JP2007309532A - 浴室乾燥暖房機 - Google Patents
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Abstract
【課題】浴室乾燥暖房機の本体に内設したヒートポンプ装置により、浴室の乾燥と暖房が行えるようにする。
【解決手段】浴室乾燥暖房機本体3内に、圧縮機4、吸熱器7、減圧手段6、放熱器5を冷媒の通る管路8で連結したヒートポンプ装置9を設け、浴室1内から前記吸熱器7、放熱器5を通過し浴槽1内に循環する乾燥風路11と、浴室1内から放熱器5を通過し浴室1内に循環する暖房風路13と、浴室1外から吸熱器7を通過し、浴室1外へ循環する吸排気風路15と、前記各々の風路に送風する送風手段より構成したものである。
【選択図】図1
【解決手段】浴室乾燥暖房機本体3内に、圧縮機4、吸熱器7、減圧手段6、放熱器5を冷媒の通る管路8で連結したヒートポンプ装置9を設け、浴室1内から前記吸熱器7、放熱器5を通過し浴槽1内に循環する乾燥風路11と、浴室1内から放熱器5を通過し浴室1内に循環する暖房風路13と、浴室1外から吸熱器7を通過し、浴室1外へ循環する吸排気風路15と、前記各々の風路に送風する送風手段より構成したものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、浴室の天井または壁に取り付け、ヒートポンプ装置を内蔵し、浴室内の乾燥や暖房を行う浴室乾燥暖房機に関するものである。
従来の浴室内の乾燥や除湿、暖房を行う浴室乾燥暖房機燥機は、一般的に浴室内の空気を送風手段により吸引し、ヒータ等の加熱手段を通過させ温度上昇と相対湿度の低下を行い、浴室内の乾燥や暖房を行うもので、暖房時は浴室内の空気を循環させ浴室内を暖め、乾燥時は浴室内への循環と同時に一部の空気を浴室外へ吸排気しながら浴室内の水分を浴室外に排出するものである。このような従来の浴室乾燥暖房機では、特に乾燥時に浴室外の空気が多湿であった場合(梅雨時など)吸気される空気も湿度が高いため、浴室内を乾燥させるのに時間がかかり、同時に加熱のため多くのエネルギーを必要とするものであった。
この課題を解決する手段として、例えば、特許文献1、2に開示されるように、ヒートポンプ装置を本体に組み込み、ヒートポンプ装置の吸熱作用により浴室空気の除湿を行い、同時に放熱作用により浴室空気を暖める浴室乾燥暖房機が考案されている。
ヒートポンプ装置は、熱の授受は循環する冷媒により運ぶことができ、吸熱器で冷却し、凝縮熱を奪うことにより空気中の湿気を水に変え除湿、その熱を冷媒で運び、放熱器で放熱する。そのため、ヒートポンプ装置は、冷媒の循環を行うコンプレッサーの運転にかかるエネルギーのみで数倍の熱エネルギーを運ぶことができ、浴室外の空気湿度の影響を受けず、少ないエネルギーで浴室内を乾燥させることができる。
しかし、ヒートポンプ装置で浴室を暖房する場合、浴室の空気を循環させるだけでは熱の授受はコンプレッサーに入る入力分だけでしか空気の温度を上げることができない。そのため、浴室を短時間に暖房させるには、別の加熱手段が必要となっていた。
また、特許文献3に示すように、本体側にある吸熱器とは別に屋外に吸熱器となる熱交換器を配置し、外の空気の熱を利用し暖房させるようにしているものもある。
特開昭59−186598号公報
特開昭64−056099号公報
特開昭60−152865号公報
特許文献1および2に開示の構成は、浴室の乾燥または浴室内での洗濯物の吊り下げ乾燥として使用する場合は問題ないが、浴室の暖房を行うためには、大きな入力のヒートポンプ装置もしくは補助の暖房用加熱装置が必要となる。その場合、浴室乾燥暖房機の本体自体も大きくなり、浴室内や浴室の天井部分に設置することが不可能となるとともに大きなエネルギーを必要とする可能性が大である。
また、特許文献3に開示の構成によれば、ヒートポンプ装置を浴室と浴室外の2箇所に設置しなければならず、集合住宅やマンションには向かない。さらに冷媒管路をつなげるための工事が必要となる。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、浴室の乾燥と暖房を浴室乾燥暖房機の本体に内設したヒートポンプ装置により、浴室の乾燥に限らず、浴室の暖房も大幅にエネルギーの削減ができ、しかも暖房や乾燥性能の両面に優れ、浴室内の一箇所に設置するだけで設置も簡単にできる浴室乾燥暖房機を提供することを目的としている。
