JP2010068580A - ステッピングモータ制御装置 - Google Patents
ステッピングモータ制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010068580A JP2010068580A JP2008230781A JP2008230781A JP2010068580A JP 2010068580 A JP2010068580 A JP 2010068580A JP 2008230781 A JP2008230781 A JP 2008230781A JP 2008230781 A JP2008230781 A JP 2008230781A JP 2010068580 A JP2010068580 A JP 2010068580A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stepping motor
- cpu
- stepping
- control device
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Control Of Multiple Motors (AREA)
- Control Of Stepping Motors (AREA)
Abstract
【課題】CPUからのモータ駆動信号を複数個のステッピングモータへ共通に送信し、駆動モータ選択信号により選択されたステッピングモータのみを駆動することができる ステッピングモータ制御装置を提供することを目的としている。
【解決手段】複数個のステッピングモータ1と、前記それぞれのステッピングモータ1の1つに対して1つのスイッチ回路2と、駆動モータ選択機能およびモータ駆動信号生成機能を有したCPU3と、複数個のステッピングモータ1の各相巻線に共通に接続された接続部4を備え、複数のステッピングモータ1に対して駆動信号を共通にし、コストの適正化と装置の小型化をすることができるという効果のあるステッピングモータ制御装置を提供できる。
【選択図】図1
【解決手段】複数個のステッピングモータ1と、前記それぞれのステッピングモータ1の1つに対して1つのスイッチ回路2と、駆動モータ選択機能およびモータ駆動信号生成機能を有したCPU3と、複数個のステッピングモータ1の各相巻線に共通に接続された接続部4を備え、複数のステッピングモータ1に対して駆動信号を共通にし、コストの適正化と装置の小型化をすることができるという効果のあるステッピングモータ制御装置を提供できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、家庭用または産業用の電気機械器具において、例えば風向ルーバー駆動または、風路ダンパー駆動などに用いられるステッピングモータ制御装置に関するものである。
従来、この種のステッピングモータ制御装置では、CPUで生成したステッピングモータの駆動信号を駆動部にて増幅し、ステッピングモータを制御する方式が知られている。
以下その方式について、図10および11を参照しながら説明する。
図10に示すように、複数個のステッピングモータ101と、このステッピングモータ101の駆動信号を生成する機能を有したCPU102と、この信号を増幅する駆動部103を設けた構成とする。
また、図11はCPU102にて生成したステッピングモータ101の駆動信号であり、ステッピングモータ101の各巻線に対する通電パターンを示した図である。
図11に示したように通電パターンを8通りに分け、順方向へ駆動する際は、通電パターンを1⇒2⇒3⇒4⇒5⇒6⇒7⇒8⇒(1)と切換えながら通電し、逆方向へ駆動する際は、通電パターンを8⇒7⇒6⇒5⇒4⇒3⇒2⇒1⇒(8)と切換えながら通電することで順方向回転、逆方向回転を制御している。
また、この種のステッピングモータ101制御装置では複数のステッピングモータ101を備えることが多く、そのような場合では、増加したステッピングモータ101毎に駆動部103とモータ駆動信号を出力する端子をCPU102に追加することで対応している。
また、複数のステッピングモータ101を備えて同時に駆動すると供給電流が増加するため、電源回路(図示せず)に要求する容量を増加する必要があるが、電源回路に要求する容量を削減する方法としては、検知手段を用いて電源電圧を監視し、駆動するステッピングモータ101の速度を減速調整するか、または消費電力の大きい高速で駆動するステッピングモータ101に優先順位づけして、高速での駆動と低速での駆動を選択することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−315394号公報
このような従来のステッピングモータ制御装置では、ステッピングモータ個々に駆動部が必要であり、ステッピングモータを複数備える場合には、ステッピングモータの数に応じて駆動部も増加するため、装置が大型化するという課題があった。
また、ステッピングモータ駆動信号は、ステッピングモータ各相に1つの出力を必要とするため、1つのステッピングモータで4出力が必要となる。
