JP5626518B2 - 浴室乾燥装置 - Google Patents

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本発明は、浴室内から空気を吸い込んで浴室内を乾燥させる浴室乾燥装置に関する。
住宅に換気装置も兼ねた浴室乾燥装置を設置することが一般化しつつある。このような浴室乾燥装置は、装置本体内に、給気ファン、排気ファンおよびヒーター等が設けられ、給気ファンによって装置本体内に外気を吸い込んで、その外気をヒーターで暖めながら浴室内に供給することにより、暖かい空気を浴室内で循環させるようになっている。そして、浴室内に衣類を干しておけば、循環する暖かい空気で衣類の温度が上がり、これにより、衣類の水分を積極的に蒸発させることができる。また、循環する暖かい空気で浴室内の壁、天井および床等の温度が上がるため、壁、天井および床等に付着した水分(水滴)も積極的に蒸発させることができ、浴室内の乾燥さらには浴室内の換気も行うことが可能となっている。
浴室乾燥装置は一般的にこのように浴室内の空気を吸い込むものであるから、その空気には浴室内に浮遊する埃や、入浴剤やリンスといった粘性の高いものからなる汚れが含まれている。従って、浴室乾燥装置内部の機能部品への影響を低減するため、これら埃及び汚れを捕集するためのフィルターが設けられている。
浴室乾燥装置は浴室の天井に設けられるものであるから、このフィルターを掃除するためには天井近くに手を伸ばさなければならない。身長の高いユーザーであれば比較的楽にフィルターを取り外して掃除することができるけれども、身長の低いユーザーは椅子や脚立を用いる必要があり、必ずしも楽に取り外して掃除することができるものではなかった。
このようなフィルターの清掃性を高めるため、浴室乾燥装置ではないものの一般的な空気調和装置において、フィルターを自動的に清掃するものが提案されている(下記特許文献1参照)。
特開2005−195216号公報
上記従来の技術では、フィルターに捕捉された塵埃を吸い込み穴から吸い込んで塵埃箱に貯留し、塵埃箱に連通した管路を通して吸引して除去することが提案されている。上記従来の技術では、管路内を通して埃を吸引するための専用の吸引ファンが必要となるため、装置全体として機構が複雑になるおそれがある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、浴室内から空気を吸い込んで浴室内を乾燥させる浴室乾燥装置であって、構造を複雑化することなくフィルターに付着した埃を除去することが可能な浴室乾燥装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る浴室乾燥装置は、浴室内から空気を吸い込んで浴室内を乾燥させる浴室乾燥装置であって、浴室内の空気を吸い込む吸込口と、前記吸込口から吸い込んだ空気を浴室内に吹き出す吹出口と、前記吸込口から吸い込んだ空気を浴室外に吹き出す排出口と、前記吸込口と前記吹出口とを連通し、前記吸込口から吸い込んだ空気を乾燥させて前記吹出口に搬送する循環流路と、前記吸込口と前記排出口とを連通し、前記吸込口から吸い込んだ空気を浴室外に排出する排出流路と、前記吸込口から吸い込んだ空気に流れを発生させるファンと、前記吸込口から吸い込んだ空気を通過させることで、その空気に含まれる埃を捕集面で捕集するフィルターと、前記循環流路に設けられたダンパーと、前記ファン及び前記ダンパーを駆動させることで、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記循環流路又は前記排出流路に流れるように流路を切り替えて、運転モードの切り替えを制御する制御部と、を備える。
前記制御部は、前記吸込口から吸い込んだ空気に含まれる埃を前記捕集面で捕集しながら前記循環流路に流して乾燥させる乾燥運転モードと、前記吸込口から吸い込んだ空気に含まれる埃を前記捕集面で捕集しながら前記排出流路に流して浴室外に排出する換気運転モードと、を切り替えて実行することができる。更に制御部は、前記ダンパーによって前記循環流路を閉塞し、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記捕集面の裏側である裏面から通過させることにより、前記捕集面に捕集された埃を離脱させ、前記排出口から排出する埃除去モードも実行することが可能である。