上記従来の課題を解決するために、本発明の浴室乾燥暖房機は、本体内に圧縮機、吸熱器、減圧手段、放熱器を冷媒の通る管路で連結したヒートポンプ装置を配し、浴室内空気を前記吸熱器および前記放熱器を通過して浴槽内に循環する乾燥風路と、浴室内空気を前記放熱器を通過して浴室内に循環する暖房風路と、浴室外空気を前記吸熱器を通過して浴室外へ排気する吸排気風路と、前記各々の風路に送風する送風手段と、制御手段とを備えたものである。
これにより、乾燥時において、浴室内の空気は循環風路を通過する空気を吸熱器で除湿し、さらに放熱器で加熱し、浴槽内の乾燥を行うとともに、浴槽内に衣類を吊り下げ、衣類の水分を蒸発させ乾燥を行うことも可能である。このとき、ヒートポンプ装置により、吸熱器では空気中の水分を凝縮させるときの凝縮熱を奪い、放熱器において乾燥した空気に熱を与え、空気の相対湿度を大幅に低下させ、その空気を衣類に当てているため、乾燥空気を必要以上に高温にする必要はなく、エネルギー効率よく乾燥ができる。
また、暖房時はヒータ等の熱源を使用しなくても吸排気風路から浴室外の空気を大量に取り込み、その熱を吸熱器により奪い、冷媒によって放熱器に運ばれその熱を放熱させ、浴室内に循環させることにより、浴室内の暖房が可能となる。そのため、ヒートポンプ装置運転に使用するエネルギーの数倍のエネルギーを熱として取り出し、暖房用として使用することができる。また、浴室の天井や壁等に設置し、吸排気用のダクトを浴室外に設けるだけで、場所もとらず簡単に設置できるものである。
本発明の浴室乾燥暖房機は、コンパクトで、しかも簡単な構成であり、乾燥時に限らず、暖房においてもヒートポンプ装置により浴室外の空気の熱を大量に運び、高効率でエネルギーの消費量が少なく、しかも暖房性能も優るという効果がある。
第1の発明は、本体内に圧縮機、吸熱器、減圧手段、放熱器を冷媒の通る管路で連結したヒートポンプ装置を配し、浴室内空気を前記吸熱器および前記放熱器を通過して浴槽内に循環する乾燥風路と、浴室内空気を前記放熱器を通過して浴室内に循環する暖房風路と、浴室外空気を前記吸熱器を通過して浴室外へ排気する吸排気風路と、前記各々の風路に送風する送風手段と、制御手段とを備えたことにより、乾燥時はもとより、暖房時はヒータ等の熱源を使用しなくても吸排気風路から浴室外の空気を大量に取り込み、その熱を吸熱器により奪い、冷媒によって放熱器に運ばれその熱を放熱させ、浴室内に循環させることにより、ヒートポンプ装置運転に使用するエネルギーの数倍のエネルギーを熱として取り出し、暖房用として使用することができる。また、浴室の天井や壁等に設置し、吸排気用のダクトを浴室外に設けるだけで、場所もとらず簡単に設置できるものである。
第2の発明は、第1の発明において、送風される風路を切り換える切換手段を設け、制御手段は、乾燥運転時は乾燥風路側に、暖房運転時は暖房風路および吸排気風路に送風風路が構成されるようにしたことにより、確実に乾燥時と暖房時の送風風路を切り換え、各風路での漏れや逆流がなく、エネルギーの無駄をなくすることができるものである。
第3の発明は、第1または第2の発明において、放熱器の下流側に補助加熱手段を設け、制御手段は、暖房運転開始後、所定時間は補助加熱手段の運転を行うようにしたことにより、ヒートポンプ装置の運転初期において浴室に冷風が吹き込まれることを防止することができる。
第4の発明は、第3の発明において、浴室内の空気の温度を検知する温度検知手段を設け、制御手段は、浴室内の空気温度が所定以下の場合は補助加熱手段を運転するようにしたことにより、ヒートポンプ装置の放熱器に入る空気の温度を所定以上となるよう設定し、浴室内への吹き出し温度を常に所定温度以上になるようにし、入室時や入浴中に冷風感を感じないようにさせることができる。