このため、ステッピングモータを複数備える場合には、多数の出力が必要となり、多数の端子を有したCPUを用いらなければならないが、一般的にCPUは端子が増えるほど高性能で高価なものであるため、不必要な場合でも高性能なCPUを用いることで装置が高価になるという課題があった。
また、ステッピングモータを同時に駆動すると供給する電流が増加するため、その電流の供給にために電源回路の容量を増加しなければならず、同時に駆動する可能性のある最大数のステッピングモータの消費する電流容量を上回る電源回路を備える必要があり、一般的にこのような電源回路は要求される供給すべき電力容量が大きくなると高価になるとともに回路部品も大きくなる。
このように従来のステッピングモータ制御装置は、複数のステッピングモータを備えるために、駆動回路やCPUの端子の増加、電源回路の容量に余裕を持たせるための電源回路部品の大型化など、実装面積の増加による装置の大型化や高コスト化という課題があり、一方で前記のような電源回路の容量の増加を抑えるために電源電圧監視などを実施するためのセンサーや電圧監視手段が必要となり、これら部品の増加による高コスト化や実装面積の増加とともに前記電圧監視手段などによる入力情報の制御のためにCPUの入力端子などの資源やアルゴリズムの複雑化による搭載するソフトウェアの容量増加という課題が生じており、実装面積増加や部品点数増加やコスト増加を要することなく複数のステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動装置が求められている。
また、本制御装置は風向ルーバや風路ダンパに搭載され、これら風向ルーバや風路ダンパは電気機械器具本体から取り外しが可能な別体として構成され、本体設置時に電気接続される場合においては、複数のステッピングモータの配線を接続する必要が生じ、配線が多数であるから、誤結線などの配線ミスや作業時間を費やすという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、複数のステッピングモータに対して駆動信号を共通にし、コストの適正化と装置の小型化をすることができ、また、接続に必要な配線数量を減少し、作業者の誤結線などの配線ミスを抑制し、作業時間の低減をすることができるステッピングモータ制御装置を提供することを目的としている。
本発明のステッピングモータ制御装置は上記目的を達成するために、複数個のステッピングモータと、前記それぞれのステッピングモータ1つに対して1つのスイッチ回路と、駆動モータ選択機能およびモータ駆動信号生成機能を有したCPUと、複数個のステッピングモータの各相巻線に共通に接続された接続部を備えたことを特徴とする。
そして、本発明によれば複数のステッピングモータに対して駆動信号を共通にし、コストの適正化と装置の小型化をすることのできるステッピングモータ制御装置が得られる。
また、CPUが有する駆動モータ選択機能は保有するステッピングモータの数と等しい出力数としたことを特徴とする。
また、CPUが有する駆動モータ選択機能は通信出力とし、この通信出力を受信する受信部を備えたことを特徴とする。
また、CPUが有する駆動モータ選択機能の通信出力はパラレル方式としたことを特徴とする。
また、CPUが有する駆動モータ選択機能の通信出力はシリアル方式としたことを特徴とする。
また、スイッチ回路とステッピングモータ間に電圧保持回路を設け、スイッチ回路をパルス信号にて駆動することを特徴とする。
また、CPUが有するモータ駆動信号生成機能は複数備えたことを特徴とする。
また、接続部の電気接続が各ステッピングモータへ分岐する前段に中継部を備えたことを特徴とする。
そして、本発明によって接続に必要な配線数量を減少し、作業者の誤結線などの配線ミスを抑制し、作業時間の低減をすることができるステッピングモータ制御装置が得られる。
また、中継部への接続にコネクタを用いることを特徴とする。
本発明によれば複数個のステッピングモータと、前記それぞれのステッピングモータ1つに対して1つのスイッチ回路と、駆動モータ選択機能およびモータ駆動信号生成機能を有したCPUと、複数個のステッピングモータの各相巻線に共通に接続された接続部を備えたことにより、複数のステッピングモータに対して、CPUの出力を共有することから使用端子数を減少させ、適正なCPUを用いることができ、コストの適正化と装置の小型化をすることができるという効果のあるステッピングモータ制御装置を提供できる。
また、CPUが有する駆動モータ選択機能は保有するステッピングモータの数と等しい出力数としたことにより、簡易な構成で複数のステッピングモータに対して、CPUの出力を共有することから使用端子数を減少させ、適正なCPUを用いることができ、コストの適正化と装置の小型化をすることができるという効果のあるステッピングモータ制御装置を提供できる。
また、CPUが有する駆動モータ選択機能は通信出力とし、この通信出力を受信する受信部を備えたことにより、駆動モータ選択機能に用いるCPUの出力数を減少させ、適正なCPUを用いることができ、コストの適正化と装置の小型化をすることができるという効果のあるステッピングモータ制御装置を提供できる。
