JP6104386B2 - 空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、空調システムに関する。
室外機と室内機とが分離したセパレート方式の空調システムとして、例えば特許文献1に記載されているマルチ式空気調和機が知られている。このマルチ式空気調和機は、電源線、通信線および共用線(電力伝送用と通信用との共用の線)の3つの接続線で、室外機と複数の室内機とが接続される。室外機と複数の室内機とは、電源線と共用線との間に接続された交流電源から電源の供給を受ける。
室外機に設けられた通信回路と室内機に設けられた通信回路とは、通信線と共用線との間に並列接続されることで、閉回路を形成する。通信回路は、それぞれ、閉回路を流れるループ電流(信号電流)のオン・オフを制御して信号を送信し、ループ電流のオン・オフを検出して信号を受信する。
特開平8−271022号公報
特許文献1に記載のマルチ式空気調和機の室内機では、通信線と共用線との間に、通信線と共用線との線間インピーダンスを低減し、通信線上のノイズ成分を共用線に流すためのコンデンサ(特許文献1の図1に記載されているコンデンサC2)が接続されている。
このコンデンサは、閉回路を流れるループ電流によって充電される。これにより、例えば、送信側の室外機の通信回路が、ループ電流をオンからオフに切り換えても、コンデンサからの放電で、受信側の室内機の通信回路に電流が流れ続ける。
このため、受信側の通信回路は、コンデンサの放電が完了するまで、ループ電流のオフを特定できない。従って、特許文献1に記載のマルチ式空気調和機では、ループ電流をオフしてからループ電流を次にオンするまでの期間が、コンデンサの放電が無い場合と比較して長く、その分伝送レートが低いという問題点がある。特に、室内機と室外機とを接続する接続線が長くなるに連れて、上述のコンデンサは容量が大きいものが搭載されるので、上述のコンデンサの放電時間が長くなる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、信号電流をオフしてから信号電流がオン可能になるまでの期間が短い空調システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係る空調システムは、信号電流を流す通信線、動作電力を伝送する電源線および信号電流と動作電力とを共に伝送する共用線からなる接続線で主空調機と従空調機とが互いに接続されており、通信線を介して主空調機から従空調機に流れる信号電流のオンとオフとの切り換えで、主空調機と従空調機との信号の送受信を実現する。コンデンサは、通信線に一端が接続され、共用線に他端が接続されている。送信信号出力部は、送信信号を出力する。信号電流切換部は、送信信号出力部から出力された送信信号の信号レベルに応答して、通信線を流れる信号電流のオンとオフとを切り換える。スイッチは、電流路が、コンデンサに並列に接続されている。スイッチ切換部は、送信信号出力部から出力された送信信号が信号電流のオフに対応する信号レベルに変化したときに、スイッチをオンして、コンデンサに蓄えられた電荷を放電させる。スイッチ切換部は、送信信号が信号電流のオフに対応する信号レベルを示す最小の期間よりも短い期間、スイッチの電流路を導通させる。
本発明によれば、送信信号出力部から出力された送信信号が信号電流のオフに対応する信号レベルに変化したときに、スイッチ切換部は、スイッチをオンして、コンデンサに蓄えられた電荷を放電させる。これにより、通信線を流れる電流を短期間で遮断できる。従って、信号電流をオフしてから信号電流がオン可能になるまでの期間の短縮が可能である。
本発明の実施の形態1に係る空調システムの構成図である。 図1に示す空調システム(主空調機および従空調機)のブロック図である。 図1に示す空調システムにおいて、主空調機から従空調機に信号を送信した場合の信号波形を示す図である。 主空調機から従空調機に信号を送信したときの、検出回路、レベル変換回路およびスイッチ部がある場合とない場合との信号波形の違いを示す図である。 従空調機から主空調機に信号を送信した場合の信号波形を示す図である。 従空調機から主空調機に信号を送信したときの、検出回路、レベル変換回路およびスイッチ部がある場合とない場合との信号波形の違いを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空調システム(主空調機および従空調機)のブロック図である。 図7に示す空調システムにおいて、主空調機から従空調機に信号を送信した場合の信号波形を示す図である。
(実施の形態1)
以下、制御対象の室内の温度を制御する空調システム10を、図面を参照して説明する。
空調システム10は、図1に示すように、例えば室外機である1台の主空調機11と、例えば室内機である3台の従空調機31と、を備えている。
詳細には、主空調機11は、信号を伝送する(信号電流を流す)通信線L1と、動作電力を伝送する電源線L2と、電力および信号を共に伝送する(動作電力を伝送し且つ信号電流を流す)共用線(グランド線)L3とからなる接続線で、従空調機31に接続されている。
主空調機11と従空調機31とは、電源線L2−共用線L3間に接続された商用電源PSから出力された交流電圧で動作する。具体的には、主空調機11と従空調機31とは、商用電源PSから電源の供給を受けて熱交換器およびインバータ回路等の空調ユニットを動作させる。
主空調機11と従空調機31とは、通信線L1と共用線L3を介して双方向通信を行う。具体的には、主空調機11と従空調機31とは、通信線L1と共用線L3とを流れる信号電流Isのオン(流れる)・オフ(流れない)の切り換えで生成される信号(空調制御情報を含む信号)により、双方向通信を行う。なお、後述するように、通信線L1を流れる信号電流Isは、主空調機11から従空調機31に向かう方向にのみ流れる。
主空調機11は、例えば、室温、湿度、設定(目標)温度等の情報を収集し、各従空調機31に制御コマンドをシリアル送信し、これらを制御する。
(主空調機11の構成)
主空調機11は、図2に示すように、信号電流Isを流すための電圧を出力する通信電源12と、信号電流Isのオン(流れる)・オフ(流れない)に応じた信号(受信信号)を主制御部15に伝達する主受信部13と、主制御部15から出力された送信信号(パルス信号)Tx1に対応して通信線L1に流れる信号電流Isのオン(流れる)・オフ(流れない)を制御する主送信部14とを備える。
また、主空調機11は、送信信号Tx1を出力し、受信信号を受け取る主制御部15と、通信線L1に直列に接続され、信号電流Isの最大値を制限する抵抗R1と、電流の逆流を防止するダイオードD3とを備える。
また、主空調機11は、通信線L1−共用線L3間の線間インピーダンスを低減し、通信線L1上のノイズ成分を共用線L3に流すコンデンサC1と、フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路の導通・遮断を切り換えることで、コンデンサC1に蓄えられた電荷を共用線L3に放電させるスイッチ部18とを備える。
また、主空調機11は、主制御部15から出力されている送信信号(パルス信号)Tx1がハイレベル(例えば、3ボルト)から、ローレベル(例えば、ほぼゼロボルト)、パルス信号Puをレベル変換回路17に出力する検出回路16と、パルス信号Puが入力されている期間中、ハイレベルの、例えば3ボルトの直流電圧をスイッチ部18に出力するレベル変換回路17と、を備える。検出回路16およびレベル変換回路17は、特許請求の範囲に記載のスイッチ切換部に対応する。なお、パルス信号Puのパルス幅は、その間、後述するフォトカプラ181のトランジスタをオンさせることにより、コンデンサC1の充電電圧を、コンデンサC1から従空調機31に通信線L1を介して電流がほとんど流れないレベルとし、且つ、送信信号Tx1のローレベル期間の最小値よりも短い。