第5の発明は、第3の発明において、吸排気風路の吸気側の空気温度を検出する温度検出手段を設け、制御手段は、吸気側の空気温度が所定以下の場合、補助加熱手段を運転するようにしたことにより、浴室外から吸気する空気の温度が所定以下の場合、ヒートポンプ装置の吸熱器側から十分な熱を奪うことができない状態を防止し、補助の加熱手段によって暖房に必要な熱量を確保することができるものである。
第6の発明は、第1〜第5のいずれかの発明において、浴室内の空気の温度を検知する温度検知手段と、吸排気風路に送風する送風手段の風量を可変する風量可変手段を設け、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度が低くなるにしたがって、前記送風手段の風量が多くなるようにしたことにより、浴室側の温度が下がりすぎた場合、浴室の温度を上げるために大量の浴室外の空気を導入し、その熱を吸熱し、浴室側へ運ぶことができるため、浴室内の温度を適正な暖房温度に保つことができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における浴室乾燥暖房機を略式化した構成図である。図1に示すように、例えば、浴室1の天井部2に取り付けた浴室乾燥暖房機本体3の内部には、冷媒を圧縮する圧縮機4と、圧縮された冷媒の凝縮熱を放熱する放熱器5と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための減圧手段6と、減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器7とを冷媒が循環するように管路8で連結したヒートポンプ装置9が設けられている。
図1は、本発明の第1の実施の形態における浴室乾燥暖房機を略式化した構成図である。図1に示すように、例えば、浴室1の天井部2に取り付けた浴室乾燥暖房機本体3の内部には、冷媒を圧縮する圧縮機4と、圧縮された冷媒の凝縮熱を放熱する放熱器5と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための減圧手段6と、減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器7とを冷媒が循環するように管路8で連結したヒートポンプ装置9が設けられている。
また、浴室乾燥暖房機本体3内には、浴室1内の空気を吸熱器7、放熱器5を通過させ、乾燥用循環ファン10により浴室1内に循環させる乾燥風路11と、浴室1内の空気が放熱器5のみを通過し、暖房用循環ファン12により浴室1内に循環させる暖房風路13と、浴室1外の空気が吸熱器7のみを通過し、吸排気用ファン14により浴室1外に排気させる吸排気風路15とを設けている。上記各風路に送風する送風手段としての乾燥用循環ファン10、暖房用循環ファン12、吸排気用ファン14およびヒートポンプ装置9の圧縮機4等は、制御手段(図示せず)により制御される。
上記構成において、浴室1内の乾燥を行う場合は、ヒートポンプ装置9と乾燥用循環ファン10を運転させ、浴室1内より湿った空気を吸い込み、ヒートポンプ装置9の吸熱器7で熱を奪われることにより、空気中の水分を結露させ除湿する。さらに、除湿された空気を放熱器5により熱を与え、より相対湿度の低い空気を浴室1内に送り込み、浴室1内を乾燥させることや、浴室1内に吊り干しした衣類等を乾燥させることかできる。このとき、ヒートポンプ装置9による熱の移動のみで乾燥できるため、効率よく浴室1の乾燥ができるとともに、乾燥するのに必要以上に空気の温度を上げなくとも乾燥させることができ、浴室1内に置いている洗剤や化粧品等の変質を起こす心配もなくなる。
浴室1内の暖房を行う場合は、ヒートポンプ装置9と暖房用循環ファン12および吸排気用ファン14を運転させ、吸排気用ファン14により浴室1外から外気を吸引し、ヒートポンプ装置9の吸熱器7で空気より熱を奪い、熱を奪った後の冷えた空気は吸排気用ファン14で再度外気へ戻され、さらに、暖房用循環ファン12により、浴室1内の空気を吸い込み、放熱器5により外気の空気より得た熱を与え、空気の温度を上げて浴室1内に戻し、これを繰り返すことにより浴室1内を暖房するものである。このとき、ヒートポンプ装置9による熱の移動のみで暖房できる。