本発明によれば、埃除去モードを実行することで、フィルターの捕集面に捕集された埃を離脱させ、換気運転モードで空気を浴室外に排出するために設けられている排出口を利用して浴室外に埃を排出することができる。フィルターの捕集面に捕集された埃を離脱させるために、吸込口から吸い込んだ空気を捕集面の裏側である裏面から通過させるので、新たにファンを追加する必要がなく、空気の流れる方向を変化させる簡単な構成で埃をフィルターから離脱させることができる。従って、フィルターを通る空気の流れを逆転させて埃を離脱させ、換気運転モードで用いる排出口を利用して埃を浴室外に放出するので、構造を複雑化することなくフィルターに付着した埃を除去することが可能な浴室乾燥装置を提供することができる。
また本発明に係る浴室乾燥装置では、冷媒を凝縮する凝縮器と、冷媒を蒸発させる蒸発器とを含む熱交換器を備え、前記蒸発器は、前記フィルターの前記裏面に隣接して配置されることも好ましい。
この好ましい態様では、熱交換器を構成する蒸発器をフィルターの裏面に隣接して配置するので、蒸発器に付着する結露水をフィルターに供給することができる。従って、フィルターを通る空気の流れを逆転させるのみでは除去し難い粘性の高い汚れ(入浴剤やリンスといったものの堆積物)を、結露水で洗い流すことができる。
また本発明に係る浴室乾燥装置では、前記蒸発器は、前記裏面に沿って縦に配置され、前記蒸発器及び前記フィルターの下方に受け皿が配置されていることも好ましい。
この好ましい態様では、縦に配置並列配置された蒸発器及びフィルターの下方に受け皿を配置しているので、結露水で流された汚れを受け皿で受け止めることができ、結露水で流された汚れが浴室内に流れ落ちてしまうことを防止できる。また、蒸発器及びフィルターの下方に受け皿を配置するという簡単な構成で、結露水で流された汚れを受け止めるので、受け皿を取り外して洗浄すればよく、全体の構成を小型化することができる。
また本発明に係る浴室乾燥装置では、前記循環流路には、ヒーターが設けられていることも好ましい。この好ましい態様では、循環流路にヒーターが設けられているので、蒸発器に結露した結露水によって濡れたフィルターの捕集面を乾かすことができる。
また本発明に係る浴室乾燥装置では、前記埃除去モードにおいて、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記裏面から通過させることで前記捕集面に捕集された埃を離脱させ、続いて実行される前記乾燥運転モードにおいて、前記蒸発器に結露する結露水を前記フィルターに流し、前記フィルターに堆積した汚れを洗い流すことも好ましい。
この好ましい態様では、埃除去モードにおいて捕集面から埃を離脱させた後に、蒸発器に結露する結露水によってフィルターに堆積した汚れを洗い流すので、フィルターが乾いている間に埃を除去し、その後結露水で洗い流すことで粘性の高い汚れをも確実に洗い流すことができる。従って、フィルターに溜まった埃や堆積した汚れをファンの風力、蒸発器の結露水を利用して効率的に浴室外に排出することができる。
また本発明に係る浴室乾燥装置では、前記埃除去モードにおいて、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記裏面から通過させることで前記捕集面に捕集された埃を離脱させ、続いて実行される前記乾燥運転モードにおいて、前記蒸発器に結露する結露水を前記フィルターに流し、前記フィルターに堆積した汚れを洗い流し、更に前記ヒーターで前記循環流路内を温めて前記フィルターを乾燥させることも好ましい。
この好ましい態様では、埃除去モードにおいて捕集面から埃を離脱させた後に、蒸発器に結露する結露水によってフィルターに堆積した汚れを洗い流すので、フィルターが乾いている間に埃を除去し、その後結露水で洗い流すことで粘性の高い汚れをも確実に洗い流すことができる。従って、フィルターに溜まった埃や堆積した汚れをファンの風力、蒸発器の結露水を利用して効率的に浴室外に排出することができる。更に、ヒーターで循環流路内を温めてフィルターを乾燥させるので、フィルターに堆積した汚れを洗い流しても自動的に乾燥させ、通常の使用状態を回復することができる。