また、主空調機11は、商用電源PSから電源の供給を受けて動作する熱交換器およびインバータ回路等の空調ユニット19を備える。
より詳細には、通信電源12は、電源線L2と共用線L3とを介して商用電源PSから供給される交流電圧をダイオードD2で半波整流し、コンデンサC2に蓄積する。コンデンサC2の充電電圧は、ツェナーダイオードD1で通信電圧にクリップされる。コンデンサC2の保持電圧(通信電圧)が、通信用の電圧(信号電流Isを流す電流)として、抵抗R4の一端と共用線L3間に印加される。
ダイオードD2のアノードは、電源線L2に接続され、ダイオードD2のカソードは、抵抗R4の他端に接続されている。抵抗R4の一端、ツェナーダイオードD1のアノードおよびコンデンサC2の一端は、主受信部13のフォトカプラ131を構成するフォトダイオードのアノードに接続されている。ツェナーダイオードD1のカソードおよびコンデンサC2の他端は、共用線L3に接続されている。
主受信部13は、直流電圧Vccを供給する電源から出力される直流電圧Vccを、信号電流Isがオンである(信号電流Isが流れている)場合に抵抗R5に印加するフォトカプラ131と、プルダウン抵抗R5とから構成される。フォトカプラ131を構成するフォトダイオードのアノードが、通信電源12の抵抗R4の一端およびツェナーダイオードD1のカソードに接続されている。フォトカプラ131を構成するフォトダイオードのカソードが、主送信部14のフォトカプラ141のフォトトランジスタの電流路の一端に接続されている。
フォトカプラ131のフォトトランジスタの電流路の一端が、直流電圧Vccを出力する電源に接続され、フォトカプラ131のフォトトランジスタの電流路の他端は、プルダウン抵抗R5の一端および主制御部15の入力端子に接続されている。プルダウン抵抗R5の他端がグランドされている。
フォトカプラ131のフォトダイオードに信号電流Isが流れると、そのフォトダイオードは発光し、フォトトランジスタをオンさせる。これにより、フォトカプラ131のフォトトランジスタが導通し、主制御部15の入力端子Iiに、Vccの電圧(ハイレベル信号)が印加される。
一方、信号電流Isが流れなくなると、フォトカプラ131のフォトダイオードが消灯し、フォトカプラ131のフォトトランジスタはオフする。このとき、主制御部15の入力端子には、プルダウン抵抗R5によりゼロボルト(ローレベル信号)が印加される。このように、主受信部13は、通信線L1上の信号電流Isのオン(流れる)・オフ(流れない)に対応する電圧信号を生成して、主制御部15の入力端子Iiに供給する。
主送信部14は、主制御部15の出力端子Ioから出力された送信信号(パルス信号)Tx1に対応して、信号電流Isのオン(流れる)・オフ(流れない)を切り換えるフォトカプラ141と、抵抗R6とから構成されている。
フォトカプラ141のフォトダイオードのアノードは、抵抗R6を介して、主制御部15の出力端子Ioおよび検出回路16の入力端子に接続されている。フォトカプラ141のフォトダイオードのカソードはグランドされている。
また、フォトカプラ141のフォトトランジスタの電流路の一端は、フォトカプラ131のフォトダイオードのカソードに接続されている。フォトカプラ141のフォトトランジスタの電流路の他端は、抵抗R1の一端に接続されている。抵抗R1の他端は、ダイオードD3を介して、通信線L1に接続されている。
主制御部15が、出力端子Ioからハイレベルの送信信号Tx1を出力すると、フォトカプラ141のフォトダイオードに電流が流れる。これにより、フォトダイオードは発光する。フォトダイオードからの光により、フォトカプラ141のフォトトランジスタの電流路が導通状態になる。このため、信号電流Isが、通信電源12 → 主受信部13→ フォトカプラ141のフォトトランジスタの電流路 → 抵抗R1 → ダイオードD3 → 通信線L1 → 従空調機31と流れる。
また、主制御部15が、送信信号Tx1をローレベルにすると、フォトカプラ141のフォトダイオードに電流が流れなくなり、フォトダイオードは消灯する。すると、フォトカプラ141のフォトトランジスタが遮断し、信号電流Isはオフされる。
こうして、主送信部14は、主制御部15が出力する送信信号Tx1に応答して、信号電流Isのオン(流れる)・オフ(流れない)を制御する。主送信部14は、特許請求の範囲に記載の信号電流切換部に対応する。また、主制御部15は、特許請求の範囲に記載の送信信号出力部に対応する。
抵抗R1は、従空調機31に設けられた抵抗R2と共に(通信線L1、受信許可部34、従受信部33および共用線L3を結ぶ経路が導通状態の場合)、または、従空調機31に設けられた抵抗R8と共に(通信線L1、従送信部32、従受信部33および共用線L3を結ぶ経路が導通状態の場合)、信号電流Isの最大値を制限する。抵抗R1の一端は、フォトカプラ141のフォトトランジスタの電流路の他端に接続され、抵抗R1の他端は、ダイオードD3のアノードに接続されている。
ダイオードD3は、通信線L1から抵抗R1に向けて流れる逆電流を遮断する。ダイオードD3のカソードは、抵抗R3の一端、コンデンサC1の一端および通信線L1に接続されている。
コンデンサC1の一端は、通信端子を介して通信線L1に接続され、コンデンサC1の他端は、共用端子を介して共用線L3に接続されている。通信端子は、抵抗R1と抵抗R2,R8とを直列に接続する接続ノードである。
検出回路16の入力端子は、主制御部15の出力端子Ioおよび抵抗R6に接続されている。検出回路16の入力端子には、送信信号Tx1が入力される。検出回路16の出力端子は、レベル変換回路17の入力端子に接続されている。
検出回路16は、送信信号Tx1がハイレベルからローレベルに変化すると、即ち、主制御部15が信号電流Isのオンからオフへの切り替えを指示すると、パルス信号Puを出力する。
レベル変換回路17の入力端子は、検出回路16の出力端子に接続され、レベル変換回路17の出力端子は、スイッチ部18のフォトカプラ181に接続されている。レベル変換回路17は、検出回路16から出力されたパルス信号Puを入力している期間中、ハイレベル、例えば3ボルトの電圧を出力する。
スイッチ部18は、レベル変換回路17からハイレベルの電圧が出力されると導通するフォトトランジスタを有するフォトカプラ181と、フォトカプラ181のフォトダイオードに流れる電流を制限する抵抗R7とを備える。また、スイッチ部18は、フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路に直列に接続され、電流を制限する抵抗R3と、フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路に逆電流が流れることを防止するダイオードD4とを備える。フォトカプラ181は、特許請求の範囲に記載のスイッチに対応する。
フォトカプラ181のフォトダイオードのアノードは、レベル変換回路17の出力端子に接続され、フォトカプラ181のフォトダイオードのカソードは、抵抗R7の一端に接続されている。抵抗R7の他端は、グランドされている。
フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路の一端は、抵抗R3の他端に接続されている。抵抗R3の一端は、ダイオードD3のカソード、コンデンサC1の一端および通信線L1に接続されている。フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路の他端は、ダイオードD4のアノードに接続されている。
ダイオードD4のカソードは、共用線L3に接続されている。つまり、フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路、抵抗R3およびダイオードD4からなる直列回路は、コンデンサC1に並列に接続されている。
ここで、抵抗R3の値は、コンデンサC1の充電電圧をコンデンサC1から従空調機31に通信線L1を介して電流がほとんど流れないレベルにする期間を実現し、且つ、送信信号Tx1がローレベルを示す最小の期間よりも短い期間を実現するよう、決定されている、
主制御部15が出力する送信信号Tx1がハイレベルになると、主送信部14のフォトカプラ141のトランジスタがオンし、通信線L1に信号電流Isが流れる。この信号電流Isは、コンデンサC1を充電する。続いて、送信信号Tx1がローレベルになると、主送信部14のフォトカプラ141のトランジスタがオフし、通信線L1に信号電流Isは徐々に低下してオフする。一方、コンデンサC1は放電を開始し、通信線L1に電流を流し続ける。
一方、検出回路16は、送信信号Tx1がローレベルになると、パルス信号Puをレベル変換回路17に出力する。
レベル変換回路17は、パルス信号Puが入力されている期間中、ハイレベルの電圧をフォトカプラ181に出力する。これにより、フォトカプラ181のフォトダイオードに一定期間、電流が流れ、フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路が一定期間、導通状態になる。
このため、コンデンサC1に蓄えられた電荷は、コンデンサC1の一端 → 抵抗R3 → フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路 → ダイオードD4 → コンデンサC1の他端と流れ、コンデンサC1は急速に放電する。よって、コンデンサC1から通信線L1に流れる電流は急激に減少する。
空調ユニット19は、電源線L2および共用線L3に接続されている。
(従空調機31の構成)
従空調機31は、従制御部35から出力された送信信号(パルス信号)Tx2に対応して通信線L1に流れる信号電流Isのオン(流れる)・オフ(流れない)を制御する従送信部32と、信号電流Isのオン(流れる)・オフ(流れない)に応じた信号(受信信号)を従制御部35に伝達する従受信部33とを備えている。
また、従空調機31は、従制御部35から受信許可信号Perが出力されている期間中、フォトカプラ341のフォトトランジスタの電流路を導通させ、従制御部35から受信許可信号Perが出力されていない期間中、フォトカプラ341のフォトトランジスタの電流路を遮断させる受信許可部34を備えている。受信許可部34は、具体的には、従制御部35から受信許可信号Perが出力されている期間中(主空調機11から信号が送信されている期間中)、通信線L1、抵抗R2、受信許可部34のフォトトランジスタの電流路、従受信部33のフォトダイオードおよび共用線L3を結ぶ経路を導通させて、閉回路を形成する。また、受信許可部34は、従制御部35から受信許可信号Perが出力されていない期間中(従空調機31から信号が送信されている期間中)、通信線L1、抵抗R8、従送信部32のフォトトランジスタの電流路、従受信部33のフォトダイオードおよび共用線L3を結ぶ経路を導通させて、閉回路を形成する。受信許可部34は、特許請求の範囲に記載の閉回路形成部に対応する。
また、従空調機31は、送信信号Tx2を従送信部32に出力し、受信許可信号Perを受信許可部34に出力し、従受信部33から出力された受信信号を受け取る従制御部35と、商用電源PSから電源の供給を受けて動作する熱交換器およびインバータ回路等の空調ユニット36と、従送信部32および従受信部33を逆電圧から保護するダイオードD5,D6とを備えている。従制御部35は、特許請求の範囲に記載の従信号出力部に対応する。
ダイオードD5のアノードは、通信線L1に接続され、ダイオードD5のカソードは、ダイオードD6のカソード、抵抗R2の一端および抵抗R8の一端に接続されている。ダイオードD6のアノードは、共用線L3に接続されている。
受信許可部34は、従制御部35から受信許可信号Perが出力されている期間中、自素子のフォトトランジスタの電流路を導通し、従制御部35から受信許可信号Perが出力されていない期間中、自素子のフォトトランジスタの電流路を遮断するフォトカプラ341と、通信線L1に直列に接続され、信号電流Isの最大値を制限する抵抗R2とから構成されている。抵抗R2は、特許請求の範囲に記載の受信用の抵抗に対応する。
フォトカプラ341のフォトダイオードのアノードは、従制御部35の出力端子Ioに接続されている。フォトカプラ341のフォトダイオードのカソードはグランドされている。
また、フォトカプラ341のフォトトランジスタの電流路の一端は、抵抗R2に接続され、フォトカプラ341のフォトトランジスタの電流路の他端は、フォトカプラ321(従送信部32)のフォトトランジスタの電流路の一端およびフォトカプラ331(従受信部33)のフォトダイオードのアノードに接続されている。言い換えれば、抵抗R2は、フォトカプラ331のフォトダイオードの電流路に直列に接続されている。
従制御部35が、出力端子Irから受信許可信号Perを出力すると、フォトカプラ341のフォトダイオードに電流が流れる。これにより、フォトダイオードは発光する。フォトダイオードからの光により、フォトカプラ341のフォトトランジスタが導通状態になる。このため、信号電流Isが、ダイオードD5 → 抵抗R2 → フォトカプラ341のフォトトランジスタの電流路 → フォトカプラ331のフォトダイオード → 共用線L3と流れる。よって、主空調機11の制御で信号電流Isがオン(流れる)・オフ(流れない)されると、フォトカプラ331のフォトダイオードに流れる信号電流Isがオン(流れる)・オフ(流れない)される。従って、従受信部33での送信信号Tx1の受信が可能である。
また、従制御部35が、出力端子Irから受信許可信号Perを出力しない場合、フォトカプラ341のフォトダイオードに電流が流れなくなる。すると、フォトカプラ341のフォトトランジスタがオフする。よって、信号電流Isが、ダイオードD5 → 抵抗R8 → フォトカプラ321のフォトトランジスタの電流路 → フォトカプラ331のフォトダイオード → 共用線L3と流れる。従って、従送信部32での送信信号Tx2の送信が可能である。
このように、従制御部35は、主空調機11から送信信号Tx1が送信されている期間中、抵抗R2 → フォトカプラ341のフォトトランジスタの電流路 → フォトカプラ331のフォトダイオードを含む経路を形成する。また、従制御部35は、従空調機31から送信信号Tx2を送信している期間中、抵抗R8 → フォトカプラ321のフォトトランジスタの電流路 → フォトカプラ331のフォトダイオードを含む経路を形成する。
従送信部32は、従制御部35の出力端子Ioから出力された送信信号(パルス信号)Tx2に対応して、信号電流Isのオン(流れる)・オフ(流れない)を切り換えるフォトカプラ321と、フォトカプラ321のフォトトランジスタの電流路に直列に接続された抵抗R8とから構成されている。フォトカプラ321は、特許請求の範囲に記載の送信用のフォトカプラに対応し、抵抗R8は、特許請求の範囲に記載の送信用の抵抗に対応する。
