高い硬度を有するものである場合には、回転軸の表面が削れて屑が不純物として混入する恐れがあるが、回転軸の表面をセラミック被覆部材で覆うことにより不純物の発生を抑制できる。
さらに、回転軸を回転させる駆動装置として、自己冷却機構を備えたものとすれば、駆動装置の発熱による容器との間の液体シール部への加熱が防止できる。これにより、高温上昇によるシール部材の劣化や劣化部位からの駆動系へのスラリー流入を抑制し、シール部材の長寿命化による良好なシール状態の長期維持ができるとともに、連続的な微粒化処理工程における頻繁な部材交換も回避できる。
このような自己冷却機構を備えた駆動装置として、エアモータの採用が簡便で望ましい。エアモータは、一般的に圧縮エアの供給、排気によりロータが回転されるものであるが、膨張する排気によりモータ自体が冷却される。また、有機溶媒を使用する雰囲気中においては防爆効果も期待できる。
一方、本発明のジェットミルは、微粒化空間を形成するチャンバ内に1つ以上のノズル装置から高圧スラリーを高速噴射するものである。このジェットミル自体の微粒化性能を向上させることによって、装置全体の更なる性能向上が図れる。そこで、ノズル装置を単一のオリフィスノズルで構成したものに限らず、同軸上に連結された2つ以上のオリフィスノズルからなるノズル装置の採用を可能とするのが望ましい。これは、第1のオリフィスノズルの同軸上に第2、第3のオリフィスノズル、と連結してオリフィスノズルを増やすことによってノズル装置の微粒化性能を向上できることが判ったためである。
即ち、通常の微粒化処理では、噴射による単一オリフィスノズルの通過を繰り返すことによって目標の粒子径への微粒化を達成しているが、複数個のオリフィスノズルを連結したものでは、一度の噴射通過で、単一オリフィスノズルをその連結個数回分繰り返し噴射通過させた場合に相当する処理効果が得られることになる。従って、同軸上に連結された複数個のオリフィスノズルにより実質的に狭路剪断付与箇所を2つ以上備えたものとなるため、ノズル装置による高圧スラリー噴射時のオリフィス内通過の際の剪断力が、通常の単一オリフィスノズルを備えたノズル装置に比べて大幅に向上される。
さらに、各オリフィスノズルには、下流端に拡径部を形成することにより、該拡径部における流れの乱れを圧力損失として剪断力に付与することができる。このような2つ以上連結されたオリフィスノズルを備えたノズル装置では、一つのノズル装置からの高圧スラリーの高速噴射処理のみでも優れた微粒化性能は得られるが、さらに衝突による衝撃力を付与してより大きな微粒化性能を得ることもできる。
さらに衝撃力を付与する構成としては、上記のような連結オリフィスノズルをそれぞれ備えた一対のノズル装置を互いに対向して配置し、各ノズル装置から噴射されたジェット同士を衝突させる構成、あるいは、一つのノズル装置の噴射軸延長位置に硬質体を配置して、該硬質体にジェットを衝突させる構成があげられる。
なお、本発明の微粒化装置においては、ジェットミルが原料タンクに対して接続される直列循環回路とビーズミルが原料タンクに対して接続される直列循環回路とが必ずしも同一でなくても、原料タンクが同一であれば、実質的に双方の微粒化作用をほぼ同時期に受けることができるため、互いの回路関係は、設計条件等に応じて適宜選択すれば良い。
もちろんジェットミルの直列循環回路とビーズミルの直列循環回路とを同一の回路としてもよい。この場合、ジェットミルとビーズミルは一つの直列循環回路上で接続された簡便な構成となり、連続した一ライン上で双方による処理が短時間で連続して行われる。
また、原料タンクに対しては何れも直列循環回路ではあるが、一方の直列循環回路に対して他方をバイパス回路とする構成、あるいは2つの直列循環回路同士が互いに並列となる構成とする場合、ジェットミルとビーズミルとのぞれぞれで処理流量を容易に設定できる。
