JP5628122B2 - バッフルプレート付きインナーパン - Google Patents

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Description

本発明は、二槽オイルパンの部品として使用されるバッフルプレート付きインナーパンに関する。
従来の二槽オイルパンとしては、インナーパンとアウターパンとで構成されたもの(例えば、特許文献1)や、それらインナーパン及びアウターパンに加えてバッフルプレートを備えたもの(例えば、特許文献2)が知られている。これら二槽オイルパンは、エンジンの下端部に組み付けられ、エンジンの下方に突出したオイル吸引用の吸引パイプがインナーパンの内部に挿し込まれていた。
特開2006−77697号公報(段落[0004]、第1図)
特開2005−48695号公報(段落[0029]、第1図)
ところが、バッフルプレート付きの二槽オイルパンをエンジンに組み付けるときに、エンジンの下方に突出した吸引パイプがバッフルプレートにぶつかって変形し、インナーパンにおける吸引パイプの配置がばらつく虞があった。
上記事情に鑑みてなされた本発明の目的は、インナーパンにおける吸引パイプの配置のばらつきを防止することが可能なバッフルプレート付きインナーパンを提供することである。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るバッフルプレート付きインナーパン(18)は、二槽オイルパン(10)におけるアウターパン(11)の内側に組み付けられる部品として使用され、インナーパン(20)と、そのインナーパン(20)の上面の一部を覆うバッフルプレート(30)とが一体に固定されたバッフルプレート付きインナーパン(18)であって、インナーパン(20)に貯留されたオイルを吸い上げるための吸引パイプ(40)が、バッフルプレート(30)の外縁部とインナーパン(20)の内側面(20S1)との間に設けられたパイプ挿通口(35)に挿通されると共に、インナーパン(20)の内側面(20S1)と底面(20B1)とに固定して設けられ、吸引パイプ(40)のうちバッフルプレート(30)より上方に突出させた上端部が、エンジン(90)にオイルを供給するポンプの吸引部(91)に嵌合接続可能な接続筒部(43)になっているバッフルプレート付きインナーパン(18)において、吸引パイプ(40)は、パイプ挿通口(35)の開口縁からインナーパン(20)の底面(20B1)のうちバッフルプレート(30)に覆われた位置まで延びかつインナーパン(20)の内側面(20S1)及び底面(20B1)から突出して互いに対向した1対の溝側壁(44,44)と、インナーパン(20)の内側面(20S1)及び底面(20B1)に対向し、1対の溝側壁(44,44)の先端間を閉塞した帯状閉塞壁(45)と、帯状閉塞壁(45)及び1対の溝側壁(44,44)の上端縁とパイプ挿通口(35)の開口縁とに囲まれた部分を閉塞する上端閉塞壁(46)と、上端閉塞壁(46)から上方に突出した接続筒部(43)とからなり、インナーパン(20)を樹脂成形品とし、吸引パイプ(40)を上端閉塞壁(46)と帯状閉塞壁(45)と接続筒部(43)とを含んだ第1分割体(51)と、1対の溝側壁(44,44)の一部又は全部を含みかつインナーパン(20)に一体成形された第2分割体(52)とに分割して、それら第1分割体(51)と第2分割体(52)とを固着したところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のバッフルプレート付きインナーパン(18)において、第1分割体(51)と第2分割体(52)との互いの分割面(D1,D2)のうち一方の分割面(D2)の幅方向の中央に沿って係合突条(52T)を突出形成すると共に、その係合突条(52T)と凹凸係合可能な係合溝(51M)を他方の分割面(D1)の幅方向の中央に沿って陥没形成したところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1又は2に記載のバッフルプレート付きインナーパン(18)において、インナーパン(20)に、バッフルプレート(30)に向かって起立したカシメ用突部(24)を一体成形し、カシメ用突部(24)をバッフルプレート(30)に貫通形成された係合孔(34)に挿通すると共に、そのカシメ用突部(24)の先端部を係合孔(34)の側方に張り出すように熱変形させることでインナーパン(20)とバッフルプレート(30)とを一体に固定したところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1又は2に記載のバッフルプレート付きインナーパン(18)において、バッフルプレート(30)を樹脂成形品とし、インナーパン(20)とバッフルプレート(30)との両方を貫通した圧入孔(19)に、その圧入孔(19)の長さと略同一長の金属製カラー(60)を圧入してインナーパン(20)とバッフルプレート(30)とを一体に固定し、金属製カラー(60)の内側を貫通した固定螺子(61)によってアウターパン(11)とバッフルプレート付きインナーパン(18)とを固定可能としたところに特徴を有する。