フォトカプラ321のフォトダイオードのアノードは、従制御部35の出力端子Ioに接続されている。フォトカプラ321のフォトダイオードのカソードはグランドされている。
また、フォトカプラ321のフォトトランジスタの電流路の一端は、フォトカプラ341のフォトトランジスタの電流路の他端およびフォトカプラ331のフォトダイオードのアノードに接続され、フォトカプラ321のフォトトランジスタの電流路の他端は、抵抗R8に接続されている。
従制御部35が、出力端子Ioからハイレベルの送信信号Tx2を出力すると、フォトカプラ321のフォトダイオードに電流が流れる。これにより、フォトダイオードは発光する。フォトダイオードからの光により、フォトカプラ321のフォトトランジスタが導通状態になる。このため、信号電流Isが、ダイオードD5 → 抵抗R8 → フォトカプラ321のフォトトランジスタの電流路 → フォトカプラ331のフォトダイオード → 共用線L3 → 主空調機11と流れる。
また、従制御部35が、送信信号Tx2をローレベルにすると、フォトカプラ321のフォトダイオードに電流が流れなくなり、フォトダイオードは消灯する。すると、フォトカプラ321のフォトトランジスタが遮断し、信号電流Isはオフされる。
こうして、従送信部32は、従制御部35が出力する送信信号Tx2に応答して、信号電流Isのオン(流れる)・オフ(流れない)を制御する。
ここで、フォトカプラは、一般的に、フォトトランジスタの電流路を遮断状態から導通状態にする速度よりも、フォトトランジスタの電流路を導通状態から遮断状態にする速度が、10倍以上遅い特性がある。フォトカプラのフォトトランジスタの電流路を高速に遮断して、信号電流Isを高速にオフするためには、フォトトランジスタの電流路を流れる電流(コレクタ電流)を増加させる必要がある。
これを実現するために、空調システム10では、抵抗R8の値を抵抗R2の値よりも小さくしている。上述の通り、従空調機31から送信信号Tx2を送信する場合、信号電流Isは抵抗R8を流れ、主空調機11からの送信信号Tx1を受信する場合、信号電流Isは抵抗R2を流れる。これにより、従空調機31から送信信号Tx2を送信する場合、主空調機11からの送信信号Tx1を受信する場合と比較して、信号電流Isは大きくなる。よって、従空調機31から送信信号Tx2を送信する期間中、フォトカプラ321(従送信部32)のフォトトランジスタの電流路に流れる電流(コレクタ電流、信号電流Is)を、一時的に大きくできる。従って、空調システム10は、従空調機31からの送信信号Tx2の送信が完了した場合に、フォトカプラ321のフォトトランジスタの電流路を高速に遮断して、信号電流Isを高速にオフできる。
従受信部33は、直流電圧Vccを供給する電源から出力される直流電圧Vccを、信号電流Isがオンである(信号電流Isが流れている)場合に抵抗R9に印加するフォトカプラ331と、プルダウン抵抗R9とから構成される。従受信部33は、特許請求の範囲に記載の従受信部33に対応する。
フォトカプラ331を構成するフォトダイオードのアノードが、フォトカプラ321のフォトトランジスタの電流路の一端およびフォトカプラ341のフォトトランジスタの電流路の他端に接続されている。フォトカプラ331を構成するフォトダイオードのカソードが、共用線L3に接続されている。
フォトカプラ331のフォトトランジスタの電流路の一端が、直流電圧Vccを出力する電源に接続され、フォトカプラ331のフォトトランジスタの電流路の他端が、抵抗R9の一端および従制御部35の入力端子Iiに接続されている。プルダウン抵抗R9の他端はグランドされている。
フォトカプラ331のフォトダイオードに信号電流Isが流れると、そのフォトダイオードは発光し、フォトトランジスタをオンさせる。これにより、フォトカプラ331のフォトトランジスタが導通し、従制御部35の入力端子Iiに、Vccの電圧(ハイレベル信号)が印加される。
一方、信号電流Isが流れなくなると、フォトカプラ331のフォトダイオードが消灯し、フォトカプラ331のフォトトランジスタはオフする。このとき、従制御部35の入力端子Iiには、プルダウン抵抗R9によりゼロボルト(ローレベル信号)が印加される。このように、従受信部33は、通信線L1上の信号電流Isのオン(流れる)・オフ(流れない)に対応する電圧信号を生成して、従制御部35の入力端子Iiに供給する。
空調ユニット36は、電源線L2および共用線L3に接続されている。
(空調システム10の動作)
上述した主空調機11と従空調機31とは、信号電流Isのオン(流れる)・オフ(流れない)で、信号の送受信を行う。主空調機11および従空調機31は、通信線L1、電源線L2および共用線L3で互いに接続された後、電源線L2と共用線L3との間に商用電源PSが接続されると、信号の送受信が可能になる。
主空調機11が従空調機31に送信信号Tx1を送信する場合、従制御部35は、図3のt1時に示すように、受信許可信号Perをフォトカプラ341に出力する(従制御部35は、送信信号Tx2をフォトカプラ321に出力しない)。
そして、主空調機11が従空調機31に送信信号Tx1を送信する場合、主制御部15は、図3のt2時に示すように、送信信号Tx1をフォトカプラ141および検出回路16に出力する。
ここで、図3のt2時に、送信信号Tx1がハイレベルに変化したとすると、フォトカプラ141のフォトトランジスタが導通し、図3のt2時に示すように、信号電流Isが増加を開始する。信号電流Isの立ち上がりが傾いているのは、フォトカプラ141のフォトトランジスタを流れる信号電流Isが時間の経過と共に徐々に増加するためである。
信号電流Isは、図3のt3時に、最大値になる。信号電流Isは、抵抗R1 → ダイオードD3 → 通信線L1 → ダイオードD5 → 抵抗R2 → フォトカプラ341のフォトトランジスタの電流路 → フォトカプラ331のフォトダイオード → 共用線L3の経路で流れる。よって、従制御部35で、受信信号が受信される(図3のt3時)。
その後、送信信号Tx1の出力が完了して、図3のt4時に、送信信号Tx1がローレベルに変化したとすると、フォトカプラ141のフォトトランジスタの電流路が遮断を開始し、信号電流Isが減少を開始する。その後、信号電流Isは徐々に減少する。
信号電流Isは、図3のt5時にゼロ(最小値)になるが、従受信部33のフォトカプラ331のスイッチング遅延が生じるので、従受信部33は、図3のt6時に、ローレベル(例えば、ゼロボルト)になる。その後、従制御部35は、受信許可信号Perのフォトカプラ341への出力を停止する。
図3に示したt4時からt6時における主空調機11の検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18の動作を、図4を参照して説明する。
前述の通り、図4のt2時に、送信信号Tx1がハイレベルに変化したとすると、通信線L1に信号電流Isが増加を開始する。すると、コンデンサC1に電荷が蓄えられる。
送信信号Tx1の出力が完了すると、主制御部15は、例えば図4のt4時に、送信信号Tx1をローレベルにする。すると、検出回路16は、フォトカプラ181のトランジスタをオンさせることにより、一定期間th分(例えば、10μ秒分)のパルス幅を持つパルス信号Puを、レベル変換回路17に出力する。一定期間thは、コンデンサC1の充電電圧を、コンデンサC1から従空調機31に通信線L1を介して電流がほとんど流れないレベルとし、且つ、送信信号Tx1,Tx2がローレベルを示す期間の最小値よりも短い期間である。