本発明の一実施例として、原料タンクに対する同一の直列循環回路でジェットミルとビーズミルとを一ライン上で接続して複合化した微粒化装置を図1に示す。本実施例のジェットミルでは、3連オリフィスノズルを備えたノズル装置を一つ備えたものの場合を示す。
本微粒化装置1は、主に湿式ジェットミル4とビーズミル7とが原料タンク2に対して同一の直列循環回路で接続され、一ライン上に連結されてなるものである。この回路構成においては、原料タンク2内のスラリーは、給液ポンプ3を介してジェットミル4へ送られ、ノズル装置5により高速噴射される。噴射後のスラリーは、熱交換器6により冷却された後、ビーズミル7へ導入され、処理後に原料タンク2へもどされる。
本実施例におけるジェットミル4は、ノズル装置5のオリフィスノズルとして、図2の部分拡大図に示すように、同一形状のオリフィスノズル21を3つ同軸上に連結してなる3連オリフィスノズル20を備えたものである。なお、各オリフィスノズル21は、口径φが0.1〜0.5mmのオリフィス部22の下流側に拡径部23を備えている。原料粒子は、ノズル装置5からの噴射時に、オリフィス通過時の剪断力や、粒子同士の衝突およびキャビテーションによる衝撃力の作用を受け、粉砕される。本実施例では、3連オリフィスノズルを備えたことにより、一般的な単一オリフィスノズルを通過する際に比べて特に剪断力を大きく向上させている。
また、本実施例におけるビーズミル7は、ビーズ14が充填されている円筒形状のシリンダ容器8内に、モータ11によって回転駆動される回転軸9、シリンダ容器8の中心軸上に挿入され、該回転軸9の軸方向に沿って互いに平面同士が平行となるように略円盤状の回転翼10が複数個設けられている。回転軸9の回転駆動に伴って回転翼10が回転することにより、ビーズ14が撹拌回転されるものである。
従って、ジェットミル4で噴射処理された後、冷却されたスラリーが容器下方側の導入口12から容器8内に導入されると、容器上方側の排出口13へ向けて撹拌、流動される間に、回転力が付与されたビーズ14の間に挟み込まれながら移動することになり、その際のビーズ14による圧壊力でスラリー中の原料粒子15は破砕、分散される。
本実施例においては、図3に示すように、この容器8を回転軸9と共に鉛直方向に対して50度傾斜した状態で設置した。この傾斜により、原料粒子15が下方に溜まり難く、ビーズ14の存在偏りも低減されて、均一な撹拌が行える。このため、原料粒子15に作用する圧壊力も均一となり、粉砕された粒子の粒度分布も均一となる。なお、容器8の内壁面は、ステンレスSUS304を用い、ローラーバニシングツール(株式会社スギノマシン製)によるスパロール加工で、該内壁面に圧縮応力付与と鏡面仕上げを施した。これにより、スラリーやビーズの壁面との摩擦も低減されるため、より良く撹拌されると共に、ビーズの壁面接触時における破砕片の発生も抑えられ、混入不純物を低減する効果が期待できる。
また、円筒形状の容器8の内径を適宜設定することにより、容器容積を小さく抑え、デッドボリュームを極力小さくすることができた。よって本実施例のビーズミル7においては、原料内蔵量を50ccまで抑えることができた。回転翼10には、ジルコニアセラミックを素材として用い、また、回転軸9の露呈表面もセラミック部材で覆うことにより、削り屑からなる不純物の発生を防止することができる。
さらに、回転軸9を回転させるための駆動装置としてエアモータ11を組み込むことで、エアモータの自己冷却効果により、容器8との間の液体シール部の温度上昇を低減して従来よりもシール部材の長寿命化を図ることができると共に、容器内温度上昇も抑えることもでき、装置全体での冷却エネルギーの省力化に寄与することができる。
原料粒子15は、上記のような原料タンク2に対する一つの直列循環回路内を循環することにより、ジェットミル4による噴射処理とビーズミル7による圧壊処理とが短時間で連続的に行われるため、これら2種類の処理作用をほぼ同時期に複合的に受けることになる。よって、上記回路の一循環が本微粒化装置1による1回分(1パス)の微粒化処理工程となり、原料タンク2に戻されたスラリーの次回の循環が第2回(2パス)目の微粒化処理工程となるため、該循環を繰り返すことによって、前記複合的な処理作用を繰り返し受けることができる。
