JP5627490B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に関し、更に詳しくは、室外機と室内機とを備える空気調和機に関する。
オフィスビルや大型店舗等の商業施設で利用される空調システムでは、各テナントやフロアに配置される複数の室内機が、室外機を共用する。この種の空調システムでは、当該空調システムの低価格化と、導入時の施工作業の簡略化のために、電源線、信号線、及び共用線(コモンライン)からなる3芯ケーブルによって、室内機と室外機が接続される(例えば特許文献1参照)。室内機と室外機との接続に3芯ケーブルを用いることで、シリアル通信を行うための通信系統と電源系統とを同時に敷設することができる。
上述した3芯ケーブルによって、室外機と室内機とを接続する際に、室外機や室内機の通信回路に電源線が誤って接続されると、通信回路に高電圧が印加され、当該通信回路が故障する場合がある。このため、室外機と室内機との間で通信を行う通信回路では、スイッチング素子として耐圧特性に優れたフォトカプラが使用される。
例えば、特許文献1に開示された装置は、送信スイッチ部に高耐圧のフォトカプラが用いられ、送受信回路部と信号線の間に高耐圧のダイオードが接続されている。これにより、誤配線による通信回路の故障が回避される。
特許第2948502号公報
しかしながら、耐電圧の高いフォトカプラは動作速度が遅く、オフ状態からオン状態へ移行するまでの時間と、オン状態からオフ状態へ移行するまでの時間とに差がある場合もある。このため、上述のフォトカプラをスイッチング素子として用いた通信を行うと、送信側の通信装置から出力されるデータ(送信データ)のビット幅と、受信側の通信装置へ入力されるデータ(受信データ)のビット幅に差が生じてしまうことがある。この現象は、データの送信を開始したときや、送信の前後でデータのビット値が変わるときに頻繁に発生し、ビット幅の相違の程度によっては、通信が阻害されてしまう。
また、同一の規格に基づいて製造されたフォトカプラであっても、個体差や経年劣化、或いは電源系統から通信系統へ流入する高調波等によって、送信側のフォトカプラの動作速度と、受信側のフォトカプラの動作速度に差が生じることがある。この動作速度の差の程度は、空調システムごとに異なる。このため、安定した通信を確立するためには、ビット幅の補正を、空調システムごとに行う必要がある。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、室外機と室内機との間の誤配線から通信回路を保護するとともに、通信の品質を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の空気調和機は、
室外機と、電源線と信号線と信号電源線とによって前記室外機に接続された室内機とを備え、前記信号線を介して制御情報の通信が行われる空気調和機であって、
前記室外機は、
商用電源から直流電源を生成する交直変換部と、
前記交直変換部に接続され、送信データに基づいて前記信号線への通電を制御する室外機送信フォトカプラと、
前記室外機送信フォトカプラに接続され、通電の有無を検出した結果に基づいて、受信データを出力する室外機受信フォトカプラと、
前記送信データを前記室外機送信フォトカプラに出力し、前記受信データを前記室外機受信フォトカプラから受信する第1コントローラと、
を備え、
前記室内機は、
前記信号線に接続され、送信データに基づいて前記交直変換部の通電を制御する室内機送信フォトカプラと、
前記室内機送信フォトカプラに接続され、通電の有無を検出した結果に基づいて、受信データを出力する室内機受信フォトカプラと、
前記送信データを前記室内機送信フォトカプラに出力し、前記受信データを前記室内機受信フォトカプラから受信する第2コントローラと、
を備え、
前記コントローラは、前記室外機送信フォトカプラ又は前記室内機送信フォトカプラにおける、オフ状態からオン状態へ移行するまでの時間とオン状態からオフ状態へ移行するまでの時間との差に基づいてビットごとに前記送信データのビット長を前記送信データのビット値が変化した直後に変化させる。