また、CPUが有する駆動モータ選択機能の通信出力はパラレル方式としたことにより、駆動モータ選択機能に用いるCPUの出力数を減少させ、適正なCPUを用いることができ、コストの適正化と装置の小型化をすることができるという効果のあるステッピングモータ制御装置を提供できる。
また、CPUが有する駆動モータ選択機能の通信出力はシリアル方式としたことにより、駆動モータ選択機能に用いるCPUの出力数を減少させ、適正なCPUを用いることができ、コストの適正化と装置の小型化をすることができるという効果のあるステッピングモータ制御装置を提供できる。
また、スイッチ回路とステッピングモータ間に電圧保持回路を設け、スイッチ回路をパルス信号にて駆動することにより、電源回路からステッピングモータへの供給電流量を低減し、装置の小型化をすることができるという効果のあるステッピングモータ制御装置を提供できる。
また、CPUが有するモータ駆動信号生成機能は複数備えたことにより、同時通電されるステッピングモータの巻線数を減少し、ステッピングモータに供給する電流を低減することができ、電源容量の適正化と装置の小型化をすることができるという効果のあるステッピングモータ制御装置を提供できる。
また、接続部の電気接続が各ステッピングモータへ分岐する前段に中継部を備えたことにより、複数のステッピングモータに対して、CPUの出力を共有することから使用端子数を減少させ、適正なCPUを用いることができ、コストの適正化と装置の小型化をしつつ、CPUとステッピングモータの接続箇所を別の位置に構成することができるため、接続に必要な配線数量を減少し、作業者の誤結線などの配線ミスを抑制し、作業時間の低減をすることができるという効果のあるステッピングモータ制御装置を提供できる。
また、中継部への接続にコネクタを用いることにより、作業者の接続作業を簡略化でき、誤結線を防止しつつ作業時間の低減をすることができるという効果のあるステッピングモータ制御装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、複数個のステッピングモータと、前記それぞれのステッピングモータ1つに対して1つのスイッチ回路と、駆動モータ選択機能およびモータ駆動信号生成機能を有したCPUと、複数個のステッピングモータの各相巻線に共通に接続された接続部を備えたものであり、CPUからのモータ駆動信号を複数個のステッピングモータへ共通に送信し、駆動モータ選択信号により選択されたステッピングモータのみを駆動するため、複数個のステッピングモータに対してCPUのモータ駆動信号を共通にすることができるという作用を有する。
また、本発明の請求項2記載の発明は、CPUが有する駆動モータ選択機能は保有するステッピングモータの数と等しい出力数としたものであり、各ステッピングモータ毎に設けた駆動モータ選択機能の出力にてステッピングモータの駆動・停止を選択することができるという作用を有する。
また、本発明の請求項3記載の発明は、CPUが有する駆動モータ選択機能は通信出力とし、この通信出力を受信する受信部を備えたものであり、CPUと受信部間通信にて、各ステッピングモータの駆動・停止をすることができるという作用を有する。
また、本発明の請求項4記載の発明は、CPUが有する駆動モータ選択機能の通信出力はパラレル方式としたものであり、パラレル方式の通信とすることで、出力の状態の組合せ数と等しい数量のステッピングモータを駆動・停止をすることができるという作用を有する。
また、本発明の請求項5記載の発明は、CPUが有する駆動モータ選択機能の通信出力はシリアル方式としたものであり、シリアル方式の通信とすることで、駆動モータ選択機能の通信出力数に関わらず、複数のステッピングモータを駆動・停止をすることができるという作用を有する。
また、本発明の請求項6記載の発明は、スイッチ回路とステッピングモータ間に電圧保持回路を設け、スイッチ回路をパルス信号にて駆動するものであり、スイッチ回路がオンしている間に電圧保持回路への電源供給とステッピングモータへの電源供給を同時に行い、スイッチ回路がオフしている間は、電圧保持回路にてステッピングモータへの電源供給を行うことから、電源回路からステッピングモータへ供給する電流を低減することができるという作用を有する。
また、本発明の請求項7記載の発明は、CPUが有するモータ駆動信号生成機能は複数備えたものであり、第1のモータ駆動信号生成機能と第2のモータ駆動信号生成機能にて出力する通電信号(通電パターン)を1ステップずらすことで、複数のステッピングモータにおいて同時に通電される巻線の合計数を減少することができるという作用を有する。
また、本発明の請求項8記載の発明は、接続部の電気接続が各ステッピングモータへ分岐する前段に中継部を備えたものであり、CPUと複数のステッピングモータの接続箇所を分割することができるという作用を有する。
また、本発明の請求項9記載の発明は、中継部への接続にコネクタを用いるものであり、CPUと中継部をコネクタを用いて接続することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明実施の形態1のステッピングモータ制御装置について図1および図2を参照しながら説明する。