本発明によれば、吸引パイプ(40)がバッフルプレート付きインナーパン(18)におけるインナーパン(20)に固定して設けられているから、エンジン(90)に二槽オイルパン(10)を組み付けるときに、吸引パイプ(40)がバッフルプレート(30)にぶつかるというトラブルが発生しなくなり、インナーパン(20)における吸引パイプ(40)の配置のばらつきを防ぐことができる。また、吸引パイプ(40)がインナーパン(20)の内側面(20S1)と底面(20B1)の両方に固定されているから、インナーパン(20)の内側面(20S1)又は底面(20B1)の何れか一方だけに固定された場合に比べて吸引パイプ(40)の剛性が向上する。
ここで、バッフルプレート(30)とインナーパン(20)とは以下のようにして固定すればよい。即ち、例えば、請求項の発明のように、樹脂成形品のインナーパン(20)に一体成形されたカシメ用突部(24)を、バッフルプレート(30)に貫通形成された係合孔(34)に挿通して、そのカシメ用突部(24)の先端を係合孔(34)の側方に張り出した状態になるまで熱変形させてインナーパン(20)とバッフルプレート(30)とを一体に固定してもよい。
本発明によれば、吸引パイプ(40)を第1分割体(51)と第2分割体(52)とに分けて成形することで、アンダーカットの発生を回避することができるから、金型コストを抑えることができる。
求項の発明によれば、第1分割体(51)と第2分割体(52)との互いの分割面(D1,D2)に形成された係合突条(52T)と係合溝(51M)との凹凸係合により、第1分割体(51)と第2分割体(52)とを位置決めすることができると共に、分割面(D1,D2)の間からのオイル漏れを防止することができる。
求項の発明によれば、樹脂成形品であるインナーパン(20)とバッフルプレート(30)との両方を貫通した圧入孔(19)に金属製カラー(60)を圧入することで、インナーパン(20)とバッフルプレート(30)とを一体に固定することができる。また、金属製カラー(60)の内側を貫通した固定螺子(61)によってバッフルプレート付きインナーパン(18)をアウターパン(11)に固定することが可能になる。このとき、金属製カラー(60)によって固定螺子(61)の過度な締め付けを防止することができるから、固定螺子(61)の過度な締め付けによるバッフルプレート付きインナーパン(18)の破損を防止することができる。また、インナーパン(20)とバッフルプレート(30)とを固定するための圧入孔(19)を、アウターパン(11)とバッフルプレート付きインナーパン(18)との固定にも利用することができるから、インナーパン(20)に形成される固定用の孔の数を削減することができ、バッフルプレート付きインナーパン(18)の強度の向上を図ることができる。
参考例に係るバッフルプレート付きインナーパン及びアウターパンの斜視図 バッフルプレート付きインナーパンの分解斜視図 バッフルプレート付きインナーパンを備えた二槽オイルパンの平面図 (A)図3のX−X切断面における断面図、(B)図3のY−Y切断面における断面図 インナーパンとバッフルプレートとの固定部位の断面図 本発明の第実施形態に係るバッフルプレート付きインナーパンの斜視図 バッフルプレート付きインナーパンを備えた二槽オイルパンの斜視図 二槽オイルパンの平面図 (A)図8のX−X切断面における断面図、(B)図8のY−Y切断面における断面図 吸引パイプを第1分割体と第2分割体とに分解した状態の断面図 吸引パイプを第1分割体と第2分割体とに分割した状態の断面図 変形例に係るバッフルプレート付きインナーパンを備えた二槽オイルパンの平面図 実施形態に係るバッフルプレート付きインナーパンのうちバッフルプレートとインナーパンとの固定部位の断面図 (A)バッフルプレート付きインナーパンとアウターパンとの固定構造を示す断面図、(B)その固定構造の変形例を示す断面図 他の実施形態に係るバッフルプレート付きインナーパンの固定部位の断面図
本発明の後述の実施形態と一部の構造が共通した参考例を以下、図1〜図5に基づいて説明する。図1に示す二槽オイルパン10は、エンジン90の下端部に組み付けられ、その内部にはオイルが貯留されている。オイルは、エンジン90に一体に設けられた図示しないポンプによって吸い上げられてエンジン90の内部に供給される。エンジン90の内部に供給されたオイルは各部を潤滑及び冷却しながら流下し、エンジン90の下端部から垂れて二槽オイルパン10に戻される。