本発明によれば、通信を行うコントローラは、フォトカプラを介して、信号線に接続されている。このため、信号線と電源線とが誤配線されたとしても、コントローラに直接高電圧が印加されることがない。したがって、コントローラの故障や損傷を回避することができる。また、コントローラは、通信属性に基づいて、送信データのビット長を変化させる。このため、フォトカプラの動作速度に応じて、送信データのビット長を変化させることで、データを正確に送受信することができ、結果的に通信の品質を向上させることが可能となる。
本実施形態に係る空気調和機のブロック図である。 コントローラのブロック図である。 通信属性を示す図である。 送信情報の一例を示す図である。 ベースバンド信号と、出力信号と、受信情報とを示す図である。
《第1の実施形態》
以下、本発明の第1の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は本実施形態に係る空気調和機10のブロック図である。この空気調和機10は、例えばオフィスビルに代表される施設に設置される。図1に示されるように、空気調和機10は、屋上等に配置される室外機20と、オフィスビルの各フロアに配置される複数の室内機30を有している。そして、室外機20と室内機30は、商用電源50に接続される電源線41及び共用線(コモンライン)43と、データ通信に用いられる信号線42によって接続されている。
室外機20は、熱交換ユニット21、交直変換装置22、及び通信装置23を有している。
熱交換ユニット21は、冷却ファン、熱交換器等から構成されている。この熱交換ユニット21は、例えば、室内機30の空調ユニット31との間を循環する冷媒と外気との間で熱交換を行う。
交直変換装置22は、商用電源50からの電流を整流し、通信装置23へ供給する直流電源として機能する。この交直変換装置22は、商用電源50に対して直列に接続された抵抗R1、ダイオードD1、及びツェナーダイオードZD1と、ツェナーダイオードZD1に対して並列に接続された平滑コンデンサC1から構成されている。この交直変換装置22では、図中の点Pの電圧Vpがほぼ一定に維持される。なお、電圧Vpは25V程度である。
通信装置23は、例えば、熱交換ユニット21の運転状況に関する情報等を室内機30へ送信し、室内機30から送信される情報を受信する装置である。この通信装置23は、コントローラ24、2つのフォトカプラ25,26を有している。
コントローラ24は、ベースバンド方式の通信を行うユニットである。このコントローラ24は、室内機30の通信装置33へ情報を送信する際には、ベースバンド信号を、出力ポートP0から抵抗R2を介して、フォトカプラ25へ出力する。また、室内機30の通信装置33から情報を受信する際には、フォトカプラ26を介して入力ポートP1から入力されるベースバンド信号を受信する。
図2は、コントローラ24のブロック図である。図2に示されるように、コントローラ24は、制御部24a、送信部24b、通信属性格納部24c、及び受信部24dを有している。
通信属性格納部24cは、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリを有している。この通信属性格納部24cには、送信情報に基づいて生成されるベースバンド信号のパルス幅を規定するための室外機通信属性情報が格納されている。この室外機通信属性情報は、例えば図3(A)を参照するとわかるように、送信ビット長TB1、送信ビット長TLH1、送信ビット長THL1、及び受信ビット長TR1からなる。
送信ビット長TB1は、1ビットの送信情報に対応するベースバンド信号のパルス幅の理論値である。室外機が室内機に情報を送信する際の通信速度がX[bps]の場合、送信ビット長TBは1/X[sec]となる。
送信ビット長TLH1は、ビット値が0の情報が送信された直後に送信される、ビット値が1の送信情報に対応するベースバンド信号のパルス幅を決定するための情報である。この送信ビット長TLH1の大きさは、フォトカプラ25が、オフ状態からオン状態へ移行するまでの時間TD1から、フォトカプラ25が、オン状態からオフ状態へ移行するまでの時間TD2を減じた値(=TD1−TD2)を、送信ビット長TB1に加えた値とほぼ等価である(TLH1=TB1+(TD1−TD2))。
送信ビット長THL1は、ビット値が1の情報が送信された直後に送信される、ビット値が0の送信情報に対応するベースバンド信号のパルス幅を決定するための情報である。この送信ビット長THL1の大きさは、時間TD2から時間TD1を減じた値(=TD2−TD1)を、送信ビット長TB1に加えた値とほぼ等価である(THL1=TB1+(TD2−TD1))。