本発明実施の形態1のステッピングモータ制御装置について図1および図2を参照しながら説明する。
図1に示すように、複数個のステッピングモータ1と、前記それぞれのステッピングモータ1への電源供給接続にトランジスタ用いたスイッチ回路2をステッピングモータ1の1つに対して1つ備え、これらのスイッチ回路2を制御し、駆動させるステッピングモータ1を選択する駆動モータ選択機能は保有するステッピングモータ1の数と等しい出力数としたものとし、ステッピングモータ1の各相巻線への通電信号を生成するモータ駆動信号生成機能を有したCPU3と、このモータ駆動信号をステッピングモータ1へ送信すべく、複数個のステッピングモータ1の各相巻線に共通に接続された接続部4を備えた構成である。
上記構成により、ステッピングモータ1を駆動する際は、CPU3の駆動モータ選択信号により、スイッチ回路2のいずれかを短絡して駆動するステッピングモータ1を選択することとなり、選択されたステッピングモータ1へ電源が供給される。
次にCPU3にて生成したモータ駆動信号を接続部4を通じて複数個のステッピングモータ1へ共通に送信することで、電源の供給されている選択されたステッピングモータ1はモータ駆動信号に応じて回転をする。
このとき選択されていないステッピングモータ1は、電源が供給されていないため駆動しない。
このモータ駆動信号については、図2を参照し説明する。
図2は上記CPU3にて生成したステッピングモータ1の駆動信号であり、ステッピングモータ1の各巻線に対する通電パターンを示した図である。
図2に示したように通電パターンを8通りに分け、順方向へ駆動する際は、通電パターンを1⇒2⇒3⇒4⇒5⇒6⇒7⇒8⇒(1)と順次切換えながら通電し、逆方向へ駆動する際は、通電パターンを8⇒7⇒6⇒5⇒4⇒3⇒2⇒1⇒(8)と順次切換えながら通電することで順方向回転、逆方向回転を制御している。
このように、複数個のステッピングモータ1に対して、モータ駆動信号を共通にすることにより、CPU3の出力を共有することから使用端子数を減少させ、適正なCPU3を用いることができ、駆動するステッピングモータ1は、各ステッピングモータ1毎に設けた駆動モータ選択機能の出力にてステッピングモータ1の駆動・停止を選択することができる。そして簡易な構成でコストの適正化と装置の小型化をすることができるステッピングモータ制御装置が得られる。
また、スイッチ回路2はステッピングモータ1への電源供給・遮断ができれば良く、実施の形態1ではトランジスタを用いた構成としたが、メカニカルリレーなどを用いても良い。
(実施の形態2)
本発明実施の形態2のステッピングモータ制御装置について図3および図4を参照しながら説明する。
本発明実施の形態2のステッピングモータ制御装置について図3および図4を参照しながら説明する。
なお、実施の形態2の説明において既に実施の形態1で説明した同一部品については同一符号を付与し説明を省略する。
図3に示すように、CPU3に有した駆動モータ選択機能は通信出力とし、通信方式は信号A、信号B、信号Cの3出力のパラレル方式としたものであり、この通信出力を受信し、各スイッチ回路2への駆動信号を送信する受信部5を備えた構成とする。
上記構成において、ステッピングモータ1を駆動する際は、CPU3により通信信号A、信号B、信号Cを受信部5へ送信し、これを受けた受信部5は予め決めている出力をスイッチ回路2へ送信し、スイッチ回路2が短絡しているステッピングモータ1が駆動する。
この動作について、図4を参照し詳細に説明する。
図4はCPU3に有した駆動モータ選択機能の通信信号とこれを受信した受信部5がスイッチ回路2へ出力するマトリックス表である。
図4に示すように、CPU3の駆動モータ選択の信号A、信号B、信号Cを受信した受信部5は、予め決めている出力の組合せ(全8通り)の出力を各スイッチ回路2へ送信する。
受信部5から送信された駆動信号に応じてスイッチ回路2が短絡し、選択されたステッピングモータ1は電源が供給された状態となる。
次にCPU3にて生成したモータ駆動信号を接続部4を通じて複数個のステッピングモータ1へ共通に送信することで、電源の供給されている選択されたステッピングモータ1はモータ駆動信号に応じて回転をする。
このように、CPU3と受信部5間の通信にて、パラレル方式の通信とすることで、駆動モータ選択機能に用いるCPU3の使用端子数を減らしながら、モータ選択信号の組合せ数に応じた出力組合せにてステッピングモータ1を制御することができる。そして、適正なCPU3を用いて、コストの適正化と装置の小型化をすることができる。
また、実施の形態2においては通信パラレル信号を3信号として、4つのステッピングモータ1を制御することを一例として説明したが、このパラレル信号を追加することや、複数同時駆動の組合せをなくし、制御するステッピングモータ1を増やすことも可能である。
(実施の形態3)
本発明実施の形態3のステッピングモータ制御装置について図5を参照しながら説明する。