レベル変換回路17は、パルス信号Puが入力されている期間中(例えば、10μ秒間)、例えば3ボルトの電圧(パルス信号)を出力する。これにより、フォトカプラ181のフォトダイオードに一定期間、電流が流れ、フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路が一定期間(th期間)、導通状態になる。
このとき、信号電流Isを制限する抵抗の合成抵抗値は、R1+R2//R3となり、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18がないと仮定した場合の合成抵抗値R1+R2に比べて、小さくなる。これにより、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18がないと仮定した場合と比較して、フォトカプラ141のフォトトランジスタの電流路に流れるコレクタ電流(信号電流Is)を増加できる。よって、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18がないと仮定した場合と比較して(期間ta’と比較して)、主送信部14は、主制御部15からの送信信号Tx1の出力の完了後、図4の期間taに示すように、信号電流Isを高速でオフできる。
更に、フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路が一定期間、導通状態になると、コンデンサC1に蓄えられた電荷が、通信線L1 → 抵抗R3 → フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路 → ダイオードD4 → 共用線L3の経路で放出される。よって、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18がないと仮定した場合と比較して(期間tb’と比較して)、主空調機11は、信号電流Isの立ち下がりを高速化することで、図4の期間tbに示すように、従受信部33に信号電流Isが流れる期間を短期間にできる。
なお、図4に示す期間tcは、フォトカプラ331のスイッチング遅延であり、これは、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18の有無に影響を受けない。よって、期間tcは、期間tc’と同期間である。
主制御部15は、送信信号Tx1(例えば、送信完了を従空調機31に伝達する信号)の出力後、例えば、図5に示すt11時に、フォトカプラ141を導通状態にして、維持したとする(主制御部15は、送信信号Tx1を出力し続ける)。
送信完了を示す信号を受信した全ての従空調機31の従制御部35は、図5のt11時に示すように、受信許可信号Perのフォトカプラ341への出力停止を維持する。
その後、従空調機31が主空調機11に送信信号Tx2を送信する場合、図5のt12時に、送信信号Tx2がハイレベルに変化したとすると、フォトカプラ321のフォトトランジスタが導通し、図5のt12時に示すように、信号電流Isが増加を開始する。
信号電流Isは、図5のt13時に、最大値になる。信号電流Isは、フォトカプラ131のフォトダイオード → フォトカプラ141のフォトトランジスタの電流路 → 抵抗R1 → ダイオードD3 → 通信線L1 → ダイオードD5 → 抵抗R8 → フォトカプラ341のフォトトランジスタの電流路 → フォトカプラ331のフォトダイオード → 共用線L3の経路で流れる。よって、主制御部15で、受信信号が受信される(図5のt13時)。
その後、送信信号Tx2の出力が完了して、図5のt14時に、送信信号Tx2がローレベルに変化したとすると、フォトカプラ141のフォトトランジスタが遮断を開始し、信号電流Isが減少を開始する。その後、信号電流Isは徐々に減少する。
信号電流Isは、図5のt15時にゼロになるが、主受信部13のフォトカプラ131のスイッチング遅延が生じるので、主受信部13は、図5のt16時に、ローレベルになる。
図5に示したt14時からt16時における主空調機11の検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18の動作を、図6を参照して説明する。
送信信号Tx2(例えば、送信完了を主空調機11に伝達する信号)の出力が完了すると、従制御部35は、例えば図6に示すt14時に、送信信号Tx2をローレベルにする。また、送信完了を示す信号を受信した主制御部15は、フォトカプラ141のフォトトランジスタを遮断状態にするために、例えば図6に示すt14時とほぼ同時期に、送信信号Tx1をローレベルにする。すると、検出回路16は、フォトカプラ181のトランジスタをオンさせることにより、一定期間th分(例えば、10μ秒分)のパルス幅を持つパルス信号Puを、レベル変換回路17に出力する。一定期間thは、コンデンサC1の充電電圧を、コンデンサC1から従空調機31に通信線L1を介して電流がほとんど流れないレベルとし、且つ、送信信号Tx1,Tx2がローレベルを示す期間の最小値よりも短い期間である。
レベル変換回路17は、パルス信号Puが入力されている期間中、例えば3ボルトの電圧(パルス信号)を出力する。これにより、フォトカプラ181のフォトダイオードに一定期間、電流が流れ、フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路が一定期間(th期間)、導通状態になる。
このとき、信号電流Isを制限する抵抗の合成抵抗値は、R1+R8//R3となり、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18がないと仮定した場合の合成抵抗値R1+R8に比べて、小さくなる。これにより、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18がないと仮定した場合と比較して、フォトカプラ321のフォトトランジスタの電流路に流れるコレクタ電流(信号電流Is)を増加できる。よって、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18がないと仮定した場合と比較して(期間taa’と比較して)、従送信部32は、従制御部35からの送信信号Tx2の出力の完了後、図6の期間taaに示すように、信号電流Isを高速でオフできる。
更に、フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路が一定期間、導通状態になると、コンデンサC1に蓄えられた電荷が、通信線L1 → 抵抗R3 → フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路 → ダイオードD4 → 共用線L3の経路で放出される。よって、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18がないと仮定した場合と比較して(期間tbb’と比較して)、従空調機31は、信号電流Isの立ち下がりを高速化することで、図6の期間tbbに示すように、従受信部33に信号電流Isが流れる期間を短期間にできる。