受信ビット長TR1は、1ビットの受信情報に対応するベースバンド信号のパルス幅の理論値である。室内機が室外機に情報を送信する際の通信速度がY[bps]の場合、受信ビット長TRは1/Y[sec]となる。
通信装置23では、送信ビット長TBは1ms、送信ビット長TLH1は1.2ms、送信ビット長THL1は0.8ms、受信ビット長TR1は2msと規定されている。
図2に戻り、送信部24bは、制御部24aから受け付けた制御情報を、1ビットごとに出力ポートP0からシリアルデータとして出力する。このとき出力するシリアルデータのビット幅は、室外機通信属性情報の内容によって決定される。ここでは、送信部24bは、ビット値が「1」の場合に電気的にハイレベルとなり、ビット値が「0」の場合に電気的にローレベルとなる信号を出力する。また、送信部24bは、いずれかの室内機30が制御情報を送信している間は、出力ポートP0から出力される信号をハイレベルに固定する。これにより、フォトカプラ25がオンの状態になる。
図4はシリアルデータを模式的に示す図である。図4に示されるように、シリアルデータは、8ビット単位に分割された制御情報と、制御情報の先頭に追加されたスタートビットSTと、制御情報の末尾に追加されたストップビットSPとからなる10ビットを1単位としたデータ列として構成される。
送信部24bは、図4に示される送信情報と、通信属性格納部24cに格納された室外機通信属性情報に基づいて、出力ポートP0に出力するベースバンド信号を生成する。図5には、送信部24bによって生成されるベースバンド信号と、室内機30に出力される出力信号と、出力信号に対応する受信情報とが示されている。ベースバンド信号は、ビット値が1の単位データに対応する部分がハイレベルとなり、ビット値が0の単位データに対応する部分がローレベルとなる。
制御部24aからの制御情報を受信すると、送信部24bは、スタートビットST、単位データb0〜b7、及びストップビットSPからなる送信情報に基づいて、ベースバンド信号を生成する。
具体的には、送信部24bは、直前に送信した単位データがないか、或いはビット値が0の単位データを送信した直後に、ビット値が1の単位データを送信する場合には、ベースバンド信号を、送信ビット長TLH1に相当する時間(1.2sec)だけハイベルにする。また、直前に送信した単位データとビット値が同一の単位データを送信する場合には、ベースバンド信号を、送信ビット長TB1に相当する時間(1msec)だけハイレベル或いはローレベルにする。また、ビット値が1の単位データを送信した直後に、ビット値が0の単位データを送信する場合には、ベースバンド信号を、送信ビット長THL1に相当する時間(0.8msec)だけローレベルにする。
上述したように、スタートビットST、及び単位データb0,b1,b5,b7のビット値は1で、ストップビットSP、及び単位データb2,b3,b4,b6のビット値は0である。この送信情報を送信する場合に生成されるベースバンド信号は、図5に示されるように、送信開始時刻t1から、スタートビットSTの送信が終了する時刻t2までの送信ビット長TLH1に相当する時間と、単位データb0に対応する送信ビット長TB1に対応する時間と、単位データb1に対応する送信ビット長TB1に対応する時間だけハイレベルとなる。
また、ベースバンド信号は、単位データb2の送信が開始される時刻t4から、送信が終了する時刻t6までの送信ビット長THL1に相当する時間と、単位データb3に対応する送信ビット長TB1に対応する時間と、単位データb4に対応する送信ビット長TB1に対応する時間だけローレベルとなる。
同様に、ベースバンド信号は、単位データb5の送信が開始される時刻t7から、送信が終了する時刻t8までの送信ビット長TLHに相当する時間ハイベルとなる。また、単位データb6の送信が開始される時刻t8から、送信が終了する時刻t9までの送信ビット長THL1に相当する時間ローレベルとなる。また、単位データb7の送信が開始される時刻t9から、送信が終了する時刻t10までの送信ビット長TLH1に相当する時間ハイベルとなる。また、ストップビットSPの送信が開始される時刻t10から、送信が終了する時刻t11までの送信ビット長THL1に相当する時間ローレベルとなる。上述したベースバンド信号は、出力ポートP0に出力される。