本発明実施の形態3のステッピングモータ制御装置について図5を参照しながら説明する。
なお、実施の形態3の説明において既に実施の形態1および2で説明した同一部品については同一符号を付与し説明を省略する。
図5に示すように、CPU3に有した駆動モータ選択機能は通信出力とし、通信方式は送信、受信、同期の3出力によるシリアル方式として、あらかじめ通信プロトコルを定めるものであり、この通信出力を受信し、各スイッチ回路への駆動信号を送信する受信部5を備えた構成とする。
上記構成において、ステッピングモータ1を駆動する際にCPU3は駆動するステッピングモータ1の情報を、予め決めている通信プロトコルに則り、受信部5へ送信信号として送信し、これを受けた受信部5は、各スイッチ回路2へ駆動信号を送信すると共に、CPU3へ受信信号を送信する。
この受信信号をCPU3が受信すると通信正常として、生成したモータ駆動信号を接続部4を通じて複数個のステッピングモータ1へ共通に送信することで、電源の供給されている選択されたステッピングモータ1はモータ駆動信号に応じて回転をする。
また、この通信は同期信号のタイミングでやり取りが行われる。
このように、CPU3に有した駆動モータ選択機能の通信出力はシリアル方式とすることで、駆動モータ選択機能の通信出力数に関わらず、複数のステッピングモータ1を制御することができ、駆動モータ選択機能に用いるCPU3の使用端子数を減少させ、適正なCPU3を用いることができ、コストの適正化と装置の小型化をすることができる。
また、実施の形態3においては、シリアル通信を3線式の信号として、ステッピングモータ1を制御することを一例として説明したが、モータ選択機能の通信は、同期信号をなくした2線式やCPU3から受信部5への一方向通信としても、有している複数のステッピングモータ1の中で駆動するステッピングモータ1を選択することができれば良い。
(実施の形態4)
本発明実施の形態4のステッピングモータ制御装置について図6および図7を参照しながら説明する。
本発明実施の形態4のステッピングモータ制御装置について図6および図7を参照しながら説明する。
なお、実施の形態4の説明において既に実施の形態1〜3で説明した同一部品については同一符号を付与し説明を省略する。
図6に示すように、スイッチ回路2とステッピングモータ1間にコンデンサを用いた電圧保持回路6を設け、CPU7からのモータ選択信号をパルス信号としてスイッチ回路を駆動するものであり、また、CPU7は実施の形態1から3のCPU3に対して、モータ駆動信号生成機能を2つ備え、それぞれに複数のステッピングモータ1と複数のステッピングモータ8を接続した構成とする。
また、図7に示すのはCPU7に有した2つのモータ駆動信号生成機能がそれぞれ生成するモータ駆動信号とモータ選択信号を示したものである。
図7に示すように、ステッピングモータ1のモータ駆動信号は前述した実施の形態1〜3と同一の信号であり、ステッピングモータ8のモータ駆動信号は、ステッピングモータ1のモータ駆動信号に対して、1ステップ遅らせた通電パターンとしている。
この2つのモータ駆動信号を用いて2つのステッピングモータの駆動として、ステッピングモータ1とステッピングモータ8からそれぞれ1つずつを駆動させることにより、それぞれのステッピングモータ1とステッピングモータ8に通電されるパターンは変わらず、1ステップ遅らせた通電パターンにより、2つのステッピングモータに対して同時に2巻線に通電される通電パターンが重なることなく、図7に示すように1−2相励磁で駆動する場合、常に合計3巻線への通電とすることができ、ステッピングモータ1およびステッピングモータ8において複数を同時に通電される巻線の合計数を減少することができる。
また、モータ選択信号は、2つのタイミングの異なるパルス信号を生成し、通電パターンの1ステップ間で出力が重ならないように出力しており、接続されているスイッチ回路が短絡している間に電圧保持回路6への電源供給とステッピングモータ1およびステッピングモータ8への電源供給を同時に行い、スイッチ回路が開放している間は、電圧保持回路6からステッピングモータ1およびステッピングモータ8への電源供給を行うことから、電源回路からステッピングモータ1およびステッピングモータ8へ供給する電流を低減することができる。
このように、モータ選択信号はパルス信号にすることにより、電源回路からステッピングモータ1およびステッピングモータ8への供給電流量を低減することができ、電源容量の適正化と装置の小型化をすることができ、モータ駆動信号生成機能を2つ備え、1ステップ遅らせた通電パターンと組合わせて複数のステッピングモータ1とステッピングモータ8を駆動することで、同時通電されるステッピングモータ1とステッピングモータ8の巻線数を減らし、ステッピングモータ1およびステッピングモータ8へ同時に供給する電流を低減することができ、電源容量の適正化と装置の小型化をすることができる。
(実施の形態5)
本発明実施の形態5のステッピングモータ制御装置について図8および図9を参照しながら説明する。
本発明実施の形態5のステッピングモータ制御装置について図8および図9を参照しながら説明する。