なお、図6に示す期間tccは、フォトカプラ131のスイッチング遅延であり、これは、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18の有無に影響を受けない。よって、期間tccは、期間tcc’と同期間である。
以上説明したように、実施の形態1の空調システム10によれば、送信信号Tx1,Tx2が信号電流Isのオフに対応するレベルに変化したときに、コンデンサC1に蓄えられた電荷を放出するので、信号電流Isの減少を高速化し、従受信部33に電流が流れる期間を短期間にできる(コンデンサC1の放電期間を短期間にできる)。よって、空調システム10によれば、主空調機11と従空調機31とを接続する接続線が長くなり、容量の大きいコンデンサC1が使用される場合でも、信号電流Isをオフしてから信号電流Isがオン可能になるまでの期間の短縮が可能である。
更に、実施の形態1の空調システム10によれば、送信信号Tx1,Tx2が信号電流Isのオフに対応するレベルに変化したときに、信号電流Isを制限する抵抗の合成抵抗値を、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18がないと仮定した場合の合成抵抗値に比べて小さくできる。これにより、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18がないと仮定した場合と比較して、フォトカプラ141のフォトトランジスタの電流路に流れるコレクタ電流(信号電流Is)およびフォトカプラ321のフォトトランジスタの電流路に流れるコレクタ電流(信号電流Is)を増加できる。よって、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18がないと仮定した場合と比較して、主送信部14および従送信部32は、信号電流Isを高速にオフできる。よって、空調システム10によれば、主空調機11と従空調機31とを接続する接続線が長くなり、容量の大きいコンデンサC1が使用される場合でも、信号電流Isをオフしてから信号電流Isがオン可能になるまでの期間の短縮が可能である。
(実施の形態2)
実施の形態1における空調システム10は、前述の通り、商用電源PSから供給される電力で動作する。商用電源PSから供給される交流電圧が大きくなり、電源線L2と共用線L3との電位差が大きくなると、商用電源PSから発せられる電磁的ノイズが大きくなる。この商用電源PSから発せられるノイズが、通信線L1に誘導されると、信号電流Isへの誘導ノイズの重畳で、通信品質(例えば、伝送レート)が低下する。
以下、信号電流Isへの誘導ノイズの重畳による通信品質の低下を抑制した空調システム100を説明する。
(空調システム100の構成)
空調システム100は、図7に示すように、実施の形態1の空調システム10に、電源線L2と共用線L3との電位差を検出し、検出した電位差が閾値を超えている期間中、信号Shを出力する誘導ノイズ検出部20を追加したものである。
また、空調システム100は、実施の形態1の空調システム10に、誘導ノイズ検出部20から信号Shが出力されており、且つ、送信信号Tx1がハイレベルからローレベルに変化すると、レベル変換回路22に信号outを出力し、誘導ノイズ検出部20から信号Shが出力されていない、または、送信信号Tx1がハイレベルのいずれかであれば、レベル変換回路22に信号outを出力しない導通遮断制御部21を追加したものである。
また、空調システム100は、実施の形態1の空調システム10に、導通遮断制御部21から信号outが出力されている期間中、ハイレベル、例えば3ボルトの電圧を出力するレベル変換回路22を追加したものである。
より詳細には、誘導ノイズ検出部20は、例えば、電圧測定器および信号出力器から構成されている。誘導ノイズ検出部20(電圧測定器)の電圧検出端子は、電源線L2と共用線L3とに接続されている。誘導ノイズ検出部20(信号出力器)の出力端子は、導通遮断制御部21の入力端子に接続されている。誘導ノイズ検出部20は、特許請求の範囲に記載の電位差検出部に対応する。
導通遮断制御部21は、例えば、論理積演算回路である。導通遮断制御部21の入力端子は、誘導ノイズ検出部20の出力端子と主制御部15の出力端子Ioとに接続されている。導通遮断制御部21の出力端子は、レベル変換回路22の入力端子に接続されている。
レベル変換回路22の入力端子は、導通遮断制御部21の出力端子に接続され、レベル変換回路22の出力端子は、スイッチ部18のフォトカプラ181のフォトダイオード(アノード)に接続されている。
(空調システム100の動作)
空調システム100は、実施の形態1の空調システム10の動作に加えて、次のように動作する。例えば、図8に示すt21時〜t22時に、電力線L2と共用線L3との電位差が閾値を超えたことを、誘導ノイズ検出部20が検出すると、誘導ノイズ検出部20は、導通遮断制御部21に信号Shを出力する(図8に示すt23時〜t25時、t26時〜t27時、t28時〜t30時、t31時〜t32時、t33時以降も同じ)。
また、主空調機11が従空調機31に送信信号Tx1を送信する場合、主制御部15は、例えば、図8に示すt24時〜t29時に、送信信号Tx1を、ハイレベルにする。言い換えれば、主制御部15は、例えば、図8に示すt24時〜t29時を除く期間中、送信信号Tx1を、ローレベルにする。
導通遮断制御部21は、誘導ノイズ検出部20から信号Shが出力されており、且つ、送信信号Tx1がハイレベルからローレベルに変化しているとき(送信信号Tx1がローレベルの期間中)、つまり、図8に示すt24時〜t29時を除く期間中、レベル変換回路22に信号outを出力する。
この信号outがレベル変換回路22に入力されている期間中、レベル変換回路22は、例えば3ボルトの電圧(パルス信号)を、フォトカプラ181のフォトダイオード(アノード)に出力する。これにより、フォトカプラ181のフォトダイオードに電流が流れ、図8に示すように、フォトカプラ181のフォトトランジスタが導通状態になる。
このとき、通信線L1 → 抵抗R3 → フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路 → ダイオードD4 → 共用線L3の経路を含む閉回路が形成される。よって、この経路を介して誘導ノイズが通信線L1から共用線L3に伝わる。従って、信号電流Isに重畳される誘導ノイズを抑制できる。
なお、主制御部15が送信信号Tx1をハイレベルにしている時は(図8に示すt24時〜t29時は)、導通遮断制御部21にハイレベルの送信信号Tx1が入力されるので、導通遮断制御部21からレベル変換回路22に信号outは出力されない。よって、主制御部15が送信信号Tx1をハイレベルにしている時は(図8に示すt24時〜t29時は)、フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路が遮断状態になるので、従空調機31は、主空調機11から送信された送信信号Tx1を正しく受信できる。
また、従空調機31が主空調機11に送信信号Tx2を送信する場合、主制御部15は、前述の通り、送信信号Tx1をハイレベルにし続ける。よって、フォトカプラ141および導通遮断制御部21に、ハイレベルの送信信号Tx1が入力され続ける。これにより、導通遮断制御部21からレベル変換回路22に信号outは出力されない。従って、従空調機31から主空調機11に送信信号Tx2が送信される場合、フォトカプラ181のフォトトランジスタが遮断状態になる。これにより、主空調機11は、従空調機31から送信された送信信号Tx2を正しく受信できる。