図2に戻り、受信部24dは、入力ポートP1へ入力されたベースバンド信号の電気レベルを判定し、室外機通信属性情報の内容(受信ビット長TR1)に基づいてサンプリング処理を行う。
フォトカプラ25,26は、商用電源に対して十分な耐電圧特性を有する高コレクタ耐圧品であり、発光ダイオードLDとスイッチング素子SDとを有している。発光ダイオードLDは、電圧が印加されるとスイッチング素子SDへ照明光を射出する。そして、スイッチング素子SDは、発光ダイオードLDからの照明光を受光するとオン(閉)となり、それ以外のときにオフ(開)となる。
図1に示されるように、通信装置23では、フォトカプラ25の発光ダイオードLDが、抵抗R2を介して、コントローラ24の出力ポートP0に接続され、フォトカプラ26のスイッチング素子SDが、抵抗R3を介して、コントローラ24の入力ポートP1に接続されている。そして、フォトカプラ25のスイッチング素子SDと、フォトカプラ26の発光ダイオードLDとが交直変換装置22に対して直列に接続されている。また、フォトカプラ26のスイッチング素子SDの一端には、所定の電源による電圧が印加され、他端は抵抗R5を介して接地されている。
少なくとも1台の室内機30のフォトカプラ35を構成するスイッチング素子SDがオンの状態において、上述のように構成された通信装置23では、コントローラ24から出力され、フォトカプラ25によって受け付けられたシリアルデータ(ベースバンド信号)がハイレベルになると、フォトカプラ25のスイッチング素子SDがオンになり、交直変換装置22から信号線42を介して共用線43に電流が流れる。一方、コントローラ24から出力され、フォトカプラ25によって受け付けられたシリアルデータ(ベースバンド信号)がローレベルになると、フォトカプラ25のスイッチング素子SDがオフになり、信号線42、共用線43の電流が遮断される。室内機30は、信号線42、共用線43の通電状態をフォトカプラ36で検知することにより、室外機20と通信を行う。
通信装置23は、フォトカプラ25の動作速度の差異、具体的にはオンからオフになるまでの時間と、オフからオンになるまでの時間との差異を考慮したシリアルデータ(ベースバンド信号)を出力する。このため、フォトカプラ25から出力される信号線42に流れるシリアルデータは、ビット間隔がほぼ一定となる。したがって、室内機30は、上述のシリアルデータを精度よく受信することが可能となる。
上述した、出力信号は、図5を参照するとわかるように、ハイベルになる時間と、ハイレベル以外になる時間とが、送信情報を構成する単位データのビット長の整数倍の時間に相当する。そして、この出力信号は、抵抗R4、及びダイオードD2を介して室内機30へ入力され、抵抗R6、及びダイオードD3を介して、室内機30の通信装置33に受信される。
また、通信装置23では、フォトカプラ26の発光ダイオードLDに電圧が印加されると、フォトカプラ26のスイッチング素子SDがオンになる。これにより、コントローラ24の入力ポートP1に電圧が印可される。コントローラ24の受信部24dは、室内機30の通信装置33の動作に同期してフォトカプラ26が動作することによって、入力ポートP1に印加される電圧信号から受信情報を抽出する。
図1に戻り、室内機30は、空調ユニット31、及び通信装置33を有している。
空調ユニット31は、送風ファン、送風ファンを駆動するインバータモータ等から構成されている。この空調ユニット31は、例えば、室外機20の熱交換ユニット21との間を循環する冷媒によって冷却された空調空気を、冷却対象となる空間へ放出する。
通信装置33は、室外機20に対して制御情報の通信処理を行う。この通信装置33は、通信装置23と同等の構成であり、コントローラ34、2つのフォトカプラ35,36等から構成されている。通信装置42は、抵抗R6、ダイオードD3、フォトカプラ35を介してフォトカプラ36の一端に接続されている。そして、フォトカプラ36の他端は、共用線43に接続されている。また、共用線43と信号線42との間には、ダイオードD4が設けられている。