以下に、本実施例による微粒化装置1を用いて実際の繰り返し微粒化処理を行った実験結果を示す。
実験1
まず、本微粒化装置1の3連オリフィスノズル20を備えたノズル装置5についてのみ、その高速噴射による微粒化能力を、それぞれ一般的な単一オリフィスノズルを備えた一対のノズル装置を対向させてジェット同士を衝突させた場合と比較して評価した。評価は、粒度分布計(株式会社堀場製作所製LA−910W型)で原料粒子の粒度測定を行い、メジアン径で粒度分布を求めた。
具体的には、口径φ=0.17mmの3連オリフィスノズルのノズル装置による高速噴射に対して、口径0.12mmの単一オリフィスノズルの一対ノズル装置に噴射衝突とを、流動パラフィンを原料粒子とした10wt%スラリーを200MPaの噴射圧で行った場合と、酸化チタン(石原産業製ST01)を原料粒子とした1wt%スラリーを220MPaの噴射圧で行った場合とで、それぞれの結果を以下の表1,表2に示した。
Figure 0005628228
Figure 0005628228
以上の結果から、同じ処理回数で比較すると、いずれの原料粒子の場合も、3連オリフィスノズルを用いた方が単一オリフィスノズルを用いた場合よりも粒子径が小さくなっており、オリフィスノズルの複数連結による剪断力の向上が確認できた。なお、本実施例では、3つのオリフィスノズルを連結してなる3連オリフィスノズルの場合を示したが、本発明はこれに限られるものではない。2連オリフィスノズルであっても単一のオリフィスノズルの場合より剪断力は高くなることは明らかであり、もちろん、4連以上の構成も可能である。連結数が多いほど剪断力が向上して同じ目標粒径へ達成するための必要な繰り返し循環回数も低減できると考えられるため、ノズル装置の寸法設計および実際の原料に応じた望ましい処理時間(繰り返し処理回数)に基づいて、適宜設定すれば良い。
実験2
次に、図1の微粒化装置1によるジェットミル4とビーズミル7との複合処理を繰り返し行った場合の微粒化能力を、ジェットミルのみによる微粒化処理を繰り返し行った場合およびビーズミルのみによる微粒化処理を繰り返し行った場合と比較して評価した。評価方法は前記実験1と同様である。原料として、炭酸カルシウムを原料粒子とした5wt%スラリーを用い、ジェットミル4の噴射圧力を245MPa、ビーズミル7のエアモータによるエア圧力を0.5MPaを共通する条件として、ビーズ14が直径0.5mm、1.0mm、容器内容積に対するビーズ投入量の嵩体積割合がビーズ直径に応じた20〜80%、回転軸、回転翼の回転数が3000rpm、3700rpmの条件を適宜選択して行った。
実験2−a
ジェットミルによる噴射処理のみを繰り返した場合と、ビーズミルによる圧壊処理(ビーズ直径0.5mm、ビーズ嵩体積割合60%、回転数3000rpm)のみを繰り返した場合と、ジェットミルとビーズミルとの複合処理を繰り返し循環した場合とで、各処理回数後のメジアン径を比較し、その結果を図4の線図に示した。この結果から、ビーズミルのみによる処理では、ジェットミルのみによる処理よりも、原料粒子の粒度が小さくなっており、ビーズミルが1次粒子圧壊力に優れることが示された。しかし、ジェットミルとビーズミルとの複合処理ではビーズミルのみによる処理よりもさらに粒度が小さくなっており、複合化による高い微粒化性能が確認された。
実験2−b
上記実験2−aの条件に対してビーズだけ直径1mmのものに変更し、ジェットミルによる噴射処理のみを繰り返した場合と、ビーズミルによる圧壊処理のみを繰り返した場合と、ジェットミルとビーズミルとの複合処理を繰り返し循環した場合とで、各処理回数後のメジアン径を比較し、その結果を図5の線図に示した。この結果から、ビーズ径が変更されても、実験2−aの結果と同様に、ジェットミルとビーズミルとの複合処理で原料粒子の粒度が最も微粒化されており、複合化による高い微粒化性能が確認された。