図1に示すように、二槽オイルパン10は、最外部を構成するアウターパン11と、このアウターパン11の内側に組み付けられたバッフルプレート付きインナーパン18とから構成されている。
アウターパン11は、金属製(例えば、アルミニウム鋳造品)であって、深底部と浅底部とを隣り合わせに備えた上面開放の容器形状をなしている。アウターパン11の上端縁からは側方に向かってフランジ部13が張り出しており、そのフランジ部13には複数のボルト孔13A,13A・・・が貫通形成されている。フランジ部13をエンジン90の下端面に宛がい、複数のボルト孔13A,13A・・・に通したボルト(図示せず)の先端をエンジン90の下端面の螺子孔(図示せず)に締め付けることで、二槽オイルパン10がエンジン90に組み付けられている(図4参照)。なお、二槽オイルパン10をエンジン90の下端部に組み付けたときに、アウターパン11の浅底部の底面は深底部に向かって下り傾斜となるので、オイルは深底部に貯留される。
アウターパン11には、複数のアウター側取付段部14,14が一体形成されている。アウター側取付段部14,14は、アウターパン11の外側面11S2を凹ませることで内側面11S1を底壁11Bから上下方向の中間部に亘って内側に膨出させた構造をなしている。また、アウター側取付段部14,14には、上面に開放した螺子孔14A,14Aが形成されている。なお、参考例では、アウターパン11の深底部と浅底部とにそれぞれ2つずつアウター側取付段部14,14が設けられている。
アウターパン11の深底部のうち、エンジン90に組み付けたときの最低位置には、ドレイン孔15が貫通形成されている。ドレイン孔15には、アウターパン11の外側から図示しないドレインボルトが挿入されており、そのドレインボルトを抜き取ることで、二槽オイルパン10内のオイルを外部へ排出させることができる。以上が、アウターパン11の説明である。
次に、バッフルプレート付きインナーパン18について説明する。バッフルプレート付きインナーパン18は、インナーパン20とバッフルプレート30とを一体に固定してアッシ化したものである(図2参照)。インナーパン20及びバッフルプレート30は何れも、樹脂(熱可塑性樹脂。具体的には、ガラス繊維強化ポリアミド樹脂)を、射出成形や熱成形等の公知な樹脂成形法により成形した樹脂成形品である。以下、バッフルプレート付きインナーパン18を「インナーアッシ18」という。
インナーパン20は、アウターパン11と同様に深底部と浅底部とを隣り合わせに備えた上面開放の容器形状をなしかつ、アウターパン11よりも一回り小さくなっている。即ち、インナーパン20は、アウターパン11の内側面11S1及び底面11B1に沿った形状をなしており、アウターパン11の内側面11S1及び底面11B1との間に隙間を空けた状態で配置されている(図4参照)。これにより、二槽オイルパン10の内部が、インナーパン20の内側の内側貯留室16と、内側貯留室16を包囲した外側貯留室17とに仕切られている。なお、インナーパン20の上端縁には、外側に向かって僅かに突出した鍔部21が全周に亘って形成されており、その鍔部21がアウターパン11の内側面11S1との間に隙間を空けて突き合わされている。
二槽オイルパン10をエンジン90に組み付けると、内側貯留室16のみがエンジン90の内部と連通する。即ち、エンジン90内部を流下することで暖められた戻りオイルは内側貯留室16だけに流れ込むので、外側貯留室17内よりも内側貯留室16内において、優先的にオイルの温度が上昇する。また、本参考例では、インナーパン20が樹脂製であるので、インナーパン20を金属製とした場合に比べて、断熱性の向上を図ることができ、内側貯留室16のオイルをより速やかに昇温させることができる。なお、本参考例のように、インナーアッシ18の全体を樹脂製とすることで、二槽オイルパン10の軽量化を図ることができる。また、インナーアッシ18をガラス繊維強化樹脂で構成することで、エンジン90から伝わる振動を抑えることができ静粛性の向上を図ることができる。
インナーパン20の側壁20Sには、内側貯留室16と外側貯留室17とを連通した複数の室間連通孔(図示せず)が貫通形成され、オイルは、これら室間連通孔を通って内側貯留室16と外側貯留室17との間で移動可能となっている。
オイルの温度が低く粘度が高い状態では、室間連通孔をオイルが通過し難いので、エンジン始動直後は内側貯留室16内のオイルが優先的にエンジン90に供給され内側貯留室16のオイルが速やかに昇温する。これに対し、エンジン始動から暫く経ってオイルが暖まり粘度が低下すると、室間連通孔を通って外側貯留室17から内側貯留室16へとオイルが流入し易くなるので、内側貯留室16内のオイルがある程度温まった後は、昇温を抑えることが可能となる。