そして、熱源としては外気の熱を奪うため、電気的な入力はヒートポンプ装置9の圧縮機4を運転するのみで、少ないエネルギーで多量の熱量を移動させることができ、少ないエネルギーで暖房することができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明第2の実施の形態における浴室乾燥暖房機の概略縦断面図である。浴室乾燥暖房機本体3は、浴室1内面に向けて開口し、浴室1内の空気を循環するための吸気側開口部16と吹出し側開口部17を設けられている。また、同様に浴室1外の空気を吸排気するための外気吸気ダクト18につながる外気吸気口部19と、吸気した外気を浴室1外へ排気する外気排気ダクト20につながる外気排気口部21が設けられている。
図2は、本発明第2の実施の形態における浴室乾燥暖房機の概略縦断面図である。浴室乾燥暖房機本体3は、浴室1内面に向けて開口し、浴室1内の空気を循環するための吸気側開口部16と吹出し側開口部17を設けられている。また、同様に浴室1外の空気を吸排気するための外気吸気ダクト18につながる外気吸気口部19と、吸気した外気を浴室1外へ排気する外気排気ダクト20につながる外気排気口部21が設けられている。
吸気側開口部16は、ヒートポンプ装置9の吸熱器7へつながる風路部22と、放熱器5へつながる風路部23とに分岐している。さらに風路部22には外気吸気口部19もつながり、吸気側開口部16側と外気吸気口部19側との風路を切り換える切換弁24が設けてある。また、風路部23は、吸気側開口部16のみならず外気排気口部21および吸熱器7へつながるように風路が構成され、切換弁25、26により吸気側開口部16側と外気排気口部21側への風路の遮断、放熱器5と吸熱器7の風路の遮断を行い、吸気側開口部16側と外気排気口部21側へつながる構成としている。
さらに、放熱器5から吹出し側開口部17へつながる風路27には浴室循環用ファン28が設けられ、外気排気口部21へつながる風路29には外気を吸引、排気するための吸排気ファン30が設けられている。
次に、上記構成において、本発明の動作について図3(a)(b)をもとに説明する。浴室1内の乾燥を行う場合は、図3(a)のように、切換弁24は外気吸気口部19側を閉じ、吸気側開口部16側へつながるように切り換え、切換弁25は外気排気口部21側を閉じ、切換弁26は吸気側開口部16側を閉じる。これにより、吸気側開口部16側から吸熱器7、放熱器5、浴室循環用ファン28、吹出し側開口部17とつながる乾燥風路が構成され、浴室1内の空気は矢印Aのように乾燥風路を通って浴室1内とヒートポンプ装置9を循環する。
この状態でヒートポンプ装置9および浴室循環用ファン28を運転し、浴室1内より湿った空気を吸い込み、ヒートポンプ装置9の吸熱器7で熱を奪われることにより、空気中の水分を結露させ除湿する。さらに、除湿された空気を放熱器5により熱を与え、より相対湿度の低い空気を浴室1内に送り込み、浴室1内を乾燥させることや、浴室1内に吊り干しした衣類等を乾燥させることができる。このとき、ヒートポンプ装置9による熱の移動のみで乾燥できるため、効率よく浴室1の乾燥ができるとともに、乾燥するのに必要以上に空気の温度を上げなくとも乾燥させることができ、浴室1内に置いている洗剤や化粧品等の変質を起こす心配もなくなる。
次に、浴室1内の乾燥を行う場合は、図3(b)のように、切換弁24は吸気側開口部16側を閉じ、外気吸気口部19側へつながるように切り換え、切換弁25は外気排気口部21側を開き、切換弁26は吸気側開口部16側を開き、切換弁25と切換弁26とで吸熱器7と放熱器5とを遮断する。これにより、吸気側開口部16側から放熱器5、浴室循環用ファン28、吹出し側開口部17とつながる暖房風路が構成され、浴室1内の空気は矢印Bのように暖房風路を通って浴室1内へと循環する。そして、外気吸気口部19から吸引された外気は、風路部22、吸熱器7、風路部29内の吸排気ファン30を介し外気排気口部21から外気へとつながる吸排気風路が構成され、外気吸気口部19から吸引された外気は、矢印Cのように外気排気口部21から排気される。