実験2−c
上記実験2−a、2−bで行ったジェットミルとビーズミルとの複合処理の繰り返し循環工程で、他の条件を同一として、直径0.5mmのビーズを使用した場合と、1.0mmのビーズを使用した場合とで、各処理回数後のメジアン径を比較し、その結果を図6の線図に示した。この結果から、ビーズミルにおいて、ビーズ嵩体積割合、回転数が同一条件であれば、使用するビーズの直径が小さい方が、原料粒子の粒度が小さくなることが判った。これは、1次粒子を粉砕する際に、ビーズ直径が小さいと圧壊力も小さくなるが、粒子との接触機会が増加して粉砕効率が高くなることを示唆している。
実験2−d
ジェットミルとビーズミルとの複合処理の繰り返し循環工程において、ビーズミルの嵩体積割合および回転数が互いに異なる2つの条件設定について、各処理回数後のメジアン径を比較し、その結果を図7の線図に示した。上記2つの条件は、ビーズ直径0.5mmは共通として、嵩体積割合60%で回転数3000rpmとした場合と、嵩体積割合80%で回転数3700rpmとした場合とである。この結果から、後者の嵩体積割合80%で回転数3700rpmとした場合の方が、前者の条件の場合より原料粒子の粒度が小さくなっていた。即ち、ビーズミルにおいて、同じ径のビーズを使用する場合、嵩体積割合を増加させると共に回転数を上昇させて動力を増加させることによって、1次粒子に対する圧壊力も増加し、原料粒子はより微粒化できることが判る。
実験2−e
ジェットミルとビーズミルとの複合処理の繰り返し循環工程において、全体のビーズ投入量の嵩体積割合を全て80%に統一すると共に回転数を3700rpmに統一した上で、使用ビーズを直径0.5mmの一種のみ(嵩体積割合80%)とした場合と、異なる径のビーズを異なる混合割合で使用した2つの条件設定、即ち直径0.5mmで嵩体積割合60+直径1.0mmで嵩体積割合20%とした場合と、直径0.5mmで嵩体積割合40+直径1.0mmで嵩体積割合40%とした場合とについて、各処理回数後のメジアン径を比較し、その結果を図8の線図に示した。
この結果から、相対的に小さい直径0.5mmのビーズのみを使用した場合よりも、直径1mmの相対的に大きいビーズと混合使用した場合のほうが、原料粒子の粒度が小さくなっており、これは、小径ビーズによる高い粉砕効率が大径ビーズの高い衝撃力を生かすことを示している。さらに、大小ビーズの混合使用の場合、小径ビーズを大径ビーズより多く混合する方が、その逆の場合より原料粒子の粒度が小さくなっており、これは、実験2−cの結果と同様に、小径ビーズによる粉砕効率の高さが1次粒子を粉砕する際に効果的であることに起因する。
実験3
次に、本微粒化装置1による複合処理の繰り返し循環工程後におけるビーズミル部材(SUS)およびビーズ成分由来の不純物の混入量を検出測定し、未処理の場合と比較して評価した。検出対象物は、Fe、Cr、Zrとし、測定には誘導結合プラズマ発光分光分析装置(島津製作所製、ICPS-7510 型)を用いた。また、ビーズミル7に関しては、容器内壁の素材をそれぞれ、SUS304、ジルコニア、SUS304スパロール品の3種とした場合について検討した。また、回転翼10はジルコニア製、ビーズはジルコニア製で直径0.5mmで嵩体積割合60%、回転数を3000rpmとし、ジェットミル4の噴射圧245MPaを共通の条件とした。なお、スパロール品とは、容器内壁面SUS304にローラーバニシングツール(株式会社スギノマシン製)によるスパロール加工で前記内壁面に圧縮応力付与と鏡面仕上げを施したものである。以上の各条件について、炭酸カルシウムを原料粒子とした5wt%スラリーを用いて前記複合処理の繰り返し循環を100回行った後の不純部と混入量を測定した。結果を以下の表3に示す。
Figure 0005628228