以上説明したように、実施の形態2の空調システム100によれば、送信信号Tx1が信号電流Isのオフに対応する信号レベルに変化しており(送信信号Tx1がハイレベルからローレベルに変化しており)、電力線L2と共用線L3との電位差が閾値を超えている場合、フォトカプラ181のフォトトランジスタの電流路を導通させて、通信線L1−共用線L3間の線間インピーダンスを低下させる。これにより、信号電流Isに重畳される誘導ノイズを抑制できる。よって、信号電流Isへの誘導ノイズの重畳による通信品質(例えば、伝送レート)の低下を抑制できる。従って、主空調機11と従空調機31との信号の長距離伝送が可能である。
また、実施の形態2の空調システム100は、実施の形態1の空調システム10と同様に動作する。
よって、実施の形態2の空調システム100によれば、実施の形態1の空調システム10と同様、送信信号Tx1,Tx2が信号電流Isのオフに対応するレベルに変化したときに、コンデンサC1に蓄えられた電荷を放出するので、信号電流Isの減少を高速化し、従受信部33に電流が流れる期間を短期間にできる(コンデンサC1の放電期間を短期間にできる)。よって、空調システム10によれば、主空調機11と従空調機31とを接続する接続線が長くなり、容量の大きいコンデンサC1が使用される場合でも、信号電流Isをオフしてから信号電流Isがオン可能になるまでの期間の短縮が可能である。
また、実施の形態2の空調システム100によれば、実施の形態1の空調システム10と同様、送信信号Tx1,Tx2が信号電流Isのオフに対応するレベルに変化したときに、信号電流Isを制限する抵抗の合成抵抗値を、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18がないと仮定した場合の合成抵抗値に比べて小さくできる。これにより、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18がないと仮定した場合と比較して、フォトカプラ141のフォトトランジスタの電流路に流れるコレクタ電流(信号電流Is)およびフォトカプラ321のフォトトランジスタの電流路に流れるコレクタ電流(信号電流Is)を増加できる。よって、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18がないと仮定した場合と比較して、主送信部14および従送信部32は、信号電流Isを高速にオフできる。よって、空調システム10によれば、主空調機11と従空調機31とを接続する接続線が長くなり、容量の大きいコンデンサC1が使用される場合でも、信号電流Isをオフしてから信号電流Isがオン可能になるまでの期間の短縮が可能である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、この発明は上述の実施の形態に限定されず、種々の変形および応用が可能である。
上述した実施の形態1の空調システム10および実施の形態2の空調システム100は、送信信号Tx1がハイレベルのときにフォトカプラ141のフォトトランジスタが導通するよう構成されていたが、これに限られるものではない。送信信号Tx1がハイレベルのとき(例えば、電圧Vccのとき)、フォトカプラ141のフォトトランジスタが遮断し、送信信号Tx1がローレベルのとき(例えば、ほぼゼロボルトのとき)、フォトカプラ141のフォトトランジスタが導通するように構成してもよい。この構成の場合、例えば、フォトカプラ141のフォトダイオードのアノードに電圧Vccを印加し、フォトカプラ141のフォトダイオードのカソードに主制御部15の出力端子Ioを接続すればよい。この構成は、フォトカプラ321に対しても適用できる。
上述した実施の形態1の空調システム10および実施の形態2の空調システム100は、スイッチ部18に、フォトカプラ181を用いたが、これに限られるものではない。
フォトカプラ181に代えて、例えばnpn型のバイポーラトランジスタ或いはN型の電界効果トランジスタを用いてもよい。例えばnpn型のバイポーラトランジスタをスイッチング素子として用いた場合は、ベース端子をレベル変換回路17(レベル変換回路22)の出力端子に接続し、コレクタ端子を抵抗R3の一端に接続し、エミッタ端子をダイオードD4のアノードに接続すればよい。
また、例えばN型の電界効果トランジスタをスイッチング素子として用いた場合は、ゲート端子をレベル変換回路17(レベル変換回路22)の出力端子に接続し、ドレイン端子を抵抗R3の一端に接続し、ソース端子をダイオードD4のアノードに接続すればよい。
また、上述した実施の形態1の空調システム10および実施の形態2の空調システム100は、受信許可部34に、フォトカプラ341を用いたが、これに限られるものではない。
フォトカプラ341に代えて、例えばnpn型のバイポーラトランジスタ或いはN型の電界効果トランジスタを用いてもよい。例えばnpn型のバイポーラトランジスタをスイッチング素子として用いた場合は、ベース端子を従制御部35の出力端子Irに接続し、コレクタ端子を抵抗R2の一端に接続し、エミッタ端子をフォトカプラ331のフォトダイオードのアノードに接続すればよい。
また、例えばN型の電界効果トランジスタをスイッチング素子として用いた場合は、ゲート端子を従制御部35の出力端子Irに接続し、ドレイン端子を抵抗R2の一端に接続し、ソース端子をフォトカプラ331のフォトダイオードのアノードに接続すればよい。
また、上述した実施の形態1の空調システム10および実施の形態2の空調システム100では、通信線L1−共用線L3間の線間インピーダンスを低減させるためのコンデンサC1が主空調機11に設けられていたが、これに限られるものではない。コンデンサC1が従空調機31に設けられていてもよい。具体的には、コンデンサC1の一端が、ダイオードD5のアノードに接続され、コンデンサC5の他端が、共用線L3に接続されていてもよい。
また、コンデンサC1は、例えば、主空調機11と従空調機31とを結ぶ通信線L1に一端が接続され、主空調機11と従空調機31とを結ぶ共用線L3に他端が接続されることで、主空調機11と従空調機31との外部に設けられていてもよい。
また、上述した実施の形態1の空調システム10は、検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18が、主空調機11に設けられていたが、これに限られるものではない。検出回路16、レベル変換回路17およびスイッチ部18を、主空調機11ではなく従空調機31に設けてもよい。この構成の場合、検出回路16の入力端子を、フォトカプラ321のフォトダイオードのアノード(従制御部35から出力された送信信号Tx2が入力される端子)に接続し、抵抗R3の一端を、ダイオードD5のアノードに接続し、ダイオードD4のカソードを、ダイオードD6のアノードに接続すればよい。
また、主空調機11は、例えば室外機であり、従空調機31は、例えば室内機であったが、これに限られるものではない。主空調機11は、例えば空調コントローラであり、従空調機31は、空調コントローラで制御される例えば送風機であってもよい。このように、主空調機11および従空調機31の組み合わせは限定されない。
本発明は、本発明の広義の思想と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態および変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。即ち、本発明の範囲は、上述した実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