インナーパン20の深底部には、底壁20Bを貫通して内側貯留室16と外側貯留室17とを連通させた内側ドレイン孔26が形成されている(図3参照)。この内側ドレイン孔26は、図示しない弁体によって閉塞可能となっている。具体的には、弁体は、外側貯留室17内に配されており、外側貯留室17内がオイルで満たされている状態では、弁体が浮力によって内側ドレイン孔26の開口縁に押し付けられて内側ドレイン孔26を閉塞する。一方、外側貯留室17のオイルが抜き取られてその液位が低下すると、弁体が降下して内側ドレイン孔26が開放され、内側貯留室16から外側貯留室17へとオイルが流出するようになっている。なお、上記した弁構造は一例であり、その他の弁構造でもよい。
インナーパン20の外側面には複数のインナー側取付段部22,22が形成されている。インナー側取付段部22,22は、アウターパン11に形成された複数のアウター側取付段部14,14と対応する位置に設けられている。即ち、インナー側取付段部22,22は、インナーパン20の深底部と浅底部とにそれぞれ2つずつ設けられている。インナー側取付段部22,22は、インナーパン20の内側面20S1を内側に膨出させることで外側面20S2を底壁20Bから上下方向の中間部に亘って凹ませた構造となっている。また、インナー側取付段部22,22には、その上端壁を上下方向に貫通した固定用孔22A,22Aが形成されている。
アウターパン11の内側にインナーアッシ18を嵌め込むと、インナー側取付段部22,22とアウター側取付段部14,14とが凹凸嵌合すると共に、螺子孔14Aと固定用孔22Aとが上下方向で連通する。そして、固定用孔22Aを貫通させたボルトを螺子孔14Aに締め付けることで、インナーアッシ18とアウターパン11とが一体に固定可能となっている。
インナーパン20には、その上面開口を覆った位置でバッフルプレート30を支持及び固定するためのバッフル取付部23,23が一体成形されている。バッフル取付部23,23は、インナーパン20の底壁20Bから上面開口に向かって起立している。バッフル取付部23,23の上端面はインナーパン20の上面開口と略面一となっており、その上端面がバッフルプレート30の下面に突き当てられている。本参考例では、インナーパン20の深底部に3つのバッフル取付部23,23,23が設けられ、浅底部に1つのバッフル取付部23が設けられている。浅底部に設けられたバッフル取付部23はインナーパン20の底壁20Bを上方に向かって有蓋円筒状に膨出させて形成されている。一方、深底部に設けられた3つのバッフル取付部23,23,23は、インナー側取付段部22,22と同様に、インナーパン20の側壁20Sを内側に膨出させることで形成されている。そして、これら4つの各バッフル取付部23,23の上端面からは、バッフルプレート30を固定(カシメ止め)するためのカシメ用ピン24,24が起立している。カシメ用ピン24,24は、バッフルプレート30を固定する前の状態で円柱形をなしている。
二槽オイルパン10の上方に設けられたポンプからは、二槽オイルパン10(インナーパン20)の内側に向かって図示しない吸引パイプ(一般には「ストレーナ」と称される)が延びている。そして、吸引パイプの先端(下端)の吸込口が、インナーパン20の底壁20Bに隙間を空けて突き合わされている。なお、吸引パイプの内部には、オイル中の異物を漉し取るための図示しないフィルターが備えられている。
バッフルプレート30は、車両が急加速、急制動又は急旋回したり、坂道走行状態になった場合に、インナーパン20内のオイルが片寄ってポンプがエアを吸い込むことを防ぐために設けられている。バッフルプレート30は略平坦な板状をなしており、インナーパン20における深底部の上面の一部を覆うことでオイルの片寄りを防いでいる。また、バッフルプレート30の外縁部の一部がインナーパン20の上端内側面から退いており、その退いた外縁部とインナーパン20の上端内側面との間に、吸引パイプを通すためのパイプ挿通口35(図1参照)が形成されている。また、バッフルプレート30の外縁部とアウターパン11の内側面11S1とは非接触状態となっている。
バッフルプレート30の外縁部は僅かに立ち上がって囲壁31となっており、エンジン90から流下したオイルが、バッフルプレート30の上面に一時的に溜まるようになっている。バッフルプレート30には、上面に溜まったオイルを下方(内側貯留室16)に排出するためのオイル排出孔32,32が貫通形成され、また、それらオイル排出孔32,32に向けてオイルを誘導することが可能なオイル誘導溝33,33が陥没形成されている。なお、オイル排出孔32,32は、バッフルプレート30のうち、最も多くオイルが流下する部位から離して配置されている。これは、バッフルプレート30上で長くオイルを流動させて、その間にオイル中の気泡を抜くためである。また、オイル誘導溝33,33は補強リブとして機能し、バッフルプレート30の剛性を高めることができる。