未処理の各種含有量を基準とすると、条件2のビーズミル容器内壁がSUS304の場合では、Feの混入量が増えており、条件3のビーズミル容器内壁がジルコニアの場合では、Feの混入量増加は誤差範囲であるが、Zrの混入量が増えている。しかしながら、条件4のビーズミル内壁がSUS304のスパロール品の場合では、Feの増加は誤差範囲でありZrの混入量は検出限界以下であった。
以上の結果から、ビーズミル容器の内壁面に圧縮応力付与と鏡面仕上げを施すことにより、ビーズの壁面接触による破砕片の発生が抑えられ、その分、該ビーズ由来の不純物の混入を抑制する効果があった。なお、本実施例のビーズミルでは、容器内径を約30mmと従来のビーズミルと比較して大幅に小型化しており、上記実験3では、該容器内壁と回転翼外周とのクリアランスがビーズ直径の約6倍としており、これらの条件も、Fe不純物の発生増加を抑制する効果に寄与していると考えられる。
なお、上記の実験2−aにおけるジェットミルの噴射処理のみによる場合と、実験2−eにおける直径0.5mmビーズ1種使用(嵩体積割合80%、回転数3700rpm)と、直径0.5mmビーズ(嵩体積割合60%)と直径1.0mmビーズ(嵩体積割合20%)との混合使用(回転数3700rpm)の2条件についての複合処理の繰り返し循環工程を行った場合、全3条件(いずれもジェットミル噴射圧245MPaは共通)に関して、原料粒子である炭酸カルシウムの微粒化結果を、粒度分布の均一性を示す尺度の標準偏差で評価し、その結果を以下の表4に示す。
Figure 0005628228
表4の結果から、直径の異なる大小ビーズを混合使用した場合が最もシャープな粒度分布が得られることが確認された。
実験4
次に、上記実験3で示した条件4のビーズミル7を備えた本微粒化装置1の複合処理における微粒化性能を、従来型のビーズミルの場合と比較して評価した。即ち、従来の回転軸が鉛直方向に沿って挿入された内容積の大きい従来型の容器に対して、内容積を小さく抑えると共に傾斜設置された本実施例のビーズミル7との相違を見た。具体的には、図3に示した傾斜角度50度の本実施例のビーズミル7の容器8の内径を30mmとしたのに対して、内径134mmで傾斜していない従来型容器を備えたビーズミルを用いた場合で炭酸カルシウムの複合処理を10回繰り返した。なお、本実施例のビーズミル7では、直径0.5mmビーズ(嵩体積割合60%)と直径1.0mmビーズ(嵩体積割合20%)とを混合使用(回転数3700rpm)し、従来型容器のビーズミルでは直径2.0mmビーズ(嵩体積割合50%)の単種使用とし、いずれもジェットミル4の条件(噴射圧245MPa)は共通である。両者の処理後粒子のメジアン径を比較し、その結果を不純物含有量(測定は誘導結合プラズマ発光分光分析装置(島津製作所製、ICPS-7510 型)による)と共に以下の表5に示す。
Figure 0005628228
以上の結果から、本実施例によるビーズミル7は、従来型の容器のビーズミルよりも微粒化性能が高いことが確認できた。これは、本実施例のビーズミル7が、従来型よりもデッドボリュームが低減されると共に傾斜設置による撹拌効率の向上により、微粒化効率が向上したためである。このようなビーズミルの改良だけでも微粒化装置1の性能向上を図れることが判る。従って、前述のジェットミルとビーズミルとの複合化において、両者がそれぞれ改良されたことの相乗効果により、本発明の微粒化装置全体で大幅な微粒化性能の向上が実現可能となる。
なお、以上の実施例では、微粒化装置1のジェットミルとして、一つのジェット装置5からの噴射処理のみを行うものを示したが、本発明の1つ以上のオリフィスノズルを連結してなるオリフィスを備えたノズル装置は、その他、例えば、図9に示す一対のジェット装置(5a,5b)を対向して配置し、それぞれ高速噴射されたジェット同士を衝突させるタイプや、図10に示す、一つのジェット装置5cから高速噴射されたジェットをその噴射軸延長上に配置された硬質体30に衝突させるタイプなど、ジェットミルの基本構成としては従来からあるさまざまな型に適応できるものである。