本発明によれば、浴室内から空気を吸い込んで浴室内を乾燥させる浴室乾燥装置であって、構造を複雑化することなくフィルターに付着した埃を除去することが可能な浴室乾燥装置を提供することができる。
本発明の実施形態である浴室乾燥装置を示す概略構成図であって、換気運転モードでの運転状況を示す図である。 本発明の実施形態である浴室乾燥装置の制御的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態である浴室乾燥装置を示す概略構成図であって、乾燥運転モードでの運転状況を示す図である。 本発明の実施形態である浴室乾燥装置を示す概略構成図であって、埃除去モードでの運転状況を示す図である。 変形例である浴室乾燥装置を示す概略構成図であって、換気運転モードでの運転状況を示す図である。 変形例である浴室乾燥装置を示す概略構成図であって、乾燥運転モードでの運転状況を示す図である。 変形例である浴室乾燥装置を示す概略構成図であって、埃除去モードでの運転状況を示す図である。 本発明の実施形態である浴室乾燥装置を用いて、フィルターメンテナンス運転を行う場合の工程を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本発明の実施形態である浴室乾燥装置について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態である浴室乾燥装置DA1を示す概略構成図であって、「換気運転モード」での運転状況を示す図である。図1に示すように、浴室乾燥装置DA1は、本体部10と、ダンパー20,21,22と、フィルター30と、換気ファン41と、循環ファン42と、蒸発器50と、凝縮器51と、ヒーター60とを備えている。
本体部10には、浴室内の空気を吸い込む吸込口101と、吸込口101から吸い込んだ空気を浴室内に吹き出す吹出口108と、吸込口101から吸い込んだ空気を浴室外に吹き出す排出口109と、が形成されている。
吸込口101に繋がるように、内部流路102が形成されている。内部流路102に繋がるように、内部流路103と内部流路104とが並行して形成されている。内部流路103及び内部流路104の一端は内部流路102に繋がり、他端は内部流路105に繋がっている。内部流路105は、排出口109に繋がっている。
内部流路103の一端と内部流路104の一端との間には、フィルター30が配置されている。従って、内部流路103の一端側からフィルター30を通って内部流路104の一端側に空気が通るように構成されており、逆に内部流路104の一端側からフィルター30を通って内部流路103の一端側に空気が通るようにも構成されている。本実施形態の場合、フィルター30の内部流路103側の面が捕集面301であり、内部流路104側の面が裏面302である。
内部流路104の他端側には、内部流路105と内部流路106とが繋がっている。内部流路106の一端側は内部流路104に繋がっており、他端側は内部流路107に繋がっている。内部流路106の他端側には、蒸発器50と凝縮器51とが配置され熱交換器5を形成している。内部流路107は、吹出口108に繋がっている。内部流路107の吹出口108側端部には、ヒーター60が配置されている。
内部流路105には、換気ファン41が配置されている。内部流路107には、循環ファン42が配置されている。内部流路102と内部流路103及び内部流路104との間には、ダンパー20が配置されている。ダンパー20は、内部流路102と内部流路103との間を閉塞する位置と、内部流路102と内部流路104との間を閉塞する位置とのいずれかに位置するように構成されている。図1に示す状態では、ダンパー20は、内部流路102と内部流路104との間を閉塞している。
内部流路103及び内部流路104の中程であって、フィルター30が設けられている部分よりも下流側にダンパー21が配置されている。ダンパー21は、内部流路103を閉塞する位置と、内部流路104を閉塞する位置とのいずれかに位置するように構成されている。図1に示す状態では、内部流路103を閉塞している。
内部流路104の下流側端部には、ダンパー22が配置されている。ダンパー22は、内部流路104と内部流路105との間を閉塞する位置と、内部流路104と内部流路106との間を閉塞する位置とのいずれかに位置するように構成されている。図1に示す状態では、内部流路104と内部流路106との間を閉塞している。