バッフルプレート30の外縁部寄りの複数位置には、円形の係合孔34,34が貫通形成されている。これら係合孔34,34は、インナーパン20に備えた複数(4つ)のバッフル取付部23,23と対応する位置に形成されており、それら係合孔34,34とバッフル取付部23,23のカシメ用ピン24,24との係合によって、バッフルプレート30とインナーパン20とが一体に固定(アッシ化)されている。
詳細には、インナーパン20の上面開口にバッフルプレート30が整合するように重ねると、カシメ用ピン24,24が係合孔34,34を貫通すると共にバッフルプレート30の下面にバッフル取付部23,23の上端面が突き当たってバッフルプレート30が支持される。この状態で、係合孔34,34を貫通したカシメ用ピン24,24の先端部(上端部)を、係合孔34,34の側方に張り出した状態になるまで熱変形させると、カシメ用ピン24,24が係合孔34,34に対して抜け止めされる(図5参照)。これにより、バッフルプレート30とインナーパン20とが一体に固定(アッシ化)されたインナーアッシ18となる。
以上が、本参考例の構成の説明である。ところで、上述した二槽オイルパン10は、金属製のアウターパン11と樹脂製のインナーアッシ18とに分かれた状態で、エンジンの組み立て工場に納品される。組み立て工場では、以下のようにして二槽オイルパン10をエンジン90に組み付ける。即ち、インナーアッシ18をアウターパン11の内側に嵌め込んで、両者をボルト(図示せず)によって固定し、二槽オイルパン10を完成させる。次いで、完成した二槽オイルパン10をエンジン90の下端部に宛がい、アウターパン11のボルト孔13A,13Aを貫通させた複数のボルトによってエンジン90に固定する。以上で、エンジン90に対する二槽オイルパン10の組み付けは完了である。
このように、本参考例によれば、インナーパン20とバッフルプレート30とが予め一体に固定されてインナーアッシ18となっているから、インナーアッシ18をアウターパン11の内側に組み付けるだけで、バッフルプレート30付きの二槽オイルパン10が完成する。従って、エンジン90に対するバッフルプレート30付きの二槽オイルパン10の組み付け作業は、インナーアッシ18をアウターパン11に組み付け、そのアウターパン11をエンジン90に組み付けるという2つの作業工程により完了することが可能になる。即ち、本参考例のインナーアッシ18を使用すれば、バッフルプレート無しの二槽オイルパンと同じ作業工程で、バッフルプレート30付きの二槽オイルパン10をエンジン90に組み付けることができ、組み付け作業の手間を軽減することができる。
[第実施形態]
以下、本発明の第1実施形態のインナーアッシ18を図6〜図12に基づいて説明する。図6に示すように、本実施形態のインナーアッシ18は、上記したインナーパン20及びバッフルプレート30の他に、オイルを吸い上げるための吸引パイプ40を一体に備えている点が上記参考例とは異なる。その他の構成は、上記参考例と同一であるので、重複する説明は省略する。なお、なお、図6及び図7では、説明の便宜のため、バッフルプレート30が一点鎖線で示されている。
図6に示すように、吸引パイプ40はインナーパン20に一体に固定されており、インナーパン20の内面に沿って延びている。詳細には、インナーパン20の内側面20S1に沿って上下方向に真っ直ぐ延びた第1管部41と、その第1管部41の下端部から深底部の中央に向かって底面20B1に沿って真っ直ぐ延びた第2管部42とを備えており、第2管部42の先端に吸込口40Aが設けられている(図9(A)参照)。また、吸込口40Aは、バッフルプレート30で覆われた位置に配置されている。
図6に示すように、吸引パイプ40は、第1管部41の上端部が円筒状をなしており、それ以外の部分が断面矩形の角筒状となっている。詳細には、吸引パイプ40は、パイプ挿通口35の開口縁から、インナーパン20の底面20B1のうちバッフルプレート30で覆われた位置(深底部の中央)まで延びかつ、インナーパン20の内側面20S1及び底面20B1から直角に起立して互いに対向した1対の溝側壁44,44(図9(B)参照)と、インナーパン20の内側面20S1及び底面20B1に対向しかつ1対の溝側壁44,44の先端間を閉塞した帯状閉塞壁45(図9(A)参照)と、帯状閉塞壁45の上端縁と1対の溝側壁44,44の上端縁とに囲まれた部分を閉塞した上端閉塞壁46(図6参照)と、上端閉塞壁46から上方に突出した円筒形の接続筒部43(図6参照)とから構成されている。