なお、実施の形態5の説明において既に実施の形態1〜4で説明した同一部品については同一符号を付与し説明を省略する。
図8に示すように、中継部9に第1のコネクタ10を有し、この中継部9は接続部4の電気接続が複数のステッピングモータ1へ分岐する前段に備え、CPU3の信号を伝える接続に第2のコネクタ11を用いて、第1のコネクタ10と第2のコネクタ11を結合した構成とする。
図9は本ステッピングモータ制御装置を実装した製品の構成一例である。
図9に示すように、CPU3からリード線12を介して接続された第2のコネクタ11を有した制御部13と、中継部9を有した製品本体14にて構成され、制御部13と製品本体14は別々に構成され分離が可能であり、電気信号は、矢印Aで示す前記第1のコネクタ10と第2のコネクタ11を結合することで接続される。
上記構成において、CPU3と複数のステッピングモータ1の配置を分離することができ、その接続は第1のコネクタ10と第2のコネクタ11を用いて接続することができるため、複数のステッピングモータ1に対して、CPU3の出力を共有することから使用端子数を低減させ、適正なCPU3を用いることができる。そして、コストの適正化と装置の小型化をしつつ、接続に必要な配線数量を減少し、作業者の誤結線などの配線ミスを抑制し、作業時間の低減をすることができるとともに、接続に第1のコネクタ10と第2のコネクタ11を使用して接続することで作業者の接続作業を簡略化でき、誤結線を防止しつつ作業時間の低減をすることができる。
また、本ステッピングモータ制御装置を製品に実装する場合においては、製品本体14と別体に構成することができるため、壁や天井などに埋め込むタイプの製品にて、壁や天井に埋め込んだ後の接続作業を容易にするこができ、本ステッピングモータ制御装置外形を考慮することなく、製品本体14の外形に合わせ天井や壁に取付け用の開口穴を開けることができる。
本発明のステッピングモータ制御装置は、駆動回路を共有し装置の小型化することを特徴としたものであり、例えば空気調和機などの風向や風路の切換えなどに多数のステッピングモータを利用して、よりきめ細かな風向制御をすることで、コストを抑えつつ、ユーザーの快適性を向上する用途にも適用することができる。
1 ステッピングモータ
2 スイッチ回路
3 CPU
4 接続部
5 受信部
6 電圧保持回路
7 CPU
8 ステッピングモータ
9 中継部
10 第1のコネクタ
11 第2のコネクタ
12 リード線
13 制御部
14 製品本体
2 スイッチ回路
3 CPU
4 接続部
5 受信部
6 電圧保持回路
7 CPU
8 ステッピングモータ
9 中継部
10 第1のコネクタ
11 第2のコネクタ
12 リード線
13 制御部
14 製品本体
Claims (9)
- 複数個のステッピングモータと、前記それぞれのステッピングモータ1つに対して1つのスイッチ回路と、駆動モータ選択機能およびモータ駆動信号生成機能を有したCPUと、複数個のステッピングモータの各相巻線に共通に接続された接続部を備えたことを特徴とするステッピングモータ制御装置。
- CPUが有する駆動モータ選択機能は保有するステッピングモータの数と等しい出力数としたことを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ制御装置。
- CPUが有する駆動モータ選択機能は通信出力とし、この通信出力を受信する受信部を備えたことを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ制御装置。
- CPUが有する駆動モータ選択機能の通信出力はパラレル方式としたことを特徴とする請求項3記載のステッピングモータ制御装置。
- CPUが有する駆動モータ選択機能の通信出力はシリアル方式としたことを特徴とする請求項3記載のステッピングモータ制御装置。
- スイッチ回路とステッピングモータ間に電圧保持回路を設け、スイッチ回路をパルス信号にて駆動することを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ制御装置。
- CPUが有するモータ駆動信号生成機能は複数備えたことを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ制御装置。
- 接続部の電気接続が各ステッピングモータへ分岐する前段に中継部を備えたことを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ制御装置。
- 中継部への接続にコネクタを用いることを特徴とする請求項8記載のステッピングモータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008230781A JP2010068580A (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | ステッピングモータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008230781A JP2010068580A (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | ステッピングモータ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010068580A true JP2010068580A (ja) | 2010-03-25 |