この状態でヒートポンプ装置9および浴室循環用ファン28および吸排気ファン30を運転し、外部より空気を吸い込み、ヒートポンプ装置9の吸熱器7で空気より熱を奪い、熱を奪った後の冷えた空気は吸排気ファン30で再度外気へ戻される。さらに、浴室循環用ファン28により、浴室1内の空気を吸い込み、放熱器5により外気の空気より得た熱を与え、空気の温度を上げて浴室1内に戻し、これを繰り返すことにより浴室1内を暖房するものである。
このとき、ヒートポンプ装置9による熱の移動のみで暖房できるため、熱源としては外気の熱を奪うため、電気的な入力はヒートポンプ装置9の圧縮機4を運転するのみで少ないエネルギーで多量の熱量を移動させることができ、省エネルギーで暖房することができるものである。
(実施の形態3)
次に、図4に基いて本発明第3の実施の形態における浴室乾燥暖房機について説明する。図4のように、放熱器5の下流側に補助ヒータ31を設け、暖房運転開始後、所定時間は補助ヒータ31の運転を行う制御手段(図示せず)を設けた構成としている。このことにより、ヒートポンプ装置9の運転初期において浴室1に冷風が吹き込まれることを防止することができる。また、この補助ヒータ31としては立ち上がりの早いハロゲンヒータ等が考えられる。
次に、図4に基いて本発明第3の実施の形態における浴室乾燥暖房機について説明する。図4のように、放熱器5の下流側に補助ヒータ31を設け、暖房運転開始後、所定時間は補助ヒータ31の運転を行う制御手段(図示せず)を設けた構成としている。このことにより、ヒートポンプ装置9の運転初期において浴室1に冷風が吹き込まれることを防止することができる。また、この補助ヒータ31としては立ち上がりの早いハロゲンヒータ等が考えられる。
(実施の形態4)
同様に、図4に基いて実施の形態4における浴室乾燥暖房機について説明する。浴室乾燥暖房機本体3内の吸気側開口部16付近の風路内に吸気空気の温度を検知する温度センサー32を設けている。これにより、浴室1内の空気温度が所定以下の場合は補助ヒータ31を運転する制御手段(図示せず)を設け、ヒートポンプ装置9の吸熱器7に入る空気の温度を所定以上となるよう制御し、このことにより、ヒートポンプ装置9が早く安定した運転状態となり、浴室1内への吹き出し温度を常に所定温度以上になるようにし、入室時や入浴中に冷風感を感じないようにさせることができる。
同様に、図4に基いて実施の形態4における浴室乾燥暖房機について説明する。浴室乾燥暖房機本体3内の吸気側開口部16付近の風路内に吸気空気の温度を検知する温度センサー32を設けている。これにより、浴室1内の空気温度が所定以下の場合は補助ヒータ31を運転する制御手段(図示せず)を設け、ヒートポンプ装置9の吸熱器7に入る空気の温度を所定以上となるよう制御し、このことにより、ヒートポンプ装置9が早く安定した運転状態となり、浴室1内への吹き出し温度を常に所定温度以上になるようにし、入室時や入浴中に冷風感を感じないようにさせることができる。
(実施の形態5)
同じく、図4に基いて実施の形態5における浴室乾燥暖房機について説明する。図4に示すように、浴室乾燥暖房機本体3の、外気吸気口部19付近風路内に外気の温度を検出する温度センサー33を設けている。これにより、外気温度が所定以下の場合、補助ヒータ31を運転する制御手段(図示せず)を設け、浴室1外から吸気する空気の温度が所定以下の場合、ヒートポンプ装置9の吸熱器7側から十分な熱を奪うことができない状態を防止し、補助ヒータ31の加熱によって暖房に必要な熱量を確保することができるものである。
同じく、図4に基いて実施の形態5における浴室乾燥暖房機について説明する。図4に示すように、浴室乾燥暖房機本体3の、外気吸気口部19付近風路内に外気の温度を検出する温度センサー33を設けている。これにより、外気温度が所定以下の場合、補助ヒータ31を運転する制御手段(図示せず)を設け、浴室1外から吸気する空気の温度が所定以下の場合、ヒートポンプ装置9の吸熱器7側から十分な熱を奪うことができない状態を防止し、補助ヒータ31の加熱によって暖房に必要な熱量を確保することができるものである。
(実施の形態6)