図9(A)に示すように、1対の溝側壁44,44は、それらの対向方向から見たときに略L字形をなしている。また、溝側壁44,44のうちインナーパン20の内側面20S1及び底面20B1から離れた先端は、インナーパン20の内側面20S1と平行な直線部とインナーパン20の底面20B1と平行な直線部との間を円弧部で連絡した構成となっている。そして、帯状閉塞壁45は、インナーパン20の内側面20S1と平行な平板壁部とインナーパン20の底面20B1と平行な平板壁部との間を湾曲壁部で連絡した構成となっている。
図8及び図9に示すように、吸引パイプ40の上端部はパイプ挿通口35に挿通されており、接続筒部43がインナーパン20の上面開口さらには、アウターパン11の上面開口よりも上方に突出している。また、接続筒部43の上端部外周面には環状溝43Mが陥没形成されており(図11参照)、ここに図示しないOリングが装着されている。そして、二槽オイルパン10をエンジン90の下方から近づけて組み付けるときに、接続筒部43が、ポンプ(図示せず)の吸引側接続孔91(本発明の「吸引部」に相当する)に下方から挿入されて嵌合接続可能となっている。
ここで、本実施形態の吸引パイプ40は、図10に示すように、第1分割体51と第2分割体52とに分けて成形されている。第1分割体51は、上端閉塞壁46と帯状閉塞45と接続筒部43と1対の溝側壁44,44の一部44A,44Aとを一体成形してなる樹脂成形品である。これに対し、第2分割体52は、1対の溝側壁44,44の一部44A,44Aを除く残りの部分44B,44Bで構成されてインナーパン20に一体成形されている。そして、これら第1分割体51と第2分割体52とが、互いの分割面D1,D2を重ね合わせた状態で、接着剤、溶着その他公知な固着手段によって固着されている。
第1分割体51と第2分割体52との分割面D1,D2は、1対の溝側壁44,44をそれぞれ二分割した1対の側壁分割面Da,Daと、1対の溝側壁44,44の対向方向に延びて1対の側壁分割面Da,Daの上端部同士を連絡した上端分割面Dbとから構成されている。
第1分割体51の分割面D1には、その分割面D1に沿って延びた係合溝51Mが陥没形成されている。係合溝51Mは、分割面D1の幅方向中央に形成され、途中で途切れること無く、分割面D1のほぼ全体(1対の側壁分割面Da,Da及び上端分割面Db)に亘って連続して延びている(図10及び図11参照)。
一方、第2分割体52の分割面D2には、その分割面D2に沿って延びた係合突条52Tが突出形成されている。係合突条52Tは、分割面D2の幅方向中央に形成され、途中で途切れること無く、分割面D2のほぼ全体(1対の側壁分割面Da,Da及び上端分割面Db)に亘って連続して延びている(図11参照)。
そして、第1分割体51と第2分割体52の互いの分割面D1,D2を重ね合わせた状態で、これら係合溝51Mと係合突条52Tとが凹凸係合している。
本実施形態によれば、上記参考例で説明した効果に加え、以下の効果を奏する。即ち、吸引パイプ40がインナーアッシ18のインナーパン20に固定されているから、エンジン90に二槽オイルパン10を組み付けるときに、吸引パイプ40がバッフルプレート30にぶつかるというトラブルが発生しなくなり、インナーパン20における吸引パイプ40の配置のばらつきを防ぐことができる。また、吸引パイプ40が、インナーパン20の内側面20S1と底面20B1との両方に固定されているから、内側面20S1又は底面20B1の何れか一方だけに固定された場合に比べて、吸引パイプ40の剛性が向上する。
また、吸引パイプ40の第1管部41がインナーパン20の側壁20Sに固定されているから、第1管部41が側壁20Sから離れた位置で底壁20Bから起立した構成に比べて、ポンプの吸引側接続孔91と接続筒部43との嵌合接続を比較的容易に行うことが可能になる。
また、吸引パイプ40を第1分割体51と第2分割体52とに分割して成形することで、アンダーカットの発生を回避することができるから、金型コストを抑えることができる。
さらに、第1分割体51と第2分割体52との互いの分割面D1,D2に形成された係合溝51Mと係合突条52Tとの凹凸係合により、第1分割体51と第2分割体52とを位置決めすることができると共に、それら分割面D1,D2からのオイル漏れを防止することができる。
しかも、図12に示す変形例のように、バッフルプレート30のうち、吸引パイプ40の上端部(接続筒部43)の周辺部分だけをパイプ挿通口35とすることが可能になるから、パイプ挿通口35をより小さくして、インナーパン20の上面開口のより広い範囲をバッフルプレート30によって覆うことが可能となり、その結果、オイルの片寄りをより確実に防ぐことが可能になる。