Family
ID=42193675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008230781A Pending JP2010068580A (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | ステッピングモータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010068580A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012120309A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Daikin Ind Ltd | 駆動回路、及び空気調和機の室内機用駆動回路 |
KR101296363B1 (ko) | 2012-05-17 | 2013-08-14 | 포항공과대학교 산학협력단 | 다중 모터 구동 제어 장치 및 방법 |
-
2008
- 2008-09-09 JP JP2008230781A patent/JP2010068580A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012120309A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Daikin Ind Ltd | 駆動回路、及び空気調和機の室内機用駆動回路 |
KR101296363B1 (ko) | 2012-05-17 | 2013-08-14 | 포항공과대학교 산학협력단 | 다중 모터 구동 제어 장치 및 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8497642B2 (en) | Motor devices, and motor driving system and integrated circuit device comprising the same | |
US8941342B2 (en) | Integrated servo system | |
JP4976024B2 (ja) | モジュール式数値制御装置 | |
KR101209329B1 (ko) | 통신 모듈, 통신 시스템 및 공기 조화기 | |
JP2010068580A (ja) | ステッピングモータ制御装置 | |
US9875203B2 (en) | Intelligent connector | |
JP5649120B2 (ja) | 分散型制御システム | |
US9136791B2 (en) | Motor driving device, integrated circuit device, motor apparatus and motor driving system | |
JP5301088B2 (ja) | モータ制御用シリアル通信装置 | |
JP2011041368A (ja) | 電動モータユニット | |
JP5153469B2 (ja) | エレベータの呼び登録装置及びエレベータ装置 | |
JP2011174397A (ja) | 内燃機関制御装置 | |
KR20140038044A (ko) | 전기 자전거 구동 장치 | |
KR102317058B1 (ko) | 모션 센서 네트워크 시스템 | |
JP6793861B1 (ja) | 異常診断システムおよび異常診断方法 | |
JP2014187791A (ja) | モータ制御装置、モータ制御方法、及び遊技機 | |
US8975844B2 (en) | Motor driving apparatus | |
JP2002061921A (ja) | 電源供給システムと電源供給方法 | |
EP2597542B1 (en) | Motor starter having communication module and control method of motor starter | |
JP2010078197A (ja) | 通信装置及びそれを備えた空気調和機 | |
JP2022099027A (ja) | デバイス駆動装置、及びデバイス制御システム | |
US10050570B2 (en) | Motor control circuit and method of use | |
JP2007278561A (ja) | 通信装置 | |
JPH06272944A (ja) | 空気調和機のアドレス設定装置 | |
JP2006081258A (ja) | 多軸サーボ装置 |