フォトカプラ35には、高コレクタ耐圧品を使用し、ダイオードD3,D4に高耐圧品を使用することで、誤って信号線42と電源線41とが接続され、回路に高電圧が印加されたとしても、フォトカプラ35、ダイオードD3,D4によって、通信装置33の回路が保護される。したがって、誤配線によって当該回路が故障することとはない。
コントローラ34では、フォトカプラ35がオンであるときに、通信装置23から出力信号が出力されると、出力信号の立ち上がりに同期して、フォトカプラ36が動作する。これにより、出力信号に相似な電気信号が、コントローラ34の入力ポートP1に入力される。コントローラ34は、図3(B)に示される室内機通信属性情報を構成する受信ビット長TR2(=送信ビット長TB1)を参照して、電気信号を受信ビット長TR2と等価な周期でサンプリングする。また、このサンプリングは、例えば電気信号がハイレベルとなってから受信ビット長TR2の半分の時間が経過した時点で開始する。
図5を参照するとわかるように、このサンプリングにより、丸印に対応する出力信号の値が順次サンプリングされる。これにより、10ビットの単位データからなる情報[1110001010]が受信される。
また、室外機20を構成するフォトカプラ25のスイッチング素子SDがオンの状態において、上述のように構成された通信装置33では、コントローラ34から出力され、フォトカプラ35によって受け付けられたシリアルデータ(ベースバンド信号)がハイレベルになると、フォトカプラ35のスイッチング素子SDがオンになり、交直変換装置22から信号線42を介して共用線43に電流が流れる。一方、コントローラ34から出力され、フォトカプラ35によって受け付けられたシリアルデータ(ベースバンド信号)がローレベルになると、フォトカプラ35のスイッチング素子SDがオフになり、信号線42、共用線43の電流が遮断される。室外機20は、信号線42、共用線43の通電状態をフォトカプラ26で検知することにより、室内機30と通信を行う。
通信装置23のコントローラ24は、図3(A)に示される室外機通信属性情報を構成する受信ビット長TR1(=送信ビット長TB2)を参照して、電気信号を受信ビット長TR1と等価な周期でサンプリングする。これにより、10ビットの単位データからなる情報を受信することができる。
以上説明したように、本実施形態では、情報の送信に用いられる室外機20のフォトカプラ25、及び室内機30のフォトカプラ35として、商用電源を遮断することが可能な高耐圧のフォトカプラが用いられている。したがって、信号線と電源線とが誤って誤配線されたとしても、コントローラ24,34に直接高電圧が印加されることがない。したがって、誤配線によるコントローラ24,34の故障や損傷を回避することができる。
また、本実施形態では、通信装置23において、フォトカプラ25が、オフ状態からオン状態へ移行するまでの時間TD1と、フォトカプラ25が、オン状態からオフ状態へ移行するまでの時間TD2を考慮して、当該フォトカプラ25を駆動するためのベースバンド信号が生成される。そして、このベースバンド信号によって、フォトカプラ25が動作することで、情報を受信する通信装置33へ出力される出力信号が生成される。このため、出力信号は、図5を参照するとわかるように、ハイベルになる時間と、ハイレベル以外になる時間とが、送信情報を構成する単位データのビット長の整数倍の時間に相当する。したがって、情報を受信する通信装置33は、単位データのビット長に相当する受信ビット長TRが経過するごとに、出力信号をサンプリングすることで、精度良く複数ビットの単位データからなる情報を受信することができる。
本実施形態に係る通信装置23,33は、情報の送信方向に応じて、最適にビット幅の調整を行うことができる。したがって、一方の方向の通信速度の高速化が困難な場合であっても、他の方向の通信の高速化を実現することができる。
本実施形態では、フォトカプラの動作速度にかかわらず、ハイベルになる時間と、ハイレベル以外になる時間とが、送信情報を構成する単位データのビット長の整数倍の時間に相当する出力信号を生成することができる。このため、空気調和機10を構成する室外機20及び室内機30の規格や、商用電源の電圧値に応じた電圧強度を有するフォトカプラを、通信装置23に任意に利用することが可能となる。これにより、装置の保護を実現するとともに、装置の低コスト化を図ることが可能となる。