[第実施形態]
本実施形態は、インナーアッシ18におけるインナーパン20とバッフルプレート30との固定構造が、上記第1及び第2実施形態とは異なる。以下、第1実施形態と異なる構成に関してのみ説明し、同じ構成については説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態のインナーアッシ18は、バッフルプレート30の外縁部がインナーパン20の鍔部21の上面に重ねて配置されており、それらバッフルプレート30の外縁部とインナーパン20の鍔部21とを上下方向に貫通した複数の圧入孔19が形成されている。圧入孔19は、例えば、円形状をなしており、複数の各圧入孔19に対してそれぞれ円筒形の金属製カラー60が圧入されている(図14(A)参照)。これにより、インナーパン20とバッフルプレート30とが金属製カラー60を介して一体に固定されている。ここで、圧入孔19の軸方向の長さと金属製カラー60の長さは略同一となっている。
金属製カラー60の内側にはボルト61(本発明の「固定螺子」に相当する)が挿通可能となっており、そのボルト61によって、インナーアッシ18とアウターパン11とが固定されている。具体的には、図14(A)に示すように、金属製カラー60を貫通したボルト61の先端が、アウターパン11に形成された螺子孔14Aに螺合されている。なお、インナーアッシ18とアウターパン11との固定構造は、例えば、図14(B)に示すように、金属製カラー60を貫通したボルト61の先端がアウターパン11に形成された固定用孔14Bを貫通するようにして、その先端にナット62を締め付けた構成としてもよい。
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同等の効果を奏すると共に、以下のような効果を奏する。即ち、金属製カラー60によって、インナーアッシ18とアウターパン11とを固定するボルト61の過度な締め付けを防止することができるから、ボルト61の過度な締め付けによるインナーアッシ18の破損を防止することができる。また、インナーパン20とバッフルプレート30とを固定するための圧入孔19を、アウターパン11とインナーアッシ18との固定にも利用することができるから、インナーパン20に形成される固定用の孔の数を削減することができ、インナーアッシ18の強度の向上を図ることができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)インナーアッシ18におけるインナーパン20とバッフルプレート30との固定構造を以下のようにしてもよい。例えば、図15(A)に示すように、バッフルプレート30の外縁部に複数の係止爪38(具体的には、フック式のスナップフィット)を一体に設けて、その係止爪38をインナーパン20の上面開口縁(鍔部21)に係止させて固定してもよい。また、同図(B)に示すように、係止爪28をインナーパン20の鍔部21に一体に設けて、その係止爪28をバッフルプレート30の外縁部に係止させて固定してもよい。さらに、バッフルプレート30とインナーパン20の双方に係止爪28,38を設けて固定してもよい。
(2)また、インナーパン20とバッフルプレート30が共に樹脂製である場合には、インナーパン20の上端部とバッフルプレート30の外縁部とを溶着することで、それらを一体に固定してもよい。溶着の方式は特に限定するものではなく、例えば、熱板溶着、超音波溶着、高周波溶着、振動溶着、レーザー溶着等の中から任意に選択すればよい。
(3)上記実施形態では、カシメ用ピン24が樹脂製であることから、係合孔34を貫通したカシメ用ピン24の先端部を熱変形させることでかしめていたが、カシメ用ピン24が金属製である場合には、カシメ用ピン24の先端部を塑性変形させることでかしめてもよい。
(4)上記実施形態では、インナーアッシ18を構成するインナーパン20とバッフルプレート30とが同一の樹脂で構成されていたが、互いに異なる樹脂で構成してもよい。なお、同一の樹脂で構成すれば、熱膨張率等の特性の違いを原因とするインナーアッシ18の破損を防ぐことができる。
(5)上記実施形態では、インナーパン20とバッフルプレート30とが共に樹脂製であったが、バッフルプレート30を金属で構成してもよい。なお、上記第1実施形態でも述べたように、軽量化と断熱性の点でインナーアッシ18を樹脂製とすることが好ましい。
(6)上記第2実施形態では、吸引パイプ40における1対の溝側壁44,44の一部が第1分割体51に含められ、残りが第2分割体52に含められていたが、第2分割体52に1対の溝側壁44,44の全部が含まれる(第1分割体51に1対の溝側壁44,44が一切含まれない)ようにしてもよい。