図1に示す状態で、換気ファン41を駆動すると、吸込口101から吸い込まれた空気は、内部流路102から内部流路103を通り、フィルター30の捕集面301から裏面302を通過し、内部流路104から内部流路105を通り、排出口109から排出される。
続いて、浴室乾燥装置DA1の制御的な構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、浴室乾燥装置DA1の制御的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、浴室乾燥装置DA1は、制御部としてのCPU70と、操作部としてのリモコン71とを備えている。リモコン71に入力された運転指示情報はCPU70に出力される。CPU70はその運転指示情報に基づいて、ダンパー20,21,22、換気ファン41、循環ファン42、熱交換器5、ヒーター60のそれぞれに運転指示信号を出力する。
リモコン71に入力された運転指示情報が、「換気運転モード」である場合、CPU70は、ダンパー20に内部流路102と内部流路104との間を閉塞するように指示する運転指示信号を出力し、ダンパー21に内部流路103の中程を閉塞するように指示する運転指示信号を出力し、ダンパー22に内部流路104と内部流路106との間を閉塞するように指示する運転指示信号を出力する。更に、換気ファン41を駆動するように運転指示信号を出力する。これらの運転指示信号の出力の結果、図1に示すような換気運転が実行される。尚、図1に示すような内部流路の構成は、排出流路を構成するものである。
リモコン71に入力された運転指示情報が、「乾燥運転モード」である場合、CPU70は、ダンパー20に内部流路102と内部流路104との間を閉塞するように指示する運転指示信号を出力し、ダンパー21に内部流路103の中程を閉塞するように指示する運転指示信号を出力し、ダンパー22に内部流路104と内部流路105との間を閉塞するように指示する運転指示信号を出力する。更に、循環ファン42を駆動するように運転指示信号を出力する。これらの運転指示信号の出力の結果、図3に示すような乾燥運転が実行される。図3は、浴室乾燥装置DA1を示す概略構成図であって、「乾燥運転モード」での運転状況を示す図である。
図3に示す乾燥運転では、ヒートポンプとしての熱交換器5も運転される。従って、蒸発器50と凝縮器51との間を冷媒が循環する。図3に示す状態で、循環ファン42を駆動すると、吸込口101から吸い込まれた空気は、内部流路102から内部流路103を通り、フィルター30の捕集面301から裏面302を通過し、内部流路104から内部流路106を通り、内部流路107に至って、吹出口108から浴室内に吹き出される。図3に示す状態で更にヒーター60に通電すると、浴室内に吹き出される空気を暖める暖房運転を行うことができる。尚、図3に示すような内部流路の構成は、循環流路を構成するものである。
リモコン71に入力された運転指示情報が、「埃除去モード」である場合、CPU70は、ダンパー20に内部流路102と内部流路103との間を閉塞するように指示する運転指示信号を出力し、ダンパー21に内部流路104の中程を閉塞するように指示する運転指示信号を出力し、ダンパー22に内部流路104と内部流路106との間を閉塞するように指示する運転指示信号を出力する。更に、換気ファン41を駆動するように運転指示信号を出力する。これらの運転指示信号の出力の結果、図4に示すような埃除去運転が実行される。図4は、浴室乾燥装置DA1を示す概略構成図であって、「埃除去モード」での運転状況を示す図である。
図4に示す状態で、換気ファン41を駆動すると、吸込口101から吸い込まれた空気は、内部流路102から内部流路104を通り、フィルター30の裏面302から捕集面301を通過し、内部流路103から内部流路105を通り、排出口109から排出される。吸込口101から吸い込まれた空気は、フィルター30の裏面302から捕集面301に流れるので、捕集面301に捕集されている埃がフィルター30から離脱して、排出口109から排出される。