10 空調システム、11 主空調機、12 通信電源、13 主受信部、14 主送信部、15 主制御部、16 検出回路、17,22 レベル変換回路、18 スイッチ部、19,36 空調ユニット、20 誘導ノイズ検出部、21 導通遮断制御部、31 従空調機、32 従送信部、33 従受信部、34 受信許可部、35 従制御部、C1,C2 コンデンサ、D1〜D6 ダイオード、L1 通信線、L2 電源線、L3 共用線、PS 商用電源、R1〜R9 抵抗。

Claims (7)

  1. 信号電流を流す通信線、動作電力を伝送する電源線および信号電流と動作電力とを共に伝送する共用線からなる接続線で主空調機と従空調機とが互いに接続されており、前記通信線を介して前記主空調機から前記従空調機に流れる信号電流のオンとオフとの切り換えで、前記主空調機と前記従空調機との信号の送受信を実現する空調システムであって、
    前記通信線に一端が接続され、前記共用線に他端が接続されたコンデンサと、
    送信信号を出力する送信信号出力部と、
    前記送信信号出力部から出力された送信信号の信号レベルに応答して、前記通信線を流れる信号電流のオンとオフとを切り換える信号電流切換部と、
    前記コンデンサに電流路が並列に接続されたスイッチと、
    前記送信信号出力部から出力された送信信号が前記信号電流のオフに対応する信号レベルに変化したときに、前記スイッチをオンして、前記コンデンサに蓄えられた電荷を放電させるスイッチ切換部と、を備え、
    前記スイッチ切換部は、前記送信信号が前記信号電流のオフに対応する信号レベルを示す最小の期間よりも短い期間、前記スイッチの電流路を導通させる、
    調システム。
  2. 信号電流を流す通信線、動作電力を伝送する電源線および信号電流と動作電力とを共に伝送する共用線からなる接続線で主空調機と従空調機とが互いに接続されており、前記通信線を介して前記主空調機から前記従空調機に流れる信号電流のオンとオフとの切り換えで、前記主空調機と前記従空調機との信号の送受信を実現する空調システムであって、
    前記通信線に一端が接続され、前記共用線に他端が接続されたコンデンサと、
    送信信号を出力する送信信号出力部と、
    前記送信信号出力部から出力された送信信号の信号レベルに応答して、前記通信線を流れる信号電流のオンとオフとを切り換える信号電流切換部と、
    前記コンデンサに電流路が並列に接続されたスイッチと、
    前記送信信号出力部から出力された送信信号が前記信号電流のオフに対応する信号レベルに変化したときに、前記スイッチをオンして、前記コンデンサに蓄えられた電荷を放電させるスイッチ切換部と、
    前記電源線と前記共用線との電位差を検出し、前記電位差が閾値を超えている期間中、検出信号を出力する電位差検出部と、
    前記電位差検出部から検出信号が出力されており、且つ、前記送信信号出力部から出力された送信信号が前記信号電流のオフに対応する信号レベルに変化したときに、前記スイッチをオンし、前記電位差検出部から検出信号が出力されていない、または、前記送信信号出力部から出力された送信信号が前記信号電流のオフに対応する信号レベルに変化していなければ、前記スイッチをオフする導通遮断制御部と、を備える、
    調システム。
  3. 信号電流を流す通信線、動作電力を伝送する電源線および信号電流と動作電力とを共に伝送する共用線からなる接続線で主空調機と従空調機とが互いに接続されており、前記通信線を介して前記主空調機から前記従空調機に流れる信号電流のオンとオフとの切り換えで、前記主空調機と前記従空調機との信号の送受信を実現する空調システムであって、
    前記通信線に一端が接続され、前記共用線に他端が接続されたコンデンサと、
    送信信号を出力する送信信号出力部と、
    前記送信信号出力部から出力された送信信号の信号レベルに応答して、前記通信線を流れる信号電流のオンとオフとを切り換える信号電流切換部と、
    前記コンデンサに電流路が並列に接続されたスイッチと、
    前記送信信号出力部から出力された送信信号が前記信号電流のオフに対応する信号レベルに変化したときに、前記スイッチをオンして、前記コンデンサに蓄えられた電荷を放電させるスイッチ切換部と、を備え、
    前記従空調機は、
    前記主空調機への信号の送信時に前記送信信号を出力する従信号出力部と、
    前記従信号出力部から出力された送信信号が一端に入力されるフォトダイオード、およびそのフォトダイオードに送信信号が入力されているときに導通して前記通信線を流れた前記信号電流を流すフォトトランジスタから構成される送信用のフォトカプラと、
    前記送信用のフォトカプラのフォトトランジスタの電流路に直列に接続され、前記通信線から前記送信用のフォトカプラのフォトトランジスタに流れる前記信号電流を制限する送信用の抵抗と、
    前記主空調機から送信された前記送信信号に応じてオンとオフとが切り換わる前記信号電流に対応する電圧信号を生成して、前記主空調機から送信された前記送信信号を受信する従受信部と、
    前記従受信部の電流路に直列に接続され、前記通信線から前記従受信部に流れる前記信号電流を制限する受信用の抵抗と、
    前記主空調機への前記送信信号の送信時に、前記送信用の抵抗に前記信号電流が流れるよう閉回路を形成し、前記主空調機からの前記送信信号の受信時に、前記受信用の抵抗に前記信号電流が流れるよう閉回路を形成する閉回路形成部と、を備え、
    前記送信用の抵抗の値は、前記受信用の抵抗の値よりも小さい、
    調システム。
  4. 前記スイッチは、前記電流路の導通と前記電流路の遮断とを切り換えるための制御端に制御信号が入力されると前記電流路を導通させ、
    前記スイッチ切換部は、前記送信信号出力部から出力された送信信号が前記信号電流のオフに対応する信号レベルに変化したときに、前記スイッチの制御端に前記制御信号を出力して、前記スイッチの電流路を導通させる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空調システム。
  5. 前記スイッチ切換部は、前記スイッチの制御端に前記制御信号を出力することで、前記コンデンサの充電電圧を前記コンデンサから前記通信線に信号電流が流れないレベルにする期間であり、且つ、前記送信信号が前記信号電流のオフに対応する信号レベルを示す最小の期間よりも短い期間、前記スイッチの電流路を導通させる、
    請求項に記載の空調システム。
  6. 前記コンデンサに並列に接続された前記スイッチの電流路に、直列に接続された抵抗を備え、
    前記抵抗の値は、前記コンデンサの充電電圧を前記コンデンサから前記通信線に信号電流が流れないレベルにする期間を実現し、且つ、前記送信信号が前記信号電流のオフに対応する信号レベルを示す最小の期間よりも短い期間を実現するよう、決定されている、
    請求項に記載の空調システム。
  7. 前記信号電流切換部は、前記送信信号出力部から出力された送信信号が一端に入力されるフォトダイオード、およびそのフォトダイオードに前記送信信号が入力されているときに導通して前記通信線を流れた電流を流すフォトトランジスタから構成されている、
    請求項1からのいずれか1項に記載の空調システム。
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