(7)上記第2実施形態では、第1分割体51に係合溝51Mを陥没形成し、第2分割体52に係合突条52Tを突出形成していたが、第1分割体51に係合突条を突出形成し、第2分割体52に係合溝を陥没形成してもよい。
10 二槽オイルパン
11 アウターパン
18 インナーアッシ(バッフルプレート付きインナーパン)
19 圧入孔
20 インナーパン
24 カシメ用ピン(カシメ用突部)
30 バッフルプレート
34 係合孔
35 パイプ挿通口
40 吸引パイプ
43 接続筒部
44 溝側壁
45 帯状閉塞壁
46 上端閉塞壁
51 第1分割体
51M 係合溝
52 第2分割体
52T 係合突条
60 金属製カラー
61 ボルト(固定螺子)
90 エンジン
91 吸引側接続孔(吸引部)
D1 第1分割体の分割面
D2 第2分割体の分割面







Claims (4)

  1. 二槽オイルパン(10)におけるアウターパン(11)の内側に組み付けられる部品として使用され、インナーパン(20)と、そのインナーパン(20)の上面の一部を覆うバッフルプレート(30)とが一体に固定されたバッフルプレート付きインナーパン(18)であって、
    前記インナーパン(20)に貯留されたオイルを吸い上げるための吸引パイプ(40)が、前記バッフルプレート(30)の外縁部と前記インナーパン(20)の内側面(20S1)との間に設けられたパイプ挿通口(35)に挿通されると共に、前記インナーパン(20)の内側面(20S1)と底面(20B1)とに固定して設けられ、
    前記吸引パイプ(40)のうち前記バッフルプレート(30)より上方に突出させた上端部が、エンジン(90)にオイルを供給するポンプの吸引部(91)に嵌合接続可能な接続筒部(43)になっているバッフルプレート付きインナーパン(18)において、
    前記吸引パイプ(40)は、前記パイプ挿通口(35)の開口縁から前記インナーパン(20)の底面(20B1)のうち前記バッフルプレート(30)に覆われた位置まで延びかつ前記インナーパン(20)の前記内側面(20S1)及び前記底面(20B1)から突出して互いに対向した1対の溝側壁(44,44)と、前記インナーパン(20)の前記内側面(20S1)及び前記底面(20B1)に対向し、前記1対の溝側壁(44,44)の先端間を閉塞した帯状閉塞壁(45)と、前記帯状閉塞壁(45)及び前記1対の溝側壁(44,44)の上端縁と前記パイプ挿通口(35)の開口縁とに囲まれた部分を閉塞する上端閉塞壁(46)と、前記上端閉塞壁(46)から上方に突出した前記接続筒部(43)とからなり、
    前記インナーパン(20)を樹脂成形品とし、前記吸引パイプ(40)を前記上端閉塞壁(46)と前記帯状閉塞壁(45)と前記接続筒部(43)とを含んだ第1分割体(51)と、前記1対の溝側壁(44,44)の一部又は全部を含みかつ前記インナーパン(20)に一体成形された第2分割体(52)とに分割して、それら第1分割体(51)と第2分割体(52)とを固着したことを特徴とするバッフルプレート付きインナーパン(18)。
  2. 前記第1分割体(51)と前記第2分割体(52)との互いの分割面(D1,D2)のうち一方の分割面(D2)の幅方向の中央に沿って係合突条(52T)を突出形成すると共に、その係合突条(52T)と凹凸係合可能な係合溝(51M)を他方の分割面(D1)の幅方向の中央に沿って陥没形成したことを特徴とする請求項1に記載のバッフルプレート付きインナーパン(18)。
  3. 前記インナーパン(20)に、前記バッフルプレート(30)に向かって起立したカシメ用突部(24)を一体成形し、
    前記カシメ用突部(24)を前記バッフルプレート(30)に貫通形成された係合孔(34)に挿通すると共に、そのカシメ用突部(24)の先端部を前記係合孔(34)の側方に張り出すように熱変形させることで前記インナーパン(20)と前記バッフルプレート(30)とを一体に固定したことを特徴とする請求項1又は2に記載のバッフルプレート付きインナーパン(18)。
  4. 前記バッフルプレート(30)を樹脂成形品とし、
    前記インナーパン(20)と前記バッフルプレート(30)との両方を貫通した圧入孔(19)に、その圧入孔(19)の長さと略同一長の金属製カラー(60)を圧入して前記インナーパン(20)と前記バッフルプレート(30)とを一体に固定し、
    前記金属製カラー(60)の内側を貫通した固定螺子(61)によって前記アウターパン(11)と前記バッフルプレート付きインナーパン(18)とを固定可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のバッフルプレート付きインナーパン(18)。
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