本実施形態では、室内機30乃至30は、相互に同等の構成となっている。このため、各室内機30は、室外機20から送信される情報を同時に受信することができる。
本実形態では、空気調和機10が複数の室内機30から構成されている場合について説明した。これに限らず、空気調和機10は、1台の室内機から構成されていてもよい。
本実施形態では、図3を参照するとわかるように、フォトカプラ25が、オフ状態からオン状態へ移行するまでの時間TD1と、フォトカプラ25が、オン状態からオフ状態へ移行するまでの時間TD2が同等であるものとした。これに限らず、時間TD1と時間TD2とは相違していてもよい。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態によって限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、コントローラ24が、制御部24a、送信部24b、通信属性格納部24c、及び受信部24dから構成されている場合について説明した。これに限らず、コントローラ24として、CPU(Central Processing Unit)、主記憶部、補助記憶部等を備えるコンピュータや、マイクロコンピュータを用いてもよい。
本発明の空気調和機は、空調対象空間の空調に適している。
10 空気調和機
20 室外機
21 熱交換ユニット
22 交直変換装置
23 通信装置
24 コントローラ
24a 制御部
24b 送信部
24c 通信属性格納部
24d 受信部
25 フォトカプラ
26 フォトカプラ
30 室内機
31 空調ユニット
33 通信装置
34 コントローラ
35 フォトカプラ
36 フォトカプラ
41 電源線
42 信号線
43 共用線(コモンライン)
50 商用電源
C1 平滑コンデンサ
D1〜D4 ダイオード
LD 発光ダイオード
P 点
P0 出力ポート
P1 入力ポート
R1〜R7 抵抗
SD スイッチング素子
SP ストップビット
ST スタートビット
ZD1 ツェナーダイオード
b0〜b7 メインデータ

Claims (4)

  1. 室外機と、電源線と信号線と信号電源線とによって前記室外機に接続された室内機とを備え、前記信号線を介して制御情報の通信が行われる空気調和機であって、
    前記室外機は、
    商用電源から直流電源を生成する交直変換部と、
    前記交直変換部に接続され、送信データに基づいて前記信号線への通電を制御する室外機送信フォトカプラと、
    前記室外機送信フォトカプラに接続され、通電の有無を検出した結果に基づいて、受信データを出力する室外機受信フォトカプラと、
    前記送信データを前記室外機送信フォトカプラに出力し、前記受信データを前記室外機受信フォトカプラから受信する第1コントローラと、
    を備え、
    前記室内機は、
    前記信号線に接続され、送信データに基づいて前記交直変換部の通電を制御する室内機送信フォトカプラと、
    前記室内機送信フォトカプラに接続され、通電の有無を検出した結果に基づいて、受信データを出力する室内機受信フォトカプラと、
    前記送信データを前記室内機送信フォトカプラに出力し、前記受信データを前記室内機受信フォトカプラから受信する第2コントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、前記室外機送信フォトカプラ又は前記室内機送信フォトカプラにおける、オフ状態からオン状態へ移行するまでの時間とオン状態からオフ状態へ移行するまでの時間との差に基づいてビットごとに前記送信データのビット長を前記送信データのビット値が変化した直後に変化させる空気調和機。
  2. 前記室外機からの前記室内機への通信速度と、前記室内機から前記室外機への通信速度が異なる請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記コントローラは、前記室外機送信フォトカプラと前記室外機受信フォトカプラの動作速度に基づいて、前記ビット長を変化させる請求項1又は2に記載の空気調和機。
  4. 前記信号電源線は、前記室外機と前記室内機との間の電力供給及び通信に用いられる請求項1から3のいずれか一項に記載の空気調和機。
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