次に、図5に基いて実施の形態6における浴室乾燥暖房機について説明する。図5に示すように、吸気側開口部16付近の風路内に、浴室1内の吸気空気の温度を検知する温度センサー32を設け、さらに、吸排気ファン30は風量を可変する風量可変手段としての絞り弁34を有し、温度センサー33の温度が低くなるほど、吸排気ファン30の風量が増加するように制御している。このことにより、浴室1側の温度が下がりすぎた場合、浴室1の温度を上げるために大量の浴室外の空気を導入し、その熱を吸熱し、浴室側へ運ぶことができるため、浴室内の温度を適正な暖房温度に保つことができるものである。
次に、図5に基いて実施の形態6における浴室乾燥暖房機について説明する。図5に示すように、吸気側開口部16付近の風路内に、浴室1内の吸気空気の温度を検知する温度センサー32を設け、さらに、吸排気ファン30は風量を可変する風量可変手段としての絞り弁34を有し、温度センサー33の温度が低くなるほど、吸排気ファン30の風量が増加するように制御している。このことにより、浴室1側の温度が下がりすぎた場合、浴室1の温度を上げるために大量の浴室外の空気を導入し、その熱を吸熱し、浴室側へ運ぶことができるため、浴室内の温度を適正な暖房温度に保つことができるものである。
なお、風量可変手段は、ファンモータの回転を制御する方法、風路に絞り弁等を設け、風路抵抗を変化させる方法、これらの組み合わせ等の方法が一般に考えられる。
以上のように、本発明にかかる浴室乾燥暖房機は、ヒートポンプ装置を使用した加熱、除湿手段を使用して衣類等を洗浄・乾燥させ、熱の有効利用により洗浄水の加熱が可能でしかも低温での乾燥が可能なため、衣類の傷みが少なく、効率よく乾燥させることができるもので、食品機器やその他の分野において低温での乾燥が必要な乾燥機器への用途拡大が可能である。
1 浴室
3 浴室乾燥暖房機本体
4 圧縮機
5 放熱器
6 減圧手段
7 吸熱器
9 ヒートポンプ装置
10 乾燥用循環ファン
12 暖房用循環ファン
14 吸排気用ファン
24 切換弁
25 切換弁
26 切換弁
3 浴室乾燥暖房機本体
4 圧縮機
5 放熱器
6 減圧手段
7 吸熱器
9 ヒートポンプ装置
10 乾燥用循環ファン
12 暖房用循環ファン
14 吸排気用ファン
24 切換弁
25 切換弁
26 切換弁
Claims (6)
- 本体内に圧縮機、吸熱器、減圧手段、放熱器を冷媒の通る管路で連結したヒートポンプ装置を配し、浴室内空気を前記吸熱器および前記放熱器を通過して浴槽内に循環する乾燥風路と、浴室内空気を前記放熱器を通過して浴室内に循環する暖房風路と、浴室外空気を前記吸熱器を通過して浴室外へ排気する吸排気風路と、前記各々の風路に送風する送風手段と、制御手段とを備えた浴室乾燥暖房機。
- 送風される風路を切り換える切換手段を設け、制御手段は、乾燥運転時は乾燥風路側に、暖房運転時は暖房風路および吸排気風路に送風風路が構成されるようにした請求項1記載の浴室乾燥暖房機。
- 、
放熱器の下流側に補助加熱手段を設け、制御手段は、暖房運転開始後、所定時間は補助加熱手段の運転を行うようにした請求項1または2記載の浴室乾燥暖房機。 - 浴室内の空気の温度を検知する温度検知手段を設け、制御手段は、浴室内の空気温度が所定以下の場合は補助加熱手段を運転するようにした請求項3記載の浴室乾燥暖房機。
- 吸排気風路の吸気側の空気温度を検出する温度検出手段を設け、制御手段は、吸気側の空気温度が所定以下の場合、補助加熱手段を運転するようにした請求項3記載の浴室乾燥暖房機。
- 浴室内の空気の温度を検知する温度検知手段と、吸排気風路に送風する送風手段の風量を可変する風量可変手段を設け、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度が低くなるにしたがって、前記送風手段の風量が多くなるようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の浴室乾燥暖房機。
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2006
- 2006-05-16 JP JP2006136038A patent/JP2007309532A/ja active Pending
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