続いて、変形例としての浴室乾燥装置DA2について、図5を参照しながら説明する。図5は、変形例である浴室乾燥装置DA2を示す概略構成図であって、「換気運転モード」での運転状況を示す図である。
浴室乾燥装置DA2は、浴室乾燥装置DA1から蒸発器50の位置を移動させたものである。蒸発器50は、フィルター30の裏面302に隣接して配置されている。蒸発器50は、裏面302に沿って縦に配置されている。蒸発器50及びフィルター30の下方には、入浴剤やリンスといった粘性の高いものの堆積物である汚れを受け止めるための受け皿35が設けられている。
図5に示す「換気運転モード」では、ダンパー20,21,22の位置は、図1に示す浴室乾燥装置DA1の「換気運転モード」と同じ位置になるように制御されている。図5に示す状態で、換気ファン41を駆動すると、吸込口101から吸い込まれた空気は、内部流路102から内部流路103を通り、フィルター30の捕集面301から裏面302を通過し、内部流路104から内部流路105を通り、排出口109から排出される。
浴室乾燥装置DA2においてリモコン71に入力された運転指示情報が、「乾燥運転モード」である場合、CPU70は、ダンパー20に内部流路102と内部流路104との間を閉塞するように指示する運転指示信号を出力し、ダンパー21に内部流路103の中程を閉塞するように指示する運転指示信号を出力し、ダンパー22に内部流路104と内部流路105との間を閉塞するように指示する運転指示信号を出力する。更に、循環ファン42を駆動するように運転指示信号を出力する。これらの運転指示信号の出力の結果、図6に示すような乾燥運転が実行される。図6は、浴室乾燥装置DA2を示す概略構成図であって、「乾燥運転モード」での運転状況を示す図である。
図6に示す乾燥運転では、ヒートポンプとしての熱交換器5も運転される。従って、蒸発器50と凝縮器51との間を冷媒が循環する。図6に示す状態で、循環ファン42を駆動すると、吸込口101から吸い込まれた空気は、内部流路102から内部流路103を通り、フィルター30の捕集面301から裏面302を通過し、内部流路104から内部流路106を通り、内部流路107に至って、吹出口108から浴室内に吹き出される。図6に示す乾燥運転では、蒸発器50と凝縮器51との間を冷媒が循環するので、蒸発器50は冷却される。従って、フィルター30を通る空気が冷却され、蒸発器50の表面に結露水が発生する。この結露水は、隣接するフィルター30に付着する汚れ(入浴剤やリンスといった粘性の高いものの堆積物)を洗い流して、受け皿35に流れ込み、ドレインホース等により浴室外に排出される。図6に示す状態で更にヒーター60に通電すると、浴室内に吹き出される空気を暖める暖房運転を行うことができる。
リモコン71に入力された運転指示情報が、「埃除去モード」である場合、CPU70は、ダンパー20に内部流路102と内部流路103との間を閉塞するように指示する運転指示信号を出力し、ダンパー21に内部流路104の中程を閉塞するように指示する運転指示信号を出力し、ダンパー22に内部流路104と内部流路106との間を閉塞するように指示する運転指示信号を出力する。更に、換気ファン41を駆動するように運転指示信号を出力する。これらの運転指示信号の出力の結果、図7に示すような埃除去運転が実行される。図7は、浴室乾燥装置DA2を示す概略構成図であって、「埃除去モード」での運転状況を示す図である。
図7に示す状態で、換気ファン41を駆動すると、吸込口101から吸い込まれた空気は、内部流路102から内部流路104を通り、フィルター30の裏面302から捕集面301を通過し、内部流路103から内部流路105を通り、排出口109から排出される。吸込口101から吸い込まれた空気は、フィルター30の裏面302から捕集面301に流れるので、捕集面301に捕集されている埃がフィルター30から離脱して、排出口109から排出される。
図5〜図7を参照しながら説明した浴室乾燥装置DA2を用いると、フィルターメンテナンス運転を行うことができる。図8に、浴室乾燥装置DA2を用いて、フィルターメンテナンス運転を行う場合の工程を示すフローチャートを示す。図8に示すようにフィルターメンテナンス運転は、「埃除去モード」による運転(ステップS01、図7参照)、「乾燥運転モード」による運転(ステップS02、図6参照)、「暖房運転モード」による運転(ステップS03、図6参照)を行うことで実行される。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