また、以上に示した微粒化装置1におけるジェットミルとビーズミルとの複合作用による微粒化性能の効果は、図1に示したジェットミルとビーズミルとを同一直列循環回路に配置した構成に限らず、例えば、図11に示すジェットミルとビーズミルとが同一原料タンクに対してそれぞれ直列循環回路で接続されていると共に両者同士では互いに並列回路となる構成であっても同等に得られる。この回路構成の場合、ジェットミルとビーズミルそれぞれで処理された原料粒子が同一の原料タンクに戻され、そこで混合されてから再び各装置へ供給されるという循環処理が繰り返されるため、結果的に図1の回路構成の場合と同程度の微粒化性能が得られる。
1:微粒化装置
2:原料タンク
3:給液ポンプ
4:ジェットミル
5,5a,5b,5c:ノズル装置
6:熱交換器
7:ビーズミル
8:容器
9:回転軸
10:回転翼
11:エアモータ
12:スラリー導入口
13:スラリー排出口
14:ビーズ
15:原料粒子
20:3連オリフィスノズル
21:オリフィスノズル
22:オリフィス部(口径一定)
23:拡径部
30:硬質体

Claims (8)

  1. 原料粒子を含むスラリーを収容する原料タンクと、該原料タンクに対して直列循環回路で接続され、スラリー中で回転力を与えられたビーズによって原料粒子を挟み込んで粉砕するビーズミルと、前記原料タンクに対して直列循環回路で接続され、加圧された高圧スラリーをノズル装置によって高速噴射するジェットミルと、を備えている微粒化装置において、
    前記ジェットミルは、前記高圧スラリーを高速噴射する1つ以上のノズル装置と、該ノズル装置からスラリーが噴射される微粒化空間を形成するチャンバと、を有し、
    前記ビーズミルは、前記ビーズが投入されると共に一端側導入口から他端側排出口へスラリーが流動する容器と、容器内でビーズおよびスラリーを撹拌するための複数の略円盤状回転翼が互いに間隔を持って設けられている回転軸と、該回転軸を回転させる駆動装置とを有し、前記容器は、円筒形状を有し、該円筒の中心軸上に配置された前記回転軸と共に鉛直方向に対して予め定められた角度で傾斜していると共に、圧縮応力の付与及び鏡面仕上げが施された内壁面を有するものであり、
    前記容器内のビーズは、互いに直径の異なる2種のビーズが混合されていることを特徴とする微粒化装置。
  2. 前記2種のビーズは、それぞれ直径0.5mmと直径1.0mmのものであることを特徴とする請求項1に記載の微粒化装置。
  3. 前記ビーズミルの回転軸は、表面を覆うセラミック被覆部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の微粒化装置。
  4. 前記ビーズミルの駆動装置は、自己冷却機構を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の微粒化装置
  5. 前記ジェットミルのノズル装置は、同軸上に連結された2つ以上のオリフィスノズルを備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の微粒化装置。
  6. 前記ジェットミルのノズル装置は、前記2つ以上連結されたオリフィスノズルのそれぞれ下流端に拡径部を有することを特徴とする請求項5に記載の微粒化装置。
  7. 前記ジェットミルは、互いに対向して配置された一対のノズル装置を備え、各ノズル装置から高速噴射されたジェット同士を衝突させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の微粒化装置。
  8. 前記ジェットミルは、前記チャンバ内に配置されるとともにノズル装置から高速噴射されたジェットを衝突させる硬質体を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の微粒化装置。
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