DA1,DA2:浴室乾燥装置
10:本体部
101:吸込口
102:内部流路
103:内部流路
104:内部流路
105:内部流路
106:内部流路
107:内部流路
108:吹出口
109:排出口
20:ダンパー
21:ダンパー
22:ダンパー
30:フィルター
301:捕集面
302:裏面
41:換気ファン
42:循環ファン
50:蒸発器
51:凝縮器
5:熱交換器
60ヒーター
70:CPU
71:リモコン

Claims (6)

  1. 浴室内から空気を吸い込んで浴室内を乾燥させる浴室乾燥装置であって、
    浴室内の空気を吸い込む吸込口と、
    前記吸込口から吸い込んだ空気を浴室内に吹き出す吹出口と、
    前記吸込口から吸い込んだ空気を浴室外に吹き出す排出口と、
    前記吸込口と前記吹出口とを連通し、前記吸込口から吸い込んだ空気を乾燥させて前記吹出口に搬送する循環流路と、
    前記吸込口と前記排出口とを連通し、前記吸込口から吸い込んだ空気を浴室外に排出する排出流路と、
    前記吸込口から吸い込んだ空気に流れを発生させるファンと、
    前記吸込口から吸い込んだ空気を通過させることで、その空気に含まれる埃を捕集面で捕集するフィルターと、
    前記循環流路に設けられたダンパーと、
    前記ファン及び前記ダンパーを駆動させることで、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記循環流路又は前記排出流路に流れるように流路を切り替えて、運転モードの切り替えを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記吸込口から吸い込んだ空気に含まれる埃を前記捕集面で捕集しながら前記循環流路に流して乾燥させる乾燥運転モードと、
    前記吸込口から吸い込んだ空気に含まれる埃を前記捕集面で捕集しながら前記排出流路に流して浴室外に排出する換気運転モードと、
    前記ダンパーによって前記循環流路を閉塞し、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記捕集面の裏側である裏面から通過させることにより、前記捕集面に捕集された埃を離脱させ、前記排出口から排出する埃除去モードと、を切り替えて実行することを特徴とする浴室乾燥装置。
  2. 冷媒を凝縮する凝縮器と、冷媒を蒸発させる蒸発器とを含む熱交換器を備え、
    前記蒸発器は、前記フィルターの前記裏面に隣接して配置されることを特徴とする請求項1に記載の浴室乾燥装置。
  3. 前記蒸発器は、前記裏面に沿って縦に配置され、
    前記蒸発器及び前記フィルターの下方に受け皿が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の浴室乾燥装置。
  4. 前記循環流路には、ヒーターが設けられていることを特徴とする請求項2〜3に記載の浴室乾燥装置。
  5. 前記埃除去モードにおいて、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記裏面から通過させることで前記捕集面に捕集された埃を離脱させ、続いて実行される前記乾燥運転モードにおいて、前記蒸発器に結露する結露水を前記フィルターに流し、前記フィルターに堆積した汚れを洗い流すことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の浴室乾燥装置。
  6. 前記埃除去モードにおいて、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記裏面から通過させることで前記捕集面に捕集された埃を離脱させ、続いて実行される前記乾燥運転モードにおいて、前記蒸発器に結露する結露水を前記フィルターに流し、前記フィルターに堆積した汚れを洗い流し、更に前記ヒーターで前記循環流路内を温めて前記フィルターを乾燥させることを特徴とする請求項4に記載の浴室乾燥装置。
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